JPH08135550A - 回転角センサ - Google Patents

回転角センサ

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JPH08135550A
JPH08135550A JP30144094A JP30144094A JPH08135550A JP H08135550 A JPH08135550 A JP H08135550A JP 30144094 A JP30144094 A JP 30144094A JP 30144094 A JP30144094 A JP 30144094A JP H08135550 A JPH08135550 A JP H08135550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
rotation angle
angle sensor
magnetic
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP30144094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Sato
美孝 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンケースの内壁に装着して用いる,オ
イルのシール性に優れた安価な回転角センサの提供。 【構成】 回転角センサ1のハウジング20は,端子板
14,磁石11及び導磁部材13をインサート成形して
なる合成樹脂製の第1ケーシング21と,第1ケーシン
グ21に磁気感応デバイス12等を取付け配線した後
に,端子板14の信号取出し部141を除く各部材11
〜14が内部に封入されるようインサート成形してなる
合成樹脂製の第2ケーシング22とを有する。シール部
材30は第1,第2ケーシング21,22の境界線を覆
い,第1ケーシング21又は第2ケーシング22に切れ
めなく当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,エンジンケースの内壁
に装着されるエンジンの回転角センサに関する。
【0002】
【従来技術】エンジンケースに装着して用いられる回転
角センサは,エンジンのクランクシャフトやカムシャフ
トに取付けたシグナルロータの回転に伴って変化する磁
束信号を,磁気感応デバイスによって電気信号に変換す
るものである。上記回転角センサは,エンジンオイルの
降りかかる雰囲気で用いられるから,回転角センサの内
部にオイルが浸入したり,また回転角センサを装着した
エンジンケースから外部にオイルがしみ出さないような
構造が必要である。
【0003】なお,回転角センサの内部にオイルが浸入
する原因は,上記シグナルロータにできるだけ接近させ
て直列の磁気回路を形成するために,鉄心をケースの外
側に突出させることによるものである。そのため,従来
の回転角センサは,回転角センサ内にオイルが浸入しな
いようにするためのOリングと,エンジンケースからオ
イルが洩れないようにするためのOリングと2つのシー
ル部材が用いられることが多い(例えば,実開平3−3
0816号公報参照)。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記のように
比較的高価なOリングを複数用いる構造は,部品点数が
多くコスト高となるという問題がある。本発明は,かか
る従来の問題点に鑑みて,オイルに対するシール性など
の耐環境性に優れ,かつ製作が容易で安価な回転角セン
サを提供しようとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は,エンジンケースの内壁に
装着されるエンジンの回転角センサであって,該回転角
センサは,磁束を発生させる磁石と,エンジンのシャフ
トに装着したシグナルロータの回転によって変化する上
記磁束の変化を電気信号として取り出す磁気感応デバイ
ス等と,磁気回路を構成するために必要に応じて設ける
導磁部材と,上記磁気感応デバイス等の電気信号を外部
に取り出すための端子板と,上記各部材を収容するハウ
ジングと,該ハウジングの外周面と上記エンジンケース
の内壁面との間に介設されたシール部材とを有してお
り,上記ハウジングは,上記端子板,磁石,及び導磁部
材をインサート成形してなる合成樹脂製の第1ケーシン
グと,該第1ケーシングに上記磁気感応デバイス等を取
付けて配線した後,上記端子板の信号取出し部を除く上
記各部材が内部に封入されるようインサート成形してな
る合成樹脂製の第2ケーシングとを有しており,上記シ
ール部材は,上記第1,第2ケーシングの外周面に形成
される両者の境界線の全てを覆うように配置され,該境
界線の両側において上記第1ケーシング又は第2ケーシ
ングに切れめなく当接することを特徴とするエンジンの
回転角センサにある。
【0006】本発明において最も注目すべきことの第1
点は,ハウジングが第1ケーシング及び第2ケーシング
からなることであり,第1ケーシングは端子板,磁石及
び必要に応じて設ける導磁部材をインサート成形したも
のであり,第2ケーシングは第1ケーシングに磁気感応
デバイス等を電気配線した後,端子板の信号取出し部を
除く上記各部材を内部に封入しインサート成形したもの
であることである。なお,上記において「磁気感応デバ
イス等」とは,ホール素子や磁気抵抗素子などの磁気感
応デバイスと,信号増幅等のために適宜設けられる回路
部品やプリント配線板などである。
【0007】本発明において,最も注目すべきことの第
2点は,シール部材が第1,第2ケーシングの外周面に
形成される両者の境界線の全てを覆い,該境界線の両側
において上記第1ケーシング又は第2ケーシングに切れ
めなく当接することである。
【0008】
【作用及び効果】本発明にかかる回転角センサにおいて
は,端子板の信号取出し部を除く各部材,即ち磁石,導
