JPH08129680A - 建築物内等に於ける不正行為防止方法及びその不正行為防止装置 - Google Patents

建築物内等に於ける不正行為防止方法及びその不正行為防止装置

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JPH08129680A
JPH08129680A JP26713994A JP26713994A JPH08129680A JP H08129680 A JPH08129680 A JP H08129680A JP 26713994 A JP26713994 A JP 26713994A JP 26713994 A JP26713994 A JP 26713994A JP H08129680 A JPH08129680 A JP H08129680A
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sensor
predetermined
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building
unit
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JP26713994A
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English (en)
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Sotaro Ishibashi
総太郎 石橋
Masaaki Matsuyama
雅昭 松山
Yasuyuki Matsuyama
泰行 松山
Yuichi Ogawa
雄一 小川
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TOYO TEC KK
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HOOLE SERVICE KK
TOYO TEC KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】従業員又は外部侵入者等による各種の不正行為
を、建築物内の所定区画毎及び/又は所定物毎の重要度
に対応する各管理階層者を介して夫々段階的に管理して
未然に防止することが出来る極めて優れた建築物内等に
於ける不正行為防止方法及びその不正行為防止装置を提
供する。 【構成】個々に異なる個別データを有した識別手段を介
して感知器親機3に識別手段毎の個別データを入力し、
その後感知器親機3に入力された個別データを介して該
感知器親機3に接続され、且つ予め建築物内等の所定区
画毎及び/又は所定物毎に設けられた複数の感知器子機
の全て又は該感知器子機の中から所定の感知器子機のみ
を作動させて所定区画毎への人の侵入及び/又は所定物
毎の変化を感知し、その後前記感知器親機3を介して警
報装置5又は映像録画兼電送装置6の少なくとも何れか
一方を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば高価な景品置場
や各種遊戯機を有する遊戯場、百貨店又は各種の個人事
業所等の店舗が混在する建築物内が無人状態となるまで
の間、即ち建築物内への侵入者検知システム等の防犯シ
ステムが機能していない時間帯であっても従業員又は外
部侵入者による各種の不正行為を、建築物内の所定区画
毎及び/又は所定物毎の重要度に対応する各管理階層者
を介して夫々段階的に管理して未然に防止することが出
来る建築物内等に於ける不正行為防止方法及びその不正
行為防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば高価な景品置場や各種遊戯
機を有する遊戯場に於いて、各種遊戯機に予め組み込ま
れてなるROMを交換し、後日該ROMを交換した各種
遊戯機を用いて大量の景品や金銭等を取得するといった
不正行為に対する防御手段としては、営業終了後の完全
