JPH08124683A - 放電灯の寿命検出制御装置 - Google Patents
放電灯の寿命検出制御装置Info
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- JPH08124683A JPH08124683A JP26001794A JP26001794A JPH08124683A JP H08124683 A JPH08124683 A JP H08124683A JP 26001794 A JP26001794 A JP 26001794A JP 26001794 A JP26001794 A JP 26001794A JP H08124683 A JPH08124683 A JP H08124683A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 放電灯のランプ電圧毎に出力電圧が異なる安
定器を使用することなく、放電灯の寿命末期における異
常放電の発生を阻止する。 【構成】 電源電力を制御するパワースイッチ部1と放
電灯寿命を検出する検出部2と設定時間ごとに信号を出
力するタイマーー部3とリセットスイッチ部4と装置電
源部5とこれらを収納する入出力端子を備えたケース6
よりなり、安定器とは別体に構成されている。
定器を使用することなく、放電灯の寿命末期における異
常放電の発生を阻止する。 【構成】 電源電力を制御するパワースイッチ部1と放
電灯寿命を検出する検出部2と設定時間ごとに信号を出
力するタイマーー部3とリセットスイッチ部4と装置電
源部5とこれらを収納する入出力端子を備えたケース6
よりなり、安定器とは別体に構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯の寿命を検出し
て放電灯点灯用の電源出力を制御する放電灯の寿命検出
制御装置に関するものである。
て放電灯点灯用の電源出力を制御する放電灯の寿命検出
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電灯の寿命が近づくと異常放電による
ノイズが発生し、ラジオ、テレビあるいはオーディオ装
置等の電波障害が発生する。
ノイズが発生し、ラジオ、テレビあるいはオーディオ装
置等の電波障害が発生する。
【0003】さらに、断熱プラスチックチューブ使用の
冷蔵用・冷凍用放電灯などにおいてプラスチックルーバ
ー付き器具を使用した場合には、寿命末期の放電灯電極
部が高温になることにより、ルーバーや断熱チューブが
加熱変形し、さらには発煙などの事故が発生するおそれ
もあった。
冷蔵用・冷凍用放電灯などにおいてプラスチックルーバ
ー付き器具を使用した場合には、寿命末期の放電灯電極
部が高温になることにより、ルーバーや断熱チューブが
加熱変形し、さらには発煙などの事故が発生するおそれ
もあった。
【0004】このような事態に応じて、従来、安定器
を、使用する各放電灯のランプ電圧に応じた2次電圧を
発生し得る構成とし、これにより放電灯の寿命末期にお
ける異常放電現象を減少させるようにしている。
を、使用する各放電灯のランプ電圧に応じた2次電圧を
発生し得る構成とし、これにより放電灯の寿命末期にお
ける異常放電現象を減少させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに各放電灯のランプ電圧に応じて安定器からの出力電
圧を変えようとすると、同一安定器によって使用できる
放電灯の種類が限られてしまい、特に顧客の要求に応じ
て様々なランプ電圧が必要とされる冷陰極ランプ、ネオ
ンランプあるいはスリムラインランプ等においては、そ
のランプ電圧毎に安定器を製作しておかなければなら
ず、非効率的であり実用的ではない。
うに各放電灯のランプ電圧に応じて安定器からの出力電
圧を変えようとすると、同一安定器によって使用できる
放電灯の種類が限られてしまい、特に顧客の要求に応じ
て様々なランプ電圧が必要とされる冷陰極ランプ、ネオ
