JPH0813529B2 - 共押出熱収縮性積層フィルム - Google Patents

共押出熱収縮性積層フィルム

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JPH0813529B2
JPH0813529B2 JP1161147A JP16114789A JPH0813529B2 JP H0813529 B2 JPH0813529 B2 JP H0813529B2 JP 1161147 A JP1161147 A JP 1161147A JP 16114789 A JP16114789 A JP 16114789A JP H0813529 B2 JPH0813529 B2 JP H0813529B2
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正樹 大屋
由治 西本
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呉羽化学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は塩化ビニリデン系樹脂(以後、PVDCと略称す
る)層をバリヤー層とし、中間層にポリアミド、熱可塑
性ポリエステル及びアイオノマーから選ばれた樹脂層を
有し、シール層が超低密度ポリエチレン(以後、VLDPE
と略称する)を含む層であり、且つその厚みがフィルム
厚みの40〜85%であり更に外層がオレフィン系樹脂層か
ら成る共押出熱収縮性積層フィルムに関する。更に詳し
くは、ガスバリヤー層がPVDCから成り、且つその厚みが
6μm以上でフィルムの厚みの30%以下であり、 シール層がI)密度が0.910未満、結晶融点が125℃未
満、且つビカット軟化点85℃未満のVLDPF、II)密度が
0.910未満、結晶融点が125℃未満、且つビカット軟化点
85℃未満のVLDPE55重量%以上と、密度が0.910〜0.930
の線状低密度ポリエチレン(以後、LLDPEと略称する)4
5重量%未満との混合物のいずれかから成り、且つ、そ
の厚みがフィルムの厚みの40〜85%であり、 中間層の少くとも1層が結晶融点240℃以下のポリア
ミド、熱可塑性ポリエステル及びアイオノマーから選ば
れた樹脂から成り、且つその厚みがフィルムの5〜40%
であり、 外層がオレフィン系樹脂からなり、少なくとも一つの
層間に厚みが0.5〜5.0μmの接着剤層を有し、且つフィ
ルムの厚みが20〜120μmである共押出熱収縮性積層フ
ィルムに関する。
従来の技術 形状が不揃いで、かつ不規則な食品の包装には、一般
に熱収縮包装が用いられる。又、これらの包装には長期
間の保存期間が求められるため、包装材料には酸素に対
するバリヤー性が必要とされる。
食品包装のための酸素ガスバリヤー性のある熱収縮性
フィルムとしてはPVDC単独フィルムが用いられてきた。
しかし、PVDC単独フィルムは低温時の機械的強度が小さ
いため、PVDCとオレフィン樹脂の積層フィルムの開発が
行なわれ、PVDCとオレフィン樹脂の積層フィルムとして
多数のフィルムが提案されている。
これらのフィルムに関して特開昭60−120050にはガス
バリヤー層が6μm以上で全層の厚みに対して30%以下
のPVDC、両外層もしくは少くとも一層が実施例において
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(以後、EVAと略称
する)もしくはLLDPEFもしくはその混合物の如きオレフ
ィン系樹脂からなり、内層に全層の厚みに対して5〜40
%の厚みをもつ少なくとも1層の結晶融点が240℃以下
を有するポリアミドもしくは熱可塑性ポリエステルを有
し、且つ夫々の層間に接着剤層をもつことからなる熱収
縮性筒状積層フィルムが開示されている。
又、特開昭60−97847号には、ガスバリヤー層がPVD
C、両外層もしくは少なくとも一層が実施例においてEVA
もしくはLLDPEもしくはその混合物の如き、オレフィン
系樹脂からなり、内層に全層の厚みに対し、5〜20%の
厚みをもつ少なくとも一層のアイオノマー樹脂を有し、
且つ夫々の層間に接着剤層をもつ熱収縮性積層フィルム
が開示されている。
更に、特開昭62−80043には少くとも1つの外側重合
