JPH0812701B2 - 図形の処理方法及び装置 - Google Patents

図形の処理方法及び装置

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JPH0812701B2
JPH0812701B2 JP4140194A JP14019492A JPH0812701B2 JP H0812701 B2 JPH0812701 B2 JP H0812701B2 JP 4140194 A JP4140194 A JP 4140194A JP 14019492 A JP14019492 A JP 14019492A JP H0812701 B2 JPH0812701 B2 JP H0812701B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/10Geometric effects
    • G06T15/30Clipping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Processing Or Creating Images (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、図形処理の方法及び装
置の分野に関する。より詳しくは、このような図形処理
装置における、その周りを取り囲む境界によって画定さ
れる区域から構成される図形要素のクリッピングに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図形を表示する大部分のシステムで、図
形クリッピングの必要が生じている。このようなシステ
ムの1例が、IBM製のIBM図形データ表示管理(G
DDM)プログラムである(GDDM及びIBMはイン
ターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイシ
ョンの登録商標)。GDDMプログラムは、多くの端末
を接続したホスト・コンピュータから構成されるシステ
ム上で走行する。ホスト・コンピュータは、図形を記憶
して処理し、次いで、これを表示のために適当な端末に
送る。システムのこうした動作は、GDDMプログラム
の制御下で行われる。GDDMのようなプログラムが実
行しなければならない機能の1つは、図形クリッピング
である。
【0003】サザーランド・ホッジマン(Sutherland-H
odgeman)アルゴリズム、ワイラー・アサートン(Weile
r-Atherton)アルゴリズムなど、境界で画定された図形
区域をいわゆるビューイング・ウィンドウまたはビュー
ポートに合わせてクリップする、既知の方法は多数あ
る。これらの技法の検討は、J.D.フォリー(Foley)及
びA.ファン・ダム(Van Dam)の著書"Fundamentals of
Interactive ComputerGraphics"Addison Wesley社19
82年刊、p.450〜457に出ている。
【0004】サザーランド・ホッジマン・アルゴリズム
は、ビューイング・ウィンドウを、無限に延びるクリッ
プ線の集まりから構成されているものとして扱う原理に
基づいて動作する。問題の多角形を1本の無限に延びる
クリップ線に合わせてクリップするタスクは、比較的簡
単である。これらのクリップ線に対する連続したクリッ
ピングの結果を集めることにより、表示しようとする多
角形の部分を決定することができる。その際に生じる具
体的な問題は、いわゆる「閉包線」を、クリップされる
多角形のビューイング・ウィンドウと交差する境界上の
点間にプロットする方法を検出することに関係する。標
準のサザーランド・ホッジマン・アルゴリズムは、外来
性の閉包線を生成し、これは追加の処理段階で除去しな
ければならない。外来性の辺を除去するためにこうした
余分な処理が必要であると、クリッピングの効率が低下
する。
【0005】もう1つの方法は、ワイラー・アサートン
・アルゴリズムを使用するものである。このアルゴリズ
ムは、ビューイング・ウィンドウと交差するまで、問題
の多角形の境界の周りを時計回りの方向に追跡すること
によって動作する。辺がビューイング・ウィンドウに入
っている場合、アルゴリズムは問題の多角形の辺に沿っ
て進む。辺がビューイング・ウィンドウから離れている
場合、アルゴリズムは右に曲って、ビューイング・ウィ
ンドウの辺に追従する。どちらの場合にも、交差を記憶
し、それを用いてすべての経路が丁度1回追跡されるよ
