JPH08135714A - 液圧緩衝装置 - Google Patents

液圧緩衝装置

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JPH08135714A
JPH08135714A JP27946894A JP27946894A JPH08135714A JP H08135714 A JPH08135714 A JP H08135714A JP 27946894 A JP27946894 A JP 27946894A JP 27946894 A JP27946894 A JP 27946894A JP H08135714 A JPH08135714 A JP H08135714A
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JP
Japan
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liquid chamber
spring
piston
shock absorber
passage
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Application number
JP27946894A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yonetani
正弘 米谷
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はピストンに配設さたれリーフバルブ等
を用いて減衰力を発生させる液圧緩衝装置に関し、簡単
な構成で乗り心地と操安性とを両立することを目的とす
る。 【構成】シリンダ3内を上部液室6と下部液室7とに画
成するピストン4を備えた液体緩衝装置において、ピス
トン4に設けられた減衰力発生用の伸側ディスクバルブ
23と、伸側ディスクバルブ23を所定のセット荷重で
付勢するコイルスプリング25と、コイルスプリング2
5の伸側ディスクバルブ23に対する付勢力を増大させ
る方向に移動可能な構成とされた下部バネ支持部材27
と、絞り通路28を介して上部液室6と連通し絞り通路
28から流入する作動液により下部バネ支持部材27を
セット荷重が増大する方向に移動付勢する付勢力増大液
室29とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液圧緩衝装置に係り、特
にピストンに配設さたれリーフバルブ等を用いて減衰力
を発生させる液圧緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のショックアブソーバ
としてシリンダ内を摺動するピストンの動作に伴って発
生する作動液の粘性抵抗により衝撃を緩衝する液圧緩衝
装置が知られている。この種の液圧緩衝装置としては、
例えば実開昭3−12040号公報に開示されたものが
ある。
【0003】同公報に開示された液圧緩衝装置は、作動
液が充填されたシリンダ内部に一端部を挿通したピスト
ンロッドを有すると共に、このピストンロッドの一端部
にはシリンダ内部を2液室に隔離しつつ摺動するピスト
ンが配設されている。また、ピストンロッドの下部液室
側にはディスクバルブが配設されており、このディスク
バルブはピストンの摺動に伴い上記2液室間を置換流動
する作動液に流動抵抗を付与する構成とされている。
【0004】更に、ピストンロッドの他端側にはサスペ
ンションスプリングのバネ反力の変化に応じて内部の油
室から信号油圧を出力する信号出力手段が設けられると
共に、この信号出力手段からの出力信号により前記ディ
スクバルブのセット荷重を可変にする可変手段が設けら
れた構成とされている。上記構成とされた液圧緩衝装置
では、例えば車両の荷重等が変化してサスペンションス
プリングが伸縮変形してバネ荷重が変化すると、このバ
ネ荷重変化に応じて上記信号出力手段の油圧室内の圧力
が変化する。そして、この信号油圧が可変手段に伝達さ
れ、ここから圧側,伸側ディスクバルブの一方或いは双
方に車両の積載荷重の変化に応じた油圧が作用すること
により、ディスクバルブのバネ荷重を可変することがで
きる構成とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記した従
来構成の液圧緩衝装置は、コイルスプリングの荷重に応
