JPH0812615A - 1‐インダノン類の製造方法 - Google Patents

1‐インダノン類の製造方法

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JPH0812615A
JPH0812615A JP6125141A JP12514194A JPH0812615A JP H0812615 A JPH0812615 A JP H0812615A JP 6125141 A JP6125141 A JP 6125141A JP 12514194 A JP12514194 A JP 12514194A JP H0812615 A JPH0812615 A JP H0812615A
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JP
Japan
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compound
containing group
formula
indanone
carbon atoms
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Application number
JP6125141A
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English (en)
Inventor
Jiyunichi Imuta
淳 一 伊牟田
Junji Saito
藤 純 治 斎
Takashi Ueda
田 孝 上
Yoshihisa Kiso
曽 佳 久 木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式(II)で表される化合物と、下記式
(III)で表される化合物とを、ルイス酸または強酸の
存在下に反応させて、下記式(Ia)で表される1-インダ
ノンおよび/または(Ib)で表される1-インダノンを製
造することを特徴とする1-インダノン類の製造方法; (式中、R1 〜R5 は、それぞれ独立して水素原子、ハ
ロゲン原子、炭素原子数1 〜20の炭化水素基、炭素原子
数1 〜20のハロゲン化炭化水素基、ケイ素含有基等を示
し、R1 〜R4 は、隣接する基同士が結合して環を形成
していてもよく、Xはハロゲン原子を示す)。 【効果】 1段階の反応で1-インダノン類を高収率で製
造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は1-インダノン類の製造方法
に関し、さらに詳しくは、たとえばオレフィン重合用触
媒成分であるメタロセン化合物製造の中間体などとして
用いられる1-インダノン類の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【発明の技術的背景】オレフィン重合用の均一触媒系と
しては、いわゆるカミンスキー触媒がよく知られてい
る。この触媒は、非常に重合活性が高く、分子量分布が
狭い重合体が得られるという特徴がある。カミンスキー
触媒にはメタロセン化合物が用いられるが、優れた触媒
性能を有するメタロセン化合物が開発される一方、この
ようなメタロセン化合物の合成中間体となりうる化合物
の開発がなされている。
【0003】ところで近年、2個のインデン誘導体を配
位子とし、この配位子が炭化水素基またはケイ素含有基
で架橋されたメタロセン化合物と、アルミノキサンとか
らなる触媒は重合活性に優れ、高立体規則性体、高分子
量体が得られるとういう報告がなされている。
【0004】たとえば、特開平4−268307号公報
には、高分子量のポリオレフィンを製造し得る触媒とし
て、下記式で示されるメタロセン化合物と、アルミノオ
キサンとからなるオレフィン重合用触媒が記載されてい
る。
【0005】
【化3】
【0006】また、EP 0 530 648 A1 には、下記式で示
されるメタロセン化合物と、アルミノオキサンとからな
るオレフィン重合用触媒が記載されている。
【0007】
【化4】
【0008】(式中、Aは低級アルキル基である。) この触媒によって得られるポリオレフィンの分子量は高
く、工業的にも満足し得るレベルにある。また、ポリプ
ロピレンなどの立体規則性ポリオレフィンは融点が高い
ため、融点の高い立体規則性ポリオレフィンの製造には
適している。
【0009】さらにEP 0 537 686には下記式で示される
メタロセン化合物とアルミノキサンとからなるオレフィ
ン重合用触媒が示されている。
【0010】
【化5】
【0011】(式中、R1およびR2はメチル基または水
