JPH08134737A - ヘルド制御機構 - Google Patents

ヘルド制御機構

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JPH08134737A
JPH08134737A JP7035639A JP3563995A JPH08134737A JP H08134737 A JPH08134737 A JP H08134737A JP 7035639 A JP7035639 A JP 7035639A JP 3563995 A JP3563995 A JP 3563995A JP H08134737 A JPH08134737 A JP H08134737A
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heald
heald rod
rod
limit
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ジョン・バートラム・デレク・ラッシュ
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    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C3/00Jacquards
    • D03C3/24Features common to jacquards of different types

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】往復運動の第1と第2の限界との間で移動可能
な少なくとも一つのヘルドロッドを備えるヘルド制御機
構の提供。 【構成】ヘルドロッド駆動手段は、ヘルドロッドの長さ
方向の軸線と平行な通路に沿って連続的に往復し、ヘル
ドロッドは、往復運動の第1の限界の側方に通常位置
し、ヘルドロッド及び駆動手段は、駆動手段が往復運動
の第2の限界に向かって通路に沿ってヘルドロッドに対
して動いたときに自動的に噛み合い、駆動手段が反対方
向に通路に沿ってヘルドロッドに対して動いたときに自
動的に解除される協働ラッチ手段を備え、ヘルドロッド
選択制御手段は、ヘルドロッドが往復運動の第1の限界
にあるときに協働ラッチ手段が選択的に離れるように操
作し、作動状態で協働ラッチ手段を駆動状態として往復
運動の第2の限界に向けてヘルドロッドを駆動手段によ
り動かす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復運動の第1と第2
の限界との間で移動可能な少なくとも一つのヘルドロッ
ドを備えるヘルド制御機構に関する。
【0002】
【課題を解決するための手段】本発明のヘルド制御機構
は、ヘルドロッドの長さ方向の軸線方向と平行な通路に
沿って連続的に往復運動するヘルドロッド駆動手段と、
前記ヘルドロッドは、往復運動の第1の限界の側方に位
置しており、前記駆動手段が往復運動の第2の限界に向
けて前記通路に沿ってヘルドロッドに対して移動させら
れるときに自動的に噛み合い、前記駆動手段が前記通路
に沿ってヘルドロッドに対して反対側に移動させられる
ときに自動的に解除される協働ラッチ手段をを備える前
記ヘルドロッド及び駆動手段と、前記ヘルドロッド往復
運動の第1の限界に位置するときに前記協働ラッチ手段
を選択的に解除する操作をするとともに、往復運動の第
2の限界に向けて前記駆動手段がヘルドロッドを動かす
ことができるように協働ラッチ手段を作動状態にするヘ
ルドロッド選択制御手段と、を備える。
【0003】ヘルドロッド選択制御手段は、往復運動の
第1の限界にあるときに前記ヘルドロッドと隙間をもっ
て配置される遮蔽構造を含む。前記遮蔽構造は、前記駆
動手段及びヘルドロッドが往復運動の第1の限界に近づ
くときに噛み合うように、前記協働ラッチを解除するた
めに配置される。前記遮蔽構造は、自動的な噛み合いを
達成するために前記協働ラッチ手段を離すように作用す
る。ヘルドロッド選択制御手段は、さらに、前記ヘルド
ロッドを協働ラッチが自動的に噛み合う中間位置に移動
させるために、往復運動の第1の限界から第2の限界に
向けて動かすためのヘルドロッド配置手段を含む。
【0004】前記配置手段とヘルド駆動手段は、前記ヘ
ルドロッドは前記中間位置に配置手段により持ち上げら
れる間に、協働ラッチ手段が噛み合い状態となるように
同期させられる。前記ヘルド配置手段とヘルドロッド駆
動手段は、前記協働ラッチ手段が噛み合い状態となるま
で、前記協働ヘルドロッドが駆動されそして前記中間位
置に保持される。
【0005】前記ヘルドロッド駆動手段は、前記ヘルド
ロッドの側面に対向して設けられ直線状の通路に沿って
位相が180゜ずれて往復運動させられる一対のナイフ
を備える。
【0006】前記ラッチ手段の選択的な操作は、ヘルド
ロッドの通路に沿った往復運動により行われる。往復運
動の第2の限界から第1の限界に向かって動くときに、
前記ヘルドロッドの動きを阻止するような前記ラッチ手
段の選択的な操作は、選択的にラッチ手段を操作するこ
と、前記駆動手段から自動的に同期して解除されること
により、前記ヘルドロッドを保持する。
【0007】前記配置手段は、前記ヘルドロッドの長さ
方向の軸線方向に対して平行な通路に沿って往復運動す
ることができるように取り付けられた、選択的に操作さ
れるラッチ手段を備える。ラッチを形成する配置と協働
する、選択的に操作されるラッチ手段は、前記ヘルドロ
ッドが往復運動の第1の限界にあるときに選択的に操作
されるラッチ手段と隙間をもって、前記ヘルドロッドに
設けられる。
