JPH08135600A - ジェットポンプ及びその製造方法 - Google Patents
ジェットポンプ及びその製造方法Info
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- JPH08135600A JPH08135600A JP6272423A JP27242394A JPH08135600A JP H08135600 A JPH08135600 A JP H08135600A JP 6272423 A JP6272423 A JP 6272423A JP 27242394 A JP27242394 A JP 27242394A JP H08135600 A JPH08135600 A JP H08135600A
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- Japan
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- throat
- jet pump
- riblet
- fluid
- wall surface
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ジェットポンプの内壁面に細い溝のリブレット
を設けて、摩擦抵抗を減少することによりジェットポン
プの効率を高める。 【構成】駆動流体をノズル2から噴射し、このノズル2
周囲の流体を被駆動流体として吸込口のベルマウス3よ
り吸引し、スロート4でこれら流体を混合してディフュ
ーザ5で昇圧し、吐出口より外部へ吐出するジェットポ
ンプ1において、スロート4の内壁面に、流体の流れ方
向に沿う細い縦溝8aを複数並設してなるリブレット8
を形成する。
を設けて、摩擦抵抗を減少することによりジェットポン
プの効率を高める。 【構成】駆動流体をノズル2から噴射し、このノズル2
周囲の流体を被駆動流体として吸込口のベルマウス3よ
り吸引し、スロート4でこれら流体を混合してディフュ
ーザ5で昇圧し、吐出口より外部へ吐出するジェットポ
ンプ1において、スロート4の内壁面に、流体の流れ方
向に沿う細い縦溝8aを複数並設してなるリブレット8
を形成する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰水型原子炉用等に好
適なジェットポンプに係わり、特に、効率向上を図った
ジェットポンプに関する。
適なジェットポンプに係わり、特に、効率向上を図った
ジェットポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のジェットポンプの一例と
しては、沸騰水型原子炉内に内蔵されるものが知られて
いる。このジェットポンプは外部ポンプによって高い全
圧を有する駆動水を、ノズルから高速でベルマウスへ噴
出させ、その高速流により静圧を低下させ、ベルマウス
周りの炉水を被駆動水としてベルマウス内に吸い込み、
駆動水と共にスロートに導くようになっている。スロー
トでは駆動水と被駆動水が混合され、ディフューザを通
過する間に運動エネルギーが圧力エネルギに変換され、
吸い込まれる前の被駆動水の圧力よりも高い圧力に昇圧
されてディフューザの吐出口から原子炉内の炉水中へ吐
き出される。
しては、沸騰水型原子炉内に内蔵されるものが知られて
いる。このジェットポンプは外部ポンプによって高い全
圧を有する駆動水を、ノズルから高速でベルマウスへ噴
出させ、その高速流により静圧を低下させ、ベルマウス
周りの炉水を被駆動水としてベルマウス内に吸い込み、
駆動水と共にスロートに導くようになっている。スロー
トでは駆動水と被駆動水が混合され、ディフューザを通
過する間に運動エネルギーが圧力エネルギに変換され、
吸い込まれる前の被駆動水の圧力よりも高い圧力に昇圧
されてディフューザの吐出口から原子炉内の炉水中へ吐
き出される。
【0003】一般に、この種のジェットポンプの性能
は、次式により示される。
は、次式により示される。
【0004】
【数1】M比=Qs/Qn N比=(Pd−Ps)/(Pn−Pd) η=M比×N比×100(%) 但し、ここでM比は流量比、N比は圧力比、ηはジェッ
トポンプの効率、Pは圧力(全圧)、Qは流量、添字
n、s、dはそれぞれノズル流(駆動流)、吸込流(被
駆動流)、ディフューザ流(吐出流)を示す。
トポンプの効率、Pは圧力(全圧)、Qは流量、添字
n、s、dはそれぞれノズル流(駆動流)、吸込流(被
駆動流)、ディフューザ流(吐出流)を示す。
【0005】このように構成されるジェットポンプは、
例えば、沸騰水型原子炉では、原子炉圧力容器内に内蔵
されて、冷却材を循環させることにより炉出力を制御す
る原子炉再循環システムに組み込まれる。ジェットポン
プは原子炉圧力容器内のダウンカマ部にて複数配設さ
れ、炉水により駆動される。
例えば、沸騰水型原子炉では、原子炉圧力容器内に内蔵
されて、冷却材を循環させることにより炉出力を制御す
る原子炉再循環システムに組み込まれる。ジェットポン
プは原子炉圧力容器内のダウンカマ部にて複数配設さ
れ、炉水により駆動される。
【0006】つまり、ジェットポンプの駆動水は、原子
炉圧力容器内の炉心よりも下方の吸込管から吸い込んだ
炉水を再循環ポンプにより昇圧されたものであり、この
駆動水は分岐管により複数に分岐された後、ライザ管を
通って、ジェットポンプのノズルより噴出される。この
ために、ベルマウス周りの静圧が低下してベルマウス周
りの炉心が吸い込まれ、スロートで駆動水と被駆動水が
混合され、ディフューザで昇圧されて、その吐出口から
再び原子炉圧力容器内の炉水中へ吐出される。
炉圧力容器内の炉心よりも下方の吸込管から吸い込んだ
炉水を再循環ポンプにより昇圧されたものであり、この
駆動水は分岐管により複数に分岐された後、ライザ管を
通って、ジェットポンプのノズルより噴出される。この
ために、ベルマウス周りの静圧が低下してベルマウス周
りの炉心が吸い込まれ、スロートで駆動水と被駆動水が
混合され、ディフューザで昇圧されて、その吐出口から
再び原子炉圧力容器内の炉水中へ吐出される。
【0007】この原子炉再循環系は例えば2系統設けら
れており、ジェットポンプのM比が約2程度である。こ
のため、この吸込配管内を炉心流量の約1/6が流れる
こととなるので、吸込配管としては、100MWe級B
WRでは約600A程度の口径が必要であり、主蒸気管
を除けば最大の口径となる。したがって、非常用炉心冷
却系(以下ECCS系という)の容量は、この吸込配管
の破断による冷却材喪失事故事象に対し、十分な補給容
量を持つように設計されている。
れており、ジェットポンプのM比が約2程度である。こ
のため、この吸込配管内を炉心流量の約1/6が流れる
こととなるので、吸込配管としては、100MWe級B
WRでは約600A程度の口径が必要であり、主蒸気管
を除けば最大の口径となる。したがって、非常用炉心冷
却系(以下ECCS系という)の容量は、この吸込配管
