JPH0812960A - 水分硬化性のホットメルト感圧性接着剤組成物 - Google Patents

水分硬化性のホットメルト感圧性接着剤組成物

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JPH0812960A
JPH0812960A JP7153244A JP15324495A JPH0812960A JP H0812960 A JPH0812960 A JP H0812960A JP 7153244 A JP7153244 A JP 7153244A JP 15324495 A JP15324495 A JP 15324495A JP H0812960 A JPH0812960 A JP H0812960A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温における強度特性と接着強度、及び貯蔵
安定性が改良されたシリコーン系の水分硬化型感圧接着
剤を提供する。 【構成】 次の成分を含んでなる感圧性接着剤組成物: (A)式:−ZSiR1 x ( OR2 3-x の硬化性の基
を含む固体のアルコキシ官能性オルガノポリシロキサン
樹脂 (B)前記樹脂に対して重量比で40:60〜80:2
0のジオルガノポリシロキサンポリマー、 (C)この組成物の硬化を促進するに充分な触媒、 ここで、この組成物は実質的に溶媒を含まず、室温で非
スランプ性の固体であり、水分に接触すると硬化して実
質的に非粘着性のエラストマーとなるホットメルト感圧
性接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周囲の水分と接触して
硬化するホットメルト接着剤であるシリコーン系感圧接
着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
シリコーン系感圧接着剤組成物は少なくとも2種類の主
成分を含み、即ち、線状のシロキサンポリマーと、トリ
オルガノシロキサン(M)単位(即ち、R3 SiO1/2
単位であって、Rは1価の有機基)とシリケート(Q)
単位(即ち、SiO4/2 単位)からなる粘着付与剤であ
る。前記の成分に加え、シリコーン系感圧接着剤組成物
は、一般に、最終的な接着剤生成物の種々の特性を最適
化するために何らかの架橋手段を提供される(例、ペル
オキサイド又はヒドロキシル化の硬化系)。ポリマー成
分によって高い粘度が与えられるため、一般にこれらの
組成物は、使用が容易なように有機溶媒中に分散され
る。
【0003】本出願人の欧州特許出願公開明細書第52
9841号は、水分の存在下で恒久的な接着剤に硬化す
るシリコーン系感圧接着剤を開示している。これらの組
成物は、ガラス板をコンクリート、アルミニウム、鋼の
ような構造材料に接着させるための構造用接着剤として
特に有用である。感圧接着剤の必要成分はMQ樹脂と高
い稠度のポリジオルガノシロキサンガムである。前記の
特許明細書に開示の感圧接着剤組成物の1方又は両方
は、水分で活性化されて硬化するアルコキシ基を含む。
高い温度においてもガム状のポリジオルガノシロキサン
は高粘度であるため、これらの組成物は加熱されて溶融
する材料として使用するに適さず、一般に溶液の形態で
施され、その溶媒は組成物を硬化させる前に除去される
か、硬化反応の間に蒸発させる。
【0004】別な水分硬化型感圧接着剤が特開平4−8
1487号に開示されている。この感圧接着剤は、
(1)0.7重量%までのヒドロキシル分を有するMQ
樹脂を100重量部、(2)加水分解性の末端基を含む
液体のポリジオルガノシロキサン、及び(3)水分の存
在下で組成物の硬化を促進する縮合触媒を含む。液体の
ポリジオルガノシロキサンの加水分解性末端基に対する
樹脂コポリマー中のシラノール基のモル比は1〜10で
ある。これらの組成物の重要な特徴は、水分反応基の反
応の後にドライ又はウェットの条件下で感圧接着性を維
持することである。
【0005】米国特許第5091484号は、(1)ヒ
ドロキシル又はアルコキシを末端基とするポリジオルガ
ノシロキサン、(2)好ましくは周囲条件下で液体のア
ルコキシ官能性MQ樹脂、及び(3)チタン含有の硬化
触媒を含むエラストマー作成用組成物を教示している。
この組成物は周囲条件下で流動性であり、大気中の水分
の存在中で硬化し、エラストマー材料を生成すると開示
されている。この樹脂は、樹脂に結合した−SiH座と
アルケニル含有アルコキシシランとを、白金の存在下で
反応させることによって得られる。
【0006】また、米国特許第4143088号に、エ
ラストマーに硬化する水分硬化性組成物が開示されてい
る。これらの組成物は、(a)ヒドロキシルを末端基と
するポリジオルガノシロキサン、(b)MQ樹脂、
(c)アルコキシ化有機ケイ素化合物、(d)チタン有
機化合物誘導体を混合することによって調製される。硬
化の前はこれらの系は標準的条件下で液体である。
【0007】本出願人の欧州特許公開明細書第6286
17号は、(1)固体のヒドロキシル官能性MQ樹脂、
(2)少なくとも2つの末端アルコキシ基を含むジオル
ガノポリシロキサンポリマー、(3)加水分解性シラ
ン、(4)硬化触媒を含むホットメルト組成物を開示し
ている。これらの組成物は高い初期接着強度を有し、水
分の存在下で非粘着性のエラストマーに硬化する。
【0008】アルコキシ/ヒドロキシル官能性MQ樹脂
を使用することによって、高温における強度特性と接着
強度が改良されることが知られており、ここでMQ樹脂
に結合したヒドロキシル基の一部又は全部がアルコキシ
基官能基に置換されている。本発明の目的は、高温にお
ける強度特性と接着強度、及び貯蔵安定性が改良された
水分硬化型感圧接着剤を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】即ち、本発
明は次の成分を含むシリコーン感圧接着剤組成物であ
る: (A)式:−ZSiR1 x ( OR2 3-x の硬化性の基
を含む固体のアルコキシ官能性オルガノポリシロキサン
樹脂であり、この樹脂は、(1)R3 SiO1/2シロキ
サン単位とSiO4/2 シロキサン単位を含むヒドロキシ
ル官能性オルガノポリシロキサン樹脂であって、R3
iO1/2 シロキサン単位対SiO4/2 シロキサン単位の
モル比が0.5/1〜1.2/1の範囲にあり、そのヒ
ドロキシル分はFTIRによる測定で固形分を基準に
0.1〜6重量%であるオルガノポリシロキサン樹脂
と、(2)式:YSiR1 x ( OR2 3-x を有するア
ルコキシ化合物であってYは前記樹脂のヒドロキシル基
と反応する基であるアルコキシ化合物、との反応を含ん
でなる方法によって生成され、ここでRは炭化水素基又
はハロゲン化炭化水素基から選択され、R1 は1価の炭
化水素基、R2 はアルキル基又はアルコキシアルキル基
から選択され、Zは2価の結合用の基、xは0又は1で
あり、(B)ジオルガノポリシロキサンポリマーであ
り、その各々の末端基は、ヒドロキシル基、1〜4の炭
素原子を有するアルコキシ基、ケトキシム基、アミノキ
シ基、アセトアミド基、N-メチルアセトアミド基、及び
アセトキシ基からなる群より選択された少なくとも1種
のケイ素結合の加水分解性官能基を含み、そのポリマー