体層、内側熱シール性層及び随時該内側層間の酸素遮閉
層を含んでなる優れた熱収縮及び冷シール性を有する熱
可塑性の多層包装フィルムにおいて、熱シール性層がエ
チレンおよび共重合体に基づいてx〜y重量%の、分子
当りの炭素数が4〜8のα−オレフィンとの共重合体を
含んでなる、但しx=0.5nC+8及びy=1.25nC+15で
あり、なおnCがα−オレフィンの炭素数であり、また該
共重合体が920Kg/m3以下の密度を有する、該熱可塑性多
層包装フィルムが開示されている。
しかし、これらのフィルムでは、熱シール強度の耐熱
性、耐ピンホール性、フィルムの開口性、熱収縮率等の
バランスにおいて充分とは云い難い点があった。
本発明者は、熱シール強度の耐熱性、耐ピンホール
性、フィルム開口性、熱収縮率及び延伸性において、バ
ランスのとれた実用性のある共押出熱収縮性積層フィル
ムを得るべく鋭意研究の結果、ポリオレフィン層/ポリ
アミド層又は熱可塑性ポリエステル層又はアイオノマー
層/ガスバリヤー層/ポリオレフィン層からなる共押出
積層フィルムであって、該オレフィン層からなるシール
層が比較的厚くかつVLDPEを含む層である共押出熱収縮
性積層フィルムを見出し、本発明を成すに至った。
問題点を解決するための手段 本発明のフィルムは、ガスバリヤー層がPVDCから成
り、且つその厚みが6μm以上でフィルムの厚みの30%
以下であり、シール層がI)密度が0.910未満、結晶融
点か125℃未満でビカット軟化点が85℃未満のVLDPE、I
I)密度が0.910未満、結晶融点が125℃未満でビカット
軟化点85℃未満のVLDPE55重量%以上と、密度が0.910〜
0.930のLLDPE45重量%未満との混合物のいずれかから成
りその厚みがフィルムの厚みの40〜85%であり、 中間層の少くとも1層が結晶融点240℃以下のポリア
ミド、熱可塑性ポリエテル及びアイオノマーから選ばれ
た樹脂からなり、その厚みがフィルムの5〜40%であ
り、 外層がオレフィン系樹脂からなり、 層間の少なくとも一つに夫々の厚みが0.5〜5.0μmの
接着剤層を有し、且つフィルムの厚みが20〜120μmで
ある共押出熱収縮性積層フィルムである。
本発明の共押出熱収縮性積層フィルムはPVDC、オレフ
ィン系樹脂、ポリアミド又は熱可塑性ポリエステル、又
はアイオノマー、接着剤樹脂を共押出積層し、冷却、加
熱延伸することにより製造される。
本発明の熱収縮性積層フィルムはガスバリヤー層であ
るPVDC層が比較的厚いので製造時ダイ流路内での滞留時
間が短かく、熱分解が起り難いという製造上の長所があ
る。更に外層もしくはシール層のオレフィン系樹脂とPV
DC層の間には少くとも一層の特定な厚みのポリアミド層
もしくは熱可塑性ポリエステル層もしくはアイオノマー
層を配置するので耐ピンホール性、適当な剛性を有し、
フィルム開口性がよくしかも均一な延伸性即ち熱収縮率
を得ることができる。
本発明ではバリヤー層として使用されるPVDCは65〜95
重量%の塩化ビニリデン及びこれと共重合可能な不飽和
単量体の少なくとも1種の5〜35重量%からなる共重合
体である。共重合可能な単量体としては、例えば塩化ビ
ニル、アクリロニトリル、アクリル酸アルキルエステル
(アルキル基炭素数1〜18個)等が包含される。このPV
DC中には必要に応じて、少量の可塑剤、安定剤を含有さ
せてもよい。これらの添加剤は当業者には公知であり、
ジオクチル・アジペート、エポキシ化大豆油等が代表的
なものである。
PVDC層の厚みは6μm以上で全層の厚みに対して30%
以下、好ましくは25%以下である。6μm未満ではダイ
内でポリアイドもしくは熱可塑性ポリエステルと積層し
て押出す際ダイ流路内での滞留時間が長くなってPVDCが
熱分解し共押出が困難になる。又、全層厚みの30%を越
えると積層フィルムの低温時の衝撃強度が低下する。
シール層にはVLDPEもしくはVLDPEとLLDPEの混合物が
用いられ、更にVLDPE55重量%以上とLLDPEの0〜30重量
%未満及びエチレンとビニルエステル共重合体、エチレ
ンと脂肪族不飽和カルボン酸共重合体、エチレンと脂肪
族不飽和カルボン酸エステル共重合体から選ばれた少く
とも1種の共重合体45重量%未満との混合物が使用され
得る。
シール層がこれらのVLDPEを含む層であり、且つその