素を示し、XはSi(CH32基またはエチレン基を示
す。) このようなメタロセン化合物の原料となる1-インダノン
類の合成方法については、たとえば J.Org.Chem.23,144
1(1958)、 J.Org.Chem.46,3758(1981) 、 J.Org.Chem.5
5,247(1990)などに提案されている。
【0012】しかしながらこれらの製造方法は、原料の
入手が困難であるか、または2〜6段階の多段階反応で
あるため合成操作が煩雑であり、かつ総収率が極めて低
いという欠点がある。
【0013】
【発明の目的】本発明は、上記のような状況に鑑みてな
されたものであって、1段階の反応で目的とする1-イン
ダノン類を高収率で製造することができるような1-イン
ダノン類の製造方法を提供することを目的としている。
【0014】
【発明の概要】本発明に係る1-インダノン類の製造方法
は、下記式(II)で表される化合物と、下記式(III)
で表される化合物とを、ルイス酸または強酸の存在下に
反応させて、下記式(Ia)で表される1-インダノンお
よび/または下記式(Ib)で表される1-インダノンを
製造することを特徴としている;
【0015】
【化6】
【0016】(式中、R1 〜R5 は、それぞれ独立して
水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20の炭化水
素基、炭素原子数1〜20のハロゲン化炭化水素基、ケ
イ素含有基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基ま
たはリン含有基を示し、R1 〜R4 で示される基は、隣
接する基同士が結合して環を形成していてもよく、Xは
ハロゲン原子を示す)。
【0017】本発明では、前記式(Ia)、(Ib)お
よび(II)において、R1 〜R4 が、水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原子数
1〜20のハロゲン化炭化水素基、または、R1 〜R4
のうち隣接する基同士が結合して形成された環であり、
前記式(Ia)、(Ib)および(III)において、R
5 が水素原子または炭素原子数1〜20の炭化水素基で
あることが好ましく、前記式(Ia)、(Ib)および
(II)において、R1 〜R4 が、水素原子または炭素原
子数1〜20の炭化水素基、または、R1 〜R4 のうち
隣接する基同士が結合して形成された6員環であり、前
記式(Ia)、(Ib)および(III)において、R5
が水素原子または炭素原子数1〜5の炭化水素基である
ことがより好ましい。
【0018】本発明の1-インダノン類の製造方法は、1
段階で目的とする1-インダノン類を高収率で製造するこ
とができる。
【0019】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る1-インダノン
類の製造方法について具体的に説明する。本発明では下
記式(II)で表される化合物と、下記式(III)で表さ
れる化合物とを、ルイス酸または強酸の存在下に反応さ
せて、下記式(Ia)で表される1-インダノンおよび/
または下記式(Ib)で表される1-インダノンを製造し
ている。
【0020】
【化7】
【0021】式中、R1 〜R4 は、それぞれ独立して水
素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20の炭化水素
基、炭素原子数1〜20のハロゲン化炭化水素基、ケイ
素含有基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基また
はリン含有基を示し、具体的には、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素などのハロゲン原子;メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、
オクチル、ノニル、ドデシル、アイコシル、ノルボルニ
ル、アダマンチルなどのアルキル基(炭素原子数が3以
上のものはn-、i-、sec-、tert- などの異性体を含
む)、ビニル、プロペニル、シクロヘキセニルなどのア
ルケニル基、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロ
ピルなどのアリールアルキル基、フェニル、トリル、ジ
メチルフェニル、トリメチルフェニル、エチルフェニ
ル、プロピルフェニル、ビフェニル、ナフチル、メチル
ナフチル、アントラセニル、フェナントリルなどのアリ
ール基などの炭素数1〜20の炭化水素基;前記炭化水
素基にハロゲン原子が置換したハロゲン化炭化水素基;