【0008】選択的に操作されるラッチ手段の往復運動
はカムにより又は前記ヘルドロッド駆動手段により、達
成される。
【0009】前記配置手段は、第1の限界位置から前記
中間位置に向けてヘルドロッドを連続的に往復運動させ
る第2のヘルドロッド駆動手段を備える。選択的に操作
されるラッチ手段は固定的に取り付けられ、前記ヘルド
ロッドが前記中間位置に向けて上昇したときに、前記選
択的に操作されるラッチ手段と隙間をもって前記ヘルド
ロッドに位置している、ラッチを形成する配置と協働す
る。前記ヘルドロッドを前記中間位置に戻す状態にあ
る、選択的に操作されるラッチ手段は、往復運動の第2
の限界に向けて前記ヘルドロッドを動かして自動的に噛
み合わせることができる前記協働ラッチとすることがで
きる。
【0010】
【実施例】本発明の各種の実施例を以下の図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は、本発明の第1実施例のヘルド制御
機構の側面図であり、図2は、上部限界HULにおけ
る、ヘルドロッドを備えた本発明の第1実施例の詳細な
側面図であり、図3は、図2に示す第1実施例の下部の
拡大図であり、図4は、図2に対応した図であり、下部
限界HLLにおける、ヘルドロッドを備えた本発明の第
1実施例の上部を示す図であり、図5は、図2及び図4
に示された機構の部分拡大図であり、図6及び図7は、
交互ラッチ手段を示すヘルドロッドの部分拡大図であ
り、図8は、第1実施例における、ヘルドロッドとヘル
ドロッド配置手段との間の相対運動を示すグラフであ
る。図9は、本発明の第2実施例を示す側面図であり、
図10は、第2実施例における、ヘルドロッドとヘルド
ロッド配置手段との間の相対運動を示すグラフであり、
図11は、第2実施例のヘルド制御機構の更に詳細な側
面図である。図12は、本発明の第3実施例の側面図を
示す。
【0012】まず、図1には、ヘルド制御機構10の図
示が示される。このヘルド制御機構は、複数の長いヘル
ドロッドもしくはフォーク11(図1中では1個のみ示
す。)を備えており、これらの各々は、往復運動の下部
の限界HLLと上部の限界HULとの間で軸線方向に移
動できるようになっている。各ヘルドロッド11は剛性
があり、かつ、その下部でハーネスコードを介してヘル
ドアイ12に連結されている。前記ヘルドアイ12は、
順々にコード16及びスプリング17を介して前記機構
のフレーム15に連結されている。
【0013】前記ヘルドロッド11は、ストップ部20
を含み、このストップ部20は、前記機構のフレームに
固定的に設けられたストップ部22と噛み合うことによ
りヘルドロッド11の下方への動きを制限する。
【0014】前記ヘルドロッド11は、スプリング17
のためにストップ部22に接触して位置し、このため、
往復運動の下部限界HLLに位置するようになってい
る。この部分は、前記ヘルドアイの離脱位置に一致させ
るために選択される。
【0015】主要なロッド駆動手段30はヘルドロッド
の上部限界HUL及び下部限界HLLとの間でヘルドロ
ッドを交互に往復的に移動させるものである。
【0016】前記ヘルドロッド駆動手段30は、一対の
ナイフ31,32を備えている。このナイフ31,32
は、前記ヘルドロッド11の長さ方向の軸と平行となっ
た直線通路に沿って往復移動できるようになっている。
また、前記ナイフ31,32は前記ヘルドロッドの互い
に反対側の面に位置しており、往復運動の上部限界KU
Lと下部限界KLLとの間を連続的に往復運動する。前
記ナイフ31,32は交互に180゜位相がずれて往復
運動する。
【0017】前記ナイフ31,32の各々は、前記ヘル
ドロッド11に形成されたラッチ手段35と噛み合うラ
ッチ手段34を備える。
【0018】前記ナイフ31,32の往復運動の間、前
記ヘルドロッドが静止状態のときに協働ラッチ手段3
4,35は他に対して前記ヘルドロッド11の長手方向
に移動する。前記協働ラッチ手段34,35は、以下の
ように形成される。すなわち、前記ラッチ手段34が前
記ヘルドロッド11に対して上部限界HULに向かって
移動したときに、前記ラッチ34が固定された前記ナイ
フ31又は32によりヘルドロッド11が支持されてい
ることから、自動的にラッチ手段35に噛み合うように
形成されている。
【0019】前記協働ラッチ手段34,35は、前記ラ
ッチ34が前記ヘルドロッド11に対して下部の限界H
LLの方向に向かって移動したときに、ラッチ手段3
4,35は互いに自動的に前記ラッチ手段35から外れ
る(協働ラッチ手段34,35が噛み合っている場合)
か、もしくは、ラッチ手段35を噛み合うことなく通過
する。
【0020】前記ラッチ手段34,35は、前記一のナ
イフに設けられたラッチ34が前記ラッチ手段35に噛
み合うときに前記他のナイフに設けられたラッチ手段3
4が前記ラッチ手段35に互いに噛み合うようになって
いる。この特徴は、前記ヘルドロッド11にある。すな
わち、一のナイフを噛み合った位置からKLL位置に向
かって移動させることにより前記ヘルドロッド11を下
方に移動させたときに、両ナイフは他を通過するよう
に、他の上昇するナイフをKUL位置に向かって移動さ
せることにより前記ヘルドロッド11を移動させる。
【0021】ラッチ解除手段40は、下部の限界KLL
に近くに位置するナイフ31,32の往復運動の通路の
下部に位置しおり、前記ヘルドロッド11とナイフ3
1,32との間に伸びるように位置している。
【0022】前記ラッチ解除手段40は2つの要素から
なっている。すなわち、その第1の要素は、前記ヘルド
ロッド11を移動させたときにナイフ31,32のうち