無人状態となった建築物内への侵入者検知システム等の
各種防犯システムで対応しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
の如く、営業終了後の完全無人状態となった建築物内へ
の侵入者を防止するための各種防犯システムに於いて
は、下記の様な問題点があった。
【0004】即ち、例えば上記の様な遊戯場に於ける近
年の犯罪は、必ずしも営業終了後の完全無人状態となっ
た建築物内へ侵入して不正行為を働くのではなく、営業
終了後から完全無人になるまでの僅かな時間、即ち管理
責任者等の現場不在時間や夜間の清掃や新規遊戯機等の
入れ替え時又は各種メンテナンス会社等の入店時等に行
われる可能性が非常に高いだけでなく、場合によっては
従業員が単独で不正行為を行ったり、更に従業員が悪意
の第三者と組んで不正行為を働く場合もある。
【0005】従って、営業終了後の完全無人状態となっ
た建築物内へ侵入して不正行為を働くのを未然に防止す
るだけではなく、営業終了後から完全無人になるまでの
僅かな時間や夜間の清掃や新規遊戯機等の入れ替え時又
は各種メンテナンス会社等の入店時等のみならず従業員
による不正行為をも未然に防止することが出来る何らか
の解決策が求められていた。
【0006】即ち、本発明は上記問題を全て解決するも
のであり、営業終了後から完全無人になるまでの時間、
即ち管理責任者等の現場不在時間や夜間の清掃や新規遊
戯機等の入れ替え時又は各種メンテナンス会社等の入店
時等に限らず、要は建築物内への侵入者検知システム等
の防犯システムが機能していない時間帯であっても従業
員又は外部侵入者等による各種の不正行為を、建築物内
の所定区画毎及び/又は所定物毎の重要度に対応する各
管理階層者を介して夫々段階的に管理して未然に防止す
ることが出来る極めて優れた建築物内等に於ける不正行
為防止方法及びその不正行為防止装置を提供することを
課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、全く新しい建築物内等に於ける不正行
為防止方法及びその不正行為防止装置を発明し、以下の
手段を講じたものである。
【0008】即ち、本発明は、個々に異なる個別データ
を有した識別手段を介して感知器親機3に識別手段毎の
個別データを入力し、その後感知器親機3に入力された
個別データを介して該感知器親機3に接続され、且つ予
め建築物内等の所定区画毎及び/又は所定物毎に設けら
れた複数の感知器子機の全て又は該感知器子機の中から
所定の感知器子機のみを作動させて所定区画毎への人の
侵入及び/又は所定物毎の変化を感知し、その後前記感
知器親機3を介して警報装置5又は映像録画兼電送装置
6の少なくとも何れか一方を作動させる方法にある。
【0009】更に、本発明は、個々に異なる個別データ
を有した識別手段を介して複数の感知器親機3の夫々に
対応する識別手段毎の個別データを、該感知器親機3の
夫々に入力し、その後夫々の感知器親機3に入力された
識別手段毎の個別データを介して該各感知器親機3毎に
接続され、且つ予め建築物内等の所定区画毎及び/又は
所定物毎に設けられた複数の感知器子機の全て又は該感
知器子機の中から所定の感知器子機のみを作動させて所
定区画毎への人の侵入及び/又は所定物毎の変化を感知
し、その後前記各感知器親機3の中から所定の感知器親
機3を介して警報装置5又は映像録画兼電送装置6の少
なくとも何れか一方を作動させる方法にある。
【0010】更に、本発明は、個々に異なる個別データ
を有した識別手段を介して感知器親機3に識別手段毎の
個別データを入力し、その後感知器親機3に入力された
個別データを介して該感知器親機3に接続され、且つ予
め建築物内等の所定区画毎及び/又は所定物毎に設けら
れた複数の感知器子機の中から所定の感知器子機の作動
のみを停止させ、その後他の感知器子機を介して所定区
画毎への人の侵入及び/又は所定物毎の変化を感知した
後、前記感知器親機3を介して警報装置5又は映像録画
兼電送装置6の少なくとも何れか一方を作動させる方法
