JPH08125559A - Fm受信機 - Google Patents
Fm受信機Info
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- JPH08125559A JPH08125559A JP26243394A JP26243394A JPH08125559A JP H08125559 A JPH08125559 A JP H08125559A JP 26243394 A JP26243394 A JP 26243394A JP 26243394 A JP26243394 A JP 26243394A JP H08125559 A JPH08125559 A JP H08125559A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 温度依存性の無い安定したレベルメータ出力
を得ることができるFM受信機を提供する。 【構成】 フロントエンド部2、多段構成からなるIF
増幅器3、FM検波器12、及びレベル検出器17〜2
0を有するFM受信機において、前記IF増幅器3は、
直列接続された多段構成のAF信号増幅用の増幅器4〜
7と、これ等各段の増幅器4〜7と各々入力を共通にし
たIFレベル検出用の増幅器8〜11とを設け、IF信
号増幅用の増幅器4〜7はゲインの温度依存性を持たな
い増幅器で構成し、IFレベル検出用の増幅器8〜11
は信号出力電圧の温度依存性を持たない増幅器で構成す
る。IFレベル検出用の増幅器8〜11の出力をレベル
検出器17〜20によるレベルメータ検出に使用する。
を得ることができるFM受信機を提供する。 【構成】 フロントエンド部2、多段構成からなるIF
増幅器3、FM検波器12、及びレベル検出器17〜2
0を有するFM受信機において、前記IF増幅器3は、
直列接続された多段構成のAF信号増幅用の増幅器4〜
7と、これ等各段の増幅器4〜7と各々入力を共通にし
たIFレベル検出用の増幅器8〜11とを設け、IF信
号増幅用の増幅器4〜7はゲインの温度依存性を持たな
い増幅器で構成し、IFレベル検出用の増幅器8〜11
は信号出力電圧の温度依存性を持たない増幅器で構成す
る。IFレベル検出用の増幅器8〜11の出力をレベル
検出器17〜20によるレベルメータ検出に使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFM受信機に関し、特
に、このFM受信機に備える信号レベル検出装置の改良
に関する。
に、このFM受信機に備える信号レベル検出装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、FM受信機の性能は向上し、特に
カーステレオにおけるFMチューナについては、その厳
しい受信条件の下で使用される関係上、ソフトミューテ
ィングや、セパレーションコントロール等の種々の機能
を有している。これらの機能は、受信電界強度(レベル
メータ出力)により制御され、このレベルメータ出力に
は、安定した特性が求められる。
カーステレオにおけるFMチューナについては、その厳
しい受信条件の下で使用される関係上、ソフトミューテ
ィングや、セパレーションコントロール等の種々の機能
を有している。これらの機能は、受信電界強度(レベル
メータ出力)により制御され、このレベルメータ出力に
は、安定した特性が求められる。
【0003】以下、従来のFM受信機について説明す
る。
る。
【0004】図5は従来のFM受信機のブロック図であ
る。同図において、1はアンテナ入力端子、2はフロン
トエンド部、3はIF増幅器、4〜7はIF増幅器3を
構成する多段構成の増幅器、12はFM検波器、13は
AF出力端子、14は加算器、15は直流増幅器、16
はレベルメータ出力端子、17〜20はIFレベル検出
器である。
る。同図において、1はアンテナ入力端子、2はフロン
トエンド部、3はIF増幅器、4〜7はIF増幅器3を
構成する多段構成の増幅器、12はFM検波器、13は
AF出力端子、14は加算器、15は直流増幅器、16
はレベルメータ出力端子、17〜20はIFレベル検出
器である。
【0005】アンテナ入力端子1から入力されたFM信
号は、フロントエンド部2でIF周波数(10.7MH
z)に変換され、IF増幅器3で増幅された後、FM検
波器12で検波されて、低周波信号としてAF出力端子
13より出力される。
号は、フロントエンド部2でIF周波数(10.7MH
z)に変換され、IF増幅器3で増幅された後、FM検
波器12で検波されて、低周波信号としてAF出力端子
13より出力される。
【0006】また、IF増幅器3の各段の増幅器4〜7