じた液圧を発生するための液室をシリンダの外部(具体
的にはシリンダの上部位置)に設ける必要があり、その
液室からバルブへ液圧を導く配管等が必要となり、構成
が複雑となってしまうという問題点があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、作動液の温度変化により発生する粘性変化を利用
してセット荷重を変化させることにより、簡単な構成で
乗り心地と操安性とを両立しうる液圧緩衝装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするも
のである。請求項1の発明では、シリンダ内を上部液室
と下部液室とに画成するピストンを備えた液体緩衝装置
において、上記ピストンに設けられた減衰力発生用のバ
ルブ手段と、このバルブ手段を所定のセット荷重で付勢
するバネ手段と、上記下部液室内に配設されており、上
記バネ手段のバルブ手段に対する付勢力を増大させる方
向に移動可能な構成とされたバネ支持手段と、上記バネ
支持手段のバネ手段との係合位置に対し反対側の位置に
配設されており、絞り通路を介して上部液室と連通し絞
り通路から流入する作動液によりバネ支持手段を移動付
勢する付勢力増大液室とを設けたことを特徴とするもの
である。
【0008】また、請求項2の発明では、シリンダ内を
上部液室と下部液室とに画成するピストンを備えた液体
緩衝装置において、上記ピストンに設けられた減衰力発
生用のバルブ手段と、このバルブ手段を所定のセット荷
重で付勢するバネ手段と、上記下部液室内に配設されて
おり、上記バネ手段のバルブ手段に対する付勢力を減少
させる方向に移動可能な構成とされたバネ支持手段と、
このバネ支持手段のバネ手段との係合位置に対し反対側
の位置に配設されており、液通路を介して上部液室と連
通し液通路から流入する作動液によりバネ支持手段を移
動付勢する付勢力減少液室とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0009】
【作用】上記の各手段は、下記のように作用する。請求
項1の発明によれば、作動液の粘度が低い常温時におい
ては、作動液が低粘度であるため径寸法が絞られた絞り
通路であっても、この絞り通路を通過する際の流体抵抗
は小さい。従って、ピストンの移動に伴い絞り通路を介
して上部液室から付勢力増大室に流入する作動液の流入
量は多い。このため、付勢力増大液室に流入した作動液
によりバネ支持手段はバネ手段のバルブ手段に対する付
勢力を増大させる方向に移動し、よってバネ手段のセッ
ト荷重を大きくすることができる。即ち、作動液の温度
に対応してバネ手段のセット荷重が変更する温度補償式
の液圧緩衝装置としての使用が可能となり、乗り心地を
向上させることができる。
【0010】一方、作動液の粘度が高い低温時において
は、作動液は高粘度となり、かつ上記のように絞り通路
の径寸法は絞られているため、絞り通路を通過する際の
流体抵抗は高くなる。よって、ピストンが移動しても作
動液の絞り通路を介して付勢力増大液室に流入する作動
液量は少なく、バネ支持手段の移動量は常温時に比べて
小さくなる。このようにバネ支持手段の移動量が小さく
なり、略所定の位置に固定された状態となることより、
バネ手段のセット荷重も略一定値に固定された状態とな
る。従って、低温時においてバネ手段のセット荷重が大
きくなることはなく、乗り心地の悪化を防止することが
できる。
【0011】また、上記のようにセット荷重の変更を作
動液の粘度変化を利用して行うため、液圧緩衝装置の構
造を簡単化することができる。また、請求項2の発明に
よれば、ピストンが高速でストロークする移動を行った
場合、上部液室内の圧力が増大するため作動液は液通路
を通り付勢力減少液室に流入する。この作動液に付勢さ
れてバネ支持手段はバネ手段のバルブ手段に対する付勢
力を減少させる方向に移動する。この動作により、バネ
手段のセット荷重は低くなり液圧緩衝装置は低減衰力と
なり乗り心地を向上させることができる。
【0012】一方、ピストンが低速で移動を行う場合、
上部液室内の圧力上昇は小さく、従って液通路を介して
付勢力減少液室に流入する作動液の量は少なくなる。よ
って、バネ支持手段の移動量も小さくなり、略所定の位
置に固定された状態となり、バネ手段のセット荷重も略
一定値に固定された状態となる。従って、ピストンが低
速で移動を行う時には、バネ手段のセット荷重は高く維
