JPH08125166A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents
固体撮像装置およびその製造方法Info
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- JPH08125166A JPH08125166A JP6253806A JP25380694A JPH08125166A JP H08125166 A JPH08125166 A JP H08125166A JP 6253806 A JP6253806 A JP 6253806A JP 25380694 A JP25380694 A JP 25380694A JP H08125166 A JPH08125166 A JP H08125166A
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/14—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
- H01L27/144—Devices controlled by radiation
- H01L27/146—Imager structures
- H01L27/148—Charge coupled imagers
- H01L27/14831—Area CCD imagers
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、CCDおよびその製造方法におい
て、段差の大きい部分での遮光膜のエッチング残りを発
生しにくくできるとともに、分厚い遮光膜によって入射
光の一部が遮られて感度が低下されるのを防止できるよ
うにすることを最も主要な特徴とする。 【構成】たとえば、Si基板11上に絶縁領域14を略
短冊状に形成する。そして、この絶縁領域14の相互間
に、ゲート絶縁膜12を介して各相の転送電極13をそ
れぞれ形成し、隣接する、各相の転送電極13の相互を
絶縁領域14によって電気的に分離する。こうして、各
相の転送電極13を同一平面上に配設した平坦構造とす
ることで、遮光膜17の薄膜化を図る構成となってい
る。
て、段差の大きい部分での遮光膜のエッチング残りを発
生しにくくできるとともに、分厚い遮光膜によって入射
光の一部が遮られて感度が低下されるのを防止できるよ
うにすることを最も主要な特徴とする。 【構成】たとえば、Si基板11上に絶縁領域14を略
短冊状に形成する。そして、この絶縁領域14の相互間
に、ゲート絶縁膜12を介して各相の転送電極13をそ
れぞれ形成し、隣接する、各相の転送電極13の相互を
絶縁領域14によって電気的に分離する。こうして、各
相の転送電極13を同一平面上に配設した平坦構造とす
ることで、遮光膜17の薄膜化を図る構成となってい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば固体撮像装
置およびその製造方法に関するもので、特にCCD(C
harge Coupled Device)に使用さ
れるものである。
置およびその製造方法に関するもので、特にCCD(C
harge Coupled Device)に使用さ
れるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CCDの画素領域は、たとえば図
10に示すように、Si基板101、ゲート絶縁膜10
2、第1層目の電極103、絶縁膜104、第2層目の
電極105、層間膜106、遮光膜(光遮蔽層)10
7、平坦化層108、およびマイクロレンズ109など
から構成されている。そして、入射光は、上記マイクロ
レンズ109で集光されて、受光部で受光されるように
なっている。
10に示すように、Si基板101、ゲート絶縁膜10
2、第1層目の電極103、絶縁膜104、第2層目の
電極105、層間膜106、遮光膜(光遮蔽層)10
7、平坦化層108、およびマイクロレンズ109など
から構成されている。そして、入射光は、上記マイクロ
レンズ109で集光されて、受光部で受光されるように
なっている。
【0003】このような構成のCCDにおいては、ま
ず、ゲート絶縁膜102上に、たとえば多結晶シリコン
からなる第1層目の電極材料が堆積される。そして、こ
の第1層目の電極材料が、図示しないパターニングされ
たレジストをマスクにエッチングされて、第1層目の電
極103が形成される(図11(a))。
ず、ゲート絶縁膜102上に、たとえば多結晶シリコン
からなる第1層目の電極材料が堆積される。そして、こ
の第1層目の電極材料が、図示しないパターニングされ
たレジストをマスクにエッチングされて、第1層目の電
極103が形成される(図11(a))。
【0004】この第1層目の電極103の表面が酸化さ
れて0.2μm厚程度の絶縁膜104が形成された後、
第2層目の電極材料が堆積される。そして、この第2層
