JPH08131903A - 回転霧化塗装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗料案内部分或いはベル型回転霧化頭を取り
外すことなく、これらに付着した塗料を容易に取除くこ
とができる回転霧化塗装装置の提供。 【構成】 回転霧化塗装装置のベル型回転霧化頭（１
０）は、拡開する内周面（１１）によって形成された一
端側が開口する略円錐形状の内部空間（１２）を備え
る。この内部空間（１２）には、外筒（１４）と内筒
（１５）とが突出し、外筒（１４）と内筒（１５）の間
には、洗浄剤用通路（１７）が形成されている。洗浄剤
用通路（１７）の先端には、第１の洗浄剤吐出口（１
９）が形成されている。更に、洗浄剤用通路（１７）の
前記内部空間（１２）の略円錐形状の頂部領域に位置す
る部分には、第２の洗浄剤吐出口（２４）が設けられ、
拡開する内周面（１１）全体に洗浄剤で接触させられる
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、回転霧化塗装装置に関
し、更に詳しくは、所謂ベル型回転霧化ヘッドを備えた
回転霧化塗装装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】実公平4-51886 号公報に記載されている
ような、所謂ベル型回転霧化ヘッドを備えた回転霧化塗
装装置が知られている。この種の霧化回転塗装装置で
は、ベル型回転霧化ヘッドを高速で回転させるとともに
高電圧を印加し、この状態でベル型回転霧化ヘッドに塗
料を供給することによって当該塗料を帯電霧化し、霧化
された塗料粒子を電気力線に沿って被塗装物に飛行塗着
させる。図５は、この種の霧化回転塗装装置のベル型回
転霧化ヘッド５０を概略的に示したものである。ベル型
回転霧化ヘッド５０は、拡開する内周面５１によって形
成された一端側が開口する略円錐形状の内部空間５２を
備える。ベル型回転霧化ヘッド５０は、図示しないエア
モータに連結された中空の回転軸５３の一端に取付けら
れ、前記エアモータにより回転駆動される。回転軸５３
の中空部分には、外筒５４と内筒５５とが配置されてお
り、これら外筒５４及び内筒５５は、その先端部分が、
内部空間５２の略円錐形状の頂部領域から、円錐の中心
軸線に沿って内部空間５２内に突出している。図５から
明らかなように、外筒５４は内筒５５を取り囲んで且つ
これと同軸に配置されており、内筒５５の先端は、外筒
５４の先端から突出している（図５）。

【０００３】前記内筒５５の内部には塗料が流れる塗料
用通路５６が形成され、内筒５５と外筒５４の間には洗
浄剤が流れる洗浄剤用通路５７が形成されている。又、
前記内筒５５の先端部には、塗料を後述する円盤状の塗
料案内部材６０に向けて供給即ち吐出する塗料吐出口５
８が設けられ、外筒５４の先端には、シンナー等の洗浄
用の流体を塗料案内部材６０に向けて吐出する洗浄剤吐
出口５９が設けられている。更に、ベル型回転霧化ヘッ
ド５０の開口端側には、略円錐形状の内部空間５２を閉
鎖する円盤状の塗料案内部材６０が取付けられている。
塗料案内部材６０はベル型回転霧化ヘッド５０と一体的
に回転駆動される。塗料案内部材６０には、内部空間５
２側に向けて凸状となり、塗料吐出口５８から吐出され
た塗料を塗料案内部材６０の周辺領域に導く即ち案内す
る塗料案内面６１が形成されている。又、塗料案内部材
６０の周辺領域には前記塗料案内面６１によって案内さ
れた塗料を、内部空間５２から塗料案内部材６０を通し
てベル型回転霧化ヘッド５０の開口端方向に送る貫通孔
６２が形成されている。この種の回転霧化塗装装置にお
いて、前回とは異なった種類或いは色の塗料を使用して
塗装作業（所謂色替え）を行う場合には、新たな塗料に
よる塗装作業に先立って塗料の供給通路、塗料案内部材
６０等を洗浄する。塗料の供給経路の洗浄は、塗料用通
路５６の上流側に接続された図示しない色替えユニット
に組み込まれた洗浄機構を作動させ、シンナ等の洗浄用
流体を塗料用通路５６内に流すことによって行う。