メチルシリル、フェニルシリルなどのモノ炭化水素置換
シリル、ジメチルシリル、ジフェニルシリルなどのジ炭
化水素置換シリル、トリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、トリプロピルシリル、トリシクロヘキシルシリル、
トリフェニルシリル、ジメチルフェニルシリル、メチル
ジフェニルシリル、トリトリルシリル、トリナフチルシ
リルなどのトリ炭化水素置換シリル、トリメチルシリル
エーテルなどの炭化水素置換シリルのシリルエーテル、
トリメチルシリルメチルなどのケイ素置換アルキル基、
トリメチルフェニルなどのケイ素置換アリール基などの
ケイ素含有置換基;ヒドロオキシ基、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、ブトキシなどのアルコキシ基、フェノ
キシ、メチルフェノキシ、ジメチルフェノキシ、ナフト
キシなどのアリロキシ基、フェニルメトキシ、フェニル
エトキシなどのアリールアルコキシ基などの酸素含有置
換基;前記含酸素化合物の酸素がイオウに置換したイオ
ウ含有基;アミノ基、メチルアミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、
ジシクロヘキシルアミノなどのアルキルアミノ基、フェ
ニルアミノ、ジフェニルアミノ、ジトリルアミノ、ジナ
フチルアミノ、メチルフェニルアミノなどのアリールア
ミノ基またはアルキルアリールアミノ基などの窒素含有
基;ジメチルフォスフィノ、ジフェニルフォスフィノな
どのフォスフィノ基などのリン含有基である。
【0022】本発明では、R1 〜R4 が水素原子、ハロ
ゲン原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原子
数1〜20のハロゲン化炭化水素基であることが好まし
く、水素原子または炭素原子数1〜20の炭化水素基で
あることがより好ましい。
【0023】また、前記R1 〜R4 で示される基は、隣
接する基同士が結合して環を形成していてもよく、その
場合には6員環を形成していることが好ましい。R
5 は、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20の
炭化水素基、炭素原子数1〜20のハロゲン化炭化水素
基、ケイ素含有基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含
有基またはリン含有基を示し、具体的には、前記R1
4 と同様のハロゲン原子、炭素原子数1〜20の炭化
水素基、炭素原子数1〜20のハロゲン化炭化水素基、
ケイ素含有基、酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基
またはリン含有基が例示できる。
【0024】本発明では、R5 が水素原子または炭素原
子数1〜20の炭化水素基であることが好ましく、水素
原子または炭素原子数1〜5の炭化水素基であることが
より好ましい。
【0025】Xは、ハロゲン原子を示し、具体的には、
前記R1 〜R4 と同様のハロゲン原子である。本発明で
は、前記式(II)において、R1 〜R4 が、水素原子、
ハロゲン原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素
原子数1〜20のハロゲン化炭化水素基、または、R1
〜R4 のうち隣接する基同士が結合して形成された環で
あり、前記式(III)において、R5 が水素原子または
炭素原子数1〜20の炭化水素基であることが好まし
く、前記式(II)において、R1 〜R4 が、水素原子ま
たは炭素原子数1〜20の炭化水素基、または、R1
4 のうち隣接する基同士が結合して形成された6員環
であり、前記式(III)において、R5 が水素原子また
は炭素原子数1〜5の炭化水素基であることがより好ま
しい。
【0026】上記のような式(II)で表される化合物お
よび式(III)で表される化合物は、市販品を用いても
よく、また従来公知の方法により製造することもでき
る。本発明で用いられるルイス酸としては、三フッ化ホ
ウ素、三フッ化ホウ素ジエチルエーテラートなどのホウ
素化合物、三塩化アルミニウム、三臭化アルミニウムな
どのアルミニウム化合物、四塩化スズ、四臭化スズ、四
フッ化スズ、四ヨウ化スズなどのスズ化合物、三塩化鉄
などの鉄化合物、塩化亜鉛、臭化亜鉛、フッ化亜鉛、ヨ
ウ化亜鉛などの亜鉛化合物、四塩化チタンなどのチタン
化合物が挙げられる。これらのなかではアルミニウム化
合物、スズ化合物を用いることが好ましく、三塩化アル
ミニウム、四塩化スズを用いることがより好ましい。