目の電極材料が、図示しないパターニングされたレジス
トをマスクにエッチングされて、第2層目の電極105
が形成される(図11(b))。
れて0.2μm厚程度の絶縁膜104が形成された後、
第2層目の電極材料が堆積される。そして、この第2層
目の電極材料が、図示しないパターニングされたレジス
トをマスクにエッチングされて、第2層目の電極105
が形成される(図11(b))。
【0005】こうして、第1層目の電極103と第2層
目の電極105との形成に際して、それぞれの電極材料
によって開口が形成されることにより、受光部および各
相の転送電極が形成されるようになっている。
目の電極105との形成に際して、それぞれの電極材料
によって開口が形成されることにより、受光部および各
相の転送電極が形成されるようになっている。
【0006】さて、上記したCCDの場合、図示A−A
線に沿う断面において、第1層目の電極103と第2層
目の電極105とが部分的に積層された構造となってい
る。すなわち、従来のCCDでは、図10に示すよう
に、第1層目の電極103と第2層目の電極105とを
重ね合わせることで、電極間の距離をできるだけ小さく
するようになっている。
線に沿う断面において、第1層目の電極103と第2層
目の電極105とが部分的に積層された構造となってい
る。すなわち、従来のCCDでは、図10に示すよう
に、第1層目の電極103と第2層目の電極105とを
重ね合わせることで、電極間の距離をできるだけ小さく
するようになっている。
【0007】しかしながら、第1層目の電極103と第
2層目の電極105との積層部分で大きな段差をもつた
め、第1層目の電極103および第2層目の電極105
の側壁部分を覆うには遮光膜107を十分に厚くしなけ
ればならない。したがって、遮光膜107が不要な部分
ではこれを完全に除去するのが困難になり、特に段差の
大きな部分で遮光膜107のエッチング残りが発生しや
すいという不具合があった。
2層目の電極105との積層部分で大きな段差をもつた
め、第1層目の電極103および第2層目の電極105
の側壁部分を覆うには遮光膜107を十分に厚くしなけ
ればならない。したがって、遮光膜107が不要な部分
ではこれを完全に除去するのが困難になり、特に段差の
大きな部分で遮光膜107のエッチング残りが発生しや
すいという不具合があった。
【0008】また、遮光膜107を厚くすると、これが
マイクロレンズ109で集光された入射光の光路の一部
を遮る結果となって、感度の低下を招くといった問題も
あった。
マイクロレンズ109で集光された入射光の光路の一部
を遮る結果となって、感度の低下を招くといった問題も
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、第1層目の電極103と第2層目の電極1
05との積層部分で大きな段差をもつために遮光膜10
7を厚く形成する必要があり、これがエッチング残りや
感度の低下を招くなどの問題があった。
においては、第1層目の電極103と第2層目の電極1
05との積層部分で大きな段差をもつために遮光膜10
7を厚く形成する必要があり、これがエッチング残りや
感度の低下を招くなどの問題があった。
【0010】そこで、この発明は、エッチング残りを発
生しにくくできるとともに、感度が低下されるのを防止
することが可能な固体撮像装置およびその製造方法を提
供することを目的としている。
生しにくくできるとともに、感度が低下されるのを防止
することが可能な固体撮像装置およびその製造方法を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の固体撮像装置にあっては、半導体基板
上に絶縁膜を介して多数相の転送電極を設けてなるもの
において、前記各相の転送電極を、その相互にそれぞれ
絶縁領域を介在させて同一平面上に配設してなる構成と
されている。
めに、この発明の固体撮像装置にあっては、半導体基板
上に絶縁膜を介して多数相の転送電極を設けてなるもの
において、前記各相の転送電極を、その相互にそれぞれ
絶縁領域を介在させて同一平面上に配設してなる構成と
されている。
【0012】また、この発明の固体撮像装置にあって
は、半導体基板上に設けられた複数の絶縁領域と、この
絶縁領域の相互間にそれぞれ絶縁膜を介して配設された
多数相の転送電極とを具備し、前記絶縁領域によって、
前記各相の転送電極の相互をそれぞれ同一平面上におい
て電気的に分離してなる構成とされている。
は、半導体基板上に設けられた複数の絶縁領域と、この
絶縁領域の相互間にそれぞれ絶縁膜を介して配設された
多数相の転送電極とを具備し、前記絶縁領域によって、
前記各相の転送電極の相互をそれぞれ同一平面上におい
て電気的に分離してなる構成とされている。
【0013】さらに、この発明の固体撮像装置の製造方
法にあっては、半導体基板上に絶縁層を形成する工程
と、この絶縁層を選択的に除去して複数の絶縁領域を形
成する工程と、この絶縁領域の相互間にそれぞれ絶縁膜