にある。
【0011】又、本発明は、個々に異なる個別データを
有した識別手段を介して複数の感知器親機3の夫々に対
応する識別手段毎の個別データを、該感知器親機3の夫
々に入力し、その後夫々の感知器親機3に入力された識
別手段毎の個別データを介して該各感知器親機3毎に接
続され、且つ予め建築物内等の所定区画毎及び/又は所
定物毎に設けられた複数の感知器子機の中から所定の感
知器子機のみを停止させ、その後他の感知器子機を介し
て定区画毎への人の侵入及び/又は所定物毎の変化を感
知した後、前記各感知器親機3の中から所定の感知器親
機3を介して警報装置5又は映像録画兼電送装置6の少
なくとも何れか一方を作動させる方法にある。
【0012】更に、上記建築物内等に於ける不正行為防
止方法を実施するための装置として本発明は、建築物内
等の所定区画毎及び/又は所定物毎に設けられ、且つ人
の侵入及び/又は人の行為による物の変化を感知する複
数の感知器子機と、該感知器子機の夫々が接続され、し
かも個々に異なる個別データを有した識別手段を介して
入力された個別データにより、各識別手段の夫々に対応
して前記複数の感知器子機の全て又は該感知器子機の中
から所定の感知器子機のみを作動させるか、又は複数の
感知器子機の中から所定の感知器子機の作動のみを停止
させ、且つ他の感知器子機を作動させて所定区画毎への
人の侵入及び/又は所定物毎の変化を感知して警報装置
5又は映像録画兼電送装置6の少なくとも何れか一方を
作動させる感知器親機3とから構成された点にある。
【0013】又、前記感知器親機3が複数設けられた点
にある。
【0014】更に、前記感知器親機3又は識別手段の少
なくとも何れか一方には、使用可能な時間帯の制限が設
定可能な時間制限設定装置2aが設けられた点にある。
【0015】更に、前記識別手段には、前記感知器親機
3に対しての使用可能年月日が設定可能な点にある。
【0016】又、前記識別手段が、夫々異なる個別デー
タが記憶されたICカード2からなり、しかも前記感知
器親機3には、ICカードリーダ3aが設けられた点にあ
る。
【0017】
【作用】上記構成からなる建築物内等に於ける不正行為
防止装置に於いては、建築物内等の所定区画毎及び/又
は所定物毎に設けられ、且つ人の侵入及び/又は人の行
為による物の変化を感知する複数の感知器子機と、該感
知器子機の夫々が接続され、しかも個々に異なる個別デ
ータを有した識別手段を介して入力された個別データに
より、各識別手段の夫々に対応して前記複数の感知器子
機の全て又は該感知器子機の中から所定の感知器子機の
みを作動させるか、又は複数の感知器子機の中から所定
の感知器子機の作動のみを停止させ、且つ他の感知器子
機を作動させて所定区画毎への人の侵入及び/又は所定
物毎の変化を感知して警報装置又は映像録画兼電送装置
の少なくとも何れか一方を作動させる感知器親機とから
構成されてなるために、建築物内が無人状態となるまで
の間、即ち建築物内への侵入者検知システム等の防犯シ
ステムが機能していない時間帯であっても従業員又は外
部侵入者による各種の不正行為を、建築物内の所定区画
毎及び/又は所定物毎の重要度に対応する各管理階層者
を介して夫々段階的に管理して不正行為を未然に防止す
ることが出来る。
【0018】更に、前記感知器親機又は識別手段の少な
くとも何れか一方には、使用可能な時間帯の制限が設定
可能な時間制限設定装置が設けられてなることから、建
築物内の所定区画毎及び/又は所定物毎の重要度に対応
した各管理階層者が使用可能な時間帯を制限することが
出来、特に従業員による不正行為を確実に防止すること
が出来る。
【0019】更に、前記識別手段が、夫々異なる個別デ
ータを記憶したICカードで構成され、且つ前記感知器
親機には、ICカードリーダが設けられてなることか
ら、各管理階層者の人事移動や所定区画毎及び/又は所
定物毎の重要度の内容が夫々変更された場合であって
も、前記ICカード毎に記憶されてなる個別データを瞬
時に、且つ確実に書き替えてICカードを悪用しての従