の出力を用いて各レベル検出器17〜20でIFレベル
の検出を行ない、各段のレベル検出出力を加算器14で
加算した後、直流増幅器15で増幅して、レベルメータ
出力端子16よりレベルメータ出力として出力する。こ
のレベルメータ出力は、図4(c)に記号jで示すよう
なANT入力(アンテナ入力)に対応したDC電圧出力
となる。
の出力を用いて各レベル検出器17〜20でIFレベル
の検出を行ない、各段のレベル検出出力を加算器14で
加算した後、直流増幅器15で増幅して、レベルメータ
出力端子16よりレベルメータ出力として出力する。こ
のレベルメータ出力は、図4(c)に記号jで示すよう
なANT入力(アンテナ入力)に対応したDC電圧出力
となる。
【0007】ここで、IF増幅器3の各段の増幅器4〜
7としては、図2や図3に示すような差動増幅器が用い
られる。
7としては、図2や図3に示すような差動増幅器が用い
られる。
【0008】図2及び図3は差動増幅器の一例を示す。
図2及び図3において、22,23は入力端子、25,
26は出力端子、24は定電圧端子、21は電源端子、
Q1 ,Q2 は差動増幅器を構成するNPNトランジス
タ、Q3 ,Q4 は定電流源を構成するNPNトランジス
タ、R1 ,R2 は各々NPNトランジスタ、Q1 ,Q2
のコレクタ抵抗、R3 はNPNトランジスタQ3 のエミ
ッタ抵抗、I1 は定電流源である。また、R4 はNPN
トランジスタQ4 のエミッタ抵抗、27は定電圧端子で
ある。
図2及び図3において、22,23は入力端子、25,
26は出力端子、24は定電圧端子、21は電源端子、
Q1 ,Q2 は差動増幅器を構成するNPNトランジス
タ、Q3 ,Q4 は定電流源を構成するNPNトランジス
タ、R1 ,R2 は各々NPNトランジスタ、Q1 ,Q2
のコレクタ抵抗、R3 はNPNトランジスタQ3 のエミ
ッタ抵抗、I1 は定電流源である。また、R4 はNPN
トランジスタQ4 のエミッタ抵抗、27は定電圧端子で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
2又は図3に示す増幅器を多段接続してIF増幅器3を
構成する場合には、レベルメータ出力が温度依存性を有
するという欠点があることが判った。以下、これを詳述
する。
2又は図3に示す増幅器を多段接続してIF増幅器3を
構成する場合には、レベルメータ出力が温度依存性を有
するという欠点があることが判った。以下、これを詳述
する。
【0010】図2に示す増幅器では、入力端子22,2
3から入力されたIF信号は、増幅されて出力端子2
5,26から出力され、次段の増幅器を介してレベル検
出器へ入力される。ここで、定電圧端子24の電圧をV
24とすれば、NPNトランジスタQ3 のコレクタ電流I
2 は、近似的に、 I2 ≒V24/R3 …(1) で与えられる。入力端子22,23間の入力電圧をvi
、出力端子25,21間の出力電圧をv01、出力端子
26と電源端子21との間の出力電圧をv02とすれば、
この増幅器のゲインG1 は、R1 =R2 のとき、 G1 =(v01−v02)/vi ≒R1 /2KB ・T/(q・I2 ) である。ここで、KB はボルツマン定数、qは単位電
荷、Tは絶対温度である。更に、この式に前記(1)式
を用いると、 G1 =(R1 /R3 )・(q/2KB ・T)・V24 …(2) である。
3から入力されたIF信号は、増幅されて出力端子2
5,26から出力され、次段の増幅器を介してレベル検
出器へ入力される。ここで、定電圧端子24の電圧をV
24とすれば、NPNトランジスタQ3 のコレクタ電流I
2 は、近似的に、 I2 ≒V24/R3 …(1) で与えられる。入力端子22,23間の入力電圧をvi
、出力端子25,21間の出力電圧をv01、出力端子
26と電源端子21との間の出力電圧をv02とすれば、
この増幅器のゲインG1 は、R1 =R2 のとき、 G1 =(v01−v02)/vi ≒R1 /2KB ・T/(q・I2 ) である。ここで、KB はボルツマン定数、qは単位電
荷、Tは絶対温度である。更に、この式に前記(1)式
を用いると、 G1 =(R1 /R3 )・(q/2KB ・T)・V24 …(2) である。
【0011】また、レベル検出に用いるIF出力レベル
は、 VL1=v01∝I2 ・R1 であり、更に前記(1)式を用いて、 VL1=(R1 /R3 )・V24 …(3) となる。
は、 VL1=v01∝I2 ・R1 であり、更に前記(1)式を用いて、 VL1=(R1 /R3 )・V24 …(3) となる。
【0012】したがって、抵抗R1 (又はR2 ),R3
に同じ温度係数のものを用い、定電圧端子24の電圧V
