JPH08133472A - 円筒形金具の整列方法及び整列装置 - Google Patents

円筒形金具の整列方法及び整列装置

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JPH08133472A
JPH08133472A JP6295672A JP29567294A JPH08133472A JP H08133472 A JPH08133472 A JP H08133472A JP 6295672 A JP6295672 A JP 6295672A JP 29567294 A JP29567294 A JP 29567294A JP H08133472 A JPH08133472 A JP H08133472A
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圭輔 伊藤
Yukio Inukai
幸男 犬飼
Toshihiko Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒形金具の整列装置を、汎用性が高くバラ
積み処理が可能にする。 【構成】 台10の後部に設けた水平支柱13にガイド
板14が取り付けられ、ガイド板の前側には整列部20
が取り付けられる。整列部は、上下動ガイド部材22を
有し、上下動ガイド部材には摺動部22aが取り付けら
れる。摺動部は、ロッドレスシリンダ23により上下動
可能になっている。摺動部には支持棒24が垂直に取り
付けられ、支持棒の下端に整列治具25が取り付けられ
る。支持棒は、ロータリアクチュエータにより回動自在
になっている。整列治具は、円柱形の永久磁石25a
と、永久磁石を長さ方向に向けて帯状に露出させた状態
で被覆するヨーク25bを設けている。整列治具25に
吸着されるワークMは、永久磁石と線接触し、その軸線
が永久磁石の軸線方向に平行な状態に整列される。ワー
クが整列状態にないときは、支持棒を回動することによ
り整列状態にさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒形金具を規則的に
整列させる円筒形金具の整列方法及び整列装置に係り、
特にその改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒形金具の整列方法としては、
例えば自動車のキャブマウント、エンジンマウント等に
用いられる筒形防振ゴムの円筒形のアウター金具やイン
ナー金具等のワークをバラ積み状態からその品種に対応
したトレイ(ホッパー)に詰め替え、振動もしくは回
転、直線運動等を与えて機械的なツーリング技法を施し
たトラックやシュート等を通過させて、円筒形金具を分
離整列させていた。そして、整列供給装置の代表的なも
のとして、螺旋経路を有する振動ボウル式ホッパフィー
ダーや直進振動ホッパフィーダー等が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記整列供給
装置は、ワークの種類による形状等の違いに合わせた専
用のホッパーが必要であり、汎用性に欠けるという問題
があった。そのため、ワークの品種毎に装置を取り替え
る必要があるため、特に多品種小量の生産ラインに使用
する場合に、装置取り替えの手間が非常に煩雑であると
共に、装置の保管場所を確保する必要もある。さらに、
容器等にバラ積みされたワークを、整列供給装置に詰め
替える必要があり、詰め替えのためのコストが必要にな
る。また、上記整列供給装置は、ハウジングを振動させ
ることによりワークを整列させるようになっているた
め、円筒形金具同士の振動接触による騒音が著しく、作
業環境を悪化させる。さらに、上記整列供給装置は、高
価であり、これらを多数用意することにより、設備価格
を高価にさせる。本発明は、上記した問題を解決しよう
とするもので、汎用性が高くバラ積み処理が可能でかつ
安価な円筒形金具の整列方法及び整列装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、棒状ま
たは筒状体であって少なくとも表面の一部に長さ方向に
延びた径方向断面が略円弧形状の曲面部を有する永久磁
石を、曲面部を長さ方向に所定幅露出させた状態で筒状
ケースによって包んでなる整列治具を用い、下方に設け
られて円筒形金具をランダムに収容した容器内に整列治
具を露出した曲面部を下方に向けて挿入し、露出した永
久磁石の曲面部に円筒形金具を吸着させ、整列治具を引
き上げたときに、円筒形金具をその軸線方向が整列治具
の長さ方向に平行な位置に整列させるようにしたことに
ある。
【0005】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の円筒形金具の整列方法に
おいて、整列治具を容器から引き上げたときに、整列治
具に円筒形金具が吸着されているか否かを判定し、円筒
形金具が吸着されていない状態が連続して一定回数続い
たときには、容器を傾けるようにしたことにある。
【0006】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項2に記載の円筒形金具の整列方法に
おいて、整列治具を容器から引き上げたときに、整列治
具に円筒形金具が吸着されていない状態で、容器を連続
して所定回数傾けたときには、容器を交換するようにし
たことにある。
【0007】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1から請求項3に記載の円筒形金具
