JPH08135563A - ポンプ - Google Patents

ポンプ

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Publication number
JPH08135563A
JPH08135563A JP6272114A JP27211494A JPH08135563A JP H08135563 A JPH08135563 A JP H08135563A JP 6272114 A JP6272114 A JP 6272114A JP 27211494 A JP27211494 A JP 27211494A JP H08135563 A JPH08135563 A JP H08135563A
Authority
JP
Japan
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swash plate
working fluid
cylinder
casing
rotary
Prior art date
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Pending
Application number
JP6272114A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadatomo Kuribayashi
定友 栗林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
K Seven Co Ltd
Original Assignee
K Seven Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by K Seven Co Ltd filed Critical K Seven Co Ltd
Priority to JP6272114A priority Critical patent/JPH08135563A/ja
Publication of JPH08135563A publication Critical patent/JPH08135563A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、効率的且つ安定に流量の制御
を行うことが可能な回転斜板式アキシアルプランジャ型
ポンプを提供する。 【構成】 回転軸24に回転バルブ32と回転斜板36
とが取付けられている。シリンダブロック22に形成さ
れたシリンダ28に挿入されたプランジャ30は斜板3
6に対し球体31を介して係合されている。斜板36は
回転軸24に直交して取付けられたピン34に対し回動
可能に取付けられており、制御用シリンダ42により制
御用ピストン44を軸方向に移動させ、当接部材46を
斜板36に当接させて、斜板傾きを制御する。回転バル
ブ32は、流入口12から流入する作動流体を吸入状態
のシリンダ28へと供給し、吐出状態のシリンダ28か
ら領域CA1を介して流出口14から作動流体を流出さ
せる。流出作動流体の一部は、シリンダ42へと導入さ
れてピストン44の位置制御に利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプに関し、特に流
量制御の可能な回転斜板式アキシアルプランジャ型のポ
ンプに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
回転斜板式アキシアルプランジャ型ポンプで随意に流量
を制御することが望まれている。
【0003】本発明は、効率的且つ安定に流量の制御を
行うことが可能な回転斜板式アキシアルプランジャ型ポ
ンプを提供することを目的とする。
【0004】本発明は、また、簡単な構成の回転斜板式
アキシアルプランジャ型ポンプを提供することをも目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、ケーシング内に駆動回転軸が
挿入されており、該駆動回転軸には該回転軸とともに回
転する回転斜板が取付けられており、前記ケーシング内
にはシリンダブロックが配置されており、該シリンダブ
ロックには前記駆動回転軸の方向のシリンダが形成され
ており、該シリンダにはプランジャが往復移動可能に挿
入されており、該プランジャは前記回転斜板に対し該回
転斜板の前記回転を可能となす様に係合せしめられてお
り、前記シリンダ内での前記ピストンの往復移動及び弁
機構に基づき前記ケーシング内に作動流体を流入させ且
つ前記ケーシング外へと前記作動流体を流出させる、回
転斜板式アキシアルピストンポンプにおいて、前記弁機
構は前記駆動回転軸方向に関し前記回転斜板側と反対の
