JPH08132152A - ケーブル・ホース類の案内装置 - Google Patents

ケーブル・ホース類の案内装置

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JPH08132152A
JPH08132152A JP6302800A JP30280094A JPH08132152A JP H08132152 A JPH08132152 A JP H08132152A JP 6302800 A JP6302800 A JP 6302800A JP 30280094 A JP30280094 A JP 30280094A JP H08132152 A JPH08132152 A JP H08132152A
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JP
Japan
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chain member
sprocket
clamp
hoses
cables
Prior art date
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Pending
Application number
JP6302800A
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English (en)
Inventor
Ichiro Kitaura
一郎 北浦
Seiji Kimura
清二 木村
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Aioi Seiki Inc
Original Assignee
Aioi Seiki Inc
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Publication date
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Publication of JPH08132152A publication Critical patent/JPH08132152A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/026Mounting of dies, platens or press rams

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェーン部材のUターン部をスプロケットで
案内支持することで、Uターン部のガタツキを防止で
き、チェーン部材の耐久性を向上でき、油圧供給ホース
等のケーブル・ホース類の耐久性の低下を防止できるケ
ーブル・ホース類の案内装置を提供することである。 【構成】 クランプ駆動装置1は、可動盤5の右側壁に
配設されたケーシング10と、このケーシング10から
可動盤5に形成されたT溝5aに導入されてその先端部
がクランプ装置7に連結されたチェーン部材15と、チ
ェーン部材15の位置可変のUターン部19bに係合さ
れたスプロケット20と、スプロケット20を昇降自在
に案内する案内機構25と、ケーシング10の下部に配
設され、チェーン部材15に係合された駆動スプロケッ
ト30と、駆動スプロケット30を回転駆動する駆動装
置34等で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル・ホース類の
案内装置に関し、特に、ケーブルやホース類を案内支持
するチェーン部材のUターン状に屈曲する位置可変のU
ターン部において、チェーン部材に係合するスプロケッ
トを設けたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザー加工機等の自動加工
装置は、作業領域内を2次元的に移動する加工ヘッドを
有するが、自動加工装置には、複数の駆動機器(電動モ
ータやエアシリンダ等)が設けられており、これら複数
の駆動機器を駆動する為に、給電用ケーブルやエア供給
ホース等のケーブル・ホース類を自動加工装置に整然と
導設する必要があり、従来より、これらケーブル・ホー
