JPH08126962A - ラップ装置における研磨テープの連結構造 - Google Patents

ラップ装置における研磨テープの連結構造

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JPH08126962A
JPH08126962A JP26493794A JP26493794A JPH08126962A JP H08126962 A JPH08126962 A JP H08126962A JP 26493794 A JP26493794 A JP 26493794A JP 26493794 A JP26493794 A JP 26493794A JP H08126962 A JPH08126962 A JP H08126962A
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polishing
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polishing tape
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Yukiharu Takagi
幸春 高木
Akihiro Nakayama
昭宏 中山
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】研磨テープの交換作業を簡単にし、ワークへの
傷付けを防止する。 【構成】使用中の研磨テープTの終端側の連結孔T4
に、使用前の研磨テープTに始端側の抜け止め部T2を
差し込んで係止するような構成にしたので、簡単な作業
で研磨テープTを連結することができ、連結部の後処理
も不要になり、かつ、ワークWを傷付けなることがなく
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸状のワークを回転可
能かつ軸方向へ揺動可能に装着し、ワークの外周面の両
側に接触シューを配するとともに、ワークの外周と接触
シューとの間の隙間に研磨テープを取り回し、前記接触
シューが研磨テープを介してワークを両側から押圧して
研磨するようにしたラップ装置における研磨テープの連
結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラップ装置には、研磨をするため
にペーパ、あるいは、フィルムと呼ばれる研磨テープが
用いられており、研磨テープの長さに限界があるため研
磨テープが無くなる度に新しいテープをセットする必要
がある。製造ラインにおいて、ラップ装置の使用済研磨
テープと新しい研磨テープとの交換は、製造ラインを一
時停止して行なわれるために、生産性向上の見地からロ
スタイムとしてクローズアップアされ、いかに短時間で
交換できるかが課題になっている。研磨テープの交換作
業は、図3に示すように、先ず、新しく研磨テープを通
す場合、供給リール21にセットした研磨テープの始端
を引っ張り出し、案内ローラ37およびアームに取り付
けてある送りローラ38,39に通し、研磨対象物であ
るワークとの接触面と成る接触シュー40の前を通し、
案内ローラ19を通した後に接触シュー40の前を通
し、アーム30に取り付けてある送りローラ39,38
に通し、案内ローラ37に引っ掛けた後、一対の挾持ロ
ーラ36a,36bの間の隙間に通し、巻き取りリール
25に巻き付けて完了する。
【0003】図3からも分かるように、ラップ装置にお
いては、研磨テープを装置本体内に通していたのでは、
時間がかかり過ぎ、または、製造時間内での作業のため
機械油で汚れる場合がある。そこで、この交換作業を簡
単にするために未使用研磨テープを一々初めから通すの
ではなく、図8および図9に示すように、研磨テープが
無くなる前にその使用中の研磨テープの終端と未使用の
テープの先端をホッチキスやガムテープなどでつなぐこ
とによって交換作業を容易にし、省力化を図るようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のラップ装置における研磨テープの連結構造で
は、使用中の研磨テープの終端と未使用テープの先端を
