JPH08132409A - 短尺小径木用原木クリーナー装置 - Google Patents

短尺小径木用原木クリーナー装置

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JPH08132409A
JPH08132409A JP29383794A JP29383794A JPH08132409A JP H08132409 A JPH08132409 A JP H08132409A JP 29383794 A JP29383794 A JP 29383794A JP 29383794 A JP29383794 A JP 29383794A JP H08132409 A JPH08132409 A JP H08132409A
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JP29383794A
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English (en)
Inventor
Koji Takahashi
孝司 高橋
Kaoru Aizawa
薫 相澤
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KYOEI IND
Kyoei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
KYOEI IND
Kyoei Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剥皮工程の円滑且つ能率的な工程操作の遂行
を図ること。 【構成】 コンベヤ3上を移送されて来る短尺小径原木
2を一旦昇降型のVブロック4からなる原木センターリ
ング機構1により下方から支承して該原木2の両木口の
加工センターを芯出しし、次で一旦芯出しした前記原木
2の加工センターを左右一対のスピンドル6aからなる
原木チャッキング機構6により回動自在に押圧支承し、
更に前記芯出し及び回動自在に押圧支承した前記原木2
の外周に回転カッターブロック7aからなる原木クリー
ニング機構7を擺動、昇降、横行自在に当接してその外
皮を剥ぎ落すように、原木加工場所に集約的に重設して
構成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合板工場等の単板切削工
程等に提供される針葉樹等の原木を所定の単板切削寸法
等に短く玉切りにした短尺小径原木を主たる対象にし
て、その外周に付着している樹皮、樹脂、土砂等の夾雑
物や枝打ちの残節等を含む外皮を剥ぎ落して単板切削用
のナイフ等を破損しないように清掃する、針葉樹等の短
尺小径木専用の原木クリーナー装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の針葉樹原木等の小径木を対象にし
た原木クリーナー装置乃至は原木バーカー装置は、直径
100〜700mm程度の比較的小径の長さ数mに及ぶ
長尺のままの原木を、コンベヤにより軸心方向に移送し
ながら該原木に対して外周を公転するリング状の回転カ
ッターブロックの回転中心を通過させることによって、
該リング状の回転カッターブロックにより長尺原木の外
周に付着している樹皮、樹脂、土砂等の夾雑物や枝打ち
の残節等を含む外皮をスパイラル状に剥ぎ落す、いわゆ
るカッター公転型のリングバーカー等の剥皮装置が長尺
の針葉樹等の小径原木用として当業界で周知慣用されて
いた。
【0003】また従来の南洋材原木等の大径木を対象に
した原木クリーナー装置乃至は原木バーカー装置は、直
径250〜1600mm程度の比較的大径の原木を所定
の単板切削寸法等の1〜2m程度に短かく玉切りにした
短尺大径原木を一対の回転ローラー上に搭載してこれを
外周方向へサイドドライブ方式により回転させながら回
転カッターブロックをその外周に擺動自在に当接させる
ことによって、該回転カッターブロックによって原木の
外周に付着している樹皮、貝殻、土砂等の夾雑物を含む
外皮をスパイラル状または階段状に剥ぎ落す、いわゆる
原木サイドドライブ型の原木クリーナー等の剥皮装置が
短尺の南洋材等の大径原木用として当業界で周知慣用さ
れていた。
【0004】更にまたベニヤレースによる単板切削に先
だって原木の外皮を剥ぎ落しながら整形する装置の従来
技術としては、例えば特公昭48−38125号単板の
連続流れ製造方法に開示されている選択剥皮切削装置
