JPH0812520B2 - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JPH0812520B2
JPH0812520B2 JP62335063A JP33506387A JPH0812520B2 JP H0812520 B2 JPH0812520 B2 JP H0812520B2 JP 62335063 A JP62335063 A JP 62335063A JP 33506387 A JP33506387 A JP 33506387A JP H0812520 B2 JPH0812520 B2 JP H0812520B2
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章 依田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は炭化水素を主成分とする溶剤中に顔料が分散
される現像液で現像処理する写真処理装置に関する。
〔従来の技術〕
ハロゲン化銀を用いた画像記録方法以外の画像記録方
法として、磁気的方法(マグネトグラフイー)によるも
のや、電子写真方法等が知られている。
磁気的方法であるマグネトグラフイーは、磁性体記録
層を塗布したドラム上に磁気潜像を形成し、この磁気潜
像へ炭化水素を主成分とする現像液を塗布することによ
り、この現像液中に分散された粉末の磁性体を含む樹脂
トナーで現像して、顕像化させ画像を記録した後に、転
写紙面へ転写して複写物を得るようになっている。
また電子写真方法によるものとしては、電子写真フイ
ルムの定められた駒に画像を記録し、記録された画像を
投影又は複写することができる電子写真装置が知られて
いる。
この電子写真装置に配設されて、電子写真フイルム帯
電・露光や現像処理等を施すプロセスヘツドが、特開昭
59−100479号、同59−162580号等で知られている。
上記公報で開示されたプロセスヘツドでは、帯電・露
光部、現像部、乾燥部及び定着部等が備えられている。
これらの各部は、電子写真フイルムの送り方向に沿って
前記順序で隣接配置されており、各部の配置ピツチは電
子写真フイルムの駒ピツチに等しい一定のピツチとされ
ている。
上記現像部へは、現像液タンクに貯留された、炭化水
素を主成分とする現像液が供給され、電子写真フイルム
上へ塗布される。これにより、現像液中に含まれるに
帯電されたトナー粒子が電子写真フイルムに形成された
静電荷潜像へ付着して、顕像化され、画像が電子写真フ
イルムへ記録される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記マグネトグラフイーや電子写真方
法では、現像した後の余剰の現像液(トナー粒子が分散
された炭化水素を主成分とする溶剤)が、現像液タンク
等に戻されて再び現像して使用するため、リターン管路
を必要とし、配管が複雑になるという問題がある。
また、数回使用された後の上記現像液は、疲労するの
で、廃液として、廃液処理業者に処理を依頼しなければ
ならず、廃液処理に手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記事実を考慮して、現像液を現像液タン
ク内へ戻すための配管が不要で余剰現像液の廃液処理に
手間がかからない写真処理装置を得ることが目的であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の写真処理装置は、 炭化水素を主成分とする溶剤中に顔料が分散された現
像液で現像処理する写真処理装置において、 前記現像処理後の廃液を処理する現像液処理装置であ
って、 前記現像処理後の余剰現像液が排出される廃液タンク
と、 この廃液タンクと連通するとともに大気と連通する気
化タンクと、 前記廃液タンクと気化タンクとの間に介在し、余剰現
像液を吸液するとともに吸液した余剰現像液中の前記炭
化水素を主成分とする溶剤を気化タンク内へ気化させる
吸液部材と、 前記気化タンクと外気との間に介在し、気化された前
記炭化水素を主成分とする溶剤を酸化させて二酸化炭素
と水蒸気とに変化させて大気へ放出する触媒酸化手段
と、 を有することを特徴としている。