の破断による冷却材喪失事故事象に対し、十分な補給容
量を持つように設計されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな大口径の吸込配管が破断した場合には大量の炉水が
急激に流出してしまうため、非常用炉心冷却系(ECC
S系)の容量が非常に大きくなる。この対策としては、
吸込配管の口径を小さくするために、少量の駆動水流量
によって所定の炉心流量を確保できるようにすればよ
く、そのためにはジェットポンプのM比を現状よりも大
きくすればよい。
うな大口径の吸込配管が破断した場合には大量の炉水が
急激に流出してしまうため、非常用炉心冷却系(ECC
S系)の容量が非常に大きくなる。この対策としては、
吸込配管の口径を小さくするために、少量の駆動水流量
によって所定の炉心流量を確保できるようにすればよ
く、そのためにはジェットポンプのM比を現状よりも大
きくすればよい。
【0009】これにより、再循環ポンプの吸込配管の口
径を小さくすることができるので、この吸込配管の破断
時の冷却材喪失事故(LOCA事象)時における流出流
量を低減でき、安全性を向上させることができると共
に、ECCS系の容量をも低減できる。
径を小さくすることができるので、この吸込配管の破断
時の冷却材喪失事故(LOCA事象)時における流出流
量を低減でき、安全性を向上させることができると共
に、ECCS系の容量をも低減できる。
【0010】そして、ジェットポンプのM比を大きくす
る方法の一つとしては、ノズル/スロートの面積比(R
比)を小さくすることが知られているが、このR比を小
さくすると、駆動水流の速度が従来のジェットポンプよ
りも速くなり、摩擦損失や被駆動流体へのエネルギ伝達
損失等が増加し、効率が大幅に低下する。この効率が低
下した場合には、その分だけ再循環ポンプの容量を増加
させる必要があり、その結果、運転費を含めた経済性が
低下することになる。これを防ぐためには、ジェットポ
ンプの効率を向上させる必要がある。
る方法の一つとしては、ノズル/スロートの面積比(R
比)を小さくすることが知られているが、このR比を小
さくすると、駆動水流の速度が従来のジェットポンプよ
りも速くなり、摩擦損失や被駆動流体へのエネルギ伝達
損失等が増加し、効率が大幅に低下する。この効率が低
下した場合には、その分だけ再循環ポンプの容量を増加
させる必要があり、その結果、運転費を含めた経済性が
低下することになる。これを防ぐためには、ジェットポ
ンプの効率を向上させる必要がある。
【0011】そして、従来の原子炉再循環系では再循環
ポンプからの駆動水によりジェットポンプを駆動してい
るが、この再循環ポンプは回転部を持つため、原子力プ
ラントの定期検査時には多くの作業工数が必要であっ
た。また、再循環ポンプは原子炉格納容器内に設置され
ているが、この原子炉格納容器内には、多くの機器が収
納されているために狭く作業性が悪い。しかも、回転部
等が原因となるトラブルが発生することがあり、プラン
トの稼働率を低下させることもある。
ポンプからの駆動水によりジェットポンプを駆動してい
るが、この再循環ポンプは回転部を持つため、原子力プ
ラントの定期検査時には多くの作業工数が必要であっ
た。また、再循環ポンプは原子炉格納容器内に設置され
ているが、この原子炉格納容器内には、多くの機器が収
納されているために狭く作業性が悪い。しかも、回転部
等が原因となるトラブルが発生することがあり、プラン
トの稼働率を低下させることもある。
【0012】そこで、原子炉格納容器内の再循環ポンプ
を削除し、原子炉格納容器の外部にある給水ポンプから
の給水を直接ジェットポンプに送り込むようにする、い
わゆる給水駆動ジェットポンプを使う原子炉プラントが
考えられる。
を削除し、原子炉格納容器の外部にある給水ポンプから
の給水を直接ジェットポンプに送り込むようにする、い
わゆる給水駆動ジェットポンプを使う原子炉プラントが
考えられる。
【0013】この原子炉給水系は原子炉圧力容器から主
蒸気管を通して蒸気タービンへ取り出された蒸気量を補
給することを主な目的としており、給水流量を調整する
ことにより、原子炉の水位を一定に保っている。この給
水流量は例えば炉水流量の約1/6程度である。
蒸気管を通して蒸気タービンへ取り出された蒸気量を補
給することを主な目的としており、給水流量を調整する
ことにより、原子炉の水位を一定に保っている。この給
水流量は例えば炉水流量の約1/6程度である。
【0014】給水駆動ジェットポンプシステムは、この
給水をジェットポンプの駆動源として利用するシステム
であり、給水系を給水配管の途中で2系統に分岐し、一
方はブースタポンプにより昇圧した後、ジェットポンプ
のノズル部に導いて、ノズルから噴出させ、ジェットポ
ンプを作動させる。他の一方は、給水スパージャより原
子炉圧力容器内へ注入する。
給水をジェットポンプの駆動源として利用するシステム
であり、給水系を給水配管の途中で2系統に分岐し、一
方はブースタポンプにより昇圧した後、ジェットポンプ
のノズル部に導いて、ノズルから噴出させ、ジェットポ
ンプを作動させる。他の一方は、給水スパージャより原
子炉圧力容器内へ注入する。
【0015】このシステムの採用により前記した現行の
沸騰水型原子炉での再循環ポンプの吸込配管を削除する
ことができるために原子炉の安全性を大幅に向上させ、
またECCS系容量についても大幅な削減が可能とな
る。また、このシステムの採用により、原子炉格納容器
下部の簡素化、原子炉圧力容器内の簡素化が達成できる
とともに、ジェットポンプ駆動ポンプが原子炉圧力容器
外に設置できることにより、通常運転時に当該運転ポン
プへのアクセスが可能となり、ポンプ定検時の被曝も低
減できる。
沸騰水型原子炉での再循環ポンプの吸込配管を削除する
ことができるために原子炉の安全性を大幅に向上させ、
またECCS系容量についても大幅な削減が可能とな
る。また、このシステムの採用により、原子炉格納容器
下部の簡素化、原子炉圧力容器内の簡素化が達成できる
とともに、ジェットポンプ駆動ポンプが原子炉圧力容器
外に設置できることにより、通常運転時に当該運転ポン
プへのアクセスが可能となり、ポンプ定検時の被曝も低
減できる。
【0016】ただし、この給水のすべてをジェットポン
プの駆動水とした場合には、前記した原子炉水の調整が
困難となるために実際には給水流量の60〜80%程度
しか利用できない。全給水流量が炉心流量の1/6であ
ることを考えると、ジェットポンプのM比を約10倍程
度にまで上げる必要があり、その結果前記したようにジ
ェットポンプの効率が大幅に低下してしまうことが給水
ジェットポンプシステムの課題である。
プの駆動水とした場合には、前記した原子炉水の調整が
困難となるために実際には給水流量の60〜80%程度
しか利用できない。全給水流量が炉心流量の1/6であ
ることを考えると、ジェットポンプのM比を約10倍程
度にまで上げる必要があり、その結果前記したようにジ
ェットポンプの効率が大幅に低下してしまうことが給水