や、特公昭54−14360号原木の整形装置等の原木
センタードライブ型の剥皮装置のような、それぞれ独立
した原木芯出し装置と原木移送装置とを剥皮整形装置に
直列に連設したもの等が当業界で一部使用に供されてい
たこともある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来技
術になる原木クリーナー装置乃至は原木バーカー装置の
主流は、長尺の針葉樹等の小径原木を主たる対象にした
カッター公転型のリングバーカー装置や、短尺の南洋材
等の大径原木を主たる対象にした原木サイドドライブ型
の原木クリーナー装置等であったので、近時当業界が直
面した原木資源の枯渇化にともなって大径長尺原木の入
手難やそれによる経済的な不利益を克服するため、針葉
樹等の原木を所定の単板切削寸法等に短かく玉切りにし
た短尺小径木が調達原木の主流となって合板工場等の単
板切削工程等に多量に提供されるようになってきた。
【0006】しかしながら、この種の針葉樹等の短尺小
径原木を従来装置のカッター公転型のリングバーカー装
置や、原木サイドドライブ型の原木クリーナー装置等に
そのまま投入して、その外周に付着している樹皮、樹
脂、土砂等の夾雑物や枝打ちの残節等を含む外皮の剥ぎ
落し作業を円滑且つ能率的に実施しようとしても、先ず
そのカッター公転型のリングバーカー装置等において
は、剥皮装置の構造上、及び原木の移送機能上最低3m
程度以上の原木長さを必要とするので、単板切削寸法等
の1〜2m程度に短かく玉切りにした短尺小径原木への
対応は不可能であり、また原木サイドドライブ型の原木
クリーナー装置等においては、一対の回転ローラー上に
短尺小径原木を搭載してこれを外周方向へ回転させよう
としても、当該原木には150mm程度の小径原木のも
のも多量に含まれるので自重も軽く一対の回転ローラー
の谷底に沈んでスリップするようになり、特に針葉樹等
のように軸心方向に曲りがある原木では全く回動しなく
なるので、円滑且つ能率的な外皮の剥ぎ落し作業を実施
することが不可能になる等の重大な機能的難点があった
ものであり、更にまた従来装置の原木センタードライブ
型の剥皮整形装置にあっても、剥皮整形装置本体に対し
てそれぞれ独立した原木芯出し装置と原木移送装置とを
直列に連設したものであったので、全体の工程長が長大
化して能率的な工程操作に欠け、装置の大型化により経
済性にも欠ける等の重大な難点もあったものである。
【0007】よって本発明は上記従来諸装置の難点を払
拭すべく、針葉樹等の短尺小径原木の外周に付着してい
る樹皮、樹脂、土砂等の夾雑物や枝打ちの残節等を含む
外皮を剥ぎ落すに当り、カッター公転型のリングバーカ
ー装置や、原木サイドドライブ型の原木クリーナー装置
乃至は原木センタードライブ型の剥皮整形装置等の従来
技術になる剥皮装置から脱脚して、コンベヤ上を移送さ
れて来る短尺小径原木を一旦昇降型のVブロックからな
る原木センターリング機構により下方から支承して該原
木の両木口の加工センターを芯出しし、次で一旦芯出し
した前記原木の加工センターを左右一対のスピンドルか
らなる原木チャッキング機構により回動自在に押圧支承
し、更に前記芯出し及び回動自在に押圧支承した前記原
木の外周に回転カッターブロックからなる原木クリーニ
ング機構を擺動、昇降、横行自在に当接してその外皮を
剥ぎ落すように、原木加工場所に集約的に重設した針葉
樹等の短尺小径木専用の原木センタードライブ型の原木
クリーナー装置に構成することによって、剥皮工程の円
滑且つ能率的な工程操作の遂行を図ることを目的とした
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明おける特定発明の短尺小径木用原木クリーナ
ー装置は次のように構成した。 a.短尺小径原木を軸心方向の直交方向へ移送するコン
ベヤ。 b.前記コンベヤ上の原木加工場所に配設した短尺小径
原木を下方から支承して、該原木の両木口の加工センタ
ーを芯出しする、昇降型のVブロックからなる左右一対
の原木センターリング機構。 c.前記原木センターリング機構により芯出しされた短
尺小径原木の両木口の加工センターを、前記コンベヤの
両側部に対設した左右一対のスピンドルにより押圧支承
して回動可能に、該スピンドルに押圧支承用の流体シリ
ンダーと駆動用のモーターとを装着した左右一対の原木
チャッキング機構。 d.前記原木チャッキング機構により押圧支承され回動
される短尺小径原木の外周に擺動及び昇降自在に当接し