ンランプあるいはスリムラインランプ等においては、そ
のランプ電圧毎に安定器を製作しておかなければなら
ず、非効率的であり実用的ではない。
【0006】本願発明はこのような事情に鑑みなされた
もので、放電灯の寿命末期における異常放電の発生を阻
止し得る放電灯の寿命検出制御装置を提供することを目
的とするものである。
もので、放電灯の寿命末期における異常放電の発生を阻
止し得る放電灯の寿命検出制御装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】また、従来、放電灯の寿命が末期であるか
否かを安定器内で電気回路的に検出し、その結果末期で
あることが検出されれば放電灯へ供給電力を停止するよ
うにした電子回路式のものが知られている。
否かを安定器内で電気回路的に検出し、その結果末期で
あることが検出されれば放電灯へ供給電力を停止するよ
うにした電子回路式のものが知られている。
【0008】しかしながら、このように検出・制御要素
を有する安定器を使用する場合には、放電灯の寿命末期
の検出動作後において初期状態に復帰させるために電源
をOFF状態にする必要があった。
を有する安定器を使用する場合には、放電灯の寿命末期
の検出動作後において初期状態に復帰させるために電源
をOFF状態にする必要があった。
【0009】本願発明は、このような事情にも鑑みなさ
れたもので、放電灯が寿命末期となっているか否かを検
出した後、電源を一旦停止せずとも放電灯点灯状態に復
帰し得る放電灯の寿命検出制御装置を提供することを他
の目的とする。
れたもので、放電灯が寿命末期となっているか否かを検
出した後、電源を一旦停止せずとも放電灯点灯状態に復
帰し得る放電灯の寿命検出制御装置を提供することを他
の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明に係る第1の放
電灯の寿命検出制御装置は、放電灯用点灯電源と安定器
との間に接続可能に構成されてなり、該放電灯用点灯電
源からの電流もしくは電圧を検出し、該検出結果が所定
の寿命末期パターンとなっているか否かを判断する放電
灯寿命検出部と、該放電灯寿命検出部により前記検出結
果が所定の寿命末期パターンとなっていると判断された
場合に、前記安定器への放電灯電流の送出を停止するパ
ワースイッチ部とを備えたことを特徴とするものであ
る。
電灯の寿命検出制御装置は、放電灯用点灯電源と安定器
との間に接続可能に構成されてなり、該放電灯用点灯電
源からの電流もしくは電圧を検出し、該検出結果が所定
の寿命末期パターンとなっているか否かを判断する放電
灯寿命検出部と、該放電灯寿命検出部により前記検出結
果が所定の寿命末期パターンとなっていると判断された
場合に、前記安定器への放電灯電流の送出を停止するパ
ワースイッチ部とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0011】すなわち、第1の本願発明装置は、安定器
とは別体に、かつ安定器と接続可能に構成されたことに
主たる特徴を有するものである。
とは別体に、かつ安定器と接続可能に構成されたことに
主たる特徴を有するものである。
【0012】また、本願発明に係る第2の放電灯の寿命
検出制御装置は、前記パワースイッチ部による放電灯電
流の送出停止からの経過時間を測定し、所定の時間経過
後に所定のタイムアップ信号を出力するタイマー部と、
このタイムアップ信号の入力により前記安定器への放電
灯電流の送出を再開するよう前記パワースイッチ部を作
動せしめるリセットスイッチ部を備えたことを特徴とす
るものである。
検出制御装置は、前記パワースイッチ部による放電灯電
流の送出停止からの経過時間を測定し、所定の時間経過
後に所定のタイムアップ信号を出力するタイマー部と、
このタイムアップ信号の入力により前記安定器への放電
灯電流の送出を再開するよう前記パワースイッチ部を作
動せしめるリセットスイッチ部を備えたことを特徴とす