は25℃において20〜100000mm2 /秒の粘度
を有し、前記樹脂とこのポリマーの重量比は40:60
〜80:20であり、(C)この組成物の硬化を促進す
るに充分な触媒、(D)所望による、式:R4 4-ySiX
y のモノマーで表されるシラン又はその反応生成物のオ
リゴマーであり、R4 は1〜6の炭素原子を有する炭化
水素基又は置換炭化水素基から選択され、Xは加水分解
性の基、yは2〜4であり、(E)所望によるフィラ
ー。
【0010】本発明の組成物は周囲条件下で非スランプ
性(non-slump) の固体であるが、加熱して流動する状態
にし、ホットメルト有機接着剤を施すために用いる方法
で基材に施すことができる。また、本発明の組成物はワ
ンパック系で長期間貯蔵することができ、水分に接触し
た場合、基本的に非粘着性のエラストマーに硬化し、元
のグリーンの強度値よりさらに強い接着を提供する。最
終的にこれら組成物は、高温において改良された接着強
度を示す。
【0011】本発明の成分(A)は、式:−ZSiR1
x ( OR2 3-x の硬化性の基を含む固体のアルコキシ
官能性オルガノポリシロキサン樹脂である。この固体の
アルコキシ官能性オルガノポリシロキサン樹脂は、
(1)R3 SiO1/2 シロキサン単位とSiO4/2 シロ
キサン単位を含むヒドロキシル官能性オルガノポリシロ
キサン樹脂であってR3 SiO1/2 シロキサン単位対S
iO4/2 シロキサン単位のモル比が0.5/1〜1.2
/1の値であり、そのヒドロキシル分はFTIRによる
測定で固形分を基準に0.1〜6重量%であるオルガノ
ポリシロキサン樹脂と、(2)式:YSiR1 x ( OR
2 3-x を有する固体のアルコキシ化合物とを反応させ
ることを含んでなる方法によって調製され、ここでRは
炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基から選択され、R
1 は1価の炭化水素基、R2 はアルキル基又はアルコキ
シアルキル基から選択され、Zは2価の結合基、Yは前
記樹脂のヒドロキシル基と反応する基、xは0又は1で
ある。ヒドロキシル官能性樹脂(1)に関して、Rは炭
化水素基又はハロゲン化炭化水素基から選択される1価
の基を示し、好ましくは20未満の炭素原子を有し、最
も好ましくは1〜10の炭素原子を有する。適切なR基
の例には、メチル、エチル、プロピル、ペンチル、オク
チル、ウンデシル、オクタデシルのようなアルキル基、
シクロヘキセニルのような脂環式基、フェニル、トリ
ル、キシリル、ベンジル、α−メチルスチリル、2-フェ
ニルエチルのようなアリール基、ビニルのようなアルケ
ニル基、3-クロロプロピルやジクロロプロピルのような
塩素化炭化水素基がある。
【0012】好ましくは、ヒドロキシル官能性樹脂
(1)のR基の少なくとも1/3、より好ましくは実質
的に全てがメチル基である。好ましいR3 SiO1/2
ロキサン単位の例にはMe3 SiO1/2 、ViMe2
iO1/2 、PhMe2 SiO1/2、Ph2 MeSiO
1/2 があり、ここでMeはメチル、Phはフェニル、V
iはビニルを示す。
【0013】ヒドロキシル官能性樹脂(1)は、R3
iO1/2 シロキサン単位(即ち、M単位)がSiO4/2
シロキサン単位(即ち、Q単位)に結合し、その各々が
少なくとも1つの他のSiO4/2 シロキサン単位に結合
した樹脂部分を含む。一部のSiO4/2 シロキサン単位
はヒドロキシル基に結合してHOSiO3/2 単位(即
ち、TOH単位)になり、それによってオルガノポリシ
ロキサンのケイ素結合のヒドロキシル分の割合になる。
樹脂部分の他に、ヒドロキシル官能性樹脂(1)は、
式:(R3 SiO)4 Siを有するネオペンタマー(neo
pentamer) オルガノポリシロキサンから実質的になる少
量の低分子量物質を含み、この物質は、米国特許第26
76182号による樹脂の調製の副生物である。
【0014】本発明の目的に関し、R3 SiO1/2 シロ
キサン単位とSiO4/2 シロキサン単位のモル比は0.
5〜1.2である。ヒドロキシル官能性樹脂(1)の全
Mシロキサン単位と全Qシロキサン単位のモル比は0.
6〜1.0であることが好ましい。このM/Qモル比は
29Si核磁気共鳴(NMR)によって容易に求めること
ができ、この方法はM(樹脂)、M(ネオペンタマ
ー)、Q(樹脂)、Q(ネオペンタマー)、TOHのモ
ル含有率を定量測定できる。本発明の目的に関し、M/
Q比の、〔M(樹脂)+M(ネオペンタマー)〕/〔Q
(樹脂)+Q(ネオペンタマー)〕は、樹脂のシリケー
ト基とネオペンタマー部分の合計数に対する樹脂のトリ
オルガノシロキシ基とネオペンタマー部分の合計数の比
を表す。当然ながら、前記のM/Qのモル比の定義は、
ヒドロキシル官能性樹脂(1)の調製によって生じるネ
オペンタマーを計算に入れ、ネオペンタマーの意図的な
添加は計算にいれないことが理解されるであろう。
【0015】固体のアルコキシ官能性樹脂を生成するた
めには、ヒドロキシル官能性樹脂(1)が室温で固体で
あることが好ましい。即ち、軟化点が室温よりも高い必
要があり、好ましくは40℃以上である。この条件を満
たさないと、得られるシリコーン感圧接着剤は、下記に
定義する必要な非スランプ性を示さない。また、ヒドロ
キシル官能性樹脂(1)の樹脂部分は、ネオペンタマー
のピークは測定から除外して、ゲル浸透クロマトグラフ
ィー(GPC)で測定して1500〜15000の数平
均分子量(Mn)を有することが好ましい。この分子量
の測定において、GPC装置の検量のために狭い画分の
MQ樹脂を使用し、蒸気相浸透圧法のような方法によっ
てその画分の絶対分子量を最初に確認する。この分子量
は3000以上が好ましく、最も好ましくは4000〜
7500である。
【0016】ヒドロキシル官能性樹脂(1)は周知の方
法によって調製される。米国特許第2676182号、
改良法の同3627851号、同3772247号のシ
リカヒドロゾルキャッピング法によって調製することが
好ましい。これらの特許は、本発明の要求事項に合致す
る可溶性オルガノポリシロキサンの調製法を教示してい
る。これらの方法はトルエンやキシレンのような有機溶
媒を使用し、FTIRの測定で、固形分の重量を基準に
少なくとも1.2重量%、好ましくは2.5〜4.5重
量%のヒドロキシル分を典型的に有する樹脂溶液を提供
する。
【0017】ヒドロキシル官能性樹脂(1)は、アルコ
キシ化合物(2)との反応の前又は後に、ヒドロキシル
分を減らすためにキャップ(cap) されることができる。
キャップドオルガノポリシロキサン樹脂の製造方法は当
該技術分野で周知である。キャップドオルガノポリシロ
キサン樹脂は、先ず前記及び下記に記載の任意の方法に
よって未処理樹脂コポリマーを調製し、その未処理樹脂
コポリマーの有機溶媒溶液を適当な末端ブロック剤で処
理し、ケイ素結合のヒドロキシル単位の量を1重量%未
満、好ましくは0.5重量%未満に減らす。シリル化剤
として、末端がブロックされたトリオルガノシリル単位
を作成できる末端ブロック剤が一般に使用されている。
各種の化合物が公知であり、米国特許第4584355
号、同第4591622号、同4585836号に開示