側に前記シリンダブロックに隣接して配置され前記駆動
回転軸とともに回転する回転バルブからなり、該回転バ
ルブは、前記ケーシング外から作動流体流入口を介して
流入せしめられる作動流体を前記回転斜板の前記シリン
ダブロックに近い側の周方向半部に対応する第1の周方
向半部において前記シリンダ内へと供給するための第1
の流通経路と、前記回転斜板の前記シリンダブロックか
ら遠い側の周方向半部に対応する第2の周方向半部にお
いて前記シリンダ内の作動流体を前記駆動回転軸方向に
関し前記シリンダブロック側とは反対の側のケーシング
内領域へと供給する第2の流通経路と、を備えており、
前記ケーシング内領域からケーシング外へと前記作動流
体を流出させる作動流体流出口を有する、ことを特徴と
する、ポンプ、が提供される。
【0006】また、本発明によれば、上記目的を達成す
るものとして、ケーシング内に駆動回転軸が挿入されて
おり、該駆動回転軸には該回転軸とともに回転する回転
斜板が取付けられており、前記ケーシング内にはシリン
ダブロックが配置されており、該シリンダブロックには
前記駆動回転軸の方向のシリンダが形成されており、該
シリンダにはプランジャが往復移動可能に挿入されてお
り、該プランジャは前記回転斜板に対し該回転斜板の前
記回転を可能となす様に係合せしめられており、前記シ
リンダ内での前記ピストンの往復移動及び弁機構に基づ
き前記ケーシング内に作動流体を流入させ且つ前記ケー
シング外へと前記作動流体を流出させる、回転斜板式ア
キシアルピストンポンプにおいて、前記回転斜板が前記
駆動回転軸に対し該回転軸と直交する方向を中心として
回動可能な様に取付けられており、前記回転斜板の前記
駆動回転軸となす角度を制御する角度制御機構を有し、
該角度制御機構は、前記回転斜板の回動を係止し得る位
置において該回転斜板に対し当接し且つ前記駆動回転軸
とともに回転し得る当接部と、該当接部を前記駆動回転
軸の方向に移動させるための駆動部とからなり、該駆動
部は、前記ケーシング外へと流出せしめられる作動流体
の一部が供給され且つ前記ケーシング内に形成されてい
る前記駆動回転軸方向の制御用シリンダと、該制御用シ
リンダ内に収容され且つ前記当接部と接続されている制
御用ピストンと、を備えており、前記制御用シリンダ内
へと供給する作動流体の量を制御するための作動流体供
給制御手段を有する、ことを特徴とする、ポンプ、が提
供される。
【0007】更に、本発明によれば、前記2つのポンプ
の特徴を全て有するポンプが提供される。
【0008】本発明の一態様においては、前記シリンダ
ブロックには前記シリンダが複数形成されており、これ
ら複数のシリンダは前記駆動回転軸の周りで周方向に略
均等に配置されている。
【0009】本発明の一態様においては、前記作動流体
が液体とくに油である。
【0010】本発明の一態様においては、前記作動流体
供給制御手段は、前記ケーシング外へと流出せしめられ
る作動流体の一部を前記制御用シリンダ内へと供給する
経路に介在せる電磁弁と、前記制御用ピストンの前記駆
動回転軸の方向の位置を検出する位置センサと、該位置
センサの検出位置に応じて前記電磁弁を制御する制御回
路とを含んでなる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
【0012】図1は本発明によるポンプの一実施例を示
す断面図であり、図2はその一部省略分解斜視図であ
り、図3はその一部分を示す分解斜視図である。尚、こ
れらの図は必ずしも同一の状態を示すものではない。
【0013】これらの図において、2,4は円筒部材で
あり、これらは一方の開口端部どうしがボルトで結合さ
れてケーシング6を構成している。円筒部材2には、作
動流体(油)流入口12及び作動油流出口14が形成さ
れている。また、円筒部材4には、作動流体(油)流通
口16,18が形成されている。
【0014】ケーシング6の内側には、該ケーシング内
をX−Y方向に関し区画する様にしてシリンダブロック
22が固定されている。該シリンダブロック22の中央
にはX−Y方向の貫通孔が形成されており、該貫通孔に
はベアリング23A,23B及びシール部材を介して駆
動回転軸24が回転可能に取付けられている。該駆動回
転軸24は、円筒部材2の端部中央開口をベアリング及
びシール部材を介して貫通して延びており、モータ26
に接続されており、該モータにより駆動回転せしめられ
る。シリンダブロック22には、X−Y方向に貫通せる
シリンダ28が複数個(図では7個)設けられており
[図2では、各シリンダを28a〜28gで示してい
る]、これらシリンダは駆動回転軸24の周りで円周方
向に等間隔で配置されている。各シリンダ28内には、
プランジャ30がX−Y方向に往復移動可能に挿入され