層厚みがフィルムの厚みの40〜85%好ましくは50〜80%
であることが本発明の特徴の一つである。
外層を構成するオレフィン系樹脂としては、例えば
結晶融点80℃〜103℃のEVA、もしくは該EVAと密度0.910
〜0.930のLLDPEもしくはVLDPEとの混合物、VLDPE、密
度が0.910〜0.930のLLDPE及びこれらの混合物から選ば
れたエチレン−α−オレフィン共重合体、ビカット軟
化点110℃以上のプロピレン−エチレンランダム共重合
体90〜10重量%とビカット軟化点100℃以下のプロピレ
ン系共重合体もしくはエチレン−α−オレフィン共重合
体10〜90重量%との混合物、VLDPE55重量%以上と密
度0.910〜0.930の線状低密度ポリエチレン0〜30重量%
未満と結晶融点80〜103℃のエチレンとビニルエステル
共重合体、エチレンと脂肪族不飽和カルボン酸共重合
体、エチレンと脂肪族不飽和カルボン酸エステル共重合
体から選ばれた少くとも1種の共重合体45重量%未満の
混合物が用いられ得る。
外層とシール層合計の全厚みは熱シール強度の耐熱性
から全積層フィルムの厚みの50〜80%、好ましくは50〜
70%である。
本発明のポリアミドもしくは熱可塑性ポリエステルも
しくはアイオノマーを中間層に少くとも1層使用するこ
とにより、適度な剛性によるフィルム開口性と延伸性を
備え、積層フィルムの延伸性及び耐ピンホール性が改良
される。ポリアミドもしくは熱可塑性ポリエステルもし
くはアイオノマーがポリオレフィン外層により保護され
ないと耐ピンホール性の低下が著しい。
中間層としてのポリアミドもしくは熱可塑性ポリエス
テル層もしくはアイオノマー層は、ポリオレフィンの外
層もしくはシール層とPVDCの芯層の間に配置されるので
接着剤を使用することが好ましい。
ポリアミドとしては結晶融点が240℃以下好ましくは2
00℃以下を有するものが用いられ、例えばナイロン6,ナ
イロン69,ナイロン610,ナイロン612,ナイロン9,ナイロ
ン11,ナイロン12,ナイロン6−66,ナイロン6−69,ナイ
ロン6−10,ナイロン6−12,ナイロン6−66−610,ナイ
ロン66−610−12から選ばれた少くとも1種以上のナイ
ロン又はヘキサメチレンジアミンと芳香族二塩基酸を含
むナイロンが使用される。最も好ましくは、結晶融点17
5〜240℃の脂肪族ポリアミドと結晶融点120〜175℃未満
の脂肪族ポリアミドの混合物が使用される。
熱可塑性ポリエステルとしては同様に結晶融点が240
℃以下好ましくは200℃もしくは融点の存在しないもの
であり、酸成分が芳香族2塩基酸と脂肪族2塩基酸から
選ばれたものであり、グリコール成分が脂肪族グリコー
ル、脂環族グリコール又は芳香族グリコールから選ばれ
たグリコール残基からなる共重合ポリエステルが望まし
く使用される。これらのエステルとしては例えば商品名
バイロン、ペルプレン[東洋紡(株)製品]、ハイテル
[グッドイヤー(株)製品]、PET−G[イーストマン
コダック(株)製品]、シーラーPT[デュポン(株)製
品]等があげられる。
アイオノマーとしては、エチレン,プロピレン等のα
−オレフィンとアクリル酸,メタクリル酸,マレイン酸
等の不飽和カルボン酸及び不飽和カルボン酸エステルの
一部をケン化した重合体との共重合体の陰イオン部分を
Na+,K+,Mg2+,Ca2+,Zn2+などの金属イオンで一部中和し
てなるイオン架橋物が用いられる。通常Na+及びZn2+
用いられる。2価金属イオンで一部中和してなるアイオ
ノマーにポリアミドオリゴマーが含まれているものでも
よい。フィルムの素材の耐熱性からはポリアミド,熱可
塑性ポリエステルが好ましい。
尚、本発明において結晶融点は差動走査型熱量計(メ
トラー社製TA−300)を用い、サンプル8mg、昇温速度8
℃/分で測定して得られた融解曲線の最大値を示す温度
である。ポリアミドもしくは熱可塑性ポリエステルは結
晶融点が240℃を越えると共押出速度が高くなりPVDCと
共押出しが困難となる。又、ポリアミドもしくは熱可塑
性ポリエステルもしくはアイオノマー層が2層以上ある
ときは相互に同種のものであっても又異ったものであっ
てもよい。この層はフィルムの厚みに対し5〜40%、好
ましくは5〜30%、より好ましくは10〜20%の厚みをも
