JPH08135506A - 内燃機関用スロットルボディおよびその製造方法 - Google Patents

内燃機関用スロットルボディおよびその製造方法

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JPH08135506A
JPH08135506A JP6271596A JP27159694A JPH08135506A JP H08135506 A JPH08135506 A JP H08135506A JP 6271596 A JP6271596 A JP 6271596A JP 27159694 A JP27159694 A JP 27159694A JP H08135506 A JPH08135506 A JP H08135506A
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housing
hot water
throttle body
internal combustion
combustion engine
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JP6271596A
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Yoko Honda
陽広 本田
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アイシングを効果的に防止するようにした温
水通路部をもつ内燃機関用スロットルボディを提供す
る。 【構成】 第1ハウジング12は、スロットルバルブ4
により開度が調節される吸気通路14と、この吸気通路
14の一部を区画する薄肉の隔壁12と、この隔壁12
の吸気通路14側と反対側面に形成される凹凸格子状の
補強用リブ21とを有する。入口パイプ15および出口
パイプ16を有する第2ハウジング13が第1ハウジン
グ12と接合されるとき、リブ20の周囲の空間に温水
通路19が形成される。これにより、温水通路19内に
温水が循環されるとき、温水のもつ熱が薄肉の隔壁20
を経由してスロットルバルブ4側に伝達され易いのでア
イシングを効果的に防止する。また、隔壁20には補強
用リブ21が形成されるため、スロットルボディ11の
剛性を高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子制御式燃料噴射装
置付の内燃機関(以下EFIエンジンと称する)の吸気
系、特にその加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】EFIエンジンにおいて、吸入空気制御
を行なうスロットルボディに寒冷地でのアイシング防止
を目的として温水加熱部が取付けられているものが知ら
れている。一方、エンジン暖機時にスロットルバルブを
バイパスして吸入空気量を増加させ、ファーストアイド
ル機構の役割を果すエアバルブは、エンジン冷却温水の
伝熱を利用し、バイメタルと電熱ヒータにより作動して
吸入空気量を調節しているが、伝熱不足で適切なファー
ストアイドル機能がなしえない場合には、電熱ヒータの
周囲に別個に温水を通すことでその機能を果たすように
している。
【0003】ところで、例えば図7に示すような従来の
内燃機関用スロットルバルブは、ハウジング1の内部に
円筒状の吸気通路2を形成し、この吸気通路2の開度を
調節するスロットルバルブ4をハウジング1に対し回動
自在にシャフト3に固定している。この吸気通路2の近
傍にはエンジン冷却温水を流通させる温水通路6を直状
に形成し、この温水通路6の入口側と出口側に入口パイ
プ7と出口パイプ8を取付けている。ハウジング1はア
ルミでできているので、伝熱性が相対的に良好である。
この温水通路6にエンジン冷却温水を流すことで、エン
ジン冷却温水のもつ熱をスロットルバルブ4側に伝熱し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにスロットル
ボディがアルミ製ハウジングで構成される従来のもので
は、アルミ製ハウジングに設けた温水通路にエンジン冷
却温水を流すことにより、寒冷地での高速走行中のスロ
ットルバルブアイシングを防止している。しかし、スロ
ットルボディのハウジングの材質をアルミから樹脂に変
更した場合、樹脂の熱伝導度はアルミに比べかなり低下
するため、従来の温水通路の構造に何ら変更を加えない
でそのまま使用した場合には温水通路に温水を流すこと
だけでは吸気通路側への伝熱効果が小さいことからアイ
シングを効果的に防止することは困難であった。
【0005】本発明の目的は、アイシングを効果的に防
止するようにした温水通路部をもつ内燃機関用スロット