〔作用〕
本考案によれば、現像処理した後の余剰現像液が、廃
液タンク内へ排出され、この排出された余剰現像液が吸
液部材に吸液され、吸液された余剰現像液中の炭化水素
を主成分とする溶剤が気化タンク内へ気化される。気化
された炭化水素を主成分とする溶剤が触媒酸化手段によ
って酸化されて二酸化炭素と水蒸気とに変化され、大気
中へ排出される。これにより、余剰現像液中の炭化水素
を主成分とする溶剤が処理される。
一方、現像処理した後の余剰現像液中の顔料は吸液部
材に溜まり、吸液部材の交換、又は、吸液部材の清掃に
よって容易に処理することができる。なお、現像処理し
た後の余剰現像液中の顔料の量は、僅かでもなり、吸液
部材の交換、又は、吸液部材の清掃の頻度は少なくて足
る。
このようにして現像処理した後の余剰現像液が処理さ
れるので、余剰現像液を再度現像液として使用するため
のリターン管路等の配管が不要となり、また、現像液の
疲労に伴う廃液処理を廃液処理業者に依頼することも不
要となり、余剰現像液の廃液処理に手間が掛からない。
〔実施例〕
第2図には本発明が適用されたマイクロフイルム画像
形成用プロセスヘツド10の実施例が示されている。
第2図に示されるように、プロセスヘツド10は、比較
的偏平とされた略直方体形状の本体部12と、本体部12の
下部に位置する一対の脚部13とが一体とされて構成さ
れ、取付物を除いて合成樹脂で一体形成されている。
プロセスヘツド10の本体部12には、第2図に示される
ように、幅方向に順次、帯電露光部14、現像部16、乾燥
部18及び定着部20が電子写真フイルム22の一駒間隔に相
当する一定のピツチで形成されている。
帯電露光部14では、この部分に位置した電子写真フイ
ルム22(一駒に相当する)が、帯電された後原稿の画像
光を照射されて露光される。これにより電子写真フイル
ム22には原稿の画像パターンに対応した静電荷潜像が形
成される。現像部16では、帯電露光部14で露光された電
子写真フイルム22に液体現像液が塗布されて静電荷潜像
が顕像化される。乾燥部18では、液体現像液で湿潤され
た電子写真フイルム22に乾燥空気が吹き付けられて湿分
が除去される。定着部20では、定着ランプ等によって電
子写真フイルム22に画像が定着される。
現像部16には、第1図及び第2図に示されるように、
マスク24が形成されており、マスク24は、上部枠24A及
び左右枠24B、24Cが前面壁26に形成された凹部28の面か
ら立ち上がっている。マスク24の下部枠24Dは、下面側
が前面壁26から立ち上がっている。また、下部枠24Dは
両側部が左右枠24B、24Cとの連結部から、さらに左右方
向に延出されている。マスク24の突出高さは帯電露光部
14に形成されたマスク30と同一レベルとなる高さとされ
ている。
マスク24の開口幅は前記マスク30の開口幅より極く僅
かに短くされている。また、マスク24の開口高さ、即ち
上部枠24A及び下部枠24Dの内壁間の距離は、下部枠24D
の内壁が前記マスク30のそれよりも下部に位置してお
り、その分だけ長くされている。
マスク24開口内には、第1図に示されるように、背面
壁32に支持されて現像電極34が配設されている。現像電
極34はリレーの接点36を介してバイアス電源38に接続さ
れている。このリレーの接点36は常閉状態とされて現像
電極34へバイアス電圧を印加しており、開状態とされる
とバイアス電圧を遮断できるようになっている。このリ
レーの接点36、バイアス電源38は制御回路35と接続され
ている。制御回路35は第1図に示されるようにCPU41、R
AM43、ROM45、入力ポート37、出力ポート39より構成さ
れておりそれらはデータバス47で夫々接続されている。
現像電極34は表面がマスク24の端面から僅かに内側に
位置しており、現像電極34とマスク24の内壁とで囲まれ
る空間が現像室40とされている。現像電極34の上部及び
下部は開口されて、それぞれ現像液・スクイズ用空気流
入口42及び現像液・スクイズ用空気流出口44とされてい
る。
現像液・スクイズ用空気流入口42はプロセスヘツド10
の内部空間で構成される通路46と連通されている。通路
46はプロセスヘツド10の背面に開口された現像液供給口
