JPH08129627A - メモリカード及び集積回路 - Google Patents

メモリカード及び集積回路

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JPH08129627A
JPH08129627A JP6269094A JP26909494A JPH08129627A JP H08129627 A JPH08129627 A JP H08129627A JP 6269094 A JP6269094 A JP 6269094A JP 26909494 A JP26909494 A JP 26909494A JP H08129627 A JPH08129627 A JP H08129627A
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JP
Japan
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level
memory
output
signal
data
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JP6269094A
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English (en)
Inventor
Hirosuke Komyoji
博介 光明寺
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Priority to JP6269094A priority Critical patent/JPH08129627A/ja
Publication of JPH08129627A publication Critical patent/JPH08129627A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のメモリ、例えば、4個の1Mバイト・マ
スクROMを実装できる配線基板を備え、3個の1Mバ
イト・マスクROMを実装してなるメモリカードに関
し、試験時、4個の1Mバイト・マスクROMを実装し
てなるメモリカードと同一の製品型格を有するものとし
て取り扱うことができるようにし、製品型格を減らす。 【構成】アドレス信号A20=Hレベル、アドレス信号
A21=Hレベルとし、実装されていないマスクROM
7をアクセスするアドレス信号が入力された場合、コン
トロールIC71から全ビットがLレベルからなるデー
タD0〜D7を出力させ、これを出力データとして外部
に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード基材の内部にメ
モリを実装してなるメモリカード及びメモリカードに使
用する集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メモリカードとして、たとえば、
図9、図11、図13、図15に、それぞれ、その回路
図を示すようなものが知られている。
【0003】ここに、図9は4Mバイト品を示してお
り、図9中、1はIC(集積回路)が実装される配線基
板、2は本体機器との接続を図る端子接続部、3は制御
用のIC(以下、コントロールICという)、4〜7は
1Mバイトの記憶容量を有するマスクROM(図では、
MROMと記載する)、8〜13は内部端子である。
【0004】また、端子接続部2において、14は高電
圧側の電源電圧VCCが入力される電源電圧入力端子、
15は低電圧側の電源電圧VSSが入力される電源電圧
入力端子であり、この例では、電源電圧入力端子15に
は、接地電圧0Vが入力される。
【0005】また、16はチップイネーブル信号/CE
が入力されるチップイネーブル信号入力端子、17は出
力イネーブル信号/OEが入力される出力イネーブル信
号入力端子である。
【0006】また、180、1819、1820、1821
アドレス信号A0、A19、A20、A21が入力され
るアドレス信号入力端子であり、アドレス信号A1〜A
18が入力されるアドレス信号入力端子181〜1818
は、図示を省略している。
【0007】また、190、197はデータD0、D7が
出力されるデータ出力端子であり、データD1〜D6が
出力されるデータ出力端子191〜196は、図示を省略
している。
【0008】また、コントロールIC3において、20
は電源電圧VCCが入力される電源電圧入力端子、21
は電源電圧VSSが入力される電源電圧入力端子であ
り、この例では、電源電圧入力端子21には、接地電圧
0Vが入力される。
【0009】また、22はメモリ選択信号P1が入力さ
れるメモリ選択信号入力端子、23はメモリ選択信号P
2が入力されるメモリ選択信号入力端子である。
【0010】この4Mバイト品では、内部端子8は内部
端子9に接続され、内部端子11は内部端子12に接続
されており、メモリ選択信号P1、P2として、アドレ
ス信号A20、A21が入力されるように構成されてい
る。
【0011】また、24はチップイネーブル信号/CE
が入力されるチップイネーブル信号入力端子、25は出
力イネーブル信号/OEが入力される出力イネーブル信
号入力端子である。
【0012】また、260、2619はアドレス信号A
0、A19が入力されるアドレス信号入力端子であり、
アドレス信号A1〜A18が入力されるアドレス信号入
力端子261〜2618は、図示を省略している。
【0013】また、270、277はデータD0、D7が
出力されるデータ出力端子であり、データD1〜D6が
出力されるデータ出力端子271〜276は、図示を省略
している。
【0014】また、28はチップイネーブル信号/CE
1が出力されるチップイネーブル信号出力端子、29は
チップイネーブル信号/CE2が出力されるチップイネ
ーブル信号出力端子である。
【0015】また、30はチップイネーブル信号/CE
3が出力されるチップイネーブル信号出力端子、31は
チップイネーブル信号/CE4が出力されるチップイネ
ーブル信号出力端子である。
【0016】また、32は出力イネーブル信号/OEが
出力される出力イネーブル信号出力端子である。
【0017】また、330、3319はアドレス信号A
0、A19が出力されるアドレス信号出力端子であり、
アドレス信号A1〜A18が出力されるアドレス信号出
力端子331〜3318は、図示を省略している。
【0018】また、340、347はデータD0、D7が
入力されるデータ入力端子であり、データD1〜D6が
入力されるデータ入力端子341〜346は、図示を省略
している。
【0019】ここに、このコントロールIC3において
は、チップイネーブル信号/CE1〜/CE4は、チッ
プイネーブル信号/CE及びメモリ選択信号P1、P2
をデコードすることにより得られるように構成されてお
り、表1は、チップイネーブル信号/CE及びメモリ選
択信号P1、P2と、チップイネーブル信号/CE1〜
/CE4との関係を示している。
【0020】
【表1】
【0021】また、マスクROM4において、35は電
源電圧VCCが入力される電源電圧入力端子、36は電
源電圧VSSが入力される電源電圧入力端子であり、こ
の例では、電源電圧入力端子36には、接地電圧0Vが