うにする。ワイラー・アサートン・アルゴリズムは、外
来性の閉包線を生成するという問題はないが、サザーラ
ンド・ホッジマン・アルゴリズムよりも複雑なことが欠
点である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、不都合な複
雑さを導入することなく、表示しようとする区域の境界
がビューイング・ウィンドウと交差する2点間で、適当
な閉包線をビューイング・ウィンドウの辺に沿ってプロ
ットさせるようにする図形処理装置で発生する、技術的
問題に関係する。
【0007】
【課題を解決するための手段】1態様から見ると、本発
明は、図形処理システムにおいて、要素境界を有する図
形要素を、ウィンドウ境界を有するビューイング・ウィ
ンドウに合わせてクリップする方法であって、上記要素
境界の周りを追跡して、上記要素境界が上記ウィンドウ
境界と交差して、上記ビューイング・ウィンドウから出
る、出口点(EX)を検出する段階と、上記要素境界の
周りを追跡して、上記要素境界が上記ウィンドウ境界と
交差して、上記ビューイング・ウィンドウに入る、入口
点(EN)を検出する段階とを含み、上記ウィンドウ境
界上の所定の点(P)で始まり、そこから実際上無限の
距離まで延びる仮想線が、上記出口点と上記入口点の間
で上記ビューイング・ウィンドウの外側にある上記要素
境界の部分と奇数回交差するか、それとも偶数回交差す
るかを検出し、(1)上記仮想線が上記部分と奇数回交
差する場合は、上記ウィンドウ境界に沿って上記出口点
と上記入口点の間で上記ウィンドウ境界上の上記所定の
点を通過する閉包線をプロットし、また、(2)上記仮
想線が上記部分と偶数回交差する場合には、上記出口点
と上記入口点の間で上記ウィンドウ境界に沿って、上記
所定の点を通過しない閉包線をプロットすることを特徴
とする、方法を提供する。
【0008】本発明は、入口点及び出口点を検出した
後、正確な閉包線を生成することのできる方法を提供す
る。出口点及び入口点を検出するための、サザーランド
・ホッジマン・アルゴリズムのバージョンが使用でき、
次いで、本発明を用いて、ウィンドウ境界に沿って閉包
線をプロットする方法を検出する。このようなクリッピ
ング処理は、誤った閉包線を生成し、後で追加の処理段
階によってそれを除去しなければならないという、通常
のサザーランド・ホッジマン・アルゴリズムの欠点がな
いはずである。さらに、このようなクリッピング処理
は、ワイラー・アサートン・アルゴリズムを使用した場
合に導入される不都合な複雑さがない。従来技術のクリ
ッピング技法は、いずれも、ウィンドウ境界上の所定の
点を試験して、閉包線をプロットする方法を検出してい
ない。
【0009】ビューイング・ウィンドウ及び図形要素は
多くの形状をとることが可能であり、本発明はその応用
分野が、長方形のビューイング・ウィンドウと多角形の
図形要素など、特定の形状に限定されるものではないこ
とを認識されたい。実際上無限という考えは、説明を要
する。必要なことは、仮想線が、線の遠端がクリップす
べき図形要素の外側にあることを保証するのに十分な距
離まで延びていることであり、これを達成するために、
仮想線が必ずしも厳密な数学的な意味で無限に延びる必
要はないことを認識されたい。
【0010】また、交差の合計数をカウントし、次い
で、それを検査して、それが奇数であったかそれとも偶
数であったかを調べることができることも認識された
い。ただし、交差のたびに1つのフラグをセットまたは
リセットさせ、それによって、交差数のパリティだけを
記録することも可能である。同様に、上記の実際上無限
に延びる線は、直線でも、曲線でも、何らかの形のルー
プでもよいが、簡単な実施例では直線を用いるのが好都
合なことも認識されたい。
【0011】もう1つの好ましい特徴は、上記の奇数回
かそれとも偶数回かを、上記の所定の部分の周りを追跡
することによって検出することである。これは、所定の
部分の周りをすべて追跡し終ったとき、あらゆる交差と
出会っていると確認できるという利点をもつ。もう1つ
の方法は、実際上無限に延びる線に沿って追跡するもの
であるが、これを行う際には、線の端に達するまで、す
べての交差に出会ったと決して確認できない。これは、
長い時間がかかるという欠点があり、現在考慮中の入口
点と出口点の間にない交差を拾い上げる可能性がある。
【0012】大部分の場合、ビゥーイング・ウィンドウ
は長方形であり、このような場合には、上記の所定の点
が上記のウィンドウ境界の頂点にあり、上記の線が、上