ジェットポンプシステムの課題である。
【0017】そこで本発明はこのような事情を考慮して
なされたもので、その目的は、ジェットポンプの内壁面
に細い溝のリブレットを設けて、摩擦抵抗を減少するこ
とにより、高効率のジェットポンプを提供することにあ
る。
なされたもので、その目的は、ジェットポンプの内壁面
に細い溝のリブレットを設けて、摩擦抵抗を減少するこ
とにより、高効率のジェットポンプを提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成される。
成するため、次のように構成される。
【0019】本願の請求項1に記載の発明(以下、第1
の発明という)は、駆動流体をノズルから噴射し、この
ノズル周囲の流体を被駆動流体として吸込口より吸引
し、スロートでこれら両流体を混合してディフューザで
昇圧し、吐出口より外部へ吐出するジェットポンプにお
いて、上記スロートの内壁面に、上記流体の流れ方向に
沿う細い溝を複数並設してなるリブレットを形成したこ
とを特徴とする。
の発明という)は、駆動流体をノズルから噴射し、この
ノズル周囲の流体を被駆動流体として吸込口より吸引
し、スロートでこれら両流体を混合してディフューザで
昇圧し、吐出口より外部へ吐出するジェットポンプにお
いて、上記スロートの内壁面に、上記流体の流れ方向に
沿う細い溝を複数並設してなるリブレットを形成したこ
とを特徴とする。
【0020】また、本願の請求項2に記載の発明(以
下、第2の発明という)は、噴射する駆動流体に旋回成
分を与えるように構成され、リブレットは、その旋回方
向に沿って複数の溝を形成していることを特徴とする。
下、第2の発明という)は、噴射する駆動流体に旋回成
分を与えるように構成され、リブレットは、その旋回方
向に沿って複数の溝を形成していることを特徴とする。
【0021】さらに、本願の請求項3に記載の発明(以
下、第3の発明という)は、その各溝の幅と深さを、流
体乱流の粘性底層の厚さと等しく形成していることを特
徴とする。
下、第3の発明という)は、その各溝の幅と深さを、流
体乱流の粘性底層の厚さと等しく形成していることを特
徴とする。
【0022】さらにまた、本願の請求項4に記載の発明
(以下、第4の発明という)は、その各溝の深さを、デ
ィフューザ側へ向けて次第に浅くして行き、ディフュー
ザとの接合部で無くするように形成していることを特徴
とする。
(以下、第4の発明という)は、その各溝の深さを、デ
ィフューザ側へ向けて次第に浅くして行き、ディフュー
ザとの接合部で無くするように形成していることを特徴
とする。
【0023】また、本願の請求項5に記載の発明(以
下、第5の発明という)は、リブレットを形成する内壁
面部と、その外周のスロート本体とを別体により構成し
ていることを特徴とする。
下、第5の発明という)は、リブレットを形成する内壁
面部と、その外周のスロート本体とを別体により構成し
ていることを特徴とする。
【0024】さらに、本願の請求項6に記載の発明(以
下、第6の発明という)は、スロートは、リブレットを
形成している内壁面部と、その外周のスロート本体と
を、膨張係数をそれぞれ異にした金属により構成してい
ることを特徴とする。
下、第6の発明という)は、スロートは、リブレットを
形成している内壁面部と、その外周のスロート本体と
を、膨張係数をそれぞれ異にした金属により構成してい
ることを特徴とする。
【0025】さらにまた、本願の請求項7に記載の発明
(以下、第7の発明という)は、スロート本体は、熱膨
張係数がリブレットを形成している内壁面部の熱膨張係
数よりも小さい金属よりなることを特徴とする。
(以下、第7の発明という)は、スロート本体は、熱膨
張係数がリブレットを形成している内壁面部の熱膨張係
数よりも小さい金属よりなることを特徴とする。
【0026】また、本願の請求項8に記載の発明(以
下、第8の発明という)は、スロートは、リブレットを
形成している環状の内壁面部をスロート本体内に焼ばめ
により嵌入固着してなることを特徴とする。
下、第8の発明という)は、スロートは、リブレットを
形成している環状の内壁面部をスロート本体内に焼ばめ
により嵌入固着してなることを特徴とする。
【0027】さらに、本願の請求項9に記載の発明(以
下、第9の発明という)は、リブレットが、スロートの
上流側からディフューザ入口部までの流体流路の内壁面
に形成されていることを特徴とする。
下、第9の発明という)は、リブレットが、スロートの
上流側からディフューザ入口部までの流体流路の内壁面
に形成されていることを特徴とする。
【0028】さらにまた、本願の請求項10に記載の発
明(以下、第10の発明という)は、リブレットが、そ
の各溝の断面形状を、U字形、半円形、三角形のいずれ
かに形成していることを特徴とする。
明(以下、第10の発明という)は、リブレットが、そ
の各溝の断面形状を、U字形、半円形、三角形のいずれ
かに形成していることを特徴とする。
【0029】また、本願の請求項11に記載の発明(以
下、第11の発明という)は、リブレットを放電加工に
より形成することを特徴とする。
下、第11の発明という)は、リブレットを放電加工に
より形成することを特徴とする。
【0030】さらに、本願の請求項12に記載の発明
(以下、第12の発明という)は、リブレットをレーザ
光加工により形成することを特徴とする。
(以下、第12の発明という)は、リブレットをレーザ
光加工により形成することを特徴とする。
【0031】
〈第1の発明〉スロートでは駆動流体と被駆動流体が混
合されるので、壁面摩擦抵抗が通常流の円管の場合より
大きい。このために、このスロートの内壁面に、流体の
流れ方向に沿う細い溝群よりなるリブレットを設けるこ
とにより、その内壁面近傍の乱流境界層の構造を変化さ
せて、壁面摩擦抵抗の減少を増大させることができるの
で、ジェットポンプの効率を向上させることができる。
合されるので、壁面摩擦抵抗が通常流の円管の場合より
大きい。このために、このスロートの内壁面に、流体の
流れ方向に沿う細い溝群よりなるリブレットを設けるこ
とにより、その内壁面近傍の乱流境界層の構造を変化さ
せて、壁面摩擦抵抗の減少を増大させることができるの
で、ジェットポンプの効率を向上させることができる。
【0032】〈第2の発明〉駆動流体に旋回成分を与え
るために旋回ノズルを使用すると共に、駆動流体の旋回
方向に沿った複数の螺旋状の溝のリブレットを設ける場
合は、駆動流体の旋回により、ディフューザでの流体は
く離を防止することができるので、さらなる効率の向上
を図ることができる 〈第3の発明〉リブレットの各溝の幅と深さとを、流体
乱流の粘性底層の厚さと等しくする場合には、スロート
内の流体摩擦抵抗が一段と低下するので、ジェットポン
プのさらなる効率向上を図ることができる。
るために旋回ノズルを使用すると共に、駆動流体の旋回
方向に沿った複数の螺旋状の溝のリブレットを設ける場
合は、駆動流体の旋回により、ディフューザでの流体は
く離を防止することができるので、さらなる効率の向上