るものである。
【0013】
【作用および発明の効果】上記本願発明に係る第1の放
電灯の寿命検出制御装置によれば、電源からの供給電圧
もしくは電流を検出して放電灯が寿命末期となっている
か否かを判断する検出部と、寿命末期と判断された場合
に安定器への放電灯電流の送出を停止するパワースイッ
チ部とを備えた寿命検出制御装置を安定器とは別個にこ
の安定器と電源との間に接続しており、安定器内には検
出制御要素を有していないから、必要ランプ電圧が様々
である冷陰極ランプやスリムラインランプに対しても安
定器を各々に応じて使用せずともよく、寿命検出制御装
置のみで放電灯ランプの寿命末期における異常放電の発
生を阻止することが可能である。特に、寿命末期の検出
・制御要素を一切含まない磁気回路式の安定器が取り付
けられている場合にも、この安定器の交換工事を要する
ことなく本願発明装置を接続するだけで上記異常放電を
阻止することができる。
電灯の寿命検出制御装置によれば、電源からの供給電圧
もしくは電流を検出して放電灯が寿命末期となっている
か否かを判断する検出部と、寿命末期と判断された場合
に安定器への放電灯電流の送出を停止するパワースイッ
チ部とを備えた寿命検出制御装置を安定器とは別個にこ
の安定器と電源との間に接続しており、安定器内には検
出制御要素を有していないから、必要ランプ電圧が様々
である冷陰極ランプやスリムラインランプに対しても安
定器を各々に応じて使用せずともよく、寿命検出制御装
置のみで放電灯ランプの寿命末期における異常放電の発
生を阻止することが可能である。特に、寿命末期の検出
・制御要素を一切含まない磁気回路式の安定器が取り付
けられている場合にも、この安定器の交換工事を要する
ことなく本願発明装置を接続するだけで上記異常放電を
阻止することができる。
【0014】また、本願発明に係る第2の放電灯の寿命
検出制御装置によれば、タイマー部により放電灯電流の
送出停止の期間を測定し、この期間経過後にパワースイ
ッチ部が放電灯電流の送出を再開するように構成してい
るので、電源をOFF状態とすることなく、放電灯ラン
プを正常なものに交換するだけで所定期間後に点灯させ
ることができる。
検出制御装置によれば、タイマー部により放電灯電流の
送出停止の期間を測定し、この期間経過後にパワースイ
ッチ部が放電灯電流の送出を再開するように構成してい
るので、電源をOFF状態とすることなく、放電灯ラン
プを正常なものに交換するだけで所定期間後に点灯させ
ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本願発明の実施例装置について図面を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0016】本実施例装置は、図1に示す如く、電源電
力を制御するパワースイッチ部11と放電灯寿命を検出す
る検出部12と設定時間ごとに信号を出力するタイマー部
13とリセットスイッチ部14と装置電源部15とこれらの各
部を収納し、さらに所定位置に入出力端子を備えたケー
ス16よりなり、安定器とは別体に構成されたものであ
る。
力を制御するパワースイッチ部11と放電灯寿命を検出す
る検出部12と設定時間ごとに信号を出力するタイマー部
13とリセットスイッチ部14と装置電源部15とこれらの各
部を収納し、さらに所定位置に入出力端子を備えたケー
ス16よりなり、安定器とは別体に構成されたものであ
る。
【0017】ケース16の入力端子に電源が、出力端子に
放電灯安定器の入力口出し線が各々接続され、さらに安
定器の二次口出し線に放電灯が接続された状態におい
て、安定器への入力電流の波形を観察し、その波形が正
常時と寿命末期時の波形のいずれとなっているかという
判断に基づき検出部12による寿命検出が行なわれる。検
出部12により寿命末期であることが検出されると、パワ
ースイッチ部11がオフとされ、タイマー部13の動作が開
始せしめられる。パワースイッチ部11がオフとなること