一つが下部限界位置KLLに近づいたときに、噛み合っ
たラッチ手段34,35を自動的に解除するためのもの
である。解除状態において、前記ナイフ31,32がそ
の下部限界位置KLL向かって動かされる間に、前記ヘ
ルドロッド11はスプリング17の影響下で、その下部
限界位置HLLへ向かって下に動く。
【0023】ヘルドロッド11がその下部限界位置KL
Lにあるときには、前記ラッチ手段35は前記ラッチ解
除手段40の中に位置しており、この位置にある限り
は、前記ナイフ31,32のいづれかのラッチ手段34
から遮蔽される。これは、前記ラッチ解除手段40の第
2の要素を示す。すなわち、前記ヘルドロッド11が下
部限界位置KLLに留まっているかぎり、前記ラッチ手
段34及び35は他から遮断又は遮蔽されている。
【0024】このように、ヘルドロッド11は、その上
部限界位置HULに向かって上昇することが選択される
まで、その下部限界位置HLLに留まっている。
【0025】前記ヘルドロッド11をその上部限界位置
HULに向かわせる選択動作は、2段階により達成され
る。
【0026】すなわち、前記第1の段階(図中でFSで
示す。)は、前記ラッチ解除手段40の外に前記ラッチ
手段35を前記ラッチ手段34と前記ラッチ手段35が
協働状態となる中間位置に移動させるように、下部限界
位置HLLから上部限界位置HULに向かう前記ヘルド
ロッド11の選択動作を含む。
【0027】前記第2の段階(図中でSSで示す。)
は、協働ラッチ手段34,35が自動的に他に噛み合う
こと、及び、相互に関係をもたされたナイフ31,32
が前記ヘルドロッド11を上部限界位置HULに向かっ
て移動させられることを含む。
【0028】図1〜図5に示す実施例においては、第1
の段階FSの間の前記ヘルドロッド11の選択動作は、
ヘルドロッド配置手段50により達成される。このヘル
ドロッド配置手段50は、上部限界SULと下部限界S
LLとの間で前記ヘルドロッド11の長さ方向の軸線に
平行な直線状の通路に沿って連続的に往復運動させられ
る。
【0029】前記ヘルドロッド配置手段50は選択的に
操作されるラッチ手段51を備える、このラッチ手段5
0は、前記ヘルドロッド11に形成されたラッチ手段5
2と協働する。
【0030】前記ラッチ手段51は、ラッチ手段51,
52が噛み合っていない状態では、通常は非係合状態と
なっている。したがって、前記ヘルドロッド11は、上
昇が選択されるまでは、通常下部限界位置HLLにあ
る。
【0031】前記限界SULとSLLとの間に位置する
往復運動の通路は、前記ヘルドロッド11が下部限界位
置HLLに位置するときに限界SLLの近くにある往復
通路の下部が前記ラッチ手段52よりも下になるように
なっている。
【0032】前記ラッチ手段51の噛み合う状態への作
動において、下部限界HLLから、前記ヘルドロッド配
置手段50により定められる上部限界DUL(中間位置
に相当する。)に向けて前記ヘルドロッド11を上昇さ
せる選択をしたときに、前記ラッチ手段51及び52は
他に噛み合うように協働する。
【0033】前記ヘルドロッド配置手段50の往復運動
の周波数は、各ナイフ31,32の往復運動の周波数の
2倍に選択される。さらに、選択されたヘルドロッド1
1が上昇させるため、かつ、ラッチ手段34,35間の
自動的な噛み合うができるように準備している間に前記
シールド40の外にラッチ手段35を出すことができる
ように、前記各ナイフ31又は32が下部限界位置KL
Lから上昇させられるときに、前記ヘルドロッド配置手
段50がHULの方向に向けた上昇するように、同期さ
れる。この同期した動作は、前記ヘルドロッド11が限
界DULに向かって動いているときに、前記ラッチ手段
34,35が噛み合うようにかつショックを低減するこ
とができる。さらに、同期された動作は前記ヘルドロッ
ド11が中間位置(限界DULに相当する。)に向けて
動くことができ、かつ、ラッチ34,35間の噛み合う
が確保される。
【0034】前記同期された動作は、上部限界位置HU
Lに向かって前記ナイフ31又は32が前記ヘルドロッ
ド11を運搬する時間をとることができ、前記ヘルドロ
ッド配置手段50は、分離を選択する準備中に下部限界
位置SLLに転換され停滞される。上部分離位置に上昇
させるために、一度前記ヘルドロッド11がナイフ31
又は32に噛み合うと、限界SULとSLLとの間のロ
ッド配置手段50の位置は、上部分離位置と関係なくな
る。
【0035】上部分離選択は、前記ヘルドロッド11に
形成された分離ラッチ手段56と協働関係にある同じラ
ッチ手段51を使用することにより達成される。
【0036】前記分離ラッチ手段56は、前記ヘルドロ
ッド11が上部限界位置HULに位置するときに、前記
ラッチ手段51よりも上方に配置されるように、前記ヘ
ルドロッド11に設けられている。
【0037】したがって、前記ラッチ手段51は、相互
に噛み合う前記ラッチ51及び56が協働する上部限界
HULから前記ヘルドロッド11が下降された状態で、
その噛み合う状態にされ、さらに、前記ヘルドロッド1
1の下降動作は阻止される。
【0038】前記ナイフ31又は32の下方への連続的
な動作は、前記ヘルドロッド11が前記ラッチ手段5
1,56間の噛み合い拘束されるとすぐに、協働ラッチ
手段34,35が自動的に噛み合いから解除されること
を許容する。
【0039】上部分離位置にある前記ヘルドロッド11
は、次に前記ナイフ31又は32が上昇して来るまで、
協働ラッチ手段51,56により保持されている。次に
ナイフが上昇してきたときに、上部解放位置USから上
