JPH08126306A - 電源回路およびこれを備えた電子機器 - Google Patents

電源回路およびこれを備えた電子機器

Info

Publication number
JPH08126306A
JPH08126306A JP6289663A JP28966394A JPH08126306A JP H08126306 A JPH08126306 A JP H08126306A JP 6289663 A JP6289663 A JP 6289663A JP 28966394 A JP28966394 A JP 28966394A JP H08126306 A JPH08126306 A JP H08126306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
switching
output
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6289663A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yamazaki
浩一 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP6289663A priority Critical patent/JPH08126306A/ja
Priority to US08/519,952 priority patent/US6087814A/en
Publication of JPH08126306A publication Critical patent/JPH08126306A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/14Arrangements for reducing ripples from dc input or output
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/0067Converter structures employing plural converter units, other than for parallel operation of the units on a single load
    • H02M1/008Plural converter units for generating at two or more independent and non-parallel outputs, e.g. systems with plural point of load switching regulators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/63Generation or supply of power specially adapted for television receivers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電源回路内で発生するノイズによる外部回路へ
の悪影響を除去することができる電源回路およびこれを
用いた電子機器を提供する。 【構成】発振回路の発振動作を外部回路の基準クロック
信号に同期させたので、平滑回路では消去できないノイ
ズと前記外部回路の基準クロックとの非同期によるビー
トノイズを除去でき、前記外部回路の特性劣化を防止す
るとともに、誤動作の発生を除去することができ、電子
機器の性能を高めることができる。また、発振回路で
は、出力電圧として三角波電圧を出力するので、のこぎ
り波に比べて高調波成分のノイズが少なく、さらに、電
子機器の性能を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用のテレビジョン
受像機、ビデオテープレコーダ、および電話機等に使用
されるスイッチング安定化電源方式による電源回路およ
びこれを用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯用のテレビジョン受像機、
ビデオテープレコーダ、および電話機等の電子機器で
は、電子機器の安定動作を確保するためにスイッチング
安定化電源方式による電源回路が使用されている。図5
は、携帯用のビデオテープレコーダ(以下、VTRとい
う)1の電源回路周辺の構成を示すブロック図である。
【0003】VTR1は、スイッチング安定化電源方式
による電源回路10、入力映像信号の信号処理を行う映
像信号処理回路11、およびモニタ画面を制御するモニ
タ制御回路12を含んで構成され、前記映像信号処理回
路11およびモニタ制御回路12はそれぞれ電源ライン