されている。ヘキサメチルジシラザンのような化合物を
1つだけで末端ブロック剤として使用することができ、
又はそのような化合物の混合物を使用することもでき
る。樹脂コポリマーを処理する操作は末端ブロック剤と
樹脂コポリマーの溶媒溶液を単に混合し、副生物を除去
することでよい。好ましくは、酸触媒を添加し、その混
合物を還流条件下で数時間加熱する。
【0018】ヒドロキシル官能性オルガノポリシロキサ
ン樹脂(1)を、式:YSiR1 x( OR2 3-x を有
するアルコキシ化合物(2)と反応させ、本発明のアル
コキシ官能性樹脂(A)を作成する。アルコキシ化合物
の式において、R1 は1〜10、好ましくは1〜6の炭
素原子を有する1価の炭化水素基である。R1 は、例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピルのようなア
ルキル基、ビルニのようなアルケニル基、フェニルのよ
うなアリール基である。R1 は好ましくはメチルであ
る。
【0019】R2 はアルキル基又はアルコキシアルキル
基であり、好ましくは5未満の炭化水素原子を有する。
2 は、例えばメチル、エチル、イソプロピル、メトキ
シエチル、エトキシエチルである。R2 はメチルが好ま
しい。アルコキシ化合物(2)に関する前記の式のY
は、ヒドロキシル官能性樹脂(1)に結合したヒドロキ
シル基と反応し、2価の結合基Zを生成することができ
る基である。好ましくは、Yはハロゲン、アシロキシ、
アミノ、アミド、その他のようなケイ素結合の加水分解
性の基を有する。反応の際に生成する副生物の面から
は、Yはアンモニア副生物を生成するアミノ窒素を有す
ることが好ましい。
【0020】ヒドロキシル官能性樹脂(1)とアルコキ
シ化合物(2)との反応の際に生成するZ基は、硬化性
の基のケイ素原子を樹脂のケイ素原子に結び付ける2価
の結合基である。Zは、加水分解的に安定な状態でケイ
素原子に結合させるために使用される2価の基から典型
的に選択され、酸素、アルキレンのような炭化水素、例
えばエチレン、プロピレン、イソブチレン、及びフェニ
レンがあり、また、酸素、窒素、硫黄から選択された1
以上のヘテロ原子を含む炭化水素、例えばエーテル、チ
オエーテル、エステル、又はアミドを含有する炭化水
素、また、シロキサン、例えばポリジメチルシロキサ
ン、及びこれらの組み合わせがある。
【0021】好ましくは、Zは式:−D(Me2 Si
O)a (Me2 SiC2 4 b −を有する基の群から
選択され、ここでMeはメチル、Dは酸素(−O−)又
は−CH2 CH2 −を示し、文字のaは0〜2の値を有
し、好ましくは1であり、文字のbは0〜6の値を有
し、好ましくは0又は1であり、a+b≧0である。Z
は例えば−CH2 CH2 (OSiMe2 )−、−O(M
2 SiCH2 CH2 )−、−CH2 CH2 (OSiM
2 )(Me2 SiCH2 CH2 )−、−O(OSiM
2 )(Me2 SiCH2 CH2 )−、−CH2 CH2
(Me2 SiCH2CH2 )−、−CH2 CH2 −、−
O(Me2 SiO)−、及び−O−である。最も好まし
くは、Zは−OR2 基を含むケイ素に結合したエチレン
結合を含む。
【0022】適切な硬化性の基の具体的な例は、−CH
2 CH2 Si(OMe)3 、−OSi(OMe)3 、−
OSi(OMe)2 Me、−O(Me2 )SiCH2
2(Me2 )SiCH2 CH2 Si(OMe)3 、−
O(Me2 )SiCH2 CH 2 Si(OMe)3 、−O
(Me2 )SiO(Me2 )SiCH2 CH2 Si(O
Me)3 、−CH2 CH2 (Me2 )SiO(Me2
SiCH2 CH2 Si(OMe)3 がある。本発明の組
成物の特に好ましい硬化性の基は(MeO)3SiCH
2 CH2 Si(Me2 )O−であり、ジシラザンによっ
て樹脂に容易に導入できるためである。
【0023】反応の際に生じる副生物の面から、本発明
のアルコキシ基官能性樹脂を作成するためには、シラザ
ンとジシラザンが好ましいアルコキシ化合物(2)であ
る。シラザンとジシラザンの例には(MeO)3 Si
(CH2 CH2 SiMe2 a(OSiMe2 b NH
2 、〔(MeO)3 Si(CH2 CH2 SiMe2 a
(OSiMe2 b 2 NH、例えば〔(MeO)3
iCH2 CH2 SiMe 2 〕NHがあり、bは0〜6の
値を有し、好ましくは0又は1である。
【0024】ヒドロキシル官能性オルガノポリシロキサ
ン(1)とアルコキシ化合物(2)の間の反応は、熱と
随意のプロセス触媒の存在下で行うことができる。適当
なプロセス触媒には、テトラ-n- ブチルチタネート、ジ
ブチル錫ジラウリレート、オクタン酸第1錫、トリフル
オロ酢酸がある。ヒドロキシル官能性オルガノポリシロ
キサン(1)とアルコキシ化合物(2)の間の反応を促
進するに有用と当該技術分野で知られる任意の触媒を本
発明に使用することができる。50〜130℃の温度に
加熱して反応させることが好ましい。次の操作の前にプ
ロセス触媒を中和することが必要な場合がある。
【0025】本発明のアルコキシ官能性樹脂を作成する
ために反応させるヒドロキシル官能性樹脂(1)とアル
コキシ化合物(2)の重量比は特に限定する必要はない
が、樹脂に結合したヒドロキシル基の一部又は全部を
式:−ZSiR1 x ( OR2 3-x の硬化性の基で置換
するに充分な割合にすべきである。樹脂に結合したヒド
ロキシル基を未反応のままで、又は非反応性の官能基で
キャップし、又は加水分解性のシランや流体で処理する
ことによって残しながら、樹脂に結合したヒドロキシル
基の一部のみをアルコキシ官能価に変化させることが好
ましい。
【0026】アルコキシ官能性オルガノポリシロキサン
樹脂(A)は室温で固体でなければならない。即ち、室
温より高い、好ましくは40℃以上の軟化点を有する必
要がある。この条件が満たされない場合、得られる感圧
接着剤は必要な非スランプ特性を示さない。本発明の成
分(B)はジオルガノポリシロキサンであり、その各々
の末端基は、ヒドロキシル基、1〜4の炭素原子を有す
るアルコキシ基、ケトキシム基、アミノキシ基、アセト
アミド基、N-メチルアセトアミド基、アセトキシ基から
なる群より選択されたケイ素結合の加水分解性の官能基
を少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つ含む。ジ
オルガノポリシロキサン(B)の繰り返し単位はR2
iO2/2 シロキシ単位であり、ここでRは、前記の成分
(A)について示したと同じ炭化水素基とハロゲン化炭
化水素基から独立して選択される。ジオルガノポリシロ
キサン(B)の末端単位はR3 z 3-z SiO1/2 単位
であり、ここでRは前記と同じであり、R3 は加水分解
性の基、zは0〜2の値を有する。
【0027】成分(B)は1種類だけのジオルガノポリ
シロキサン、又は2種類以上の異なるジオルガノポリシ
ロキサンの混合物でもよい。成分(B)は20℃におい
て20〜100000mm2 /秒の粘度、好ましくは3
50〜60000mm2 /秒の粘度を有するべきであ
る。成分(B)の鎖にそった有機基の少なくとも50
%、好ましくは少なくとも85%がメチルであることが