つことが必要である。
2層以上ある時はその総計の厚みが5〜40%になる。層
厚みが5%未満では延伸性、フィルム剛性に寄与し得な
いし、40%を越えると熱シール強度の耐熱性、耐ピンホ
ール性の低下とともに中間層にアイオノマー層を配置す
る場合を除きPVDC層との共押出しが困難となる。
接着層を形成する材料としては酢酸ビニル含量13〜28
%のEVA、アクリル酸エステル含量13〜28%のエチレン
−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−αオレフィ
ン共重合体(例えばVLDPE,LLDPE)、ビッカト軟化点100
℃以下のプロピレン系共重合体の各不飽和カルボン酸変
性物、もしくは該酸変性物の金属変性物等及びこれらを
含む混合物が好ましく使用される。
これらの接着層は、好ましくはポリオレフィン層とポ
リアミドもしくは熱可塑性ポリエステルもしくはアイオ
ノマー層の間に設けられる。
各接着層の厚みは、0.5〜5μm好ましくは0.5〜3μ
mであり、積層フィルムの全層の厚みは20〜120μm、
好ましくは30〜100μmである。
本発明の共押出熱収縮性フィルムは積層数に応じた押
出機を用いて環状ダイスを使用して押出される。本発明
で使用されるダイスの1例として第1図に全層の会合部
分を示す模式図を示す。第1図で7は複合流であり、例
えば1はオレフィン系樹脂、2はPVDC、4はポリアミド
もしくは熱可塑性ポリエステルもしくはアイオノマー、
6はVLDPEを含む樹脂、8は接着性樹脂の各樹脂の流路
を示す。第1図のように、ポリアミドもしくは熱可塑性
ポリエステルの流路の両側に断熱空間3,5を設けること
が好ましく、この断熱空間を設けることによりポリアミ
ド、熱可塑性ポリエステルが高温に押出されてもPVDC層
などに直接温度が伝達されることを防ぐことができ、PV
DC層など比較的熱分解し易い樹脂と共押出することが可
能となる。
このようにして押出された積層物は常法に従い2軸延
伸インフレーション法により各々延伸され共押出熱収縮
性積層フィルムが得られる。
また必要に応じ公知の方法で表層側から(例えば特表
昭64−500180)もしくはPVDCより内側層から(例えば特
開昭47−34565)電子線照射してもよい。
効果 本発明の共押出熱収縮性積層フィルムは、フィルム開
口性、耐ピンホール性、熱シール強度の耐熱性、熱収縮
率及び延伸性においてバランスのとれた優れた積層フィ
ルムであり、且つ包装時の作業性にも優れた積層フィル
ムである。
本発明のシール層はVLDPEもしくはVLDPE55重量%以上
とLLDPE45重量%未満との混合物でありかつその厚みが
フィルム厚みの40〜85%と厚いためシール強度の耐熱性
が良く、且内層のポリアミド、熱可塑性ポリエステル、
アイオノマーとで延伸性の向上、熱収縮率の維持向上を
可能にする。
また、ポリアミド、熱可塑性ポリエステル、アイオノ
マーが外層にないので耐ピンホール性も改善向上する。
以下、実施例につき説明するが、本発明は本特許請求
の範囲内である限り本実施例により限定されるものでは
ない。
実施例1〜8,比較例1〜5 第1表記載の樹脂を複数の押出機で別々に押出し、溶
融された材料を共押出し、第1図にあるような断熱空間
(3,5)を有する環状ダイスに流入しここで積層物とし
た。該ダイスから流出した積層物の筒状体を15〜25℃の
冷却槽で冷却し、扁平幅204mm、厚さ370μmの筒状とし
た。次に、80〜120℃の延伸温度となる様に、前記筒状
体を約4秒加熱した。
その後、筒状体をインフレーション法により長手方向
に2.5倍筒状体の直径に対し、2.5倍に延伸した。得られ
た2軸延伸フィルムの折り径は約500mm、厚さ約60μm
であった。
第1表に使用した重合体の物性、第2表にフィルムの
物性試験方法、第3表に積層フィルムの層構成及び第4
表にフィルムの物性試験結果を示す。
尚第3表において第7層がシール層に相当する。
備考 *1 共押出性 1.共押出が連続2日以上可能 2.共押出が1日連続運転可能。
3.共押出が連続1時間以内しかできなかった。
評価が、2,3のフィルムは実用上不適当である。
*2 延伸性 1;優れている フィルム厚みむらが少なく製袋性が優れる。
2;良好 フィルム厚みむらがやや多いが製袋性がよい。