ている[図2では、各プランジャを30a〜30gで示
している]。各プランジャ30のX方向端には、係合球
体31が付設されている。
【0015】ケーシング6の内側には、上記シリンダブ
ロック22に隣接して、作動流体(油)の流路を切換え
るための弁機構を構成する回転バルブ32が配置されて
いる。図4は該回転バルブ32の正面図である。回転バ
ルブ32は、全体として円板形状をなしており、その中
央にはスプライン穴32Aが形成されており、外周には
溝32Bが形成されており、また該溝の底部より内周側
において周方向に半周弱の張り角にわたって円弧状の軸
方向に貫通せる流通長孔32Cが形成されており、X側
の面には流通長孔32Cと対峙する位置において半周弱
の張り角にわたって円弧状の流通溝32Dが形成されて
いる。該流通溝32Dの底部は、対応する溝32Bの部
分の底部と連通している。これら流通長孔32C及び流
通溝32Dは、上記シリンダ28の配列と対応して位置
している。回転バルブ32は、その外周面がケーシング
6の内面に対し回転可能に接触しており、その接触部分
にはX−Y方向の作動流体(油)流通を阻止するための
シール部材が配置されている。尚、図1に示されている
様に、回転バルブ32の溝32Bは、ケーシング6の作
動流体(油)流入口12に対応する様に位置している。
上記外周溝32B及び流通溝32Dにより第1の流通経
路が構成され、上記流通長孔32Cにより第2の流通経
路が構成される。
【0016】上記駆動回転軸24には、上記回転バルブ
32のスプライン穴32Aと係合せるスプライン24A
が形成されており、従ってモータ26により回転軸24
が回転せしめられると、上記回転バルブ32も同時に外
周部がケーシング6の内面に摺動接触しながら回転す
る。
【0017】上記駆動回転軸24には、また、X−Y方
向と直交する方向のピン34の中央部が取付けられてお
り、該ピンの両端部には回動可能な様に回転斜板36が
取付けられている。
【0018】図示されている様に、斜板36は、5つの
部材36A,36B,36C,36D,36Eの組合せ
からなる。36Aは基板であり、図3に示されている様
に、該基板はX方向端部が大径部36A−1とされてお
り、それ以外の部分が小径部36A−2とされている。
基板36AのX方向端面(即ち大径部36A−1のX方
向端面)には、径方向の係合溝36A−3が形成されて
いる。基板小径部36A−2の径方向外方には基板大径
部36A−1に隣接して第1のリング状スラストベアリ
ング36Bが配置されており、そのY方向且つ基板小径
部36A−2の径方向外方には該基板小径部に対し回転
可能にリング36Cが配置されており、そのY方向且つ
基板小径部36A−2の径方向外方には第2のリング状
スラストベアリング36Dが配置されており、そのY方
向にはリング状押え部材36Eが配置されており、該押
え部材36Eは基板36AのY方向端面(即ち小径部3
6A−2のY方向端面)にビス止めされている。尚、上
記リング36Cの外周には周方向の係合溝36C−1と
係合ノッチ37[図3では、各係合ノッチを37a〜3
7gで示している]とが形成されており、これら各係合
ノッチ37により係止されて上記各プランジャ30の係
合球体31が上記係合溝36C−1内に位置しており、
これにより係合球体31とリング36CとがX−Y方向
に関し係合されている。
【0019】上記ケーシングのX方向端部には、流出量
制御のための斜板角度制御機構の駆動部を構成するX−
Y方向の制御用シリンダ42が形成されており、該シリ
ンダ内には制御用ピストン44が挿入されている。該制
御用ピストン44は制御用シリンダ42に対しX−Y方
向に往復移動可能であり更にX−Y方向の周りで回転可
能である。制御用ピストン44のY方向端には上記斜板
36への当接部材46が取付けられている。実際には、
上記制御用ピストン44と当接部材46とは一体的に形
成されている。該当接部材46は、外周部にY向きに突
出せる筒状部を有するが、その突出高さは周方向に関し
均等ではなく突出端がX−Y方向と直交する面に対し角
度θをなす平面上に位置する様にされている。そして、
最も高い突出端部には係合突起46Aが設けられてい
る。該係合突起46Aは上記斜板36の基板36Aに形
成された係合溝36A−3と係合可能である。上記制御
用シリンダ42及び上記制御用ピストン44を含んで駆
動部が構成され、該駆動部及び上記当接部材46を含ん
で斜板角度制御機構が構成されている。
【0020】上記制御用ピストン44にはX方向に突出
せる中心突出部45が形成されており、上記制御用シリ
ンダ42内には突出部45のX−Y方向位置を検出する
ための位置センサ48が配置されている。該位置センサ