48及びスクイズ用空気供給口50と連通されている。ま
た、現像液・スクイズ用空気流出口44はプロセスヘツド
10の内部空間で構成される通路52と連通されている。通
路52はプロセスヘツド10の下面に開口された現像液・ス
クイズ用空気排出口54と連通されている。
第1図に示されるように、前記現像液供給口48は途中
に電磁弁58を介して管路60、62で現像液タンク64と連結
されている。現像液タンク64は電磁弁58よりも上部に位
置されている。管路62の先端には液注出用針70が取り付
けられており、現像液タンク64の側壁下部へ差し込まれ
て、管路62と現像液タンク64とを連通している。これら
の管路60、62は直径が0.8〜1.5mmのものが使用されてい
る。
管路62の途中には、点滴用の管などに設けられている
公知の気泡抜きのための空気留部66が配設されている。
また管路60の現像液タンク64と空気留部66との間には、
第1送液検出器68が配置されている。この第1送液検出
器68は管路62内の現像液75内に含まれるトナー粒子の有
無を検出することによって現像液タンク64内の現像液75
の有無が検出されるようになっている。この第1送液検
出器68は制御回路35の入力ポート37へ接続されている。
管路60は電磁弁58と一端が連結されており鉛直方向下
方へ向って延出され、中間部が略水平に屈曲されて屈曲
部が設けられ、先端が現像液供給口48と連通されてい
る。
管路60の屈曲部現像液供給口48との間は現像液供給口
48より低い現像液残留部72となっている。
この現像液残留部72と現像液供給口48との間には、第
2送液検出器74が配置されている。この第2送液検出器
74は、管路60内を通る現像液75のトナー粒子の流れを検
出するようになっている。すなわち、管路60内を現像液
75が流れていることを検出する。この第2送液検出器74
は制御回路35の入力ポート37へ接続されている。
スクイズ用空気供給口50は管路76で加圧スクイズ用の
エアポンプ78と連結されている。
通路46は、本体部12の上面を貫通する管路80でリンス
液ボトル82と連通されている。管路80の途中にはリンス
用電磁弁84が配置されている。このリンス用電磁弁84は
制御回路35の出力ポート39へ接続されている。また管路
80の先端には液注出用針85が管路62と同様に取り付けら
れており、リンス液ボトル82の側壁へ差し込まれて、リ
ンス液ボトル82と通路46とを連通している。リンス液ボ
トル82には、現像液中の溶媒成分であるアイソパーG
(商品名:エツソ(株))がリンス液83として収容され
ている。
現像液・スクイズ用空気排出口54の下方には現像液廃
液処理装置86が配置されている。
現像液廃液処理装置86には第1図及び第2図に示され
るように廃液タンク88が備えられている。廃液タンク88
の上面側部には貫通穴86Aが設けられている。この貫通
穴86Aには、管路90の一端が挿入されている。管路90の
他端は現像液・スクイズ用空気排出口54と連通されてい
る。これにより現像液・スクイズ用空気排出口54から排
出された余剰現像液が現像液廃液処理装置86内へ排出さ
れる。
また現像液廃液処理装置86の上面には円筒状の導管92
が立設されている。さらにこの導管92の先端には、この
導管92より大径で円筒状の気化タンク94が連結されてい
る。これにより、廃液タンク88内は、導管92を介して気
化タンク94内と連通されている。
廃液タンク88内には、吸液部材としての吸液綿96が収
容されている。この吸液綿96の一端が上方に向けて立ち
上げられており、その先端は導管92を貫通して気化タン
ク94内へ挿入されている。この吸液綿96によって、廃液
タンク88内へ排出された余剰現像液が導管92内へ挿入さ
れている先端部へ吸い上げられて、先端部から気化タン
ク94内へ気化するようになっている。
また気化タンク94の上面には一部が気化タンク94内へ
配置された触媒酸化手段である触媒100が取り付けられ
ている。また触媒100の上部には触媒点火用ヒータ102が
配置されている。
従って吸液綿96の先端から気化タンク94内へ気化した
余剰現像液は、触媒100によって酸化されるようになっ
