JPH08127913A - 油剤供給装置 - Google Patents

油剤供給装置

Info

Publication number
JPH08127913A
JPH08127913A JP26876594A JP26876594A JPH08127913A JP H08127913 A JPH08127913 A JP H08127913A JP 26876594 A JP26876594 A JP 26876594A JP 26876594 A JP26876594 A JP 26876594A JP H08127913 A JPH08127913 A JP H08127913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil agent
reservoir
lubricant
oil
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26876594A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Yamamoto
真也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP26876594A priority Critical patent/JPH08127913A/ja
Publication of JPH08127913A publication Critical patent/JPH08127913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 糸条への油剤付着斑を惹起させない油剤供給
装置を提供する。 【構成】 糸条群(Y)に付与するための油剤を貯えた
油剤タンク1、油剤タンク1からの油剤を受け入れ、油
剤を定量供給するための多ポート型の計量ポンプ2、油
剤溜3a〜3d、その一部が該油剤溜3に浸漬され、且
つ吸引含浸した油剤を付与するための吸引含浸部材F1
〜F16、該油剤溜と該供給口とを接続する油剤配管
4、油剤溜(3a〜3d)に設けられた検出器5、供給
された油剤の流れ方向を、油剤タンク又は油剤溜の何れ
か一方に切り替える三方弁6、及び油剤溜3の油剤量を
制御するための制御装置7を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成繊維糸条の製造工
程において、連続して走行する糸条に油剤を付与するた
めの装置への油剤供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ナイロン、ポリエステル等の熱可塑性合
成繊維を製造するに際して、走行する糸条に油剤を付与
することが、一般に行われている。この油剤付与は、糸
条の集束性、平滑性、制電性等を向上させ、紡糸・延伸
時の製造を安定に行ったり、更には、製織、製編、染色
等の加工を行う上での製品品位の向上やトラブルの発生
を未然に防ぐ上で極めて重要である。
【0003】上記の油剤付与装置としては、図2に示す
ような装置を本出願人は実願平5−60774号におい
て提案した。
【0004】該装置において、油剤の付与は、複数本の
走行糸条(Y1〜Yn)にそれぞれ対応して設けられた
吸引含浸部材(F1〜Fn)を介して行われる。なお、
該吸引含浸部材群(F)は、本例においては、フェルト
からなり、その一部は該油剤溜(3′)に浸漬されてい
る。そして、該油剤溜(3′)へは、油剤タンク(1)
より、ポンプ(2′)によって、油剤配管(4′)を介
して供給され、該油剤溜(3′)へ供給される油剤量は
検出器(5′)により検出される。更に、このようにし
て検出された油剤量は、予め設定された値と同一になる
ように、ポンプ(2′)から供給する油剤量を制御装置
(7′)によって制御する。
【0005】しかしながら、該装置によって油剤供給量
を制御しようとすると、下記のような諸問題が生じるの
で、これに関して、図3を併せて参照しながら詳細に説
明する。なお、図3は、油剤溜(3′)を図2における
A−A矢視方向に断面した断面図である。
【0006】即ち、油剤を付与しようとする糸条の数が
多くなると、図3に示すように油剤溜(3′)が長尺と
なり、該油剤溜(3′)が水平面に対して、僅かな角度
(θ)だけ傾いたとしても液面レベルが両端でL1とL
2となり、大きく異なる結果を招く。このため、油剤溜
(3′)の両端に設置されている吸引含浸部材(F1及
びFn)の浸漬長が大きく変わる。もし、この様な事態
を招来すれば、吸引含浸部材群(F)に含浸される油剤
量は、前記の浸漬長によって左右されるため、糸条群
(Y)への油剤付着量が各錘毎に大きく異なる結果とな
る。この結果、油剤の付着斑に起因する製品品質の低下
を招く。また、油剤溜(3′)への油剤供給箇所が一つ
であれば、上記のような長尺の油剤溜(3′)では、油
剤の偏流が生じ、この面からも、糸条群(F)への油剤
の付着斑を惹起する。
【0007】従って、長尺の油剤溜(3′)の設置に際
しては細心の注意が必要になる。しかし、該油剤溜
(3′)は、前記の吸引含浸部材群(F)を取り替えた
り、使用する油剤を替えたりするとき、洗浄等の必要が
あるため、取り外すことが行われ、この作業が必要にな
る度、水平レベルの調整をするのは大変煩雑である。
【0008】上記の問題を解消するために、油剤溜
(3′)に貯められる油剤量を多くすることも考えられ
るが、このような方法では、油剤が長時間にわたって、
油剤溜(3′)に滞留するため、油剤の変質が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べた諸問題に
鑑み、本発明が解決しようとする課題は、下記の通りで
ある。
【0010】即ち、吸引含浸部材群(F)に糸条群
(Y)を接触させることで油剤を付与するための装置に
おいて、吸引含浸部材群(F)の浸漬長が大きく変化す
ることが無く、このため、油剤を安定に供給でき、しか
も、油剤の付着斑が生じない油剤供給装置を提供するこ
とにある。更には、油剤溜(3′)に一時的に貯える油
剤量を少なくでき、該油剤が油剤溜(3′)に長期間に
渡って滞留することによって生じる油剤の変質を防げる