て該原木の外皮を剥ぎ落し可能に、及び該原木の軸心方
向に沿って横行可能に、擺動、昇降、横行用の流体シリ
ンダーと駆動用のモーターとを剥ぎ落し用の回転カッタ
ーブロックに装着した複数台の原木クリーニング機構。 とからなる短尺小径木用原木クリーナー装置。
【0009】また本発明における従属発明の短尺小径木
用原木クリーナー装置は次のように構成した。 イ.昇降型のVブロックからなる原木センターリング機
構による短尺小径原木の両木口の加工センターを芯出し
可能に、該原木センターリング機構の昇降用の流体シリ
ンダーに前記原木の外径検知用の第1及び第2の原木検
知器と前記Vブロックの昇降量発信器と該Vブロックの
昇降量積算器とを左右それぞれに関連させて信号処理回
路に接続した、短尺小径木用原木クリーナー装置。 ロ.昇降型のVブロックからなる原木センターリング機
構による短尺小径原木の芯出し時に該原木の両木口の移
送偏位を修正可能に、前記原木センターリング機構に左
右一対づつの突き出し用の流体シリンダーと突き出し棒
とを装着した、短尺小径木用原木クリーナー装置。 ハ.原木チャッキング機構のスピンドルによって一旦押
圧支承されている短尺小径原木を剥皮作業の終了をまっ
て該スピンドルから一挙に離脱可能に、該スピンドルの
周辺部に前記原木の両木口に当接する左右一対づつの押
出し用の流体シリンダーと当接板とを装着した、短尺小
径木用原木クリーナー装置。 ニ.原木クリーニング機構に装着されている複数台の駆
動用のモーターと、該駆動用のモーターによって回動さ
れる複数台の剥ぎ落し用の回転カッターブロックとの中
間にラインシャフトを介在させて、該ラインシャフトに
より前記複数台の回転カッターブロックと複数台のモー
ターによる個別の回動を相互に助成し合うように連携し
た、短尺小径木用原木クリーナー装置。
【0010】
【作用】本発明の短尺小径木用原木クリーナー装置は、
コンベヤ上を移送されて来る短尺小径原木を一旦昇降型
のVブロックからなる原木センターリング機構により下
方から支承して該原木の両木口の加工センターを芯出し
し、次で一旦芯出しした前記原木の加工センターを左右
一対のスピンドルからなる原木チャッキング機構により
回動自在に押圧支承し、更に前記芯出し及び回動自在に
押圧支承した前記原木の外周に回転カッターブロックか
らなる原木クリーニング機構を擺動、昇降、横行自在に
当接してその外皮を剥ぎ落す、針葉樹等の短尺小径木専
用の原木センタードライブ型の原木クリーナー装置に構
成したものである。
【0011】即ち本発明装置の原木センターリング機構
を構成する昇降型のVブロックは、短尺小径原木を軸心
方向の直交方向へ移送するコンベヤ上の原木加工場所
に、移送方向に直交して左右一対づつのVブロックが配
設されていて、常態時は移送線上より没入しておる。次
で前記Vブロックが昇降用の流体シリンダーの発動によ
りコンベヤの移送線上まで上昇させられて、先に前記コ
ンベヤに付設されているストッパー等により原木加工場
所の芯出し線A−A上に停止している前記原木を該Vブ
ロックの中心部に搭載するように下方から支承される。
次で前記Vブロック上に搭載された原木は、原木チャッ
キング機構を構成するスピンドルの中心線B−B上に架
設した第1の原木検知器と、該第1の原木検知器から所
定距離を隔てて架設した第2の原木検知器と、前記Vブ
ロックの昇降量を検知する昇降量発信器と、該Vブロッ
クの昇降量を積算する昇降量積算器とにより、前記原木
加工場所の芯出し線A−Aと前記スピンドルの中心線B
−Bの交点まで該原木を持ち上げるように自動制御して
その両木口の加工センターを芯出しし、この一旦原木加
工場所の芯出し線A−Aとスピンドルの中心線B−Bの
交点上に持ち上げられて芯出しされた前記原木を原木チ
ャッキング機構のスピンドルに装備されている押圧支承
用の流体シリンダーと駆動用のモーターによりその両木
口の加工センターを左右から押圧支承して回動し、次で
行われる原木クリーニング機構による原木外皮の剥ぎ落
し作業に待機するように構成されているものである。
【0012】
【実施例】図1と図2は本発明の特定発明を構成する短
尺小径木用原木クリーナー装置における全体の配置例を
示す側面図と正面図であって、1は短尺小径原木2を軸
心方向の直交方向へ移送するチェン等のコンベヤ3上の
原木加工場所に左右一対づつ配設されている昇降型のV
ブロック4と昇降用の流体シリンダー5からなる原木セ
ンターリング機構である。前記原木センターリング機構