ている。この場合、気化した余剰現像液を最初に酸化さ
せるために触媒点火用ヒータ102によって点火される。
一度点火された後は、余剰現像液が気化している間は酸
化が進み、余剰現像液は、二酸化炭素と水蒸気となっ
て、触媒100の上面から大気中へ排出されるようになっ
ている。また一度点火された後には、吸液綿96先端部の
温度が低下しないように導管92の外周に断熱材98が設け
られている。
プロセスヘツド10の前面壁26の手前には、押え板が配
設されており図示しないフイルム押え機構によって作動
され、電子写真フイルム22をプロセスヘツド10の前面壁
26へ押圧するようになっている。この場合押圧される電
子写真フイルム22の各駒は、帯電露光部14、現像部16、
乾燥部18、定着部20へ夫々位置して当接されるようにな
っている。
次に本実施例の作用について説明する。
プロセスヘツド10に夫々隣接配置された帯電露光部1
4、現像部16、乾燥部18及び定着部20へ、電子写真フイ
ルム22の各駒が、上記順序で送られて夫々処理され、電
子写真フイルム22へ画像が記録される。
この場合、図示しないフイルム移動モータが駆動され
て、未だ記録されていない駒の中から自由に選択された
所定の一駒が帯電・露光部14のマスク30の前面に位置さ
れる。この操作は、プロセスヘツド10が組込まれた電子
写真装置を操作する図示しないコントロールキーボード
で所定の一駒を指定することでなされる。
ここでこの所定の一駒に着目して、この所定の一駒が
上記帯電・露光部14から現像部16、乾燥部18及び定着部
20へ送られて画像が記録される場合について第4図を用
いて説明する。
未だ記録されていない駒の中から自由に選択された所
定の一駒が帯電・露光部14へ位置され、この所定の一駒
が帯電・露光されて静電荷潜像が形成される。この帯電
・露光が終了したか否かがステツプ200で判断される。
帯電・露光が終了していなければこの判断がくり返され
る。
帯電・露光が終了し、電子写真フイルムへ静電荷潜像
が形成されると、押え板によるフイルム押えが解除さ
れ、図示しないフイルム移動モータが作動される(ステ
ツプ202、204)。これにより、静電荷潜像が形成された
所定の一駒は、帯電・露光部14から移動する。この移動
によって、所定の一駒が現像部16へ位置したか否かがス
テツプ206で判断される。この場合電子写真フイルム22
に一定間隔で形成された図示しない多数のブリツプマー
クを計数することで、電子写真フイルム22の移動距離が
求められ、これによって所定の一駒が現像部16へ位置し
たか否かが判断される。また所定の一駒が現像部16へ位
置していなければ、フイルム移動モータは作動を続け、
所定の一駒が現像部16へ位置すると、フイルム移動モー
タが停止される(ステツプ208)。
押え板の動作に先立って第4図に示されるように、リ
レーの接点36が常閉状態から開状態となって、現像電極
34へのバイアス電圧の印加を停止する(ステツプ21
0)。フイルム移動モータが停止されると押え板が作動
して電子写真フイルム22が現像室40へ押圧当接される
(ステツプ212)。バイアス電圧の印加を停止する所定
時間Hは約30msecに設定されており、電子写真フイルム
22が、押え板によってプロセスヘツド10のマスク24へ押
圧されたときに生じる振動が減衰する時間とされてい
る。これにより電子写真フイルム22が不用意に現像電極
34へ接近しすぎて、現像電極34との間で放電が生じるこ
とがない。所定時間Hが経過していなければ、リレーの
接点36は開状態とされ、所定時間H経過すると、リレー
の接点36が閉状態とされる(ステツプ216)。これによ
り再び現像電極34へバイアス電圧を印加する。
電子写真フイルム22が現像室40へ押圧当接された後現
像液供給用電磁弁58が所定時間T開放される(ステツプ
218、220)。電磁弁58が開放されると現像液タンク64内
の現像液75が管路62、60内を自然流下してプロセスヘツ
ド10へ至り、現像部16の現像液・スクイズ用空気流入口
42から現像室40へ流入する。
第1回目の現像の場合には、管路60、現像液残留部72
には現像液が入っておらず、管路60現像液残留部72を充
満させるのに要する時間分だけ、電磁弁58を開状態とす