油剤供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】ここに、本発明によれ
ば、糸条に付与するための油剤を貯えた油剤タンク、該
油剤タンクからの油剤を受け入れ、該油剤を定量供給す
るための2個以上の供給口を有する多ポート型の計量ポ
ンプ、該供給口のそれぞれに対応して設けられた油剤
溜、その一部が該油剤溜に浸漬され、且つ吸引含浸した
油剤を該糸条との接触によって付与するための吸引含浸
部材、該油剤溜と該供給口とを一対一に接続する油剤配
管、該油剤溜に供給された油剤量を検出するための検出
器、該油剤配管の途中に設けられ、供給された油剤の流
れ方向を、油剤タンク或いは油剤溜の何れか一方に選択
的に切り替える三方弁、及び該検出器からの信号に応じ
て、該三方弁の油剤の流れ方向を制御し、油剤溜の油剤
量を予め設定された量に制御するための制御装置を含む
ことを特徴とする油剤供給装置が提供される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0013】図1は本発明の油剤供給装置を例示した概
略斜視図であって、該図を援用して装置の概略構成につ
いて先ず説明し、その後で個別の詳細構成について説明
する。
【0014】該図において、Yは走行糸条群、Fは油剤
の吸引含浸部材、1は該糸条群(Y)に付与するための
油剤を貯えた油剤タンク、2は該油剤タンク(1)から
の油剤を受け入れ、2個以上の供給口(O)から該油剤
を定量吐出する多ポート型の計量ポンプであって、2a
は、該ポンプの駆動モータ、2bは多ポート型の送液部
である。
【0015】また、3は該供給口(O)のそれぞれに対
応して設けられた油剤溜、4は該油剤溜(3)と該供給
口(O)とを一対一に接続する油剤配管、5は該油剤溜
(3)に供給された油剤量を検出するためにそれぞれの
油剤溜(3)に設けられた検出器である。
【0016】更に、6は、該油剤配管(4)のそれぞれ
に対応して該油剤配管(4)の途中に設けられ、供給さ
れた油剤の流れ方向を、前記の油剤タンク(1)或いは
油剤溜(3)のどちらか一方に選択的に切り替える三方
弁である。また、7は該検出器からの信号に応じて、該
三方弁の油剤の流れ方向を制御し、油剤溜の油剤量を予
め設定された量に制御するための制御装置である。
【0017】以上で概略の全体構成の説明を完了し、次
いで個別の詳細説明に移る。
【0018】なお、図1の実施例は、説明を簡単にする
ために、模式的に16本の走行糸条(Y1〜Y16)の
それぞれに対して油剤の吸引含浸部材(F1〜F16)
を設けた場合を示し、更に該走行糸条群(Y1〜Y1
6)を4本づつ4つのグループ(F1〜F4,F5〜F
8,F9〜F12,F13〜F16)に分けている。し
かし、このような糸条群(Y1〜Y16)の数とグルー
プ数は、前記の本発明の課題を解決できる限り、特に限
定する必要はないことは言うまでもない。
【0019】該図において、油剤タンク(1)には、予
め所望の成分を含む油剤が調製されて貯蔵される。な
お、該図には示していないが、該油剤タンク(1)に撹
拌装置を取り付け、油剤が長期間に渡って該油剤タンク
(1)内に滞留することによって、比重の大きい成分が
沈降しないようにしても良い。
【0020】次に、該油剤タンク(1)から油剤が多ポ
ート型の計量ポンプ(2)の受入口(I)へ供給され、
4つの供給口(Oa〜Od)から4つに分割された油剤
溜(3a〜3d)へそれぞれ油剤配管(4a〜4d)を
介して定量吐出される。このとき、該油剤配管(4a〜
4d)には、配管の途中に、供給された油剤の流れ方向
を該油剤タンク(1)或いは油剤溜(3a〜3d)のど
ちらか一方に選択的に切り替える三方弁(6a〜6d)
が設けられている。
【0021】また、該油剤溜(3a〜3d)に供給され
た油剤量を検出するために、検出器(5a〜5d)が設
けられ、この検出器(5a〜5d)によって、それぞれ
の油剤溜(3a〜3d)へ供給された油剤量を検出し、
制御装置(7)へ検出した情報が伝達される。この情報
を基にして制御装置(7)は、三方弁(6a〜6d)を
切り替え、油剤を油剤タンク(1)或いは油剤溜(3a
〜3d)のどちらか一方に選択的に流すことで油剤溜
(3a〜3d)内の油剤量を予め設定された量に制御す
る。
【0022】なお、前記の検出器(5a〜5d)として
は、油剤溜(3a〜3d)の液面高さを検出する公知の
液面計を使用することができる。また、テフロンで被覆
された光ファイバーケーブルを該油剤溜(3a〜3d)
内へ一定長だけ浸漬し、該光ファイバーケーブルの浸漬
長が変化すれば、発光部から受光部に達する光量が変化
することを利用して検出することもできる。とにかく、
該検出器(5a〜5d)は、油剤溜(3a〜3d)に供
給される油剤量を定量的に検出できるものであれば、公
知の検出器を使用できる。
【0023】また、前記の制御装置(7)としては、マ
イクロコンピュータやシーケンサ等の公知の装置を使用
することができる。
【0024】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
長尺の油剤溜を使用せず、長尺の油剤溜を複数個に分割
しているため、油剤の液面レベルの調整を容易に行うこ
とができる。また、吸引含浸部材群(F)に糸条群
(Y)を接触させて油剤を付与するための装置におい
て、吸引含浸部材群(F)の浸漬長が大きく変化するこ
とが無く、油剤を安定に供給でき、しかも、油剤の付着
斑が生じない油剤供給装置を提供できる。また、油剤溜
(3′)に一時的に貯える油剤量を少なくすることがで
き、油剤が該油剤溜(3′)に長期間に渡って滞留する
ことによる変質を防ぐことができるという極めて顕著な
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油剤供給装置を例示した概略斜視図で
ある。
【図2】本出願人が先に提案した油剤供給装置を例示し
た概略斜視図である。
【図3】図2における油剤溜(3′)をA−A矢視方向
に断面した断面図である。
【符号の説明】
1 油剤タンク 2a 油剤供給主管 2b 油剤供給分岐管 3 送液管 4 計量ポンプ 5 給油ガイド 6 気泡捕集管 Y 走行糸条