【０００４】又、塗料案内部材６０等の洗浄は、ベル型
回転霧化ヘッド５０を回転させながら、洗浄剤用通路５
７の先端に設けられた洗浄剤吐出口５９から、シンナ等
の洗浄用流体を吐出させて、該洗浄用流体を内筒５４の
外周面から、塗料案内部材６０の塗料案内面６１、更に
は、貫通孔６２へと流すことによって行われていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】この種の回転霧化塗装
装置では、塗装作業中、塗料吐出口５８から吐出された
塗料の大部分は塗料案内面６１に沿って案内され、更
に、貫通孔６２を通って、被塗装物側（ベル型回転霧化
ヘッド５０の開口端）に送られる。しかし、吐出された
塗料の一部は、高速で回転する塗料案内部材６０の塗料
案内面６１からはね返り、ベル型回転霧化ヘッド５０の
内部空間５２を形成する内周面５１に付着してしまう。
更に、塗料案内面６１によって案内された塗料の一部
は、貫通孔６２内に導かれず、図５にＡで示す、円盤状
の塗料案内部材６０の外縁とベル型回転霧化ヘッド５０
の内周面５２との接合部にも付着してしまう。上述した
ように、従来、ベル型回転霧化ヘッド５０の内部空間５
２付近の洗浄は、洗浄用流体を内筒５４の外周面から、
塗料案内部材６０の塗料案内面６１更に貫通孔６２へと
流すことによって行われていたため、接合部Ａと、内周
面５１、特に図５にＢで示す内周面５１の中央領域とに
は十分な量の洗浄剤を供給することが出来ず、これらの
領域の洗浄が不十分となっていた。このため、色替時に
は、塗料案内部材６０或いはベル型回転霧化ヘッド５０
を回転霧化塗装装置から取外して、シンナ等の洗浄剤
（溶剤）に浸漬し、洗浄していたが、付着している塗料
を完全に取り除くことは困難であった。更に、この作業
には手間がかかり、加えて、塗料案内部材６０或いはベ
ル型回転霧化ヘッド５０の脱着時或いは洗浄時に、これ
らの部材を傷付けてしまうという問題があった。

【０００６】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、塗料案内部材或いはベル型回転霧化ヘッドを回
転霧化塗装装置から取り外すことなく、これらに付着し
ている塗料を効果的に容易に取り除くことができる、回
転霧化塗装装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本願の第１の発明は、基端側から先端側に向かって拡
開し先端側が開口した略円錐形状の内部空間を備えたベ
ル型回転霧化ヘッドと、前記ベル型回転霧化ヘッドの基
端側に設けられた開口部を通して先端部分が前記内部空
間内に突出する外筒と、前記外筒内に入れ子状に配置さ
れ、内部空間が塗料通路として構成された内筒と、前記
内筒の先端部に設けられた塗料吐出口と、前記ベル型回
転霧化ヘッドの先端側に取付けられて前記内部空間を閉
鎖し、前記塗料吐出口から吐出された塗料を半径方向外
方に案内する塗料案内面を備えた円盤状の塗料案内部材
と、前記塗料案内部材の周縁に形成され、半径方向外方
に案内された塗料を前記内部空間外に放出せしめる貫通
孔と、前記内筒と前記外筒との間の空間によって画成さ
れる洗浄剤通路と、前記洗浄剤通路に形成され、洗浄剤
を前記塗料案内部材に向けて吐出する第１の洗浄剤吐出
口と、前記洗浄剤通路に形成され、洗浄剤を前記内部空
間の内周面に向けて吐出する第２の洗浄剤吐出口と、を
備えた回転霧化塗装装置を提供する。更に、本願の第２
の発明は、前記第１の発明を前提にして、前記第２の洗
浄剤吐出口が、前記外筒の外周面に所定間隔で開口する
吐出口である、回転霧化塗装装置と提供する。