を図ることができる 〈第3の発明〉リブレットの各溝の幅と深さとを、流体
乱流の粘性底層の厚さと等しくする場合には、スロート
内の流体摩擦抵抗が一段と低下するので、ジェットポン
プのさらなる効率向上を図ることができる。
【0033】〈第4の発明〉リブレットの各溝の深さ
を、ディフューザ側へ向けて次第に浅くして行き、スロ
ートとディフューザとの接合部でゼロにするように形成
しているので、このスロートとディフューザとの接合部
に段差が発生するのを防止することができる。このため
に、その段差による圧力損失を低減することができ、そ
の分、効率を向上させることができる。
を、ディフューザ側へ向けて次第に浅くして行き、スロ
ートとディフューザとの接合部でゼロにするように形成
しているので、このスロートとディフューザとの接合部
に段差が発生するのを防止することができる。このため
に、その段差による圧力損失を低減することができ、そ
の分、効率を向上させることができる。
【0034】〈第5の発明〉スロートのリブレットを形
成する内壁面部を、その外周のスロート本体と別体に構
成するので、この内壁面部にリブレットを容易かつ高精
度に形成することができる。したがって、スロートへの
リブレットの加工が容易となるうえに、その加工精度を
上げることができる。
成する内壁面部を、その外周のスロート本体と別体に構
成するので、この内壁面部にリブレットを容易かつ高精
度に形成することができる。したがって、スロートへの
リブレットの加工が容易となるうえに、その加工精度を
上げることができる。
【0035】〈第6〜第8の発明〉リブレットを形成す
るスロートの内壁面部の熱膨張係数の方が外周のスロー
ト本体の熱膨張係数よりも大きいので、ジェットポンプ
に高温流体を通すと、スロートの内壁面部の方が外周の
スロート本体よりも大きく膨張して内壁面部とその外周
のスロート本体との結合力が増大する。
るスロートの内壁面部の熱膨張係数の方が外周のスロー
ト本体の熱膨張係数よりも大きいので、ジェットポンプ
に高温流体を通すと、スロートの内壁面部の方が外周の
スロート本体よりも大きく膨張して内壁面部とその外周
のスロート本体との結合力が増大する。
【0036】〈第9の発明〉リブレットをジェットポン
プのスロートに加えて、それ以外の部分にも形成するの
で、その分、壁面摩擦抵抗の減少を増大させることがで
きる。
プのスロートに加えて、それ以外の部分にも形成するの
で、その分、壁面摩擦抵抗の減少を増大させることがで
きる。
【0037】〈第10の発明〉リブレット溝の断面形状
がU字形、または半円形であるので、この溝が初期亀裂
の発生点となることを防止することができる。
がU字形、または半円形であるので、この溝が初期亀裂
の発生点となることを防止することができる。
【0038】〈第11,第12の発明〉ジェットポンプ
の内壁面に、リブレットを放電加工、またはレーザ光加
工により形成するので、加熱範囲をごく狭い範囲に限定
することができる。このために、応力腐蝕割れの一因を
なす残留応力の発生を防止ないし低減することができ
る。
の内壁面に、リブレットを放電加工、またはレーザ光加
工により形成するので、加熱範囲をごく狭い範囲に限定
することができる。このために、応力腐蝕割れの一因を
なす残留応力の発生を防止ないし低減することができ
る。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図11に基づ
いて説明する。なお、図1〜図11中、同一または相当
部分には同一符号を付している。
いて説明する。なお、図1〜図11中、同一または相当
部分には同一符号を付している。
【0040】図2は本発明に係るジェットポンプの一実
施例の一部切欠正面図であり、この図において、ジェッ
トポンプ1は沸騰水型の原子炉圧力容器内に内蔵される
のに好適なものであり、図示しない再循環ポンプ等の外
部ポンプによって高い全圧を有する駆動流体を、ノズル
2から高速で吸引口であるベルマウス3へ噴出させ、そ
の高速流により静圧を低下させ、ベルマウス3周りの炉
水を被駆動流体としてベルマウス3内に吸い込み、駆動
流体と共にスロート4に導くようになっている。スロー
ト4内では駆動流体と被駆動流体が混合され、ディフュ
ーザ5を通過する間に運動エネルギーが圧力エネルギに
変換され、吸い込まれる前の被駆動流体の圧力よりも高
い圧力に昇圧されてディフューザ5の吐出口から原子炉
内の炉水中へ吐き出される。
施例の一部切欠正面図であり、この図において、ジェッ
トポンプ1は沸騰水型の原子炉圧力容器内に内蔵される
のに好適なものであり、図示しない再循環ポンプ等の外
部ポンプによって高い全圧を有する駆動流体を、ノズル
2から高速で吸引口であるベルマウス3へ噴出させ、そ
の高速流により静圧を低下させ、ベルマウス3周りの炉
水を被駆動流体としてベルマウス3内に吸い込み、駆動
流体と共にスロート4に導くようになっている。スロー
ト4内では駆動流体と被駆動流体が混合され、ディフュ
ーザ5を通過する間に運動エネルギーが圧力エネルギに
変換され、吸い込まれる前の被駆動流体の圧力よりも高
い圧力に昇圧されてディフューザ5の吐出口から原子炉
内の炉水中へ吐き出される。
【0041】なお、ノズル2は例えば約180゜程度屈
曲されたベント管6を介してライザ管7に接続され、ラ
イザ管7は図示しない分岐管を介して図示しない外部ポ
ンプである再循環ポンプに接続されている。
曲されたベント管6を介してライザ管7に接続され、ラ
イザ管7は図示しない分岐管を介して図示しない外部ポ
ンプである再循環ポンプに接続されている。
【0042】このジェットポンプ1内部の圧力分布を図
3に示す。つまり、ノズル2から噴射される駆動流体と
ベルマウス3から吸引される被駆動流体の両流体は断面
積一定のスロート4で混合され、速度分布が均一化され
てディフューザ5に流れ込み、動圧から静圧に変換され
る。このため、ジェットポンプ1内の圧力はスロート4
入口からディフューザ5出口まで図3の曲線Aのように
増加する。ジェットポンプ1の性能はこの静圧回復率に
依存し、これは乱流エネルギーの増加による摩擦が支配
的である。
3に示す。つまり、ノズル2から噴射される駆動流体と
ベルマウス3から吸引される被駆動流体の両流体は断面
積一定のスロート4で混合され、速度分布が均一化され
てディフューザ5に流れ込み、動圧から静圧に変換され
る。このため、ジェットポンプ1内の圧力はスロート4
入口からディフューザ5出口まで図3の曲線Aのように
増加する。ジェットポンプ1の性能はこの静圧回復率に
依存し、これは乱流エネルギーの増加による摩擦が支配
的である。
【0043】そこで、本実施例では図1に示すようにス
ロート4の全内壁面にリブレット8を形成している。リ
ブレット8は流体の流れ方向に沿う細い縦溝8aの複数
本を周方向に並設してなり、これらの各縦溝8aの断面
形状は図4(a)に示すとおり、V字形8a1が多用さ
れる場合が多いが、原子炉寿命40年の期間中健全性を