持され高減衰状態となり操安性を向上させることができ
る。
【0013】また、上記のようにセット荷重の変更を作
動液の流入量に応じて変更する構成としているため、液
圧緩衝装置の構造を簡単化することができる。
【0014】
【実施例】続いて本発明の実施例について図面と共に説
明する。図1及び図2は本発明の第1実施例である液圧
緩衝装置1を示している。本実施例では、液圧緩衝装置
1として自動車用サスペンション機構におけるショック
アブソーバとして用いられるものを例に挙げている。
尚、図1は液圧緩衝装置1の全体構成を示す断面図であ
り、また図2は後述するシリンダ3近傍を拡大して示す
断面図である。
【0015】図1中、液圧緩衝装置1は、円筒状に形成
された外筒2の内部に円筒状の内筒(シリンダ)3が配
設され、シリンダ3の内部には所定の粘性を有する作動
液(作動油)が充填されている。また、シリンダ3には
ピストン4が図中上下方向に摺動自在に挿入されてい
る。更に、ピストン4にはシリンダ3の長手方向に延在
するピストンロッド5が連結されている。
【0016】シリンダ3はピストン4が配設されること
により上部液室6と下部液室7に画成されており、また
ピストン4には後述するように上部液室6及び下部液室
7に充填された作動液が通過する際に伸側減衰力を発生
させる減衰力発生機構20が設けられている。この減衰
力発生機構20は、ピストン4の摺動動作により上部液
室6又は下部液室7に夫々充填された作動液が下部液室
7と上部液室6との間で伸側に移動する際に、作動液の
移動量を絞ることによりこの絞り率に応じた伸側減衰力
を発生させる構成とされている。
【0017】一方、上記したようにシリンダ3は外筒2
の内部に配設されており、かつシリンダ3の外径は外筒
2の内径よりも所定寸法小さく形成されている。従っ
て、外筒2とシリンダ3との間には環状の空間部(以
下、リザーバ室13という)が形成される。また、外筒
2の下端開口2aにはロアキャップ9が溶接等により固
着されており、更にシリンダ3の下端開口3aにはベー
スケース10が配設されている。
【0018】このベースケース10は、ピストン4が圧
縮側の摺動方向に移動した際に、圧縮側ディスクバルブ
10bが開弁してリザーバ室13と下部液室7とを連通
させて圧縮側減衰力を発生させる。また、ピストン4が
伸側の摺動方向に移動した際には、圧縮側ディスクバル
ブ11bは閉弁する。ピストン4の圧縮側サブディスク
バルブ24及びベースケース10の伸側サブディスクバ
ルブ10aは各々ロッド5の伸縮時の体積増減分の補充
用の働きを行う。
【0019】また、リザーバ室13の約下半分には作動
液が充填されると共に、リザーバ室13の約上半分には
所定の圧力でガス(例えば窒素ガス等)が封入されてい
る。更に、シリンダ3の上部開口3bにはロッドガイド
11が配設されており、その中央にはピストンロッド5
が摺動自在に貫通する貫通孔12が穿設されている。ま
た、14はリングナットで、外筒2の上端開口2bに設
けられためねじに螺合されている。このリングナット1
4は、ロッドガイド11の上面に当接してロッドガイド
11及びシリンダ3を保持する。更に、リングナット1
4とロッドガイド11との間には、ピストンロッド5の
外周をシールするオイルシール15が介装されている。
【0020】ピストン4は、ピストンロッド5の下端に
設けられた小径部5aに嵌着されている。また、ピスト
ン4の上部には、後述する圧縮側サブディスクバルブ2
4及びストッパ16も小径部5aに嵌着されることによ
り固定されている。尚、ストッパ16には、作動液が通
過するための孔16aが複数個穿設されている。また、
ピストン4の外壁には凹部が形成されており、この凹部
内には環状のシール部材17が配設されている。このシ
ール部材17はシリンダ3の内壁と液密に摺接する構成
とされており、よってピストン4はシリンダ3内で液密
に上下方向に摺動しうる構成とされている。
【0021】次に、ピストン4に設けられた減衰力発生
機構20の構成について説明する。減衰力発生機構20
は、図2に示されるように、第1及び第2の連通路2
1,22、伸側ディスクバルブ23及び圧縮側サブディ
スクバルブ24、コイルスプリング25、上部及び下部
バネ支持部材26,27、そして本発明の要部となる絞
り通路28、及び付勢力増大液室29等により構成され
ている。
【0022】第1及び第2の連通路21,22は共にピ