La,Lbを介して前記電源回路10によって電力付勢
されている。
【0004】前記電源回路10は、三角波電圧を出力す
る三角波発振回路21、前記電源ラインLa,Lbに対
応してそれぞれ設けられたパルス幅制御回路23a,2
3b、スイッチングトランジスタ24a,24b、平滑
回路25a,25bから構成される。前記パルス制御回
路23a、23bは、それぞれ2つの比較器26a,2
7a;26b,27bによって構成される。
【0005】以下、電源回路10の電源ラインLaに対
応して設けられた構成、および動作について説明する。
前記パルス幅制御回路23aの比較器26aでは、前記
平滑回路25aの出力電圧と基準電源28の基準電圧と
が比較される。比較器27aでは、前記比較器26aの
出力電圧と前記三角波発振回路21からの三角波電圧と
が比較され、この比較結果に応じてパルス幅が制御され
たパルス信号が前記スイッチングトランジスタ24aに
与えられる。平滑回路25aでは、前記スイッチングト
ランジスタ24aのスイッチング動作に応じたスイッチ
ング出力を平滑化し、前記電源ラインLaに安定化され
た電源電圧が供給される。
【0006】電源ラインLbに対応した構成および動作
は、上述した電源ラインLaに対応して設けられた構
成、および動作と同じである。こうして前記映像信号処
理回路11およびモニタ制御回路12は、安定化された
電源電圧によって電力付勢される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなスイッチン
グ安定化電源方式の電源回路10では、平滑回路25
a,25bにおいて前記スイッチングトランジスタ24
a,24bからのスイッチング出力を完全に平滑化する
こができず、平滑回路25a,25bから出力される電
源電圧に前記スイッチングトランジスタ24a,24b
のスイッチング動作に同期したノイズが発生しやすく、
このノイズは前記映像信号処理回路11や、モニタ制御
回路12にまで侵入する。その結果、S/N比の低下や
残留ノイズの増加などを引き起こし、VTRの特性を劣
化させていた。
【0008】また、前記映像信号処理回路11は、発振
周波数が3.58MHzの発振器29からクロックを基
準クロックとして動作するが、この基準クロックは、前
述したスイッチング動作に同期したノイズとは同期して
いないためにビートノイズが発生することもあった。そ
こで、本発明の目的は、上記課題を解決し、電源回路内
で発生するノイズによる外部回路への悪影響を除去する
ことができる電源回路およびこれを用いた電子機器を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、三角波電圧を
出力する発振回路と、前記発振回路から出力される三角
波電圧と、基準電圧とを比較し、この比較結果に応じて
出力されるパルス信号のパルス幅を制御するパルス幅制
御回路と、前記パルス幅制御回路から出力されたパルス
信号に応じてスイッチング動作を行うスイッチング回路
と、前記スイッチング回路からの出力電圧を平滑化し、
平滑化された出力電圧を、電源電圧として外部回路に与
えるとともに、前記基準電圧として前記パルス幅制御回
路に与える平滑回路と、前記発振回路の発振動作を前記
外部回路の基準クロックに同期させたことを特徴とする
電源回路である。
【0010】また、本発明は、前記発振回路は、充放電
用コンデンサへの充電動作と放電動作を選択的に切り換
えて、三角波電圧を出力する充放電回路と、前記外部回
路の基準クロックに応答して異なる基準電圧を選択的に
切換可能な基準電圧切換回路と、前記基準電圧切換回路
で設定された基準電圧を上限電圧とし、この上限電圧と
前記三角波電圧とを比較する第1の比較器と、予め定め
られた下限電圧と前記三角波電圧とを比較する第2の比
較器と、前記第1の比較器および第2の比較器の出力に
応じて前記充放電回路の充放電動作を切換える切換信号
を出力する制御回路と、を含むことを特徴とする電源回
路である。
【0011】さらにまた、本発明は、電源回路と、前記
電源回路によって電力付勢され、基準クロックに基づい
て動作する同期回路とを含む電子機器において、前記電
源回路は、三角波電圧を出力する発振回路と、前記発振
回路から出力された三角波電圧と基準電圧とを比較し、
この比較結果に応じて、出力されるパルス信号のパルス
幅を制御するパルス幅制御回路と、前記パルス幅制御回
路から出力されたパルス信号に応じてスイッチング動作
を行うスイッチング回路と、前記スイッチング回路から
の出力電圧を平滑化し、平滑化された出力電圧を、電源
電圧として外部に出力するとともに、前記基準電圧とし
て前記パルス幅制御回路に与える平滑回路と、を備え、
前記発振回路の発振動作を前記同期回路の基準クロック