48は、例えば、突出部45の先端位置を電磁的に検出
するものである。
【0021】ケーシング6内には、回転バルブ32より
Y側の第1領域CA1と、シリンダブロック22よりX
側且つ制御用シリンダ44よりY側の第2領域CA2
と、制御用シリンダ44よりX側の第3領域CA3とが
形成されている。上記作動流体(油)流出口14は第1
領域CA1と連通する様に位置しており、作動流体
(油)流通口16は第2領域CA2と連通する様に位置
しており、作動流体流通口18は第3領域CA3と連通
する様に位置している。
【0022】ケーシング6外において、作動流体(油)
流通口16は作動流体(油)流入口12と連通してい
る。一方、ケーシング6外において、作動流体(油)流
通口18は電磁弁52を介して作動流体(油)流出口1
4と連通している。尚、該作動流体(油)流出口14に
は作動流体(油)圧を検出するための圧力センサ54が
取付けられている。そして、上記電磁弁52は、上記位
置センサ48の検出信号を受ける制御回路56により制
御されるとともに、上記圧力センサ54によっても制御
される。
【0023】以上の様な本発明実施例のポンプにおい
て、モータ26により駆動回転軸24を回転させると、
回転バルブ32、斜板36の基板36A及び該基板と係
合せる当接部材46が駆動回転軸24とともに回転す
る。この際に、斜板36のリング36Cは、各プランジ
ャ30の係合球体31との係合に基づき、基板36Aに
対し回転する(即ち、リング36C自体は回転しな
い)。これにより、各プランジャ30が斜板36の回転
に伴ってX−Y方向に往復移動し、これに基づき、作動
流体(油)流入口12から回転バルブ32の外周溝32
B及び流通溝32Dを介してシリンダ28内に導入され
た作動流体(油)が、回転バルブ32の流通長孔32C
及び第2領域CA2を介して作動流体(油)流出口14
から流出せしめられる。即ち、回転バルブ32と当接部
材46とは同期して回転しており、また、斜板36によ
りX−Y方向に往復移動せしめられる各プランジャ30
は、X方向に進行してシリンダ28内へ作動流体(油)
を吸入する作動状態にあるものと上記回転バルブ32の
流通溝32Dとが周方向に対応して位置し、逆にY方向
に進行してシリンダ28内から作動流体(油)を吐出す
る作動状態にあるものと上記回転バルブ32の流通長孔
32Cとが周方向に対応して位置する様に、設定されて
いる。つまり、各シリンダ28に着目すると、回転バル
ブ32の流通溝32Dと連通している時にはプランジャ
30による作動流体(油)吸入動作がなされ、回転バル
ブ32の流通長孔32Cと連通している時にはプランジ
ャ30による作動流体(油)吐出動作がなされる。
【0024】図1は、角度制御機構の当接部材46が最
もY方向に進出した状態を示している。即ち、作動流体
(油)流通口18から第3の領域CA3に対し作動流体
(油)を最大限供給し加圧して、制御用ピストン44を
制御用シリンダ42からY方向に最大限突出させ(突出
長さL1 )、これに伴い、当接部材46により当接され
た斜板36が、駆動回転軸24と垂直の面に対し角度θ
だけ傾いている。
【0025】本実施例のポンプにおいては、斜板36の
傾きを変化させることができる。即ち、第3の領域CA
3内の作動流体(油)の量を図1の状態から次第に減ら
していくと、制御用ピストン44の突出長さが次第に減
少し、当接部材46も次第にX方向へと後退する。これ
により、駆動回転軸24と垂直の面に対する斜板36の
傾き角度は次第に小さくなる。尚、この場合、当接部材
46のY方向最突出端部には常にX方向への力が作用す
るので、斜板36と当接部材46との係合は維持され
る。なぜなら、駆動回転軸24の回転にともない、当接
部材46のY方向最突出端部に対応する斜板36の部分
は、常にプランジャ30をY方向に移動させる作用をな
すので、吐出される作動流体(油)からプランジャ30
を介して反力を受けるからである。以上の様にして、第
3の領域CA3内の作動流体(油)の量を最小限にし
て、制御用ピストン44を制御用シリンダ42からY方
向に最小限突出させ(突出長さL2 )斜板36の傾きを
ほぼ0となした状態を、図5に示す。
【0026】第3の領域CA3に対する作動流体(油)
の供給量を変化させることにより、図1の状態と図5の
状態との間の所望の状態を実現できる。この制御は次の
様にして行うことができる。即ち、位置センサ48によ
り検出される制御用ピストン突出部45の先端の位置が
所望の位置である時には、制御回路56は電磁弁52を
中立状態に維持する様に制御する。この場合、作動流体
(油)流出口14と作動流体(油)流通口18との連通
及び作動流体(油)流通口18とタンクとの連通は断た
れ、斜板36は所望の傾きを維持する。一方、位置セン