ルボディを提供することにある。本発明の別の目的は、
スロットルボディを型成形により製造する場合、型成形
を容易に行なうことが可能な構造ないし形状をもつ内燃
機関用スロットルボディを提供することにある。
【0006】本発明のさらに別の目的は、温水パイプの
配管方向の自由度を向上させた構造をもつ内燃機関用ス
ロットルボディを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
内燃機関用スロットルボディは、スロットルバルブと、
このスロットルバルブを取付るシャフトと、このシャフ
トを回動自在に支持するハウジングであって、前記スロ
ットルバルブにより開度が調節される吸気通路と、この
吸気通路の一部を区画する薄肉の隔壁と、この隔壁の前
記吸気通路側と反対側面に形成される補強用リブとを有
する第1ハウジングと、前記第1ハウジングの前記リブ
の周囲の空間とで温水通路を形成するとともに、入口パ
イプおよび/または出口パイプを有する第2ハウジング
とを備えたことを特徴とする構成を採用する。
【0008】請求項2記載の内燃機関用スロットルボデ
ィは、前記構成において、前記第1ハウジングおよび/
または前記第2ハウジングは、樹脂製であることを特徴
とする。請求項3記載の内燃機関用スロットルボディの
製造方法は、標準型の第1ハウジングに対し、前記入口
パイプおよび/または出口パイプの配管方向の相異なる
複数種類の第2ハウジングを用意し、前記標準型の第1
ハウジングに前記第2ハウジングを組み付けるとき所望
の第2ハウジングを選択することで、配管方向の相異な
る入口パイプおよび/または出口パイプを有するスロッ
トルボディを製作することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の内燃機関用スロットルボデ
ィの製造方法は、前記第1ハウジングの製造方法であっ
て、成形用上下型を上下方向に抜くことにより温水通路
の内壁の一部を形成し、この成形用上下型の上下方向と
直交する方向にスライドする成形用スライド型をスライ
ド方向に抜くことにより、吸気通路を形成することを特
徴とする。
【0010】
【作用および発明の効果】請求項1記載の内燃機関用ス
ロットルボディによると、吸気通路と温水通路とを仕切
る隔壁を薄肉に形成したため、温水通路に充満する温水
のもつ熱が隔壁を経由してスロットルバルブ側に伝達さ
れ易いため、スロットルバルブのアイシングを効果的に
防止することができる。また、隔壁の吸気通路側と反対
側面には補強用リブが形成されるため、スロットルボデ
ィの剛性を高められる。
【0011】請求項2記載の内燃機関用スロットルボデ
ィによると、第1ハウジングおよび/または前記第2ハ
ウジングが樹脂製であることから、軽量かつ製作が樹脂
成形可能になり、低コスト化できる効果が大きい。請求
項3記載の内燃機関用スロットルボディの製造方法によ
ると、標準型の第1ハウジングに対し所望の第2ハウジ
ングを組み付けることで、所望の配管方向の入口パイプ
および/または出口パイプを有するスロットルボディを
簡便かつ小種類の部品で多様なスロットルボディを簡便
に製作することができる。従って、温水の入口または出
口パイプの配管方向の自由度を向上させた構造をもつ内
燃機関用スロットルボディを簡単に製作することができ
る。
【0012】請求項4記載の内燃機関用スロットルボデ
ィの製造方法によると、前記第1ハウジングの製造方法
であって、成形用上下型とスライド型を用いることで、
温水通路と吸気通路とを仕切る薄肉の隔壁を形成するこ
とができるため、アイシング防止効果の大きいスロット
ルボディを簡便にかつ低コストに製作することができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)本発明の第1実施例を図1および図2に
示す。図1および図2に示すスロットルボディ11は、
エンジンの吸気系に設けられる図示しないサージタンク
の入口側に取付けられる。このスロットルボディ11
は、第1ハウジング12と第2ハウジング13とが嵌合
されて接着固定されている。第1ハウジング12と第2
ハウジング13はそれぞれ成形型による樹脂成形により
形成される。
【0014】第1ハウジング12は、円筒状の吸気通路
14を有し、この吸気通路14の開度を調節するスロッ
トルバルブ4がシャフト3に固定されており、このシャ
フト3は第1ハウジング12に対し回動自在に設けられ
ている。第1ハウジング12の一部には取付ボルト穴1
8を有する取付部18が形成されている。そして温水通
路19と吸気通路14を背中合わせに仕切る部分が薄肉
の隔壁20で形成されている。この薄肉の隔壁20に
は、温水通路19側にこの薄肉部分の強度を補強する補
強用の薄肉のリブ21が格子状に設けられている。この