24に温度係数のないものを用いれば、前記式(3)よ
り、IF出力レベルVL1は温度に依存しない。一方、ゲ
インG1 は前記式(2)より、絶対温度Tに逆比例する
ことになる。その結果、この増幅器を図5の各段の増幅
器4〜7に使用した場合には、低温では図4(a)に記
号eで示すレベルメータ出力が得られ、高温では同図
(a)に記号fで示すレベルメータ出力が得られること
になる。尚、図4では、各段の増幅器のゲインとIF出
力レベルとの関係が判りり易いように折線で示したが、
実際には図4(c)の記号jで示すような滑らかなライ
ンとなる。
に同じ温度係数のものを用い、定電圧端子24の電圧V
24に温度係数のないものを用いれば、前記式(3)よ
り、IF出力レベルVL1は温度に依存しない。一方、ゲ
インG1 は前記式(2)より、絶対温度Tに逆比例する
ことになる。その結果、この増幅器を図5の各段の増幅
器4〜7に使用した場合には、低温では図4(a)に記
号eで示すレベルメータ出力が得られ、高温では同図
(a)に記号fで示すレベルメータ出力が得られること
になる。尚、図4では、各段の増幅器のゲインとIF出
力レベルとの関係が判りり易いように折線で示したが、
実際には図4(c)の記号jで示すような滑らかなライ
ンとなる。
【0013】また、図3の増幅器を使用した場合には、
図4(b)の記号h,gで示すようなレベルメータ出力
となり、やはり温度依存性を持つ欠点を有する。
図4(b)の記号h,gで示すようなレベルメータ出力
となり、やはり温度依存性を持つ欠点を有する。
【0014】以下、これを詳述する。図3に示す増幅器
では、次式で示す関係が成り立つように定電圧端子27
の電圧が設定される。
では、次式で示す関係が成り立つように定電圧端子27
の電圧が設定される。
【0015】 V27=VBE+K・(KB ・T/q) …(4) ここで、V27は定電圧端子27の電圧、VBEはNPNト
ランジスタQ4 のベース- エミッタ間電圧、Kは定数で
あり、dV27/dT=0を満たすように決定される。こ
のとき、定電圧端子27の電圧V27は一般に約1〜2V
程度である。
ランジスタQ4 のベース- エミッタ間電圧、Kは定数で
あり、dV27/dT=0を満たすように決定される。こ
のとき、定電圧端子27の電圧V27は一般に約1〜2V
程度である。
【0016】前記式(4)より、ゲインG2 は次式で示
される。
される。
【0017】 G2 ≒R1 /2KB ・T/(q・I3 ) =(R1 /R3 )・(K/2) …(5) また、IF出力レベルVL2は、 VL2∝I3 ・R1 =(R1 /R3 )・K・(KB ・T/q) (6) となる。従って、図3の増幅器は、ゲインG2 の温度依
存性は無いものの、IFレベル出力は絶対温度Tに比例
して温度依存性を有する。その結果、図3の増幅器を用
いた場合のレベルメータ出力は、低温では図4(b)に
記号gで示す特性となり、高温では図4(b)の記号h
で示す特性となる。
存性は無いものの、IFレベル出力は絶対温度Tに比例
して温度依存性を有する。その結果、図3の増幅器を用
いた場合のレベルメータ出力は、低温では図4(b)に
記号gで示す特性となり、高温では図4(b)の記号h
で示す特性となる。
【0018】以上のように、従来のIF増幅器の構成で
は、レベルメータ出力に温度依存性がある欠点を有す
る。
は、レベルメータ出力に温度依存性がある欠点を有す
る。
【0019】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、その目的は、FM受信機において、温度依存性
の無いレベルメータ出力を得ることにある。
であり、その目的は、FM受信機において、温度依存性
の無いレベルメータ出力を得ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明では、IF出力レベルの温度依存性の無い
図2の増幅器と、ゲインの温度依存性の無い図3の増幅
器とを適宜組合せて、IF増幅器を構成する。
めに、本発明では、IF出力レベルの温度依存性の無い
図2の増幅器と、ゲインの温度依存性の無い図3の増幅
器とを適宜組合せて、IF増幅器を構成する。
【0021】すなわち、請求項1記載の発明のFM受信
機は、例えば図1に示すように、アンテナ入力端子から
入力されたFM信号をIF周波数に変換するフロントエ
ンド部と、前記フロントエンド部の出力を増幅し、多段
構成からなるIF増幅器と、前記IF増幅器の出力を検
波するFM検波器と、前記IF増幅器の各段の出力の電
界強度を検出する電界強度表示出力部とを有するFM受
信機であって、前記IF増幅器は、直列接続された多段