部限界HULに向かって前記ヘルドロッド11が上昇し
て自動的に噛み合うように、ラッチ手段34はラッチ3
5と協働関係となる。
【0040】前記ヘルドロッド11のそのような動作
は、協働ラッチ手段51,56の噛み合いを解除する。
したがって、もし、前記ラッチ51がその噛み合い状態
が正確でないとしても、前記ヘルドロッド11は前記ナ
イフによって下部限界位置HLLに向かって動かされ
る。
【0041】前記ラッチ手段51,56及び/又はラッ
チ手段51及び52は予備的選択ができるように協働関
係となる。すなわち、ラッチ手段51とラッチ手段52
又は56との間で噛み合う前の所望の予め決定された時
間の間に、前記ラッチ手段51は正確に噛み合い状態と
される。例えば、前記ラッチ手段51は、ヘルドフォー
ク11が上部位置HULに向けて上昇させられる間に、
かつ、ラッチ52又は56が前記ラッチ手段51を通過
する前に、噛み合う状態に正確に動かされる。前記協働
ラッチ手段51、52及び56は、前記フォークが上部
位置HULに向かって動く際に噛み合うことなく、前記
ラッチ手段52,56がラッチ手段51を通過すること
ができるように、かつ、下部位置HLLに向かって前記
ヘルドフォーク11が動いている間に、前記ラッチ手段
52,56が前記ラッチ手段51に近づいたときに、前
記ラッチ手段52,56が前記ラッチ手段51に正確に
噛み合うように、配置されている。
【0042】予備選択は、ラッチ手段51が噛み合い状
態から噛み合っていない状態へ移動できる程度の長い時
間を備えている。このためには、前記ラッチ手段51が
正確性のために電磁石を用いたものであれば、低速で小
さな電磁石の力をもっていることが好ましい。
【0043】図8は、前記ナイフ31,32と前記ヘル
ドロッド配置手段との間の適切に同期された動作を示
す。図5によれば、前記ナイフ31の往復運動は実線3
1’によって示され、前記ナイフ32の往復運動は破線
32’を示す。両者の場合、動作は正弦波状となってお
り、それぞれの位相は180゜ずれている。
【0044】前記ヘルドロッド配置手段50の動作は、
線50’により示されている。すなわち、この動作は、
平らな谷から突出したシャープなピーク150を備え
る。
【0045】前記動作50’の波長は、前記動作31’
及び32’の半分であり、各ピーク150の頂点は僅か
に谷131,132よりも遅れている(図中のRL参
照)。この遅れの度合は、選択されたヘルドロッド11
がその中間位置(前記ピーク150に相当する。)に向
かって上昇することができるように選ばれ、ナイフ31
又は32が下部限界KLLから上昇しこれによりラッチ
手段34,35が噛み合う。
【0046】前記ヘルドロッド11が下部位置HLLに
位置するときの、ラッチ手段52の下に位置するラッチ
手段51との距離は、動作50’におけるA点とB点と
の間隔SLとして描かれる。
【0047】したがって、前記配置手段50がB点にま
で上昇した後に、ラッチ手段51は可能な限り、協働ラ
ッチ手段52の上に上昇するまでに正確に位置させら
れ、再び下降されるまで噛み合うことができない。これ
は、B’点として示される。
【0048】前記配置手段50が一度B’点の下方に下
降されたならば、ラッチ手段51の次回の上昇が結合さ
れたヘルドフォーク11の上昇を生じさせるように、ラ
ッチ手段51はラッチ手段52の下方に位置することに
なる。
【0049】このようにラッチ手段51を備えること
は、選択されたフォーク11を上昇させるB点とD点の
間の位相にあるときに同じ点に正確に位置させられる。
すなわち、B点に相当する点と等価な点であるD点は次
の波形となる。
【0050】前記ラッチ手段34,25が一度噛み合っ
たら、前記ヘルドロッド11はナイフ31又は32によ
って支持される。これは、動作グラフ31’のF点によ
り示される。
【0051】上部分離位置でヘルドロッド11を保持す
るためにラッチ手段51及び56が噛み合い生ずる点
は、点Gで示される。
【0052】F点の後に、ラッチ手段51は非噛み合い
状態を達成し、G点に到達するために好適な時間におい
て正確に噛み合い状態となる。さらに交互に、前記ラッ
チ手段51は連続的にF点とG点との間で噛み合い状態
とされる。
【0053】G点の後、もし前記ヘルドロッド11が次
のピークのために上部分離状態とされていなければ、前
記ラッチ手段51は、非噛み合い状態にされる。
【0054】もし、前記ヘルドロッド11が次のピーク
のために上部分離とされていれば、前記ラッチ手段51
は、前記ヘルドロッド11がナイフ32により上部限界
HULまで次に上昇させられたときまで、作動状態に維
持される。前記ラッチ手段51は前記ヘルドフォーク1
1を上部分離位置に保持することができる。
【0055】代わりに、前記ラッチ手段51は作動状態
とされ、続いて、上部限界HULからG’点に向かって
ナイフ32が前記ヘルドロッド11を下降させるため
に、グラフ32’における所望の点に作動される。
【0056】図9に示される第2の実施例のうち図1に
示された部分に対応する部分には同じ引用番号が付され
ている。
【0057】実施例100が実施例10と異なる点は、
前記ラッチ手段51は前記ヘルドロッド配置手段50が
設けられていない点にある。すなわち、ラッチ手段51
は固定されており、限界SULとSLLとの間を往復し
ない。代わりに、ストップ部22に設けられた前記ヘル
ドロッド配置手段50が、前記ヘルドロッド11が位置
HLLとDULとの間で連続的に動くことができるよう
に、連続的に往復運動できるように配置されている。
【0058】実施例100の前記ラッチ手段52は、前