ス類は、ケーブル・ホース類の案内装置(一般に、ケー
ブルベアという)により、自動加工装置に導設されてい
る。一般に自動加工装置に付設されるケーブル・ホース
類の案内装置は、チェーン部材を主体として構成され、
このチェーン部材は、その基端部から延びる基端側スト
レート部と、Uターン状に屈曲する位置可変のUターン
部と、Uターン部から先端側に延びる先端側ストレート
部とからなり、チェーン部材の先端部は、自動加工装置
に連結され、チェーン部材に形成された導設路に沿っ
て、ケーブルやホース類を導設して案内するように構成
してある。
【0003】一方、プレス機械においては、金型を固定
するクランプ装置を、クランプ位置と、退避位置とに亙
って移動駆動するクランプ駆動装置が設けられる場合が
あり、このクランプ駆動装置にも、リミットスイッチ用
のケーブルや油圧供給ホース等を案内するケーブル・ホ
ース類の案内装置が設けられている。このケーブル・ホ
ース類案内装置は、複数のリンク片と隣合うリンク片と
を連結するピン部材からなるチェーン部材と、チェーン
部材を駆動する駆動スプロケットと、チェーン部材を案
内支持するケーシング等で構成され、チェーン部材は、
基端部から延びる基端側ストレート部と、Uターン状に
屈曲する位置可変のUターン部と、Uターン部から先端
部にのびる先端側ストレート部とを有し、チェーン部材
の基端部はケーシング内に固定され、先端部がクランプ
装置に連結されている。チェーン部材には、複数のリン
ク片とピン部材によって形成されたトンネル状の導設路
が形成され、ケーブルやホース類は、この導設路内内に
導設されて、クランプ装置まで案内されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ケーブル・ホース
類の案内装置においては、前記位置可変のUターン部を
支持し案内する案内部材が設けられていないため、Uタ
ーン部が整然とした半円状に屈曲しにくく、歪んだ半円
状に屈曲するため、チェーン部材の押引を介してUター
ン部が移動する際には、Uターンにガタツキが生じ、チ
ェーン部材の耐久性が低下する。また、チェーン部材で
形成された導設路も整然とした半円状に屈曲しにくく、
歪んだ半円状に屈曲するため、導設路に導設されたケー
ブルやホース類の耐久性が低下する。
【0005】特に、比較的長いチェーン部材を水平に配
設してなるケーブル・ホース類の案内装置においては、
チェーン部材の自重により、チェーン部材の先端側スト
レート部に弛みが生じる。そのため、前記の課題が一層
顕著に顕れる。本発明の目的は、チェーン部材のUター
ン部をスプロケットで案内支持することで、Uターン部
のガタツキを防止でき、チェーン部材の耐久性を向上で
き、ケーブル・ホース類の耐久性の低下を防止できるケ
ーブル・ホース類の案内装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のケーブル・ホ
ース類の案内装置は、ケーブルやホース類に沿って延び
てこれらを案内支持するチェーン部材であってUターン
状に屈曲する位置可変のUターン部を有するチェーン部
材を備えたケーブル・ホース類の案内装置において、前
記チェーン部材のUターン部においてチェーン部材に係
合したスプロケットと、前記スプロケットがUターン部
の移動方向と平行方向へのみ移動できるようにスプロケ
ットを案内する案内機構とを備えたものである。
【0007】請求項2のケーブル・ホース類の案内装置
は、請求項1の発明において、前記チェーン部材は、複
数のリンク片を連結ピンを介してピン結合して構成さ
れ、各リンク片は、1対のリンク板部とそれらを連結す
る連結板部とを断面ほぼコ字状に一体形成して構成さ
れ、隣合うリンク片の少なくとも連結板部は、チェーン
部材の長さ方向と直交する端面において当接し合うよう
に構成されたものである。
【0008】請求項3のケーブル・ホース類の案内装置
は、請求項2の発明において、前記チェーン部材におけ
る複数の連結ピンと複数の連結板間に、ケーブルやホー
ス類を導設する導設路が構成されたものである。請求項
4のケーブル・ホース類の案内装置は、請求項3の発明
において、前記スプロケットを、Uターン部に対して、
Uターン部の片側にあるケーブルやホース類と反対側へ