1は昇降型のVブロック4が昇降用の油圧、空圧等の流
体シリンダー5により原木加工場所の芯出し線A−A上
に停止している短尺小径原木2を該Vブロック4の中心
部に搭載するように下方から支承して前記コンベヤ3の
移送線上まで上昇させられるようになるから、別に装置
された原木芯出し用の昇降自動制御装置により該Vブロ
ック4上の前記原木2はその両側部に対設されている左
右一対の原木チャッキング機構6を構成するスピンドル
6aの中心線B−Bと前記原木加工場所の芯出し線A−
Aの交点までその両木口の加工センターが押し上げられ
て一線上に整合されるようになり、以上のVブロック4
の昇降動作によって原木センターリング機構1による短
尺小径原木2の芯出し作業を完結するように構成されて
いるものである。
【0013】次に前記原木センターリング機構1により
その加工センターを芯出しされた原木2は、原木チャッ
キング機構6のスピンドル6aに装着されている押圧支
承用の油圧、空圧等の流体シリンダー6bと定速または
可変速型のモーター6cにより、その両木口の加工セン
ターを両木口からスピンドル6aで押圧支承しながら適
当速度でこれを回動するように構成されている。
【0014】次にまた前記原木チャッキング機構6によ
り押圧支承され適当速度で回動される短尺小径原木2
は、原木加工場所に架設した複数台の、例えば図示のよ
うに3台の原木クリーニング機構7の剥ぎ落し用の回転
カッターブロック7aと駆動用のモーター7bとを擺動
及び昇降自在に、擺動及び昇降用の油圧、空圧等の流体
シリンダー7c,7dをそれぞれに装着し、また前記複
数台の原木クリーニング機構7を横行自在に、横行用の
油圧、空圧等の流体シリンダー7eを一括装着すること
によって、前記原木チャッキング機構6により押圧支承
され適当速度で回動される原木2の外皮をスパイラル状
または階段状に剥ぎ落す、いわゆる短尺小径木専用の原
木センタードライブ型の原木クリーナー装置に構成され
ているものである。尚、図中8は前記原木クリーニング
機構7の回転カッターブロック7aによる削り屑の飛散
を防止するカーテン装置、9は前記削り屑を機外に搬出
する屑コンベヤ装置である。
【0015】扨て図3は本発明の従属発明を構成する短
尺小径木用原木クリーナー装置における原木センターリ
ング機構1の昇降自動制御装置を例示した正面図であっ
て、昇降型のVブロック4からなる原木センターリング
機構1による短尺小径原木2の両木口の加工センターを
芯出し可能に、該原木センターリング機構1の昇降用の
油圧、空圧等の流体シリンダー5に、前記原木2の光電
スイッチ等からなる外径検知用の第1及び第2の原木検
知器10a,10bと、前記Vブロック4のトランスジ
ューサー等からなる昇降量発信器11と、該Vブロック
4のパルスカウンター等からなる昇降量積算器12とを
左右それぞれに関連させて信号処理回路13に接続し、
以って原木チャッキング機構6を構成するスピンドル6
aの中心線B−B上に架設した前記第1の原木検知器1
0aと、該第1の原木検知器10aから所定距離を隔て
て架設した前記第2の原木検知器10bと、前記Vブロ
ック4の昇降量を検知する前記昇降量発信器11とによ
り、前記Vブロック4により上昇する前記原木2の下面
が前記第2の原木検知器10bを通過する時期から前記
昇降量発信器11により入力されるパルス信号の積算動
作を開始し、次で前記第1の原木検知器10aと前記第
2の原木検知器10bとの間の所定距離に相当するパル
ス信号の設定値にその積算値が到達する都度出力信号を
発信する前記昇降量積算器12の出力信号を前記信号処
理回路13に伝えて、前記原木2の両木口の加工センタ
ーが前記スピンドル6aの中心線B−B上に芯出しされ
るまで前記流体シリンダー5の流体ポンプを含む流体バ
ルブ14を制御するように構成されているものである。
【0016】また図3、図4は本発明の従属発明を構成
する短尺小径木用原木クリーナー装置における原木セン
ターリング機構1の原木移送偏位修正装置を例示した正
面図と平面図であって、昇降型のVブロック4からなる
短尺小径原木2の芯出し時に、該原木2の両木口の移送
偏位を修正可能に、前記原木センターリング機構1に左
右一対づつの突き出し用の油圧、空圧等の流体シリンダ
ー15と該流体シリンダー15に付加した突き出し棒1
6とを装着して、前記原木2の移送中心線C−Cに対す
る該原木2の軸心方向の中心位置を整合してその移送偏
位を都度修正するように構成されているものである。