記ヘルドロッド11が下部位置HLLに位置するとき
に、ラッチ手段51の下に位置するようになっており、
前記ラッチ手段52が位置DULに位置するときに、前
記ラッチ手段51と52との間の噛み合い状態が達成で
きるために十分な隙間がラッチ手段52の上方に形成さ
れている。
【0059】もし前記ヘルドロッド11が上部分離位置
に上昇することが選択されたならば、ラッチ手段51
は、噛み合い状態に作動され、前記ヘルドロッド11を
ナイフ31又は32と噛み合うように中間位置IPに保
持する。
【0060】実施例100において、全てのヘルドロッ
ド11は、選択の準備段階で、位置HLLとDULとの
間を同時にかつ連続的にかつ往復的に移動する。前記ラ
ッチ手段51は往復しないので、往復運動により生ずる
振動から遮蔽され、比較的小さな吸引力を有する電磁石
を使用することができる。
【0061】図10は、実施例100における、ナイフ
31,32と前記ヘルドロッド配置手段50との間の適
当に同期された動作を示す。図10に示す動作は、平ら
なピーク150と、シャープな谷151とを備えている
点で異なる。
【0062】前記実施例10,100においては、上部
分離位置を規制する1個のラッチ手段56を備える。
【0063】ラッチ手段56に類似するいくつかの分離
ラッチ手段は、ラッチ手段56及び52の間に、前記ヘ
ルドロッド11に沿って所定距離離間して設けられてい
る。これにより、所望のラッチ手段56と噛み合うこと
により、前記ヘルドロッド11が上部限界HULから下
降している間に前記ラッチ手段51を異なる分離位置で
作動状態とすることができる。ナイフ31,32のスト
ロークは、選択されたラッチ手段56を操作することに
より、限界KUL及びHULの位置を下降させるため
に、減少させられる。
【0064】実施例10のヘルド制御機構の詳細な構造
は、図2〜図5に示される。
【0065】図2〜図5の実施例によれば、1列のヘル
ドロッド11は、列中の前記ヘルドロッド11は、並ん
で、かつ、ナイフ31,32の間に沿って空間をもって
配置されている。各ヘルドロッド11は、長さ方向に沿
って一定の外面寸法を備えており、すなわち、一定の幅
と奥行きをもっており、U溝断面を有する長手方向に伸
びる第1の本体部分60と、I断面を有する長手方向に
伸びる第2の本体部分61を具備するように形成されて
いる。部分60と61との移り変わり部は、上部分離ラ
ッチ手段56のさらに下方に設けられる。
【0066】前記壁の厚さは全体を通して約1mmであ
り、外面の幅と奥行きは約6mm〜3mmである。
【0067】本体部分60は深さ2mmの奥行きと4m
mの幅を有したチャンネルを有し、前記本体部分61は
センターウェブ63の両端に位置する2つのチャンネル
を備え、これらのチャンネルは、4mmの幅と1mmの
奥行きを備えている。
【0068】前記本体部分60のU断面は、前記ラッチ
手段56に最大2mmの奥行きの底部ラッチ肩部56’
をもたせることができるようになっている。
【0069】前記ヘルドロッド11は長さ方向にT断面
形状になっており、前記ラッチ52及び56は前記ヘル
ドロッドに明確に形成されている。
【0070】前記ナイフ31,32に形成されたラッチ
手段34は、タング65が前記ナイフの一端に固定され
て構成されるとともに、前記ウェブ63に摺動自在に接
触したターミナルヘッド66を備えている。ナイフ3
1,32に沿って延びるタング65の列は、反対方向の
2つのタング65が各ヘルドロッド11と協働関係を持
つように配置されている。
【0071】前記タングヘッド66が前記ヘルドロッド
部分61の対向するチャンネル内で摺動し、かつ前記チ
ャンネルの側壁によりガイドされるように、タングヘッ
ド66の幅は、4mmよりも小さくなっている。
【0072】第2の本体部分61の長さ方向の延長部分
は、ナイフ31,32の配置の対向するチャンネル内で
タング66が連続的に摺動するようにナイフが往復的に
移動する限界KULとKLLとの間及び前記ヘルドロッ
ド11の限界HULとHLLのよりも越えて配置されて
いる。前記ラッチ手段35は、ウェブ13が通り、か
つ、前記ヘッド66が挿入されるスロット36を備え
る。
【0073】前記タングヘッド66は、前記ヘルドロッ
ド11を運ぶ、前記スロット35の上縁に噛み合う肩部
を備える。
【0074】前記タングヘッド66は、タングヘッド6
6が前記ヘルドロッド11に対して限界KLLに直接向
かって動いてスロット35の中に挿入されるようにする
とともに、前記ヘッド66が前記方向に前記ヘルドロッ
ド11に対して連続的に動くように、前記スロット35
の外に前記ヘッド66を進ませて前記スロットの下縁と
協働する傾斜した傾斜面70を備える。
【0075】前記ヘッド66は、スロット35に噛み合
うとき、前記スロットの上縁の肩部に対して十分な距離
を置いて、前記ウェブ63を通って前記ヘルドロッド1
1の反対側の側面に位置するタングヘッドから突出して
いる。
【0076】一のタングヘッド66はいつでも前記スロ
ット35の上縁と噛み合うようになっている。
【0077】ラッチ手段34,35の形状は、図6及び
図7に示すように、前記ヘルドロッド11に可動に取り
付けられた固定された、曲げることができるラッチ部材
235を備える。前記ラッチ部材235は、前記ヘルド
ロッド11の上部に連結されたほぼ三角形の断面を備え
る本体236を備える。本体236は、前記ヘルドロッ
ド11に形成された窓部又は隙間238に設けられてい
るとともに、前記ヘルドロッド11の一方又は他方に支
点において揺動できる。
【0078】前記本体236は前記ナイフ31.32に