維持する必要があるため、本実施例のジェットポンプ1
においては、初期亀裂の発生点となることを防止するた
め、図4(b)で示すU字形8a2あるいは半円形であ
ることを特徴としている。
ロート4の全内壁面にリブレット8を形成している。リ
ブレット8は流体の流れ方向に沿う細い縦溝8aの複数
本を周方向に並設してなり、これらの各縦溝8aの断面
形状は図4(a)に示すとおり、V字形8a1が多用さ
れる場合が多いが、原子炉寿命40年の期間中健全性を
維持する必要があるため、本実施例のジェットポンプ1
においては、初期亀裂の発生点となることを防止するた
め、図4(b)で示すU字形8a2あるいは半円形であ
ることを特徴としている。
【0044】そして、リブレット8の溝8aの高さhお
よび間隔dは、流速、粘性係数、レイノルズ数によって
次の(1)式で決定される乱流の粘性底層の厚さδ1 に
等しいものが効果が大きい。
よび間隔dは、流速、粘性係数、レイノルズ数によって
次の(1)式で決定される乱流の粘性底層の厚さδ1 に
等しいものが効果が大きい。
【0045】
【数2】 δ1 = 123・(uD/ν)7/8 ・δ ……(1) ここで、uは流体速度、Dは管直径、νは粘性係数、δ
は管半径である。
は管半径である。
【0046】ところで、一般に、リブレットは、近年に
提案されたものであり、流れに沿った縦溝群により構成
され、乱流境界層の粘性底層近傍の構造を変化させさる
ことによって摩擦抵抗を減少させる役割を果たし、従
来、船舶や航空機などに応用されているデバイスである
(「リブレット−表面粗さによる乱流摩擦抵抗の減少方
法−」Kwing-SO CHOI 著、1992年11月発行の日本
機械学会誌第57頁〜第62頁参照)。
提案されたものであり、流れに沿った縦溝群により構成
され、乱流境界層の粘性底層近傍の構造を変化させさる
ことによって摩擦抵抗を減少させる役割を果たし、従
来、船舶や航空機などに応用されているデバイスである
(「リブレット−表面粗さによる乱流摩擦抵抗の減少方
法−」Kwing-SO CHOI 著、1992年11月発行の日本
機械学会誌第57頁〜第62頁参照)。
【0047】そして、このようなリブレット8をジェッ
トポンプ1の内部に形成する場合は、上記のように、ス
ロート4で駆動流と被駆動流との混合が行われているた
め乱流摩擦損失が通常流の円管の場合より大きくなり、
一方静圧変換が行われて速度の小さいディフューザ5で
は、摩擦損失は比較的小さいと考えられる。よって、ジ
ェットポンプ1においては、スロート4にリブレット8
を形成することが効果的である。
トポンプ1の内部に形成する場合は、上記のように、ス
ロート4で駆動流と被駆動流との混合が行われているた
め乱流摩擦損失が通常流の円管の場合より大きくなり、
一方静圧変換が行われて速度の小さいディフューザ5で
は、摩擦損失は比較的小さいと考えられる。よって、ジ
ェットポンプ1においては、スロート4にリブレット8
を形成することが効果的である。
【0048】図6、図7は本発明の第2実施例の要部を
示しており、これは上記ノズル2を旋回用ノズル2Aに
構成した点に特徴がある。
示しており、これは上記ノズル2を旋回用ノズル2Aに
構成した点に特徴がある。
【0049】旋回用ノズル2Aは図6(a)に示すよう
に、ノズル本体2A1の先端に、その軸心回りの同一円
周上に環状かつ同心状に配設される複数本の分岐ノズル
2A2を突設し、図6(b)に示すようにこれら分岐ノ
ズル2A2の各ノズル孔2A3を周方向へ所要角度傾斜
させており、これらノズル2A3から噴射される駆動流
に旋回を与え、ディフューザ5部での境界層の発達を抑
制することにより、流体はく離を防止すると同時に、ス
ロート4部での駆動水と被駆動水との混合効率を促進さ
せることが考えられている。強い旋回を与えすぎると管
中心部に逆流領域が形成されるため、逆に効率が低下す
る場合があるなど、旋回の強さはディフューザ5の広が
り角度に対して最適値を持つが、この方法により静圧回
復率が改善されることが報告されている。
に、ノズル本体2A1の先端に、その軸心回りの同一円
周上に環状かつ同心状に配設される複数本の分岐ノズル
2A2を突設し、図6(b)に示すようにこれら分岐ノ
ズル2A2の各ノズル孔2A3を周方向へ所要角度傾斜
させており、これらノズル2A3から噴射される駆動流
に旋回を与え、ディフューザ5部での境界層の発達を抑
制することにより、流体はく離を防止すると同時に、ス
ロート4部での駆動水と被駆動水との混合効率を促進さ
せることが考えられている。強い旋回を与えすぎると管
中心部に逆流領域が形成されるため、逆に効率が低下す
る場合があるなど、旋回の強さはディフューザ5の広が
り角度に対して最適値を持つが、この方法により静圧回
復率が改善されることが報告されている。
【0050】そして、この場合は図7に示すようにスロ
ート4の内壁面に、流体の旋回流の流線に沿った螺旋状
の溝8B1の複数本周方向に並設してなるリブレット8
Bを形成している。これにより、流体旋回流によるスロ
ート4での駆動流体と被駆動流体との混合を促進すると
同時にディフューザ5での流体はく離を防止し、さらに
スロート4のリブレット8Bによる摩擦損失の低減が同
時に達成され、ジェットポンプ1の効率を高めることが
できる。
ート4の内壁面に、流体の旋回流の流線に沿った螺旋状
の溝8B1の複数本周方向に並設してなるリブレット8
Bを形成している。これにより、流体旋回流によるスロ
ート4での駆動流体と被駆動流体との混合を促進すると
同時にディフューザ5での流体はく離を防止し、さらに
スロート4のリブレット8Bによる摩擦損失の低減が同
時に達成され、ジェットポンプ1の効率を高めることが
できる。
【0051】ところで、図5(a)で示すようにスロー
ト4に形成したリブレット8,8Bの溝8a,8bの深
さが軸方向で一定の場合にスロート4部分とデフューザ
5の接合部9に段差Sが生じ、ここで圧力損失が発生
し、効率を下げる。そこで本実施例では図5(b)に示
すようにスロート4とデフューザ5との接合部9の各溝
8a,8B1の深さをデフューザ5の方向に向かって次
第に浅くなって行き、スロート4とデフューザ5の接合
部9においてゼロになるように形成して段差Sを解消さ
せている。このようにすることにより、この接合部9の
流体流れがスムーズになり、圧力損失を低減して効率へ
の影響を小さく押さえる事ができる。
ト4に形成したリブレット8,8Bの溝8a,8bの深
さが軸方向で一定の場合にスロート4部分とデフューザ
5の接合部9に段差Sが生じ、ここで圧力損失が発生
し、効率を下げる。そこで本実施例では図5(b)に示
すようにスロート4とデフューザ5との接合部9の各溝
8a,8B1の深さをデフューザ5の方向に向かって次
第に浅くなって行き、スロート4とデフューザ5の接合
部9においてゼロになるように形成して段差Sを解消さ
せている。このようにすることにより、この接合部9の
流体流れがスムーズになり、圧力損失を低減して効率へ
の影響を小さく押さえる事ができる。