入力される。
【0022】また、37はチップイネーブル信号/CE
が入力されるチップイネーブル信号入力端子であり、こ
の例では、チップイネーブル信号/CE1がチップイネ
ーブル信号/CEとして入力される。
【0023】また、38は出力イネーブル信号/OEが
入力される出力イネーブル信号入力端子である。
【0024】また、390、3919はアドレス信号A
0、A19が入力されるアドレス信号入力端子であり、
アドレス信号A1〜A18が入力されるアドレス信号入
力端子391〜3918は、図示を省略している。
【0025】また、400、407はデータD0、D7が
出力されるデータ出力端子であり、データD1〜D6が
出力されるデータ出力端子401〜406は、図示を省略
している。
【0026】また、マスクROM5において、41は電
源電圧VCCが入力される電源電圧入力端子、42は電
源電圧VSSが入力される電源電圧入力端子であり、こ
の例では、電源電圧入力端子42には、接地電圧0Vが
入力される。
【0027】また、43はチップイネーブル信号/CE
が入力されるチップイネーブル信号入力端子であり、こ
の例では、チップイネーブル信号/CE2がチップイネ
ーブル信号/CEとして入力される。
【0028】また、44は出力イネーブル信号/OEが
入力される出力イネーブル信号入力端子である。
【0029】また、450、4519はアドレス信号A
0、A19が入力されるアドレス信号入力端子であり、
アドレス信号A1〜A18が入力されるアドレス信号入
力端子451〜4518は、図示を省略している。
【0030】また、460、467はデータD0、D7が
出力されるデータ出力端子であり、データD1〜D6が
出力されるデータ出力端子461〜466は、図示を省略
している。
【0031】また、マスクROM6において、47は電
源電圧VCCが入力される電源電圧入力端子、48は電
源電圧VSSが入力される電源電圧入力端子であり、こ
の例では、電源電圧入力端子48には、接地電圧0Vが
入力される。
【0032】また、49はチップイネーブル信号/CE
が入力されるチップイネーブル信号入力端子であり、こ
の例では、チップイネーブル信号/CE3がチップイネ
ーブル信号/CEとして入力される。
【0033】また、50は出力イネーブル信号/OEが
入力される出力イネーブル信号入力端子である。
【0034】また、510、5119はアドレス信号A
0、A19が入力されるアドレス信号入力端子であり、
アドレス信号A1〜A18が入力されるアドレス信号入
力端子511〜5118は、図示を省略している。
【0035】また、520、527はデータD0、D7が
出力されるデータ出力端子であり、データD1〜D6が
出力されるデータ出力端子521〜526は、図示を省略
している。
【0036】また、マスクROM7において、53は電
源電圧VCCが入力される電源電圧入力端子、54は電
源電圧VSSが入力される電源電圧入力端子であり、こ
の例では、電源電圧入力端子54には、接地電圧0Vが
入力される。
【0037】また、55はチップイネーブル信号/CE
が入力されるチップイネーブル信号入力端子であり、こ
の例では、チップイネーブル信号/CE4がチップイネ
ーブル信号/CEとして入力される。
【0038】また、56は出力イネーブル信号/OEが
入力される出力イネーブル信号入力端子である。
【0039】また、570、5719はアドレス信号A
0、A19が入力されるアドレス信号入力端子であり、
アドレス信号A1〜A18が入力されるアドレス信号入
力端子571〜5718は、図示を省略している。
【0040】また、580、587はデータD0、D7が
出力されるデータ出力端子であり、データD1〜D6が
出力されるデータ出力端子581〜586は、図示を省略
している。
【0041】この4Mバイト品においては、コントロー
ルIC3に入力すべきメモリ選択信号P1、P2とし
て、前述したように、アドレス信号A20、A21が入
力されるように構成されている。
【0042】したがって、表1から明らかなように、チ
ップイネーブル信号/CE=Lレベル、アドレス信号A
20(メモリ選択信号P1)=Lレベル、アドレス信号
A21(メモリ選択信号P2)=Lレベルとされる場合
には、チップイネーブル信号/CE1=Lレベル、チッ
プイネーブル信号/CE2、/CE3、/CE4=Hレ
ベルとなり、マスクROM4が選択される。
【0043】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Lレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E2=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM5が選
択される。
【0044】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=L
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E3=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E2、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM6が選
択される。
【0045】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E4=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E2、/CE3=Hレベルとなり、マスクROM7が選
択される。
【0046】なお、図10は、この4Mバイト品の概略
的断面図であり、図10中、60はポリカーボネイトか
らなるフレーム、61、62はステンレスからなるラベ
ルである。
【0047】また、図11は、3Mバイト品を示してお
り、この3Mバイト品においては、図9に示す4Mバイ
ト品が実装しているマスクROM7が実装されていな
い。
【0048】また、3Mバイト品においては、4Mバイ
ト品の場合と同様に、22ビットのアドレス信号A0〜
A21が有効なアドレス信号となるので、内部端子8、
11の接続は、4Mバイト品の場合と同一とされてい
る。
【0049】また、図12に概略的断面図を示すよう
に、マスクROM7の非実装部分をガラスエポキシ樹脂
からなる補強材64で補強するように構成されており、
その他については、図9に示す4Mバイト品と同様に構
成されている。
【0050】この3Mバイト品においては、表1から明
らかなように、チップイネーブル信号/CE=Lレベ
ル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=Lレ
ベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=L
レベルとされる場合には、チップイネーブル信号/CE
1=Lレベル、チップイネーブル信号/CE2、/CE
3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM4が選択
される。