に同期させたことを特徴とする電子機器である。
【0012】又本発明は、前記発振回路は、充放電用コ
ンデンサへの充電動作と放電動作を選択的に切換えて、
三角波電圧を出力する充放電回路と、前記同期回路の基
準クロックに応答して異なる基準電圧を選択的に切換可
能な基準電圧切換回路と、前記基準電圧切換回路で設定
された基準電圧を上限電圧とし、この上限電圧と前記充
放電回路から出力され三角波電圧とを比較する第1の比
較器と、予め定められた下限電圧と前記充放電回路から
出力され三角波電圧とを比較する第2の比較器と、前記
第1の比較器および第2の比較器の出力に応じて前記充
放電回路の充放電動作を切換える切換信号を出力する制
御回路と、を含むことを特徴とする電子機器である。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明に従う電源回路は、平滑回
路からの出力電圧を基準電圧として、この基準電圧と発
振回路から出力された三角波電圧とをパルス幅制御回路
で比較し、この比較結果に応じて、パルス幅を制御した
パルス信号を出力する。前記パルス幅制御回路から出力
されたパルス信号は、スイッチング回路に与えられる。
スイッチング回路は、前記パルス信号に応じてスイッチ
ング動作を行い、このスイッチング動作に応じた出力電
圧を平滑回路に与える。平滑回路では、前記スイッチン
グ回路からの出力電圧を平滑化し、平滑化された出力電
圧は、基準電圧しとて前記パルス幅制御回路に与えら
れ、フィードバックがかかる。一方、前記平滑回路は、
平滑化された出力電圧を、電源電圧として外部回路に与
え、この外部回路を電力付勢する。
【0014】請求項1記載の発明に従えば、前記発振回
路の発振動作を前記外部回路の基準クロック信号に同期
させたので、前記平滑回路では消去できないノイズと前
記外部回路の基準クロックとの非同期によるビートノイ
ズを除去できる。また、発振回路では、出力電圧として
三角波電圧を出力するので、のこぎり波に比べて、高調
波成分のノイズが少ない。
【0015】請求項2記載の発明に従う発振回路は、基
準電圧切換回路において外部回路の基準クロックに応答
して2つの基準電圧が選択的に設定される。すなわち、
基準電圧発生回路における基準電圧の切換タイミング
は、前記基準クロックに同期することになる。したがっ
て、第1の比較器で比較される上限電圧も前記基準クロ
ックに同期して変化するので、三角波電圧との比較結果
は、前記基準クロックに同期して規定される。制御回路
では、基準クロックに同期した第1の比較器の出力に応
じて、前記充放電回路の充放電動作を切換える切換信号
を出力するので、前記三角波電圧を前記外部回路の基準
クロックに同期させることができる。
【0016】請求項3記載の発明に従う電源回路は、平
滑回路からの出力電圧を基準電圧として、この基準電圧
と発振回路から出力された三角波電圧とをパルス幅制御
回路で比較し、この比較結果に応じて、パルス幅を制御
したパルス信号を出力する。前記パルス幅制御回路から
出力されたパルス信号は、スイッチング回路に与えられ
る。スイッチング回路は、前記パルス信号に応じてスイ
ッチング動作を行い、このスイッチング動作に応じた出
力電圧を平滑回路に与える。平滑回路では、前記スイッ
チング回路からの出力電圧を平滑化し、平滑化された出
力電圧は、基準電圧しとて前記パルス幅制御回路に与え
られ、フィードバックがかかる。一方、前記平滑回路
は、平滑化された出力電圧を、電源電圧として同期回路
に与える。こうして前記電源回路は、この同期回路を電
力付勢する。
【0017】請求項3記載の発明に従えば、前記発振回
路の発振動作を前記同期回路の基準クロック信号に同期
させたので、前記平滑回路では消去できないノイズと前
記同期回路の基準クロックとの非同期によるビートノイ
ズを除去できる。また、発振回路では、出力電圧として
三角波電圧を出力するので、のこぎり波に比べて高調波
成分のノイズが少ない。
【0018】請求項4記載の発明に従えば、基準電圧切
換回路において同期回路の基準クロックに応答して基準
電圧が選択的に切換えられる。すなわち、基準電圧発生
回路における基準電圧の切換タイミングは、前記同期回
路の動作に同期することになる。したがって、第1の比
較器で比較される上限電圧も前記基準クロックに同期し
て変化するので、三角波電圧との比較結果は、前記同期
回路の動作に同期して規定される。制御回路では、基準
クロックに同期した第1の比較器の出力に応じて、前記
充放電回路の充放電動作を切換える切換信号を出力する
ので、前記三角波電圧を前記同期回路の動作に同期させ
ることができる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の電気的構成を示