を介して複数相の転送電極を形成する工程とからなり、
前記絶縁領域によって各相の転送電極の相互をそれぞれ
同一平面上において電気的に分離するようになってい
る。
法にあっては、半導体基板上に絶縁層を形成する工程
と、この絶縁層を選択的に除去して複数の絶縁領域を形
成する工程と、この絶縁領域の相互間にそれぞれ絶縁膜
を介して複数相の転送電極を形成する工程とからなり、
前記絶縁領域によって各相の転送電極の相互をそれぞれ
同一平面上において電気的に分離するようになってい
る。
【0014】
【作用】この発明は、上記した手段により、段差をなく
すことができるようになるため、遮光膜を薄くすること
が可能となるものである。
すことができるようになるため、遮光膜を薄くすること
が可能となるものである。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかるCCD(Ch
arge Coupled Device)の概略構成
を示すものである。なお、同図(a)はCCDの要部を
示す平面図であり、同図(b)は同じくB−B線に沿う
画素領域の断面図、同図(c)は同じくC−C線に沿う
配線領域の断面図である。
照して説明する。図1は、本発明にかかるCCD(Ch
arge Coupled Device)の概略構成
を示すものである。なお、同図(a)はCCDの要部を
示す平面図であり、同図(b)は同じくB−B線に沿う
画素領域の断面図、同図(c)は同じくC−C線に沿う
配線領域の断面図である。
【0016】すなわち、このCCDは、たとえばSi基
板11上にゲート絶縁膜12を介して形成された各相の
転送電極13の相互が、絶縁領域14によって電気的に
分離された構成となっている。
板11上にゲート絶縁膜12を介して形成された各相の
転送電極13の相互が、絶縁領域14によって電気的に
分離された構成となっている。
【0017】CCDの画素領域aにおいては、受光部を
形成するための開口15が設けられるとともに、層間膜
16を介して上記転送電極13の側壁部分を覆うための
遮光膜(光遮蔽層)17が形成され、さらに平坦化層1
8を介して上記受光部に入射光を集光するためのマイク
ロレンズ19が設けられている。
形成するための開口15が設けられるとともに、層間膜
16を介して上記転送電極13の側壁部分を覆うための
遮光膜(光遮蔽層)17が形成され、さらに平坦化層1
8を介して上記受光部に入射光を集光するためのマイク
ロレンズ19が設けられている。
【0018】CCDの配線領域bにおいては、上記層間
膜16上にアルミニウムなどからなる配線20が形成さ
れて、各相の転送電極13のそれぞれとコンタクトホー
ル21を介して接続されている。上記各配線20の上部
は、上記平坦化層18によって覆われている。
膜16上にアルミニウムなどからなる配線20が形成さ
れて、各相の転送電極13のそれぞれとコンタクトホー
ル21を介して接続されている。上記各配線20の上部
は、上記平坦化層18によって覆われている。
【0019】上記各相の転送電極13は、絶縁領域14
の相互間にそれぞれ配設されるようになっている。すな
わち、転送電極13のそれぞれは同一平面上に平坦に形
成されて、2層の電極材料の重ね合わせによる段差をも
たない構造とすることができる。
の相互間にそれぞれ配設されるようになっている。すな
わち、転送電極13のそれぞれは同一平面上に平坦に形
成されて、2層の電極材料の重ね合わせによる段差をも
たない構造とすることができる。
【0020】上記絶縁領域14は、上記転送電極13の
形成前に、少なくとも各相の転送電極13間の間隙に応
じて略短冊状に形成されるようになっている。上記受光
部を形成するための開口15は、画素領域における、上
記絶縁領域14およびこれに隣接する各相の転送電極1
3の一部をそれぞれ除去して、上記ゲート絶縁膜12を
露出させる構成となっている。
形成前に、少なくとも各相の転送電極13間の間隙に応
じて略短冊状に形成されるようになっている。上記受光
部を形成するための開口15は、画素領域における、上
記絶縁領域14およびこれに隣接する各相の転送電極1
3の一部をそれぞれ除去して、上記ゲート絶縁膜12を
露出させる構成となっている。
【0021】このような構成のCCDでは、上記マイク
ロレンズ19で集光された入射光が受光部で受光される
ことにより、図示していないフォトダイオードで信号電
荷が発生されて各相の転送電極13の下に蓄えられ、し
かる後、それぞれの配線20より取り出されるようにな
っている。
ロレンズ19で集光された入射光が受光部で受光される
ことにより、図示していないフォトダイオードで信号電
荷が発生されて各相の転送電極13の下に蓄えられ、し
かる後、それぞれの配線20より取り出されるようにな
っている。
【0022】次に、上記した構成のCCDの製造方法に
ついて説明する。図2乃至図8は、CCDの画素領域に
おける製造プロセスの概略をそれぞれ示すものである。