好ましく、その基は、ジオルガノポリシロキサンの中で
任意の状態で分布することができる。また、成分(B)
は、上記の粘度の要求を満たせば、シロキサンの枝分か
れ座を含むことができる。そのような枝分かれ箇所から
出る側鎖は、前記の加水分解性の基もまた有することが
できる末端単位を有することは当然である。
【0028】ジオルガノポリシロキサン(B)の末端単
位は、R、ヒドロキシル基、1〜4の炭素原子を有する
アルコキシ基、ケトキシム基、アミノキシ基、アセトア
ミド、N-メチルアセトアミド、アセトキシ基からなる群
より選択される。好ましくは末端単位は、1〜4の炭素
原子を有するアルコキシ基、ケトキシム基、アミノキシ
基、アセトアミド、N-メチルアセトアミド、アセトキシ
基からなる群より選択された少なくとも1種の末端基を
含む。加水分解性の基がヒドロキシル基又はアルコキシ
基の場合、ジオルガノポリシロキサンは少なくとも2つ
の末端の加水分解性官能基を含むことが好ましい。
【0029】アルコキシ基は式:−ZSiR1 x ( OR
2 3-x で例示することができ、ここでR1 、R2
Z、xは前記と同じである。このようなアルコキシ末端
基を有するジオルガノポリシロキサンポリマーの調製
は、欧州特許出願公開明細書第529841号に詳しく
説明されている。代表的な式:(MeO)3 SiO−と
Me(MeO)2 SiO−を有するアルコキシ官能基
は、それぞれ式:(MeO) 4 SiとMe(MeO)3
Siの化合物によってシラノールを末端基とするジオル
ガノポリシロキサンに導入することができ、当該技術で
周知である。
【0030】ケトキシム基は一般式:−ONC(R5
2 で表され、各々のR5 は、独立して1〜6の炭素原子
を有するアルキル基又はフェニル基である。ケトキシム
基を有するジオルガノポリシロキサンの製造方法は当該
技術で公知である。ケトキシムには、例えばジメチルケ
トキシム、メチルエチルケトキシム、シクロヘキサノキ
シムがある。
【0031】その他の加水分解性の官能基にはアミノキ
シ基、アセトアミド基、N-メチルアセトアミド基、アセ
トキシ基がある。本発明の好ましいジオルガノポリシロ
キサン(B)は(MeO)3 SiCH2CH2 Si(M
2 )OSi(Me2 )CH2 CH2 −、(MeO)3
SiO−、又はMe(MeO)2 SiO−の構造の基を
末端とするポリジメチルシロキサンである。
【0032】また、加水分解的官能性のジオルガノポリ
シロキサン(B)は、ヒドロキシル官能性ジオルガノポ
リシロキサンに加水分解的官能性のシランを反応させる
ことによって調製することもできる。この反応は、一般
にアルキルチタネートのような適当なプロセス触媒の存
在下で行われる。適当な速度で反応を進めるために混合
物の加熱が必要なことがある。あるいは、樹脂(A)の
溶液の存在下、及び好ましくはオクタン酸第1錫、アミ
ン、塩基、テトラブチルチタネートのようなプロセス触
媒の存在下で、ヒドロキシル官能性ジオルガノポリシロ
キサンに加水分解的官能性シランを反応させることによ
って現場でヒドロキシル官能性ジオルガノポリシロキサ
ンをキャップすることができる。適当なプロセス触媒に
はオクタン酸第1錫、塩基、又はテトラブチルチタネー
トがある。必ずしもそうではないが、反応が完了した後
にプロセス触媒を中和することが必要な場合がある。前
記の現場プロセスの触媒がSn(II)塩の場合、その触媒
は、熱的に又は次の操作の前に適当な触媒によって失活
させることができる。同様に、プロセス触媒が炭酸カリ
ウムのような塩基の場合、次の操作の前にこの塩基を中
和する。
【0033】本発明のホットメルト感圧接着剤組成物
は、樹脂(A)の固形分とジオルガノポリシロキサンポ
リマー(B)の重量比が40:60〜80:20、好ま
しくは50:50〜70:30、最も好ましくは55:
45〜65:35のときに得ることができる。これらの
系を作成するに必要な正確な比は、本発明の開示事項に
基づき、所与の樹脂とポリマーの組み合わせに対して通
常の実験によって確定することができる。この比が4
0:60よりも低いと、組成物は非スランプ性を示さな
い流体となる。この比が80:20よりも高いと、その
組成物は硬化後に脆い材料となる傾向が高い(即ち、エ
ラストマーを形成しない)。用語「非スランプ性」と
は、その材料が固体状態として観察され、その材料を6
0cm3 の容器に1/3まで入れて室温(25℃)で横
に倒した(tip) とき、20分間以内には流れが実質的に
観察されないことを意味する。これは1ラジアン/秒で
測定したときの約2×107 〜8×107 mPa・s以
上の室温での動粘度に相当する。本発明のホットメルト
組成物は高温で流動し、通常のホットメルトガンから容
易に押出することができる(例、好ましくは動粘度が2
00℃で104 mPa・sの程度)。
【0034】水分に接触した本発明の組成物の硬化を促
進するために使用することができる触媒(C)は、ケイ
素に結合した加水分解性の基、特にアルコキシ基の加水
分解とその後の縮合を促進する当該技術で公知の化合物
から選択することができる。適当な硬化用触媒には、カ
ルボン酸の金属塩、例えはジブチル錫ジラウリレート、
ジブチル錫ジアセテート、オクタン酸第1錫、オクタン
酸第1鉄、ナフテン酸亜鉛、オクタン酸亜鉛、2-エチル
ヘキサン酸鉛、また、有機チタン化合物、例えばテトラ
ブチルチタネート、2,5-ジ- イソプロポキシ- ビス(エ
チルアセテート)チタン、また、アセト酢酸エステルや
β−ジケトンのようなキレート剤でこれらの塩を部分的
にキレート化した誘導体がある。
【0035】充分な量の触媒(C)が、本発明の感圧接
着剤組成物の硬化を促進するために添加される。この量
は当業者が通常の実験によって容易に求めることがで
き、一般に樹脂とポリマー固形分の合計重量を基準に
0.01〜3%である。本発明の随意のシラン(D)は
式:R4 4-ySiXy のモノマー又はその反応生成物のオ
リゴマーであり、R4 は1〜6の炭素原子を有する炭化
水素基又は置換炭化水素基から選択される。前記の式の
Xは加水分解性の基であり、好ましくは1〜4の炭素原
子を有するアルコキシ基、ケトキシム基、アミノキシ
基、アセトアミド、N-メチルアセトアミド、又はアセト
キシ基から選択され、文字yは2〜4、好ましくは3〜
4の値を有する。ケトキシム基は一般式:−ONC(R
5 2 の基であり、各々のR5 は、独立して1〜6の炭
素原子を有するアルキル基又はフェニル基である。好ま
しいシランの具体的な例には、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシ
シラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、イソブチルトリメト
キシシラン、グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン、
メチルトリアセトキシシラン、エチルトリアセトキシシ
ラン、テトラ(メチルエチルケトキシモ)シラン、メチ
ルトリス(メチルエチルケトキシモ)シラン、ビニルト
リス(メチルエチルケトキシモ)シランがある。
【0036】一般に、シラン(D)は、(A)と(B)
の重量を基準に0.01〜10重量%、好ましくは0.