すブロック図である。本実施例では、携帯用のビデオテ
ープレコーダ(以下、VTRという)31に適用した場
合について説明する。VTR31は、スイッチング安定
化電源方式による電源回路40、入力映像信号の信号処
理を行う映像信号処理回路41、およびモニタ画面を制
御するモニタ制御回路42を含んで構成され、前記映像
信号処理回路41で処理された映像信号は前記モニタ制
御回路42に与えられる。前記映像信号処理回路41お
よびモニタ制御回路42は、それぞれ電源ラインLa,
Lbを介して前記電源回路40によって電力付勢されて
いる。本実施例では、前記映像信号処理回路41を同期
回路として説明する。
【0020】前記電源回路40は、三角波電圧を出力す
る三角波発振回路51、前記電源ラインLa,Lbに対
応してそれぞれ設けられたパルス幅制御回路53a,5
3b、スイッチングトランジスタ54a,54b、平滑
回路55a,58および分周回路62から構成される。
前記パルス制御回路53a、53bは、それぞれ2つの
比較器56a,57a;56b,57bによって構成さ
れる。
【0021】前記映像信号処理回路41は、発振子59
を有する発振器60の発振周波数=3.58MHz を
基準クロックとして動作する。一方、前記発振器60か
らの基準クロックは、前記分周回路62に与えられ、1
/4分周されて前記三角波発振回路51に与えられる。
以下、電源回路40の電源ラインLaに対応して設けら
れた構成および動作について説明する。
【0022】前記パルス幅制御回路53aの比較器56
aでは、前記平滑回路55aの出力電圧eと基準電源5
8の基準電圧Voとが比較される。比較器57aでは、
前記比較器56aの出力電圧fと前記三角波発振回路5
1からの三角波電圧Cとが比較され、この比較結果に応
じて前記比較器57aから出力されるパルス信号hのパ
ルス幅が制御され、このパルス信号hが前記スイッチン
グトランジスタ54aに与えられる。平滑回路55aで
は、前記スイッチングトランジスタ54aのスイッチン
グ動作に応答したスイッチング出力を平滑化し、前記電
源ラインLaに安定化された電源電圧を供給する。
【0023】スイッチングトランジスタ54aは、PN
P型トランジスタから構成され、エミッタに電源63a
が接続され、コレクタが前記平滑回路55aに接続され
る。スイッチングトランジスタ54aのベースに前記パ
ルス幅制御回路53aからのパルス信号hが与えられる
と、これに応答して前記電源63aの電源電圧がオン・
オフされて前記平滑回路55aに与えられる。
【0024】前記平滑回路55aは、ショットキーダイ
オード71a、チョークコイル72a、およびコンデン
サ73aから構成される。前記ショットキーダイオード
71aのカソードは、前記スイッチングトランジスタ5
4aのコレクタに接続されるとともに、前記チョークコ
イル72aの一方端に接続され、前記ダイオード71a
のアノードは接地される。前記チョークコイル72aの
他端は、前記コンデンサ73aを介して接地される。前
記チョークコイル72aの他端は、前記電源ラインLa
に接続されるとともに、前記比較器56aの非反転入力
端子に接続される。こうして前記チョークコイル72a
とコンデンサ73aとの接続点から出力電圧eは、前記
電源ラインLaに電源電圧として与えられるとともに、
前記比較器56aの非反転入力端子に基準電圧として帰
還される。
【0025】図2は、動作を説明するための波形図であ
る。図2(1)には平滑回路55aからの出力電圧eの
波形が示される。図2(2)には、前記比較器56aの
出力電圧fの波形が参照符fで示され、三角波電圧Cの
波形が参照符Cで示されている。図2(2)、(3)に
示されるように、前記三角波電圧Cが前記出力電圧fよ
り大きいときには、比較器57aの出力hはLレベルと
なり、前記スイッチングトランジスタ54aをオン状態
にして電源63aからの電源電圧を前記平滑回路55a
に与える。一方、前記三角波電圧Cが前記出力電圧fよ
り小さいときには、前記出力hはHレベルとなり、電源
63aからの電源電圧の供給を停止する。すなわち、電
源63aからの電源電圧の供給量は、前記出力hのパル
スの立ち下がり幅に比例する。
【0026】たとえば、図2(1)に参照符dで示され
るように出力電圧eが低下した場合には、比較器56a
の出力fはこれに対応して低下する(図2(2)に参照
符f参照)ので、これに対応して前記出力hのパルスの
立ち下がり幅tbは、正常時の立ち下がり幅taより大
きくなり、これに応答して出力電圧eは、僅かに上昇す
る。このように出力電圧eは、常に一定電圧になるよう
に制御される。
【0027】なお、電源ラインLbに対応した構成およ
び動作は、上述した電源ラインLaに対応して設けられ
た構成および動作と同じであり、対応する構成には参照