記の頂点を形成する上記のウィンドウ境界の部分の延長
であることが望ましい。この特徴が望ましいのは、出口
点及び入口点を検出するために、システムは、サザーラ
ンド・ホッジマン・アルゴリズムに関して論じたよう
に、ウィンドウの辺を構成する実際上無限に延びる線に
合わせて既にクリップされているからである。したがっ
て、所定の点がウィンドウ境界の内部にあるかそれとも
外部にあるかを検出するための試験が、最小の追加コー
ドを用いて実施できる。
【0013】これまで、所定の点が出口点または入口点
と一致しているとか、実際上無限に延びる線が所定の部
分に接するが交差はしないとか、特別の幾何的条件が発
生するときに現れる困難については言及しなかった。こ
のような発生はまれであることに依拠し、誤った閉包線
が時には生成されることを許容することも可能であろう
が、本発明の好ましい実施例はこうした例外条件を扱う
機構を含んでいる。こうした問題を処理する1つの方法
は、上記の所定の部分が上記の線の第1の側から上記の
線に近づいてそれに接するか、あるいは上記の線に接し
てそれから離れていく場合には、上記の線と交差したと
し、上記の所定の部分が上記の線の第2の側から上記の
線に近づいてそれに接するか、あるいは上記の線に接し
てそれから離れていく場合には、上記の線と交差しなか
ったと取り決めておくことである。明らかに、無限に延
びる線のどちらの側を第1の側または第2の側として指
定してもよい。
【0014】これの一例は、所定の部分が第2の側から
実際上無限に延びる線に接近し、これに接し、次いで第
2の側から離れる場合であり、これは交差と見なされな
い。逆に、要素境界が第1の側から実際上無限に延びる
線に接近し、これに接し、次いで第1の側から離れる場
合には、これを2回の交差と見なす。要素境界が所定の
点を通過してビューイング・ウィンドウに入っていく
か、あるいはそれから離れていく場合、要素境界が実際
上無限に延びる線と交差するかどうかは、ビューイング
・ウィンドウの外側の所定部分が実際上無限に延びる線
から離れていくのが第1の側でなのか、それとも第2の
側でなのかによって検出する。これが第1の側から離れ
ていく場合は、それは交差として検出され、第2の側で
離れていく場合には、交差として検出されない。
【0015】所定の点が出口点または入口点上にある場
合も、同様な問題が生じ、出口点と入口点をつなぐ閉包
線が所定の線を通過するかどうかを検出するための検査
は、よく似ている。閉包線が実際上無限に延びる線の第
1の側で所定の点から離れていく場合、それは所定の点
を通過したものとして検出される。逆に、閉包線が線の
第2の側で所定の点から離れていく場合には、所定の点
を通過しなかったものとして検出される。
【0016】既に実行済みの検査を繰り返す必要を避け
る、本発明のもう1つの好ましい特徴は、上記の追跡が
上記ビューイング・ウィンドウの外側にある点から始ま
る場合に、最初の入口点が最後の出口点と対にされ、上
記開始点と上記入口点の間での上記の線の交差回数を記
憶し、上記の最後の出口点と上記開始点の間での上記の
線の交差回数にそれを加えるものである。
【0017】第2の態様から見ると、本発明は、図形要
素を表示するための表示装置と、要素境界を有する図形
要素をウィンドウ境界を有するビューイング・ウィンド
ウに合わせてクリップするためのクリッピング論理機構
とを備える図形処理装置であって、上記クリッピング論
理機構が、上記の要素境界の周りを追跡して、上記要素
境界が上記ウィンドウ境界と交差して、上記ビューイン
グ・ウィンドウから出る出口点を検出する手段と、上記
要素境界の周りを追跡して、上記要素境界が上記ウィン
ドウ境界と交差して、上記ビューイング・ウィンドウに
入る入口点を検出する手段とを含み、上記ウィンドウ境
界上の所定の点で始まり、そこから実際上無限の距離ま
で延びる仮想線が、上記出口点と上記入口点の間で上記
ビューイング・ウィンドウの外側にある上記要素境界の
部分と奇数回交差するか、それとも偶数回交差するかを
検出し、(1)上記仮想線が上記部分と奇数回交差する
場合は、上記ウィンドウ境界に沿って上記出口点と上記
の入口点の間で上記ウィンドウ境界上の上記所定の点を
通過する閉包線をプロットする手段、及び(2)上記仮
想線が上記部分と偶数回交差する場合は、上記ウィンド
ウ境界に沿って上記出口点と上記入口点の間で上記所定
の点を通過しない閉包線をプロットする手段を含むこと
を特徴とする、図形処理装置を提供する。
【0018】
【実施例】図1には、図形要素2及びビューイング・ウ