3;やや劣る 延伸は可能だがフィルム厚みむらが多い。
4;不良 延伸はできるが安定性がない。
フィルム厚みむらが多い。
評価が3,4のフィルムは実用上不適当である。
*3 熱シール強度の耐熱性 1.耐える 2.デラミ気味であるが耐える 3.耐えない 評価が3のフィルムは実用上不適当である。
*4 耐ピンホール性 1.優れている 800回以上 2.良好 500回以上 3.劣る 500回未満 評価が3のフィルムは実用上不適当である。
*5 フィルムの開口性 1.良好 あまりブロッキングしない。
2.不良 ブロッキングして作業性不良となり易い。
評価が2のフィルムは実用上不適当である。
第3表と第4表の実施例1〜8から明らかなように本
発明の熱収縮性世相フィルムは延伸性にすぐれ、熱シー
ル強度の耐熱性、耐ピンホール性、フィルム開口性、熱
収縮率等のバランスにおいて優れている。しかも本発明
の層構成は共押出性もよいので製造が容易である。
他方、比較例1の層構成はポリアミド層が第1層(外
層)にあり厚みも厚いので耐ピンホール性、共押出性が
劣るとともにシール層(第7層)の厚みが薄いので熱シ
ール強度の耐熱性が劣る。また比較例2は特開昭62−80
043に基づく構成でポリアミド層が第1層(外層)にあ
るので耐ピンホール性も劣るとともにシール層(第7
層)の厚みが薄いので熱シール強度の耐熱性が劣る。比
較例3ではポリアミドや熱可塑性ポリエステルやアイオ
ノマーがないために延伸性、フィルム開口性が劣る。
比較例4及び5の層構成は特開昭60−120050、特開昭
60−97847に基づく構成でシール層が範囲外の樹脂を使
用しているため熱シール強度の耐熱性が劣る。
このように比較例1〜5では上に述べた欠点のため好
ましいラミネートフィルムを得ることができない。
【図面の簡単な説明】
第1図は環状ダイスの模式図で全層の会合部分を示した
説明図である。 1,6……オルフィン樹脂流路、2……PVDC流路、4……
ポリアミド又は熱可塑性ポリエステル又はアイオノマー
流路、7……複合流、3,5……断熱空間、6……VLDPEを
含む樹脂流路、8……接着性樹脂流路。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスバリヤー層が厚み6μm以上で全層の
    厚みの30%以下の塩化ビニリデン系樹脂、 シール層がI)密度が0.910未満、結晶融点が125℃未
    満、且つビカット軟化点85℃未満の超低密度ポリエチレ
    ン、II)密度が0.910未満、結晶融点が125℃未満、且つ
    ビカット軟化点85℃未満の超低密度ポリエチレン55重量
    %以上と、密度が0.910〜0.930の線状低密度ポリエチレ
    ン45重量%未満との混合物のいずれかから成り、且つ、
    その厚みがフィルムの厚みの40〜85%であり、 中間層の少くとも1層が結晶融点240℃以下のポリアミ
    ド、熱可塑性ポリエステル及びアイオノマーから選ばれ
    た樹脂から成り、且つその厚みがフィルムの5〜40%で
    あり、 外層がオレフィン系樹脂からなり、 少なくとも一つの層間に厚みが0.5〜5.0μmの接着剤層
    を有し、且つフィルムの厚みが20〜120μmである共押
    出熱収縮性積層フィルム。
  2. 【請求項2】シール層が密度0.910未満、結晶融点125℃
    未満、且つビカット軟化点が85℃未満の超低密度ポリエ
    チレン55重量%以上と、密度0.910〜0.930の線状低密度
    ポリエチレンの0〜30重量%未満とエチレンとビニルエ
    ステル共重合体、エチレンと脂肪族不飽和カルボン酸共
    重合体、エチレンと脂肪族不飽和カルボン酸エステル共
    重合体から選ばれた少くとも1種以上の共重合体45重量
    %未満との混合物から成る請求項(1)記載の共押出熱
    収縮性積層フィルム。
  3. 【請求項3】外層が結晶融点80℃〜103℃のエチレン−
    酢酸ビニル共重合体、もしくは該エチレン−酢酸ビニル
    共重合体と密度0.910〜0.930の線状低密度ポリエチレン
    もしくは超低密度ポリエチレンとの混合物から成る請求
    項(1)記載の共押出熱収縮性積層フィルム。
  4. 【請求項4】外層が該超低密度ポリエチレン、密度が0.