ついて説明する。図2乃至図8は、CCDの画素領域に
おける製造プロセスの概略をそれぞれ示すものである。
【0023】まず、図2に示すように、Si基板11上
に絶縁層31が形成される。そして、この絶縁層31
が、パターニングされたレジスト32をマスクにエッチ
ングされる。マスクとして用いられた上記レジスト32
は、エッチング終了後に除去される。
に絶縁層31が形成される。そして、この絶縁層31
が、パターニングされたレジスト32をマスクにエッチ
ングされる。マスクとして用いられた上記レジスト32
は、エッチング終了後に除去される。
【0024】こうして、図3(a),(b)にそれぞれ
示すように、少なくとも各相の転送電極13が隣接する
間隙の部分にのみ絶縁層31が残された、略短冊状の絶
縁領域14が形成される。
示すように、少なくとも各相の転送電極13が隣接する
間隙の部分にのみ絶縁層31が残された、略短冊状の絶
縁領域14が形成される。
【0025】次いで、図4に示すように、上記Si基板
11の表面が酸化されて、その表面の上記絶縁領域14
の相互間にゲート絶縁膜12が形成される。そして、図
5に示すように、たとえば多結晶シリコンからなる電極
材料33が上記Si基板11上に堆積される。
11の表面が酸化されて、その表面の上記絶縁領域14
の相互間にゲート絶縁膜12が形成される。そして、図
5に示すように、たとえば多結晶シリコンからなる電極
材料33が上記Si基板11上に堆積される。
【0026】続いて、図6に示すように、上記Si基板
11上に堆積された電極材料33が、たとえば先に形成
された絶縁領域14をストッパとしてポリッシング処理
されて、その上面が平坦化される。これにより、上記絶
縁領域14によって相互が電気的に絶縁されてなる各相
の転送電極13が、同一平面上にそれぞれ形成される。
11上に堆積された電極材料33が、たとえば先に形成
された絶縁領域14をストッパとしてポリッシング処理
されて、その上面が平坦化される。これにより、上記絶
縁領域14によって相互が電気的に絶縁されてなる各相
の転送電極13が、同一平面上にそれぞれ形成される。
【0027】この後、画素領域aにおいては、図7に示
すように、上記Si基板11上に形成された上記転送電
極13および上記絶縁領域14の一部が、パターニング
されたレジスト34をマスクにエッチングされる。マス
クとして用いられた上記レジスト34は、エッチング終
了後に除去される。
すように、上記Si基板11上に形成された上記転送電
極13および上記絶縁領域14の一部が、パターニング
されたレジスト34をマスクにエッチングされる。マス
クとして用いられた上記レジスト34は、エッチング終
了後に除去される。
【0028】こうして、図8(a),(b)にそれぞれ
示すように、上記Si基板11の画素領域a上に開口1
5が選択的に形成されて、上記転送電極13および上記
絶縁領域14の下部のゲート絶縁膜12が露出されるこ
とにより、受光部が形成される。
示すように、上記Si基板11の画素領域a上に開口1
5が選択的に形成されて、上記転送電極13および上記
絶縁領域14の下部のゲート絶縁膜12が露出されるこ
とにより、受光部が形成される。
【0029】しかる後、上記Si基板11の全面に、層
間膜16および遮光膜17がそれぞれ形成される。そし
て、画素領域aの非受光部を除く上記遮光膜17、つま
り上記転送電極13の側壁部分を覆う以外の上記遮光膜
17はエッチング処理により除去される。この場合、上
記各相の転送電極13は同一平面上に形成されて大きな
段差をもたないため、上記遮光膜17は従来よりもずっ
と薄く形成でき、段差の大きな部分での遮光膜17のエ
ッチング残りを発生しにくくできる。
間膜16および遮光膜17がそれぞれ形成される。そし
て、画素領域aの非受光部を除く上記遮光膜17、つま
り上記転送電極13の側壁部分を覆う以外の上記遮光膜
17はエッチング処理により除去される。この場合、上
記各相の転送電極13は同一平面上に形成されて大きな
段差をもたないため、上記遮光膜17は従来よりもずっ
と薄く形成でき、段差の大きな部分での遮光膜17のエ
ッチング残りを発生しにくくできる。
【0030】また、配線領域bでは、上記層間膜16が
部分的に除去されて、各相の転送電極13とのコンタク
トのためのホール21および配線20の形成が行われ
る。この配線20の形成においては、各相の転送電極1
3の相互に設けられる絶縁領域14を画素領域以外の素
子周辺部にまで設けるようにすることで、配線20の平
坦面への形成が可能となり、配線20の形成を容易化で
きる。
部分的に除去されて、各相の転送電極13とのコンタク
トのためのホール21および配線20の形成が行われ
る。この配線20の形成においては、各相の転送電極1
3の相互に設けられる絶縁領域14を画素領域以外の素
子周辺部にまで設けるようにすることで、配線20の平
坦面への形成が可能となり、配線20の形成を容易化で
きる。
【0031】そして、上記Si基板11の全面に、さら