ィンドウ4が示されている。図形要素2は、要素境界6
を有し、ビューイング・ウィンドウ4はウィンドウ境界
8を有する。ビューイング・ウィンドウ4内にある要素
境界6の部分は、ケースAでもケースBでも同じであ
る。システムはまず、ビューイング・ウィンドウ4内に
ある要素境界6上の点から始めて、要素境界6の周りを
追跡して、要素境界6がウィンドウ境界8と交差して、
ビューイング・ウィンドウ4から出る出口点EXを検出
する。さらに、システムは、要素境界6の周りを追跡し
て、要素境界6がウィンドウ境界8と交差して、ビュー
イング・ウィンドウ4に入る入口点ENを検出する。
【0019】要素境界6のビューイング・ウィンドウ4
内の部分、ならびに出口点EXと入口点ENの位置は、
どちらのケースでも同じである。システムは、どこに閉
包線10を引くかを何らかの方法で決定しなければなら
ない。閉包線10は、ウィンドウ境界8に沿って点EX
から直接に点ENまでプロットし、あるいはウィンドウ
境界8に沿って点EXから隅b、c、d、aを経て点E
Nまでプロットすることができる。ケースAを検討する
と分かるように、正しい経路は点EXから直接に点EN
に至り、ケースBでは、正しい経路は隅b、c、d、a
を通る。
【0020】これら2つのケースを区別するため、シス
テムは、実際上無限に延びる仮想線12が、出口点EX
と入口点ENの間で、ビューイング・ウィンドウ4の外
部にある要素境界6の部分と何回交差するかを検査して
調べる。ケースAでは、検査により、閉包線が点Pを通
過しない、すなわち閉包線10がウィンドウ境界8に沿
って点EXから直接に点ENへとプロットされることを
示す、0交差(偶数)が示される。ケースBでは、検査
により、閉包線10が点Pを通過する、すなわち閉包線
10がウィンドウ境界8に沿って点EXから隅b及び
c、点P、隅b及びcを経て点ENへとプロットされる
ことを示す、1回交差(奇数)が示される。
【0021】正しい閉包線10がプロットされると、ビ
ューイング・ウィンドウ4内に境界で囲まれた区域が画
定され、これに標準の区域塗潰し技法を施して、ビュー
イング・ウィンドウ4内で目に見える図形要素2の部分
に、陰影をつけることができる。図1に示した閉包線1
0は太さが誇張してあり、実際は、閉包線10は任意の
太さをもつようにプロットできることを認識されたい。
場合によっては、閉包線10は太さを0とすることもで
きるが、これは、単に区域塗潰し技法を適用するための
境界として働くだけである。
【0022】要素境界6は、開始区域、ベクトル1、ベ
クトル2、...終了区域など、命令/ベクトルのリス
トとして定義される。これらのベクトルは、開始座標と
終了座標で表すことができ、曲線は起点と終点と曲率半
径または他の何らかの便利な表現で表すことができる。
要素境界6に沿って追跡するには、ベクトルのリストを
下向きにたどり、各ベクトルごとに、それが定義する線
がウィンドウ境界と交差するかどうかを決定することが
必要である。ベクトルの順次読取り、境界ウィンドウ4
に対するベクトルのクリッピング、及びクリップされた
形でのベクトルの表示は、GDDMプログラムなどの従
来技術で知られている。正しい閉包線10を決定するた
めの追加の処理段階が、既知のクリッピング処理に追加
される。正しい閉包線が決定されると、これをクリップ
されたベクトルの線に加えて、ホスト・プロセッサから
表示装置に送る。
【0023】図2は、より複雑な形状の図形要素2に関
する、本発明の動作を示す。その検査は、システムがビ
ューイング・ウィンドウ4の外部にある要素境界6の部
分の周りを追跡して、出口点EXと入口点ENの間で要
素境界6のその部分が点Pから実際上無限に延びる仮想
線12と交差する回数を検出するというものである。
【0024】図の点P及び線12について考えると、i
1、i2、i3の所に3つの交差がある。この奇数の交差
は、閉包線10が点Pを通過することを示している。図
から分かるように、これはその所定の点Pにとって適当
な結果である。また、点P^及び線12^も示されてい
る。線12^の交差はi4とi5の所に2ヶ所ある。これ
は、閉包線10が点P^を通過しないことを示してい
る。これも点P^にとって適当な結果であることが分か
る。
【0025】図3は、図2に示した検査の好ましい形式
を示す。実際上無限に延びる線12は、ビューイング・
ウィンドウ4の1辺の延長である。点Pは、隅bと一致
している。この配置が好ましいのは、既知の方法に従っ
て出口点及び入口点を検出する際に、要素境界6ビュー
