JPH08128931A - パーティキュレート測定装置 - Google Patents

パーティキュレート測定装置

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JPH08128931A
JPH08128931A JP6292384A JP29238494A JPH08128931A JP H08128931 A JPH08128931 A JP H08128931A JP 6292384 A JP6292384 A JP 6292384A JP 29238494 A JP29238494 A JP 29238494A JP H08128931 A JPH08128931 A JP H08128931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
valve
switching
sensor
line
Prior art date
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Pending
Application number
JP6292384A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Hirose
渉 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分岐ラインの切り換え時点間における周囲温
度の変動や大きな負荷変動に対して適切な対応をとるこ
とのできるコンパクトで安価なパーティキュレート測定
装置を提供する。 【構成】 希釈トンネル1から導出した複数の分岐ライ
ン5,6を合流させて単一のサンプリングライン11に
接続させ、そのサンプリングライン11における前記各
分岐ライン5,6との合流点Bよりも下流側に、流量調
整バルブ15、吸引ポンプ17、流量センサ18を下流
側に向けて順次配設するとともに、少なくとも、前記流
量センサ18もしくはその近傍に温度センサ19を設
け、前記分岐ライン5,6の前回の切り換え時における
前記流量調整バルブ15の弁開度と、その切り換え後の
前記流量センサ18からの流量情報および前記温度セン
サ19からの温度情報とに基づいて、前記サンプリング
ライン11における排ガスの流量がその切り換えの前後
で一定となるように、前記流量調整バルブ15の弁開度
を調整するためのコントローラ20を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のエンジンからの
排ガス中のパーティキュレートを測定するための装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】パーティキュレート測定装置では、従
来、例えば図3に示すように、希釈トンネル1から分岐
した分岐ライン2と分岐ライン3とに接続される2つの
サンプリングライン4,5が吸引ポンプ6の上流側で合
流し、その合流点Bよりも上流側に設けた2つの流量調
整バルブ7,8が、前記吸引ポンプ6の下流側に設けた
流量センサ9からの流量情報に基づいて作動するコント
ローラI,IIによってそれぞれ開度調整され、そのサン
プリングライン4,5の流量が一定に保持されるように
構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置で
は、各流量調整バルブ7,8の開度が、それぞれ対応す
るコントローラI,IIに記憶され、運転モードを変化さ
せる場合等に分岐ライン2と分岐ライン3を切り換える
際には、前回に記憶された開度に基づいて制御がおこな
われる。つまり、前回の切り換え時の圧損を基準として
次回の制御がなされていた。
【0004】しかるに、次回の切り換え時までに時間を
要する場合等に、周囲の温度条件の変化があれば、前回
の圧損を基準とした制御では適切な対応ができないこと
が多い。例えば温度が上昇している場合には、吸引ポン
プ6の能力が低下するため、より一層弁開度を大にする
必要がある。また、特に、負荷変動が大きい場合にも、
適切に対応できないことがあった。
【0005】しかも、上述の装置では、2つのサンプリ
ングライン4,5を設けているため、構成が複雑で大型
化し、かつコスト高になる難点もあった。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
分岐ラインの切り換え時点間における周囲温度の変動や
大きな負荷変動に対して適切な対応をとることができる
コンパクトで安価なパーティキュレート測定装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。すな
わち、自動車のエンジンからの排ガスを導入・希釈する
希釈トンネルから複数の分岐ラインを導出し、その各分
岐ラインにフィルタと開閉弁とを設けて各分岐ラインを
択一的に切り換え可能とし、その各分岐ラインを合流さ
せて単一のサンプリングラインに接続させ、そのサンプ