形成されたラッチ手段240と協働するためのラッチエ
ッジを備えている。ラッチ部材235は可動となってい
るので、ラッチ部材240は曲げることができ、前記ラ
ッチ解除手段40により噛み合い状態とすることができ
るようにするために、前記ヘルドロッド11に対して相
対的に密着してしている。前記ラッチ235の下部の側
面は、ラッチ部材235を噛み合い位置を支点として外
側に揺動させて前記ラッチ部材240とラッチ噛み合い
するように、へこんでいる。そのような前記ラッチ部材
240の動作は、前記窓部238の中で退避させるため
に、前記ラッチエッジ239を前記ヘルドロッド11の
反対側に動かし、反対側の面にある前記ラッチ部材24
0’と噛み合うことを防止する。
【0079】ラッチ部材240と噛み合わないときに
は、前記ラッチ部材235は、前記ヘルドロッド11の
両方の面で噛み合うための準備状態である中央位置に位
置する。前記ラッチ部材235は、重力及び/又はバネ
で中央位置に置かれる。
【0080】図5に示すように、前記ヘルドロッド11
はラッチ240と235とが噛み合う準備段階である上
昇位置にある。前記ヘルドロッド11が下部位置HLL
にあるとき、前記ラッチ部材235は、図6中で破線で
示すように、前記ラッチ解除手段40の上縁149の上
方に位置している。前記上縁149は前記縁部239よ
りも幅広となっており、この位置で、前記下縁239が
前記ラッチ部材240が噛み合うことができないように
なっている。
【0081】前記ラッチ解除手段40は、前記機構のフ
レームに固定された一対の本体部141,142を備え
る。前記本体部141,142には、前記本体部分61
の前記中央のウェブ63を摺動自在に受け入れられる溝
が並んで形成されている。前記本体部141,142
は、前記本体部分の側壁を摺動自在に受け入れる溝が形
成されている。
【0082】このように、前記ラッチ解除手段40は一
列に並んだ前記各ヘルドロッド11の長さ方向の動きを
摺動状態でガイドできるようになっている。
【0083】各本体部141,142は、傾斜面144
が長さ方向に設けられたラッチ傾動部143を含んでい
る。各ナイフが下部限界KLLに近づいて来たときに、
各タング66に設けられた傾斜面70が面144に噛み
合い、前記各ヘルドロッド11から側方に曲げられる。
さらに、前記本体141,142は、前記ヘルドロッド
(図示せず)と隙間をもって協働させるラッチ傾動部1
43aを含んでいる。傾斜面144,144aの上方を
タング66が移動するために、溝145を備える。
【0084】前記ヘルドロッド配置手段50は、並んだ
各ヘルドロッドの長さ方向の軸と平行な方向に垂直方向
に移動できるように、前記機構のフレームに摺動自在に
取り付けられたラッチ支持本体部151を備える。
【0085】前記支持本体部151は一列のヘルドロッ
ドに沿って延びており、並んだ前記各ヘルドロッド11
にラッチ手段51を移動させるものである。前記支持本
体部151は、この支持本体部151が垂直方向に往復
的に移動させる配置となっており、すなわち、往復駆動
手段160(1個だけ図示する。)に連結されている。
【0086】各駆動手段160は、一対のガイドポスト
162に摺動自在に取り付けられた支持本体キャリア1
61を含む。前記ガイドポスト162は前記機構のフレ
ームに係止された支持部材164に設けられている。
【0087】カム166は前記支持マウント164に回
転自在に取り付けられ、前記キャリア161に取り付け
れたカムフォロアと協働する。前記キャリア161は前
記支持部材164に向けてスプリング168により付勢
されており、前記カム166の回転がキャリア161を
往復させるようになっている。
【0088】前記カム166は、前記選択されたヘルド
ロッド11が配置の第1段階となるために所望のタイミ
ングが正確に得られるように、前記ナイフ31,32と
同期して駆動される。
【0089】各ラッチ手段51は、ラッチ52と遮蔽ラ
ッチ手段56との両方に噛み合うヘッド157を有する
弾性的に屈曲可能なタング156を備える。
【0090】前記ヘッド157はラッチ手段52,56
と噛み合うための肩部158を備えるともに、傾斜面1
59を備える。
【0091】前記ヘッド157は、接続部材(図示せ
ず)により前記支持部151に密着して取り付けられた
ソレノイド171と協働する永久磁石170を備えてい
る。前記ソレノイド171は、ソレノイドは強磁性体の
コアを備えていないが、常磁性体又は反磁性体材料から
なるコアを備える、エアコアードソレノイドであること
が好ましい。しかしながら、強磁性体性のコアを備える
ソレノイドであっても構わない。ソレノイド171を作
動させると、永久磁石170に反発力が生ずる。これに
より前記ヘッド157が素早く噛み合う位置に向けて移
動させられる。前記ヘッド157の戻る動作は、ソレノ
イドを消磁すること及びタング156の弾性により、及
び/又は、前記永久磁石を推進するためにソレノイド1
71の極性を反対にすることにより行われる。極性を反
対にすることは、前記ソレノイドを連続的に移動させ
て、これにより、熱衝撃を低減することができる。
【0092】前記ラッチ手段56の噛み合うと解除との
間の作動状態は、ソレノイドのオフ又は前記ソレノイド
の連続的な移動により又はその極性のスイッチングによ
り達成される。
【0093】図11に、第2実施例100のヘルドロッ
ド制御機構の更に詳細な構造を示す。
【0094】図11に示すように、図2〜図5に示す構
成に相当する構成には同一参照番号を付する。
【0095】前記ラッチ手段51は、実施例10と同様
に支持部(図示せず)に一列に配置して取り付けられて