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸条群に付与するための油剤を貯えた油
    剤タンク、 該油剤タンクからの油剤を受け入れ、該油剤を定量供給
    するための2個以上の供給口を有する多ポート型の計量
    ポンプ、 該供給口のそれぞれに対応して設けられた油剤溜、 その一部が該油剤溜に浸漬され、且つ吸引含浸した油剤
    を該糸条との接触によって付与するための吸引含浸部
    材、 該油剤溜と該供給口とを一対一に接続する油剤配管、 該油剤溜に供給された油剤量を検出するためにそれぞれ
    の油剤溜に設けられた検出器、 該油剤配管のそれぞれに対応して該油剤配管の途中に設
    けられ、供給された油剤の流れ方向を、油剤タンク或い
    は油剤溜の何れか一方に選択的に切り替える三方弁、及
    び該検出器からの信号に応じて、該三方弁の油剤の流れ
    方向を制御し、油剤溜の油剤量を予め設定された量に制
    御するための制御装置を含むことを特徴とする油剤供給
    装置。
JP26876594A 1994-11-01 1994-11-01 油剤供給装置 Pending JPH08127913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26876594A JPH08127913A (ja) 1994-11-01 1994-11-01 油剤供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26876594A JPH08127913A (ja) 1994-11-01 1994-11-01 油剤供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08127913A true JPH08127913A (ja) 1996-05-21

Family

ID=17463006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26876594A Pending JPH08127913A (ja) 1994-11-01 1994-11-01 油剤供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08127913A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100375837C (zh) * 2004-07-15 2008-03-19 日本电产三协株式会社 多通道泵及其控制方法
CN100422065C (zh) * 2003-03-31 2008-10-01 村田机械株式会社 合成纺纱卷取装置中的修饰剂供给装置
DE102014000304A1 (de) 2013-01-31 2014-07-31 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Benetzen mehrerer Fäden

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100422065C (zh) * 2003-03-31 2008-10-01 村田机械株式会社 合成纺纱卷取装置中的修饰剂供给装置
CN100375837C (zh) * 2004-07-15 2008-03-19 日本电产三协株式会社 多通道泵及其控制方法
DE102014000304A1 (de) 2013-01-31 2014-07-31 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Benetzen mehrerer Fäden

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3025205A (en) Filament delivery systems and methods
US2873718A (en) Apparatus for coating continuously produced filaments
KR960041445A (ko) 합연 시스템
JPH08127913A (ja) 油剤供給装置
CN117702383A (zh) 用于线材的在线处理的方法及系统
EP0021846B1 (en) Process and applicator for applying metered finish to a yarn
US2910383A (en) Method for producing filamentary material
US3244142A (en) Finish applicator for a continuous filament yarn
US5683511A (en) Apparatus for applying liquid to a yarn sheet
US3754530A (en) Finish applicator for filament bundles
CN110130028A (zh) 一种新型浆纱机
SE543519C2 (en) A system and a method for in-line treatment of thread
US4051651A (en) Method and apparatus for wetting thread in a double twist twisting spindle
JPH0136915Y2 (ja)
US4823730A (en) Apparatus for finishing endless material with a padding device
JP3744105B2 (ja) ローラ給油装置
JPH10280224A (ja) 油剤付与ノズル
JPH10147473A (ja) 自動ワインダー
JPH03193963A (ja) 糸条の液体付与装置
KR940008675B1 (ko) 권취중에 접착제를 광섬유에 도포하기 위한 장치
JPH02112430A (ja) 毛糸へのワックス供給方法およびそれに用いる装置
JP2667380B2 (ja) 給油ガイド
SU1240797A1 (ru) Устройство дл получени ворсовой нити
EP0907775A1 (en) Device to apply liquids on yarns
JPH10406A (ja) 線状体塗布装置