構成のIF信号増幅用の増幅器と、前記各段のIF信号
増幅用の増幅器と同数設けられ、対応するIF信号増幅
用の増幅器と入力を共通にしたIFレベル検出用の増幅
器とを備え、前記IF信号増幅用の増幅器は、ゲインの
温度依存性を持たない増幅器で構成され、前記IFレベ
ル検出用の増幅器は、信号出力電圧の温度依存性を持た
ない増幅器で構成され、前記各IFレベル検出用の増幅
器の出力が、前記電界強度表示出力部による電界強度の
検出に使用されることを特徴とする。
機は、例えば図1に示すように、アンテナ入力端子から
入力されたFM信号をIF周波数に変換するフロントエ
ンド部と、前記フロントエンド部の出力を増幅し、多段
構成からなるIF増幅器と、前記IF増幅器の出力を検
波するFM検波器と、前記IF増幅器の各段の出力の電
界強度を検出する電界強度表示出力部とを有するFM受
信機であって、前記IF増幅器は、直列接続された多段
構成のIF信号増幅用の増幅器と、前記各段のIF信号
増幅用の増幅器と同数設けられ、対応するIF信号増幅
用の増幅器と入力を共通にしたIFレベル検出用の増幅
器とを備え、前記IF信号増幅用の増幅器は、ゲインの
温度依存性を持たない増幅器で構成され、前記IFレベ
ル検出用の増幅器は、信号出力電圧の温度依存性を持た
ない増幅器で構成され、前記各IFレベル検出用の増幅
器の出力が、前記電界強度表示出力部による電界強度の
検出に使用されることを特徴とする。
【0022】
【作用】前記の構成により、請求項1記載の発明では、
IF信号増幅用の増幅器はゲインの温度依存性が無く、
IF出力レベル検出用の増幅器はIF出力レベルの温度
依存性が無いので、フロントエンド部の出力(IF信
号)が第1段目のIFレベル検出用の増幅器に入力され
ると、IFレベル検出用の増幅器の出力(IF出力レベ
ル)は温度依存性が無いので、このIFレベル検出用の
増幅器の出力をレベル検出した電界強度表示出力部のI
Fレベル出力は温度依存性を持たない。
IF信号増幅用の増幅器はゲインの温度依存性が無く、
IF出力レベル検出用の増幅器はIF出力レベルの温度
依存性が無いので、フロントエンド部の出力(IF信
号)が第1段目のIFレベル検出用の増幅器に入力され
ると、IFレベル検出用の増幅器の出力(IF出力レベ
ル)は温度依存性が無いので、このIFレベル検出用の
増幅器の出力をレベル検出した電界強度表示出力部のI
Fレベル出力は温度依存性を持たない。
【0023】また、フロントエンド部の出力が第1段目
のIF信号増幅用の増幅器を介して第2段目のIFレベ
ル検出用の増幅器に入力されると、この第1段目のIF
信号増幅用の増幅器のゲインは温度依存性が無いので、
第2段目のIFレベル検出用の増幅器のレベル検出出力
が立上るアンテナ入力レベルは温度依存性を持たず、ま
た第2段目のIFレベル検出用の増幅器の出力は温度依
存性が無いので、この第2段目のIFレベル検出用の増
幅器の出力をレベル検出した電界強度表示出力部のIF
レベル出力は温度依存性を持たない。
のIF信号増幅用の増幅器を介して第2段目のIFレベ
ル検出用の増幅器に入力されると、この第1段目のIF
信号増幅用の増幅器のゲインは温度依存性が無いので、
第2段目のIFレベル検出用の増幅器のレベル検出出力
が立上るアンテナ入力レベルは温度依存性を持たず、ま
た第2段目のIFレベル検出用の増幅器の出力は温度依
存性が無いので、この第2段目のIFレベル検出用の増
幅器の出力をレベル検出した電界強度表示出力部のIF
レベル出力は温度依存性を持たない。
【0024】以下、同様にして、各段のレベル検出出力
は温度依存性を持たない。
は温度依存性を持たない。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例におけるFM受信
機のブロック図を示す。尚、図5と同じ機能を有するも
のについては同一番号を付して、その説明を省略する。
機のブロック図を示す。尚、図5と同じ機能を有するも
のについては同一番号を付して、その説明を省略する。
【0027】図1において、3はIF増幅器、4〜7は
直列接続されて4段の増幅を行う増幅器(以下、IF信
号増幅用の増幅器という)であって、これ等IF信号増
幅用の増幅器4〜7としては、ゲインの温度依存性のな
い増幅器、例えば図3に示すような構成の増幅器が使用
される。
直列接続されて4段の増幅を行う増幅器(以下、IF信
号増幅用の増幅器という)であって、これ等IF信号増
幅用の増幅器4〜7としては、ゲインの温度依存性のな
い増幅器、例えば図3に示すような構成の増幅器が使用
される。
【0028】また、8〜11は、前記IF増幅器3の内
部に設けられたIFレベル検出用の増幅器であって、前