ストン4に上下に貫通するよう穿設されており、従って
上部液室6と下部液室7はこの第1及び第2の連通路2
1,22により連通した構成となっている。また、ピス
トン4の下部には伸側ディスクバルブ23が配設されて
おり、またピストン4の上部には圧縮側サブディスクバ
ルブ24が配設されている。この各ディスクバルブ2
3,24は、ピストンロッド5の小径部5aに固定され
ている。
【0023】伸側ディスクバルブ23は、ピストンロッ
ド5が上方に移動した場合に、第1の連通路21を介し
て上部液室6から下部液室7に向け流入しようとする作
動液により付勢される構成となっている。そして、この
上部液室6から下部液室7に向け流入する作動液の圧力
が所定圧以上となった時、伸側ディスクバルブ23は可
撓して上部液室6から下部液室7への作動液の流入量を
制御する。
【0024】尚、ピストン4の上部に配設された圧縮側
サブディスクバルブ24の第1の連通路21と対抗する
位置には例えば孔が形成されており、よって上部液室6
から下部液室7へ向かう作動液の流れが圧縮側サブディ
スクバルブ24により阻害されないよう構成されてい
る。また、圧縮側サブディスクバルブ24は、ピストン
ロッド5が下方に移動した場合に、第2の連通路22を
介して下部液室7から上部液室6に向け流入しようとす
る作動液により付勢される構成となっている。そして、
この下部液室7から上部液室6に向け流入する作動液の
圧力が所定圧以上となった時、圧縮側サブディスクバル
ブ24は可撓して下部液室7から上部液室6への作動液
の流入量を制御する。
【0025】尚、ピストン4の下部に配設された伸側デ
ィスクバルブ23は第2の連通路22と対抗する位置よ
り小径に配設されており、よって下部液室7から上部液
室6へ向かう作動液の流れが伸側ディスクバルブ23に
より阻害されないよう構成されている。また、ピストン
4の下部液室7側には、前記した伸側ディスクバルブ2
3の他に、コイルスプリング25、上部及び下部バネ支
持部材26,27、付勢力増大液室29等が配設されて
いる。
【0026】上部バネ支持部材26及び下部バネ支持部
材27は、共にピストンロッド5の小径部5aに上下方
向に移動可能の構成で設けられている。また、コイルス
プリング25は、この上部バネ支持部材26と下部バネ
支持部材27との間に介装されている。更に、下部バネ
支持部材27の下部には、固定ボルト30を用いて液室
形成部材31がピストンロッド5の小径部5aに固定さ
れている。尚、32は固定ボルト30と液室形成部材3
1との間に介装されるスペーサである。
【0027】上部バネ支持部材26は前記した伸側ディ
スクバルブ23にその下部より当接しており、また伸側
ディスクバルブ23と当接した面に対し反対側の面には
コイルスプリング25の上端部が係合している。また、
下部バネ支持部材27はその上面にコイルスプリング2
5の下端部が当接しており、また下面(即ち、下部バネ
支持部材27のコイルスプリング25との係合位置に対
し反対側の位置)には液室形成部材31が配設されてい
る。
【0028】上記下部バネ支持部材27は、その外周に
下方に向け延出した筒状部27aが形成されており、こ
の筒状部27aの内部に液室形成部材31が介在した構
成となっている。また、液室形成部材31の内壁はテー
パ面31aとされており、よって下部バネ支持部材27
と液室形成部材31との間には付勢力増大液室29が形
成される。
【0029】また、前記したように下部バネ支持部材2
7はピストンロッド5の小径部5aに沿って上下方向に
移動できる構成とされているため、この上下動により下
部バネ支持部材27は液室形成部材31に対しても上下
動する構成となっている。また、下部バネ支持部材27
に形成された筒状部27aは液室形成部材31の外周を
上下方向に液密に摺動しうる構成とされている。
【0030】一方、絞り通路28はピストンロッド5に
その軸方向に長く延出するよう形成されており、その上
端部は上部液室6に連通した上部液室側通路33に接続
されており、また下端部は付勢力増大液室29に連通し
た付勢力増大液室側通路34に接続されている。また、
絞り通路28は絞られてその径寸法は小さく設定されて
いる。従って、この絞り通路28を作動液が通過する際
に流体抵抗が発生する。この絞り通路28の径寸法は、
作動液の温度が常温でその粘度が低い場合(常温時)に
は自在に作動液が絞り通路28を通過でき、一方、作動