3〜5重量%の量で添加される。シランはいくつかの目
的で添加することができ、限定されるものではないが、
組成物に安定性を提供するため、樹脂又は流体に結合し
た未反応基をキャップするため、及び接着促進剤として
添加することができる。ヒドロキシル官能性ポリジオル
ガノシロキサンが、前記のように現場プロセスで加水分
解官能性シランにキャップされて(B)を生成する場
合、添加すべきシラン(D)の量は、ヒドロキシル官能
価の全てをキャップするに必要な加水分解性シランの量
を超えることが理解されよう。
【0037】本発明の感圧接着剤組成物はいくつかの方
法で調製することができる。1つの方法において、ヒド
ロキシル官能性オルガノポリシロキサン樹脂に、所望に
よりプロセス触媒を使用してアルコキシ化合物を反応さ
せることにより、アルコキシ官能性オルガノポリシロキ
サン樹脂(A)を調製する。次いで加水分解性の官能性
ジオルガノポリシロキサン(B)を樹脂(A)の有機溶
媒溶液に混合する。次いで溶媒をストリッピングし、実
質的に溶媒を含まない組成物を得ることができる。次い
で溶媒ベースの又はストリッピングした生成物に触媒
(C)を添加する。
【0038】もう1つの方法は、ヒドロキシル官能性オ
ルガノポリシロキサン樹脂(1)、アルコキシ化合物
(2)、及び加水分解性の官能性ジオルガノポリシロキ
サンを一緒に混合し、次いでその混合物を加熱し、アル
コキシ官能性オルガノポリシロキサン樹脂を生成させ
る。典型的に、この反応は溶媒の存在下で行う。次いで
溶媒をストリッピングし、実質的に溶媒を含まない組成
物を得ることができる。次いで触媒(C)を溶媒ベース
の又はストリッピングした生成物に添加する。
【0039】もう1つの方法において、ヒドロキシル官
能性オルガノポリシロキサン樹脂(1)、ヒドロキシル
官能性ジオルガノポリシロキサンポリマー、及びアルコ
キシ化合物(2)を、好ましくは溶媒の存在下で混合
し、所望によりプロセス触媒の存在下で加熱し、アルコ
キシ官能性オルガノポリシロキサン樹脂(A)と加水分
解性の官能性ジオルガノポリシロキサン(B)を生成さ
せる。この反応の後、キャッピング剤を添加し、残りの
ヒドロキシル基の全部又は一部をキャップすることがで
きる。次いで溶媒をストリッピングし、実質的に溶媒を
含まない組成物を生成させることができる。次いで触媒
(C)を溶媒ベースの又はストリッピングした生成物に
添加する。
【0040】本発明の組成物を生成するための上記の方
法は、好ましくは溶媒の存在下で行う。溶媒は樹脂成分
を調製するために使用したと同じものが好ましく、例え
ばベンゼン、トルエン、キシレン、ヘプタン等のような
炭化水素の液体、あるいは環状又は線状のポリジオルガ
ノシロキサンのようなシリコーン液体がある。本発明の
感圧接着剤組成物のストリッピグ(揮発分の除去)は、
混合物を減圧下で加熱することにより、例えば90℃〜
150℃で13.3kPa(水銀柱100ミリメート
ル)未満の圧力でバッチ操作によって効果的に行われ
る。また、溶媒の除去は任意の公知技術、例えば不活性
ガスの流れに接触させる、エバポレーション、蒸留、薄
膜ストリッピング等によって行うことができる。全ての
成分が蒸発するような過度の高温は避けるべきである。
200℃、あるいは150℃の温度は過度ではなかろ
う。当然ながら、本発明の組成物の早過ぎる硬化を防ぐ
ため、前記の操作は水分が存在しない条件下で行うべき
ことが理解される。このことは、以降で本発明の組成物
を貯蔵する場合もあてはまる。
【0041】一般に、少量の付加的成分を本発明の組成
物に添加することができる。例えば、酸化防止剤、顔
料、安定剤、その他であり、これらの物質が本願で限定
する要求事項を変えない範囲で添加することができる。
また、所望によりフィラーを本発明の組成物に添加する
こともできる。フィラーは80重量%まで、好ましくは
35重量%までの量で添加することができる。本発明で
有用なフィラーには無機物質、例えば熱分解法シリカ、
沈殿シリカ、珪藻土系シリカ、粉砕石英、ケイ酸アルミ
ニウム、ケイ酸アルミニウムとケイ酸マグネシウムの混
合物、ケイ酸ジルコニウム、マイカ粉末、炭酸カルシウ
ム、ガラス粉末、ガラス繊維、熱分解法酸化チタン、ル
チル型酸化チタン、ジルコン酸バリウム、硫酸バリウ
ム、メタ硼酸バリウム、窒化ホウ素、リトポン、酸化
鉄、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化ジルコニウム、酸化マ
グネシウム、各種形態のアルミナ(水和物又は無水
物)、グラファイト、導電性又は非導電性のランプブラ
ック、アスベスト、焼成クレーがあり、また有機物質、
例えばフタロシアニン、コルク粉末、おが屑、合成繊
維、合成ポリマー(ポリテトラフルオロエチレン、ポリ
エチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル)等がある。
フィラーは1種類で、又は数種類で使用することができ
る。
【0042】本発明のホットメルト感圧接着剤組成物
は、有機系ホットメルト配合物を適用するために現状で
使用される任意の方法によって各種基材に施すことがで
きる(例、ホットメルトガン、押出、加熱された引き落
とし棒による塗布、ドクターブレード、カレンダーロー
ル)。これらの方法の共通因子は、組成物を施す前に流
動させるに充分な温度まで組成物を加熱することであ
る。周囲温度まで冷えると本発明の組成物は、部材や基
材を互いに結合させるために使用できる程度に粘着性で
非スランプ性である。あるいは、接着剤が未だ熱いとき
に結合を生じさせることもできるが、この場合はその条
件下で応力を支えることができない。本発明の感圧接着
剤を用いて所望の部材を結合させた後、その組み合わせ
を雰囲気の空気に曝し、感圧接着剤を実質的に非粘着性
のエラストマーに硬化させる。実質的に「非粘着性」と
は、その表面を触ったときの感触が乾いている又はほぼ
乾いていることを意味する。この硬化プロセスが完了す
るに必要な期間は約1日から1箇月以上であり、触媒の
種類、触媒の量、温度、湿度に依存する。この硬化の結
果、本発明の組成物の接着強度は飛躍的に増加する。
【0043】本発明の組成物は、現状のシリコーン系感
圧接着剤及び/又は有機系ホットメルト接着剤が役立っ
ていると同じ分野に多くの用途を見出しており、特には
自動車、電子、建築、航空、医療分野である。本発明の
感圧接着剤は、これらの分野で熱や水分のような不利な
環境に耐える接着を提供する。当該技術の関係者が本発
明を理解し、その長所を認識できるように次の例を用意
した。特に明記がない限り、全ての部と%は重量基準で
あり、測定値はいずれも25℃において求めた値であ
る。
【0044】
【実施例】例において次の組成物を使用した。樹脂1
は、SiO2 単位の1モルあたり0.7モルのトリオル
ガノシロキシ単位のモル比でSiO2 単位とトリオルガ
ノシロキシ単位を含むベンゼン可溶性の樹脂コポリマー
であり、トリオルガノシロキシ単位はトリメチルシロキ
シとジメチルビニルシロキシであり、このコポリマーは
1.88重量%のビニル基を含んだ。
【0045】樹脂2は、トリメチルシロキサン単位とS
iO4/2 単位を0.8:1のモル比で有し、FTIRに
よる測定で2.6重量%のケイ素結合のヒドロキシル分
を有し、数平均分子量(Mn)が5000の固体MQ樹
脂のキシレン中72%溶液である。樹脂3は、樹脂1の
キシレン中62%溶液であり、滴定法による測定で溶液
中の残存したケイ素結合のヒドロキシル分が0.27重
量%となるようにトリメチルシロキシ基でキャップして
おり、樹脂の滴定はリチウムアルミニウムジ-n- ブチル
アミドを用いて行った。