【0052】ところで、上記各リブレット8,8Bは図
8でも示すようにスロート4の内壁面のほぼ全周に形成
するので、これらリブレット8,8Bを形成する加工は
必ずしも容易ではなく、むしろ困難であるので、製造コ
ストが大幅に増大する恐れがある。そこで、本発明の第
3実施例では、フロート4を、リブレット8,8Bを形
成する内周部4aとその外周部(スロート本体)4bと
に2分割し、これらをそれぞれ別体に構成している。つ
まり、内周部4aは図9(a)に示すように先ず平板4
a1の一面上にリブレット8,または8Bを形成し、こ
の平板4a1を図9(b)のように管状に折曲加工し、
溶着部4a2 で溶着して円管状に成型して図8で示す内
周部4aに形成する。そして、この内周部4aを外周部
4b内に嵌入して両者4a,4bを溶接により接合す
る。なお、両者4a,4bを焼ばめにより嵌合してもよ
い。つまり、スロート4内周部4aを外周部4bの熱膨
張係数よりも大きい金属で形成し、外周部4bを加熱し
て膨張させて内径を広げた状態で内周部4aを挿入し冷
却することにより両者を堅く接合することも可能であ
る。
8でも示すようにスロート4の内壁面のほぼ全周に形成
するので、これらリブレット8,8Bを形成する加工は
必ずしも容易ではなく、むしろ困難であるので、製造コ
ストが大幅に増大する恐れがある。そこで、本発明の第
3実施例では、フロート4を、リブレット8,8Bを形
成する内周部4aとその外周部(スロート本体)4bと
に2分割し、これらをそれぞれ別体に構成している。つ
まり、内周部4aは図9(a)に示すように先ず平板4
a1の一面上にリブレット8,または8Bを形成し、こ
の平板4a1を図9(b)のように管状に折曲加工し、
溶着部4a2 で溶着して円管状に成型して図8で示す内
周部4aに形成する。そして、この内周部4aを外周部
4b内に嵌入して両者4a,4bを溶接により接合す
る。なお、両者4a,4bを焼ばめにより嵌合してもよ
い。つまり、スロート4内周部4aを外周部4bの熱膨
張係数よりも大きい金属で形成し、外周部4bを加熱し
て膨張させて内径を広げた状態で内周部4aを挿入し冷
却することにより両者を堅く接合することも可能であ
る。
【0053】さらに、スロート4の内周部4aの膨張係
数が外周部4の膨張係数よりも大きい金属を使用するこ
とにより、常温では両者の間の接合力が弱くても、原子
炉の運転状態では、ジェットポンプ1内を流れる炉水が
高温(例えば約280℃)になるので、内、外周部4
a,4bどうしの熱膨張差で両者の間の接合力が増大さ
せることができる。
数が外周部4の膨張係数よりも大きい金属を使用するこ
とにより、常温では両者の間の接合力が弱くても、原子
炉の運転状態では、ジェットポンプ1内を流れる炉水が
高温(例えば約280℃)になるので、内、外周部4
a,4bどうしの熱膨張差で両者の間の接合力が増大さ
せることができる。
【0054】なお、上記各実施例ではリブレット8,ま
たは8Bをスロート4の全内周面に形成する場合につい
て説明したが、本発明はリブレット8,8Bをこのスロ
ート4に加え、それよりも上流側で流速の速い流体を通
すライザ管7、ベント管6、ベルマウス3と、比較的流
速の速いディフューザ5の入口部の各内壁面にも形成す
ることにより、さらに全体的に摩擦損失を低減すること
ができる。
たは8Bをスロート4の全内周面に形成する場合につい
て説明したが、本発明はリブレット8,8Bをこのスロ
ート4に加え、それよりも上流側で流速の速い流体を通
すライザ管7、ベント管6、ベルマウス3と、比較的流
速の速いディフューザ5の入口部の各内壁面にも形成す
ることにより、さらに全体的に摩擦損失を低減すること
ができる。
【0055】また、このようなリブレット8,8Bを流
速とレイノルズ数によって決定される最適のリブレット
溝幅に加工するための方法としては、図10で示す放電
加工と図11で示すレーザ光加工とによる方法が考えら
れる。前者の放電加工では、図10(a)(b)で示す
加工電極10に、タブレット8,または8Bを形成しよ
うとするスロート4等の内周面曲率に適合した金型ロー
ラ11を設けると共に、この金型ローラ11の外周面
に、予め最適なリブレット溝8a,8b1を形成してお
き、スロート4等の内面に、複数回に分けて放電加工す
る。この放電加工の場合は加熱範囲がごく狭い範囲に限
定されているために、応力腐蝕割れの一因をなす残留応
力の発生を防止ないし低減することができるので、原子
炉の炉内構造物の加工としては好適である。
速とレイノルズ数によって決定される最適のリブレット
溝幅に加工するための方法としては、図10で示す放電
加工と図11で示すレーザ光加工とによる方法が考えら
れる。前者の放電加工では、図10(a)(b)で示す
加工電極10に、タブレット8,または8Bを形成しよ
うとするスロート4等の内周面曲率に適合した金型ロー
ラ11を設けると共に、この金型ローラ11の外周面
に、予め最適なリブレット溝8a,8b1を形成してお
き、スロート4等の内面に、複数回に分けて放電加工す
る。この放電加工の場合は加熱範囲がごく狭い範囲に限
定されているために、応力腐蝕割れの一因をなす残留応
力の発生を防止ないし低減することができるので、原子
炉の炉内構造物の加工としては好適である。
【0056】また、図11で示すレーザ光加工の場合は
ジェットポンプ1の上記のリブレット8,または8Bを
形成する範囲に、それぞれ最適なリブレット溝幅8a,
または8B1を、コンピュータによって制御されるレー
ザー光を照射して行うことによっても同等のリブレット
溝8a,または8B1をスロート4等に形成することが
できる。つまり、レーザー発振器12で発生せしめた所
定波長のレーザ光を光ファイバーケーブル13によりレ
ーザースキャナ14に導光し、このレーザースキャナー
14をコンピュータ制御によりスキャナーすることによ
り、ベント管6等ジェットポンプ1の内壁面に、最適の
リブレット溝8a,または8B1を形成する。このレー
ザー光加工の場合も加熱範囲がごく狭い範囲に限定され
るので、放電加工の場合と同様に応力腐蝕割れの一因を
なす残留応力の発生を防止ないし低減できるので、これ
また、原子炉の炉内構造物としては好適である。
ジェットポンプ1の上記のリブレット8,または8Bを
形成する範囲に、それぞれ最適なリブレット溝幅8a,
または8B1を、コンピュータによって制御されるレー
ザー光を照射して行うことによっても同等のリブレット
溝8a,または8B1をスロート4等に形成することが
できる。つまり、レーザー発振器12で発生せしめた所
定波長のレーザ光を光ファイバーケーブル13によりレ
ーザースキャナ14に導光し、このレーザースキャナー
14をコンピュータ制御によりスキャナーすることによ
り、ベント管6等ジェットポンプ1の内壁面に、最適の
リブレット溝8a,または8B1を形成する。このレー
ザー光加工の場合も加熱範囲がごく狭い範囲に限定され
るので、放電加工の場合と同様に応力腐蝕割れの一因を
なす残留応力の発生を防止ないし低減できるので、これ