【0017】更にまた図3、図4には本発明の従属発明
を構成する短尺小径木用原木クリーナー装置における原
木チャッキング機構6の原木離脱装置を例示した正面図
と平面図であって、原木チャッキング機構6のスピンド
ル6aによって一旦押圧支承されている短尺小径原木2
を剥皮作業の終了をまって該スピンドル6aから一挙に
離脱可能に、該スピンドル6aの周辺部に前記原木2の
両木口に当接する左右一対づつの押出し用の油圧、空圧
等の流体シリンダー17と、該流体シリンダー17に付
設した当接板18により、前記原木2の両木口を前記当
接板18により押えながら該原木2の両木口に深く食い
込んだ状態の前記スピンドル6aを一挙に両木口から離
脱して該原木2を直下に安全に落下させるように構成さ
れているものである。
【0018】次にまた図5、図6は本発明の従属発明を
構成する短尺小径木用原木クリーナー装置における原木
クリーニング機構7に装着されている複数台の剥ぎ落し
用の回転カッターブロック7aを適当速度で駆動する複
数台の駆動用の定速または可変速型のモーター7bを駆
動系の中間で一体に連携するラインシャフト19を装備
した連携駆動装置を例示した平面図と側面図であって、
前記ラインシャフト19によって個々の回転カッターブ
ロック7aに作用する瞬時の過大な負荷を、例えば短尺
小径原木に散在する枝打ちの残節や根張り等の突起個所
によって、一部の回転カッターブロック7aに瞬時の過
大な負荷が作用してその剥ぎ落し速度が急激にダウンす
る異常事態に対しても、前記一部の回転カッターブロッ
ク7aに作用する過大な負荷が他の回転カッターブロッ
ク7aと駆動用の定速または可変速型のモーター7bの
回転体が常時保有しているイナーシャーによって、前記
個々の回転カッターブロック7aの剥ぎ落し速度の急激
なダウンを防止するように、該ラインシャフト19によ
る一体連携によって相互に助成し合うように構成したも
のである。尚、図中7cは擺動用の油圧、空圧等の流体
シリンダー、7eは横行用の油圧、空圧等の流体シリン
ダー、7fは昇降フレームである。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように、針葉樹
等の短尺小径原木の外周に付着している樹皮、樹脂、土
砂等の夾雑物や枝打ちの残節等を含む外皮を剥ぎ落すに
当り、コンベヤ上を移送されて来る短尺小径原木を一旦
昇降型のVブロックからなる原木センターリング機構に
より下方から支承して該原木の両木口の加工センターを
芯出しし、次で一旦芯出しした前記原木の両木口の加工
センターを左右一対のスピンドルからなる原木チャッキ
ング機構により回動自在に押圧支承し、更に前記芯出し
及び回動自在に押圧支承した前記原木の外周に回転カッ
ターブロックからなる原木クリーニング機構を擺動、昇
降、横行自在に当接してその外皮を剥ぎ落すように、原
木加工場所に集約的に重設した針葉樹等の短尺小径木専
用の原木センタードライブ型の原木クリーナー装置に構
成したものであるから、本発明による時は従来技術のカ
ッター公転型のリングバーカー装置や、原木サイドドラ
イブ型の原木クリーナー装置乃至は原木センタードライ
ブ型の剥皮整形装置等に惹起していた、円滑且つ能率的
な外皮の剥ぎ落し作業を実施することを不可能にしてい
た機能的な難点や、全体の工程長が長大化して能率的な
工程操作に欠け、装置の大型化により経済性にも欠ける
等の難点があったものを悉く払拭し得たものであり、従
って近時当業界が直面した原木資源の枯渇化にともなっ
て大径長尺原木の入手難やそれによる経済的な不利益を
克服するため、多くの合板工場に多量に提供されている
針葉樹等の原木を所定の単板切削寸法等に短かく玉切り
にした短尺小径木からなる調達原木の剥皮処理作業に当
っても、円滑且つ能率的な工程操作の遂行を図ることが
始めて出来たものであるから、当業界にとっての実施効
果は極めて顕著なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の配置例を示す側面図。
【図2】全体の配置例を示す正面図。
【図3】原木センターリング機構と原木チャッキング機
構の要部を示す正面図。
【図4】原木センターリング機構と原木チャッキング機
構の要部を示す平面図。
【図5】原木クリーニング機構の駆動方式を示す平面
図。
【図6】原木クリーニング機構の駆動方式を示す側面
図。
【符号の説明】
1 原木センターリング機構 2 短尺小径原木 3 コンベヤ 4 Vブロック 5,6b,7c,7d,7e,15,17 流体シリン