【0046】流体Aは、2000mm2 /秒の粘度を有
するトリエトキシシリルキャップドポリジメチルシロキ
サン流体である。流体Bは、重合度が300で粘度が2
000mPa・sのヒドロキシ末端ブロック化ポリジメ
チルシロキサン流体である。流体Cは、重合度が40で
粘度が75mm2 /秒のヒドロキシ末端ブロック化ポリ
ジメチルシロキサン流体である。
【0047】流体Dは、約450mm2 /秒の粘度を有
し、末端の単位が式:−CH2 CH 2 Si(Me)2
Si(Me)2 CH2 CH2 Si(OMe)3 で表され
るポリジメチルシロキサン流体である。流体Eは、50
mm2 /秒の粘度を有するメチルジメトキシシロキシキ
ャップド(capped)ポリジメチルシロキサン流体である。
【0048】流体Fは、重合度が880で粘度が550
00mm2 /秒のヒドロキシ末端ブロック化ポリジメチ
ルシロキサン流体である。流体Gは、重合度が570で
粘度が12500mm2 /秒のヒドロキシ末端ブロック
化ポリジメチルシロキサン流体である。流体Dは、約6
5000mm2 /秒の粘度を有し、末端の単位が式:−
OSi(Me)2 OSi(Me)2 CH2 CH2 Si
(OMe)3 で表されるポリジメチルシロキサン流体で
ある。
【0049】HMDZはヘキサメチルジシラザンであ
る。シラザンは1,3-ビス(トリメトキシシリルエチル)-
1,1,3,3-テトラメチルジシラザンである。TBTはテト
ラ-n- ブチルチタネートである。DBTDLはジブチル
錫ジラウリレートである。
【0050】TDIDEは2,5-ジ- イソプロポキシ- ビ
ス(エチルアセテート)チタンである。前記の樹脂の数
平均分子量は、35℃のVarian(商標)TSK4
000+2500カラム、1ml/分のクロロホルム移
動相、Si−O−Siを検出するために9.1μmに設
定したIR検出器を用いたゲル浸透クロマトグラフィー
(GPC)によって測定した。GPCは、標準としての
類似の樹脂の狭い画分を用いて校正した。ここで記した
数平均分子量の値は、樹脂成分に存在する全てのネオペ
ンタマー、(Me3 SiO)4 Siを除外した値であ
る。
【0051】樹脂中のトリメトキシシラン/SiO4/2
の比はSi29NMRによって測定し、この場合、報告し
た結果は樹脂中に存在する全てのネオペンタマー成分を
含むものとした。樹脂中のヒドロキシル分は、ASTM
E−168に基づくFTIR法によって測定した。こ
の方法は、樹脂の赤外スペクトルの特定のバンドの吸光
度と、既知の濃度の基準スペクトルの同じバンドの吸光
度を比較することによる。
【0052】接着試験 感圧接着剤組成物の接着強度は、プラスチックボックス
の容器を用い、周囲条件下における硬化時間の関数とし
て測定した。このボックス容器は、4枚の一体に形成し
た側壁と、着脱できる形状がぴったり合った蓋板を含ん
だ。このボックスは幅3.5cm×長さ6cmのほぼ長
方形の横断面を有し、壁の高さは1.5cmで壁の厚さ
は5mmであった。各々の側壁は、蓋板を入れるために
側壁端部の内側エッジにそって幅3mmのくぼんだ段を
有し、その段に乗せたときに蓋板の外側表面がその内側
エッジと同じ高さになった。
【0053】一般的な接着性の評価において、蓋板を取
り、加熱された金属カードリッジ(約130℃〜約15
0℃)から溶融した感圧接着剤の薄いビードを幅3mm
の段にそって押し出した。蓋板が段の上の接着剤に接触
するように適当に押しつけ、それによって一方が開いた
ボックスを作成した。また、このボックスはその向かい
合った2つの壁に外側の突起を有し、これによってアー
バー加圧装置のラムで蓋板を押したときにボックスが特
殊なジグに拘束されるようにした。加圧装置は加えた力
を測定できるように設備した。壁の部分から蓋板を押し
出すに必要な力を記録し、周囲条件下での種々の放置時
間で同じボックス容器について試験を繰り返し、硬化物
について接着性とその向上を評価した。
【0054】比較例1 ジメチルビニルシロキシ末端ブロック化ポリジメチルシ
ロキサンで希釈して白金を0.65重量%としたジビニ
ルテトラメチルジシロキサンの塩化白金酸錯体の0.3
gの存在下で、600.0gの樹脂1に118.1gの
H(Me)2 SiOSi(Me)2 SiCH2 CH2
i(OMe)3 を混合し、反応させた。この混合物を混
合したまま室温にて終夜で反応させた。樹脂1’を回収
した。
【0055】70gの樹脂1’に13.6gの流体Eを
混合した。減圧下でその混合物から揮発分を蒸発・除去
し(devolatilize)、130℃まで昇温し、その温度に約
15分間維持した。揮発分を蒸発・除去した後、その系
を大気圧に戻し、約0.35gのアミノプロピルトリメ
トキシシランをその溶融した組成物の中に分散させた。
次いでその材料を金属カートリッジの中に回収し、その
中で室温まで放冷した。
【0056】次いでホットメルトガンを用い、得られた
生成物を前記のプラスチックPBTボックスの内側リム
に施した。時間の関数として短期接着強度を測定した。 ─────────────────────── 硬化時間(室温) 接着力(N) ─────────────────────── 20分間 80.1 1時間 75.6 4時間 97.9 1日間 218.0 7日間 618.3 1箇月 720.6 ─────────────────────── 次いで硬化したアセンブリー(1箇月)を150℃のオ
ーブンに30分間入れた。オーブンからアセンブリーを
取り出し、直ちにボックスアセンブリーから蓋を剥がす
に必要な力を測定した。結果は155.7Nであった。
【0057】比較例2 ジメチルビニルシロキシ末端ブロック化ポリジメチルシ
ロキサンで希釈して白金を0.65重量%としたジビニ
ルテトラメチルジシロキサンの塩化白金酸錯体の0.3
gの存在下で、600.0gの樹脂1に59.4gのH
(Me)2 SiOSi(Me)2 SiCH2 CH2 Si
(OMe)3 を混合し、反応させた。この混合物を混合
したまま室温にて終夜で反応させた。樹脂1”を回収し
た。
【0058】70gの樹脂1”に21gの流体Eを混合
した。減圧下でその混合物から揮発分を蒸発・除去し、
130℃まで昇温し、その温度に約15分間維持した。
揮発分を蒸発・除去した後、その系を大気圧に戻し、約
0.35gのアミノプロピルトリメトキシシランをその
溶融した組成物の中に分散させた。次いでその材料を金
属カートリッジの中に回収し、その中で室温まで放冷し
た。
【0059】次いでホットメルトガンを用い、得られた
生成物を前記のプラスチックPBTボックスの内側リム
に施した。時間の関数として短期接着強度を測定した。 ─────────────────────── 硬化時間(室温) 接着力(N) ─────────────────────── 20分間 106.8 1時間 124.5 4時間 160.1 1日間 266.9 7日間 569.3 1箇月 840.7 ─────────────────────── 次いで硬化したアセンブリー(1箇月)を150℃のオ
ーブンに30分間入れた。オーブンからアセンブリーを
取り出し、直ちにボックスアセンブリーから蓋を剥がす
に必要な力を測定した。結果は155.7Nであった。
【0060】比較例3 3つ口反応フラスコ中で28gの流体Aに10.75g
のメチルトリメトキシシランと0.35gのTBTを添
加し、充分に攪拌した。次いで58.3gの樹脂2を添
加し、反応器中で他の成分と充分に混合した。得られた
混合物を60℃に加熱し、その温度に約1時間維持し、
次いで減圧下で150℃まで昇温して揮発分を蒸発・除
去した。揮発分を蒸発・除去した後、その系を101.