業員による不正行為を確実に防止することが出来る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、例えば遊戯場、
更に詳しくはパチンコ店に用いた場合について図面に従
って説明する。
【0021】図1に於いて、1は本発明である建築物内
等に於ける不正行為防止方法に使用される一実施例とし
ての不正行為防止装置の全体を示す。
【0022】2は予めパチンコ店(建築物)内の景品や
金庫等の置かれた各所定区画を夫々責任分担して管理す
る人、例えば、オーナー、従業員、パチンコ台メンテナ
ンス会社、清掃会社又は警備会社等の各管理階層者毎に
手渡され、且つ該各管理階層者が管理する各所定区画の
重要度に比例して個々に管理する所定区画毎に異なる個
別データが書き込まれた複数のICカード(識別手段)
を示すと共に、2aは夫々のICカード2に具備され、且
つ該各ICカード2の使用可能な時間帯の制限が設定可
能な時間制限設定装置を示す。
【0023】3は前記パチンコ店内の景品や金庫等の置
かれた所定区画毎や所定通路に設置され、且つ不正侵入
者の動きを感知可能な複数の赤外線センサー4と、パチ
ンコ台毎(所定物毎)に設置され、且つ該パチンコ台の
前面パネルの開放等の不正行為を感知する複数の磁気セ
ンサー4aとから所定の感知エリア4cを有する各種の感知
器子機の夫々が接続され、しかも前記の如く個々に異な
る個別データが書き込まれた複数のICカード2を介し
て入力された個別データにより、各ICカード2の夫々
に対応して前記複数の感知器子機の全て又は該感知器子
機の中から所定の感知器子機のみを作動させるか、又は
複数の感知器子機の中から所定の感知器子機の作動のみ
を停止させ、且つ他の感知器子機を作動させて所定区画
毎及び所定通路への人の侵入や所定物毎の変化を感知し
て照明コントロール装置(図示せず)やサイレン等の警
報装置5を作動させる感知器親機を示し、前記パチンコ
店の関係者出入口近傍に設置されてなり、しかも該感知
器親機3には、前記ICカード2の個別データ読み取り
用のICカードリーダ3aが接続されてなる。
【0024】尚、前記ICカード2には、前記感知器親
機3に対しての使用可能年月日が予め設定可能な機能が
付加されてなる。
【0025】4bは予めパチンコ店の窓及び所定の扉に取
付けられ、且つ業務終了後に無人状態となったパチンコ
店内への人の侵入を感知する従来型の侵入者検知システ
ム等の防犯システム用の磁気センサーを示し、前記感知
器子機とは別個の防犯システム(図示せず)で作動して
なる。
【0026】6は前記感知器親機3が感知器子機を介し
て店内の異状を感知した際又は警報装置5を作動させた
際に、予めパチンコ店内の所定区画毎、通路及び所定物
近傍の天井に設置された複数の監視カメラ6aを作動させ
て所定の監視エリア6bを映し出すとと共に、前記パチン
コ店より離れた場所に位置する監視室7等の映像コント
ロール装置8に監視エリア6bの映像を連続送信するため
の映像録画兼電送装置を示す。
【0027】9は前記映像コントロール装置8に接続さ
れたモニターを示し、10は各種操作盤を示すと共に、11
は前記ICカード2に管理階層者毎に個々に異なる個別
データを書き込み又は書き替え可能な個別データ書き込
み兼書き替え装置を示し、更に13はブザー等の警報器を
示す。
【0028】本実施例における建築物内等に於ける不正
行為防止方法に使用される一実施例としての不正行為防
止装置は以上の構成からなるが、次にかかる不正行為防
止装置を用いる場合について説明する。
【0029】先ず、上記構成からなる不正行為防止装置
1は、パチンコ店内の景品や金庫等の置かれた所定区画
毎及び所定通路等に設置された複数の赤外線センサー4
と、パチンコ台等の所定物毎に設置された複数の磁気セ
ンサー4aとからなる各種の感知器子機の夫々が接続さ
れ、且つ各管理階層者が管理する各所定区画の重要度に
比例して個々に異なる個別データが書き込まれたICカ
ード2の個別データを読み取り可能なICカードリーダ
3aを有した感知器親機3が設けられ、しかも該感知器親
機3が、個々に異なる個別データが書き込まれた複数の