弾性付勢する弾性付勢手段を設けたものである。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1のケーブル・ホース類
の案内装置おいては、ケーブルやホース類に沿って延び
てこれらを案内支持するチェーン部材であり、Uターン
状に屈曲する位置可変のUターン部を有するチェーン部
材が設けられ、チェーン部材のUターン部には、チェー
ン部材に係合するスプロケットが設けられ、このスプロ
ケットをUターン部の移動方向と平行方向へのみ移動で
きるように案内する案内機構とが設けられている。
【0010】つまり、スプロケットは、チェーン部材の
Uターン部に係合された状態で、案内機構によって、U
ターン部の移動方向と平行方向へ回動しつつ案内され、
チェーン部材のUターン部は、常時スプロケットに係合
して、整然とした半円状に屈曲するので、Uターン部の
ガタツキを防ぐことができ、チェーン部材の耐久性を向
上することができる。また、チェーン部材のUターン部
が整然とした半円状に屈曲するので、チェーン部材に案
内支持されるケーブルやホース類も、整然とした半円状
に屈曲するため、ケーブルやホース類の耐久性の低下を
防止できる。
【0011】請求項2のケーブル・ホース類の案内装置
においては、前記チェーン部材が、複数のリンク片を連
結ピンを介してピン結合して構成され、各リンク片は、
1対のリンク板部とそれらを連結する連結板部とを断面
ほぼコ字状に一体形成して構成され、隣合うリンク片の
少なくとも連結板部は、チェーン部材の長さ方向と直交
する端面において当接し合うように、つまり、一方向に
しか屈曲しない片折れ状に構成されているので、チェー
ン部材のストレート部分をストレート状態に維持したま
ま、引張力と圧縮力とを伝達できる。
【0012】請求項3のケーブル・ホース類の案内装置
においては、前記チェーン部材における複数の連結ピン
と複数の連結板間に、ケーブルやホース類を導設する導
設路が構成されているので、ケーブルやホース類を完全
に保護してそれらの損傷を防止できる。
【0013】請求項4のケーブル・ホース類の案内装置
においては、前記スプロケットを、Uターン部に対し
て、Uターン部の片側にあるケーブルやホース類と反対
側へ弾性付勢する弾性付勢手段が設けられているので、
チェーン部材の全長に亙ってテンションが付与され、ス
プロケットをチェーン部材のUターン部に確実に係合さ
せることができるので、チェーン部材のUターン部が整
然とした半円状に屈曲され、ガタツキを防止して、チェ
ーン部材の耐久性を向上することができる。特に、チェ
ーン部材が長い場合には、Uターン部以外の部分のガタ
ツキも防止することができので、チェーン部材の耐久性
を著しく向上することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。本実施例は、プレス機械等において、金
型を固定する為のクランプ装置を移動駆動するクランプ
駆動装置に本発明を適用したものである。図1に示すよ
うに、プレス機械Pの基台2の上部には、金型の固定型
6aを取付ける為の固定盤3が固定的に設けられ、プレ
ス機械Pのスライド4の下部には、金型の可動型6bを
取付ける為の可動盤5が固定的に設けられている。固定
盤3には、左右方向向きに1対のT溝3aが形成され、
固定型6aをクランプする為の4組のクランプ装置7が
左右方向に移動可能に設けられている。また、可動盤5
にも、左右方向向きに1対のT溝5aが形成され、可動
型6bをクランプする為の4組のクランプ装置7が左右
方向に移動可能に設けられている。各クランプ装置7
は、その脚部40aを介してT溝3a,5aに沿って左
右方向に移動可能に設けられ、各クランプ装置7に対応
するクランプ駆動装置1によって、鎖線で示した退避位
置と実線で示したクランプ位置とに亙って移動駆動され
る。
【0015】クランプ駆動装置1について説明する。但
し、各クランプ駆動装置1は、同じ構成であるので、可
動盤5の右側壁に設けられたクランプ駆動装置1につい
て説明する。図2〜図6に示すように、クランプ駆動装
置1は、可動盤5の右側壁に配設されたケーシング10
と、このケーシング10から可動盤5に形成されたT溝
5aに導入されるチェーン部材15であって、その先端
部がクランプ装置7に連結されたチェーン部材15と、