の整列方法において、円筒形金具を吸着させた整列治具
を容器から引き上げたときに、円筒形金具が整列位置に
あるか否かを検出手段により検出し、円筒形金具が整列
位置にないときに、整列治具をその中央を中心として水
平面内で回動させるようにしたことにある。
【0008】また、上記請求項5に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項4に記載の円筒形金具の整列方法に
おいて、整列治具の回動後に円筒形金具が整列位置にな
いときに、整列治具の直下を円筒形金具排除治具によっ
て拭うことにより円筒形金具を整列治具から排除するよ
うにしたことにある。
【0009】また、上記請求項6に係る発明の構成上の
特徴は、棒状または筒状体であって少なくとも表面の一
部に長さ方向に延びた径方向断面が略円弧形状の曲面部
を有する永久磁石を、曲面部を長さ方向に所定幅露出さ
せた状態で筒状ケースによって包んでなる整列治具と、
永久磁石の露出した曲面部を下方に向けて整列治具を円
筒形金具を収容した容器内に移動させ、かつ容器内から
整列治具を上方に移動させる整列治具上下動手段と、整
列治具から整列された円筒形金具を取り外す円筒形金具
取り外し位置に整列治具を移動させる整列治具移動手段
とを設けたことにある。
【0010】また、上記請求項7に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項6に記載の円筒形金具の整列装置に
おいて、容器を水平状態から一定角度傾けた後、再び水
平状態に戻す容器傾動手段と、容器内に上方から移動さ
せた整列治具を容器から上方に移動させたときに、整列
治具に円筒形金具が吸着されているか否かを判定する円
筒形金具有無判定手段と、円筒形金具有無判定手段によ
る判定結果に応じて、円筒形金具が整列治具に連続して
吸着しない回数を積算する連続吸着無し状態積算手段
と、連続吸着無し状態積算手段による一定回数の積算結
果に応じて、容器を容器傾動手段により傾けさせる容器
傾動制御手段とを設けたことにある。
【0011】また、上記請求項8に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項7に記載の円筒形金具の整列装置に
おいて、容器を新しい容器に交換する容器交換手段と、
容器が連続して回動される回数を積算する容器傾動回数
積算手段と、容器傾動回数積算手段による所定回数の積
算結果に応じて、容器を容器交換手段により新しい容器
に交換させる容器交換制御手段とを設けたことにある。
【0012】また、上記請求項9に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項7または請求項8に記載の円筒形金
具の整列装置において、円筒形金具が整列治具に吸着さ
れているときに、円筒形金具が整列位置にあるか否かを
検出する円筒形金具整列状態検出手段と、円筒形金具が
整列位置にないときに、整列治具をその中央を中心とし
て水平面内で回動させる整列治具回動手段とを設けたこ
とにある。
【0013】また、上記請求項10に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項9に記載の円筒形金具の整列装置
において、整列治具回動手段による整列治具の回動によ
っても円筒形金具が整列状態にならないときに、整列治
具の直下を拭うことにより円筒形金具を整列治具から排
除する円筒形金具排除手段を設けたことにある。
【0014】また、上記請求項11に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項9または請求項10に記載の円筒
形金具の整列装置において、円筒形金具整列状態検出手
段として、整列治具の下側に長さ方向に平行に光を透過
させる透過型光電センサにより構成したことにある。
【0015】また、上記請求項12に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項7から請求項11に記載の円筒形
金具の整列装置において、円筒形金具有無判定手段を、
透過型光電センサにより構成したことにある。
【0016】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、整列治具を円筒形金具がランダム
に収容された容器内に降ろすと、円筒形金具が整列治具
の露出した永久磁石面に吸着される。そして、整列治具
を引き上げたときに、大部分の円筒形金具は、永久磁石
の帯状の露出面と最も接触部分の多い線接触状態すなわ
ちその軸線方向が整列治具の長さ方向に平行な位置に整
列するようになる。すなわち、請求項1に係る発明によ
れば、形状の大小によらず円筒形金具を一定方向に整列
させることができ、汎用性に優れている。そのため、特
に多品種小量生産ラインにおいて整列装置の取り替えが
不要になるため、生産性が非常に高められる。また、汎
用性が高いので、多品種対応の場合に、品種毎に多くの
整列装置を必要としないので、製造設備を非常に安価に
することができる。また、円筒形金具をランダムに収容
した容器から直接取り出して整列させることができるの
で、円筒形金具の移し替えの手間を省くことができる。
さらに、円筒形金具を容器から直接取り出すことができ
るので、円筒形金具の移動に伴う円筒形金具間の振動接
触による騒音の発生を防止し、作業環境を改善すること
ができる。
【0017】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、容器内に円筒形金具が散在するよう