液の温度が低くその粘度が高い場合(低温時)には作動
液が絞り通路28を通過できなくなる径寸法に設定され
ている。
【0031】いま、作動液が常温状態であるとして、上
部液室6から上部液室側通路33,絞り通路28,付勢
力増大液室側通路34を介して作動液が付勢力増大液室
29に流入した場合を想定する。付勢力増大液室29に
作動液が流入することにより、付勢力増大液室29内の
圧力は上昇し、この圧力上昇により下部バネ支持部材2
7は上方に移動付勢される。
【0032】下部バネ支持部材27が上方に移動するこ
とにより、下部バネ支持部材27の上面に係合している
コイルスプリング25も圧縮付勢される。このようにコ
イルスプリング25が圧縮付勢されることにより、上部
バネ支持部材26を伸側ディスクバルブ23に押圧する
荷重が増大し、伸側ディスクバルブ23のセット荷重が
高くなる。
【0033】続いて、上記構成とされた液圧緩衝装置1
の動作について説明する。先ず、作動液の粘度が低い常
温時における液圧緩衝装置1の動作について説明する。
作動液の粘度が低い常温時においては、作動液が低粘度
であるため径寸法が絞られた絞り通路28であっても、
この絞り通路28を通過する際の流体抵抗は小さい。
【0034】従って、ピストン4が上動移動(液圧緩衝
装置1の伸長動作)を行うと、上記のように上部液室6
から上部液室側通路33,絞り通路28,付勢力増大液
室側通路34を通り作動液が付勢力増大液室29に流入
するが、この際常温時では作動液の粘度が低いため絞り
通路28の流体抵抗は相対的に小さくなり、上部液室6
から付勢力増大室29に流入する作動液の流入量は多く
なる。
【0035】このため、流入した作動液により付勢力増
大液室29内の圧力は増大(付勢力増大液室29の容量
も増大する)し、この圧力により下部バネ支持部材27
はコイルスプリング25が伸側ディスクバルブ23を押
圧付勢する力を大きくする方向に移動し、よって伸側デ
ィスクバルブ23のセット荷重は高くなる。即ち、液圧
緩衝装置1を、作動液の温度に対応してコイルスプリン
グ25のセット荷重が変更する温度補償式液圧緩衝装置
として用いることが可能となり、乗り心地及び操安性を
向上させることができる。
【0036】一方、作動液の粘度が高い低温時において
は、作動液は高粘度となり、かつ上記のように絞り通路
28の径寸法は絞られているため、絞り通路28を通過
する際の流体抵抗は大きくなる。よって、ピストン4が
上動移動(液圧緩衝装置1の伸長動作)を行っても作動
液の絞り通路28を介して付勢力増大液室29に流入す
る作動液量は少なく、下部バネ支持部材27の移動量も
常温時に比べて小さくなる。このように下部バネ支持部
材27の移動量が小さくなり、略所定の位置に固定され
た状態となることより、コイルスプリング25のセット
荷重も予め定められた略一定値に固定された状態とな
る。従って、低温時においてコイルスプリング25のセ
ット荷重が大きくなることはなく、乗り心地の悪化を防
止することができる。
【0037】尚、ピストン4が下動移動(液圧緩衝装置
1の収縮動作)を行う場合、下部液室7内の作動液は第
2の連通孔22を介して上部液室6に流入する。この
際、下部液室7から上部液室6に向け流入する作動液の
圧力が予め設定されているセット荷重以上となった時、
圧縮側サブディスクバルブ24は可撓して下部液室7か
ら上部液室6への作動液の流入量を制御する。
【0038】図3は、上記構成とされた液圧緩衝装置1
の緩衝特性を示している。同図において、実線で示すの
が常温時における液圧緩衝装置1の緩衝特性であり、ま
た破線で示すのが低温時における液圧緩衝装置1の緩衝
特性である。また、縦軸は減衰力を示しており横軸はピ
ストン速度を示している。従来構成の液圧緩衝装置で
は、低温時の特性は実線,常温時の特性は破線で示す特
性となっていたが、本実施例に係る液圧緩衝装置1は、
温度により作動液の粘性が変化しても緩衝特性が低温時
でも常温時でも実線で示す特性を示すため、環境温度に
左右されない安定した緩衝特性を得ることができる。
【0039】また、本実施例に係る液圧緩衝装置1は、
上記のようにセット荷重の変更を作動液の粘度変化を利
用して行うため、セット荷重の変更を行うための構成を
設ける必要がなく液圧緩衝装置1の構造を簡単化するこ
とができる。また、コイルスプリング25はシリンダ3
内に配設されているため、これによっても液圧緩衝装置