【0051】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Lレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E2=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM5が選
択される。
【0052】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=L
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E3=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E2、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM6が選
択される。
【0053】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E4=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E2、/CE3=Hレベルとなるが、マスクROM7は
実装されていないので、不定データが出力されてしま
う。
【0054】また、図13は、2Mバイト品を示してお
り、この2Mバイト品においては、図9に示す4Mバイ
ト品が実装しているマスクROM6、7が実装されてい
ない。
【0055】また、2Mバイト品においては、21ビッ
トのアドレス信号A0〜A20が有効なアドレス信号と
なることから、内部端子11は、内部端子12には接続
されず、内部端子13に接続され、メモリ選択信号P2
=Lレベルに固定されるように構成されている。
【0056】また、図14に概略的断面図を示すよう
に、マスクROM6、7の非実装部分をガラスエポキシ
樹脂からなる補強材66で補強するように構成されてお
り、その他については、図9に示す4Mバイト品と同様
に構成されている。
【0057】この2Mバイト品においては、表1から明
らかなように、チップイネーブル信号/CE=Lレベ
ル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=Lレ
ベルとされる場合には、チップイネーブル信号/CE1
=Lレベル、チップイネーブル信号/CE2、/CE
3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM4が選択
される。
【0058】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベルとされる場合には、チップイネーブル信号/CE
2=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/CE
3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM5が選択
される。
【0059】また、図15は、1Mバイト品を示してお
り、この1Mバイト品においては、図9に示す4Mバイ
ト品が実装しているマスクROM5、6、7が実装され
ていない。
【0060】また、1Mバイト品においては、20ビッ
トのアドレス信号A0〜A19が有効なアドレス信号と
なることから、内部端子8は、内部端子9には接続され
ず、内部端子10に接続されると共に、内部端子11
は、内部端子12には接続されず、内部端子13に接続
され、メモリ選択信号P1=Lレベル、メモリ選択信号
P2=Lレベルに固定されるように構成されている。
【0061】また、図16に概略的断面図を示すよう
に、マスクROM5、6、7の非実装部分をガラスエポ
キシ樹脂からなる補強材68で補強するように構成され
ており、その他については、図9に示す4Mバイト品と
同様に構成されている。
【0062】この1Mバイト品においては、表1から明
らかなように、チップイネーブル信号/CE=Lレベル
とされる場合には、チップイネーブル信号/CE1=L
レベル、チップイネーブル信号/CE2〜/CE4=H
レベルとなり、マスクROM4が選択される。
【0063】このように、図9、図11、図13、図1
5に示すメモリカードは、配線基板1に実装するマスク
ROMの個数の違いにより、製品型格を変え、4Mバイ
ト品、3Mバイト品、2Mバイト品、1Mバイト品とさ
れている。
【0064】
【発明が解決しようとする課題】ここに、製造工程上、
例えば、3Mバイト品を4Mバイト品として取り扱うこ
とができれば、その分、製品型格を少なくすることがで
き、データ読出し試験や、実装状態試験を行う上で便利
である。
【0065】しかし、3Mバイト品は、4Mバイト品と
同様に、22ビットのアドレス信号A0〜A21を有効
アドレス信号とするが、図11に示す3Mバイト品の場
合、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=Hレ
ベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=H
レベルとすると、チップイネーブル信号/CE4=Lレ
ベルとなってしまう。
【0066】ここに、図11に示す3Mバイト品におい
ては、チップイネーブル信号/CE4により選択される
べきマスクROM7が実装されておらず、このため、チ
ップイネーブル信号/CE4=Lレベルとされると、出
力データとして不定データが出力されてしまうため、試
験時、図11に示す3Mバイト品を4Mバイト品として
取り扱うことはできない。
【0067】また、図11に示す3Mバイト品、図13
に示す2Mバイト品、図15に示す1Mバイト品におい
ては、それぞれ、ガラスエポキシ樹脂からなる補強部材
64、66、68による補強を行うとしているので、そ
の分、4Mバイト品が必要としない特別な製造装置が必
要となると共に、製造工程数が増加してしまうという問
題点があった。
【0068】本発明は、かかる点に鑑み、複数のメモリ
を実装できる配線基板を備え、実装できる最大数のメモ
リを実装していないメモリカードであって、試験時、実
際に実装しているよりも多数のメモリを実装してなるメ
モリカードと同一の製品型格を有するものとして取り扱
うことができ、その分、製品型格を減らし、利便性を高
めることができるようにしたメモリカードを提供するこ
とを第1の目的とする。
【0069】また、複数のメモリを実装できる配線基板
を備え、実装できる最大数のメモリを実装していないメ
モリカードであって、試験時、実際に実装しているより
も多数のメモリを実装してなるメモリカードと同一の製
品型格を有するものとして取り扱うことができ、その
分、製品型格を減らし、利便性を高めることができるよ
うにすると共に、メモリの非実装部分の補強を図ること
ができ、しかも、特別な製造装置を必要とせず、実際に
実装しているよりも多数のメモリを実装してなるメモリ
カードと同一の製造装置及び同一の製造工程数で製造す
ることができるようにしたメモリカードを提供すること
を第2の目的とする。
【0070】また、複数のメモリを実装できる配線基板
を備えてなるメモリカードに使用される集積回路であっ
て、これを使用する場合には、実装していないメモリを
アクセスするアドレス信号が入力された場合、出力デー
タとして、既知データを外部に出力し、試験時、実際に