【0027】強酸としては、フッ化水素、塩化水素、臭
化水素、ヨウ化水素などのハロゲン化水素、硝酸、硫
酸、クロルスルホン酸、フッ化スルホン酸、メタンスル
ホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸などが挙げられ
る。これらのなかではトリフルオロメタンスルホン酸、
フッ化水素を用いることが好ましい。
【0028】前記式(II)で表される化合物と前記式
(III)で表される化合物との反応は、不活性溶媒中ま
たは無溶媒で行うことができ、不活性溶媒としては、塩
化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン
化炭化水素、n-ヘキサン、石油エーテルなどの脂肪族炭
化水素、二硫化炭素などのイオウ含有炭化水素などを用
いることができる。こらのなかではハロゲン化炭化水
素、イオウ含有炭化水素を用いることが好ましく、塩化
メチレン、二硫化炭素を用いることがより好ましい。
【0029】前記式(II)で表される化合物(II)と前
記式(III)で表される化合物(III)とをルイス酸の存
在下で反応させる際には、化合物(III)は、化合物(I
I)に対して0.5〜5倍モル、好ましくは1〜3倍モ
ルの量で用いられる。ルイス酸は、化合物(II)に対し
て0.1〜5倍モル、好ましくは0.2〜2モル倍の量
で用いられる。不活性溶媒中で反応を行う場合には、溶
媒は、化合物(II)に対して1〜100重量倍、好まし
くは5〜50重量倍の量で用いられる。
【0030】反応温度は−20〜100℃、好ましくは
0〜60℃、反応時間は1〜100時間、好ましくは3
〜30時間である。具体的には、化合物(II)と、化合
物(II)に対して0.5〜5倍モル量の化合物(III)
と、化合物(II)に対して0.1〜5倍モル量のルイス
酸を、無溶媒で、または化合物(II)に対して1〜10
0重量倍の量の不活性溶媒中で、−20〜100℃で1
〜100時間反応させる。
【0031】前記式(II)で表される化合物(II)と前
記式(III)で表される化合物(III)とを強酸の存在下
で反応させる際には、化合物(III)は、化合物(II)
に対して0.5〜5倍モル、好ましくは1〜3倍モルの
量で用いられる。強酸は、化合物(II)に対して0.1
〜5倍モル、好ましくは0.2〜2モル倍の量で用いら
れる。不活性溶媒中で反応を行う場合には、溶媒は、化
合物(II)に対して1〜100重量倍、好ましくは5〜
50重量倍の量で用いられる。
【0032】反応温度は−100〜100℃、好ましく
は−80〜50℃、反応時間は0.5〜50時間、好ま
しくは2〜30時間である。具体的には、化合物(II)
と、化合物(II)に対して0.5〜5倍モル量の化合物
(III)と、化合物(II)に対して0.1〜5倍モル量
の強酸を、無溶媒で、または化合物(II)に対して1〜
100重量倍の量の不活性溶媒中で、−100〜50℃
で0.5〜30時間反応させる。
【0033】反応終了後は、常法に従って目的物を分離
精製して前記式(Ia)で表される化合物および/また
は前記式(Ib)で表される化合物を得る。上記のよう
に本発明の製造方法は、1段階の反応で目的とする1-イ
ンダノン類を製造することができる。1-インダノン類
は、通常前記式(Ia)で表される化合物および式(I
b)で表される化合物の混合物として得られる。
【0034】本発明により製造される1-インダノン類に
は前記式(Ia)で表される化合物および式(Ib)で
表される化合物の2つの構造異性体があり、目的により
これらを分離してもよく、そのまま使用してもよい。た
とえば、本発明により製造された1-インダノン類をイン
デン誘導体に導く場合には、インデン誘導体の時点で構
造異性体は等価となるため2つの異性体をそのまま使用
することができる。
【0035】本発明の製造方法により得られた1-インダ
ノン類は、たとえばオレフィン重合用触媒成分であるメ
タロセン化合物製造の中間体として用いられる。本発明
の方法により得られた1-インダノン類をメタロセン化合
物の製造に用いると高い総収率でメタロセン化合物を製
造することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の製造方法は、1段階の反応で目
的とする1-インダノン類を高収率で製造することができ
る。
【0037】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0038】
【実施例1】充分に窒素置換した1リットルの反応器に
三塩化アルミニウム90g(0.67モル)、二硫化炭
素150mlを仕込み、この中へ、p-シメン47ml