により放電灯ランプが消灯状態となる。タイマー部13に
おいてタイマー動作開始後所定の設定時間が経過する
と、セットスイッチ部14が動作せしめられ、装置電源・
リセットスイッチ部15がショートされてパワースイッチ
部11がオンとされ、全体が電源投入時の状態に復帰す
る。この時、放電灯ランプが正常なものと交換されてい
れば連続点灯がなされるように上記パワースイッチ部11
がオン状態に維持され、一方、放電灯ランプが正常なも
のと交換されていなければ本実施例装置によるパワース
イッチ部11の上記オフ・オン操作が繰り返し行なわれ
る。
放電灯安定器の入力口出し線が各々接続され、さらに安
定器の二次口出し線に放電灯が接続された状態におい
て、安定器への入力電流の波形を観察し、その波形が正
常時と寿命末期時の波形のいずれとなっているかという
判断に基づき検出部12による寿命検出が行なわれる。検
出部12により寿命末期であることが検出されると、パワ
ースイッチ部11がオフとされ、タイマー部13の動作が開
始せしめられる。パワースイッチ部11がオフとなること
により放電灯ランプが消灯状態となる。タイマー部13に
おいてタイマー動作開始後所定の設定時間が経過する
と、セットスイッチ部14が動作せしめられ、装置電源・
リセットスイッチ部15がショートされてパワースイッチ
部11がオンとされ、全体が電源投入時の状態に復帰す
る。この時、放電灯ランプが正常なものと交換されてい
れば連続点灯がなされるように上記パワースイッチ部11
がオン状態に維持され、一方、放電灯ランプが正常なも
のと交換されていなければ本実施例装置によるパワース
イッチ部11の上記オフ・オン操作が繰り返し行なわれ
る。
【0018】ここで本実施例装置の配設位置について図
2を用いて説明する。すなわち、この制御装置1は交流
電源2と安定器3a,3b間に配されており、安定器3
a,3bは各放電灯ランプ4a,4bに接続されてい
る。各安定器3a,3bは各放電灯ランプ4a,4bに
対応して設けられたものであり、上記制御装置1はこれ
ら複数の安定器を制御することが可能である。
2を用いて説明する。すなわち、この制御装置1は交流
電源2と安定器3a,3b間に配されており、安定器3
a,3bは各放電灯ランプ4a,4bに接続されてい
る。各安定器3a,3bは各放電灯ランプ4a,4bに
対応して設けられたものであり、上記制御装置1はこれ
ら複数の安定器を制御することが可能である。
【0019】次に、上記実施例に係る制御装置1の具体
的回路を図3を用いて説明する。
的回路を図3を用いて説明する。
【0020】すなわち、パワースイッチ部11は交流−直
流変換用素子D1 、交流素子である双方向SCRQ1 、
直流電流によって駆動されるトランジスタQ2 および各
種抵抗R1 〜R4 を備えている。
流変換用素子D1 、交流素子である双方向SCRQ1 、
直流電流によって駆動されるトランジスタQ2 および各
種抵抗R1 〜R4 を備えている。
【0021】また、検出部12はトランスT、ダイオード
D3 ,D4 、コンデンサC1 ,C2、、絶対値回路
D8 、コイルLおよびコンデンサC3 よりなる電流波形
検出回路、ダイオードD6 、SCRQ5 、コンデンサC
4 および抵抗R10を備えている。
D3 ,D4 、コンデンサC1 ,C2、、絶対値回路
D8 、コイルLおよびコンデンサC3 よりなる電流波形
検出回路、ダイオードD6 、SCRQ5 、コンデンサC
4 および抵抗R10を備えている。
【0022】また、上記絶対値回路D8 は異常信号波形
の絶対値をとる回路であり、さらに、コイルLおよびコ
ンデンサC3 からなるLC回路はパルス状波形をハイイ
ンピーダンス処理することで検出し易くするとともに平
滑処理も行なう。
の絶対値をとる回路であり、さらに、コイルLおよびコ
ンデンサC3 からなるLC回路はパルス状波形をハイイ
ンピーダンス処理することで検出し易くするとともに平
滑処理も行なう。