チェーン部材15のUターン状に屈曲する位置可変のU
ターン部19bに係合されたスプロケット20と、スプ
ロケット20を昇降自在に案内する案内機構25と、ケ
ーシング10の下部に配設され、チェーン部材15に係
合された駆動スプロケット30と、駆動スプロケット3
0を回転駆動する駆動装置34等で構成されている。但
し、本実施例におけるケーブル・ホース類の案内装置
は、チェーン部材15と、スプロケット20と、案内機
構25とで構成されている。
【0016】先ず、ケーシング10について説明する。
ケーシング10は、開口部10aを有する断面C型に構
成され、この開口部10aをスライド4側に向けて配設
され、ケーシング10の左側部下端に固着されたブロッ
ク部材8が、ボルト8bで可動盤5に固定されるととも
に、ケーシング10の上部は、ブラケット4aを介して
スライド4に固定されている。ケーシング10の上端部
には、蓋部材11が固着され、ケーシング10の下端部
には、枢支ブロック部材31が固定的に設けられてい
る。ケーシング10内部の開口部10aを有する左側壁
は、チェーン部材15を直立状に案内するガイド部10
bをなし、ケーシング10内の前後の側壁には、1対の
ガイド板12が上下方向向きに配設され、このガイド板
12により、チェーン部材15が上下方向に案内され
る。
【0017】次に、チェーン部材15について説明す
る。チェーン部材15は、クランプ装置7をクランプ位
置と退避位置とに亙って押引する為の有端状のチェーン
で、複数のリンク片16を連結ピン17を介してピン結
合して構成されている。各リンク片16は、1対のリン
ク板部16aとそれらを連結する連結板部16bとを断
面ほぼコ字状に一体形成して構成され、隣合うリンク片
16は、チェーン部材15の長さ方向と直交する端面に
おいて当接し合うように構成され、チェーン部材15
は、スプロケット20と係合する側へ一方向にしか屈曲
しない片折れ状に構成されている。チェーン部材15に
おける複数の連結ピン17には、スペーサー17aが夫
々外嵌され、これら複数のスペーサー17aと複数のリ
ンク片16間には、油圧供給ホース9やリミットスイッ
チの信号線ケーブル(図示略)を導設する導設路15a
が構成されている。また、連結ピン17の両端部にはガ
イドロ−ラ18が夫々回動自在に装着されている。
【0018】チェーン部材15の基端部は、枢支ブロッ
ク部材31の上端部に固着された連結板32に、ボルト
33を介して連結され、チェーン部材15は、ケーシン
グ10内において、その基端部から上方向へ延びる基端
側ストレート部19aと、スプロケット20と係合し
て、半円状に屈曲する位置可変のUターン部19bと、
Uターン部19bから下方へ延びる先端側ストレート部
19cとを有し、ケーシング10の下部においては、駆
動スプロケット30と係合して、駆動スプロケット30
の下側で、枢支ブロック部材31に形成されたT溝31
aに案内され、ブロック部材8のT溝8aを介して可動
盤5のT溝5aに導入される。
【0019】チェーン部材15の基端側ストレート部1
9aにおいて、ガイドロ−ラ18がケーシング10のガ
イド部10bに当接して、チェーン部材15が直立状に
案内され、Uターン部19bにおいては、ガイドロ−ラ
18が、スプロケット20と係合して、チェーン部材1
5が整然とした半円状に屈曲され、チェーン部材15の
先端側ストレート部19cにおいては、ガイドロ−ラ1
8がガイド部材12に当接し、チェーン部材15が直立
状に案内されるとともに、チェーン部材15の移動の際
には、ガイドロ−ラ15がガイド部材15に沿って転動
して、チェーン部材15が昇降自在に案内される。
【0020】次に、スプロケット20について説明す
る。図2、図6に示すように、チェーン部材15のUタ
ーン部19bに係合されたスプロケット20は、1対の
枢支部材21に支持された枢支軸21aに、回動自在に
枢支され、案内機構25により、Uターン部19bの上
下移動とともに昇降自在に案内される。案内機構25
は、1対の枢支部材21と、ケーシング10内に上下方
向向きに配設された前後各1対のガイド部材26とで構
成されている。
【0021】次に、枢支ブロック部材31について説明
する。枢支ブロック部材31には、チェーン部材15の