リブ21は、樹脂成形による製作時、図示しない成形型
が図1の下方向に型抜きできるように僅かな勾配を付け
て設けられている。具体的には、第1ハウジング12を
製作する時、図1において上側と下側にそれぞれ図示し
ない上型と下型を設けて型抜き時に温水通路19を形成
し、紙面に対し垂直方向に図示しないスライド型を設け
てこの型抜き時に吸気通路14を形成する。
【0015】第2ハウジング13は、隔壁20に対面す
る位置に温水通路19の空間の一部を仕切るように第1
ハウジング12の内壁の一部22に圧入接着される。そ
して第2ハウジング13には入口パイプ15と出口パイ
プ16とが外部と温水通路19とを連通するようにシャ
フト3に直交する方向に設けられている。この第2ハウ
ジング13もまた、樹脂成形により製作することができ
る。
【0016】スロットルバルブ4は、図示されていない
エンジンのアクセルペダルを踏込むと、このアクセルペ
ダルの踏代量に応じた量だけアクセペダルに一端が接続
された図示しないケーブルが移動し、このケーブルの移
動量に対応する量だけケーブルの他端側のシャフト3が
回転駆動され、この回動角度に等しい角度だけスロット
ルバルブ4が回転する。このスロットルバルブ4の開度
に応じた吸入空気量が吸気通路14を通ってエンジンピ
ストンのポンピング作用によりシリンダ内に吸込され
る。例えばエンジンの暖機後、ラジエータとエンジン間
の冷却水路を循環する冷却温水の一部を入口パイプ15
から温水通路19に流入し、この温水通路19に充満さ
れる冷却温水のもつ熱が薄肉の隔壁20を伝熱してスロ
ットルバルブ4の近傍を加熱し、温水通路19中の熱を
奪われた冷却温水は、出口パイプ16より前記冷却水路
に戻される。これにより、スロットルバルブ4が氷結に
より第1ハウジング12に固着するというアイシングが
防止されるため、スロットルバルブの適正な駆動が確保
される。
【0017】本実施例では、隔壁20が吸気通路14と
温水通路19の間の薄い仕切壁となっているため、隔壁
20の材質が樹脂であるとはいえ、温水通路19の温水
のもつ熱がスロットルバルブ4側に伝熱しやすいので、
アイシングの防止を確実に行うことができるという効果
がある。また、隔壁20ともに一体成形される補強用の
リブ21が剛性を高めると同時に、複雑な凹凸格子形状
部が温水通路19内の温水の対流時間を長くするととも
に、温水のもつ熱がリブ21と隔壁20を通して十分に
スロットルバルブ4側に伝達される伝熱効果が大であ
る。
【0018】(第2実施例)本発明の第2実施例を図3
に示す。図3に示す第2実施例は、スロットルバルブの
下側も上側も十分な熱が伝達されるようにした構成をも
っている。スロットルボディは、第1ハウジング31の
図3で上下両端側の内壁に第2ハウジング33、34が
圧入接着されて構成されている。第2ハウジング34に
は入口パイプ35が形成され、第2ハウジング33には
出口パイプ36が形成されている。
【0019】第1ハウジング31は、図3に示す上方向
と下方向に型抜き可能な図示しない上型と下型とから樹
脂成形により形成される。吸気通路14を構成する図3
で下側の隔壁20と上側の隔壁24とにはそれぞれ補強
用のリブ21、23がそれぞれ図3に示すA方向および
B方向から見ると凹凸格子状に形成されている。この第
1ハウジング31の一部には、外から見ると、凹状空間
として形成される二個の温水通路19と29とが形成さ
れ、この第1の温水通路19と第2の温水通路29とは
連通孔30により連通されている。第2ハウジング3
4、33は、第1ハウジング31の図3に示す上下両端
側の内壁に圧入接着されて構成されている。
【0020】入口パイプ35から温水通路19に入った
冷却温水は、この温水通路19内を循環した後、連通孔
30を通して温水通路29に入り、この温水通路29内
を循環した後、出口パイプ36から外部に排出される。
本実施例では、温水通路19と29とによりスロットル
バルブ4の図3で上下両側から隔壁20、24を経由し
てスロットルバルブ4を加温するため、アイシング防止
効果が第1実施例よりも相対的に大である。
【0021】本実施例では、第1ハウジング31をその
まま使用し、第2ハウジング33または第2ハウジング
34に代えて、入口パイプまたは出口パイプの位置の異
なるパイプをもつ第2ハウジングに交換すると、冷却温
水の入口方向または出口方向を自由に変更することがで
きる。従って、第1ハウジング31を標準ハウジングと
すれば、この標準ハウジングに対し入口パイプおよび出
口パイプのパイプ出入口方向を自由に設計変更した複数
の種類の第2ハウジジングを製作しておけば、第2ハウ
ジングのみを交換するだけで、冷却温水の入口方向また
は出口方向を容易に変更することができるという効果が