実装しているよりも多数のメモリを実装していないメモ
リカードを、実際に実装しているよりも多数のメモリを
実装してなるメモリカードと同一の製品型格を有するも
のとして取り扱うことができる利便性の高いメモリカー
ドを構成することができる集積回路を提供することを第
3の目的とする。
【0071】
【課題を解決するための手段】本発明によるメモリカー
ドは、複数のメモリを実装できる配線基板を備え、実装
できる最大数のメモリを実装していないメモリカードを
改良するものであり、メモリの実装状態を示すメモリ実
装状態信号が入力されるメモリ実装状態信号入力端子を
有し、実装していないメモリをアクセスするアドレス信
号が入力された場合、メモリ実装状態信号入力端子に入
力されるメモリ実装状態信号に従って、既知データを出
力する既知データ出力手段を備え、実装していないメモ
リをアクセスするアドレス信号が入力された場合には、
出力データとして、既知データ出力手段が出力する既知
データを外部に出力するように構成されるものである。
【0072】本発明による集積回路は、複数のメモリを
実装できる配線基板を備えてなるメモリカードに使用さ
れる集積回路であって、メモリの実装状態を示すメモリ
実装状態信号が入力されるメモリ実装状態信号入力端子
を有し、配線基板が実装できる最大数のメモリを実装し
ていない場合において、実装していないメモリをアクセ
スするアドレス信号が入力された場合には、メモリ実装
状態信号入力端子に入力されるメモリ実装状態信号に従
って、既知データを出力するように構成されるものであ
る。
【0073】
【作用】本発明によるメモリカードにおいては、実装し
ていないメモリをアクセスするアドレス信号が入力され
た場合、出力データとして、既知データ出力手段から出
力される既知データが外部に出力され、不定データが出
力されることはない。
【0074】したがって、試験時、実際に実装している
よりも多数のメモリを実装してなるメモリカードと同一
の製品型格を有するものとして取り扱い、製品型格を減
らすことができる利便性の高いメモリカードを得ること
ができる。
【0075】なお、実装していないメモリの代わりに、
メモリチップを封止せず、かつ、実装していないメモリ
と同一形状のパッケージを実装する場合には、メモリの
非実装部分の補強を図ることができ、しかも、特別な製
造装置を必要とせず、実際に実装しているよりも多数の
メモリを実装してなるメモリカードと同一の製造装置及
び同一の製造工程数で製造することができる。
【0076】また、本発明による集積回路においては、
これを、複数のメモリを実装できる配線基板を備えてな
るメモリカードに実装する場合には、実装していないメ
モリをアクセスするアドレス信号が入力された場合、出
力データとして、既知データを外部に出力することがで
き、不定データが出力されることを避けることができ
る。
【0077】即ち、本発明による集積回路によれば、こ
れを実装してなるメモリカードを、試験時、実際に実装
しているよりも多数のメモリを実装してなるメモリカー
ドと同一の製品型格を有するものとして取り扱うことが
できるので、製品型格を減らすことができる利便性の高
いメモリカードを得ることができる。
【0078】
【実施例】以下、図1〜図8を参照して、本発明の第1
実施例〜第3実施例及び本発明の第1実施例〜第3実施
例が製品型格を同一にしようとする4Mバイト品につい
て説明する。なお、これら図1〜図8において、図9〜
図16に対応する部分には同一符号を付し、その重複説
明は省略する。
【0079】(1)本発明の第1実施例〜第3実施例が
製品型格を同一にしようとする4Mバイト品・・図1、
図2 図1及び図2は、それぞれ、本発明の第1実施例〜第3
実施例が製品型格を同一にしようとする4Mバイト品を
示す回路図及び概略的断面図である。
【0080】図1中、70は図9に示す従来の4Mバイ
ト品が設けている配線基板1と回路構成の異なる配線基
板、71は図9に示す従来の4Mバイト品が設けている
コントロールIC3と機能の異なるコントロールICで
ある。
【0081】このコントロールIC71において、72
は電源電圧VCCが入力される電源電圧入力端子、73
は電源電圧VSSが入力される電源電圧入力端子であ
り、この例では、電源電圧入力端子73には、接地電圧
0Vが入力される。
【0082】また、74はメモリ選択信号P1が入力さ
れるメモリ選択信号入力端子、75はメモリ選択信号P
2が入力されるメモリ選択信号入力端子である。
【0083】また、76はチップイネーブル信号/CE
が入力されるチップイネーブル信号入力端子、77は出
力イネーブル信号/OEが入力される出力イネーブル信
号入力端子である。
【0084】また、780、7819はアドレス信号A
0、A19が入力されるアドレス信号入力端子であり、
アドレス信号A1〜A18が入力されるアドレス信号入
力端子781〜7818は、図示を省略している。
【0085】また、790、797はデータD0、D7が
出力されるデータ出力端子であり、データD1〜D6が
出力されるデータ出力端子791〜796は、図示を省略
している。
【0086】また、80はチップイネーブル信号/CE
1が出力されるチップイネーブル信号出力端子、81は
チップイネーブル信号/CE2が出力されるチップイネ
ーブル信号出力端子である。
【0087】また、82はチップイネーブル信号/CE
3が出力されるチップイネーブル信号出力端子、83は
チップイネーブル信号/CE4が出力されるチップイネ
ーブル信号出力端子である。
【0088】また、84は出力イネーブル信号/OEが
出力される出力イネーブル信号出力端子である。
【0089】また、850、8519はアドレス信号A
0、A19が出力されるアドレス信号出力端子であり、
アドレス信号A1〜A18が出力されるアドレス信号出
力端子851〜8518は、図示を省略している。
【0090】また、860、867はデータD0、D7が
入力されるデータ入力端子であり、データD1〜D6が
入力されるデータ入力端子861〜866は、図示を省略
している。
【0091】また、87、88は実装されているマスク
ROMの状態を示すメモリ実装状態信号S1、S2を入
力すべきメモリ実装状態信号入力端子である。
【0092】このコントロールIC71においては、表
2に示すように、マスクROM4〜7が実装される場合
には、メモリ実装状態信号S1=Hレベル、メモリ実装
状態信号S2=Hレベルとする必要があるとされてい
る。
【0093】また、マスクROM4〜6が実装され、マ
スクROM7が実装されない場合には、メモリ実装状態
信号S1=Lレベル、メモリ実装状態信号S2=Hレベ
ルとする必要があるとされている。
【0094】また、マスクROM4、5が実装され、マ
スクROM6、7が実装されない場合には、メモリ実装
状態信号S1=Hレベル、メモリ実装状態信号S2=L
レベルとする必要があるとされている。
【0095】また、マスクROM4が実装され、マスク
ROM5〜7が実装されない場合には、メモリ実装状態
信号S1=Lレベル、メモリ実装状態信号S2=Lレベ
ルとする必要があるとされている。
【0096】
【表2】
【0097】このコントロールIC71は、このメモリ
実装状態信号S1、S2として、実装可能な4個のマス
クROM4〜7が実装されていないことを示す信号が入