に酸化膜などからなる平坦化層18が形成されるととも
に、画素領域aの上記平坦化層18上に、上記受光部に
入射光を集光させるためのマイクロレンズ19が形成さ
れて、図1に示したCCDが製造される。
に酸化膜などからなる平坦化層18が形成されるととも
に、画素領域aの上記平坦化層18上に、上記受光部に
入射光を集光させるためのマイクロレンズ19が形成さ
れて、図1に示したCCDが製造される。
【0032】このような構成のCCDによれば、上記各
相の転送電極13を同一平面上に大きな段差をもたずに
形成することができるため、上記遮光膜17を従来より
もずっと薄く形成できるようになる。したがって、段差
の大きな部分での遮光膜17のエッチング残りを発生し
にくくできるとともに、マイクロレンズ19で集光され
た入射光の光路を遮光膜17が遮ることがなくなり、そ
の分、感度の向上が図れる。
相の転送電極13を同一平面上に大きな段差をもたずに
形成することができるため、上記遮光膜17を従来より
もずっと薄く形成できるようになる。したがって、段差
の大きな部分での遮光膜17のエッチング残りを発生し
にくくできるとともに、マイクロレンズ19で集光され
た入射光の光路を遮光膜17が遮ることがなくなり、そ
の分、感度の向上が図れる。
【0033】また、CCDの全体的な薄型化が可能にな
るとともに、配線20の形成が容易化できるなど、製造
プロセスの簡素化が期待できる。上記したように、段差
をなくすことができるようにしている。
るとともに、配線20の形成が容易化できるなど、製造
プロセスの簡素化が期待できる。上記したように、段差
をなくすことができるようにしている。
【0034】すなわち、隣接する、各相の転送電極の相
互を絶縁領域によって電気的に分離して形成するように
している。これにより、各相の転送電極を大きな段差を
もたせずに同一平面上に配設した平坦構造として形成で
きるようになるため、厚さの薄い遮光膜によって十分に
光を遮蔽することが可能となる。したがって、遮光膜を
薄くすることが可能となり、遮光膜のエッチング残りを
発生しにくくできるとともに、感度が低下されるのを防
止できるものである。
互を絶縁領域によって電気的に分離して形成するように
している。これにより、各相の転送電極を大きな段差を
もたせずに同一平面上に配設した平坦構造として形成で
きるようになるため、厚さの薄い遮光膜によって十分に
光を遮蔽することが可能となる。したがって、遮光膜を
薄くすることが可能となり、遮光膜のエッチング残りを
発生しにくくできるとともに、感度が低下されるのを防
止できるものである。
【0035】また、電極材料をポリッシングにより研磨
して各相の転送電極を平坦化するようにしているため、
作業性が良く、しかも平坦度の高い安定した転送電極の
形成が可能である。
して各相の転送電極を平坦化するようにしているため、
作業性が良く、しかも平坦度の高い安定した転送電極の
形成が可能である。
【0036】なお、上記実施例においては、絶縁領域を
略短冊状に形成した場合について説明したが、これに限
らず、たとえば図9に示すように、各相の転送電極13
の間隙の部分と受光部を形成するための開口15の形成
部分とに絶縁層31を選択的に残すような形状としても
良い。
略短冊状に形成した場合について説明したが、これに限
らず、たとえば図9に示すように、各相の転送電極13
の間隙の部分と受光部を形成するための開口15の形成
部分とに絶縁層31を選択的に残すような形状としても
良い。
【0037】この場合も、画素領域(a)以外の配線領
域(b)を含む素子周辺部にまで絶縁領域14を設ける
ようにすることで、配線20の平坦面への形成が可能と
なり、配線20の形成を容易化できる。
域(b)を含む素子周辺部にまで絶縁領域14を設ける
ようにすることで、配線20の平坦面への形成が可能と
なり、配線20の形成を容易化できる。
【0038】また、各相の転送電極の平坦化はポリッシ
ングの方法に限らず、たとえば電極材料上にレジストを
堆積させ、そのレジストごと電極材料をRIE(Rea
ctive Ion Etching)により除去する
方法など、電極材料をほぼ同一のレートでエッチングで
きる方法であれば適用することが可能である。その他、
この発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施
可能なことは勿論である。
ングの方法に限らず、たとえば電極材料上にレジストを
堆積させ、そのレジストごと電極材料をRIE(Rea
ctive Ion Etching)により除去する
方法など、電極材料をほぼ同一のレートでエッチングで
きる方法であれば適用することが可能である。その他、
この発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施
可能なことは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、エッチング残りを発生しにくくできるとともに、感