な場合に、容器を傾けることにより円筒形金具を一箇所
にまとめることができる。その結果、請求項1に係る発
明の効果に加え、その後の整列治具による円筒形金具の
吸着を効率よく行うことができる。
【0018】また、上記のように構成した請求項3に係
る発明においては、空になった容器を自動的に交換する
ことができる。その結果、請求項1に係る発明の効果に
加え、整列行程を中断させることがなく、作業効率が高
められる。
【0019】また、上記のように構成した請求項4に係
る発明においては、円筒形金具が整列位置にあるか否か
を検出し、円筒形金具が整列位置にないときに、整列治
具をその中央を中心として水平面内で回動させることに
より、位置の不安定な円筒形金具は、整列治具の回動に
より振り回されて下方に落下するか、安定な線接触が得
られる整列位置に移動する。その結果、整列治具にはほ
とんど整列位置にある円筒形金具が吸着されるようにな
り、次工程への移行が円滑に行われる。
【0020】また、上記のように構成した請求項5に係
る発明においては、整列治具を回動させることによって
も、なお円筒形金具が整列位置に戻らない場合に、円筒
形金具を整列治具から排除するようにした。そのため、
整列治具から不整列の円筒形金具を確実に排除すること
ができ、円筒形金具整列の作業性を高めることができ
る。
【0021】上記のように構成した請求項6に係る発明
においては、整列装置は上記請求項1に記載した発明と
同様の作用を行い、大部分の円筒形金具を整列治具の長
さ方向に平行な位置に整列させる。すなわち、請求項6
に係る円筒形金具の整列装置は、形状の大小によらず円
筒形金具を一定方向に整列させることができるので、非
常に汎用性に優れている。そのため、特に多品種小量生
産ラインにおいて整列装置の取り替えが不要になり、整
列作業の生産性が非常に高められる。また、整列装置の
汎用性が高いので、多品種対応の場合に、品種毎に多く
の装置を必要としないので、製造設備全体を非常に安価
にすることができる。また、上記整列装置を用いること
により、ランダムに円筒形金具を収容した容器から直接
取り出して整列させることができるので、円筒形金具の
移し替えの手間を省くことができる。さらに、整列装置
は、円筒形金具を容器から直接取り出すようになってい
るので、円筒形金具間の振動接触による騒音の発生を防
止することができる。
【0022】また、上記のように構成した請求項7に係
る発明においては、請求項6に係る発明の効果に加え、
整列治具に円筒形金具が吸着しない状態が続いたとき
に、容器を傾けるようにしたことにより、容器内に散在
する円筒形金具を一箇所に集めて整列治具に吸着させ易
くすることができる。また、このような状態においても
金具吸着作業を中断させることがないので、連続作業を
円滑に行うことができる。
【0023】また、上記のように構成した請求項8に係
る発明においては、請求項7に係る発明の効果に加え、
空になった容器を自動的に交換することができるので、
整列行程を中断させることがなく、作業効率を高めるこ
とができる。
【0024】また、上記のように構成した請求項9に係
る発明においては、円筒形金具が整列位置にあるか否か
を検出し、円筒形金具が整列位置にないときに、整列治
具をその中央を中心として水平面内で回動させることに
より、位置の不安定な円筒形金具は、整列治具の回動に
より振り回されて下方に落下するか、安定な線接触が得
られる整列位置に移動する。その結果、整列治具に吸着
された円筒形金具を、ほとんど整列位置に移動させるこ
とができる。
【0025】また、上記のように構成した請求項10に
係る発明においては、整列治具をその中央を中心として
水平面内で回動させても、なお整列位置に戻らない円筒
形金具のみを整列治具から排除するようにした。その結
果、整列治具から不整列の円筒形金具を排除し、整列さ
れた円筒金具のみを処理することができるので、整列の
作業性を高めることができる。
【0026】また、上記のように構成した請求項11に
係る発明においては、縦方向透過型光電センサを用いる
ことにより、円筒形金具の整列状態を容易にかつ正確に
検出することができる。
【0027】また、上記のように構成した請求項12に
係る発明においては、縦方向透過型光電センサにより、
円筒形金具の整列治具への吸着の有無を容易にかつ正確
に検出することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1及び図2は同実施例に係る車両用の筒型防
振ゴムの内径リングや外径リングに用いる円筒形金具の
整列機を、正面図及び左側面図(ワーク排除装置及びワ
ーク搬送部を除く)により概略的に示したものである。
整列機は、支持具10aを備えた台10を設けており、
台10の後部には支持枠11が立設されている。支持枠
11には、3本の支柱12a〜12cが立設されてい
る。支柱12a〜12c上端には、水平支柱13が設け
られている。水平支柱13の支柱12bの左側には、ガ
イド板14が設けられており、ガイド板14上には後述
する整列部20を左右に移動させるロボット15が設け
られている。ロボット15の後側には、ケーブルを束ね
たケーブルベア16が設けられている。そして、ガイド
板14の前側には円筒形金具の整列部20が、支持部2
1によって摺動可能に取り付けられている。
【0029】整列部20は、支持部21に垂直に取り付
けられた上下動ガイド部材22を設けている。上下動ガ
イド部材22の前側には、摺動部22aが上下に移動可
能に取り付けられており、上下動ガイド部材22の上端