イング・ウィンドウのその辺を含む無限に延びる線との
交差が既に検出されているからである。要素境界6が交
差i1を生じる場合には、閉包線は点Pを通過し、要素
境界6が交差を生じない場合は、閉包線は点Pを通過し
ない。
【0026】図4は、システムが、線12に接するが交
差はしない要素境界6をどのように扱うかを示してい
る。線12の第1の側14から線12に近づいてそれに
接し、あるいは線12に接してそれから離れていく要素
境界6の部分は、線と交差すると見なされる。したがっ
て、図形要素22は線12と2回交差すると見なされ
る。線12に近づいてそれと接する要素境界6の部分1
8が交差としてカウントされ、線12に接してそれから
離れていく要素境界6の部分20が交差としてカウント
される。
【0027】逆に、線12の第2の側16から、線12
に近づいてそれと接し、あるいはそれと接して離れてい
く要素境界6の部分は、線12と交差しないと見なされ
る。したがって、図形要素24は線12と交差しないと
見なされる。
【0028】図5は、所定の点Pが出口点EXまたは入
口点ENと一致する状況を、このシステムがどのように
扱うかを示している。点Pは線12の一部であると見な
され、線12が要素境界6と交差するかどうかに関する
規則は上記と同じである。閉包線10が点Pを通過する
かどうかを検出するための規則は、要素境界10が線1
2と交差するかどうかの規則と両立しなければならな
い。その末端が点Pと一致する閉包線10は、閉包線1
0が線12の第1の側14から点Pに近づき、あるいは
それから離れていく部分を有する場合に、点Pを通過す
ると見なされる。第2の側16から点Pに近づき、ある
いはそれから離れていく部分は、点Pを通過するものと
してカウントされない。
【0029】したがって、図5で、図形要素26は、第
1の側14から線12に接して離れていく要素境界6の
部分を有するので線12と1回交差すると見なされる、
要素境界6を有する。図の場合、点Pが図形要素26の
内部にあるかどうかを検出する検査により、点Pが図形
要素26の内部にあり、閉包線10が点Pを通過するこ
とが検出される。点EXから直接に点ENへと引かれた
閉包線10は、閉包線10の一部が第1の側14で点P
から出ているので、点Pを通過すると見なされる。した
がって、正しい閉包線10が生成される。
【0030】逆に、図形要素28は、第2の側16から
線12に接してそれから離れていく要素境界6の部分は
交差していないと見なされるので線12と交差しないと
見なされる、要素境界6を有する。交差の回数が0(偶
数)の場合は、点Pが図形要素28の外部にあることが
検出され、点Pを通過しない閉包線10が引かれること
になる。点EXから隅b、c、d及びaを経て点ENに
至る閉包線10は、点Pから離れていく部分が第2の側
16でそうなるので、点Pを通過していないと見なされ
る。この場合も、正しい閉包線10が生成される。
【0031】図6は、本発明の1実施例がどのように動
作するかを示す概略流れ図である。段階32で、要素境
界がビューイング・ウィンドウから出る点と、そこに入
る点を検出する。段階33で、このような交差が0かど
うか検査して調べる。そうである場合は、図形要素が完
全にビューイング・ウィンドウ内にあるか、あるいはビ
ューイング・ウィンドウが完全に図形要素内にあること
を意味する。これら2つのケースは、仮想線と交差する
回数をカウントする段階34によって区別される。これ
は、0(偶数、図形要素がビゥーイング・ウィンドウの
内側にある)または1、3、5、...(奇数、ビゥー
イング・ウィンドウが図形要素の内側にある)となる。
偶数の場合は、閉包線は不要であり、図形要素はビュー
イング・ウィンドウ内にプロットされる(段階35)。
奇数の場合は、閉包線はウィンドウ境界の全体に沿って
プロットされる(段階36)。
【0032】段階33で入口点及び出口点が検出された
場合、段階37で、要素境界のウィンドウ内の部分がプ
ロットされる。段階38で、そのすぐ後にある入口点及
び出口点が識別される。これは、要素境界の内部にある
ことも外部にあることもある境界上の開始点から、要素
境界の周りを追跡することによって行われる。開始点が
ビューイング・ウィンドウの内部にある場合は、まず出
口点及び対応する入口点が検出される。段階39で、交
差回数を検出し、段階40と段階41または段階42
で、正しい閉包線が引かれることを確認する。ただし、
開始点がビューイング・ウィンドウの外部にある場合