度が低下されるのを防止することが可能な固体撮像装置
およびその製造方法を提供できる。
ば、エッチング残りを発生しにくくできるとともに、感
度が低下されるのを防止することが可能な固体撮像装置
およびその製造方法を提供できる。
【図1】この発明の一実施例にかかるCCDの要部を概
略的に示す構成図。
略的に示す構成図。
【図2】同じく、製造プロセスの概略を説明するために
示す要部の断面図。
示す要部の断面図。
【図3】同じく、製造プロセスの概略を説明するために
示す要部の構成図。
示す要部の構成図。
【図4】同じく、製造プロセスの概略を説明するために
示す要部の断面図。
示す要部の断面図。
【図5】同じく、製造プロセスの概略を説明するために
示す要部の断面図。
示す要部の断面図。
【図6】同じく、製造プロセスの概略を説明するために
示す要部の断面図。
示す要部の断面図。
【図7】同じく、製造プロセスの概略を説明するために
示す要部の断面図。
示す要部の断面図。
【図8】同じく、製造プロセスの概略を説明するために
示す要部の構成図。
示す要部の構成図。
【図9】この発明の他の実施例かかる絶縁領域の平面パ
ターンの一例を示す平面図。
ターンの一例を示す平面図。
【図10】従来技術とその問題点を説明するために示す
CCDの概略断面図。
CCDの概略断面図。
【図11】同じく、製造プロセスの概略を説明するため
に示す要部の平面図。
に示す要部の平面図。
11…Si基板、12…ゲート絶縁膜、13…各相の転
送電極、14…絶縁領域、15…開口、16…層間膜、
17…遮光膜(光遮蔽層)、18…平坦化層、19…マ
イクロレンズ、20…配線、21…コンタクトホール、
31…絶縁層、32,34…レジスト、33…電極材
料。
送電極、14…絶縁領域、15…開口、16…層間膜、
17…遮光膜(光遮蔽層)、18…平坦化層、19…マ
イクロレンズ、20…配線、21…コンタクトホール、
31…絶縁層、32,34…レジスト、33…電極材
料。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/148 (72)発明者 塩山 善之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内 (72)発明者 越野 裕 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社東芝堀川町工場内
Claims (9)
- 【請求項1】 半導体基板上に絶縁膜を介して多数相の
転送電極を設けてなる固体撮像装置において、 前記各相の転送電極を、その相互にそれぞれ絶縁領域を
介在させて同一平面上に配設してなることを特徴とする
固体撮像装置。 - 【請求項2】 半導体基板上に設けられた複数の絶縁領
域と、 この絶縁領域の相互間にそれぞれ絶縁膜を介して配設さ
れた多数相の転送電極とを具備し、 前記絶縁領域によって、前記各相の転送電極の相互をそ
れぞれ同一平面上において電気的に分離してなることを
特徴とする固体撮像装置。 - 【請求項3】 前記絶縁領域は、少なくとも各相の転送
電極間の間隙に応じて短冊状に形成されてなることを特
徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。 - 【請求項4】 前記絶縁領域は、各相の転送電極間の間
隙および受光部を形成するための開口形状に応じて形成
されることを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装
置。 - 【請求項5】 半導体基板上に絶縁層を形成する工程
と、 この絶縁層を選択的に除去して複数の絶縁領域を形成す
る工程と、 この絶縁領域の相互間にそれぞれ絶縁膜を介して複数相
の転送電極を形成する工程とからなり、 前記絶縁領域によって各相の転送電極の相互をそれぞれ
同一平面上において電気的に分離するようにしたことを
特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記工程における転送電極の形成は、前
記電極材料を堆積する工程と、この堆積された前記電極
材料の上面を平坦化する工程とからなることを特徴とす
る請求項5に記載の固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記工程における電極材料の平坦化は、
前記絶縁領域の上面をストッパとするポリッシング処理
により行うことを特徴とする請求項6に記載の固体撮像
装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記工程における絶縁領域の形成は、少
なくとも各相の転送電極間の間隙に応じた短冊状の絶縁
領域を形成するものであることを特徴とする請求項5に
記載の固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記工程における絶縁領域の形成は、各