ICカード2を介して入力された個別データによって、
各ICカード2の夫々に対応して前記複数の感知器子機
の全て又は該感知器子機の中から所定の感知器子機のみ
を作動させるか、又は複数の感知器子機の中から所定の
感知器子機の作動のみを停止させ、且つ他の感知器子機
を作動させて所定区画毎や所定通路への人の侵入や所定
物毎の変化を感知して照明コントロール装置やサイレン
等の警報装置5を作動させることから、パチンコ店内が
無人状態となるまでの間、即ちパチンコ店内への侵入者
検知システム等の防犯システムが機能していない時間帯
であってもパチンコ店内の所定区画毎及び所定物毎の重
要度に比例して夫々段階的に管理することが出来る。よ
って、オーナー、従業員のみならずパチンコ台メンテナ
ンス会社、清掃会社又は警備会社等の人間が、夫々許さ
れた管理区画を離れて他の管理区画に不正侵入した場合
やパチンコ台の前面パネルを開放する等の不正行為を確
実に感知することが可能となるだけでなく、設置された
複数の監視カメラ6aの中から異状の発生した所定区画又
は所定区画近傍の監視カメラ6aを作動させて所定の監視
エリア6bの異状を映像録画兼電送装置6を介してパチン
コ店より離れた場所に位置する監視室7等の映像コント
ロール装置8に連続送信することが出来るだけでなく、
映像として映し出して現場の状況をリアルタイムに確認
することが出来、しいては犯罪等に直結する不正行為を
未然に防止することが出来る。
【0030】更に、前記ICカード2には、前記感知器
親機3のICカードリーダ3aへの使用可能な時間帯の制
限が設定可能な時間制限設定装置2a及び該感知器親機3
に対しての使用可能年月日が予め設定可能な機能が付加
されてなることから、パチンコ店内の景品置場等の所定
区画毎及び/又はパチンコ台等の所定物毎の重要度に対
応した各管理階層者が使用可能な時間帯を制限すること
が出来、特に従業員による不正行為を確実に防止するこ
とが出来る。
【0031】更に、前記識別手段が、夫々異なる個別デ
ータを記憶したICカード2で構成され、且つ前記感知
器親機3には、ICカードリーダ3aが設けられてなるこ
とから、各管理階層者の人事移動や所定区画毎及び/又
は所定物毎の重要度の内容が夫々変更された場合であっ
ても、前記ICカード2毎に記憶されてなる個別データ
を瞬時に、且つ確実に書き替えてICカードを悪用して
の従業員による不正行為を確実に防止することが出来る
のである。
【0032】尚、上記実施例に於いて、パチンコ店内に
は、景品置場等の所定区画毎や所定通路に設置された複
数の赤外線センサー4と、パチンコ台等の所定物毎に設
置さた複数の磁気センサー4aとから感知器子機が構成さ
れて一基の感知器親機3に全て接続されてなるが、必ず
しも感知器親機3が一基である場合に限定されず、例え
ば、図2に示す様に、各管理階層者の管理範囲に準じて
パチンコ店内の所定区画毎又は所定物品毎に複数の感知
器親機3が、ICカードリーダ3aを夫々有して設置され
ていてもよく、この場合には、パチンコ店内での各管理
階層者の管理範囲をより明確化することが出来る利点が
ある。
【0033】又上記の如く複数の感知器親機3を用いた
場合には、各感知器親機3の作動状況をパチンコ店内の
関係者控室等に設置された表示盤12で一括管理してもよ
く、この場合には、関係者控室等で全ての状況をホール
等の現場にいずとも一元管理することが出来る利点があ
る。
【0034】更に、上記実施例に於いて、パチンコ店に
は、業務終了後に無人状態となったパチンコ店内への人
の侵入を感知する従来型の侵入者検知システム等の防犯
システム用の磁気センサー4bが、予めパチンコ店の窓及
び所定の扉に取付けられ、且つ前記感知器子機とは別個
の防犯システムで作動してなるが、前記防犯システム用
の磁気センサー4bと、前記赤外線センサー4及び磁気セ
ンサー4aとから構成された感知器子機の夫々が共に一基
の感知器親機3又は所定区画毎に設置された複数の感知
器親機3に接続されていてもよく、この場合には、業務
終了時から無人状態となる迄の間のみならず、無人状態