にはロッドレスシリンダ23が設られている。ロッドレ
スシリンダ23の軸の下端は、摺動部22aに固定され
ており、摺動部22aは、ロッドレスシリンダ23の作
動により上下動するようになっている。また、上下動ガ
イド部材22の下端には前側に突出して支持部22bが
設けられている。上下動ガイド部材22の下端の摺動部
22aの当たる位置には、収容箱底検出センサ22cが
設けられている。また、摺動部22aの上端には、ロー
タリアクチュエータ22a1が取り付けられており、下
端には支持部22a2が取り付けられている。そして、
ロータリアクチュエータ22a1には、支持棒24が下
方に向けて取り付けられており、支持棒24は、ロータ
リアクチュエータ22a1の作動により回動するように
なっている。支持棒24は、摺動部22aの支持部22
a2及び上下動ガイド部材22の支持部22bに回転自
在に支持されており、下端に整列治具25を前後に回動
可能に取り付けている。
【0030】整列治具25は、図4に示すように、長さ
200mmの円柱形の永久磁石25aと、永久磁石25
aを被覆する円筒状で長さ方向に幅13mmの帯状の隙
間25b1を設けた鉄製の磁力調整用のヨーク25bと
を設けている。永久磁石25aは、ヨーク25bの隙間
25b1に露出している。ヨーク25bの両端間には、
取付用のブラケット25cが取り付けられている。永久
磁石25aの露出部分は、図4(a)に示すように、単
位磁石部が互いに反発し合う状態に配列されており、同
図の点線に示すような磁力線が形成される。このように
整列治具25の露出部分を帯状にしたことにより、整列
治具25に吸着される円筒形金具M(以下、ワークと記
す)は、永久磁石25aと線接触することにより最も強
力に吸引されるので、図4(b)に示すように、その軸
線が永久磁石25aの軸線方向に平行な状態で安定に吸
着される。ワークMが、これ以外の方向で吸着されたと
きには、整列治具25を揺動させることにより安定な方
向に変動する。
【0031】ただし、ワークMが、整列治具25に対し
て軸線が垂直状態で吸着されていると整列治具25の揺
動によっても変動しなく、またワークMが整列治具25
の中心付近に吸着されていると、整列治具の回転力が小
さくてワークMを変動させる力が弱いためワークMが整
列状態にならないことがある。そのような場合には、ワ
ークMは、後述するワーク排除装置47によって強制的
に排除される。なお、永久磁石25aの形状は、丸棒に
限らず、長さ方向に径方向断面が略円弧形状の曲面部を
少なくとも一部に備えたものであればよく、また、棒状
に限らず筒状体であってもよい。また、ヨーク25bの
材質として、鉄に限らずその他の金属、プラスチック、
木等を用いてもよい。
【0032】ブラケット25cの左右端と支持棒24間
には、スプリング26a,26bが45゜傾いた状態で
介装されており、整列治具25は、支持棒24の下端を
中心に回動可能であると共に、通常はスプリング26
a,26bによって水平状態になるようにされている。
これにより、整列治具25は、角度が柔軟に変化するの
で、収容箱B内にランダムに積まれたワークMを効率よ
く引き上げることができる。
【0033】支柱12b,12c間にはワークMを収容
する収容箱Bを持ち上げる箱持ち上げ部30が設けられ
ている。箱持ち上げ部30は、シリンダ31と、その下
端に設けた箱挟持部32を備えている。箱挟持部32
は、支柱12b,12cに摺動可能に取り付けられた本
体32aと、本体32aの左右両端に取り付けられ前方
に延びた左右支持板32bと、左右支持板32bに取り
付けられると共に本体32aに設けた駆動棒32a1に
より回動する挟持片32cを設けている。そして、箱持
ち上げ部30は、複数段積まれた収容箱Bの2段目以上
を持ち上げることができるようになっている。枠11上
端の支柱12b,12cの前側には、収容箱Bを搭載し
て左右に移動させるキャリア33が支持台33a上に設
けられている。キャリア33は、支持台33aに設けた
エアシリンダ33bによって左右に移動するようになっ
ている。そして、キャリア33の左側には、収容箱配設
部40が設けられている。
【0034】収容箱配設部40は、台10上に載置した
直方体の枠組41を設けており枠組41上に直方体の枠
組である収容箱載置部42を設けている。収容箱載置部
42は、その底部に底板43を設けている。底板43
は、図2に示すように、中央よりやや右側の部分が右端
にて回動可能に支持されており、下側に設けたエアシリ
ンダ43aにより支持されている。そして、エアシリン
ダ43aに押されて、収容箱Bは、後端を中心に回動し
て傾けられるようになっている。また、底板43上に
は、キャリア33を載置する箱載置部44が設けられて
いる。
【0035】収容箱配設部40の左右端の上部には、図
1に示すように、取付板45a,45bが設けられてお
り、取付板45a,45bには透過型光電式のワーク有
無検出センサ46が設けられている。また、収容箱配設
部40の左端の側部には、不良位置にあるワークMを除
去するワーク排除装置47が設けられている。ワーク排
除装置47は、除去板47aを取り付けた支持部47b
を前後に移動させるシリンダ47cを設けている。収容
箱配設部40の左右中央の前側には、図2に示すよう
に、支柱48が立設されており、その上端の配設部40
の上端近傍位置には、透過型光電式のワーク正常位置検
出センサ48aの発光部が設けられている。また、収容
箱配設部40の左右中央の後側には、支柱49が立設さ
れており、その上端の配設部40の上端近傍位置には、