付に「b」を付す。こうして前記映像信号処理回路41
およびモニタ制御回路42は、安定化された電源電圧に
よって電力付勢される。
【0028】図3は三角波発振回路51の構成を示すブ
ロック図であり、図4はその動作を説明するための波形
図である。三角波発振回路51は、充電動作と放電動作
を選択的に切換えることによって、三角波電圧Cを出力
する充放電回路81と、2つの基準電圧を選択的に切換
可能な基準電圧切換回路82と、第1および第2の比較
器83,84と,前記各比較器83,84の出力に応じ
て前記充放電回路81を制御するフリップフロップ85
とを含んで構成される。
【0029】前記充放電回路81は、3つのPNP型ト
ランジスタ91,92,93からなる第1のカレントミ
ラー回路94と、2つのNPN型トランジスタ95,9
6からなる第2のカレントミラー回路97と、充放電用
のコンデンサ98とから構成される。なお、前記トラン
ジスタ96のエミッタ面積は、トランジスタ95のエミ
ッタ面積の2倍に設定されている。前記第1のカレント
ミラー回路94のトランジスタ91,92,93の各エ
ミッタはそれぞれ共通に電源90に接続されるととも
に、各ベースは相互に共通に接続される。前記トランジ
スタ91は、ベースとコレクタが接続され、コレクタは
定電流源99を介して接地される。前記トランジスタ9
2,93の各コレクタは、前記トランジスタ95,96
の各コレクタにそれぞれ接続される。トランジスタ95
は、コレクタとベースが接続される。各トランジスタ9
5,96の各ベースは相互に接続されるとともに、各エ
ミッタはそれぞれ接地される。前記トランジスタ96の
コレクタは、前記コンデンサ98を介して接地される。
【0030】前記基準電圧切換回路82は、電源100
と接地との間に直列に接続された3つの抵抗101,1
02,103と、前記分周回路62のクロックに応答し
て動作するNPN型トランジスタ104とから構成され
る。前記トランジスタ104は、コレクタが抵抗102
と抵抗103との接続点Gに接続され、エミッタは接地
される。前記分周回路62で1/4分周されたクロック
Aは、前記トランジスタ104のベースに与えられる。
【0031】前記第1の比較器83の非反転入力端子
は、前記コンデンサ98とトランジスタ96との接続点
Cに接続される一方、反転入力端子は前記抵抗101と
抵抗102との接続点Bに接続される。前記第2の比較
器84の反転入力端子は前記接続点Cに接続される一
方、非反転入力端子は基準電源105に接続される。前
記第1および第2の比較器83,84の各出力D,E
は、前記フリップフロップ85のセット入力端子、リセ
ット入力端子にそれぞれ与えられる。このフリップフロ
ップ85のQ出力は前記トランジスタ95,96の各ベ
ースに与えられる。
【0032】前記Q出力がLレベルに設定されると、ト
ランジスタ96がオフ状態となり、トランジスタ93を
介して流れる定電流Iが前記コンデンサ98に流れ込
み、充電が開始され、前記接続点Cの電圧が上昇する。
一方、前記Q出力がオープン状態に設定されると、トラ
ンジスタ96がオン状態となり、前記接続点Cがトラン
ジスタ96を介して接地され、前記コンデンサ98が放
電を開始し、前記接続点Cの電圧が降下する。このよう
に前記Q出力によって、コンデンサ98が充放電を繰り
返し、前記接続点Cにおいて三角波電圧が発生する。
【0033】次に、図4を参照して、三角波発振回路5
1の動作について説明する。前記発振器60からの基準
クロック(3.58MHz)は、分周回路62で1/4
分周され、図4(1)に示す分周クロックA(895k
Hz)を出力し、これが前記トランジスタ104に与え
られる。たとえば時刻t0〜t1の期間T0において
は、分周クロックAはHレベルなので、トランジスタ1
04はオン状態となり、前記接続点Gは接地される。し
たがって、前記接続点Bは、電源100の電源電圧Vc
cを2つの抵抗101、102で分圧した電圧(以下、
第1電圧V1という)に設定される。
【0034】一方、たとえば時刻t1〜t2の期間T1
においては、分周クロックAはLレベルなので、トラン
ジスタ104はオフ状態となり、前記接続点Gの接地状
態は解除される。したがって、前記接続点Bは、電源1
00の電源電圧Vccを抵抗101と、2つの抵抗10
2,103とで分圧した電圧(以下、第2電圧V2とい
う)に設定される。以下、同様に、前記接続点Bの電圧
は、分周クロックAに同期して第1電圧V1と第2電圧
V2とが交互に繰り返して設定される。
【0035】第1電圧V1は、 Vref<V1<V2 ・・・(1) の範囲で設定すると、安定した三角波を得ることができ
る。実際には、第2電圧V2に近づけると、外部同期の