力される場合において、実装されていないマスクROM
をアクセスするアドレス信号が入力された場合、全ビッ
トがHレベル又はLレベルからなるデータD0〜D7を
出力するように構成されている。
【0098】ここに、89は実装可能な4個のマスクR
OM4〜7が実装されていない場合において、実装され
ていないマスクROMをアクセスするアドレス信号が入
力された場合、全ビットがHレベルからなるデータD0
〜D7を出力するか、又は、全ビットがLレベルからな
るデータD0〜D7を出力するかを設定するための既知
データ設定信号SLを入力すべき既知データ設定信号入
力端子である。
【0099】このコントロールIC71においては、既
知データ設定信号SL=Lレベルに設定する場合には、
全ビットがHレベルからなるデータD0〜D7が出力さ
れ、既知データ設定信号SL=Hレベルに設定される場
合、全ビットがLレベルからなるデータD0〜D7を出
力するように構成されている。
【0100】また、このコントロールIC71において
は、チップイネーブル信号/CE1〜/CE4は、チッ
プイネーブル信号/CE、メモリ選択信号P1、P2及
びメモリ実装状態信号S1、S2をデコードすることに
より得られるように構成されており、表3は、チップイ
ネーブル信号/CE、メモリ選択信号P1、P2及びメ
モリ実装状態信号S1、S2と、チップイネーブル信号
/CE1〜/CE4との関係を示している。
【0101】
【表3】
【0102】また、90、91、920、9219は抵抗
値を同一とする高抵抗値の抵抗であり、抵抗90はメモ
リ選択信号入力端子74と接地との間に接続され、抵抗
91はメモリ選択信号入力端子75と接地との間に接続
されている。
【0103】また、抵抗920はアドレス信号入力端子
780と接地との間に接続され、抵抗9219はアドレス
信号入力端子7819と接地との間に接続されており、ア
ドレス信号入力端子781〜7818と接地との間に接続
されている抵抗921〜9218は、図示を省略してい
る。
【0104】また、この例では、端子接続部2のアドレ
ス信号入力端子1820、1821は、それぞれ、コントロ
ールIC71のメモリ選択信号入力端子74、75に接
続されている。
【0105】ここに、メモリ選択信号入力端子74、7
5と接地との間に抵抗90、91が接続されているが、
これら抵抗90、91は、高抵抗値とされているので、
入力されるアドレス信号A20、A21がHレベルの場
合であっても、その論理レベルに影響を与えることはな
い。
【0106】また、抵抗920〜9219は、メモリ選択
信号入力端子74、75と接地との間に抵抗90、91
を接続したことから、回路の等価性を求めるために設け
たものである。
【0107】また、93〜98はコントロールIC71
に供給すべきメモリ実装状態信号S1、S2の論理値を
設定するための内部端子であり、この例では、内部端子
93は内部端子94に接続され、内部端子96は内部端
子97に接続されている。
【0108】この結果、この4Mバイト品においては、
メモリ実装状態信号S1=Hレベル、メモリ実装状態信
号S2=Hレベルに設定される。
【0109】また、99〜101はコントロールIC7
1に供給すべき既知データ設定信号SLの論理値を設定
するための内部端子であり、この例では、内部端子99
は、内部端子100に接続されている。
【0110】この結果、この4Mバイト品においては、
既知データ設定信号SL=Hレベルに設定される。
【0111】したがって、この4Mバイト品の場合に
は、入力されるアドレス信号A20、A21と、外部に
出力されるデータD0〜D7との関係は、表2及び表3
から明らかなように、表4に示すようになる。
【0112】
【表4】
【0113】即ち、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=L
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Lレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E1=Lレベル、チップイネーブル信号/CE2、/C
E3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM4が選
択され、マスクROM4から出力されるデータD0〜D
7が出力データとして外部に出力される。
【0114】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Lレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E2=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM5が選
択され、マスクROM5から出力されるデータD0〜D
7が出力データとして外部に出力される。
【0115】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=L
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E3=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E2、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM6が選
択され、マスクROM6から出力されるデータD0〜D
7が出力データとして外部に出力される。
【0116】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E4=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E2、/CE3=Hレベルとなり、マスクROM7が選
択され、マスクROM7から出力されるデータD0〜D
7が出力データとして外部に出力される。
【0117】(2)第1実施例・・図3、図4 図3及び図4は、それぞれ、本発明の第1実施例を示す
回路図及び概略的断面図であり、この第1実施例は、図
1、図2に示す4Mバイト品の配線基板70を使用して
3Mバイト品を構成したものである。
【0118】この第1実施例においては、図1、図2に
示す4Mバイト品が実装しているマスクROM7が実装
されておらず、このマスクROM7の代わりに、マスク
ROMチップを封止していない、かつ、マスクROM7
と同一形状のパッケージ(以下、メカサンプルという)
103が実装されている。
【0119】また、内部端子93は内部端子95に接続
され、内部端子96は内部端子97に接続され、メモリ
実装状態信号S1=Lレベル、メモリ実装状態信号S2
=Hレベルに設定されており、その他については、図
1、図2に示す4Mバイト品と同様に構成されている。
【0120】したがって、この第1実施例の3Mバイト
品の場合には、入力されるアドレス信号A20、A21
(メモリ選択信号P1、P2)と、外部に出力されるデ
ータD0〜D7との関係は、表2及び表3から明らかな
ように、表5に示すようになる。
【0121】
【表5】
【0122】即ち、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=L