いる。しかしながら、支持部は、それぞれの端部で、前
記支持部の各々の端部に位置し前記フレーム(図示しな
い)に係止された一対の動かない支持ブロック250に
取り付けられている。
【0096】駆動手段260は、往復運動する支持ブロ
ック262(1個だけ示す。)により各端部が支持され
る支持部261を備える。前記各ブロック262は、往
復運動する間、一端がフレーム部材268に摺動自在に
受け入れられ、他端が支持ブロック250に受け入れら
れたガイドロッド267により案内されている。各ブロ
ック262は、フレーム部材292に取り付けられた連
続的に回転するカム291と協働するカムフォロア29
0を備えている。前記ブロック262は、前記カムフォ
ロア290が前記カム291に対して接触状態を維持す
るように、スプリング293により付勢されている。前
記支持部261は、前記各ヘルドロッド11が摺動自在
に挿入されるガイド通路を有している。前記ヘルドロッ
ド11のストップ部20は、前記支持部261の往復運
動がヘルドロッド11を運搬させるために、支持部26
1の上部側面に形成されている。
【0097】第3実施例を図12に基づいて説明する。
【0098】図12に示すように、選択されたヘルドロ
ッド11の配置を生じさせるために前記ラッチ手段25
1を移動させるために、異なる配置を採用している。図
12の実施例によれば、前記ラッチ手段251はナイフ
31,31により移動させられる。
【0099】各ヘルドロッド11用の前記ラッチ手段2
51は支点部材254に軸支される対向する一対のアー
ム253を含み、前記対向するアーム253の上部が他
方のアームに対して離れたり近づいたりすることができ
るようになっている。前記アーム253は前記ヘルドロ
ッド11の移動方向に他方と独立に移動できるように配
置されている。
【0100】前記アーム253の下部の連結端部は、ナ
イフが限界KULに近づいたときにアーム253の一つ
が上昇するナイフに噛み合うように、上部限界KULよ
りも下方の位置に向かって延びている。
【0101】前記対向するアーム253の上部位置に
は、通常、反対の極性をもった対向する一対の永久磁石
257により磁気的吸引力が作用するようになってい
る。
【0102】選択動作は、電気磁石258を作動によ
り、前記永久磁石257が異なる極性をもつように、前
記アーム253の極性を変更することにより達成され
る。これは、対向するアーム253の上部位置が、前記
ヘルドロッド11に向けて支持されかつラッチ手段52
と噛み合うようになっていることにより生ずる。
【0103】この実施例では、前記ラッチ解除手段40
が固定的、かつ、前記ヘルドロッド11がそれらのHL
L位置にあるときに前記他方から遮蔽的されるラッチ手
段34,35から構成される。さらに、ラッチ手段3
4,35間に自動的な噛み合うが生ずるさせるために、
各ヘルドロッド11が上昇することが必要である。ラッ
チ34と噛み合うために露出するように、前記ラッチ手
段35が解除手段40の外側に配置されるようになって
いる。
【0104】各種の実施例では、噛み合い位置と解除位
置との間で移動可能なように、前記ラッチ解除手段40
が往復運動可能に取り付けられている。第1実施例から
第3実施例には、解除位置では、前記解除手段40が位
置解除及び遮蔽ラッチ手段34,35を操作する。
【0105】選択されたヘルドロッドの上部位置HUL
に向かう動作を達成するためには、前記選択されたヘル
ドロッドと噛み合った解除手段は、噛み合う位置に動か
される。選択されたヘルドロッドに連結された前記解除
手段は噛み合い位置に動かされ、ヘルドロッド11に噛
み合ったラッチ手段35に位置まで動かされ、ラッチ手
段34に自動的に噛み合うためにに露出される。
【0106】このような選択されたヘルドロッド11の
配置は中間位置IPまで移動できず、代わりに下部位置
HLLから上部位置HULにナイフ31又は32により
移動させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のヘルド制御機構の側面図
である。
【図2】上部限界HULにおける、ヘルドロッドを備え
た本発明の第1実施例の詳細な側面図である。
【図3】図2に示す第1実施例の下部の拡大図である。
【図4】図2に対応した図であり、下部限界HLLにお
ける、ヘルドロッドを備えた本発明の第1実施例の上部
を示す図である。
【図5】図2及び図4に示された機構の部分拡大図であ
る。
【図6】交互ラッチ手段を示すヘルドロッドの部分拡大
図であり、
【図7】交互ラッチ手段を示すヘルドロッドの部分拡大
図である。
【図8】第1実施例における、ヘルドロッドとヘルドロ
ッド配置手段との間の相対運動を示すグラフである。
【図9】本発明の第2実施例を示す側面図である。
【図10】第2実施例における、ヘルドロッドとヘルド
ロッド配置手段との間の相対運動を示すグラフである。
【図11】第2実施例のヘルド制御機構の更に詳細な側
面図である。
【図12】本発明の第3実施例の側面図を示す。
【符号の説明】
11 ヘルドロッド 34,35 ラッチ手段 40 ラッチ手段 51,52,56 ラッチ手段 HLL 下部限界位置 HUL 上部限界位置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復運動の第1及び第2の限界間で長さ
    方向に可動な少なくとも一つのヘルドロッドを備えるヘ
    ルド制御機構において、 ヘルドロッド駆動手段は、前記ヘルドロッドの長さ方向
    の軸線と平行な通路に沿って連続的に往復し、 前記ヘルドロッドは、往復運動の第1の限界の側方に通