ワーク正常位置検出センサ48aの受光部が設けられて
いる。
【0036】枠11の左端のワーク搬送位置には、図3
に示すように、前後に延びたワーク搬送部50が設けら
れている。ワーク搬送部50は、支持枠11に取り付け
られた支持部51に支持されたベルト部52を設けてい
る。そして、ベルト部52には、ワーク受取放出部53
が取り付けられている。ワーク受取放出部53は、図3
に示すように、ベルト部52の右端にシリンダ支持部5
3aを設けており、シリンダ支持部53aにはエアシリ
ンダ53b及び上下一対の軸受部53cが支持されてい
る。軸受部53cには、受取棒支持部53dの軸53d
1が挿入されており、受取棒支持部53dには、エアシ
リンダ53bの右端が取り付けられている。受取棒支持
部53dの上端後側には、受取棒53eが水平に後方向
に向けて取り付けられている。そして、ベルト部52の
前後中間位置にはセンサ取付部54が立設されており、
センサ取付部54の先端には、ワークMの到着を検出す
る透過型光電式のワーク到着検出センサ54aが設けら
れている。
【0037】つぎに、上記ワークMの整列装置の動作を
制御する電気制御装置60について図5により説明す
る。電気制御装置60は、支持枠11の左端位置に取り
付けられ、マイクロコンピュータ等からなる制御回路6
1を備えている。制御回路61は、図6〜図8に示すフ
ローチャートに対応した「整列制御プログラム」を実行
し続けると共に、図9に示すフローチャートに対応した
「ワーク受取放出制御プログラム」を割り込み実行する
ものである。制御回路61の入力側には、上記収容箱底
検出センサ22c、ワーク有無検出センサ46、ワーク
正常位置検出センサ48a及びワーク到着検出センサ5
4aが接続されている。また、制御回路61の出力側に
は、駆動回路63a〜63gを介して上記ロボット1
5、ロータリーアクチュエータ22a1、摺動部ロッド
レスシリンダ23、キャリアエアシリンダ33b、押上
エアシリンダ43a、ワーク排除エアシリンダ47c及
びワーク受取放出部エアシリンダ53bが接続されてい
る。駆動回路63a〜63gは、制御回路61から出力
に応じて、ロボット15、ロータリーアクチュエータ2
2a1、摺動部ロッドレスシリンダ23、キャリアエア
シリンダ33b、押上エアシリンダ43a、ワーク排除
エアシリンダ47c及びワーク受取放出部エアシリンダ
53bを作動させる。ただし、制御回路としては、上記
マイクロコンピュータを用いたものの他に、アナログ式
のシークェンス回路を用いることもできる。
【0038】つぎに、上記のように構成した実施例の動
作について説明する。円筒形金具整列機の電源がオンさ
れることにより、制御回路61はプログラムの実行を図
6に示すステップ70にて開始し、ステップ71にて各
種変数の初期化を行い、整列治具25が収容箱Bの底に
当たった回数を示す底検出回数N及び収容箱Bを傾動さ
せた回数を示す箱傾け回数Hを「0」にする。そして、
ステップ72にて支持棒24を下降させる信号が出力さ
れ、これに応じて駆動回路63cはロッドレスシリンダ
23を作動させて支持棒24を基準位置から下降させ
る。つぎに、ステップ73にて整列治具25が収容箱B
の底に当たるか否かが判定される。現時点においては、
箱内はワークMが満杯であるので、「NO」との判定の
基にプログラムはステップ74に移され、H,Nを
「0」にした後、ステップ75にて支持棒24が第2基
準高さL2まで上げられる。そして、整列治具25にワ
ークMが吸着されているか否かが判定される。ワーク有
無検出センサ46から有りとの結果が入力されると、ス
テップ76にて「YES」との判定の基にプログラム
は、ステップ77に移され、支持棒24が平行移動され
て左右中央位置に移され、ステップ78にてワークMが
正常位置にあるか否かが判定される。
【0039】ワークMが正常位置にある場合には、ステ
ップ78にて「YES」との判定の基にプログラムは図
7に示すステップ79に移され、支持棒24が第1基準
高さL1に上げられる。そして、ステップ80、ステッ
プ81にて支持棒24はロボット15によって水平にワ
ーク搬送位置にまで移動されてそこで停止する。そし
て、搬送位置に到達すると、ステップ82にてワーク受
取棒停止信号の有無が判定される。
【0040】ここで、制御回路61は、「整列制御プロ
グラム」の実行の間に、図9に示す「ワーク受取放出制
御プログラム」の割り込み実行を行っている。すなわ
ち、ステップ110にて「ワーク受取放出制御プログラ
ム」の割り込み実行が開始され、ステップ111にて整
列部材25がワーク搬送位置に到達したか否かが判定さ
れる。ワーク到着検出センサ54aによりワークMが検
出されると、ステップ111にて「YES」との判定の
基にプログラムはステップ112に移されてワーク受取
棒53eの前進が開始され、ステップ113にてワーク
受取棒移動停止信号が出力され、ワーク受取棒53e
は、ワークMが円形内に挿入された状態で停止する。こ
のとき、制御回路61により一定時間の計時が開始され
る。ワーク受取棒53eの停止に応じて、「整列制御プ
ログラム」のステップ82にて「YES」との判定の基
にステップ83にて支持棒24は水平に基準位置への移
動を開始する。このとき、ワークMは支持棒24から離
れてワーク受取棒53eに受け取られる。そして、ステ
ップ84にて、支持棒24は基準位置に到着して停止す
る。また、ワーク受取棒53eは、「ワーク受取放出制
御プログラム」のステップ114にて一定時間経過後
に、ステップ115にて、後退を開始し、ステップ11
6にて停止する。その際、ワーク受取棒53eに引っか