サ48により検出される制御用ピストン突出部45の先
端の位置が所望の位置よりもX方向にずれている時に
は、制御回路56は電磁弁52に対し、制御用ピストン
突出部45の先端の位置が所望の位置になるまで、作動
流体(油)流出口14と作動流体(油)流通口18とを
連通させて第3領域CA3内に作動流体(油)を流入さ
せる様に制御する。また、位置センサ48により検出さ
れる制御用ピストン突出部45の先端の位置が所望の位
置よりもY方向にずれている時には、制御回路56は電
磁弁52に対し、制御用ピストン突出部45の先端の位
置が所望の位置になるまで、作動流体(油)流通口18
とタンクとを連通させて第3領域CA3内の作動流体
(油)を排出させる様に制御する。この様な動作は、第
1の領域CA1が第2の領域より高圧であるので、可能
である。
【0027】尚、上記圧力センサ54により急激な圧力
上昇が検出された場合には、緊急時と判断して、直ちに
電磁弁52は中立状態とされる。
【0028】かくして、本実施例では、斜板角度制御機
構により駆動回転軸24の1回転あたりの作動流体
(油)流量を容易に制御することができる。そして、こ
の流量制御は、駆動回転軸24の回転数を一定に維持し
たままで行うことができ、動作は滑らかで安定してい
る。
【0029】更に、本実施例では、流量制御を作動流体
(油)流出口14から流出せしめられる作動流体(油)
を利用して行っているので、構成が簡単化されるととも
に、効率的である。
【0030】また、本実施例では、斜板角度制御機構の
駆動部が当接部とともにケーシング内に設けられている
ので、制御機構から作動流体(油)が漏れても何ら問題
は生じない。このため、制御機構のシールを簡単なもの
にしてもよい。
【0031】また、本実施例では、1つの回転バルブ3
2を用いて作動流体(油)の流入及び流出を行っている
ので、部品点数が少なく、構成が簡単である。
【0032】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、簡単な構
成で効率的且つ安定に流量制御を行うことが可能な回転
斜板式アキシアルプランジャ型ポンプが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるポンプの一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】本発明によるポンプの一実施例を示す一部省略
分解斜視図である。
【図3】本発明によるポンプの一実施例の一部分を示す
分解斜視図である。
【図4】本発明によるポンプの一実施例の回転バルブの
正面図である。
【図5】本発明によるポンプの一実施例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
2,4 円筒部材 6 ケーシング 12 作動油流入口 14 作動油流出口 16,18 作動油流通口 22 シリンダブロック 24 駆動回転軸 26 モータ 28 シリンダ 30 プランジャ 31 係合球体 32 回転バルブ 34 ピン 36 回転斜板 42 制御用シリンダ 44 制御用ピストン 46 当接部材 48 位置センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に駆動回転軸が挿入されて
    おり、該駆動回転軸には該回転軸とともに回転する回転
    斜板が取付けられており、前記ケーシング内にはシリン
    ダブロックが配置されており、該シリンダブロックには
    前記駆動回転軸の方向のシリンダが形成されており、該
    シリンダにはプランジャが往復移動可能に挿入されてお
    り、該プランジャは前記回転斜板に対し該回転斜板の前
    記回転を可能となす様に係合せしめられており、前記シ
    リンダ内での前記ピストンの往復移動及び弁機構に基づ
    き前記ケーシング内に作動流体を流入させ且つ前記ケー
    シング外へと前記作動流体を流出させる、回転斜板式ア
    キシアルピストンポンプにおいて、 前記弁機構は前記駆動回転軸方向に関し前記回転斜板側
    と反対の側に前記シリンダブロックに隣接して配置され
    前記駆動回転軸とともに回転する回転バルブからなり、
    該回転バルブは、前記ケーシング外から作動流体流入口
    を介して流入せしめられる作動流体を前記回転斜板の前
    記シリンダブロックに近い側の周方向半部に対応する第
    1の周方向半部において前記シリンダ内へと供給するた
    めの第1の流通経路と、前記回転斜板の前記シリンダブ
    ロックから遠い側の周方向半部に対応する第2の周方向
    半部において前記シリンダ内の作動流体を前記駆動回転