るまでの時間を延長する必要がある。現像液残留部72に
は、充電式の第2送液検出器74が設けられ、現像液が管
路60内へ満たされているかどうかを検知するようになっ
ており、第1回目の現像時には、第2送液検出器74にて
現像液を検知してから、所定時間T経過後、電磁弁58を
閉状態とすることにより、遅れによる現像不足を防ぐよ
うになっている。この現像液75の供給によって、現像液
中に分散されたに帯電しているトナー粒子が、電子写
真フイルムのに帯電している部分に付着して、静電荷
潜像が顕像化される。現像室40へ供給されて、現像室40
を下流した余剰の現像液75は、現像液・スクイズ用空気
流出口44から通路52を通り、現像液・スクイズ用空気排
出口54から管路90を通って廃液タンク88内へ排出され
る。
廃液タンク88内へ排出された余剰現像液75は、吸液綿
96によって先端部へ吸い上げられて、先端部から気化タ
ンク94内へ気化する。この気化した余剰現像液は触媒内
を通過するときに酸化される。この場合、触媒100は触
媒点火用ヒータ102によって加熱されており、触媒作用
が充分発揮できる温度に加熱されている。
気化した余剰現像液の成分は、炭化水素(CnHm)を主
成分とする溶剤が気化したものであるから、触媒100に
よって酸化されると二酸化炭素(nCO2)と水蒸気(m/2H
2O)に変化し、触媒100の外方へ排出される。これによ
り、余剰現像液中の溶媒成分である炭化水素を主成分と
する溶媒(例えばアイソパーG(商品名:エツソ
(株))が処理される。
余剰現像液75中のトナー粒子は吸液綿96の先端部に溜
る。このトナー粒子の量は、現像処理した現像液である
ので、極く僅かである。したがって定期的に吸液綿96を
交換するか、清掃することにより容易に処理することが
できる。
また、触媒100が作用するための温度に加熱する触媒
点火用ヒータ102は、触媒100が一度点火されて酸化作用
を開始した後は停止される。これは、一度触媒100が作
用を開始すると、触媒100それ自身の酸化によって発熱
し、この発熱で触媒作用が維持される。したがって、吸
液綿96の先端部から、余剰現像液が気化し、触媒100内
へ気化した余剰現像液が供給されている間は触媒100は
作用しつづける。
これにより余剰現像液75は、二酸化炭素と水蒸気に変
化されて大気中へ排出されて処理される。
電磁弁58が開放されてから所定時間Tが経過するとス
テツプ222で電磁弁58が閉止される。
電磁弁58が閉止された後ステツプ224、226でリンス用
電磁弁84が所定時間T0開放される。このリンス用電磁弁
84の開放によってリンス液ボトル82内のリンス液83が、
現像室40内へ供給される。このリンス液83によって現像
電極34内に付着している余剰現像液が洗い流され廃液タ
ンク88内へリンス液83と共に排出される。廃液タンク88
内へ排出されたリンス液83及び余剰現像液は吸液綿96の
先端部から気化した後に触媒100内を通過して、二酸化
炭素と水蒸気に変化し、大気中へ排出される。
リンス用電磁弁84が開放されて所定時間T0経過すると
リンス用電磁弁84が閉止される(ステツプ228)。リン
ス用電磁弁84の閉止と同時に、第1図に示されるスクイ
ズ用のエアポンプ78が作動されて、スクイズ用空気供給
口50から現像室40へ加圧空気が供給され(ステツプ23
0、232)、電子写真フイルム22に余剰に付着している現
像液75が吹き落とされて液切れされる。吹き落とされた
現像液75は廃液タンク88へ排出される。
この現像室40への加圧空気の供給は、余剰現像液が現
像室40内に十分残っている間は弱風とされ(ステツプ23
0)、高速な吹き落としによる画像の劣化が防止され
る。送風が開始されてから所定時間経過後に強風とされ
る。このエアポンプ78の作動が停止して(ステツプ23
4)加圧空気の供給が停止され、押え板のフイルムの押
圧が解除される(ステツプ236)。これにより現像部16
での現像が終了する(ステツプ238)。
次いでフイルム移動モータの駆動で電子写真フイルム
22は一駒移動されて、現像部16に位置していた所定の一
駒が乾燥部18に位置する。フイルム移動モータが停止さ
れた後押え板が作動して押圧当接され、所定時間経過後