ある。これは、一般に、スロットルバルブはエンジンル
ーム内の搭載場所によっては車両走行風を受け易かった
り受け難かったり、また走行風が冬は冷風となり夏場は
熱風となったりするので、エンジンごとに熱の伝わり方
が異なるスロットルボディを作る必要があることから、
この入口パイプ出口パイプの形状や向きを変えること
で、種々の熱伝達量のスロットルボディを低コストで製
作することができるという効果がある。
【0022】また一般に、エンジンに搭載のスロットル
バルブ周りには多種の部品が配置されていることからス
ロットルバルブの入口パイプおよび出口パイプへのゴム
ホースの差し込み方向は特定の方向でしか組付ができな
い場合があるが、この場合にはこの第2実施例では、第
2ハウジング34または33を交換するだけで、スロッ
トルボディ周囲の空間スペースの形状及び大きさのタイ
プに応じたゴムホースの差込み取付が容易に行えるとい
う効果がある。
【0023】また一般に、スロットルボディは、エンジ
ン冷却温水から過剰に熱を受けると吸気が暖まり過ぎて
エンジン出力が低下するし、エンジン冷却温水からの受
熱伝達量が少なすぎると冬場に寒冷地等ではアイシング
を発生しやすくなりスロットルバルブが凍り付いてしま
って固着して機能しなくなるということがある。従って
このようなとき、エンジン冷却温水の入口パイプおよび
出口パイプの方向を変更した複数種類の第2ハウジング
から適宜所望の熱伝導特性をもつ第2ハウジングを選択
することで、温水通路19、29からスロットルバルブ
4の受熱伝達有効量を変更し、第1ハウジング31をそ
のまま使用し第2ハウジング34、33を交換するだけ
で、低コストで簡単な操作でエンジンの出力向上または
アイシングの防止を図ることができる。
【0024】また本実施例では、樹脂により第1ハウジ
ング31を構成しているために同一の形状及び大きさの
アルミ製のハウジングに比べ熱伝達量が低下するが、し
かし従来のものよりは薄肉の隔壁20、24により温水
通路19、29と吸気通路14とを隔離していることか
ら温水のもつ熱伝達量効率が良好となるので、寒冷地で
のアイシングを確実に防止することができるという効果
がある。
【0025】(第3実施例)本発明の第3実施例を図4
に示す。図4に示す第3実施例は、図1に示す第1実施
例の第2ハウジング13に代えて別の第2ハウジング4
3を使用した例である。この第2ハウジング43は、入
口パイプ44と出口パイプ45をシャフト3の延びる方
向と平行な方向に延ばしている。そして第2ハウジング
43の取付部43aは、第1ハウジング12の温水通路
19を構成する内壁の一部に圧入接着固定している。こ
の接着手段は、例えば超音波溶着、接着剤による接着等
を用いることができる。その他の部分については第1実
施例と実質的に同一である。
【0026】この第3実施例は、入口パイプ44から温
水通路19に流入したエンジン冷却温水を温水通路19
で循環させた後出口パイプ45から外部に流出する。第
1の実施例に比べてエンジン冷却温水の流入方向および
流出方向が異なることから、エンジン冷却温水による隔
壁20を通しての吸気通路14側の加熱効果を変更する
ことができる。またエンジンルーム内の走行風の受け方
あるいは走行風からの熱の伝わり方あるいは配管取回し
上の取付余裕スペース等の観点からこのように第1実施
例のものとは異なる形でのパイプ配管取付を行うことが
できる。この例では、第1実施例と同一の第1ハウジン
グ12を使用したまま第2ハウジング13または43等
に交換するだけでこのような設計変更を行うことができ
るから、第1ハウジングの標準型を作っておけば、この
第1実施例の第2ハウジングまたは第3実施例の第2ハ
ウジングを選択するだけで所望の熱特性のスロットルボ
ディに低コストで容易に変更することができるという効
果がある。
【0027】(第4実施例)本発明の第4実施例を図5
および図6に示す。図5および図6に示す第4実施例
は、第1実施例の第1ハウジング12と同様のものを使
用し、第2ハウジングに第1実施例ならびに第3実施例
とはまた別の第2ハウジング53を使用した例である。
この第4実施例は、第1ハウジング12を第1実施例と
同様のものをそのまま使用し、第2ハウジング53に形
成する入口パイプ54と出口パイプ55をシャフト3の
延びる方向と直交する方向に配列した例である。そして
温水通路19の内部にこの温水通路19を循環する温水
の流れが図6に矢印方向に示すように通路長さが長くな
るように仕切り板56を形成している。この仕切り板5
6は、第2ハウジング53と共に樹脂成形により一体成
形されるもので、その湾曲端部56cの形状は、第1ハ
ウジング12のリブ21の先端を結ぶ曲線、及び、吸気
通路14の内壁円弧を描く曲線の描く円と同心円上に形
成されている。そして入口パイプ54と出口パイプ55