また、原子炉の炉内構造物としては好適である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本願第1の発明は、
スロートが駆動流体と被駆動流体とを混合するので、壁
面摩擦抵抗が通常流の円管の場合より大きい部分である
から、このスロートの内壁面に、流体の流れ方向に沿う
細い溝群よりなるリブレットを設けることにより、その
内壁面近傍の乱流境界層の構造を変化させて、壁面摩擦
抵抗の減少を増大させることができ、ジェットポンプの
効率を向上させることかできる。
スロートが駆動流体と被駆動流体とを混合するので、壁
面摩擦抵抗が通常流の円管の場合より大きい部分である
から、このスロートの内壁面に、流体の流れ方向に沿う
細い溝群よりなるリブレットを設けることにより、その
内壁面近傍の乱流境界層の構造を変化させて、壁面摩擦
抵抗の減少を増大させることができ、ジェットポンプの
効率を向上させることかできる。
【0058】本願第2の発明は、駆動流体に旋回成分を
与えるために旋回ノズルを使用すると共に、駆動流体の
旋回方向に沿った螺旋状の溝のリブレットを設けるの
で、駆動流体の旋回により、ディフューザでの流体はく
離を防止することができるためにさらなる効率の向上を
図ることができる 本願第3の発明は、リブレットの各溝の幅と深さとを、
流体乱流の粘性底層の厚さと等しくするので、スロート
内の流体摩擦抵抗が一段と低下することができ、ジェッ
トポンプのさらなる効率向上を図ることができる。
与えるために旋回ノズルを使用すると共に、駆動流体の
旋回方向に沿った螺旋状の溝のリブレットを設けるの
で、駆動流体の旋回により、ディフューザでの流体はく
離を防止することができるためにさらなる効率の向上を
図ることができる 本願第3の発明は、リブレットの各溝の幅と深さとを、
流体乱流の粘性底層の厚さと等しくするので、スロート
内の流体摩擦抵抗が一段と低下することができ、ジェッ
トポンプのさらなる効率向上を図ることができる。
【0059】本願第4の発明は、リブレットの各溝の深
さをディフューザ側へ向けて次第に浅くして行き、スロ
ートとディフューザとの接合部でゼロにするように形成
しているので、このスロートとディフューザとの接合部
に段差が発生するのを防止することができる。このため
に、その段差による圧力損失を低減することができ、そ
の分、効率を向上させることができる。
さをディフューザ側へ向けて次第に浅くして行き、スロ
ートとディフューザとの接合部でゼロにするように形成
しているので、このスロートとディフューザとの接合部
に段差が発生するのを防止することができる。このため
に、その段差による圧力損失を低減することができ、そ
の分、効率を向上させることができる。
【0060】本願第5の発明は、スロートのリブレット
を形成する内壁面部を、その外周のスロート本体と別体
に構成するので、この内壁面部にリブレットを容易かつ
高精度に形成することができる。したがって、スロート
へのリブレットの加工が容易となるうえに、その加工精
度を上げることができる。
を形成する内壁面部を、その外周のスロート本体と別体
に構成するので、この内壁面部にリブレットを容易かつ
高精度に形成することができる。したがって、スロート
へのリブレットの加工が容易となるうえに、その加工精
度を上げることができる。
【0061】本願第6〜第8の発明は、リブレットを形
成するスロートの内壁面部の熱膨張係数の方が外周のス
ロート本体の熱膨張係数よりも大きいので、ジェットポ
ンプに高温流体を通すと、スロートの内壁面部の方が外
周のスロート本体よりも大きく膨張して内壁面部とその
外周のスロート本体との結合力が増大する。
成するスロートの内壁面部の熱膨張係数の方が外周のス
ロート本体の熱膨張係数よりも大きいので、ジェットポ
ンプに高温流体を通すと、スロートの内壁面部の方が外
周のスロート本体よりも大きく膨張して内壁面部とその
外周のスロート本体との結合力が増大する。
【0062】本願第9の発明は、リブレットをジェット
ポンプのスロートに加えて、それ以外の部分にも形成す
るので、その分、壁面摩擦抵抗の減少を増大させること
ができる。
ポンプのスロートに加えて、それ以外の部分にも形成す
るので、その分、壁面摩擦抵抗の減少を増大させること
ができる。
【0063】本願第10の発明は、リブレット溝の断面
形状がU字形、または半円形であるので、この溝が初期
亀裂の発生点となることを防止することができる。
形状がU字形、または半円形であるので、この溝が初期
亀裂の発生点となることを防止することができる。
【0064】本願第11,第12の発明は、ジェットポ
ンプの内壁面に、リブレットを放電加工、またはレーザ
光加工により形成するので、加熱範囲をごく狭い範囲に
限定することができる。このために、応力腐蝕割れの一
因をなす残留応力の発生を防止ないし低減することがで
きる。
ンプの内壁面に、リブレットを放電加工、またはレーザ
光加工により形成するので、加熱範囲をごく狭い範囲に
限定することができる。このために、応力腐蝕割れの一
因をなす残留応力の発生を防止ないし低減することがで
きる。
【図1】図2で示すスロートの全内壁面にリブレットを
形成したときの一実施例の要部拡大斜視図。
形成したときの一実施例の要部拡大斜視図。
【図2】本発明に係るジェットポンプの一実施例の全体
構成を示す一部切欠外観正面図。
構成を示す一部切欠外観正面図。
【図3】図2で示すジェットポンプのスロートとディフ
ューザにおける軸方向の流体圧力分布図。
ューザにおける軸方向の流体圧力分布図。
【図4】(a)(b)は図1で示すリブレット溝の各種
断面形状をそれぞれ示す要部縦断面図。
断面形状をそれぞれ示す要部縦断面図。
【図5】(a)(b)は図2で示す実施例のスロートと
ディフューザとの接合部とその近傍におけるリブレット
溝の拡大縦断面図。
ディフューザとの接合部とその近傍におけるリブレット
溝の拡大縦断面図。
【図6】(a)は本発明の第2実施例の旋回用ノズルの
部分縦断面図、(b)は同(a)の右側面図。
部分縦断面図、(b)は同(a)の右側面図。
【図7】図6で示す旋回用ノズルと旋回用のリブレット
溝を形成したスロートの一部の分解斜視図。
溝を形成したスロートの一部の分解斜視図。
【図8】本発明の第3実施例のスロート部分の縦断面
図。
図。
【図9】(a)は図8で示すスロート内周部を形成する
ための平板、(b)はこの平板を管状に形成して図8で
示すスロート内周部を形成した状態の正面図。
ための平板、(b)はこの平板を管状に形成して図8で
示すスロート内周部を形成した状態の正面図。
【図10】(a)は本発明の各実施例に係るリブレット
を放電加工により形成する方法を示す図、(b)は同
(a)で示す加工電極の拡大正面図。
を放電加工により形成する方法を示す図、(b)は同
(a)で示す加工電極の拡大正面図。
【図11】本発明の各実施例に係るリブレットをレーザ
光加工により形成する方法を示す図。
光加工により形成する方法を示す図。