【０００８】更に、本願の第３の発明は、前記第２の発
明を前提にして、前記第２の洗浄剤吐出口が、前記外筒
の外周面で円周方向に整列している、回転霧化塗装装置
を提供する。更に、本願の第４の発明は、前記第３の発
明を前提にして、前記第２の洗浄剤吐出口は、前記内周
面のほぼ全域が洗浄剤に接触するように、前記内部空間
の円錐形状の頂部領域で前記外筒に形成されている、回
転霧化塗装装置を提供する。更に、本願の第５の発明
は、前記第１乃至第４のいずれかの発明を前提にして、
前記貫通孔が、円盤状の前記塗料案内部材の端縁を切欠
くことによって形成されている、回転霧化塗装装置を提
供する。

【０００９】

【作用及び効果】上記構成を有する本発明によれば、拡
開する内周面に向けて洗浄液を吐出する第２の洗浄剤吐
出口が形成されているので、洗浄剤が内周面に直接吹き
つけられ、塗料案内部材を取り外すことなく内周面を効
果的に洗浄できる。本発明の他の態様によれば、第２の
洗浄剤吐出口が、略円錐形状の内部空間の頂部領域に配
置されるので、内周面全体に洗浄剤を供給し、該内周面
をより効果的に洗浄できる。更に、本発明の他の態様に
よれば、貫通孔が、塗料案内部材の端縁を切り欠くこと
によって形成されているので、付着した塗料を洗浄しに
くい塗料案内部材とベル型回転霧化ヘッドの内周面との
接合部が減少し、洗浄が容易になる。

【００１０】

【実施例】次に、図面に沿って本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は、本発明の１実施例の霧化回転塗装装
置のベル型回転霧化ヘッド１０近傍を概略的に示したも
のである。即ち、本実施例のベル型回転霧化ヘッド１０
は、上述した従来例のベル型回転霧化ヘッド５０と同様
に、基端側から先端側に向かって拡開する内周面１１に
よって形成され、一端側が開口する略円錐形状の内部空
間１２を備える。即ち、内部空間１２は、基端側から先
端側に向かって拡開している。ベル型回転霧化ヘッド１
０は、図示しない塗装装置本体に収容されたエアモータ
に連結された中空の回転軸１３の一端に取付けられ、エ
アモータにより回転駆動される。回転軸１３の中空部分
には、互いに同軸に配置された外筒１４と内筒１５とが
配置されており、これらの外筒１４と内筒１５は、ベル
型回転霧化ヘッド１０の基端側に形成された開口部１２
ａを通して、略円錐形状の内部空間１２の中心軸線に沿
って該内部空間１２内に突出している。図１に示すよう
に、内筒１５の先端部分は外筒１４の先端から突出して
いる。前記内筒１４の内部空間には塗料が流れる塗料用
通路１６が形成され、内筒１５と外筒１４の空間には洗
浄剤が流れる洗浄剤用通路１７が形成されている。

【００１１】又、前記内筒１５の先端部即ち塗料用通路
１６の先端には、塗料を後述する円盤状の塗料案内部材
２０に向けて供給即ち吐出する塗料吐出口１８が設けら
れ、洗浄剤用通路１７の先端側には、シンナー等の洗浄
用の溶剤を塗料案内部材２０に向けて吐出する第１の洗
浄剤吐出口１９が設けられている。この第１の洗浄剤吐
出口１９は、外筒１４の先端に取付けられ洗浄剤用通路
１７の先端を閉鎖するリング状の端板１７ａに９０度間
隔で形成された小孔である。一方、前記塗料用通路１６
の基端側は、複数の色或いは種類の塗料及び塗料用通路
１６内を洗浄するための洗浄用流体を選択的に供給する
色替えユニット（図示せず）に接続されている。又、前
記洗浄剤用通路１７の基端側は、ベル型回転霧化ヘッド
５０の内部空間５２等を洗浄するための洗浄用流体を供
給する洗浄剤供給ユニット（図示せず）に接続されてい
る。更に、ベル型回転霧化ヘッド１０の開口端側には、
略円錐形状の内部空間１２を閉鎖するように円盤状の塗
料案内部材２０が取付けられている。この塗料案内部材
２０の内部空間１２側には、該内部空間１２に向けて凸
状となり、塗料吐出口１８から吐出された塗料を塗料案
内部材２０の周縁領域に導く（即ち案内する）塗料案内
面２１が形成されている。