制御範囲が狭くなるので、第1電圧V1は、上記(1)
式の範囲の中間の電圧、すなわち、 V1=(Vref+V2)/2・・・(2) に設定するのが望ましい。
【0036】なお、前記第1電圧V1は、後述する三角
波電圧の最大電圧Vmax より小さく設定され、第2
電圧V2は、三角波電圧の最大電圧Vmax より大き
く設定される。一方、前記基準電源105で設定されて
いる基準電圧Vrefは、後述する三角波電圧の最小電
圧Vmin に設定される。ここで、上記第1式を参酌
して、これらの各電圧の関係をまとめると、 Vref=Vmin<V1<Vmax<V2・・・(3) となる。
【0037】具体的には、たとえば前記三角波電圧の最
大電圧Vmax=1.8V,最小電圧Vmin=1.0
Vとすると、電源100の電源電圧Vcc=2.5V、
各抵抗101,102,103の抵抗値をそれぞれ5K
Ω、7.5KΩ、12.5KΩに設定して、前記第1電
圧V1=1.5V、前記第2電圧V2=2.0Vとす
る。また、前記基準電圧Vref=1.0Vとする。
【0038】ここで、前記フリップフロップ85のQ出
力として、図4(6)の波形が得られた場合について説
明する。たとえば時刻t1〜t2の期間T1において
は、前記Q出力はLレベルなので、前記トランジスタ9
6はオフ状態となり、コンデンサ98は前記定電流Iに
よって充電され、接続点Cの電圧は最大電圧Vmaxま
で上昇する。このとき基準電圧切換回路82では三角波
電圧の最大電圧Vmax より大きい第1電圧V1が設
定されているので、接続点Bの電圧が前記接続点Cの電
圧より大きくなることはない。したがって、期間T1に
おいては、第1の比較器83の出力DはLレベルであ
る。
【0039】時刻t2で前記Q出力がLレベルからオー
プン状態となると、コンデンサ98は放電を開始し、前
記接続点Cの電圧は降下し始める。一方、時刻t2〜t
3の期間T2では、前述したように前記接続点Bは三角
波電圧の最大電圧Vmaxより小さい第2電圧V2に設
定されているので、前記接続点Cの電圧が前記最大電圧
Vmaxから第2電圧V2まで降下するまでの期間Ta
は、前記接続点Cの電圧は前記接続点Bよりも大きくな
る。したがって、この期間Taにおいては、第1の比較
器83の出力Dは、図4(4)に示されるようにオープ
ン状態となる。
【0040】時刻t2〜t3の期間T2においては、コ
ンデンサ98は放電中であり、接続点Cの電圧は時刻t
3において最小電圧Vminまで降下する。一方、前記
基準電源105で設定されている基準電圧Vrefは、
前述したように最小電圧Vmin に設定されているの
で、第2の比較器84の出力Eは、図4(5)に示され
るように、瞬間的に立ち上がる。
【0041】前記各出力D,Eが前記フリップフロップ
85のセット、リセット入力としてそれぞれ与えられる
と、Q出力には、図4(6)に示される波形が得られ、
このQ出力が前記充放電回路81に与えられると、前記
接続点Cには図4(3)に示される三角波電圧Cが得ら
れる。このように基準電圧切換回路82における基準電
圧の切換タイミングを分周クロックAに同期させると、
三角波電圧Cの発振周期も分周クロックAに同期するこ
とになる。したがって、三角波発振回路51の出力に応
答したスイッチングトランジスタ54a、54bのスイ
ッチング動作も前記分周クロックに同期することにな
り、平滑回路55a、55bでは消去できないノイズと
基準クロックとの非同期によるビートノイズを除去でき
る。これによって、ビートノイズに起因した画面の乱れ
等の不具合も除去することができ、VTRの特性を向上
することができる。
【0042】また、三角波発振回路51では、出力電圧
として対称三角波電圧を出力するので、同一周波数、同
一振幅の場合、のこぎり波に比べて高調波成分のノイズ
が少ない。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明に従え
ば、発振回路の発振動作を外部回路の基準クロック信号
に同期させたので、平滑回路では消去できないノイズと
前記外部回路の基準クロックとの非同期によるビートノ
イズを除去することができ、外部回路の特性劣化を防止
するとともに、誤動作の発生を除去することができ、電
源回路の信頼性を高めることができる。また、発振回路
では、出力電圧として三角波電圧を出力するので、のこ
ぎり波に比べて高調波成分のノイズが少くなり、電源回
路の信頼性を高めることができる。
【0044】また、請求項3記載の発明に従えば、発振
回路の発振動作を同期回路の基準クロック信号に同期さ
せたので、平滑回路では消去できないノイズと前記同期
回路の基準クロックとの非同期によるビートノイズを除
去できるので、同期回路の特性劣化を防止するととも
に、誤動作の発生を除去することができ、電子機器の性