に温空気が、乾燥部18へ吹き出され、現像液75が乾燥さ
れる。
次いで押え板のフイルム押圧が解除されフイルム移動
モータが駆動されて、乾燥部18に位置していた駒は定着
部20に移動される。フイルム移動モータの駆動が停止さ
れた後にフイルム押え機構により押え板が作動して押圧
当接された定着部20に冷風が供給される。
フイルム押え機構の作動から所定時間経過後に図示し
ないキセノランプが発光されてトナー粒子は電子写真フ
イルム22の表面に融合して定着され、定着工程が終了す
る。
以上の工程を終ることで、電子写真フイルム22への画
像の記録が完了する。
全ての処理が終了した段階で、現像液タンク64から現
像液供給口48の間の管路62、60、現像液残留部72内に
は、トナー液が充満している。
トナー液を管路中に入れたまま長期間放置すると、液
中に分散しているトナー粒子が沈降し、管中のトナー濃
度にムラが生じるため、好ましくない。
このため全工程終了後、押え板をプロセスヘツド10前
面へ押圧させ、エアポンプ78を作動させた後、電磁弁58
を2〜3秒間回状態とするという操作を行ない、エアポ
ンプ78の空気圧を利用して、現像液供給口48、管路60、
62、現像液残留部72内の現像液を現像液タンク64中に戻
した後、電磁弁58を閉とし、エアポンプ78を停止させ、
押え板の押圧を解除する。
現像液タンク64中では、管路中に比べ沈降が少ないこ
とが知られており、また、何らかの攪拌手段(図示せ
ず)を用いることで沈降を完全に防止することも可能と
なる。
この操作で管路内から抜けきらなかった現像液は、管
路中に残るが、本実施例では、他より低い場所にある現
像液残留部72が設けられており、抜け残りの現像液はこ
の現像液残留部72に溜まる。現像液残留部72は、直径0.
8〜1.5mmの細管部分を介して現像液供給口48部分に接続
しており、現像液の蒸発が殆ど生じない部分となってい
るため、液が残っても乾燥・固化して配管が詰まるとい
った心配がない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の写真処理装置では、現
像処理した後の余剰現像液中の炭化水素を主成分とする
溶剤が触媒酸化手段によって酸化されて二酸化炭素と水
蒸気とに変化され、大気中へ排出されて処理される一
方、現像処理した後の余剰現像液中の顔料が吸液部材に
溜まって吸液部材の交換、又は、吸液部材の清掃によっ
て顔料の処理が容易になり、余剰現像液の廃液処理に手
間が掛からないという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されたプロセスヘツド現像部と他
の機器との関係を示す断面図、第2図は現像廃液処理装
置を示す斜視図、第3図はプロセスヘツドを示す斜視
図、第4図は現像部の作用を示すフローチヤートであ
る。 10……プロセスヘツド、75……現像液、86……現像廃液
処理装置、88……廃液タンク、100……触媒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化水素を主成分とする溶剤中に顔料が分
    散された現像液で現像処理する写真処理装置において、 前記現像処理後の廃液を処理する現像液処理装置であっ
    て、 前記現像処理後の余剰現像液が排出される廃液タンク
    と、 この廃液タンクと連通するとともに大気と連通する気化
    タンクと、 前記廃液タンクと気化タンクとの間に介在し、余剰現像
    液を吸液するとともに吸液した余剰現像液中の前記炭化
    水素を主成分とする溶剤を気化タンク内へ気化させる吸
    液部材と、 前記気化タンクと外気との間に介在し、気化された前記
    炭化水素を主成分とする溶剤を酸化させて二酸化炭素と
    水蒸気とに変化させて大気へ放出する触媒酸化手段と、 を有することを特徴とする写真処理装置。
JP62335063A 1987-12-28 1987-12-28 写真処理装置 Expired - Lifetime JPH0812520B2 (ja)

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