磁部材及び磁気感応デバイス等は第1,第2ケーシング
の内部にインサート成形されている。そして,端子板の
信号取出し部はエンジンケースの外側に位置しているか
ら,ここからオイル等が浸入することはない。
【0009】そして,磁石等のその他の部材は合成樹脂
製の第1,第2ケーシングの内部に封入されており,ま
た第1ケーシングと第2ケーシングの境界線はシール部
材によって覆われているから,両者の境界部からオイル
が内部に浸入することはない。なぜならば,シール部材
は上記境界線のすべてを覆っており,またこの境界線の
両側において切れめなく第1又は第2ケーシングに当接
しているから,オイルが境界部に浸入することはないか
らである。
【0010】また,上記シール部材はエンジンの内壁面
と回転角センサのハウジング(ケーシング)との間に介
設されており,オイルが回転角センサの装着部から外部
に洩れることを抑止している。上記のように本発明にか
かる回転角センサにおいては,単一のシール部材によっ
て,回転角センサ内部へのオイルの浸入とエンジンケー
ス外へのオイルの漏洩の両方を抑止することができる。
それ故,従来の回転角センサに比べてシール部材(Oリ
ング)の数を半数にすることができ,安価となる。
【0011】また,ケーシングは各部材をインサートし
て樹脂成形によって製造されるから,ハウジングの内部
に各部材を固定することが容易であり,組付け工数が少
なくハウジング自体も安価となる。また,合成樹脂の内
部にインサートされた各部材に対する保護効果に優れて
おり,耐環境性が極めて高い。上記のように,本発明に
よれば,オイルに対するシール性などの耐環境性に優
れ,かつ製作が容易で安価な回転角センサを提供するこ
とができる。
【0012】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかる回転角センサについて,図1,
図2を用いて説明する。本例は,図1に示すように,エ
ンジンケース81の内壁に装着される回転角センサ1で
あって,磁束を発生させる磁石11と,エンジンのシャ
フトに装着したシグナルロータ82の回転によって変化
する上記磁束の変化を電気信号として取り出す磁気感応
デバイス12等と,磁気回路を構成するための導磁部材
13と,磁気感応デバイス12の電気信号を外部に取り
出すための端子板14と,上記各部材11〜14を収容
するハウジング20と,ハウジング20の外周面とエン
ジンケース81の内壁面との間に介設されたシール部材
30とを有している。
【0013】ハウジング20は,端子板14,磁石11
及び導磁部材13をインサート成形してなる合成樹脂製
の第1ケーシング31と,第1ケーシング31に上記磁
気感応デバイス12等を取付けて配線した後,端子板1
4の信号取出し部141を除く上記各部材11〜14が
内部に封入されるようインサート成形してなる合成樹脂
製の第2ケーシング32とを有する。また,シール部材
30は,図2に示すように,第1,第2ケーシング2
1,22の外周面に形成される両者21,22の境界線
41の全てを覆うように配置され,境界線41の両側に
おいて第1ケーシング21又は第2ケーシング22に切
れめなく当接する。
【0014】次に上記各構成について説明を補足する。
磁石11のN極から発せられた磁束は,鉄製の導磁部材
13を通りシグナルロータ82の他部(図示せず)に入
った後,磁気感応デバイス12に対向するシグナルロー
タ82の対向部821から磁気感応デバイス12に入
り,磁石11のS極に戻る。
【0015】磁気感応デバイス12はホール素子を内蔵
するICであり,上記磁束に比例した起電力を発生さ
せ,更にそれを増幅するための電気回路等を内蔵する。
また,磁気感応デバイス12に電流を供給し,また上記
増幅回路の一部を構成する回路部品151,152は,
磁気感応デバイス12と別体の基板15に搭載されてい
る。図1において,符号161,162は電気接続のた
めの電線である。
【0016】次に上記回転角センサ1の製造工程を説明
する。始めに,端子板14,磁石11及び導磁部材13
を内部にインサートして第1ケーシング21を成形す
る。なお導磁部材13と磁石11とは磁気的な吸引力に
よって一体となっており,接着などは不要である。続い
て,磁気感応デバイス12を接着剤によって磁石11に
接着する。
【0017】次に,予め回路部品151,152を実装
した基板15を,第1ケーシング21の上面に接着し,
磁気感応デバイス12と基板15との間を電線161に
よって接続する。更に,基板15を電線162によって
端子板14の内側の端部に接続する。
【0018】この状態から,第2次の樹脂成形を実施
し,内部に各部材11〜15を封入して第2ケーシング
22を形成する。そして,回転角センサ1は,図1に示
すように,第2ケーシング22をエンジンケース81の
内側に配置し,第1ケーシング21の基端部側をエンジ
ンケース82の外側に出すようにしてエンジンケース8
1に装着される。
【0019】このとき,第1,第2ケーシング21,2
2の境界線41は,エンジンケース81における回転角
センサ1の装着壁面に位置し,この位置にシール部材3
0を配置する。シール部材30は,図2に示すように,
エンジンケース81の回転角センサ装着壁面と第1,第
2ケーシング21,22の外周面に当接する馬蹄形状の
断面を有している。このため,エンジンオイルは,上記
装着壁面からエンジンケース81の外部に洩れ出すこと
がなく,また第1,第2ケーシング21,22の境界部
から回転角センサ1の内部に浸入することがない。
【0020】即ち,本例の回転角センサ1は,1個のシ
ール部材30によって,回転角センサ1の内部へのオイ
ル浸入の防止とエンジンケース81外へのオイルの漏洩
の防止の両方の作用を果たしており,シール部材の部品
点数が少なく,全体が安価である。そして,合成樹脂に
よってインサート成形されるため,内部の部材11〜1
5に対して優れた保護効果を有している。