となった後も、完全な防犯管理を行うことが出来る。
【0035】更に、上記実施例に於いて、各管理階層者
は個々に異なる個別データが書き込まれたICカード2
からなる識別手段を有してなるが、要は異なる個別デー
タを書き込み可能で、且つ前記感知器親機3に書き込ま
れた所定の個別データを入力することにより、各個別デ
ータの夫々に対応させて前記複数の感知器子機の全て又
は該感知器子機の中から所定の感知器子機のみを作動さ
せるか、又は複数の感知器子機の中から所定の感知器子
機の作動のみを停止させ、且つ他の感知器子機を作動さ
せるべく前記感知器親機3を作動することが出来るもの
であれば必ずしもICカード2に限定されるものではな
く、例えば、夫々異なる識別パターンを有したパンチ孔
カード(図示せず)でもよく、この場合には前記感知器
親機3にパンチ孔パターン読み取り装置(図示せず)が
具備されているのは言うまでもなく、又識別手段の具体
的な構成も決して限定されないのはいうまでもない。
【0036】更に、上記実施例に於いて、感知器親機3
はパチンコ店内の所定区画や所定通路への人の侵入やパ
チンコ台等の所定物毎の変化を感知して照明コントロー
ル装置やサイレン等の警報装置5及び映像録画兼電送装
置6の夫々を作動させる構成にしてなるが、必ずしも夫
々を同時に作動させる必要はなく、何れか一方を作動さ
せることが出来ればよい。
【0037】更に、上記実施例に於いて、感知器親機3
にはパチンコ店内の景品や金庫等の置かれた所定区画毎
や所定通路に設置され、且つ不正侵入者の動きを感知可
能な複数の赤外線センサー4と、パチンコ台毎(所定物
毎)に設置され、且つ該パチンコ台の前面パネルの開放
等の不正行為を感知する複数の磁気センサー4aとから所
定の感知エリア4cを有する各種の感知器子機が接続され
てなるが、必ずしも赤外線センサー4や磁気センサー4a
に限定されるものではなく、例えば、床に敷設された圧
電ゴム等の重量感知センサーを介して不正侵入者を感知
してもよく、この場合には、人に全く気づかれることな
く運用することが可能であるという利点がある。更に温
度感知センサーを介して不正侵入者を感知してもよく、
感知器子機の具体的な機能、種類、形状、数量、配設箇
所等も決して限定されるものではない。
【0038】更に、上記実施例に於いて、不正行為防止
装置はパチンコ店に限定して用いてなるが、必ずしもパ
チンコ店に限定されるものではなく、百貨店や各種の個
人事業所等の店舗が混在する雑居ビル等で使用してもよ
く、使用箇所も決して限定されないのは言うまでもな
い。
【0039】然して、本発明に於ける不正行為防止装置
の具体的な構成も全て本発明の意図する範囲内で任意に
設計変更自在である。
【0040】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は、建築物内等の所
定区画毎及び/又は所定物毎に設けられ、且つ人の侵入
及び/又は人の行為による物の変化を感知する複数の感
知器子機と、該感知器子機の夫々が接続され、しかも個
々に異なる個別データを有した識別手段を介して入力さ
れた個別データにより、各識別手段の夫々に対応して前
記複数の感知器子機の全て又は該感知器子機の中から所
定の感知器子機のみを作動させるか、又は複数の感知器
子機の中から所定の感知器子機の作動のみを停止させる
と共に、他の感知器子機を作動させて所定区画毎への人
の侵入及び/又は所定物毎の変化を感知して警報装置又
は映像録画兼電送装置の少なくとも何れか一方を作動さ
せる感知器親機とからなるために、建築物内が無人状態
となるまでの間、即ち建築物内への侵入者検知システム
等の防犯システムが機能していない時間帯であっても建
築物内の所定区画毎及び所定物毎の重要度に比例して夫
々段階的に管理することが出来る。
【0041】よって、オーナー、従業員のみならず建築
物メンテナンス会社、清掃会社又は警備会社等の人間
が、夫々許された管理区画を離れて他の管理区画に不正
侵入した場合や所定の物品等への不正行為を確実に感知
することが可能となるだけでなく、設置された複数の監