3kPa(1気圧)に戻し、0.35gのTDIDEを
溶融した生成物の中に分散させた。次いで前記のホット
メルトガンを用い、その材料を前記のプラスチックPB
Tボックスの内側リムに施した。時間の関数として短期
接着強度を測定した。
【0061】 ─────────────────────── 硬化時間(室温) 接着力(N) ─────────────────────── 20分間 151.2 1時間 222.4 5時間 364.7 1日間 471.5 7日間 507.1 ─────────────────────── 次いで硬化したアセンブリー(1箇月)を150℃のオ
ーブンに30分間入れた。オーブンからアセンブリーを
取り出し、直ちにボックスアセンブリーから蓋を剥がす
に必要な力を測定した。結果は44.5Nであった。
【0062】例1 表1に示す成分を表1に示す量で用い、窒素パージしな
がら樹脂2と流体Bをフラスコに入れることによってホ
ットメルト感圧接着剤の調製を準備した。樹脂と流体を
充分に混合し、100℃に加熱した。次いで加熱した混
合物にシラザンを添加した。5分後に窒素パージを止め
た。次いでトリフルオロ酢酸(TFAA)を添加し、窒
素パージを再開して反応器の上部の空間をパージした。
混合物を100℃に1時間維持した。HMDZを添加
し、窒素パージを最大限にしながらその混合物をさらに
100℃に1時間維持し、次いで減圧下で150℃まで
昇温して揮発分を蒸発・除去した。揮発分を蒸発・除去
した後、その系を101.3kPa(1気圧)に戻し、
TBTを溶融した生成物の中に分散させた。次いで前記
のホットメルトガンを用い、その材料を前記のプラスチ
ックPBTボックスの内側リムに施した。室温で少なく
とも2週間硬化させた後、硬化したアセンブリーを13
0℃のオーブンに30分間入れた。オーブンからアセン
ブリーを取り出し、直ちにボックスアセンブリーから蓋
を剥がすに必要な力を測定した。結果を表1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】例2 窒素パージしながら100gの樹脂2と38.8gの流
体Cをフラスコに入れることによってホットメルト感圧
接着剤の調製を用意した。樹脂と流体を充分に混合し、
100℃に加熱した。次いで加熱した混合物に35.1
gのシラザンを添加した。5分後に窒素パージを止め
た。次いで0.20gのトリフルオロ酢酸(TFAA)
を添加し、窒素パージを再開して反応器の上部の空間を
パージした。混合物を100℃に1時間維持した。HM
DZを添加し、窒素パージを最大限にしながらその混合
物をさらに100℃に1時間維持し、次いで減圧下で1
50℃まで昇温して揮発分を蒸発・除去した。揮発分を
蒸発・除去した後、その系を101.3kPa(1気
圧)に戻し、0.8gのTBTを溶融した生成物の中に
分散させた。次いで前記のホットメルトガンを用い、そ
の材料を前記のプラスチックPBTボックスの内側リム
に施した。室温で少なくとも2週間硬化させた後、硬化
したアセンブリーを130℃のオーブンに30分間入れ
た。オーブンからアセンブリーを取り出し、直ちにボッ
クスアセンブリーから蓋を剥がすに必要な力を測定し
た。蓋を押し出すに要した力は195.7Nであった。
【0065】例3 表2に示す成分を表2に示す量で用い、窒素パージしな
がら樹脂2と流体Bをフラスコに入れることによってホ
ットメルト感圧接着剤の調製を用意した。樹脂と流体を
充分に混合し、100℃に加熱した。次いで加熱した混
合物にシラザンを添加した。5分後に窒素パージを止め
た。次いでトリフルオロ酢酸(TFAA)を添加し、窒
素パージを再開して反応器の上部の空間をパージした。
混合物を100℃に1時間維持した。HMDZを添加
し、窒素パージを最大限にしながらその混合物をさらに
100℃に1時間維持し、次いで減圧下で150℃まで
昇温して揮発分を蒸発・除去した。揮発分を蒸発・除去
した後、その系を101.3kPa(1気圧)に戻し、
TBTを溶融した生成物の中に分散させた。次いでホッ
トメルトガンを用い、その材料を前記のプラスチックP
BTボックスの内側リムに施した。室温で少なくとも2
週間硬化させた後、硬化したアセンブリーを130℃の
オーブンに30分間入れた。オーブンからアセンブリー
を取り出し、直ちにボックスアセンブリーから蓋を剥が
すに必要な力を測定した。結果を表2に示す。
【0066】
【表2】
【0067】例4 窒素パージしながら200gの樹脂2と118.0gの
流体Fをフラスコに入れることによってホットメルト感
圧接着剤の調製を用意した。樹脂と流体を充分に混合
し、100℃に加熱した。次いで加熱した混合物に3
0.6gのシラザンを添加した。5分後に窒素パージを
止めた。次いで0.40gのトリフルオロ酢酸(TFA
A)を添加し、窒素パージを再開して反応器の上部の空
間をパージした。混合物を100℃に1時間維持した。
77.6gのHMDZを添加し、窒素パージを最大限に
しながらその混合物をさらに100℃に1時間維持し、
次いで減圧下で150℃まで昇温して揮発分を蒸発・除
去した。揮発分を蒸発・除去した後、その系を101.
3kPa(1気圧)に戻し、1.6gのTBTを溶融し
た生成物の中に分散させた。次いで前記のホットメルト
ガンを用い、その材料を前記のプラスチックPBTボッ
クスの内側リムに施した。室温で1箇月硬化させた後、
そのボックスアセンブリーを130℃のオーブンに30
分間入れた。オーブンからアセンブリーを取り出し、直
ちにボックスアセンブリーから蓋を剥がすに必要な力を
測定した。1箇月後にボックスから蓋を剥がすに必要な
力は平均で室温では876.7N、130℃では33
5.8Nであった。
【0068】例5 窒素パージしながら200gの樹脂2と118.0gの
流体Gをフラスコに入れることによってホットメルト感
圧接着剤の調製を用意した。樹脂と流体を充分に混合
し、100℃に加熱した。次いで加熱した混合物に3
0.6gのシラザンを添加した。5分後に窒素パージを
止めた。次いで0.40gのTFAAを添加し、窒素パ
ージを再開して反応器の上部の空間をパージした。混合
物を100℃に1時間維持した。77.6gのHMDZ
を添加し、窒素パージを最大限にしながらその混合物を
さらに100℃に1時間維持し、次いで減圧下で150
℃まで昇温して揮発分を蒸発・除去した。揮発分を蒸発
・除去した後、その系を101.3kPa(1気圧)に
戻し、1.6gのTBTを溶融した生成物の中に分散さ
せた。次いで前記のホットメルトガンを用い、その材料
を前記のプラスチックPBTボックスの内側リムに施し
た。室温で1箇月硬化させた後、そのボックスアセンブ
リーを130℃のオーブンに30分間入れた。オーブン
からアセンブリーを取り出し、直ちにボックスアセンブ
リーから蓋を剥がすに必要な力を測定した。1箇月後に
ボックスから蓋を剥がすに必要な力は平均で室温では6
76.1N、130℃では326.9Nであった。
【0069】例6 28.8gのイソブチルトリメトキシシランに675g
の樹脂3を配合することによってホットメルト感圧接着
剤の調製を開始した。この混合物に60gの流体Dと1
5.0gのシラザンを添加した。0.08gのSn(O
ct)2 を添加し、その混合物を50℃に加熱し、30
分間維持した。0.75gのメルカプトプロピルトリメ
トキシシランを添加して触媒を中和し、その混合物を5
0℃でさらに30分間維持した。次いで減圧下で150
℃まで昇温して揮発分を蒸発・除去した。揮発分を蒸発
・除去した後、その系を101.3kPa(1気圧)に
戻し、1.5gのTBTを溶融した生成物の中に分散さ
せた。
【0070】例7 97.4gの樹脂3に10gのシラザンを混ぜ合わせる
ことによってホットメルト感圧接着剤の調製を始めた。
次いで0.20gのTFAAを添加し、100℃に1時
間保持した。40.0gの流体Dを添加し、その混合物
を充分に攪拌した。次いで減圧下で150℃まで昇温し
て揮発分を蒸発・除去した。揮発分を蒸発・除去した
後、その系を101.3kPa(1気圧)に戻し、1.