1 ジェットポンプ 2 ノズル 2A 旋回用ノズル 2A1 旋回用ノズル本体 2A2 分岐ノズル本体 3 ベルマウス(吸込口) 4 スロート 4a 内周部 4a1 平板 4a2 溶着部 4b 外周部 5 ディフューザ 6 ベント管 7 ライザ管 8,8B リブレット 8a 縦溝(リブレット溝) 8a1,V字縦溝(リブレット溝) 8a2,U字縦溝(リブレット溝) 8b 旋回溝(リブレット溝) 9 スロートとディフューザとの接合部 10 加工電極 11 金型ローラ 12 レーザ発振器 13 光ファイバーケーブル 14 レーザースキャナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根井 弘道 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内
Claims (12)
- 【請求項1】 駆動流体をノズルから噴射し、このノズ
ル周囲の流体を被駆動流体として吸込口より吸引し、ス
ロートでこれら両流体を混合してディフューザで昇圧
し、吐出口より外部へ吐出するジェットポンプにおい
て、上記スロートの内壁面に、上記流体の流れ方向に沿
う細い溝を複数並設してなるリブレットを形成したこと
を特徴とするジェットポンプ。 - 【請求項2】 ノズルは、噴射する駆動流体に旋回成分
を与えるように構成され、リブレットは、その旋回方向
に沿って複数の溝を形成していることを特徴とする請求
項1記載のジェットポンプ。 - 【請求項3】 リブレットは、その各溝の幅と深さを、
流体乱流の粘性底層の厚さと等しく形成していることを
特徴とする請求項1または2記載のジェットポンプ。 - 【請求項4】 リブレットは、その各溝の深さを、ディ
フューザ側へ向けて次第に浅くして行き、ディフューザ
との接合部で無くするように形成していることを特徴と
する請求項1〜3のいずれか1項に記載のジェットポン
プ。 - 【請求項5】 スロートは、リブレットを形成する内壁
面部と、その外周のスロート本体とを別体により構成し
ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
記載のジェットポンプ。 - 【請求項6】 スロートは、リブレットを形成している
内壁面部と、その外周のスロート本体とを、膨張係数を
それぞれ異にした金属により構成していることを特徴と
する請求項5記載のジェットポンプ。 - 【請求項7】 スロート本体は、熱膨張係数がリブレッ
トを形成している内壁面部の熱膨張係数よりも小さい金
属よりなることを特徴とする請求項6記載のジェットポ
ンプ。 - 【請求項8】 スロートは、リブレットを形成している
環状の内壁面部をスロート本体内に焼ばめにより嵌入固
着してなることを特徴とする請求項7記載のジェットポ
ンプ。 - 【請求項9】 リブレットは、スロートの上流側からデ
ィフューザ入口部までの流体流路の内壁面に形成されて
いることを特徴とするジェットポンプ。 - 【請求項10】 リブレットは、その各溝の断面形状
を、U字形、半円形、三角形のいずれかに形成している
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の
ジェットポンプ。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
のリブレットを放電加工により形成することを特徴とす
るジェットポンプの製造方法。 - 【請求項12】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
のリブレットをレーザ光加工により形成することを特徴
とするジェットポンプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6272423A JPH08135600A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | ジェットポンプ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6272423A JPH08135600A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | ジェットポンプ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08135600A true JPH08135600A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17513708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6272423A Pending JPH08135600A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | ジェットポンプ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08135600A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008170367A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | ジェットポンプ及び原子炉 |
JP2010084562A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | ジェットポンプ及び原子炉 |
JP2010173002A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Disco Abrasive Syst Ltd | 切削装置 |
-
1994
- 1994-11-07 JP JP6272423A patent/JPH08135600A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008170367A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | ジェットポンプ及び原子炉 |
JP4546489B2 (ja) * | 2007-01-15 | 2010-09-15 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | ジェットポンプ及び原子炉 |
JP2010084562A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | ジェットポンプ及び原子炉 |
JP2010173002A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Disco Abrasive Syst Ltd | 切削装置 |
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