(0.30モル)とメタアクリロイルクロリド33ml
(0.3モル)を二硫化炭素30mlと混合した溶液を
20〜25℃で滴下した。12時間室温で反応させた
後、氷1kgに加え、エーテルで抽出を行った。得られ
たエーテル溶液を飽和重曹水で洗浄した後、エーテル層
をさらに水洗し、エーテル層を濃縮して68gのオイル
を得た。このオイルをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒:n-ヘキサン)で精製して2,4-ジメチル
-7-イソプロピル-1-インダノンと2,7-ジメチル-4-イソ
プロピル-1-インダノンとの混合物(混合物)42g
を得た(収率:67%)。混合物のNMRデータを下
記に示す。
【0039】1 H−NMRスペクトル(CDCl3 ,ppm) 1.16〜1.84(9H,m) 2.40〜3.50(7H,m) 6.96(1H,br.S) 7.10(1H,br.S)
【0040】
【実施例2】充分に窒素置換した1リットルの反応器に
p-シメン47ml(0.30モル)、メタアクリロイル
クロリド33ml(0.3モル)および塩化メチレン2
00mlを入れ、−70℃に冷却した。
【0041】この溶液中にトリフルオロメタンスルホン
酸90g(0.60モル)を加え、0℃まで5時間で昇
温した。反応終了後、反応生成物を実施例1と同様の方
法で精製して2,4-ジメチル-7-イソプロピル-1-インダノ
ンと2,7-ジメチル-4-イソプロピル-1-インダノンとの混
合物21gを得た(収率:34%)。
【0042】
【参考例1】(4-イソプロピル-2,7-ジメチル)インデン(化合物
(a))の合成 充分に窒素置換した1リットルの反応器に水素化リチウ
ムアルミニウム2.82g(0.075モル)、エーテ
ル200mlを仕込み、この中へ前記実施例1で得られ
た混合物 36.5g(0.18モル)とエーテル1
50mlの混合液を氷冷下で滴下した。滴下終了後、室
温で30分間攪拌した後、1時間還流した。反応終了
後、通常の後処理をし、エーテル抽出を行った。得られ
たエーテル溶液を飽和重曹水、水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後、エーテル層を濃縮して36gの
固体を得た。この固体をn-ヘキサン100mlでリスラ
リーすることにより2,4-ジメチル-7-イソプロピル-1-イ
ンダノールと2,7-ジメチル-4-イソプロピル-1-インダノ
ールの混合物(混合物)30gを得た。(収率:82
%) 充分に窒素置換した1リットルの反応器に前記混合物
25g(0.12モル)、ベンゼン500mlを仕込
み、この中へパラトルエンスルホン酸1水和物50mg
(0.55ミリモル)を加えて1時間還流した。反応終
了後、飽和重曹水300mlに注ぎ、エーテル層を水洗
した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。エーテル層を
濃縮し、得られたオイルを蒸留(bp.:90℃/1m
mHg)して、目的の化合物(a)を20g得た(収
率:90%)。
【0043】1,1'- ジメチルシリル-ビス(4-イソプロ
ピル-2,7-ジメチルインデン)(化合物(b))の合成 充分に窒素置換した200mlの反応器に化合物(a)
9.5g(51ミリモル)、テトラメチルエチレンジア
ミン7.7ml(51ミリモル)、ジエチルエーテル6
0mlを仕込み、−10℃に冷却した。この溶液中にn-
ブチルリチウムのヘキサン溶液(51ミリモル)を加え
た。室温まで昇温した後、再び−10℃まで冷却し、ジ
メチルジクロルシラン3.1ml(25.5ミリモル)
を30分間で滴下し、1時間反応を行った。反応終了
後、飽和塩化アンモニウム水溶液40mlに加え、n-ヘ
キサンで抽出し、水洗後硫酸マグネシウムで乾燥した。
塩を除去し、有機層を減圧下で濃縮して得られた黄色オ
イルをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:n-ヘキサン)で精製して化合物(b)を無色アモル
ファスとして5.4g得た(収率:50%)。
【0044】rac-ジメチルシリル-ビス{1-(4-イソプ
ロピル-2,7-ジメチルインデニル)}ジルコニウムジク
ロリド(化合物(c))の合成 充分に窒素置換した300mlの反応器に前記化合物
(b)5.4g(12.6ミリモル)、テトラヒドロフ
ラン100mlを仕込み、−78℃に冷却し、攪拌し
た。ここに、n-ブチルリチウム16ml(n-ヘキサン溶
液、1.58N、25.2ミリモル)を20分かけて滴
下し、温度を保ったままさらに1時間攪拌してアニオン