複数のガイドロ−ラ18を案内するT溝31aが湾曲状
に形成され、このT溝31aによって、チェーン部材1
5は、上下方向向きから左右方向向きへ90度屈曲さ
れ、ブロック部材8に形成されたT溝8a介して可動盤
5のT溝5a案内される。ここで、ブロック部材8につ
いて説明すると、T溝8aを形成するブロック部材8に
は、油圧供給ポートが設けられ、油圧供給ホース9はこ
の油圧供給ポートから延びて、チェーン部材15の導設
路15aに導設され、クランプ装置7に接続されてい
る。
【0022】次に、駆動装置34と駆動スプロケット3
0について説明する。駆動装置34は、ケーシング10
下部に固定された枢支ブロック部材31の後壁に固定的
に付設され、駆動スプロケット30は、駆動装置34か
ら延びる出力軸35によって回転駆動される。駆動装置
34は、電動モータ(図示せず)で構成されているが、
油圧駆動式の回動アクチュエータ又は、エア駆動式の回
動アクチュエータ等で構成してもよい。
【0023】次に、クランプ装置7について説明する。
図7、図8に示すように、クランプ装置7は、クランプ
本体40と、クランプ本体40の前後方向向きに装着さ
れた枢支軸43を介してクランプ本体40に回動自在に
枢着されたクランプレバー42と、クランプ本体40に
設けられた油圧シリンダ41等で構成されている。クラ
ンプ本体40の脚部40aは、可動盤5に形成されたT
溝5aに左右方向に移動自在に係合し、この脚部40a
の右端部には、チェーン部材15の先端部が連結部材4
7を介して連結され、クランプ本体40の右端部には、
チェーン部材15に形成された導設路15aを介して案
内された油圧供給ホース9が接続されている。
【0024】クランプ位置において、油圧シリンダ41
に油圧が供給されると、ピストンロッド41aが下降駆
動され、クランプレバー42が回動され、クランプレバ
ー42の出力部42aによって、可動型6bがクランプ
される。また、クランプ解除の際には、油圧シリンダ4
1の油圧を排出すると、クランプレバー42に揺動自在
に連結されたピン部材45と、ピン部材45を付勢する
スプリング46によって、クランプレバー42がクラン
プを解除する方向へ回動されて、クランプが解除され
る。
【0025】以上説明したクランプ駆動装置1の作用に
ついて説明する。先ず、可動型6bをクランプする為
に、クランプ装置7を退避位置からクランプ位置へ駆動
する場合において、駆動装置34により、駆動スプロケ
ット30が右回りに回転駆動されると、チェーン部材1
5の先端部に連結されているクランプ装置7が左方向へ
押されて、クランプ位置方向へ移動する。また、チェー
ン部材15の先端側ストレート部19aが下方へ引下げ
られ、チェーン部材15のUターン部19bが下降し
て、Uターン部19bに係合されているスプロケット2
0が回動しながら、案内機構25によって下方へ案内さ
れる。このとき、スプロケット20の下降ストローク
は、動滑車の原理により、チェーン部材15の移動寸法
の半分になる。
【0026】次に、クランプ装置7をクランプ位置から
退避位置へ移動駆動する場合には、前記とは逆に、駆動
装置34により、駆動スプロケット30が、左回りに回
転駆動されると、駆動スプロケット30と係合している
チェーン部材15が引上げられ、チェーン部材15の先
端部に連結されているクランプ装置7が右方向へ引張ら
れ、クランプ位置から退避位置方向へ移動される。ま
た、チェーン部材15の先端側ストレート部19cが上
方へ押され、それに伴いUターン部19bが上昇して、
Uターン部19bに係合されているスプロケット20が
回動しながら、案内機構25によって上方へ案内され
る。
【0027】ここで、チェーン部材15のUターン部1
9bには、スプロケット20が係合され、案内機構25
によって、このスプロケット20は、Uターン部19b
の移動方向と平行方向へのみ昇降自在に案内され、チェ
ーン部材15のUターン部19bが、整然とした半円状
に屈曲するので、Uターン部19bのガタツキを確実に
防止でき、チェーン部材15の耐久性を向上できる。ま
た、チェーン部材15に構成された導設路15aも整然
とした半円状に屈曲するので、油圧供給ホース9の耐久
性の低下するのを防止することができる。
【0028】また、チェーン部材15が、複数のリンク