は、ウィンドウ境界の最初の交差点が入口点となる。対
応する出口点(閉包線の目的用)は、閉包線に戻る前に
達する最後の出口点となる。不要な繰返しを避けるた
め、仮想線の開始点と最初の入口点の間での交差回数が
検出され、記憶され、次いで、それが最後の出口点と開
始点への復帰の間での交差回数に加えられる。次いで、
閉包線の向きの検査を上記と同様にして行う。最後に、
段階43で、すべての閉包線を引き終ったかどうか検査
して調べ、そうでない場合は処理段階38に戻る。
【0033】本発明は通常、上記のGDDMプログラム
のようなコンピュータ・プログラムの一部として実施さ
れることを認識されたい。本発明のこのソフトウェア実
施態様は、どのコンピュータ言語でも可能である。ま
た、本発明を専用のハードウェアで実施することも可能
である。当業者にとって明白なもう1つの代案は、所与
のビューイング・ウィンドウの外部にある図形の部分を
プロットする際、閉包線の向きを決定する問題にこの技
法を適用することであろう。基本的に同じ技術が使用で
きる。
【0034】図7は、本発明を実施できるコンピュータ
・システムの1例を示している。図7に示したものの全
体を、図形処理装置48と称する。この装置は、いくつ
かの表示装置/端末50、52を制御する中央メインフ
レーム・コンピュータ68から構成されている。コンピ
ュータ68は、中央演算処理装置54、記憶図形プログ
ラム(GDDM)56、さらに処理し表示しようとする
記憶図形データ(ベクトルのリストから構成される図形
要素)58を含んでいる。中央演算処理装置(CPU)
54は、プログラム56の制御下で動作する際、表示装
置50、52上に表示しようとする図形要素64、66
に対して必要なクリッピングを実行するためのクリッピ
ング論理機構として働く。図に示するように、異なる図
形要素64、66が、ビューイング・ウィンドウ60、
62内で見える部分だけを表示するように、クリッピン
グ論理機構54、56によってクリップされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の動作を示す図である。
【図2】図1よりも複雑な形状の図形要素に関する、本
発明の動作を示す図である。
【図3】ビゥーイング・ウィンドウの一辺の延長であ
る、実際上無限に延びる線の使用法を示す図である。
【図4】要素境界が実際上無限に延びる線に接するが交
差はしない状況を示す図である。
【図5】入口点または出口点が所定の点と一致する状況
を示す図である。
【図6】本発明の1実施例を示す、概略的流れ図であ
る。
【図7】本発明を実施できる、典型的なハードウェアの
概略図である。
【符号の説明】
2 図形要素 4 ビューイング・ウィンドウ 6 要素境界 8 ウィンドウ境界 10 閉包線 12 仮想線 48 図形処理装置 50 表示装置/端末 52 表示装置/端末 54 中央演算処理装置 56 記憶図形プログラム 58 記憶図形データ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図形処理システムにおいて要素境界を有す
    る図形要素を、ウィンドウ境界を有するビューイング・
    ウィンドウに合わせてクリップする方法であって、 上記要素境界の周りを追跡して、上記要素境界が上記ウ
    ィンドウ境界と交差して上記ビューイング・ウィンドウ
    から出る、出口点(EX)を検出する段階と、 上記要素境界の周りを追跡して、上記要素境界が上記ウ
    ィンドウ境界と交差して上記ビューイング・ウィンドウ
    に入る、入口点(EN)を検出する段階とを含み、 上記ウィンドウ境界上の所定の点で始まり、そこから実
    際上無限の距離まで延びる一本の仮想線が、上記出口点
    と上記入口点の間で上記ビューイング・ウィンドウの外
    側にある上記要素境界の部分と奇数回交差するか、それ
    とも偶数回交差するかを検出し、 (1)上記仮想線が上記要素境界の部分と奇数回交差す
    る場合は、上記のウィンドウ境界に沿って上記出口点と
    上記入口点の間で上記ウィンドウ境界上の上記所定の点
    を通過する閉包線をプロットし、また、 (2)上記仮想線が上記要素境界の部分と偶数回交差す
    る場合は、上記のウィンドウ境界に沿って上記出口点と
    上記入口点の間で上記ウィンドウ境界上の上記所定の点
    を通過しない閉包線をプロットすることを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】上記の仮想線が直線であることを特徴とす