かっていたワークMは、ワーク受取棒53eから外され
て、ベルト部52上に落ち、水平状態でベルト部52の
端部に移動し、図示しない次工程に移される。また、基
準位置に移された支持棒24は、ステップ85にてワー
ク取り出し位置を代えるために水平位置が変更された
後、ステップ72に戻されて、以下の処理が繰り返し行
われる。
【0041】また、ワークMが正常位置にないときに
は、ステップ86にてロータリアクチュエータ22a1
により支持棒24の90゜の往復回動が繰り返し行わ
れ、ワークMの位置是正処理が行われる。そして、ステ
ップ87にて再び正常位置にあるか否かが判定され、ワ
ークMが正常位置に移動したときには、プログラムはス
テップ79に移され、上記したステップ79からステッ
プ85の処理が実行される。
【0042】そして、支持棒24の往復回動処理により
ワークMが正常位置にならないときには、ワークMが整
列治具25に対してその軸線が垂直方向にあるか又は整
列治具の中央にあるため、正常位置に戻る可能性が無い
ので、排除する必要がある。そして、図7に示すステッ
プ88にてワーク排除装置駆動信号が出力され、駆動回
路63fは排除装置47の除去板47aを前進させて排
除位置に移動させる。その後、ステップ89にて支持棒
24は第1基準高さL1に上昇した後、ステップ90,
91にてワーク排除位置にまで移動して停止する。これ
により、整列治具25の下側が除去板47aによって拭
われ、不整列なワークが収容箱B内に戻される。その
後、ステップ92にて除去板47aが後退し、ステップ
93、94にて支持棒24は基準位置への移動を開始
し、基準位置にて停止する。そして、基準位置に移され
た支持棒24は、ステップ85にて水平位置が変更され
た後、ステップ72に戻されて、以下の処理が行われ
る。
【0043】また、上記処理中に、整列治具25にワー
クMが吸着されていないときには、ステップ76にて
「NO」との判定の基に、プログラムはステップ95に
移され、支持棒24を第1基準高さL1に上昇させ、ス
テップ85にて水平位置が変更された後、ステップ72
に戻されて、以下の処理が行われる。
【0044】以上に説明したように、本実施例によれ
ば、ワークを整列治具の露出した帯状の永久磁石面に吸
着させることにより、大部分のワークを永久磁石の帯状
の露出面と最も接触部分の多い線接触状態すなわちその
軸線方向が整列治具の長さ方向に平行な位置に整列させ
ることができる。そのため、形状の大小によらずワーク
Mを一定方向に整列させることができ、整列装置として
極めて汎用性に優れている。そのため、特に多品種小量
生産ラインにおいてワークMの種類毎に整列装置の取り
替えが不要になるため、生産性が非常に高められる。ま
た、汎用性が高いので、多品種対応の場合に、品種毎に
多くの装置を必要としないので、製造設備を非常に安価
にすることができる。
【0045】また、円筒形金具をランダムに収容した容
器から直接取り出して整列させることができるので、円
筒形金具の移し替えの手間を省くことができる。さら
に、円筒形金具を容器から直接取り出すことにより、円
筒形金具間の振動接触による騒音の発生を防止し、作業
環境を改善することができる。また、ワークMが整列位
置にあるか否かを検出し、ワークMが整列位置にないと
きに、整列治具をその中央を中心として水平面内で回動
させることにより、位置の不安定なワークMは、整列治
具の回動により振り回されて下方に落下するか、安定な
線接触が得られる整列位置に移動する。そのため、整列
治具にはほとんど整列位置にあるワークMが吸着された
ようになる。さらに、整列治具の回動によってもなお整
列位置に戻らないワークMについては、排除装置により
整列治具から取り外すようにした。そのため、整列作業
を中断することなく行うことができ、整列の作業性を高
めることができる。
【0046】つぎに、支持棒24を収容箱Bに挿入した
ときに、整列部材25が収容箱Bの底に当たったと検出
された場合について説明する。収容箱B内にワークMが
片寄ったり、またワークMが少なくなったりすると、整
列部材25がワークMに当たらずに収容箱Bの底に当た
ることがあり、そのような状況のときの制御について図
8を参照しつつ説明する。まず、収容箱底検出センサ2
2cにより整列部材25が収容箱Bの底に接触したこと
が検出されると、ステップ73にて「YES」との判定
の基にプログラムはステップ96に移行され、底検出回
数Nが「1」だけプラスされ、N=1とされる。そし
て、ステップ97にて支持棒24が第1基準高さに上昇
し、ステップ98にてN=3か否かが判定される。ここ
では、N=1なので、「NO」との判定の基に、プログ
ラムはステップ99に移され、支持棒24の水平位置が
変更された後、ステップ72に戻されて、以下の処理が
繰り返し行われる。そして、その間に、整列部材25が
収容箱Bの底に接触しなくなると、ステップ73にて
「NO」との判定の基に、ステップ74に移されて底検
出回数N及び後述する箱傾け回数Hが「0」にされ、以
下上記した処理が行われる。
【0047】そして、底検出回数N=3になると、すな
わち整列治具25にワークMが吸着されない状態が連続
して3回続くと、ステップ98にて「YES」との判定
の基にプログラムはステップ100に移され、箱傾け回
数H=2回か否かが判定される。ここではH=0なの
で、「NO」との判定の基に、プログラムはステップ1
01に移され、収容箱Bの押し上げが行われる。すなわ
ち、駆動回路63eが押上エアシリンダ43aを作動さ
せ、収容箱Bを押し上げて傾斜させる。これにより、収