片16を連結ピン17を介してピン結合して構成され、
各リンク片16は、1対のリンク板部16aとそれらを
連結する連結板部16bとを断面ほぼコ字状に一体形成
して構成され、隣合うリンク片16は、チェーン部材1
5の長さ方向と直交する端面において当接し合うように
構成されているので、チェーン部材15がスプロケット
20と係合する側へ一方向にしか屈曲しない片折れ状に
構成されているので、ケーシング10内において、上下
方向向きに設けられたガイド部10b及びガイド部材1
2により、チェーン部材15をストレート状態に保持す
ることができる。また、導設路15aは、チェーン部材
15における複数の連結ピン17のスペーサー17aと
複数の複数のリンク片16の連結板部16b間に構成さ
れているので、油圧供給ホース9と信号線ケーブルをチ
ェーン部材15に沿って整然と案内するとともに完全に
保護することができる。
【0029】次に、前記実施例のクランプ駆動装置1を
部分的に変更した第1別実施例のクランプ駆動装置1A
について、図9を参照して説明する。尚、前記実施例の
クランプ駆動装置1と同一のものには、同一の符号を付
してその説明を省略する。チェーン部材15のUターン
部19bに係合されているスプロケット20を枢支軸2
1aを介して回動自在に枢支する枢支部材21の内部に
は、薄い帯状鋼板からなる渦巻きスプリング22の渦巻
き部分が装着され、スプリングの基端部は枢支部材21
に固着され、スプリングの先端部は、ケーシング10の
蓋部材11にボルト23で固定され、スプロケット20
は、スプリング22によって枢支部材21を介して上方
へ付勢されている。
【0030】つまり、このクランプ駆動装置1Aによれ
ば、スプロケット20が常時上方へ付勢されているの
で、スプロケット20は、チェーン部材15のUターン
部19bに確実に係合し、Uターン部19bが整然とし
た半円状に屈曲して、Uターン部19bが昇降移動する
際における、Uターン部19bのガタツキを防止でき、
チェーン部材15の耐久性を向上することができる。
尚、前記渦巻きスプリング22の代わりに、引張コイル
スプリングや小径のエアシリンダからなる空気バネを適
用することもできる。
【0031】次に、第2別実施例のクランプ駆動装置1
Bについて、図10〜図12を参照して説明する。尚、
前記クランプ駆動装置1と同一のものには、同一の符号
を付してその説明を省略する。このクランプ駆動装置1
Bは、図1に示すように、前記実施例と同様にプレス機
械Pに複数設けられ、固定盤3に設けられたクランプ装
置7及び可動盤5に設けられたクランプ装置7を鎖線で
示した退避位置と実線で示したクランプ位置とに亙って
移動駆動し、且つクランプ装置7に油圧供給ホース9を
導設するものである。
【0032】クランプ駆動装置1Bについて説明する。
クランプ駆動装置1Bは、ケーシング10と、クランプ
装置7に連結されたチェーン部材15と、チェーン部材
15のUターン状に屈曲するUターン部19bに係合さ
れたスプロケット20であって、1対の枢支部材51に
固着された枢支軸51aに回動自在に枢支されたスプロ
ケット20と、このスプロケット20を昇降自在に案内
する案内機構50と、ケーシング10の下部に配設さ
れ、チェーン部材15に係合された駆動スプロケット3
0と、駆動スプロケット30を回転駆動する駆動装置3
4等で構成されている。
【0033】チェーン部材15の基端部は、枢支ブロッ
ク部材31に固着された連結板32にボルト33を介し
て連結され、チェーン部材15は、その基端部から上方
向へ延びて、チェーン部材15のUターン部19bにお
いて、スプロケット20と係合し、半円状に屈曲されて
下方へ延び、ケーシング10の下部において、駆動スプ
ロケット30と係合して、駆動スプロケット30の下側
で、枢支ブロック部材31に形成されたT溝31aに案
内され、ブロック部材8のT溝8aを介して、可動盤5
のT溝5aに導入され、チェーン部材15の先端部がク
ランプ装置7に連結されている。
【0034】案内機構50について説明する。案内機構
50は、1対の枢支部材51と、これら枢支部材51を
夫々案内する小径の1対のガイドロッド52とで構成さ
れ、各枢支部材51には、上下方向向きの挿通孔51a
が形成され、この挿通孔51aにガイドロッド52が挿