1の構造の簡単化及び小型化を図ることができる。
【0040】続いて、本発明の第2実施例について説明
する。図4は本発明の第2実施例に係る液圧緩衝装置4
0のピストン近傍を拡大して示す図である。尚、同図に
おいて図1及び図2に示した第1実施例に係る液圧緩衝
装置1と同一構成については同一符号を付してその説明
を省略する。本実施例に係る減衰力発生機構41は、第
1実施例と同様の構成とされた第1及び第2の連通路2
1,22、伸側ディスクバルブ23及び圧縮側サブディ
スクバルブ24、コイルスプリング25、及び上部及び
下部バネ支持部材26,27と、本実施例の要部となる
液通路42、付勢力減少液室43等により構成されてい
る。
【0041】本実施例では、上部バネ支持部材26及び
下部バネ支持部材27は、ピストンロッド5の小径部5
aに配設された筒状支持部材44に上下方向に移動可能
な構成で設けられている。筒状支持部材44は、図5に
拡大して示すように、筒状の部材であり、その上部には
後述するように作動液が通過する通過溝45が形成され
ている。また、筒状支持部材44の上部には液室形成部
材46が配設されている。この液室形成部材46は、ピ
ストンロッド5に螺着される固定ボルト30を用いて筒
状支持部材44を介してピストン4の下面に圧着固定さ
れる。
【0042】一方、上部バネ支持部材26は、その外周
に下方に向け延出した筒状部26aが形成されており、
この筒状部26aの内部に液室形成部材46が介在した
構成となっている。この液室形成部材46と筒状部26
aとにより付勢力減少液室43が形成される。また、上
部バネ支持部材26はピストンロッド5の小径部5aに
挿通されるよう配設された筒状支持部材44に沿って上
下方向に移動できる構成とされている。このため、上部
バネ支持部材26の筒状支持部材44に沿った上下動に
より、上部バネ支持部材26は液室形成部材46に対し
ても上下動する構成となっている。また、上部バネ支持
部材26に形成された筒状部26aは液室形成部材46
の外周を上下方向に液密に摺動する構成とされている。
【0043】一方、液通路42はピストンロッド5にそ
の軸方向に長く延出するよう形成されており、その上端
部は上部液室6に連通した上部液室側通路33に接続さ
れており、また途中位置は付勢力減少液室43に連通し
た付勢力減少液室通側路47に接続されている。また、
第1実施例と異なり液通路42の径寸法は、作動液の粘
度に影響されることなく作動液が流れうる大なる径寸法
に設定されている。更に、下部バネ支持部材27はコイ
ルスプリング25の弾性付勢力によりスペーサ32を介
してボルト30に圧着されており、よって下部バネ支持
部材27は上記圧着位置に固定された状態となってい
る。
【0044】いま、上部液室6から上部液室側通路3
3,液通路42,付勢力減少液室側通路47,通過溝4
5を介して作動液が付勢力減少液室43に流入した場合
を想定する。付勢力減少液室43に作動液が流入するこ
とにより、付勢力減少液室43内の圧力は上昇し、この
圧力上昇により上部バネ支持部材26はコイルスプリン
グ25の弾性力に抗して下方に移動付勢される。
【0045】このようにコイルスプリング25の弾性力
に抗して上部バネ支持部材26が下動することにより、
コイルスプリング25が伸側ディスクバルブ23を押圧
する力を低減することができ、よって伸側ディスクバル
ブ23のセット荷重を低くすることができる。続いて、
上記構成とされた液圧緩衝装置40の動作について説明
する。
【0046】先ず、ピストン4が高速でストロークする
移動を行った場合における液圧緩衝装置40の動作につ
いて説明する。ピストン4が高速でストロークする移動
を行った場合、上部液室6内の圧力は増大し、これによ
り作動液は上部液室6から上部液室側通路33,液通路
42,付勢力減少液室側通路47,通過溝45を通り付
勢力減少液室43に流入する。この際、前記したように
液通路42は作動液の粘度に影響されない大なる径寸法
とされているため、付勢力減少液室43に流入する作動
液の液量は大である。
【0047】この作動液に付勢されて上部バネ支持部材
26はコイルスプリング25の弾性力に抗して下方向、
即ちコイルスプリング25の伸側ディスクバルブ23に
対する付勢力を減少させる方向に移動付勢される。この
動作により、伸側ディスクバルブ23に対するコイルス
プリング25のセット荷重は低くなり液圧緩衝装置40