ダー 6 原木チャッキング機構 6a スピンドル 6c,7b モーター 7 原木クリーニング機構 7a 回転カッターブロック 8 カーテン装置 9 屑コンベヤ装置 10a,10b 原木検知器 11 昇降量発信器 12 昇降量積算器 13 信号処理回路 14 流体バルブ 16 突き出し棒 18 当接板 19 ラインシャフト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短尺小径原木を軸心方向の直交方向へ移
    送するコンベヤと、前記コンベヤ上の原木加工場所に配
    設した短尺小径原木を下方から支承して該原木の両木口
    の加工センターを芯出しする昇降型のVブロックからな
    る左右一対の原木センターリング機構と、前記原木セン
    ターリング機構により芯出しされた短尺小径原木の両木
    口の加工センターを前記コンベヤの両側部に対設した左
    右一対のスピンドルにより押圧支承して回動可能に、該
    スピンドルに押圧支承用の流体シリンダーと駆動用のモ
    ーターとを装着した左右一対の原木チャッキング機構
    と、前記原木チャッキング機構により押圧支承され回動
    される短尺小径原木の外周に擺動及び昇降自在に当接し
    て該原木の外皮を剥ぎ落し可能に、及び該原木の軸心方
    向に沿って横行可能に、擺動、昇降、横行用の流体シリ
    ンダーと駆動用のモーターとを剥ぎ落し用の回転カッタ
    ーブロックに装着した複数台の原木クリーニング機構と
    からなることを特徴とする短尺小径木用原木クリーナー
    装置。
  2. 【請求項2】 昇降型のVブロックからなる原木センタ
    ーリング機構による短尺小径原木の両木口の加工センタ
    ーを芯出し可能に、該原木センターリング機構の昇降用
    の流体シリンダーに前記原木の外径検知用の第1及び第
    2の原木検知器と前記Vブロックの昇降量発信器と該V
    ブロックの昇降量積算器とを左右それぞれに関連させて
    信号処理回路に接続してなる請求項1記載の短尺小径木
    用原木クリーナー装置。
  3. 【請求項3】 昇降型のVブロックからなる原木センタ
    ーリング機構による短尺小径原木の芯出し時に該原木の
    両木口の移送偏位を修正可能に、前記原木センターリン
    グ機構に左右一対づつの突き出し用の流体シリンダーと
    突き出し棒とを装着してなる請求項1記載の短尺小径木
    用原木クリーナー装置。
  4. 【請求項4】 原木チャッキング機構のスピンドルによ
    って一旦押圧支承されている短尺小径原木を剥皮作業の
    終了をまって該スピンドルから一挙に離脱可能に、該ス
    ピンドルの周辺部に前記原木の両木口に当接する左右一
    対づつの押出し用の流体シリンダーと当接板とを装着し
    てなる請求項1記載の短尺小径木用原木クリーナー装
    置。
  5. 【請求項5】 原木クリーニング機構に装着されている
    複数台の駆動用のモーターと、該駆動用のモーターによ
    って回動される複数台の剥ぎ落し用の回転カッターブロ
    ックとの中間にラインシャフトを介在させて、該ライン
    シャフトにより前記複数台の回転カッターブロックと複
    数台のモーターによる個別の回動を相互に助成し合うよ
    うに連携した請求項1記載の短尺小径木用原木クリーナ
    ー装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108527582A (zh) * 2018-06-12 2018-09-14 安徽安真木业有限公司 一种用于密度板生产的风压驱动树木去皮装置
CN108527581A (zh) * 2018-06-12 2018-09-14 安徽安真木业有限公司 一种用于密度板生产的树木剥皮装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108527582A (zh) * 2018-06-12 2018-09-14 安徽安真木业有限公司 一种用于密度板生产的风压驱动树木去皮装置
CN108527581A (zh) * 2018-06-12 2018-09-14 安徽安真木业有限公司 一种用于密度板生产的树木剥皮装置

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