通されている。前後1対のガイドロッド52は、ケーシ
ング10内に上下方向向きに配設され、その先端部は、
ケーシング10の蓋部材11に固着され、一方のガイド
ロッド52の基端部は、駆動装置34の上面に連結部材
53を介して固着され、また、他方のガイドロッド52
の基端部は、枢支ブロックブロック31に固着されてい
る。このクランプ駆動装置1Bによれば、前記実施例の
クランプ駆動装置1と同様の作用及び効果が得られるの
で、その説明を省略する。
【0035】次に第3別実施例について図13〜図15
参照を参照して説明する。尚、この第3別実施例は、レ
ーザー加工機等の自動加工装置に配設されたケーブルベ
ア(ケーブル・ホース類の案内装置)に本発明を適用し
たものである。自動加工装置61は、駆動輪62a及び
従動輪62bを装着した走行台車62に載置され、レー
ル63に案内され、左右方向に移動可能に構成されてい
る。この自動加工装置61には、複数の機器(電動モー
タやエアシリンダ等)が配設され、これら複数の機器に
は、ケーブルベアKにより、給電用のケーブルやエア供
給ホース等のケーブル・ホース類が導設されている。ケ
ーブルベアKは、複数のリンク片71を連結ピン72を
介してピン結合してなるチェーン部材70と、チェーン
部材70の基端部を固定するブロック部材64と、チェ
ーン部材70の位置可変のUターン部73bに係合され
たスプロケット75であって、1対の枢支部材76に支
持された枢支軸76aに回動自在に枢支されたスプロケ
ット75と、スプロケット75を左右方向に案内する案
内機構80等で構成されている。
【0036】チェーン部材70について説明する。図1
5に示すように、チェーン部材70の各リンク片71
は、所定の広い間隔を空けて対向する1対のリンク板部
71aと、それらを連結する連結板部71bとを断面ほ
ぼコ字状に一体形成して構成され、隣合うリンク片71
は、チェーン部材70の長さ方向と直交する端面におい
て当接し合うように構成され、チェーン部材70は、ス
プロケット75と係合する側へ一方向しか屈曲しない片
折れ状に構成され、チェーン部材70の基端部は、ブロ
ック部材64に固定的に連結され、チェーン部材70
は、その基端部から左方向へ延びる基端側ストレート部
73aと、スプロケット75と係合して半円状に屈曲す
るUターン部73bと、Uターン部73bから右方向へ
延びる先端側ストレート部73cとからなり、チェーン
部材70の先端部が、自動加工装置61に連結されてい
る。
【0037】隣合うリンク片71を連結する連結ピン7
2には、1つの筒状のスペーサ72aと、1対のストッ
プリング72bが装着され、連結ピン72の両端部分に
は、スプロケット75と係合するローラ72cが装着さ
れ、複数の連結ピン72と複数のリンク片71間には、
ケーブルやホース類を導設する導設路70aがチェーン
部材70の全長に亙って形成されている。
【0038】案内機構80について説明する。案内機構
80は、チェーン部材70のUターン部73bに係合さ
れたスプロケット75を左右方向に案内する為のもの
で、スプロケット75を枢支軸76aを介して枢支する
1対の枢支部材76と、1対のガイドロッド81とで構
成されている。各ガイドロッド81は、枢支部材76を
挿通して左右方向向きに水平に延び、その左端部は支持
部材65に固着され、右端部はブロック部材64に固着
されている。
【0039】このケーブルベアKにおいては、チェーン
部材70のUターン部73bには、スプロケット75が
係合され、案内機構80によって、このスプロケット7
5は、Uターン部73bの移動方向と平行方向である左
右方向へのみ案内されるので、Uターン部73bがガタ
つくこともなく、チェーン部材70のUターン部73b
が、整然とした半円状に屈曲するためチェーン部材70
の耐久性が向上する。また、チェーン部材70に構成さ
れた導設路70aも整然とした半円状に屈曲するので、
ケーブルやホース類の耐久性の低下を防止することがで
きる。また、チェーン部材70は片折れ状に構成されて
いるので、先端側ストレート部73cにおいては、チェ
ーン部材70に弛みが生じることがなく、チェーン部材
70のUターン部73bが整然とした半円状に屈曲しや
すく、チェーン部材70のガタツキを防止することがで