能を高めることができる。また、発振回路では、出力電
圧として三角波電圧を出力するので、のこぎり波に比べ
て高調波成分のノイズが少なく、さらに、電子機器の性
能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例の電気的構成を示す
ブロック図
【図2】 図2は動作を説明するための波形図
【図3】 図3は三角波電圧発生回路51周辺の構成を
示すブロック図
【図4】 図4は三角波電圧発生回路51の動作を説明
するための波形図
【図5】 図5は典型的な先行技術の電気的構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
40・・・電源回路 41・・・映像信号処理回路 42・・・モニタ制御回路 51・・・三角波発振回路 53a,53b・・・パルス幅制御回路 54a,54b・・・スイッチングトランジスタ 55a,55b・・・平滑回路 56a,56b,57a,57b・・・比較器 60・・・発振器 61・・・分周回路 81・・・充放電回路 82・・・基準電圧切換回路 83,84・・・比較器 85・・・フリップフロップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三角波電圧を出力する発振回路と、 前記発振回路から出力される三角波電圧と、基準電圧と
    を比較し、この比較結果に応じて出力されるパルス信号
    のパルス幅を制御するパルス幅制御回路と、 前記パルス幅制御回路から出力されたパルス信号に応じ
    てスイッチング動作を行うスイッチング回路と、 前記スイッチング回路からの出力電圧を平滑化し、平滑
    化された出力電圧を、電源電圧として外部回路に与える
    とともに、前記基準電圧として前記パルス幅制御回路に
    与える平滑回路と、 前記発振回路の発振動作を前記外部回路の基準クロック
    に同期させたことを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】前記発振回路は、 充放電用コンデンサへの充電動作と放電動作を選択的に
    切換て、三角波電圧を出力する充放電回路と、 前記外部回路の基準クロックに応答して異なる基準電圧
    を選択的に切換可能な基準電圧切換回路と、 前記基準電圧切換回路で設定された基準電圧を上限電圧
    とし、この上限電圧と前記三角波電圧とを比較する第1
    の比較器と、 予め定められた下限電圧と前記三角波電圧とを比較する
    第2の比較器と、 前記第1の比較器および第2の比較器の出力に応じて前
    記充放電回路の充放電動作を切換える切換信号を出力す
    る制御回路と、 を含むことを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  3. 【請求項3】電源回路と、前記電源回路によって電力付
    勢され、基準クロックに基づいて動作する同期回路とを
    含む電子機器において、 前記電源回路は、 三角波電圧を出力する発振回路と、 前記発振回路から出力された三角波電圧と基準電圧とを
    比較し、この比較結果に応じて、出力されるパルス信号
    のパルス幅を制御するパルス幅制御回路と、 前記パルス幅制御回路から出力されたパルス信号に応じ
    てスイッチング動作を行うスイッチング回路と、 前記スイッチング回路からの出力電圧を平滑化し、平滑
    化された出力電圧を、電源電圧として外部に出力すると
    ともに、前記基準電圧として前記パルス幅制御回路に与
    える平滑回路と、 を備え、 前記発振回路の発振動作を前記同期回路の基準クロック
    に同期させたことを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】前記発振回路は、 充放電用コンデンサへの充電動作と放電動作を選択的に
    切換えて、三角波電圧を出力する充放電回路と、 前記同期回路の基準クロックに応答して異なる基準電圧
    を選択的に切換可能な基準電圧切換回路と、 前記基準電圧切換回路で設定された基準電圧を上限電圧
    とし、この上限電圧と前記充放電回路から出力され三角
    波電圧とを比較する第1の比較器と、 予め定められた下限電圧と前記充放電回路から出力され
    三角波電圧とを比較する第2の比較器と、 前記第1の比較器および第2の比較器の出力に応じて前
    記充放電回路の充放電動作を切換える切換信号を出力す
    る制御回路と、 を含むことを特徴とする請求項3記載の電子機器。