側にその仕切りの一端56aが第2ハウジング53に固
定されており、他端56bの近傍が温水がUターンする
ように空間部46が形成されるように開口部分が形成さ
れている。
【0028】入口パイプ54から温水通路19に流入し
たエンジン冷却温水は、図6に示す矢印方向に空間部4
6部分でUターンして仕切り板56の図6に示す仕切り
板56の裏側(背面側)を点線矢印方向に進み出口パイ
プ55から外部に流出する。これにより、入口パイプ5
4から温水通路19に入ったエンジン冷却温水が十分に
凹凸格子状の起伏に富んだ温水通路19内を循環して長
時間対流し、このとき冷却温水のもつ温熱が隔壁20を
通して吸気通路14側に十分に伝熱する効果が大である
という効果がある。
【0029】以上本発明のいくつかの実施例について説
明してきたが、上記実施例においてはハウジング12、
13、31、33、34、43、53等を樹脂製のもの
で形成したものについて説明したが、本発明のスロット
ルボディのハウジング材料は樹脂に限らずアルミニウム
その他の材料であってもよいことはもちろんである。本
発明では、スロットルボディを構成する第1ハウジング
を例えば一種類の成形型で成形し、この第1ハウジング
に対し温水の出入口パイプ部分の配管方向を自由に取れ
る複数種類の第2ハウジングを選択して取替えるだけで
配管方向を自由に設計変更でき、低コストで多種多様の
配管取回し方向に対応することができるスロットルボデ
ィを低コストに形成することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のスロットルボディを示す
断面図である。
【図2】図1に示すII−II線断面図である。
【図3】本発明の第2実施例のスロットルボディを示す
断面図である。
【図4】本発明の第3実施例のスロットルボディを示す
断面図である。
【図5】本発明の第4実施例のスロットルボディを示す
断面図である。
【図6】本発明の第4実施例の第2ハウジングをその温
水流れ方向とともに示した斜視図である。
【図7】従来例のスロットルボディを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
3 シャフト 4 スロットルバルブ 11 内燃機関用スロットルボディ 12 第1ハウジング 13 第2ハウジング 14 吸気通路 15 入口パイプ 16 出口パイプ 19 温水通路 20 隔壁 21 リブ 22 内壁 23 リブ 24 内壁 29 温水通路 31 第1ハウジング 33、34 第2ハウジング 43 第2ハウジング 47 空間部 53 第2ハウジング 56 仕切り板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブと、 このスロットルバルブを取付るシャフトと、 このシャフトを回動自在に支持するハウジングであっ
    て、前記スロットルバルブにより開度が調節される吸気
    通路と、この吸気通路の一部を区画する薄肉の隔壁と、
    この隔壁の前記吸気通路側と反対側面に形成される補強
    用リブとを有する第1ハウジングと、 前記第1ハウジングの前記リブの周囲の空間とで温水通
    路を形成するとともに、入口パイプおよび/または出口
    パイプを有する第2ハウジングとを備えたことを特徴と
    する内燃機関用スロットルボディ。
  2. 【請求項2】 前記第1ハウジングおよび/または前記
    第2ハウジングは、樹脂製であることを特徴とする請求
    項1記載の内燃機関用スロットルボディ。
  3. 【請求項3】 標準型の第1ハウジングに対し、前記入
    口パイプおよび/または出口パイプの配管方向の相異な
    る複数種類の第2ハウジングを用意し、前記標準型の第
    1ハウジングに前記第2ハウジングを組み付けるとき所
    望の第2ハウジングを選択することで、配管方向の相異
    なる入口パイプおよび/または出口パイプを有するスロ
    ットルボディを製作することを特徴とする請求項1また
    は2記載の内燃機関用スロットルボディの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1ハウジングの製造方法であっ
    て、成形用上下型を上下方向に抜くことにより温水通路
    の内壁の一部を形成し、この成形用上下型の上下方向と
    直交する方向にスライドする成形用スライド型をスライ
    ド方向に抜くことにより、吸気通路を形成することを特
    徴とする請求項1または2記載の内燃機関用スロットル
    ボディのハウジングの製造方法。
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