0gのTBTを溶融した生成物の中に分散させた。
【0071】例8〜10 97.4gの樹脂3にそれぞれ10.0g(例8)、5
g(例9)、2.5g(例10)のシラザンを混ぜ合わ
せることによってホットメルト感圧接着剤の調製を開始
した。次いで40.0gの流体Dをその混合物に添加
し、その温度を100℃に1時間保持した。次いで減圧
下で150℃まで昇温して揮発分を蒸発・除去した。揮
発分を蒸発・除去した後、その系を101.3kPa
(1気圧)に戻し、1.0gのTBTを溶融した生成物
の中に分散させた。
【0072】例11 97.4gの樹脂3に10gのシラザンを混ぜ合わせる
ことによってホットメルト感圧接着剤の調製を始めた。
40.0gの流体Dを添加し、その混合物を100℃に
1時間維持した。次いで減圧下で150℃まで昇温して
揮発分を蒸発・除去した。揮発分を蒸発・除去した後、
その系を101.3kPa(1気圧)に戻し、1.0g
のTBTと、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
とアミノプロピルトリメトキシシランの反応生成物の
0.5gとの混合物を溶融した生成物の中に分散させ
た。例12 97.4gの樹脂3に10.0gのシラザンを混ぜ合わ
せることによってホットメルト感圧接着剤の調製を始め
た。0.05gのSn(Oct)2 を添加し、その混合
物を100℃に加熱し、30分間維持した。0.50g
のメルカプトトリメトキシシランを添加して触媒を中和
し、その混合物を100℃の温度にさらに30分間維持
した。40.0gの流体Dをその混合物に添加した。次
いでその混合物を減圧下で150℃まで昇温して揮発分
を蒸発・除去した。揮発分を蒸発・除去した後、その系
を101.3kPa(1気圧)に戻し、1.0gのTB
Tを溶融した生成物の中に分散させた。
【0073】例13 97.4gの樹脂3に10.0gのシラザンを混ぜ合わ
せることによってホットメルト感圧接着剤の調製を始め
た。0.05gのDBTDLを添加し、その混合物を1
00℃に加熱し、30分間維持した。0.50gのメル
カプトトリメトキシシランを添加して触媒を中和し、そ
の混合物を100℃の温度にさらに30分間維持した。
40.0gの流体Dをその混合物に添加した。次いでそ
の混合物を減圧下で150℃まで昇温して揮発分を蒸発
・除去した。揮発分を蒸発・除去した後、その系を10
1.3kPa(1気圧)に戻し、1.0gのTBTを溶
融した生成物の中に分散させた。
【0074】例14 ホットメルトガンを用い、例9〜16で調製したホット
メルト感圧接着剤をプラスチックPBTボックスの内側
リムに施した。室温で1箇月硬化させた後、そのボック
スアセンブリーを130℃と150℃のオーブンに別々
に30分間入れた。オーブンからアセンブリーを取り出
し、直ちにボックスアセンブリーから蓋を剥がすに必要
な力を測定した。また、室温において表3に示す期間で
硬化させたアセンブリーを同様に試験した。結果を表3
に示す。
【0075】
【表3】
【0076】例15 169.4gの樹脂2に、35部の2,4,6-トリシラ-3,7
- ジオキサ-2,4,4,5-テトラメチル-6,6- ジメトキシオ
クタンと61部の2,4,7-トリシラ-3,8- ジオキサ-2,4,4
- トリメチル-7,7- ジメトキシオクタンの混合物の1
1.1gを混ぜ併せることによってホットメルト感圧接
着剤の調製を開始した。この混合物に19.6gのHM
DZを添加した。次いで0.10gのTFAAを添加
し、その混合物を110℃に3時間維持した。その混合
物に40.0gの流体Hを添加し、100℃において約
15分間充分に攪拌した。次いでその混合物を減圧下で
140℃まで昇温して揮発分を蒸発・除去した。揮発分
を蒸発・除去した後、その系を101.3kPa(1気
圧)に戻し、2.0gのTBTと、アミノプロピルトリ
メトキシシラン(26.4部)とグリシドキシプロピル
トリメトキシシラン(18.4部)とメチルトリメトキ
シシラン(55.2部)との反応生成物の1.0gとを
溶融した生成物の中に分散させた。次いでホットメルト
ガンを用い、この材料をプラスチックPBTボックスの
内側リムに施した。室温で数分間硬化させた後にボック
スの蓋を剥がすに必要な平均の力は75.6Nであっ
た。室温で7日間硬化させた後に蓋を剥がすに必要な平
均の力は631.6Nであった。
【0077】例16 203gの樹脂3に、29.7gのジエチルヒドロキシ
ルアミンと93.5gの混合物(35部の2,4,6-トリシ
ラ-3,7- ジオキサ-2,4,4,5- テトラメチル-6,6- ジメト
キシオクタンと61部の2,4,7-トリシラ-3,8- ジオキサ
-2,4,4- トリメチル-7,7- ジメトキシオクタン)との反
応生成物の12.21gを混合した。得られた混合物を
100℃に加熱し、1時間維持した。得られた樹脂に7
4.0gの流体Hと50gのヘプタンを添加した。次い
でその混合物から水が生じなくなるまで還流を続けた。
次いでその混合物を減圧下で150℃まで昇温して揮発
分を蒸発・除去した。揮発分を蒸発・除去した後、その
系を大気圧に戻し、2.0gのTBTと、アミノプロピ
ルトリメトキシシラン(26.4部)とグリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン(18.4部)とメチルトリ
メトキシシラン(55.2部)との反応生成物の1.0
gとを溶融した生成物の中に分散させた。
【0078】例17 144.9gの樹脂3に14.96gのシラザンを混合
した。得られた混合物を100℃に加熱し、その温度に
2時間維持した。得られた生成物に74.0gの流体H
と37.5gのCaCO3 の分散系を添加した。次いで
その混合物を減圧下で150℃まで昇温して揮発分を蒸
発・除去した。揮発分を蒸発・除去した後、その系を大
気圧に戻し、1.5gのTBTと、アミノプロピルトリ
メトキシシラン(26.4部)とグリシドキシプロピル
トリメトキシシラン(18.4部)とメチルトリメトキ
シシラン(55.2部)との反応生成物の0.75gと
を溶融した生成物の中に分散させた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーティン エリック シフェンテス アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,イースト スチュワート ロード 2539 (72)発明者 バーナード バンワート アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,オールド パイン トレイル 2159 (72)発明者 ウィリアム ジョセフ ショーンハー アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,ウィンチェスター コート 5505

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分を含んでなるホットメルト感圧
    性接着剤組成物であって、 (A)式:−ZSiR1 x ( OR2 3-x の硬化性の基
    を含む固体のアルコキシ官能性オルガノポリシロキサン
    樹脂(この樹脂は、(1)R3 SiO1/2 シロキサン単
    位とSiO4/2 シロキサン単位を含むヒドロキシル官能
    性オルガノポリシロキサン樹脂であって、R3 SiO
    1/2 シロキサン単位対SiO4/2 シロキサン単位のモル
    比が0.5/1〜1.2/1の範囲にあり、そのヒドロ
    キシル分はFTIRによる測定で固形分を基準に0.1
    〜6重量%であるオルガノポリシロキサン樹脂と、
    (2)式:YSiR1 x ( OR2 3-x を有するアルコ
    キシ化合物であってYは前記樹脂のヒドロキシル基と反
    応する基であるアルコキシ化合物、との反応を含んでな
    る方法によって生成され、ここでRは炭化水素基又はハ
    ロゲン化炭化水素基から選択され、R1 は1価の炭化水
    素基、R2 はアルキル基又はアルコキシアルキル基から
    選択され、Zは2価の結合用の基、xは0又は1であ
    る)、 (B)前記樹脂に対して重量比で40:60〜80:2
    0のジオルガノポリシロキサンポリマー(このポリマー
    の各々の末端基は、ヒドロキシル基、1〜4の炭素原子
    を有するアルコキシ基、ケトキシム基、アミノキシ基、
    アセトアミド基、N-メチルアセトアミド基、及びアセト
    キシ基からなる群より選択された少なくとも1種のケイ
    素結合の加水分解性官能基を含み、そのポリマーは25
    ℃において20〜100000mm2 /秒の粘度を有す
    る)、 (C)この組成物の硬化を促進するに充分な触媒、実質
    的に溶媒を含まず、室温で非スランプ性の固体であり、
    水分に接触すると硬化して実質的に非粘着性のエラスト
    マーとなる組成物。
  2. 【請求項2】 アルコキシ官能性オルガノポリシロキサ
    ン樹脂(A)に結合した硬化用の基が−CH2 CH2
    i(OMe)3 、−OSi(OMe)3 、−OSi(O
    Me)2 Me、−OMe2 SiCH2 CH2 Me2 Si
    CH2 CH2Si(OMe)3 、−OMe2 SiCH2
    CH2 Si(OMe)3 、−OMe2SiOMe2 Si
    CH2 CH2 Si(OMe)3 、及び−CH2 CH2
    2 SiOMe2 SiCH2 CH2 Si(OMe)
    3 (Meはメチル基)からなる群より選択された請求項
    1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ポリジオルガノシロキサン(B)の末端
    基が式:−ZSiR 1 x ( OR2 3-x (R1 は1価の
    炭化水素基、R2 はアルキル基又はアルコキシアルキル
    基から選択され、Zは2価の結合基、xは0又は1)を
    有するアルコキシ基から選択された少なくとも2つのア
    ルコキシ基を含む請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 触媒(C)がテトラ-n- ブチルチタネー
    トである請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 式:R4 4-ySiXy (R4 は1〜6の炭
    素原子を有する炭化水素基又は置換炭化水素基から選択
    された基、Xは加水分解性の基、yは2〜4)で表され
    るモノマー又はその反応生成物のオリゴマーのシラン
    (D)がさらに存在する請求項1に記載の組成物。
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