は低減衰力特性を示し乗り心地を向上させることができ
る。
【0048】一方、ピストン4が低速でストロークする
移動を行う場合、上部液室6内の圧力上昇は小さく、従
って液通路42を介して付勢力減少液室43に流入する
作動液の量は少なくなる。よって、上部バネ支持部材2
6の移動量も小さくなり、略所定の位置に固定された状
態となるため、伸側ディスクバルブ23に対するコイル
スプリング25のセット荷重も略一定値に固定された状
態となる。従って、ピストン4が低速でストロークを行
う時には、コイルスプリング25のセット荷重は高く維
持され高減衰状態となり操安性を向上させることができ
る。
【0049】図6は、上記構成とされた液圧緩衝装置4
0の緩衝特性を示している。同図において、実線で示す
のがピストン4が低速でストロークする移動を行う場合
における液圧緩衝装置40の緩衝特性であり、また破線
で示すのがピストン4が高速でストロークする移動を行
った場合における液圧緩衝装置40の緩衝特性である。
また、縦軸は減衰力を示しており横軸はピストン速度を
示している。
【0050】同図に示されるように、本実施例に係る液
圧緩衝装置40は、ピストン4が低速でストロークする
移動を行う場合に高い減衰力を発生し、またピストン4
が高速でストロークする移動を行った場合に低い減衰力
を発生している。従って、本実施例に係る液圧緩衝装置
40によれば乗り心地及び操安性を共に実現することが
できることができる。
【0051】また、本実施例における液圧緩衝装置40
は、上記のようにセット荷重の変更を作動液の流入量に
応じて変更する構成としているため、液圧緩衝装置40
の構造を簡単化することができる。また、コイルスプリ
ング25はシリンダ3内に配設されているため、これに
よっても液圧緩衝装置40の構造の簡単化及び小型化を
図ることができる。
【0052】続いて第3実施例について説明する。図7
は第3実施例に係る液圧緩衝装置の減衰力発生機構53
近傍を拡大して示す図である。尚、同図においても図1
及び図2に示した第1実施例に係る液圧緩衝装置1と同
一構成については同一符号を付してその説明を省略す
る。本実施例に係る減衰力発生機構は、第1実施例の構
成に対して絞り通路28を絞り機能を有さない大径の液
通路50とし、付勢力増大液室側通路34を絞り機能を
有する絞り通路51とし、更に付勢力増大液室29を一
次遅れ室52としたことを特徴とするものである。
【0053】減衰力発生機構53を上記構成とすること
により、高周波の振動が印加された場合には絞り通路5
1は抵抗となり一次遅れ室52に流入する作動液は少な
く、よって下部バネ支持部材27は移動しない。よっ
て、セット荷重は変化せず減衰力は低くなる。一方、低
周波の振動が印加された場合には絞り通路51の抵抗が
少ないため、流通路50に流入した作動液は絞り通路5
1を介して一次遅れ室52に流入する。このため、下部
バネ支持部材27は上動し、セット荷重は増大して減衰
力は高くなる。
【0054】図8は、上記構成とされた減衰力発生機構
53を有する減衰力発生機構の緩衝特性を示している。
同図において、横軸は印加される振動の周波数を示して
おり、縦軸は発生する減衰力を示している。同図に示さ
れるように、本実施例においては低周波の振動が印加さ
れた場合において減衰力が高く設定され、また高周波の
振動が印加された場合には減衰力は低く設定される。即
ち、本実施例に係る液圧緩衝装置は、いわゆる周波数感
応式のショックアブソーバとして機能し、よって乗り心
地と操安性を共に良好なものとすることができる。
【0055】尚、上記実施例では、自動車用サスペンシ
ョン機構におけるショックアブソーバとして使用される
液圧緩衝器を一例として説明したが、これに限らず、他
の振動吸収機構あるいは衝撃吸収機構に使用される液圧
緩衝器にも適用することができるのは勿論である。
【0056】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、下記の種々
の効果を実現することができる。請求項1の発明によれ
ば、温度変化に伴い変化する作動液の粘度を利用してバ
ネ手段のセット荷重を変更する構成とされているため、
作動液の粘度が低い常温時においては、液圧緩衝装置を
ピストン速度に対応してバネ手段のセット荷重が変更す
る温度補償式液圧緩衝装置として使用することが可能と
なり、乗り心地及び操安性を向上させることができる。