視カメラの中から異状の発生した所定区画又は所定区画
近傍の監視カメラを作動させて所定の監視エリアの異状
を映像録画兼電送装置を介して建築物より離れた場所に
位置する監視室等の映像コントロール装置に連続送信す
ることが出来るだけでなく、映像として映し出して現場
の状況をリアルタイムに確認することが出来、しいては
犯罪等に直結する不正行為を未然に防止することが出来
る。
【0042】更に、識別手段がICカードからなり、し
かも該ICカードに、前記感知器親機に設けられたIC
カードリーダへの使用可能な時間帯の制限が設定可能な
時間制限設定装置及び該感知器親機に対しての使用可能
年月日が予め設定可能な機能が付加されてなる場合に
は、建築物内の所定区画毎及び/又は所定物毎の重要度
に対応した各管理階層者が使用可能な時間帯を制限する
ことが出来、特に従業員による不正行為を確実に防止す
ることが出来るという種々の格別な効果を有するに至っ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける建築物内等に於ける不正行為防
止方法に用いられる不正行為防止装置の配設状態を示す
平面図。
【図2】本発明の建築物内等に於ける不正行為防止方法
に用いられる不正行為防止装置の他の実施例の配設状態
を示す平面図。
【符号の説明】
1 建築物内等の不正行為防止装置 2 ICカード(識別手段) 3 感知器親機 3a ICカードリーダ 4 赤外線センサー(感知器子機) 4a 磁気センサー(感知器子機) 4c 感知エリア 6 映像録画兼電送装置 6a 監視カメラ 6b 監視エリア 7 監視室 8 映像コントロール装置 9 モニター 10 操作盤 11 個別データ書き込み兼書き替え装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 泰行 兵庫県芦屋市朝日ケ丘町14番5−101号 ホールサービス株式会社内 (72)発明者 小川 雄一 兵庫県芦屋市朝日ケ丘町14番5−101号 ホールサービス株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々に異なる個別データを有した識別手
    段を介して感知器親機(3) に識別手段毎の個別データを
    入力し、その後感知器親機(3) に入力された個別データ
    を介して該感知器親機(3) に接続され、且つ予め建築物
    内等の所定区画毎及び/又は所定物毎に設けられた複数
    の感知器子機の全て又は該感知器子機の中から所定の感
    知器子機のみを作動させて所定区画毎への人の侵入及び
    /又は所定物毎の変化を感知し、その後前記感知器親機
    (3) を介して警報装置(5) 又は映像録画兼電送装置(6)
    の少なくとも何れか一方を作動させることを特徴とする
    建築物内等に於ける不正行為防止方法。
  2. 【請求項2】 個々に異なる個別データを有した識別手
    段を介して複数の感知器親機(3) の夫々に対応する識別
    手段毎の個別データを、該感知器親機(3) の夫々に入力
    し、その後夫々の感知器親機(3) に入力された識別手段
    毎の個別データを介して該各感知器親機(3) 毎に接続さ
    れ、且つ予め建築物内等の所定区画毎及び/又は所定物
    毎に設けられた複数の感知器子機の全て又は該感知器子
    機の中から所定の感知器子機のみを作動させて所定区画
    毎への人の侵入及び/又は所定物毎の変化を感知し、そ
    の後前記各感知器親機(3) の中から所定の感知器親機
    (3)を介して警報装置(5) 又は映像録画兼電送装置(6)
    の少なくとも何れか一方を作動させることを特徴とする
    建築物内等に於ける不正行為防止方法。
  3. 【請求項3】 個々に異なる個別データを有した識別手
    段を介して感知器親機(3) に識別手段毎の個別データを
    入力し、その後感知器親機(3) に入力された個別データ
    を介して該感知器親機(3) に接続され、且つ予め建築物