【００１２】又、塗料案内部材２０の周縁には前記塗料
案内面２１によって案内された塗料を、内部空間１２か
ら塗料案内部材２０を通してベル型回転霧化ヘッド１０
の開口端方向に放出せしめる塗料供給用の貫通孔２２が
形成されている。図４に示すように、貫通孔２２は、円
盤状の塗料案内部材２０の外縁を、一定間隔で切り欠く
ことよって形成された複数の貫通孔である。更に、塗料
案内部材２０の中央部には、該塗料案内部材２０の前面
２３側を洗浄する際に洗浄用流体を供給する洗浄剤用孔
２５が形成されている。更に、洗浄剤通路１７には、洗
浄剤を拡開する内周面１１に向けて吐出する第２の洗浄
剤吐出口２４が形成されている。図１に示すように、第
２の洗浄剤吐出口２４は、内部空間１２内に突出する外
筒１４の根元部分即ち外筒１４の略円錐形状の内部空間
１２の頂部領域に位置する部分に設けられている。この
第２の洗浄剤吐出口２４は、外筒１４の円周上に所定間
隔で、拡開する内周面１１に向けて開口するように形成
されており、本実施例では、図１及び図２に示すよう
な、外筒１４に円周上に整列して９０度間隔で形成され
た４つのスリット状開口である。しかしながら、第２の
洗浄剤吐出口２４の形状はこれに限定されるものではな
く、例えば、外筒１４の円周上に整列した多数の小孔で
あってもよい。第２の洗浄剤吐出口２４は、略円錐形状
の内部空間１２の頂部領域で、内周面１１に向けて開口
するように形成されているので、第２の洗浄剤吐出口２
４から吐出された洗浄剤を、回転するベル型回転霧化ヘ
ッド１０の内周面１１全体に接触させ、内周面１１全体
を洗浄剤で洗浄することができる。

【００１３】この種の回転霧化塗装装置において、異な
った種類或いは色の塗料を使用して塗装作業（所謂色替
え）を行う場合に、新たな塗料による塗装作業に先立っ
て塗料の供給通路、塗料案内部材２０等を洗浄する。塗
料の供給経路の洗浄は、従来技術と同様に、塗料用通路
１６の基端側に接続された図示しない色替えユニットに
組み込まれた洗浄機構を作動させ、シンナ等の洗浄用流
体を塗料用通路１６内に流すことによって行われる。
又、内部空間１２内の塗料案内部材２０等の洗浄は、ベ
ル型回転霧化ヘッド１０を回転させながら、洗浄剤用通
路１７の基端側に接続された洗浄剤供給ユニット（図示
せず）を作動させ、第１の洗浄剤吐出口１９及び第２の
洗浄剤吐出口２４から、シンナ等の洗浄用流体を吐出さ
せることによって行われる。第１の洗浄剤吐出口１９か
ら吐出された洗浄用流体は、内筒１４の外周面から、塗
料案内部材２０の塗料案内面２１、貫通孔２２へと流
れ、これらの部分を洗浄する。一方、第２の洗浄剤吐出
口２４から吐出された洗浄用流体は、略円錐形状の内部
空間１２に頂部領域から、ベル型回転霧化ヘッド１０の
内周面１１に沿って流れ、塗料案内部材２０の外縁部に
形成された貫通孔２２を通って、内部空間１２のから放
出される。洗浄工程の間、ベル型回転霧化ヘッド１０及
び該ベル型回転霧化ヘッド１０に一体的に取付けられた
塗料案内部材２０は回転しているので、第１及び第２の
洗浄剤吐出口１９、２４から吐出された洗浄用流体が、
塗料案内面２１及び内周面１１全体に接触し、これらを
洗浄する。