【0023】また、タイマー部3はタイマーICQ7 、
タイマー時間の設定を行なう際に、その設定の種類(例
えば、分と秒)を切り換えるスイッチSW、抵抗R14お
よびタイマーICQ7 に外付けされる抵抗R15,R16、
コンデンサC6 を備えている。
タイマー時間の設定を行なう際に、その設定の種類(例
えば、分と秒)を切り換えるスイッチSW、抵抗R14お
よびタイマーICQ7 に外付けされる抵抗R15,R16、
コンデンサC6 を備えている。
【0024】また、セットスイッチ部14は、パワースイ
ッチ部11との間の絶縁を確保しながら信号の伝達を行な
うための半導体リレー部Q8 、トランジスタQ3 ,
Q4 、抵抗R5 ,R6 ,R7 、コンデンサC8 およびフ
ォトダイオードD2 を備えている。このフォトダイオー
ドD2 は半導体リレーQ8 の動作チェック用のパイロッ
トランプとして機能する。
ッチ部11との間の絶縁を確保しながら信号の伝達を行な
うための半導体リレー部Q8 、トランジスタQ3 ,
Q4 、抵抗R5 ,R6 ,R7 、コンデンサC8 およびフ
ォトダイオードD2 を備えている。このフォトダイオー
ドD2 は半導体リレーQ8 の動作チェック用のパイロッ
トランプとして機能する。
【0025】さらに、装置電源・リセットスイッチ部15
は、ダイオードD5 、抵抗R9 ,R11、ツェナーダイオ
ードD7 およびコンデンサC7 からなる、電源線に接続
された定電圧回路、抵抗R12、タイマーICQ7 からの
出力信号に応じてON,OFFされるSCRQ6 、コン
デンサC5 および抵抗R13を備えている。
は、ダイオードD5 、抵抗R9 ,R11、ツェナーダイオ
ードD7 およびコンデンサC7 からなる、電源線に接続
された定電圧回路、抵抗R12、タイマーICQ7 からの
出力信号に応じてON,OFFされるSCRQ6 、コン
デンサC5 および抵抗R13を備えている。
【0026】次に上記図3に示す回路の動作を説明す
る。
る。
【0027】パワースイッチ部11は半導体リレーQ8 に
より装置電源・リセットスイッチ部15と絶縁されてお
り、この半導体リレーQ8 がオフ状態となると、トラン
ジスタQ2 がオン状態となり双方向SCRQ1 はオン状
態となる。検出部12の検出トランスTは正常時は入力電
流を正負キャンセルするように接続されていて、図4
(A)に示すような正常時電流波形が入力された場合に
おけるその出力はゼロとなるようになっている。
より装置電源・リセットスイッチ部15と絶縁されてお
り、この半導体リレーQ8 がオフ状態となると、トラン
ジスタQ2 がオン状態となり双方向SCRQ1 はオン状
態となる。検出部12の検出トランスTは正常時は入力電
流を正負キャンセルするように接続されていて、図4
(A)に示すような正常時電流波形が入力された場合に
おけるその出力はゼロとなるようになっている。
【0028】一方、図4(B)に示すように入力電流の
正負の波形が著しく異なり、しかもパルス状の波形が多
発する寿命末期を示す電流波形が入力された場合には、
上記電流波形検出回路により寿命末期時の波形であるこ
とが検出される。すなわち、上記正負波形の差分を積分
してSCRQ5 を動作させ、その後このSCRQ5 はそ
の状態を保持する。このSCRQ5 が動作するとトラン
ジスタQ3 がオン状態となり、半導体リレーQ8 がオン
状態となり、トランジスタQ2 がオフ状態となる。その
結果双方向SCRQ1 がオフ状態となり安定器への電流
送出がオフ状態となって放電灯ランプ4a,4bは消灯
する。
正負の波形が著しく異なり、しかもパルス状の波形が多
発する寿命末期を示す電流波形が入力された場合には、
上記電流波形検出回路により寿命末期時の波形であるこ
とが検出される。すなわち、上記正負波形の差分を積分
してSCRQ5 を動作させ、その後このSCRQ5 はそ
の状態を保持する。このSCRQ5 が動作するとトラン
ジスタQ3 がオン状態となり、半導体リレーQ8 がオン