    内等の所定区画毎及び/又は所定物毎に設けられた複数
    の感知器子機の中から所定の感知器子機の作動のみを停
    止させ、その後他の感知器子機を介して所定区画毎への
    人の侵入及び/又は所定物毎の変化を感知した後、前記
    感知器親機(3) を介して警報装置(5) 又は映像録画兼電
    送装置(6) の少なくとも何れか一方を作動させることを
    特徴とする建築物内等に於ける不正行為防止方法。
  4. 【請求項4】 個々に異なる個別データを有した識別手
    段を介して複数の感知器親機(3) の夫々に対応する識別
    手段毎の個別データを、該感知器親機(3) の夫々に入力
    し、その後夫々の感知器親機(3) に入力された識別手段
    毎の個別データを介して該各感知器親機(3) 毎に接続さ
    れ、且つ予め建築物内等の所定区画毎及び/又は所定物
    毎に設けられた複数の感知器子機の中から所定の感知器
    子機のみを停止させ、その後他の感知器子機を介して定
    区画毎への人の侵入及び/又は所定物毎の変化を感知し
    た後、前記各感知器親機(3) の中から所定の感知器親機
    (3) を介して警報装置(5) 又は映像録画兼電送装置(6)
    の少なくとも何れか一方を作動させることを特徴とする
    建築物内等に於ける不正行為防止方法。
  5. 【請求項5】 建築物内等の所定区画毎及び/又は所定
    物毎に設けられ、且つ人の侵入及び/又は人の行為によ
    る物の変化を感知する複数の感知器子機と、該感知器子
    機の夫々が接続され、しかも個々に異なる個別データを
    有した識別手段を介して入力された個別データにより、
    各識別手段の夫々に対応して前記複数の感知器子機の全
    て又は該感知器子機の中から所定の感知器子機のみを作
    動させるか、又は複数の感知器子機の中から所定の感知
    器子機の作動のみを停止させると共に、他の感知器子機
    を作動させて所定区画毎への人の侵入及び/又は所定物
    毎の変化を感知して警報装置(5) 又は映像録画兼電送装
    置(6) の少なくとも何れか一方を作動させる感知器親機
    (3) とからなることを特徴とする建築物内等に於ける不
    正行為防止装置。
  6. 【請求項6】 前記感知器親機(3) が複数設けられた請
    求項5記載の建築物内等に於ける不正行為防止装置。
  7. 【請求項7】 前記感知器親機(3) 又は識別手段の少な
    くとも何れか一方には、使用可能な時間帯の制限が設定
    可能な時間制限設定装置(2a)が設けられた請求項5又は
    6記載の建築物内等に於ける不正行為防止装置。
  8. 【請求項8】 前記識別手段には、前記感知器親機(3)
    に対しての使用可能年月日が設定可能な構成にしてなる
    請求項5乃至7の何れかに記載の建築物内等に於ける不
    正行為防止装置。
  9. 【請求項9】 前記識別手段が、夫々異なる個別データ
    が記憶されたICカード(2) からなり、しかも前記感知
    器親機(3) には、ICカードリーダ(3a)が設けられた請
    求項5乃至8の何れかに記載の建築物内等に於ける不正
    行為防止装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04180198A (ja) * 1990-11-14 1992-06-26 Toshiba Corp 侵入監視システム
JPH04276898A (ja) * 1991-03-04 1992-10-01 Matsushita Electric Works Ltd カードリーダ式の防犯システム
JPH04297997A (ja) * 1991-03-26 1992-10-21 Sogo Keibi Hoshiyou Kk 機械警備システム

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