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Lレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E1=Lレベル、チップイネーブル信号/CE2、/C
E3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM4が選
択され、マスクROM4から出力されるデータD0〜D
7が出力データとして外部に出力される。
【0123】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Lレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E2=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM5が選
択され、マスクROM5から出力されるデータD0〜D
7が出力データとして外部に出力される。
【0124】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=L
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E3=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E2、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM6が選
択され、マスクROM6から出力されるデータD0〜D
7が出力データとして外部に出力される。
【0125】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E1、/CE2、/CE3、/CE4=Hレベルとな
り、この場合には、コントロールIC71から出力され
る全ビットがLレベルからなるデータD0〜D7が出力
データとして外部に出力される。
【0126】このように、この第1実施例においては、
アドレス信号A20=Hレベル、アドレス信号A21=
Hレベルとし、実装されていないマスクROM7をアク
セスするアドレス信号が入力された場合、全ビットがL
レベルからなるデータD0〜D7が出力データとして外
部に出力され、出力データとして不定データが出力され
ることはない。
【0127】したがって、この第1実施例によれば、3
Mバイト品に関し、試験時、図1、図2に示す4Mバイ
ト品と同一の製品型格を有するものとして取り扱い、製
品型格を減らすことができる利便性の高いメモリカード
を得ることができる。
【0128】また、この第1実施例によれば、図1、図
2に示す4Mバイト品が実装しているマスクROM7を
実装していないが、この代わりに、マスクROMチップ
を封止していないメカサンプル103を実装するように
しているので、マスクROM7の非実装部分の補強を図
ることができ、しかも、特別な製造装置を必要とせず、
図1、図2に示す4Mバイト品と同一の製造装置及び同
一の製造工程数で製造することができる。
【0129】なお、内部端子99を内部端子100に接
続せず、内部端子101に接続し、既知データ設定信号
SL=Lレベルに設定する場合においては、入力される
アドレス信号A20、A21(メモリ選択信号P1、P
2)と、外部に出力されるデータD0〜D7との関係
は、表2及び表3から明らかなように、表6に示すよう
になる。
【0130】
【表6】
【0131】このようにする場合においても、第1実施
例の場合と同様の作用、効果を得ることができる。
【0132】(3)第2実施例・・図5、図6 図5及び図6は、それぞれ、本発明の第2実施例を示す
回路図及び概略的断面図であり、この第2実施例は、図
1、図2に示す4Mバイト品の配線基板70を使用して
2Mバイト品を構成したものである。
【0133】この第2実施例においては、図1、図2に
示す4Mバイト品が実装しているマスクROM6、7が
実装されておらず、これらマスクROM6、7の代わり
に、マスクROMチップを封止していないメカサンプル
103、105が実装されている。
【0134】また、内部端子93は内部端子94に接続
され、内部端子96は内部端子98に接続され、メモリ
実装状態信号S1=Hレベル、メモリ実装状態信号S2
=Lレベルに設定されており、その他については、図
1、図2に示す4Mバイト品と同様に構成されている。
【0135】したがって、この第2実施例の2Mバイト
品の場合には、入力されるアドレス信号A20、A21
(メモリ選択信号P1、P2)と、外部に出力されるデ
ータD0〜D7との関係は、表2及び表3から明らかな
ように、表7に示すようになる。
【0136】
【表7】
【0137】即ち、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=L
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Lレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E1=Lレベル、チップイネーブル信号/CE2、/C
E3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM4が選
択され、マスクROM4から出力されるデータD0〜D
7が出力データとして外部に出力される。
【0138】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Lレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E2=Lレベル、チップイネーブル信号/CE1、/C
E3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM5が選
択され、マスクROM5から出力されるデータD0〜D
7が出力データとして外部に出力される。
【0139】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=L
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E1、/CE2、/CE3、/CE4=Hレベルとな
り、この場合には、コントロールIC71から出力され
る全ビットがLレベルからなるデータD0〜D7が出力
データとして外部に出力される。
【0140】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E1、/CE2、/CE3、/CE4=Hレベルとな
り、この場合には、コントロールIC71から出力され
る全ビットがLレベルからなるデータD0〜D7が出力
データとして外部に出力される。
【0141】このように、この第2実施例においては、
アドレス信号A20=Lレベル、アドレス信号A21=
Hレベルとし、実装されていないマスクROM6をアク
セスするアドレス信号が入力された場合、全ビットがL
レベルからなるデータD0〜D7が出力データとして外
部に出力され、出力データとして不定データが出力され
ることはない。
【0142】また、アドレス信号A20=Hレベル、ア
ドレス信号A21=Hレベルとし、実装されていないマ