容箱B内のワークMが集められ、整列治具25に吸着し
易いようにされる。つづいて、ステップ102にて収容
箱Bは水平位置に戻され、ステップ103にて底検出回
数Nが「0」にされ、さらにステップ104にて箱傾け
回数Hが「1」だけプラスされる。そして、ステップ1
05にて、支持棒24の水平位置が変更された後、プロ
グラムはステップ72に戻されて、以下の処理が繰り返
し行われる。そして、その間に、整列治具25が収容箱
Bの底に接触しなくなると、ステップ73にて「NO」
との判定の基に、ステップ74に移されて底検出回数N
及び後述する箱傾け回数Hが「0」にされ、続いてステ
ップ75以降の処理が上記したように行われる。そし
て、箱傾け回数H=2になり収容箱B内にワークMが無
いものと判断されると、ステップ100にて「YES」
との判定の基にプログラムはステップ106に移され、
キャリアエアシリンダ33bが作動し、空の収容箱Bを
搭載したキャリア33を右方向に移動させて、ワークM
の満載された収容箱Bと積み代えた後、再びキャリア3
3を箱載置部44に移動させる。さらに、ステップ10
7にて箱傾け回数H=0にされた後、プログラムはステ
ップ72に戻され、以下の処理が行われる。
【0048】以上に説明したように、本実施例によれ
ば、ワークが整列治具に吸着されない状態が3回繰り返
されると、収容箱Bを傾けてワークを一箇所に集めて整
列治具に吸着しやすいようにさせ、さらに収容箱Bを2
回傾動させてもなお整列治具にワークが吸着しないとき
には、収容箱Bを取り替えるようにしてワークMが少な
くなったり無くなった場合に対処するようにした。その
結果、ワーク整列作業が中断することなく連続して行う
ことができるようになった。なお、底検出回数N、箱傾
け回数Hについての具体的な数値については、上記実施
例に限らず適宜変更することが可能である。
【0049】なお、上記各実施例において、整列装置の
ワーク排除装置や箱傾動機構については必要に応じて除
いてもよい。また、ワーク搬送部についても上記例に限
らずワークを垂直状態で搬送させるようにしてもよい。
さらに、箱供給取り出し機構についても、上記実施例に
限らず、一直線に配置されたベルト機構により行うよう
にしてもよい。また、収容箱の供給取り出しについては
手で行うようにしてもよい。また、上記実施例に示した
円筒形金具の整列装置の各部分の形状等については、上
記構成のものに限らず、用途等に応じて適宜変更するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る円筒形金具の整列装置
を概略的に示す正面図である。
【図2】同円筒形金具の整列装置を概略的に示す側面図
である。
【図3】同円筒形金具の整列装置のワーク搬送部を概略
的に示す側面図である。
【図4】同整列装置の整列治具を概略的に示す正面図及
び使用状態を示す説明図である。
【図5】同円筒形金具の整列装置の電気制御装置を概略
的に示すブロック回路図である。
【図6】図5の制御回路により実行される「整列制御プ
ログラム」のフローチャートの一部である。
【図7】図5の制御回路により実行される「整列制御プ
ログラム」のフローチャートの一部である。
【図8】図5の制御回路により実行される「整列制御プ
ログラム」のフローチャートの一部である。
【図9】図5の制御回路により実行される「ワーク受取
放出制御プログラム」のフローチャートである。
【符号の説明】
10…台、11…支持枠、12a〜12c…支柱、13
…水平支柱、14…ガイド板、15…ロボット、20…
整列部、21…支持部、22…上下動ガイド部、22a
…摺動部、22a1…ロータリアクチュエータ、22a
2…支持部、22b…支持部、23…ロッドレスシリン
ダ、24…支持棒、25…整列治具、25a…永久磁
石、25b…ヨーク、25c…取付治具台、26a,2
6b…スプリング、30…箱持ち上げ部、33…コンベ
ア、40…収容箱配設部、41…枠組、42…収容箱載
置部、43…底板、43a…押上エアシリンダ、44…
箱載置部、45a,45b…取付板、46…ワーク有無
検出センサ、47…ワーク排除装置、47a…除去板、
47c…シリンダ、48a…ワーク正常位置検出セン
サ、50…ワーク搬送部、51…支持部、52…ベルト
部、53…ワーク受取放出部、53a…シリンダ支持
部、53b…エアシリンダ、53d…受取棒支持部、5
3e…受取棒、54a…ワーク到着検出センサ、60…
電気制御装置、61…制御回路、B…収容箱、M…ワー
ク(円筒形金具)。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状または筒状体であって少なくとも表
    面の一部に長さ方向に延びた径方向断面が略円弧形状の
    曲面部を有する永久磁石を、同曲面部を長さ方向に所定
    幅露出させた状態で筒状ケースによって包んでなる整列
    治具を用い、下方に設けられて円筒形金具をランダムに
    収容した容器内に同整列治具を前記露出した曲面部を下
    方に向けて挿入し、同露出した永久磁石の曲面部に同円
    筒形金具を吸着させ、同整列治具を引き上げたときに、
    同円筒形金具をその軸線方向が同整列治具の長さ方向に
    平行な位置に整列させるようにしたことを特徴とする円
    筒形金具の整列方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の円筒形金具の整列
    方法において、 前記整列治具を前記容器から引き上げたときに、同整列