    る、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】上記所定の点が上記ウィンドウ境界の頂点
    にあり、上記の仮想線が上記頂点を形成する上記ウィン
    ドウ境界の一部分の延長となっていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】上記の要素境界の部分の周りを追跡するこ
    とにより、上記の奇数回かそれとも偶数回かが検出され
    ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】上記要素境界の部分が、上記仮想線の第1
    の側から上記仮想線に近づいてそれに接するか、あるい
    は上記仮想線に接してそれから離れていく場合には、上
    記要素境界の部分が上記仮想線と交差したものとして検
    出され、上記要素境界の部分が、上記の仮想線の第2の
    側から上記仮想線に近づいてそれに接するか、あるいは
    上記仮想線に接してそれから離れていく場合には、上記
    要素境界の部分が上記仮想線と交差していないものとし
    て検出されることを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】上記の追跡が上記ビューイング・ウィンド
    ウの外側の点から始まる場合には、最初の入口点が最後
    の出口点と対にされ、上記開始点と上記入口点の間での
    上記の線の交差回数が記憶され、それが上記最後の出口
    点と上記開始点の間での上記の線の交差回数に加えられ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】上記閉包線が、上記仮想線の上記第1の側
    で上記所定の点から離れていく場合には、上記の所定の
    点を通過したものとして検出され、上記閉包線が、上記
    仮想線の上記第2の側で上記所定の点から離れていく場
    合には、上記所定の点を通過していないものとして検出
    されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】図形要素を表示するための表示装置と、要
    素境界を有する図形要素をウィンドウ境界を有するビュ
    ーイング・ウィンドウに合わせてクリップするためのク
    リッピング論理機構とを備える図形処理装置であって、 上記クリッピング論理機構が、 上記要素境界の周りを追跡して、上記要素境界が上記ウ
    ィンドウ境界と交差して上記ビューイング・ウィンドウ
    から出る出口点を検出する手段と、 上記要素境界の周りを追跡して、上記要素境界が上記ウ
    ィンドウ境界と交差して上記ビューイング・ウィンドウ
    に入る入口点を検出する手段とを含み、 上記ウィンドウ境界上の所定の点で始まり、そこから実
    際上無限の距離まで延びる一本の仮想線が、上記出口点
    と上記入口点の間で上記ビューイング・ウィンドウの外
    側にある上記要素境界の部分と奇数回交差するか、それ
    とも偶数回交差するかを検出し、 (1)上記仮想線が上記部分と奇数回交差する場合は、
    上記ウィンドウ境界に沿って上記出口点と上記入口点の
    間で上記ウィンドウ境界上の上記所定の点を通過する閉
    包線をプロットする手段、及び (2)上記仮想線が上記部分と偶数回交差する場合は、
    上記ウィンドウ境界に沿って上記出口点と上記入口点の
    間で上記所定の点を通過しない閉包線をプロットする手
    段を含むことを特徴とする、図形処理装置。
  9. 【請求項9】上記所定の点が上記ウィンドウ境界の頂点
    にあり、上記仮想線が上記頂点を形成する上記ウィンド
    ウ境界の一部分の延長となっていることを特徴とする、
    請求項8に記載の図形処理装置。
  10. 【請求項10】上記の追跡が上記ビューイング・ウィン
    ドウの外側の点から始まる場合には、最初の入口点が最
    後の出口点と対にされ、上記開始点と上記入口点の間で
    の上記の線の交差回数が記憶され、それが上記最後の出
    口点と上記開始点の間での上記の線の交差回数に加えら
    れることを特徴とする、請求項8または請求項9に記載
    の図形処理装置。
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