スクROM7をアクセスするアドレス信号が入力された
場合においても、全ビットがLレベルからなるデータD
0〜D7が出力データとして外部に出力され、出力デー
タとして不定データが出力されることはない。
【0143】したがって、この第2実施例によれば、2
Mバイト品に関し、試験時、図1、図2に示す4Mバイ
ト品と同一の製品型格を有するものとして取り扱い、製
品型格を減らすことができる利便性の高いメモリカード
を得ることができる。
【0144】また、この第2実施例によれば、図1、図
2に示す4Mバイト品が実装しているマスクROM6、
7を実装していないが、この代わりに、マスクROMチ
ップを封止していないメカサンプル103、105を実
装するようにしているので、マスクROM6、7の非実
装部分の補強を図ることができ、しかも、特別な製造装
置を必要とせず、図1、図2に示す4Mバイト品と同一
の製造装置及び同一の製造工程数で製造することができ
る。
【0145】なお、この第2実施例の2Mバイト品が本
来の2Mバイト品として使用される場合には、アドレス
信号として21ビットのアドレス信号A0〜A20が入
力され、アドレス信号A21は入力されないが、メモリ
選択信号入力端子75は抵抗91を介して接地され、メ
モリ選択信号P2=Lレベルに設定されているので、マ
スクROM4、5の選択動作に支障が生じることはな
い。
【0146】また、内部端子99を内部端子100に接
続せず、内部端子101に接続し、既知データ設定信号
SL=Lレベルに設定する場合においては、入力される
アドレス信号A20、A21(メモリ選択信号P1、P
2)と、外部に出力されるデータD0〜D7との関係
は、表2及び表3から明らかなように、表8に示すよう
になる。
【0147】
【表8】
【0148】このようにする場合においても、第2実施
例の場合と同様の作用、効果を得ることができる。
【0149】(4)第3実施例・・図7、図8 図7及び図8は、それぞれ、本発明の第3実施例を示す
回路図及び概略的断面図であり、この第3実施例は、図
1、図2に示す4Mバイト品の配線基板70を使用して
1Mバイト品を構成したものである。
【0150】この第3実施例においては、図1、図2に
示す4Mバイト品が実装しているマスクROM5、6、
7が実装されておらず、これらマスクROM5、6、7
の代わりに、マスクROMチップを封止していないメカ
サンプル103、105、107が実装されている。
【0151】また、内部端子93は内部端子95に接続
され、内部端子96は内部端子98に接続され、メモリ
実装状態信号S1=Lレベル、メモリ実装状態信号S2
=Lレベルに設定されており、その他については、図
1、図2に示す4Mバイト品と同様に構成されている。
【0152】したがって、この第3実施例の場合には、
入力されるアドレス信号A20、A21(メモリ選択信
号P1、P2)と、外部に出力されるデータD0〜D7
との関係は、表2及び表3から明らかなように、表9に
示すようになる。
【0153】
【表9】
【0154】即ち、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=L
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Lレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E1=Lレベル、チップイネーブル信号/CE2、/C
E3、/CE4=Hレベルとなり、マスクROM4が選
択され、マスクROM4から出力されるデータD0〜D
7が出力データとして外部に出力される。
【0155】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Lレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E1、/CE2、/CE3、/CE4=Hレベルとな
り、この場合には、コントロールIC71から出力され
る全ビットがLレベルからなるデータD0〜D7が出力
データとして外部に出力される。
【0156】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=L
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E1、/CE2、/CE3、/CE4=Hレベルとな
り、この場合にも、コントロールIC71から出力され
る全ビットがLレベルからなるデータD0〜D7が出力
データとして外部に出力される。
【0157】また、チップイネーブル信号/CE=Lレ
ベル、アドレス信号A20(メモリ選択信号P1)=H
レベル、アドレス信号A21(メモリ選択信号P2)=
Hレベルとされる場合には、チップイネーブル信号/C
E1、/CE2、/CE3、/CE4=Hレベルとな
り、この場合にも、コントロールIC71から出力され
る全ビットがLレベルからなるデータD0〜D7が出力
データとして外部に出力される。
【0158】このように、この第3実施例においては、
アドレス信号A20=Hレベル、アドレス信号A21=
Lレベルとし、実装されていないマスクROM5をアク
セスするアドレス信号が入力された場合、全ビットがL
レベルからなるデータD0〜D7が出力データとして外
部に出力され、出力データとして不定データが出力され
ることはない。
【0159】また、アドレス信号A20=Lレベル、ア
ドレス信号A21=Hレベルとし、実装されていないマ
スクROM6をアクセスするアドレス信号が入力された
場合、全ビットがLレベルからなるデータD0〜D7が
出力データとして外部に出力され、出力データとして不
定データが出力されることはない。
【0160】また、アドレス信号A20=Hレベル、ア
ドレス信号A21=Hレベルとし、実装されていないマ
スクROM7をアクセスするアドレス信号が入力された
場合、全ビットがLレベルからなるデータD0〜D7が
出力データとして外部に出力され、出力データとして不
定データが出力されることはない。
【0161】したがって、この第3実施例によれば、1
Mバイト品に関し、試験時、図1、図2に示す4Mバイ
ト品と同一の製品型格を有するものとして取り扱い、製
品型格を減らすことができる利便性の高いメモリカード
を得ることができる。
【0162】また、この第3実施例によれば、図1、図
2に示す4Mバイト品が実装しているマスクROM5、
6、7を実装していないが、この代わりに、マスクRO
Mチップを封止していないメカサンプル103、10
5、107を実装するようにしているので、マスクRO
M5、6、7の非実装部分の補強を図ることができ、し
かも、特別な製造装置を必要とせず、図1、図2に示す
4Mバイト品と同一の製造装置及び同一の製造工程数で
製造することができる。
【0163】なお、この第3実施例の1Mバイト品が本
来の1Mバイト品として使用される場合には、アドレス
信号として20ビットのアドレス信号A0〜A19が入
力され、アドレス信号A20、A21は入力されない
が、メモリ選択信号入力端子74、75は、それぞれ、
抵抗90、91を介して接地され、メモリ選択信号P1
=Lレベル、メモリ選択信号P2=Lレベルに設定され
ているので、マスクROM4の選択動作には何ら支障が