溶液を調整した。その後ゆっくりと室温まで昇温した。
【0045】同時に、充分に窒素置換した300mlの
反応器にテトラヒドロフラン100mlを仕込み、−7
8℃に冷却し、攪拌した。ここに四塩化ジルコニウム
2.94g(12.6ミリモル)をゆっくり加えた後、
室温まで昇温した。この中に前述したアニオン溶液を3
0分かけて滴下し、室温で12時間攪拌した。反応終了
後、減圧濃縮し、析出した固体を300mlのヘキサン
で3回洗浄して、不溶物を除去した。得られたヘキサン
溶液を約50mlまで濃縮し、6℃で12時間冷却し
た。得られた固体を 1H−NMRで分析したところ、ラ
セミ体とメソ体の混合物(4:1)1.78gであった
(収率:24%)。この混合物にヘキサン100mlを
加え、再度、再結晶を行い、化合物(c)の黄色柱状晶
0.22gを得た(収率:3%)。なお、化合物(c)
のFD質量分析の結果は、588(M +)であった。
【0046】
【参考例2】1,1'- ジフェニルシリル-ビス(4-イソプロピル-2,7-ジ
メチルインデン)(化合物(d))の合成 テトラメチルエチレンジアミンの代わりにシアン化銅1
20mg、ジメチルジクロルシランの代わりにジフェニ
ルジクロルシラン5.7mlを用いた以外は参考例1の
化合物(b)の合成と同様に行った。
【0047】化合物(d)を無色アモルファスとして
7.2g得た(収率:49%)。rac-ジフェニルシリル-ビス{1-(4-イソプロピル-2,7-
ジメチルインデニル)}ジルコニウムジクロリド(化合
物(e))の合成 化合物(b)の代わりに化合物(d)を7.1g(1
2.9ミリモル)、n-ブチルリチウム16.0mlの代
わりに16.3ml、四塩化ジルコニウム2.94gの
代わりに3.01gを用いた以外は、参考例1の化合物
(c)の合成と同様に行った。
【0048】化合物(e)を黄色柱状晶として1.10
g得た(収率:12%)。なお、化合物(e)のFD質
量分析の結果は、712(M+)であった。
【0049】
【実施例3】充分に窒素置換した1リットルの反応器に
p-シメン47ml(0.30モル)、メタアクリロイル
クロリド33ml(0.3モル)および塩化メチレン2
00mlを入れ、−70℃に冷却した。
【0050】この溶液中にトリフルオロメタンスルホン
酸90g(0.60モル)を加え、室温まで5時間で昇
温し、さらに24時間反応を行った。反応終了後、反応
生成物を実施例1と同様の方法で精製して2,4-ジメチル
-7-イソプロピル-1-インダノンと2,7-ジメチル-4-イソ
プロピル-1-インダノンとの混合物58gを得た(収
率:96%)。
【0051】
【実施例4】充分に窒素置換した1リットルのステンレ
ス製オートクレーブにp-シメン47ml(0.30モ
ル)、メタアクリロイルクロリド33ml(0.3モ
ル)を入れ、200g(10.0モル)の無水フッ化水
素を加えた。50℃で12時間反応させた後、フッ化水
素を蒸留により除き、氷1kgに加え、エーテルで抽出
をを行った。得られたエーテル溶液を飽和重曹水で洗浄
した後、エーテルをさらに水洗し、エーテル層を濃縮し
て60gのオイル得た。このオイルをシリカカラムゲル
クロマトグラフィー(展開溶媒:n-ヘキサン)で精製し
て2,4-ジメチル-7-イソプロピル-1-インダノンと2,7-ジ
メチル-4-イソプロピル-1-インダノンとの混合物55g
を得た(収率:91%)。
【0052】
【実施例5】実施例4において、20℃で反応を行った
以外は実施例4と同様して2,4-ジメチル-7-イソプロピ
ル-1-インダノンと2,7-ジメチル-4-イソプロピル-1-イ
ンダノンとの混合物58gを得た(収率:96%)。
【0053】
【実施例6】充分に窒素置換した1リットルの反応器に
塩化アルミニウム123g(0.92モル)、二硫化炭
素200mlを仕込み、この中へ1,3-ジイソプロピルベ
ンゼン78ml(0.41モル)とメタアクリロイルク
ロリド45ml(0.41モル)を二硫化炭素40ml
と混合した溶液を20〜25℃で滴下した。12時間室
温で反応させた後、氷1kgに加え、エーテルで抽出を
行った。得られたエーテル溶液を飽和重曹水で洗浄した
後、エーテル層をさらに水洗し、エーテル層を濃縮した
ところ、68gのオイルを得た。このオイルをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n-ヘキサン)
で精製したところ、4,6-ジイソプロピル-2-メチル-1-イ
ンダノンと5,7-ジイソプロピル-2-メチル-1-インダノン
の混合物(混合物)43gを得た(収率:47%)。
得られた混合物の1H−NMRスペクトル(CDC
3,ppm)のデータを以下に示す。