リングラインにおける前記各分岐ラインとの合流点より
も下流側に、流量調整バルブ、吸引ポンプ、流量センサ
を下流側に向けて順次配設するとともに、少なくとも、
前記流量センサもしくはその近傍に温度センサを設け、
前記分岐ラインの前回の切り換え時における前記流量調
整バルブの弁開度と、その切り換え後の前記流量センサ
からの流量情報および前記温度センサからの温度情報と
に基づいて、前記サンプリングラインにおける排ガスの
流量がその切り換えの前後で一定となるように、前記流
量調整バルブの弁開度を調整するためのコントローラを
設けてなることを特徴としている。
【0008】
【作用】分岐ラインの切り換え時には、前回の切り換え
時における流量調整バルブの弁開度と、その切り換え後
のサンプリングラインにおける流量情報と温度情報とに
基づいて、予め設定された制御プログラムに従い、流量
調整バルブの弁開度の初期値が設定され、サンプリング
ラインにおける排ガスの流量が分岐ラインの切り換えの
前後で一定となるように調整される。また、各分岐ライ
ンを合流させて単一のサンプリングラインに接続させて
いることにより、単一の流量調整バルブによる集中的な
制御が可能となり、大きな負荷変動にも対処できること
となる。
【0009】
【実施例】以下に本発明のパーティキュレート測定装置
の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は装置
の全体構成を示し、符号1は希釈トンネルで、自動車の
エンジン2からの排ガスを導入して空気で希釈する。3
は定容量採取装置、4は希釈トンネル1内に設けられた
温度センサ、5,6は分岐ライン、7,8はフィルタ、
9,10は電磁開閉弁(開閉弁)で、その分岐ライン
5,6が合流して合流点Bでサンプリングライン11に
接続されている。
【0010】12はフィルタ、13は手動バルブ、14
は電磁開閉弁、15は流量調整バルブ、16は温度セン
サ、17は吸引ポンプ、18は圧力式の流量センサ、1
9はその流量センサ18に組み込まれた温度センサであ
る。20はコントローラで、その入力側には、各温度セ
ンサ4,16,19および流量センサ18が接続され、
その出力側には、流量調整バルブ15が接続されてい
る。
【0011】上述のコントローラ20は、予め設定され
た制御プログラムに従い各種演算をおこなう演算部と、
随時記憶と読み出しが可能なメモリ部とよりなり、その
演算部には、流量センサ18から得た流量情報に基づい
てサンプリングライン11の排ガスの流量を演算する流
量演算部と、その流量演算部で求めた排ガスの流量と、
メモリ部から読み出した前回の分岐ライン切り換え時の
流量調整バルブ15の弁開度とに基づいて、分岐ライン
切り換え時のその流量調整バルブ15の開度の初期設定
値を演算するとともに、サンプリングライン11の排ガ
ス流量が常に一定となるように、その流量調整バルブ1
5の弁開度を調整する流量調整部が設けられ、その流量
調整部内には、各温度センサ4,16,19からの温度
情報に基づいて前記流量調整部で求めた流量調整バルブ
15の開度を補正するための温度補償部が設けられてい
る。
【0012】他方、メモリ部には、分岐ライン切り換え
時の流量調整バルブ15の弁開度と、各温度センサ4,
16,19から得た温度情報とを記憶し、次回の切り換
え時にその弁開度と各温度とを圧力補正情報として前記
流量演算部または流量調整部に提供する圧力補正値メモ
リ部が設けられている。
【0013】以上のように構成されるパーティキュレー
ト測定装置では、例えば開いていた電磁開閉弁9を閉
じ、閉じていた電磁開閉弁10を開き、分岐ライン5か
ら分岐ライン6に流路を切り換えると、前回の切り換え
時における流量調整バルブ15の弁開度を圧力補正値メ
モリ部から読み出し、その弁開度、および、切り換え直
後のサンプリングライン11における流量情報から流量
演算部で求められた排ガスの流量に基づいて、流量調整
部において、流量調整バルブ15の弁開度の初期値が設
定されるとともに、温度補償部によって、各温度センサ
4,16,19から得た温度情報を、圧力補正値メモリ
部から得た前回の各温度値と比較して上述の初期値が補
正され、流量調整バルブ15の弁開度が、その補正され
た初期値となるように、コントローラ20からその流量
調整バルブ15に制御出力が送出され、以後サンプリン
グライン11の排ガスの流量が一定となるようにその弁
開度が調整される。
【0014】従って、たとえ、前回の切り換え時よりも
周囲温度に大きな変化があった場合にも、適切に対応す
ることができる。また、2つの分岐ライン5,6を合流
させて単一のサンプリングライン11に接続させている
ことによって、上述のように単一の流量調整バルブ15
を集中的に制御するのみで、大きな負荷変動があったと
きにも適切に対応することができる。
【0015】上述の流量調整バルブ15の弁開度と、両
電磁開閉弁9,10の開閉動作との関係は、例えば図2
のように示される。電磁開閉弁9が開いて、電磁開閉弁
10が閉じ、分岐ライン5に排ガスを導入している時点