きる。
【0040】尚、このケーブルベアKにおいても、1対
の枢支部材76を、前記実施例と同様の渦巻きスプリン
グや引張コイルスプリングやエアシリンダからなる空気
バネで、夫々左方向へ弾性付勢するように構成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るクランプ駆動装置を備え
たプレス機械の正面図である。
【図2】前記クランプ駆動装置の正面図である。
【図3】前記クランプ駆動装置の部分背面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図2のV −V 線断面図である。
【図6】図2のVI−VI線断面図である。
【図7】クランプ装置の断面図である。
【図8】図7のVIII− VIII 線断面図である。
【図9】第1別実施例のクランプ駆動装置の要部正面図
である。
【図10】第2別実施例のクランプ駆動装置の縦断正面
図である。
【図11】図10のクランプ駆動装置の斜視図である。
【図12】図10のXII −XII 線断面図である。
【図13】第3別実施例の自動加工装置とそのケーブル
ベアの正面図である。
【図14】図13の自動加工装置とそのケーブルベアの
平面図である。
【図15】図13のXV−XV線断面図である。
【符号の説明】
P プレス機械 K ケーブルベア 1,1A,1B クランプ駆動装置 3 固定盤 5 可動盤 7 クランプ装置 8 ブロック部材 9 油圧供給ホース 10 ケーシング 15,70 チェーン部材 15a,70a 導設路 19b,73b Uターン部 20,75 スプロケット 22 スプリング 25,50,80 案内機構 30 駆動スプロケット 34 駆動装置 61 自動加工装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルやホース類に沿って延びてこれ
    らを案内支持するチェーン部材であってUターン状に屈
    曲する位置可変のUターン部を有するチェーン部材を備
    えたケーブル・ホース類の案内装置において、 前記チェーン部材のUターン部においてチェーン部材に
    係合したスプロケットと、 前記スプロケットがUターン部の移動方向と平行方向へ
    のみ移動できるようにスプロケットを案内する案内機構
    と、 を備えたことを特徴とするケーブル・ホース類の案内装
    置。
  2. 【請求項2】 前記チェーン部材は、複数のリンク片を
    連結ピンを介してピン結合して構成され、各リンク片
    は、1対のリンク板部とそれらを連結する連結板部とを
    断面ほぼコ字状に一体形成して構成され、隣合うリンク
    片の少なくとも連結板部は、チェーン部材の長さ方向と
    直交する端面において当接し合うように構成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載のケーブル・ホース類の案
    内装置。
  3. 【請求項3】 前記チェーン部材における複数の連結ピ
    ンと複数の連結板間に、ケーブルやホース類を導設する
    導設路が構成されたことを特徴とする請求項2に記載の
    ケーブル・ホース類の案内装置。
  4. 【請求項4】 前記スプロケットを、Uターン部に対し
    て、Uターン部の片側にあるケーブルやホース類と反対
    側へ弾性付勢する弾性付勢手段を設けたことを特徴とす
    る請求項3に記載のケーブル・ホース類の案内装置。
JP6302800A 1994-11-10 1994-11-10 ケーブル・ホース類の案内装置 Pending JPH08132152A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100951188B1 (ko) * 2009-12-09 2010-04-06 씨피시스템(주) 곡률반경 변경이 용이한 케이블 보호장치
JP2013086943A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Murata Machinery Ltd 搬送車

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