【0054】1.28(12H,d,J=7.2H
z),2.50〜2.70(2H,m),2.72〜
3.16(3H,m),4.00〜4.40(1H,
m),7.14(2H,br.s)
【0055】
【参考例3】(4,6-ジイソプロピル-2-メチル)インデン〔化合物
(f)〕の合成 充分に窒素置換した1リットルの反応器に水素化ホウ素
ナトリウム3.3g(86ミリモル)、エチルアルコー
ル40mlを仕込み、この中へ前記混合物21.1g
(78.6ミリモル)とエチルアルコール30mlの混
合液を50℃で滴下した。滴下終了後60℃で1時間、
70℃で2時間反応させた後、反応溶液を水冷しなが
ら、アセトン30mlを加えた。反応溶液を濃縮、乾固
した後、エーテル300ml、水100mlを加えて抽
出を行った。エーテル層は水洗し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。エーテル層を濃縮した後、乾燥することに
より、淡黄色粘稠なアルコール21.1gを得た(収
率:99%)。
【0056】充分に窒素置換した1リットルの反応器に
上述のアルコール21.0g(79ミリモル)、ベンゼ
ン500mlを仕込み、この中へパラトルエンスルホン
酸1水和物50mg(0.55ミリモル)を加えて1時
間還流した。反応終了後、飽和重曹水300mlに注
ぎ、エーテル層を水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。エーテル層を濃縮し、減圧下で乾燥したとこ
ろ、目的の化合物(f)を淡黄緑色のオイルとして19
g得た。このオイルをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒:n-ヘキサン)で精製したところ、目的
の化合物(f)を無色アモルファスとして17.6g得
た(収率:95%)。
【0057】1,1'- ジメチルシリルビス(4,6-ジイソプ
ロピル-2-メチルインデン)〔化合物(g)〕の合成 充分に窒素置換した200mlの反応器に前記化合物
(f)7.0g(31ミリモル)、シアン化銅76mg
(0.9ミリモル)、ジエチルエーテル60mlを仕込
み、−10℃に冷却した。この溶液中にn-ブチルリチウ
ムのヘキサン溶液(31ミリモル)を加えた。室温まで
昇温した後、再び−10℃まで冷却し、ジメチルジクロ
ルシラン1.9ml(15.5ミリモル)を30分間で
滴下し、1時間反応を行った。反応終了後、飽和塩化ア
ンモニウム水溶液40mlに加え、n-ヘキサンで抽出
し、水洗後硫酸マグネシウムで乾燥した。塩を除去し、
有機層を減圧下で濃縮して得られた黄色オイルをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n-ヘキサ
ン)で精製したところ、化合物(g)を無色アモルファ
スとして6.1g得た(収率:73%)。
【0058】rac-ジメチルシリルビス(4,6-ジイソプロ
ピル、2-メチルインデニル)ジルコニウムジクロリド
〔化合物(h)〕の合成 充分に窒素置換した300mlの反応器に前記化合物
(g)5.9g(12.2ミリモル)、テトラヒドロフ
ラン100mlを仕込み、−78℃に冷却し、攪拌し
た。ここに、n-ブチルリチウム15.4ml(n-ヘキサ
ン溶液、1.58N、24.4ミリモル)を20分かけ
て滴下し、温度を保ったままさらに1時間攪拌してアニ
オン溶液を調整した。その後ゆっくりと室温まで昇温し
た。
【0059】同時に、充分に窒素置換した300mlの
反応器にテトラヒドロフラン100mlを仕込み、−7
8℃に冷却し、攪拌した。ここに四塩化ジルコニウム
2.85g(12.2ミリモル)をゆっくり加えた後、
室温まで昇温した。この中に前述したアニオン溶液を3
0分かけて滴下し、室温で12時間攪拌した。反応終了
後、減圧濃縮し、析出した固体を300mlのヘキサン
で3回洗浄して、不溶物を除去した。得られたヘキサン
溶液を約50mlまで濃縮し、6℃で12時間冷却し
た。析出した固体を除き、得られた溶液部分を1H−N
MRで分析したところ、ラセミ体とメソ体の混合物
(9:1)であった。この混合物にヘキサン150ml
を加え、再度、再結晶を行い、化合物(h)の黄色柱状
晶0.15gを得た(収率:2%)。なお、化合物
(h)のFD質量分析の結果は、644(M+)であっ
た。
【0060】上記のようにして得られた化合物の 1H−
NMRの結果を表1に示す。
【0061】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 49/753 C07F 7/08 A 9/50 9155−4H // C07B 61/00 300 (72)発明者 木 曽 佳 久 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(II)で表される化合物と、下記