ホッチキスでつなぐ場合、研磨テープがペーパの場合、
研磨テープが厚く固いために普通の針では通らない。そ
こで大きめの針を使うことになるのだが、それにともな
ってホッチキス本体が大きくなり、複雑な装置本体にこ
れを差し込んでの交換作業は困難であり、長時間を要
し、また、研磨テープにかかる引っ張り力のために針穴
から研磨テープが裂けたり、針が伸ばされて脱落し、研
磨テープとワークの間に入り込んでワークを傷付けるお
それがある。使用中の研磨テープの終端と未使用の研磨
テープの先端をガムテープでつなぐ場合、作業は簡単に
できるが、例えば、切削油が漏れてガムテープに掛かっ
たりすると、ガムテープが剥れ易くなり、研磨テープの
つなぎ部が外れて、交換作業を改めて行なう必要があっ
た。
【0005】また、交換作業完了時につなぎ部の針やガ
ムテープを取り外したりする後処理する必要があり、ロ
スタイムの要因になるという問題点があった。本発明
は、このような従来の問題点に着目してなされたもの
で、簡単な作業で研磨テープを連結することができ、連
結部の後処理も不要になり、かつ、ワークを傷付けなる
ことがないラップ装置における研磨テープの連結構造を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 軸状のワーク(W)を回転可能かつ軸方向へ揺動可
能に装着し、ワーク(W)の外周面の両側に接触シュー
(40)を配するとともに、ワーク(W)の外周と接触
シュー(40)との間の隙間に研磨テープ(T)を取り
回し、前記接触シュー(40)が研磨テープ(T)を介
してワーク(W)を両側から押圧して研磨するようにし
たラップ装置における研磨テープの連結構造であって、
研磨テープ(T)を供給リール(21)から適宜繰り出
して使用するようにしたものにおいて、前記供給リール
(21)から新たに繰り出される使用前の研磨テープ
(T)の始端部と、装置本体に繰り込まれた使用中の研
磨テープ(T)の終端部との一方に連結孔(T4,T
6)を穿設し、研磨テープ(T)の始端部と研磨テープ
(T)の終端部との他方に、その復元力に抗して撓ませ
て前記連結孔(T4,T6)に挿通し、挿通した後に復
元して前記連結孔(T4,T6)に係止可能な抜止め部
(T2,T5)を形成したことを特徴とするラップ装置
における研磨テープの連結構造。
【0007】2 軸状のワーク(W)を回転可能かつ軸
方向へ揺動可能に装着し、ワーク(W)の外周面の両側
に接触シュー(40)を配するとともに、ワーク(W)
の外周と接触シュー(40)との間の隙間に研磨テープ
(T)を取り回し、前記接触シュー(40)が研磨テー
プ(T)を介してワーク(W)を両側から押圧して研磨
するようにしたラップ装置における研磨テープの連結構
造であって、研磨テープ(T)を供給リール(21)か
ら適宜繰り出して使用するようにしたものにおいて、前
記供給リール(21)から新たに繰り出される使用前の
研磨テープ(T)の始端部と、装置本体に繰り込まれた
使用中の研磨テープ(T)の終端部との一方に連結孔
(T4)を穿設し、研磨テープ(T)の始端部と研磨テ
ープ(T)の終端部との他方に、その復元力に抗してテ
ープの幅方向へ撓んで幅狭になり、テープの長手方向へ
相対移動して前記連結孔(T4)に挿通し、挿通した後
に復元して幅広になって前記連結孔(T4)に係止可能
な抜止め用の頭部(T2)を形成したことを特徴とする
ラップ装置における研磨テープの連結構造。
【0008】3 軸状のワーク(W)を回転可能かつ軸
方向へ揺動可能に装着し、ワーク(W)の外周面の両側
に接触シュー(40)を配するとともに、ワーク(W)
の外周と接触シュー(40)との間の隙間に研磨テープ
(T)を取り回し、前記接触シュー(40)が研磨テー
プ(T)を介してワーク(W)を両側から押圧して研磨
するようにしたラップ装置における研磨テープの連結構
造であって、研磨テープ(T)を供給リール(21)か
ら適宜繰り出して使用するようにしたものにおいて、前
記供給リール(21)から新たに繰り出される使用前の
研磨テープ(T)の始端部と、装置本体に繰り込まれた
使用中の研磨テープ(T)の終端部との一方にテープの
両側部に一対の連結孔(T6)を穿設し、研磨テープ