記各段のIF信号増幅用の増幅器4〜7と同一個数(4
個)設けられると共に、これ等4個のIFレベル検出用
の増幅器8〜11は、前記対応する各段のIF信号増幅
用の増幅器4〜7と入力を共通にする,即ち、前段のI
F信号増幅用の増幅器の出力を入力とし、最前段のIF
レベル検出用の増幅器8はフロントエンド部2の出力を
入力としている。そして、前記各IFレベル検出用の増
幅器8〜11は、IF出力レベル(信号出力電圧)の温
度依存性の無い増幅器、例えば図2に示すような構成の
増幅器が使用される。
部に設けられたIFレベル検出用の増幅器であって、前
記各段のIF信号増幅用の増幅器4〜7と同一個数(4
個)設けられると共に、これ等4個のIFレベル検出用
の増幅器8〜11は、前記対応する各段のIF信号増幅
用の増幅器4〜7と入力を共通にする,即ち、前段のI
F信号増幅用の増幅器の出力を入力とし、最前段のIF
レベル検出用の増幅器8はフロントエンド部2の出力を
入力としている。そして、前記各IFレベル検出用の増
幅器8〜11は、IF出力レベル(信号出力電圧)の温
度依存性の無い増幅器、例えば図2に示すような構成の
増幅器が使用される。
【0029】FM受信機のIFレベル検出は、前記IF
増幅器3の各段のIFレベル検出用の増幅器8〜11の
出力(電界強度)を、各々、対応するレベル検出器(電
界強度表示出力部)17〜20でレベル検出して行われ
る。
増幅器3の各段のIFレベル検出用の増幅器8〜11の
出力(電界強度)を、各々、対応するレベル検出器(電
界強度表示出力部)17〜20でレベル検出して行われ
る。
【0030】以上のように構成された本実施例のFM受
信機について、以下、その動作を説明する。
信機について、以下、その動作を説明する。
【0031】図1では、アンテナ入力端子1より入力さ
れたFM信号は、図5と同様に順次、フロントエンド部
2、IF増幅器3、FM検波器12を通ってAF出力端
子13へ出力される。
れたFM信号は、図5と同様に順次、フロントエンド部
2、IF増幅器3、FM検波器12を通ってAF出力端
子13へ出力される。
【0032】ここで、IF増幅器3の各段のIFレベル
出力は4個のレベル検出器17〜20で各々レベル検出
され後、加算器14で加算され、直流増幅器15で増幅
されて、レベルメータ出力端子16よりレベルメータ電
圧として出力される。
出力は4個のレベル検出器17〜20で各々レベル検出
され後、加算器14で加算され、直流増幅器15で増幅
されて、レベルメータ出力端子16よりレベルメータ電
圧として出力される。
【0033】前記IF増幅器3の内部では、先ず、フロ
ントエンド部2の出力であるIF信号が第1段目のIF
信号増幅用の増幅器4、及び第1段目のIFレベル検出
用の増幅器8に入力される。第1段目のIFレベル検出
用の増幅器8の出力は温度依存性が無いので、この第1
段目のIFレベル検出用の増幅器8の出力をレベル検出
したレベル検出器17のIFレベル出力は温度依存性を
持たない。
ントエンド部2の出力であるIF信号が第1段目のIF
信号増幅用の増幅器4、及び第1段目のIFレベル検出
用の増幅器8に入力される。第1段目のIFレベル検出
用の増幅器8の出力は温度依存性が無いので、この第1
段目のIFレベル検出用の増幅器8の出力をレベル検出
したレベル検出器17のIFレベル出力は温度依存性を
持たない。
【0034】また、前記第1段目のIF信号増幅用の増
幅器4の出力は、第2段目のIF信号増幅用の増幅器
5、及び第2段目のIFレベル検出用の増幅器9に入力
される。ここで、第1段目のIF信号増幅用の増幅器4
のゲインは、温度依存性が無いので、第2段目のIFレ
ベル検出用の増幅器9のレベル検出出力が立上るアンテ
ナ入力レベルは温度依存性を持たず、また第2段目のI
Fレベル検出用の増幅器9の出力は、前記第1段目のI
Fレベル検出用の増幅器8と同様に、温度依存性が無い
ので、この第2段目のIFレベル検出用の増幅器9の出
力をレベル検出したレベル検出器18のIFレベル出力
は温度依存性を持たない。
幅器4の出力は、第2段目のIF信号増幅用の増幅器
5、及び第2段目のIFレベル検出用の増幅器9に入力
される。ここで、第1段目のIF信号増幅用の増幅器4
のゲインは、温度依存性が無いので、第2段目のIFレ
ベル検出用の増幅器9のレベル検出出力が立上るアンテ
ナ入力レベルは温度依存性を持たず、また第2段目のI
Fレベル検出用の増幅器9の出力は、前記第1段目のI
Fレベル検出用の増幅器8と同様に、温度依存性が無い
ので、この第2段目のIFレベル検出用の増幅器9の出
力をレベル検出したレベル検出器18のIFレベル出力
は温度依存性を持たない。