    式(III)で表される化合物とを、ルイス酸の存在下に
    反応させて、下記式(Ia)で表される1-インダノンお
    よび/または下記式(Ib)で表される1-インダノンを
    製造することを特徴とする1-インダノン類の製造方法; 【化1】 (式中、R1 〜R5 は、それぞれ独立して水素原子、ハ
    ロゲン原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原
    子数1〜20のハロゲン化炭化水素基、ケイ素含有基、
    酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基またはリン含有
    基を示し、R1 〜R4 で示される基は、隣接する基同士
    が結合して環を形成していてもよく、Xはハロゲン原子
    を示す)。
  2. 【請求項2】 下記式(II)で表される化合物と、下記
    式(III)で表される化合物とを、強酸の存在下に反応
    させて、下記式(Ia)で表される1-インダノンおよび
    /または下記式(Ib)で表される1-インダノンを製造
    することを特徴とする1-インダノン類の製造方法; 【化2】 (式中、R1 〜R5 は、それぞれ独立して水素原子、ハ
    ロゲン原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原
    子数1〜20のハロゲン化炭化水素基、ケイ素含有基、
    酸素含有基、イオウ含有基、窒素含有基またはリン含有
    基を示し、R1 〜R4 で示される基は、隣接する基同士
    が結合して環を形成していてもよく、Xはハロゲン原子
    を示す)。
  3. 【請求項3】 前記式(Ia)、(Ib)および(II)
    において、R1 〜R 4 が、水素原子、ハロゲン原子、炭
    素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原子数1〜20の
    ハロゲン化炭化水素基、または、R1 〜R4 のうち隣接
    する基同士が結合して形成された環であり、 前記式(Ia)、(Ib)および(III)において、R
    5 が水素原子または炭素原子数1〜20の炭化水素基で
    ある請求項1または2に記載の1-インダノン類の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記式(Ia)、(Ib)および(II)
    において、R1 〜R 4 が、水素原子または炭素原子数1
    〜20の炭化水素基、または、R1 〜R4 のうち隣接す
    る基同士が結合して形成された6員環であり、 前記式(Ia)、(Ib)および(III)において、R
    5 が水素原子または炭素原子数1〜5の炭化水素基であ
    る請求項1〜3のいずれかに記載の1-インダノン類の製
    造方法。
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JP5-157367 1993-06-28
JP15736793 1993-06-28
JP9262994 1994-04-28
JP6-92629 1994-04-28
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0829465A1 (de) * 1996-09-12 1998-03-18 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung substituierter Indanone
FR2784986A1 (fr) * 1998-10-26 2000-04-28 Rhodia Chimie Sa Procede de preparation d'un compose de type indanone ou thioindanone
US6245944B1 (en) * 1996-06-21 2001-06-12 Basf Aktiengesellschaft Process for producing substituted indanones
CN102060680A (zh) * 2009-11-12 2011-05-18 上海药明康德新药开发有限公司 一种合成二甲基茚酮及其衍生物的方法

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