    軸方向に関し前記シリンダブロック側とは反対の側のケ
    ーシング内領域へと供給する第2の流通経路と、を備え
    ており、 前記ケーシング内領域からケーシング外へと前記作動流
    体を流出させる作動流体流出口を有する、ことを特徴と
    する、ポンプ。
  2. 【請求項2】 ケーシング内に駆動回転軸が挿入されて
    おり、該駆動回転軸には該回転軸とともに回転する回転
    斜板が取付けられており、前記ケーシング内にはシリン
    ダブロックが配置されており、該シリンダブロックには
    前記駆動回転軸の方向のシリンダが形成されており、該
    シリンダにはプランジャが往復移動可能に挿入されてお
    り、該プランジャは前記回転斜板に対し該回転斜板の前
    記回転を可能となす様に係合せしめられており、前記シ
    リンダ内での前記ピストンの往復移動及び弁機構に基づ
    き前記ケーシング内に作動流体を流入させ且つ前記ケー
    シング外へと前記作動流体を流出させる、回転斜板式ア
    キシアルピストンポンプにおいて、 前記回転斜板が前記駆動回転軸に対し該回転軸と直交す
    る方向を中心として回動可能な様に取付けられており、
    前記回転斜板の前記駆動回転軸となす角度を制御する角
    度制御機構を有し、該角度制御機構は、前記回転斜板の
    回動を係止し得る位置において該回転斜板に対し当接し
    且つ前記駆動回転軸とともに回転し得る当接部と、該当
    接部を前記駆動回転軸の方向に移動させるための駆動部
    とからなり、該駆動部は、前記ケーシング外へと流出せ
    しめられる作動流体の一部が供給され且つ前記ケーシン
    グ内に形成されている前記駆動回転軸方向の制御用シリ
    ンダと、該制御用シリンダ内に収容され且つ前記当接部
    と接続されている制御用ピストンと、を備えており、 前記制御用シリンダ内へと供給する作動流体の量を制御
    するための作動流体供給制御手段を有する、ことを特徴
    とする、ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載のポンプであって、
    前記請求項2に記載の構成をも有することを特徴とす
    る、ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記シリンダブロックには前記シリンダ
    が複数形成されており、これら複数のシリンダは前記駆
    動回転軸の周りで周方向に略均等に配置されていること
    を特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のポン
    プ。
  5. 【請求項5】 前記作動流体が液体であることを特徴と
    する、請求項1〜4のいずれかに記載のポンプ。
  6. 【請求項6】 前記作動流体が油であることを特徴とす
    る、請求項5に記載のポンプ。
  7. 【請求項7】 前記作動流体供給制御手段は、前記ケー
    シング外へと流出せしめられる作動流体の一部を前記制
    御用シリンダ内へと供給する経路に介在せる電磁弁と、
    前記制御用ピストンの前記駆動回転軸の方向の位置を検
    出する位置センサと、該位置センサの検出位置に応じて
    前記電磁弁を制御する制御回路とを含んでなることを特
    徴とする、請求項2〜6のいずれかに記載のポンプ。
JP6272114A 1994-11-07 1994-11-07 ポンプ Pending JPH08135563A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504962A (ja) * 2005-08-09 2009-02-05 ブルーニンガウス ハイドロマティック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンク 電子制御ユニットを備える液圧ピストンエンジンの調整装置
CN104405606A (zh) * 2014-10-20 2015-03-11 浙江大学 一种轴向柱塞泵

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JP2009504962A (ja) * 2005-08-09 2009-02-05 ブルーニンガウス ハイドロマティック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンク 電子制御ユニットを備える液圧ピストンエンジンの調整装置
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