【0035】更に、第2段目のIF信号増幅用の増幅器
5の出力は、第3段目のIF信号増幅用の増幅器6、及
び第3段目のIFレベル検出用の増幅器10に入力され
る。ここで、第2段目のIF信号増幅用の増幅器5のゲ
インは温度依存性を持たないので、第3段目のIFレベ
ル検出用の増幅器10のレベル検出出力の立上るアンテ
ナ入力レベルは温度に依存せず、また第3段目のIFレ
ベル検出用の増幅器10の出力は、前記第2段目のIF
レベル検出用の増幅器9と同様に、温度依存性が無いの
で、この第3段目のIFレベル検出用の増幅器10の出
力をレベル検出したレベル検出器19のIFレベル出力
は温度依存性を持たない。
5の出力は、第3段目のIF信号増幅用の増幅器6、及
び第3段目のIFレベル検出用の増幅器10に入力され
る。ここで、第2段目のIF信号増幅用の増幅器5のゲ
インは温度依存性を持たないので、第3段目のIFレベ
ル検出用の増幅器10のレベル検出出力の立上るアンテ
ナ入力レベルは温度に依存せず、また第3段目のIFレ
ベル検出用の増幅器10の出力は、前記第2段目のIF
レベル検出用の増幅器9と同様に、温度依存性が無いの
で、この第3段目のIFレベル検出用の増幅器10の出
力をレベル検出したレベル検出器19のIFレベル出力
は温度依存性を持たない。
【0036】以下、同様にして、各段のレベル検出器1
7〜20の出力には、立上り入力レベルとIF出力レベ
ルの双方で温度依存性が無いので、図4(c)に記号j
で示すように、温度に依存しないレベルメータ出力が得
られる。
7〜20の出力には、立上り入力レベルとIF出力レベ
ルの双方で温度依存性が無いので、図4(c)に記号j
で示すように、温度に依存しないレベルメータ出力が得
られる。
【0037】以上説明したように、本実施例によれば、
多段構成からなるIF増幅器3の各段について、各々、
IF信号増幅用とIFレベル検出用との2個の増幅器を
持ち、IF信号増幅用の増幅器はゲインの温度依存性の
無いもので構成すると共に、IFレベル検出用の増幅器
はIF出力レベルの温度依存性の無いもので構成したの
で、温度依存性の無い優れたレベルメータ出力を得るこ
とができる。
多段構成からなるIF増幅器3の各段について、各々、
IF信号増幅用とIFレベル検出用との2個の増幅器を
持ち、IF信号増幅用の増幅器はゲインの温度依存性の
無いもので構成すると共に、IFレベル検出用の増幅器
はIF出力レベルの温度依存性の無いもので構成したの
で、温度依存性の無い優れたレベルメータ出力を得るこ
とができる。
【0038】尚、本実施例では、IF増幅器3を4段と
したが、任意の複数段でも構成できるのは勿論である。
したが、任意の複数段でも構成できるのは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明のFM受信機によれば、多段構成からなるIF増幅器
の各段について、各々、IF信号増幅用の増幅器と、I
Fレベル検出用の増幅器との2個の増幅器を持ち、IF
信号増幅用の増幅器はゲインの温度依存性の無いもので
構成し、IFレベル検出用の増幅器はIF出力レベルの
温度依存性の無いもので構成したので、温度依存性の無
い優れたレベルメータ出力を実現できる効果を奏する。
明のFM受信機によれば、多段構成からなるIF増幅器
の各段について、各々、IF信号増幅用の増幅器と、I
Fレベル検出用の増幅器との2個の増幅器を持ち、IF
信号増幅用の増幅器はゲインの温度依存性の無いもので
構成し、IFレベル検出用の増幅器はIF出力レベルの
温度依存性の無いもので構成したので、温度依存性の無
い優れたレベルメータ出力を実現できる効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例におけるFM受信機のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】差動増幅器を構成する回路図である。
【図3】差動増幅器を構成する他の回路図である。
【図4】レベルメータ出力の例を示す図である。
【図5】従来のFM受信機のブロック図である。
1 アンテナ入力端子 2 フロントエンド部 3 IF増幅器 4〜7 IF信号増幅用の増幅器 8〜11 IFレベル検出用の増幅器 12 FM検波器 13 AF出力端子 15 直流増幅器 16 レベルメータ出力端子 17〜20 レベル検出器(電界強度表示出力部) 21 電源電圧端子 22〜23 入力端子 24,27 定電圧端子 25〜26 出力端子
Claims (1)
- 【請求項1】 アンテナ入力端子から入力されたFM信
号をIF周波数に変換するフロントエンド部と、前記フ
ロントエンド部の出力を増幅し、多段構成からなるIF