【0057】また、作動液の粘度が高い低温時において
は、バネ手段のセット荷重も略一定値に固定された状態
となり、低温時においてバネ手段のセット荷重が大きく
なることはなく乗り心地の悪化を防止することができ
る。また、上記のようにセット荷重の変更を作動液の粘
度変化を利用して行うため、液圧緩衝装置の構造を簡単
化することができる。
【0058】また、請求項2の発明によれば、ピストン
が高速でストロークする移動を行った場合、作動液に付
勢されてバネ支持手段はバネ手段のバルブ手段に対する
付勢力を減少させる方向に移動するため、バネ手段のセ
ット荷重は低くなり液圧緩衝装置は低減衰力となり乗り
心地を向上させることができる。また、ピストンが低速
でストロークする移動を行う場合は、上部液室内の圧力
上昇は小さく、バネ手段のセット荷重は高く維持され高
減衰状態となるため操安性を向上させることができる。
【0059】また、上記のようにセット荷重の変更を作
動液の流入量に応じて変更する構成としているため、液
圧緩衝装置の構造を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である液圧緩衝装置の全体
構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例である液圧緩衝装置のピス
トン近傍部分を拡大して示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例である液圧緩衝装置の特性
を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例である液圧緩衝装置のピス
トン近傍部分を拡大して示す断面図である。
【図5】筒状支持部材を拡大して示す図である。
【図6】本発明の第2実施例である液圧緩衝装置の特性
を示す図である。
【図7】第3実施例である液圧緩衝装置の減衰力発生機
構近傍を拡大して示す図である。
【図8】第3実施例に係る液圧緩衝装置の特性を示す図
である。
【符号の説明】
1,40 液圧緩衝器 2 外筒 3 シリンダ 4 ピストン 5 ピストンロッド 5a 小径部 6 上部液室 7 下部液室 9 ロアキャップ 10 ベースケース 13 リザーバ室 20,41 減衰力発生機構 21 第1の連通孔 22 第2の連通孔 23 伸側ディスクバルブ 24 圧縮側サブディスクバルブ 25 コイルスプリング 26 上部バネ支持部材 27 下部バネ支持部材 28 絞り通路 29 付勢力増大液室 30 ボルト 31,36 液室形成部材 32 スペーサ 33 上部液室側通路 34 付勢力増大液室側通路 42 液通路 43 付勢力減少室 44 筒状支持部材 45 通過溝 47 付勢力減少液室側通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内を上部液室と下部液室とに画
    成するピストンを備えた液体緩衝装置において、 該ピストンに設けられた減衰力発生用のバルブ手段と、 該バルブ手段を所定のセット荷重で付勢するバネ手段
    と、 該下部液室内に配設されており、該バネ手段の該バルブ
    手段に対する付勢力を増大させる方向に移動可能な構成
    とされたバネ支持手段と、 該バネ支持手段の該バネ手段との係合位置に対し反対側
    の位置に配設されており、絞り通路を介して該上部液室
    と連通し該絞り通路から流入する作動液により該バネ支
    持手段を移動付勢する付勢力増大液室とを具備すること
    を特徴とする液圧緩衝装置。
  2. 【請求項2】 シリンダ内を上部液室と下部液室とに画
    成するピストンを備えた液体緩衝装置において、 該ピストンに設けられた減衰力発生用のバルブ手段と、 該バルブ手段を所定のセット荷重で付勢するバネ手段
    と、 該下部液室内に配設されており、該バネ手段の該バルブ
    手段に対する付勢力を減少させる方向に移動可能な構成
    とされたバネ支持手段と、 該バネ支持手段の該バネ手段との係合位置に対し反対側
    の位置に配設されており、液通路を介して該上部液室と
    連通し該液通路から流入する作動液により該バネ支持手
    段を移動付勢する付勢力減少液室とを備えたことを特徴
    とする液圧緩衝装置。
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