(T)の始端部と研磨テープ(T)の終端部との他方
に、その復元力に抗してテープの幅方向へ撓んで、前記
一対の連結孔(T6)にその先端部を臨ませ、復元力に
よりテープの幅方向へ広がって前記一対の連結孔(T
6)にそれぞれ挿通して係止可能な抜止め用の突片部
(T5)を形成したことを特徴とするラップ装置におけ
る研磨テープの連結構造に存する。
【0009】
【作用】ワーク(W)の外周と接触シュー(40)との
間の隙間に研磨テープ(T)が取り回され、接触シュー
(40)が研磨テープ(T)を介してワーク(W)を両
側から押圧しており、ワーク(W)が回転かつ軸方向へ
揺動すると、ワーク(W)が研磨される。研磨テープ
(T)の摩耗により、研磨テープ(T)は供給リール
(21)から適宜繰り出されて使用される。研磨テープ
(T)が繰り出されていき、例えば、使用中の研磨テー
プ(T)の終端部が供給リール(21)から外れたら、
研磨テープ(T)の交換作業を行なう。交換作業は使用
前の研磨テープ(T)を供給リール(21)にセットし
て、該研磨テープ(T)の始端部を引き出し、使用中の
研磨テープ(T)の終端部と使用前の研磨テープ(T)
の始端部とを次のように連結する。
【0010】前記供給リール(21)から新たに繰り出
される使用前の研磨テープ(T)の始端部と、装置本体
に繰り込まれた使用中の研磨テープ(T)の終端部との
一方に穿設された連結孔(T4,T6)に、研磨テープ
(T)の始端部と研磨テープ(T)の終端部との他方に
形成された抜け止め部を、その復元力に抗して撓ませて
前記連結孔(T4,T6)に挿通し、挿通した後に復元
して前記連結孔(T4,T6)に係止するようにする。
それにより、簡単な作業で両方の研磨テープ(T)が連
結され、研磨テープ(T)の連結部がワーク(W)の外
周と接触シュー(40)との間の隙間に研磨テープ
(T)が繰り込まれ、やがて、引き出されて、例えば、
巻き取りリールに巻き取られる。それにより、新たな研
磨テープ(T)がワーク(W)の外周と接触シュー(4
0)との間の隙間に取り回されるようになり、テープの
交換作業が完了するとともに、研磨作業が続行可能にな
る。
【0011】前記供給リール(21)から新たに繰り出
される使用前の研磨テープ(T)の始端部と、装置本体
に繰り込まれた使用中の研磨テープ(T)の終端部との
一方に連結孔(T4)を穿設し、研磨テープ(T)の始
端部と研磨テープ(T)の終端部との他方に、その復元
力に抗してテープの幅方向へ撓んで幅狭になり、テープ
の長手方向へ相対移動して前記連結孔(T4)に挿通
し、挿通した後に復元して幅広になって前記連結孔(T
4)に係止可能な抜止め用の頭部(T2)を形成したも
のでは、連結孔(T4)に抜止め用の頭部(T2)を、
その復元力に抗してテープの幅方向へ撓んで幅狭にし、
テープの長手方向へ相対移動して前記連結孔(T4に挿
通し、挿通した後に復元力で幅広にして連結孔(T4)
に係止するようにすればよい。前記供給リール(21)
から新たに繰り出される使用前の研磨テープ(T)の始
端部と、装置本体に繰り込まれた使用中の研磨テープ
(T)の終端部との一方にテープの両側部に一対の連結
孔(T6)を穿設し、研磨テープ(T)の始端部と研磨
テープ(T)の終端部との他方に、その復元力に抗して
テープの幅方向へ撓んで、前記一対の連結孔(T6)に
その先端部を臨ませ、復元力によりテープの幅方向へ広
がって前記一対の連結孔(T6)にそれぞれ挿通して係
止可能な抜止め用の突片部(T5)を形成したもので
は、一対の連結孔(T6)に抜止め用の突片部(T5)
を、その復元力に抗してテープの幅方向へ撓ませ、一対
の連結孔(T6)にその先端部を臨ませ、復元力により
テープの幅方向へ広げて一対の連結孔(T6)にそれぞ
れ挿通して係止するようにすればよい。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。各図は本発明の一実施例を示している。第2図お
よび第3図に示すように、基盤10上には、ワークWが
回転可能かつ軸方向へ揺動可能にストック部材12を介
して支持され、図示省略した駆動装置に、ワークWがそ
の軸方向へ揺動可能に装着されている。ワークWの下方
には、ワークWの搬送路15が配されている。ワークW
の上方には、その外周面W1を研磨可能な研磨テープT
の供給リール21が回転軸22を中心にして回転可能に
配設され、同じく研磨テープTの巻取リール25が回転
軸26を中心にして回転可能に配設されている。研磨テ
ープTには、ペーパが使用されている。
【0013】ワークWの軸方向へ沿ってその外周面W1
を両側から挟むように一対のアーム部材30,30が複
数配され、一対のアーム部材30,30には、ホルダ部
材35を介して接触シュー40がそれぞれ装着されてい
る。接触シュー40はパッドとも呼ばれる。アーム部材
30や接触シュー40等は、ワークWを中心にして対称
的に配されている。アーム部材30は枢軸16により閉
じ位置と開き位置とに揺動可能にベース部材17に枢支
されている。
【0014】アーム部材30に上端部31外側には送り
ローラ38が回転可能に装着されている。同じように、
アーム部材30の下端部32内側および外側には送りロ
ーラ39,39が装着され、ベース部材17の下端部中
央には送りローラ19が装着されている。供給リール2
1から繰り出された研磨テープTが案内ローラ37、送
りローラ38,39を経てワークWの外周面W1と接触
シュー40との間を通り、送りローラ19に達するよう
に配索されている。これと対称的に、送りローラ19に
達した研磨テープTが、前記と反対側の外周面W1と接
触シュー40との間を通り、送りローラ39を経て送り
ローラ38に達するように配索されている。送りローラ
38に達した研磨テープTは、繰込みローラ36を介し
て巻取リール25に巻き取られるように配索されてい
る。繰込みローラ36は一対の挾持ローラ36a,36
bにより構成され、一方の挾持ローラ36aに動力が伝
達され、他方の挾持ローラ36bが、アイドルローラ3
5a,35b,35cを介して巻取リール25に連結さ
れている。
【0015】図1および図4〜図7は、研磨テープTの
連結部の態様を示している。
【0016】図1は、研磨テープTのベース材が厚手の
もので腰が強く復元力が大きい場合の研磨テープTの連
結部を示している。すなわち、研磨テープTの始端に
は、テープの幅方向の中央部に略円形状の抜止め用の頭
部T2が1つ形成されている。その抜止め用の頭部T2
はくびれた部分である首部T3を介して後続のテープに
連続している。研磨テープTの終端部には、首部T3の
テープ幅に合わせて、テープ幅方向にスリット幅が延び
た連結孔であるスリットT4が1つ開設されている。抜
止め用の頭部T2を復元力に抗して幅方向で撓ませて、
首部T3がスリットT4に嵌め込まれるまで、抜止め用
の頭部T2をスリットT4に差し込んでいき、差し込ん
だ後に抜止め用の頭部T2が復元力で幅広になり、抜止
め用の頭部T2がスリットT4の両側縁に係止して、両
方の研磨テープTが連結されている。
【0017】図4は、研磨テープTが幅の広いの場合を
示している。すなわち、研磨テープTの始端には、2つ
抜止め用の頭部T2が並設され、研磨テープTの終端に
は2つの抜止め用の頭部T2に対応して、2つのスリッ
トT4が並設され、各抜止め用の頭部T2をスリットT
4にそれぞれ差し込むことにより、両方の研磨テープT
が連結されている。このように、研磨テープTが幅広に
なるに応じて、抜止め用の頭部T2およびスリットT4
の数を増やすようにすればよい。図5は、研磨テープT
のベース材が薄く腰が弱く復元力が小さい場合を示して
いる。
【0018】すなわち、研磨テープTの始端には2つの
抜止め用の頭部T2が連続して形成され、研磨テープT
の終端には、各首部T3の間隔に合せて、2つスリット
T4がテープの長手方向に連ねて穿設されている。先行
側の抜止め用の頭部T2を手前側のスリットT4に例え
ば表面側から通し、次に奥側のスリットT4に裏面側か
ら通すことにより、各首部T3がスリットT4にそれぞ
れ嵌まり、各抜止め用の頭部T2がスリットT4の両側
縁に係止して、両方の研磨テープTが連結されている。
図6は、研磨テープTのベース材が薄く腰が弱く復元力
が小さく、かつ幅広の場合を示している。
【0019】すなわち、研磨テープTの始端には、抜止
め用の頭部T2をテープの長手方向に連設したものをテ
ープの幅方向に2つ並設して、計4つの抜止め用の頭部
T2が形成され、研磨テープTの終端には4つの抜止め
用の頭部T2に対応して4つスリットT4が穿設されて
いる。各抜止め用の頭部T2をスリットT4にそれぞれ
差し込んで、両方の研磨テープTが連結されている。
【0020】図7は、抜止め用の頭部T2の代りに抜止
め用の突片部T5を設けたものを示している。すなわ
ち、研磨テープTの始端には、テープの両側縁部からテ
ープの幅方向に切り込みを入れ、該切り込みをテープの
長手方向で等間隔に複数設け、切り込みによって形成さ
れた複数の突片部は、一つおきに抜止め用の突片部T5
に成っていて、その結果がテープの両側縁には2つずつ
抜止め用の突片部T5が形成されている。研磨テープT
の終端部には、各抜止め用の突片部T5に対応してスリ
ットT6が設けられている。テープの両側縁部には、テ
ープの長手方向をスリット幅とするスリットT6が2つ
ずつ穿設されている。スリットT6のテープの側縁部か
らの距離は、抜止め用の突片部T5の切り込み量に相当
している。
【0021】次に作用を説明する。ワークWの外周と接
触シュー40との間の隙間に研磨テープTが取り回さ
れ、一対のアーム部材30が閉じ位置に揺動している場
合おいては、接触シュー40が研磨テープTを介してワ
ークWを両側から押圧しており、ワークWが回転かつ軸
方向へ揺動すると、ワークWが研磨される。研磨テープ
Tの摩耗により、研磨テープTは供給リール21から適
宜繰り出されて使用される。
【0022】繰込みローラ36が作動すると、研磨テー
プTが引かれて供給リール21から繰り出されていき、
例えば、使用中の研磨テープTの終端部が供給リール2
1から外れたら、研磨テープTの交換作業を行なう。交
換作業は使用前の研磨テープTを供給リール21にセッ
トして、その研磨テープTの始端部を引き出し、図1に
示すように、使用中の研磨テープTの終端部と使用前の
研磨テープTの始端部とを連結する。 すなわち、装置
本体に繰り込まれた使用中の研磨テープTの終端側に穿
設されたスリットT4に、新たに繰り出された使用前の
研磨テープTの始端側に形成された抜止め用の頭部T2
を、その復元力に抗してテープの幅方向で撓ませ、スリ
ットT4のスリット幅以下にしてスリットT4に差し込
む。首部T3が抜止め用の頭部T2に嵌るまで抜止め用
の頭部T2を差し込んだ後に、抜止め用の頭部T2を復
元させると、抜止め用の頭部T2がテープの幅方向に広
がってスリットT4の両側縁に係止するようになる。そ
れにより、簡単な作業で両方の研磨テープTが連結され
る。簡単な交換作業であるために、ラップ作業中に交換
作業をすることが可能になり、交換作業によるロスタイ
ムの発生を防止することができる。繰込みローラ36が
作動すると、研磨テープTの連結部がワークWの外周と
接触シュー40との間の隙間に研磨テープTが繰り込ま
れるようになり、やがて、挾持ローラ36a,36bの
間から引き出されて、巻き取りリール25に巻き取られ
る。
【0023】それにより、新たな研磨テープTがワーク
Wの外周と接触シュー40との間の隙間に取り回される
ようになり、テープの交換作業が完了するとともに、研
磨作業を続行することができる。研磨テープTの連結部
によるラップ工程を回避するには、各アーム部材30を
開き位置にして両者の間隔を広げ、接触シュー40をワ
ークWから離し、繰込みローラ36を作動して、研磨テ
ープTの連結部がワークWの外周と接触シュー40との
間の隙間から外れた位置になるまで、研磨テープTを供
給リール21に巻き取るようにすればよい。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るラップ装置における研磨テ
ープの連結構造によれば、例えば、使用中の研磨テープ
の終端側の連結孔に、使用前の研磨テープに始端側の抜
け止め部を差し込んで係止するような構成にしたので、
簡単な作業で研磨テープを連結することができ、連結部
の後処理も不要になり、かつ、ワークを傷付けなること
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す研磨テープの連結部の
説明図である。
【図2】本発明の一実施例を示すラップ装置の要部正面
図である。
【図3】本発明の一実施例を示すラップ装置の正面図で
ある。
【図4】本発明の変形例を示す研磨テープの連結部の説
明図である。
【図5】本発明の変形例を示す研磨テープの連結部の説
明図である。
【図6】本発明の変形例を示す研磨テープの連結部の説
明図である。
【図7】本発明の変形例を示す研磨テープの連結部の説
明図である。
【図8】従来例を示す研磨テープの連結部の説明図であ
る。
【図9】従来例を示す研磨テープの連結部の説明図であ
る。
【符号の説明】
W…ワークW W1…外周面 T…研磨テープ T2…抜止め用の頭部 T3…首部 T4…スリット T5…抜止め用の突片部 T6…スリット 21…供給リール 25…巻取リール 30…アーム部材 35…ホルダ部材 40…接触シュー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸状のワークを回転可能かつ軸方向へ揺動
    可能に装着し、ワークの外周面の両側に接触シューを配
    するとともに、ワークの外周と接触シューとの間の隙間
    に研磨テープを取り回し、前記接触シューが研磨テープ
    を介してワークを両側から押圧して研磨するようにした
    ラップ装置における研磨テープの連結構造であって、 研磨テープを供給リールから適宜繰り出して使用するよ
    うにしたものにおいて、 前記供給リールから新たに繰り出される使用前の研磨テ
    ープの始端部と、装置本体に繰り込まれた使用中の研磨
    テープの終端部との一方に連結孔を穿設し、研磨テープ
    の始端部と研磨テープの終端部との他方に、その復元力
    に抗して撓ませて前記連結孔に挿通し、挿通した後に復
    元して前記連結孔に係止可能な抜止め部を形成したこと
    を特徴とするラップ装置における研磨テープの連結構
    造。
  2. 【請求項2】軸状のワークを回転可能かつ軸方向へ揺動
    可能に装着し、ワークの外周面の両側に接触シューを配
    するとともに、ワークの外周と接触シューとの間の隙間
    に研磨テープを取り回し、前記接触シューが研磨テープ
    を介してワークを両側から押圧して研磨するようにした
    ラップ装置における研磨テープの連結構造であって、 研磨テープを供給リールから適宜繰り出して使用するよ
    うにしたものにおいて、 前記供給リールから新たに繰り出される使用前の研磨テ
    ープの始端部と、装置本体に繰り込まれた使用中の研磨
    テープの終端部との一方に連結孔を穿設し、研磨テープ
    の始端部と研磨テープの終端部との他方に、その復元力
    に抗してテープの幅方向へ撓んで幅狭になり、テープの
    長手方向へ相対移動して前記連結孔に挿通し、挿通した
    後に復元して幅広になって前記連結孔に係止可能な抜止
    め用の頭部を形成したことを特徴とするラップ装置にお
    ける研磨テープの連結構造。
  3. 【請求項3】軸状のワークを回転可能かつ軸方向へ揺動
    可能に装着し、ワークの外周面の両側に接触シューを配
    するとともに、ワークの外周と接触シューとの間の隙間
    に研磨テープを取り回し、前記接触シューが研磨テープ
    を介してワークを両側から押圧して研磨するようにした
    ラップ装置における研磨テープの連結構造であって、 研磨テープを供給リールから適宜繰り出して使用するよ
    うにしたものにおいて、 前記供給リールから新たに繰り出される使用前の研磨テ
    ープの始端部と、装置本体に繰り込まれた使用中の研磨
    テープの終端部との一方にテープの両側部に一対の連結
    孔を穿設し、研磨テープの始端部と研磨テープの終端部
    との他方に、その復元力に抗してテープの幅方向へ撓ん
    で、前記一対の連結孔にその先端部を臨ませ、復元力に
    よりテープの幅方向へ広がって前記一対の連結孔にそれ
    ぞれ挿通して係止可能な抜止め用の突片部を形成したこ
    とを特徴とするラップ装置における研磨テープの連結構
    造。
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