生じることはない。
【0164】また、内部端子99を内部端子100に接
続せず、内部端子101に接続し、既知データ設定信号
SL=Lレベルに設定する場合においては、入力される
アドレス信号A20、A21(メモリ選択信号P1、P
2)と、外部に出力されるデータD0〜D7との関係
は、表2及び表3から明らかなように、表10に示すよ
うになる。
【0165】
【表10】
【0166】このようにする場合においても、第3実施
例の場合と同様の作用、効果を得ることができる。
【0167】なお、上述の実施例においては、4Mバイ
ト品を基準型格品とした場合について説明したが、基準
型格品は、この4Mバイト品に限定されることはなく、
8Mバイト品、16Mバイト品などを基準型格品として
選択することもできる。
【0168】また、上述の実施例においては、マスクR
OMを実装してなるメモリカードに本発明を適用した場
合について説明したが、本発明は、その他のROMある
いはRAMを実装する場合にも適用することができる。
【0169】
【発明の効果】以上のように、本発明によるメモリカー
ドによれば、実装していないメモリをアクセスするアド
レス信号が入力された場合、出力データとして、既知デ
ータ出力手段から出力される既知データが外部に出力さ
れ、不定データが出力されることはないので、試験時、
実際に実装しているよりも多数のメモリを実装してなる
メモリカードと同一の製品型格を有するものとして取り
扱い、製品型格を減らすことができる利便性の高いメモ
リカードを得ることができる。
【0170】なお、実装していないメモリの代わりに、
メカサンプル、即ち、メモリチップを封止せず、かつ、
実装していないメモリと同一形状のパッケージを実装す
る場合には、メモリの非実装部分の補強を図ることがで
き、しかも、特別な製造装置を必要とせず、実際に実装
しているよりも多数のメモリを実装してなるメモリカー
ドと同一の製造装置及び同一の製造工程数で製造するこ
とができる。
【0171】また、本発明による集積回路によれば、こ
れを実装してなるメモリカードを、試験時、実際に実装
しているよりも多数のメモリを実装してなるメモリカー
ドと同一の製品型格を有するものとして取り扱うことが
できるので、製品型格を減らすことができる利便性の高
いメモリカードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例(3Mバイト品)、第2実
施例(2Mバイト品)、第3実施例(1Mバイト品)が
製品型格を同一にしようとする4Mバイト品を示す回路
図である。
【図2】図1に示す4Mバイト品の概略的断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例(3Mバイト品)を示す回
路図である。
【図4】本発明の第1実施例(3Mバイト品)を示す概
略的断面図である。
【図5】本発明の第2実施例(2Mバイト品)を示す回
路図である。
【図6】本発明の第2実施例(2Mバイト品)を示す概
略的断面図である。
【図7】本発明の第3実施例(1Mバイト品)を示す回
路図である。
【図8】本発明の第3実施例(1Mバイト品)を示す概
略的断面図である。
【図9】従来の4Mバイト品の一例を示す回路図であ
る。
【図10】図9に示す4Mバイト品の概略的断面図であ
る。
【図11】従来の3Mバイト品の一例を示す回路図であ
る。
【図12】図11に示す3Mバイト品の概略的断面図で
ある。
【図13】従来の2Mバイト品の一例を示す回路図であ
る。
【図14】図13に示す2Mバイト品の概略的断面図で
ある。
【図15】従来の1Mバイト品の一例を示す回路図であ
る。
【図16】図15に示す1Mバイト品の概略的断面図で
ある。
【符号の説明】
(図1、図3、図5、図7) S1、S2 メモリ実装状態信号 SL 既知データ設定信号 P1、P2 メモリ選択信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のメモリを実装できる配線基板を備
    え、実装できる最大数のメモリを実装していないメモリ
    カードにおいて、メモリの実装状態を示すメモリ実装状
    態信号が入力されるメモリ実装状態信号入力端子を有
    し、実装していないメモリをアクセスするアドレス信号
    が入力された場合、前記メモリ実装状態信号入力端子に
    入力される前記メモリ実装状態信号に従って、既知デー
    タを出力する既知データ出力手段を備え、前記実装して
    いないメモリをアクセスするアドレス信号が入力された
    場合、出力データとして、前記既知データ出力手段が出
    力する既知データを外部に出力するように構成されてい
    ることを特徴とするメモリカード。
  2. 【請求項2】前記メモリ実装状態信号は、前記配線基板
    上の電源線を利用して得ることができるように構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のメモリカード。
  3. 【請求項3】前記既知データ出力手段は、既知データ指
    定信号により指定される既知データを出力するように構
    成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のメ
    モリカード。
  4. 【請求項4】前記既知データ指定信号は、前記配線基板
    上の電源線を利用して得ることができるように構成され
    ていることを特徴とする請求項3記載のメモリカード。
  5. 【請求項5】前記実装していないメモリの代わりに、メ
    モリチップを封止せず、かつ、前記実装していないメモ
    リと同一形状のパッケージを実装してなることを特徴と
    する請求項1、2、3又は4記載のメモリカード。
  6. 【請求項6】複数のメモリを実装できる配線基板を備え
    てなるメモリカードに使用される集積回路であって、メ
    モリの実装状態を示すメモリ実装状態信号が入力される
    メモリ実装状態信号入力端子を有し、前記配線基板が実
    装できる最大数のメモリを実装していない場合におい
    て、実装していないメモリをアクセスするアドレス信号
    が入力された場合、前記メモリ実装状態信号入力端子に
    入力される前記メモリ実装状態信号に従って、既知デー
    タを出力するように構成されていることを特徴とする集
    積回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100383384B1 (ko) * 2000-10-05 2003-05-12 한국시엔시기술 (주) 마스크 롬을 이용한 스토리지 미디어
JP2008305429A (ja) * 2008-08-07 2008-12-18 Renesas Technology Corp 不揮発性記憶装置
US8018038B2 (en) 1999-12-03 2011-09-13 Renesas Electronics Corporation IC card with terminals for direct access to internal components

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