【0021】また,第1,第2ケーシング21,22も
樹脂成形によって安価に製作することができる。上記の
ように,本例によれば,オイルに対するシール性などの
耐環境性に優れ,かつ製作が容易で安価な回転角センサ
1を提供することができる。
【0022】実施例2 本例は,図3に示すように,実施例1においてシール部
材31の断面形状を変更し,上部にもくびれ311を設
けエンジンケース81の内壁と2重に接触させるように
したものである。その他については,実施例1と同様で
ある。
【0023】実施例3 本例は,図4に示すように,実施例1において,シール
部材32の断面形状を変更したもう1つの実施例であ
る。即ち,シール部材32の断面形状を楕円形とし,エ
ンジンケース81及び第1,第2ケーシング21,22
と4点で接触するようにしてある。そして接触面の1つ
は,境界線41に位置する。その他は,実施例1と同様
である。
【0024】実施例4 本例は,図5に示すように,実施例3において第1ケー
シング23と第2ケーシング24の境界部の形状を変更
したもう1つの実施例である。そしてシール部材32
は,第1ケーシング23と2点で接触させるようにし,
境界線41には接触しないようにしてある。その他につ
いては,実施例3と同様である。
【0025】実施例5 本例は,図6に示すように,実施例4において,第1ケ
ーシング25と第2ケーシング26の境界部の形状を若
干変更したもう1つの実施例である。その他について
は,実施例4と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の回転角センサの断面図。
【図2】図1のシール部材近傍の部分拡大図。
【図3】実施例2の回転角センサのシール部材近傍の部
分拡大図。
【図4】実施例3の回転角センサのシール部材近傍の部
分拡大図。
【図5】実施例4の回転角センサのシール部材近傍の部
分拡大図。
【図6】実施例5の回転角センサのシール部材近傍の部
分拡大図。
【符号の説明】
1...回転角センサ, 11...磁石, 12...磁気感応デバイス, 13...導磁部材, 14...端子板, 20...ハウジング, 21,23,25...第1ケーシング, 22,24,26...第2ケーシング, 30,31,32...シール部材,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンケースの内壁に装着されるエン
    ジンの回転角センサであって,該回転角センサは,磁束
    を発生させる磁石と,エンジンのシャフトに装着したシ
    グナルロータの回転によって変化する上記磁束の変化を
    電気信号として取り出す磁気感応デバイス等と,磁気回
    路を構成するために必要に応じて設ける導磁部材と,上
    記磁気感応デバイス等の電気信号を外部に取り出すため
    の端子板と,上記各部材を収容するハウジングと,該ハ
    ウジングの外周面と上記エンジンケースの内壁面との間
    に介設されたシール部材とを有しており,上記ハウジン
    グは,上記端子板,磁石,及び導磁部材をインサート成
    形してなる合成樹脂製の第1ケーシングと,該第1ケー
    シングに上記磁気感応デバイス等を取付けて配線した
    後,上記端子板の信号取出し部を除く上記各部材が内部
    に封入されるようインサート成形してなる合成樹脂製の
    第2ケーシングとを有しており,上記シール部材は,上
    記第1,第2ケーシングの外周面に形成される両者の境
    界線の全てを覆うように配置され,該境界線の両側にお
    いて上記第1ケーシング又は第2ケーシングに切れめな
    く当接することを特徴とするエンジンの回転角センサ。
JP30144094A 1994-11-09 1994-11-09 回転角センサ Pending JPH08135550A (ja)

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JP30144094A JPH08135550A (ja) 1994-11-09 1994-11-09 回転角センサ

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JP30144094A JPH08135550A (ja) 1994-11-09 1994-11-09 回転角センサ

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JPH08135550A true JPH08135550A (ja) 1996-05-28

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ID=17896923

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30144094A Pending JPH08135550A (ja) 1994-11-09 1994-11-09 回転角センサ

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JP (1) JPH08135550A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018096918A (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 センサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018096918A (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 センサ

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