相の転送電極間の間隙および受光部を形成するための開
口形状に応じた絶縁領域を形成するものであることを特
徴とする請求項5に記載の固体撮像装置の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6253806A JPH08125166A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 固体撮像装置およびその製造方法 |
KR1019950034239A KR100226598B1 (ko) | 1994-10-19 | 1995-10-06 | 고체 촬상장치 및 그 제조방법 |
US08/544,834 US5637894A (en) | 1994-10-19 | 1995-10-18 | Solid state image sensor device with single-layered transfer electrodes |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6253806A JPH08125166A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 固体撮像装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08125166A true JPH08125166A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17256412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6253806A Pending JPH08125166A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 固体撮像装置およびその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5637894A (ja) |
JP (1) | JPH08125166A (ja) |
KR (1) | KR100226598B1 (ja) |
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JP3711211B2 (ja) * | 1999-05-26 | 2005-11-02 | シャープ株式会社 | 固体撮像装置 |
JP2001068658A (ja) * | 1999-08-27 | 2001-03-16 | Sony Corp | 固体撮像装置及びその製造方法 |
JP3319456B2 (ja) * | 2000-01-27 | 2002-09-03 | 日本電気株式会社 | 固体撮像装置及びその製造方法 |
TW513753B (en) * | 2000-03-27 | 2002-12-11 | Semiconductor Energy Lab | Semiconductor display device and manufacturing method thereof |
TW504846B (en) * | 2000-06-28 | 2002-10-01 | Semiconductor Energy Lab | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
KR102076783B1 (ko) | 2017-06-29 | 2020-02-13 | 기검 | 레져용 난로 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3142327B2 (ja) * | 1991-02-05 | 2001-03-07 | 株式会社東芝 | 固体撮像装置及びその製造方法 |
JPH0697410A (ja) * | 1992-09-11 | 1994-04-08 | Sharp Corp | 固体撮像装置およびその製造方法 |
-
1994
- 1994-10-19 JP JP6253806A patent/JPH08125166A/ja active Pending
-
1995
- 1995-10-06 KR KR1019950034239A patent/KR100226598B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-10-18 US US08/544,834 patent/US5637894A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100226598B1 (ko) | 1999-10-15 |
US5637894A (en) | 1997-06-10 |
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