aに至るまでの区間においては、フィルタ7へのパーテ
ィキュレートの堆積によって徐々に圧損が大となるにつ
れ流量調整バルブ15の弁開度は大になる。
【0016】時点aにて電磁開閉弁9が閉じ、電磁開閉
弁10が開かれて分岐ライン6に切り換えられると、流
量調整バルブ15の弁開度d1 が記憶される一方、弁開
度が初期値d2 に設定替えされる。以後、フィルタ8へ
のパーティキュレートの堆積によって弁開度がd2 から
徐々に大となり、次回の切り換え時点bで弁開度d3
記憶されると同時に、温度補償±αが加味された初期値
1 ±αに弁開度が設定替えされる。また、次々回の切
り換え時点cでは弁開度d4 が記憶され、初期値d3 ±
βに弁開度が設定替えされる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパーティ
キュレート測定装置によれば、希釈トンネルから導出し
た複数の分岐ラインを択一的に切り換え可能とし、その
各分岐ラインを合流させて単一のサンプリングラインに
接続させ、そのサンプリングラインに設けた流量調整バ
ルブの弁開度と、その切り換え後のサンプリングライン
の流量と検出温度とに基づいて、前記サンプリングライ
ンにおけるガスの流量が、その切り換えの前後で一定と
なるように、前記流量調整バルブの弁開度を調整するた
めのコントローラを設けているので、単一の流量調整バ
ルブによる集中制御が可能となり、周囲温度の変化や大
きな負荷変動にも対処することができる。
【0018】また、各分岐ラインを合流させて単一のサ
ンプリングラインにまとめているので、流量調整バルブ
が単一でよく、装置がコンパクト化され、コストの低減
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパーティキュレート測定装置の一実施
例を示す構成図である。
【図2】同分岐ライン切り換え動作と流量調整バルブの
弁開度との関係を説明するためのタイムチャートであ
る。
【図3】従来のパーティキュレート測定装置の一例を示
す構成図である。
【符号の説明】
1…希釈トンネル、2…エンジン、5,6…分岐ライ
ン、7,8…フィルタ、9,10…開閉弁、11…サン
プリングライン、15…流量調整バルブ、17…吸引ポ
ンプ、18…流量センサ、19…温度センサ、20…コ
ントローラ、B…合流点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のエンジンからの排ガスを導入・
    希釈する希釈トンネルから複数の分岐ラインを導出し、
    その各分岐ラインにフィルタと開閉弁とを設けて各分岐
    ラインを択一的に切り換え可能とし、その各分岐ライン
    を合流させて単一のサンプリングラインに接続させ、そ
    のサンプリングラインにおける前記各分岐ラインとの合
    流点よりも下流側に、流量調整バルブ、吸引ポンプ、流
    量センサを下流側に向けて順次配設するとともに、少な
    くとも、前記流量センサもしくはその近傍に温度センサ
    を設け、前記分岐ラインの前回の切り換え時における前
    記流量調整バルブの弁開度と、その切り換え後の前記流
    量センサからの流量情報および前記温度センサからの温
    度情報とに基づいて、前記サンプリングラインにおける
    排ガスの流量がその切り換えの前後で一定となるよう
    に、前記流量調整バルブの弁開度を調整するためのコン
    トローラを設けてなることを特徴とするパーティキュレ
    ート測定装置。
JP6292384A 1994-10-31 1994-10-31 パーティキュレート測定装置 Pending JPH08128931A (ja)

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JPH08128931A true JPH08128931A (ja) 1996-05-21

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JP (1) JPH08128931A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014153132A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Horiba Ltd 排ガスサンプリング装置
CN111579443A (zh) * 2019-02-15 2020-08-25 黑拉有限责任两合公司 用于控制传感器装置的方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014153132A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Horiba Ltd 排ガスサンプリング装置
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