増幅器と、前記IF増幅器の出力を検波するFM検波器
と、前記IF増幅器の各段の出力の電界強度を検出する
電界強度表示出力部とを有するFM受信機であって、 前記IF増幅器は、直列接続された多段構成のIF信号
増幅用の増幅器と、 前記各段のIF信号増幅用の増幅器と同数設けられ、対
応するIF信号増幅用の増幅器と入力を共通にしたIF
レベル検出用の増幅器とを備え、 前記IF信号増幅用の増幅器は、ゲインの温度依存性を
持たない増幅器で構成され、前記IFレベル検出用の増
幅器は、信号出力電圧の温度依存性を持たない増幅器で
構成され、 前記各IFレベル検出用の増幅器の出力が、前記電界強
度表示出力部による電界強度の検出に使用されることを
特徴とするFM受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26243394A JPH08125559A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | Fm受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26243394A JPH08125559A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | Fm受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08125559A true JPH08125559A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17375725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26243394A Withdrawn JPH08125559A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | Fm受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08125559A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002118432A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-19 | Niigata Seimitsu Kk | 電界強度検出回路およびリミッタアンプ |
JP2008196897A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Fujitsu Ltd | 振幅検出装置 |
JP5001488B2 (ja) * | 1998-12-15 | 2012-08-15 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP26243394A patent/JPH08125559A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5001488B2 (ja) * | 1998-12-15 | 2012-08-15 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
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WO2002033860A1 (fr) * | 2000-10-06 | 2002-04-25 | Niigata Seimitsu Co., Ltd. | Circuit de detection d'intensite de champ electrique et amplificateur limiteur |
US6774720B2 (en) | 2000-10-06 | 2004-08-10 | Niigata Seimitsu Co., Ltd. | Electric field intensity detecting circuit and limiter amplifier |
KR100843756B1 (ko) * | 2000-10-06 | 2008-07-04 | 니이가타세이미츠 가부시키가이샤 | 전계 강도 검출 회로 및 리미터 앰프 |
JP2008196897A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Fujitsu Ltd | 振幅検出装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |