JPH081261B2 - バランス型メカニカルシ−ル - Google Patents

バランス型メカニカルシ−ル

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Publication number
JPH081261B2
JPH081261B2 JP62120204A JP12020487A JPH081261B2 JP H081261 B2 JPH081261 B2 JP H081261B2 JP 62120204 A JP62120204 A JP 62120204A JP 12020487 A JP12020487 A JP 12020487A JP H081261 B2 JPH081261 B2 JP H081261B2
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JP
Japan
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seat ring
ring
mechanical seal
spring
peripheral surface
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62120204A
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English (en)
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JPS63289378A (ja
Inventor
卓 村田
亮一 宮崎
Original Assignee
日本エンジニアリングサービス株式会社
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Publication date
Application filed by 日本エンジニアリングサービス株式会社 filed Critical 日本エンジニアリングサービス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 産業上の利用分野 本発明は、回転軸が機器のケーシングを貫通する部分
に装着され、ケーシング内の流体(密封流体)が外部へ
漏れ出るのを防ぐバランス型メカニカルシールに関する
ものである。
従来技術 従来、バランス型メカニカルシールは、第1図および
第2図に示すように、段付き回転軸3′を用いるかまた
は回転軸3にスリーブ17を装着し、従動リング8を軸線
方向にシートリング6の方へ移動させ、シートリング6
を押圧するのに有効に働く密封流体4の受圧面積を密封
端面における接合面積以下にして、バランス型メカニカ
ルシールを実現しており、この場合、ばね10は、密封流
体4に接触する状態であった。
発明が解決しようとする問題点 このようなバランス型メカニカルシールを装着するた
めには、回転軸を段付きにするか、あるいは回転軸にス
リーブを用いなければならず、機器の製作費が高くな
る。
ばねが密封流体に接触するため、密封流体にスラリー
が含まれる場合は、ばねにスラリーが付着して作動不良
になることがある。また、腐食性の密封流体の場合、ば
ね材として、耐食性のある材料を用いなければならず、
メカニカルシールの製作費が高くなる。
更に、メカニカルシールの密封流体に触れる部分の形
状が複雑なため、機器停止後の機器内の洗滌および残留
密封流体の排出が容易でない。
本発明は、従来のバランス型メカニカルシールのこの
ような欠点を改良することを目的としたものである。
[発明の構成] 問題点を解決するための手段 本発明のバランス型メカニカルシールは、スタッフィ
ングボックス内にグランドカバーにより密封状態で取り
付けられる軟質材料のシートリングと、上記スタッフィ
ングボックス内で回転する回転軸に固定されているスト
ッパーにばねを介して回転軸の軸線方向に摺動自在に装
着されて上記シートリングに弾性的に接合する硬質材料
の従動リングと、により構成されるバランス型メカニカ
ルシールにおいて、上記スタッフィングボックスとの嵌
合部を有するシートリングリテーナを上記グランドカバ
ーと上記シートリングとの間に設けると共に、該シート
リングとシートリングリテーナの半径方向にピンを挿入
し、また、直径が一定な上記回転軸と上記ストッパーの
内周面との間および該ストッパーの外周面とその外周面
の大部分を覆う状態で装着される上記従動リングの内周
面との間に、それぞれOリングを介在させて、上記ばね
を密封流体から隔離したことを特徴とするものである。
実施例 以下、本発明の実施例について、第3図にもとづいて
説明する。
軟質材料からなるシートリング6は、シートリングリ
テーナ5によって、Oリング13を介して、軸線方向に緩
衝的に保持され、更にスタッフィングボックス1とのは
め合い部を有するシートリングリテーナ5はスタッフィ
ングボックス1の後端面(大気側の端面)にガスケット
16を介してグランドカバー2によって固定されている。
シートリングリテーナ5の半径方向に設けられた孔に
圧入されたピン12の一部は、シートリング6の後端部に
設けられた溝内に挿入され、シートリング6の従動リン
グ8とのとも回わりを防止している。
円筒状のストッパー7は内周面に設けられた円周方向
の溝にOリング14を装着して、セットスクリュー11によ
り回転軸3に固定され、またストッパー7の後端部には
ばね室9が形成されている。
一方、内面が段付きになっている円筒状の従動リング
8は、その内径の大きい方の円筒部がストッパー7の外
周面を部分的におおう状態で装着され、段付き部の前端
面をばね室9に収納されたばね10の先端に押圧支持され
るとともに、ストッパー7をおおっている円筒部分の内
面に円周方向に設けられた溝に装着されたOリング15を
介して、軸線方向に摺動自在に支持され、硬質材料から
なる従動リング8の後端面と軟質材料からなるシートリ
ング6の前端面とが接合して、密封端面を形成してい
る。
ばね10はOリング14とOリング15とによって、密封流
体4から隔離されるため、密封流体4の圧力が従動リン
グ8に働き、従動リング8を軸線方向にシートリング6
の方へ移動させ、シートリング6を押圧するのに有効に
作用する密封流体4の受圧面積は、密封端面における接
合面の外径円とストッパー7の外径円との間に形成され
る軸線方向への投影環状面の面積になる。
[発明の効果] 本発明によるバランス型メカニカルシールは、従来の
バランス型メカニカルシールに比べて、次のような優れ
た点を有するものである。
(1)シートリングリテーナをシートリングとグランド
カバーとの間に介在させることにより、グランドカバー
を取付けるボルトの本数が少ない場合でも、シートリン
グに働く押圧力は円周方向で一定となり、軟質材料から
なるシートリングが割れることはない。また、磨耗によ
って取り替えるシートリングの体積を小さくすることが
できるため、メカニカルシールの維持費が安くなる。
(2)シートリングリテーナとシートリングの半径方向
にピンを挿入しているため、シートリングが伴回りを起
こすことはない。
(3)シートリングリテーナを設けることにより、グラ
ンドカバーの形状が簡単になるため、グランドカバーに
加工が容易になり、また製作費が安くなる。
(4)定径の回転軸に装着することができるので、回転
軸を段付きにしたり、あるいはスリーブを装着する必要
がないため、メカニカルシールを採用する機器の製作費
が安くなる。
また、グランドパッキンを用いている機器に、本発明
によるバランス型メカニカルシールを装着する場合、回
転軸を改造する必要がない。
(5)ばねが密封流体から隔離されているため、密封流
体にスラリーが含まれている場合でも、ばねにスラリー
が付着して作動不良になることはない。また、腐食性の
密封流体の場合でも、ばね材の選定において、耐食性を
考える必要がないため、メカニカルシールの製作費が安
くなる。
(6)密封流体に触れられる部分の形状が簡単であるか
ら、機器停止後、メカニカルシール部の洗滌および残留
密封流体の排出が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のバランス型メカニカルシー
ルの半縦断面図、第3図は本発明によるバランス型メカ
ニカルシールの一実施例を示す半縦断面図である。 なお、図中の主要部の符号は次のとおりである。 1…スタッフィングボックス、2…グランドカバー、3,
3′…回転軸、4…密封流体、5…シートリングリテー
ナ、6…シートリング、7…ストッパー、8…従動リン
グ、9…ばね室、10…ばね、11…セットスクリュー、12
…ピン、13,14,15…Oリング、16…ガスケット、17…ス
リーブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタッフィングボックス1内にグランドカ
    バー2により密封状態で取り付けられる軟質材料のシー
    トリング6と、上記スタッフィングボックス1内で回転
    する回転軸3に固定されているストッパー7にばね10を
    介して回転軸3の軸線方向に摺動自在に装着されて上記
    シートリング6に弾性的に接合する硬質材料の従動リン
    グ8と、により構成されるバランス型メカニカルシール
    において、上記スタフィングボックス1との嵌合部を有
    するシートリングリテーナ5を上記グランドカバー2と
    上記シートリング6との間に設けると共に、該シートリ
    ング6とシートリングリテーナ5の半径方向にピン12を
    挿入し、また、直径が一定な上記回転軸3と上記ストッ
    パー7の内周面との間および該ストッパー7の外周面と
    その外周面の大部分を覆う状態で装着される上記従動リ
    ング8の内周面との間に、それぞれOリングを介在させ
    て、上記ばね10を密封流体から隔離したことを特徴とす
    るバランス型メカニカルシール。
JP62120204A 1987-05-19 1987-05-19 バランス型メカニカルシ−ル Expired - Lifetime JPH081261B2 (ja)

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JP62120204A JPH081261B2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19 バランス型メカニカルシ−ル

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JP62120204A JPH081261B2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19 バランス型メカニカルシ−ル

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JPS63289378A JPS63289378A (ja) 1988-11-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071554Y2 (ja) * 1990-02-23 1995-01-18 日本ピラー工業株式会社 メカニカルシール
CN108591474B (zh) * 2018-05-30 2023-09-26 张家港江苏科技大学产业技术研究院 一种水下机器人的关节密封连接装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5143202A (en) * 1974-10-09 1976-04-13 Seikow Chem Eng Mach Yakuekyusoyohonpuno jikufusochi
JPS6255768U (ja) * 1985-09-26 1987-04-07

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