    治具に同円筒形金具が吸着されているか否かを判定し、
    同円筒形金具が吸着されていない状態が連続して一定回
    数続いたときには、前記容器を傾けるようにしたことを
    特徴とする円筒形金具の整列方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の円筒形金具の整列
    方法において、 前記整列治具を前記容器から引き上げたときに、同整列
    治具に同円筒形金具が吸着されていない状態で、前記容
    器を連続して所定回数傾けたときには、前記容器を交換
    するようにしたことを特徴とする円筒形金具の整列方
    法。
  4. 【請求項4】 前記請求項1から請求項3に記載の円筒
    形金具の整列方法において、 前記円筒形金具を吸着させた前記整列治具を前記容器か
    ら引き上げたときに、同円筒形金具が整列位置にあるか
    否かを検出手段により検出し、同円筒形金具が整列位置
    にないときに、同整列治具をその中央を中心として水平
    面内で回動させるようにしたことを特徴とする円筒形金
    具の整列方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の円筒形金具の整列
    方法において、 前記整列治具の回動後に前記円筒形金具が整列位置にな
    いときに、同整列治具の直下を円筒形金具排除治具によ
    って拭うことにより円筒形金具を整列治具から排除する
    ようにしたことを特徴とする円筒形金具の整列方法。
  6. 【請求項6】 棒状または筒状体であって少なくとも表
    面の一部に長さ方向に延びた径方向断面が略円弧形状の
    曲面部を有する永久磁石を、同曲面部を長さ方向に所定
    幅露出させた状態で筒状ケースによって包んでなる整列
    治具と、 前記永久磁石の露出した曲面部を下方に向けて同整列治
    具を円筒形金具を収容した容器内に移動させ、かつ同容
    器内から同整列治具を上方に移動させる整列治具上下動
    手段と、 同整列治具から整列された前記円筒形金具を取り外す円
    筒形金具取り外し位置に同整列治具を移動させる整列治
    具移動手段とを設けたことを特徴とする円筒形金具の整
    列装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項6に記載の円筒形金具の整列
    装置において、 前記容器を水平状態から一定角度傾けた後、再び水平状
    態に戻す容器傾動手段と、 前記容器内に上方から移動させた前記整列治具を前記容
    器から上方に移動させたときに、同整列治具に前記円筒
    形金具が吸着されているか否かを判定する円筒形金具有
    無判定手段と、 同円筒形金具有無判定手段による判定結果に応じて、前
    記円筒形金具が前記整列治具に連続して吸着しない回数
    を積算する連続吸着無し状態積算手段と、 同連続吸着無し状態積算手段による一定回数の積算結果
    に応じて、前記容器を前記容器傾動手段により傾けさせ
    る容器傾動制御手段とを設けたことを特徴とする円筒形
    金具の整列装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項7に記載の円筒形金具の整列
    装置において、 前記容器を新しい容器に交換する容器交換手段と、 前記容器が連続して回動される回数を積算する容器傾動
    回数積算手段と、 同容器傾動回数積算手段による所定回数の積算結果に応
    じて、前記容器を前記容器交換手段により新しい容器に
    交換させる容器交換制御手段とを設けたことを特徴とす
    る円筒形金具の整列装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項7または請求項8に記載の円
    筒形金具の整列装置において、 前記円筒形金具が前記整列治具に吸着されているとき
    に、同円筒形金具が整列位置にあるか否かを検出する円
    筒形金具整列状態検出手段と、 同円筒形金具が整列位置にないときに、同整列治具をそ
    の中央を中心として水平面内で回動させる整列治具回動
    手段とを設けたことを特徴とする円筒形金具の整列装
    置。
  10. 【請求項10】 前記請求項9に記載の円筒形金具の整
    列装置において、 前記整列治具回動手段による前記整列治具の回動によっ
    ても前記円筒形金具が整列状態にならないときに、同整
    列治具の直下を拭うことにより同円筒形金具を同整列治
    具から排除する円筒形金具排除手段を設けたことを特徴
    とする円筒形金具の整列装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項9または請求項10に記載
    の円筒形金具の整列装置において、前記円筒形金具整列
    状態検出手段として、 前記整列治具の下側に長さ方向に平行に光を透過させる
    透過型光電センサにより構成したことを特徴とする円筒
    形金具の整列装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項7から請求項11に記載の
    円筒形金具の整列装置において、前記円筒形金具有無判
    定手段を、 透過型光電センサにより構成したことを特徴とする円筒
    形金具の整列装置。
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