    910〜0.930の線状低密度ポリエチレン及びこれらの混合
    物から選ばれたエチレン−αオレフィン共重合体である
    請求項(1)記載の共押出熱収縮性積層フィルム。
  5. 【請求項5】外層がビカット軟化点110℃以上のプロピ
    レン−エチレンランダム共重合体90〜10重量%とビカッ
    ト軟化点100℃以下のプロピレン系共重合体もしくはエ
    チレン−αオレフィン共重合体10〜90重量%との混合物
    から成る請求項(1)記載の共押出熱収縮性積層フィル
    ム。
  6. 【請求項6】外層が該超低密度ポリエチレン55重量%以
    上と密度0.910〜0.930の線状低密度ポリエチレン0〜30
    重量%未満と結晶融点80〜103℃のエチレンとビニルエ
    ステル共重合体、エチレンと脂肪族不飽和カルボン酸共
    重合体、エチレンと脂肪族不飽和カルボン酸エステル共
    重合体から選ばれた少くとも1種の共重合体45重量%未
    満の混合物から成る請求項(1)記載の共押出熱収縮性
    積層フィルム。
  7. 【請求項7】ガスバリヤー層の厚みが6μm以上で該フ
    ィルム厚みの25%以下で、外層とシール層の全厚みが該
    フィルム厚みの50〜80%で、中間層の厚みが該フィルム
    厚みの5〜30%、且つ各接着剤層の厚みが0.5〜3.0μm
    である請求項(1)記載の共押出熱収縮性積層フィル
    ム。
  8. 【請求項8】塩化ビニリデン系樹脂が塩化ビニリデン−
    塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
    ル共重合体もしくは塩化ビニリデン−アルキルアクリレ
    ート共重合体(アルキル基の炭素数1〜18)である請求
    項(1)記載の共押出熱収縮性積層フィルム。
  9. 【請求項9】ポリアミドがナイロン6,ナイロン69,ナイ
    ロン610,ナイロン612,ナイロン9,ナイロン11,ナイロン1
    2,ナイロン6−66,ナイロン6−69,ナイロン6−10,ナ
    イロン6−12,ナイロン6−66−610,ナイロン66−610−
    12から選ばれた少くとも1種以上のナイロン又はヘキサ
    メチレンジアミンと芳香族二塩基酸を含むナイロンであ
    る請求項(1)記載の共押出熱収縮性積層フィルム。
  10. 【請求項10】ポリアミドが結晶融点175〜240℃の脂肪
    族ポリアミドと結晶融点120〜175℃未満の脂肪族ポリア
    ミドとの混合物である請求項(1)記載の共押出熱収縮
    性積層フィルム。
  11. 【請求項11】ポリエステルが脂肪族二塩基酸もしくは
    芳香族二塩基酸と脂肪族グリコール、環状脂肪族グリコ
    ールまたは芳香族グリコールとの縮合によって得られた
    ものである請求項(1)記載の共押出熱収縮性積層フィ
    ルム。
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