状態となり、トランジスタQ2 がオフ状態となる。その
結果双方向SCRQ1 がオフ状態となり安定器への電流
送出がオフ状態となって放電灯ランプ4a,4bは消灯
する。
【0029】一方、放電灯ランプ4a,4bの消灯と共
にSCRQ5 がオン状態となり、トランジスタQ4 がオ
ン状態となって、タイマーICQ7 に電力が供給され、
カウントダウンが開始される。タイマーICQ7 による
設定時間の経過後、タイマーICQ7 はタイムアップ信
号を出力し、SCRQ6 をオン状態とする。このSCR
Q6 がオン状態となると検出部12の電源電圧が低下し、
SCRQ5 がリセットされて電源投入がなされた初期状
態に復帰する。
にSCRQ5 がオン状態となり、トランジスタQ4 がオ
ン状態となって、タイマーICQ7 に電力が供給され、
カウントダウンが開始される。タイマーICQ7 による
設定時間の経過後、タイマーICQ7 はタイムアップ信
号を出力し、SCRQ6 をオン状態とする。このSCR
Q6 がオン状態となると検出部12の電源電圧が低下し、
SCRQ5 がリセットされて電源投入がなされた初期状
態に復帰する。
【0030】復帰しても放電灯ランプ4a,4bが交換
されておらず、依然として寿命末期時を示す異常電流波
形が検出されるときは短時間の内に再度点灯停止状態に
移行する。一方、正常な放電灯ランプ4a,4bに交換
されていると、図4(A)に示すような正常電流波形と
なり、放電灯ランプ4a,4bは点灯状態を維持する。
されておらず、依然として寿命末期時を示す異常電流波
形が検出されるときは短時間の内に再度点灯停止状態に
移行する。一方、正常な放電灯ランプ4a,4bに交換
されていると、図4(A)に示すような正常電流波形と
なり、放電灯ランプ4a,4bは点灯状態を維持する。
【0031】図5は、CPU18を用いて本発明に係る制
御装置を構成した場合における実施例装置1aの概略を
示すブロック図である。すなわち、この装置1aは図1
に示す装置1と同様のパワースイッチ部11aおよび検出
部12aを備えている。
御装置を構成した場合における実施例装置1aの概略を
示すブロック図である。すなわち、この装置1aは図1
に示す装置1と同様のパワースイッチ部11aおよび検出
部12aを備えている。
【0032】また、装置電源・リセットスイッチ部15に
代えて装置電源部19が配されており、タイマー部13、リ
セットスイッチ部14および装置電源・リセットスイッチ
部15のセットスイッチ機能部分に代えてCPU18が配さ
れている。
代えて装置電源部19が配されており、タイマー部13、リ
セットスイッチ部14および装置電源・リセットスイッチ
部15のセットスイッチ機能部分に代えてCPU18が配さ
れている。
【0033】すなわち、CPU18は、検出部12aにおけ
る電流波形の測定結果を認識し、この結果に基づきパワ
ースイッチ部11aのスイッチ機能を制御するように構成
されている。なお、CPU18はプログラムメモリを内蔵
しており、ソフト的にタイマー機能部、セット機能部お
よびリセット機能部を備えている。
る電流波形の測定結果を認識し、この結果に基づきパワ
ースイッチ部11aのスイッチ機能を制御するように構成
されている。なお、CPU18はプログラムメモリを内蔵
しており、ソフト的にタイマー機能部、セット機能部お
よびリセット機能部を備えている。
【0034】このCPU18の動作内容を図6のフローチ
ャートに示す。
ャートに示す。
【0035】すなわち、電源2のパワー入力がなされて
いることを前提として、この制御装置1aのパワースイ
ッチがON状態となっているか否かを判断し(S1)、
ON状態となっていれば装置全体に装置電源部19からの
給電を開始する(S2)。
いることを前提として、この制御装置1aのパワースイ
ッチがON状態となっているか否かを判断し(S1)、
ON状態となっていれば装置全体に装置電源部19からの
給電を開始する(S2)。
【0036】次に、メインスイッチをON状態とし(ト