JP6289663A 1994-08-30 1994-11-24 電源回路およびこれを備えた電子機器 Pending JPH08126306A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6289663A JPH08126306A (ja) 1994-08-30 1994-11-24 電源回路およびこれを備えた電子機器
US08/519,952 US6087814A (en) 1994-08-30 1995-08-28 Power source circuit and electronic device with the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-205549 1994-08-30
JP20554994 1994-08-30
JP6289663A JPH08126306A (ja) 1994-08-30 1994-11-24 電源回路およびこれを備えた電子機器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7090421A Division JP2758852B2 (ja) 1995-04-17 1995-04-17 三角波発振回路およびこれを備えた映像信号処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08126306A true JPH08126306A (ja) 1996-05-17

Family

ID=26515116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6289663A Pending JPH08126306A (ja) 1994-08-30 1994-11-24 電源回路およびこれを備えた電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6087814A (ja)
JP (1) JPH08126306A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100604058B1 (ko) * 2004-09-24 2006-07-24 삼성에스디아이 주식회사 직류/직류 변환기와 이를 이용한 발광 표시장치 및 그의구동방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4812959A (en) * 1987-05-20 1989-03-14 International Business Machines Corp. Synchronization circuit for a blocking oscillator

Also Published As

Publication number Publication date
US6087814A (en) 2000-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0634666A (ja) トリガ回路
CN205566250U (zh) 电子设备
JPH01136419A (ja) 発振回路
KR900007613B1 (ko) 펄스 이상 회로
JPH08126306A (ja) 電源回路およびこれを備えた電子機器
JP2758852B2 (ja) 三角波発振回路およびこれを備えた映像信号処理装置
US6201426B1 (en) Pulse generation device having integrating circuit having substantially constant charging/discharging ratio
JPH10313235A (ja) V/f変換回路
JPH05226984A (ja) 三角波発振回路
JPS6151828B2 (ja)
US5889421A (en) Device for detecting the locking of an automatic gain control circuit
JP3408436B2 (ja) 垂直のこぎり波発振回路
KR100463621B1 (ko) 수직 램프파 발생 회로
JP3257439B2 (ja) 水平位置調整回路
JPH0363249B2 (ja)
JPH0518306B2 (ja)
JPS5912826Y2 (ja) 発振器
JPS6390213A (ja) 自動モ−ド切換pll回路
JPS584269Y2 (ja) 選局装置
JP2860177B2 (ja) 位相同期回路
JPH0212410B2 (ja)
JPS58225718A (ja) 垂直鋸歯状波発生装置
JPS59207726A (ja) 信号判別回路
JPS61274419A (ja) 所定幅のパルスの生成用回路装置
JPH04354264A (ja) 水平発振回路