【００１４】本実施例によれば、拡開する内周面１１に
沿って洗浄液を吐出する第２の洗浄剤吐出口２４が形成
されているので、洗浄剤が内周面１１に直接吹きつけら
れ、塗料案内部材２０を取り外すことなく内周面１１を
効果的に洗浄できる。更に、貫通孔２２が、塗料案内部
材２０の端縁を切り欠くことによって形成されているの
で、付着した塗料を洗浄しにくい塗料案内部材２０とベ
ル型回転霧化ヘッド１０の内周面１１との接合領域が減
少し、洗浄が容易になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施例の回転霧化塗装装置に用いら
れるベル型回転霧化ヘッドの概略的な縦断面図である。

【図２】図１のII−II線に沿った断面図である。

【図３】図１のIII-III 線に沿った断面図である。

【図４】図１のベル型回転霧化ヘッドに取付けられる塗
料案内部材の外縁部の概略的な拡大図である。

【図５】従来技術の回転霧化塗装装置に用いられるベル
型回転霧化ヘッドの概略的な縦断面図である。

【図６】図５のベル型回転霧化ヘッドに取付けられる塗
料案内部材の外縁部の概略的な拡大図である。

【符号の説明】

10 ベル型回転霧化ヘッド 11 内周面 12 内部空間 13 回転軸 14 外筒 15 内筒 16 塗料用通路 17 洗浄剤用通路 18 塗料吐出口 19 第２の洗浄剤吐出口 20 塗料案内部材 21 塗料案内面 22 塗料供給孔 23 前面 24 第２の洗浄剤吐出口

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 基端側から先端側に向かって拡開し先端
   側が開口した略円錐形状の内部空間を備えたベル型回転
   霧化ヘッドと、 前記ベル型回転霧化ヘッドの基端側に設けられた開口部
   を通して先端部分が前記内部空間内に突出する外筒と、 前記外筒内に入れ子状に配置され、内部空間が塗料通路
   として構成された内筒と、 前記内筒の先端部に設けられた塗料吐出口と、 前記ベル型回転霧化ヘッドの先端側に取付けられて前記
   内部空間を閉鎖し、前記塗料吐出口から吐出された塗料
   を半径方向外方に案内する塗料案内面を備えた円盤状の
   塗料案内部材と、 前記塗料案内部材の周縁に形成され、半径方向外方に案
   内された塗料を前記内部空間外に放出せしめる貫通孔
   と、 前記内筒と前記外筒との間の空間によって画成される洗
   浄剤通路と、 前記洗浄剤通路に形成され、洗浄剤を前記塗料案内部材
   に向けて吐出する第１の洗浄剤吐出口と、 前記洗浄剤通路に形成され、洗浄剤を前記内部空間の内
   周面に向けて吐出する第２の洗浄剤吐出口と、を備えた
   回転霧化塗装装置。
2. 【請求項２】 前記第２の洗浄剤吐出口が、前記外筒の
   外周面に所定間隔で開口する吐出口である、ことを特徴
   とする請求項１に記載の回転霧化塗装装置。
3. 【請求項３】 前記第２の洗浄剤吐出口が、前記外筒の
   外周面で円周方向に整列している、ことを特徴とする請
   求項２に記載の回転霧化塗装装置。
4. 【請求項４】 前記第２の洗浄剤吐出口は、前記内周面
   のほぼ全域が洗浄剤を接触するように、前記内部空間の
   円錐形状の頂部領域で前記外筒に形成されている、こと
   を特徴とする請求項３に記載の回転霧化塗装装置。
5. 【請求項５】 前記貫通孔が、円盤状の前記塗料案内部
   材の端縁を切欠くことによって形成されている、ことを
   特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の回転
   霧化塗装装置。