    常位置し、 ヘルドロッド及び駆動手段は、前記駆動手段が往復運動
    の第2の限界に向かって前記通路に沿ってヘルドロッド
    に対して動いたときに前記自動的に噛み合い、前記駆動
    手段が反対方向に前記通路に沿って前記ヘルドロッドに
    対して動いたときに自動的に解除される協働ラッチ手段
    を備え、 ヘルドロッド選択制御手段は、前記ヘルドロッドが往復
    運動の第1の限界にあるときに前記協働ラッチ手段が選
    択的に離れるように操作し、作動状態で前記協働ラッチ
    手段を駆動状態として往復運動の第2の限界に向けてヘ
    ルドロッドを駆動手段により動かすことを特徴とするヘ
    ルド制御機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヘルド制御機構におい
    て、前記ヘルドロッド選択制御手段が、往復運動の前記
    第1の限界にあるときに前記ヘルドロッドと隙間をもっ
    て位置する遮蔽機構を備え、この遮蔽機構は、前記協働
    ラッチ手段を解除するように配置され、前記駆動手段及
    びヘルドロッドが往復運動の第1の限界に近づいたとき
    に噛み合い、前記遮蔽機構は、前記自動的な噛み合いを
    防止するために前記協働ラッチ手段を離れた状態とする
    ことを特徴とするヘルド制御機構。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のヘルド制御機構におい
    て、前記ヘルドロッド選択手段が、前記ヘルドロッドを
    前記協働ラッチ手段に自動的な噛み合いが生ずる中間位
    置に動かすために、前記ヘルドロッドを往復運動の前記
    第1の限界から往復運動の前記第2の限界に向けて動か
    すヘルドロッド配置手段を備えることを特徴とするヘル
    ド制御機構。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のヘルド制御機構におい
    て、前記配置手段及びヘルド駆動手段が、前記ヘルドロ
    ッドが前記中間位置に前記配置手段により持ち上げられ
    た状態とされる間に、前記協働ラッチ手段が噛み合い状
    態となるように、同期されることを特徴とするヘルド制
    御機構。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のヘルド制御機構におい
    て、前記配置手段及びヘルド駆動手段は、前記ヘルドロ
    ッドが前記協働ラッチ手段の噛み合う間に、中間位置に
    移動され保持されるように、同期されることを特徴とす
    るヘルド制御機構。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のヘルド
    制御機構において、選択的に操作されるラッチ手段は前
    記ヘルドロッドの往復運動の通路に沿って位置し、往復
    運動の第2の限界から第1の限界に向かって移動してい
    るときに、前記選択的に操作されるラッチは前記ヘルド
    ロッドの動きを阻止している状態にあり、前記ヘルドロ
    ッドは前記選択的に操作されるラッチにより保持される
    とともに、前記駆動手段から同期して自動的に解除され
    ることを特徴とするヘルド制御機構。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のヘルド制御機構におい
    て、前記配置手段は、前記ヘルドロッドの長さ方向の軸
    線と平行な通路に沿って往復運動するように取り付けら
    れた、前記選択的に操作されるラッチ手段を備え、前記
    選択的に操作されるラッチ手段は、往復運動の第1の限
    界にヘルドロッドが上昇したときに前記選択的に操作さ
    れるラッチ手段と隙間をもった位置のヘルドロッドに位
    置するラッチを形成する配置と協働することを特徴とす
    るヘルド制御機構。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のヘルド制御機構におい
    て、前記選択的に操作されるラッチ手段は往復運動を生
    じさせるヘルド駆動手段により駆動できるように連結さ
    れていることを特徴とするヘルド制御機構。
  9. 【請求項9】 請求項6記載のヘルド制御機構におい
    て、前記配置手段が、前記第1の限界から前記中間位置
    に向けてヘルドロッドを連続的に往復運動させる第2の
    ヘルドロッド駆動手段を備え、前記選択的に操作される
    ラッチ手段が、固定的に取り付けられた状態にあり、前
    記ヘルドロッドが前記中間位置に上昇したときに前記選
    択的に操作されるラッチと隙間をもった位置のヘルドロ
    ッドに位置するラッチを形成する配置と協働し、往復運
    動の前記第2の限界に前記ヘルドロッドを移動させて前
    記協働ラッチ手段と自動的に噛み合わせることを特徴と
    するヘルド制御機構。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のヘルド制御機構におい
    て、前記第2のヘルドロッド駆動手段は、前記中間位置
    に向けて全てのヘルドロッドを移動できるように、全て
    のヘルドロッドを操作できる手段を備えることを特徴と
    するヘルド制御機構。
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