ランジスタQ2 をON状態とし、交流−直流変換素子D
1 をON状態とし、双方向SCRQ1 をON状態とする
場合に相当する)(S3)、検出部12aにおいて、入力
された電流波形信号のプラス値およびマイナス値を全て
積算した値の絶対値が所定の基準値以内(略0)となっ
ているか否かを判断する(S4)。この判断の結果、基
準値以内となっていれば、この判断を所定の期間経過毎
に繰り返して行なうようにし、一方、上記判断の結果が
基準値以内でなければ放電灯ランプ4a,4bが寿命末
期であると判断し、次のステップに進む。
ランジスタQ2 をON状態とし、交流−直流変換素子D
1 をON状態とし、双方向SCRQ1 をON状態とする
場合に相当する)(S3)、検出部12aにおいて、入力
された電流波形信号のプラス値およびマイナス値を全て
積算した値の絶対値が所定の基準値以内(略0)となっ
ているか否かを判断する(S4)。この判断の結果、基
準値以内となっていれば、この判断を所定の期間経過毎
に繰り返して行なうようにし、一方、上記判断の結果が
基準値以内でなければ放電灯ランプ4a,4bが寿命末
期であると判断し、次のステップに進む。
【0037】すなわち寿命末期と判定すると、信号出力
を自己保持し(SCRQ5 をオン状態とする場合に相当
する)(S5)、メインスイッチをオフ状態とする(双
方向SCRQ2 をオフ状態とし、交流−直流変換D1 を
オフ状態とし、双方向SCRQ1 をオフ状態とする場合
に相当する)(S6)。これにより安定器3a,3bへ
の電力供給がオフ状態となり、放電灯ランプ4a,4b
は消灯する。
を自己保持し(SCRQ5 をオン状態とする場合に相当
する)(S5)、メインスイッチをオフ状態とする(双
方向SCRQ2 をオフ状態とし、交流−直流変換D1 を
オフ状態とし、双方向SCRQ1 をオフ状態とする場合
に相当する)(S6)。これにより安定器3a,3bへ
の電力供給がオフ状態となり、放電灯ランプ4a,4b
は消灯する。
【0038】次に、この状態で予め定められた時間が経
過するまで、すなわちタイマー時間がタイムアップする
まで待機し、この時間が経過後上記ステップ3(S3)
に戻り、放電灯を点灯する。
過するまで、すなわちタイマー時間がタイムアップする
まで待機し、この時間が経過後上記ステップ3(S3)
に戻り、放電灯を点灯する。
【0039】なお、パワースイッチがOFF状態とされ
た場合には割り込みによって、図6に示すルーチンから
ぬけるようになっている。
た場合には割り込みによって、図6に示すルーチンから
ぬけるようになっている。
【0040】本発明の実施例装置としては上記実施例の
ものに限られるものではなく、種々の態様の変更が可能
である。例えば図3に示す回路において、回路素子を同
様の機能を示す他の素子に代えることも可能であり、要
は放電灯の寿命検出を行なう検出部と、この検出部によ
り放電灯が寿命末期であることを検出された場合に安定
器への放電灯電流の送出を停止するパワースイッチ部を
備えた、安定器とは別体の放電灯寿命検出制御装置とし
て構成されていればよい。
ものに限られるものではなく、種々の態様の変更が可能
である。例えば図3に示す回路において、回路素子を同
様の機能を示す他の素子に代えることも可能であり、要
は放電灯の寿命検出を行なう検出部と、この検出部によ
り放電灯が寿命末期であることを検出された場合に安定
器への放電灯電流の送出を停止するパワースイッチ部を
備えた、安定器とは別体の放電灯寿命検出制御装置とし
て構成されていればよい。
【図1】本発明の実施例に係る放電灯寿命検出制御装置
の概略構成を示すブロック図
の概略構成を示すブロック図
【図2】図1に示す制御装置と他の部材との接続状態を
説明するためのブロック図
説明するためのブロック図
【図3】図1に示す装置の具体的回路構成を示す回路図
【図4】図1に示す装置に入力される電流波形の正常時
(A)と異常時(B)を示すグラフ
(A)と異常時(B)を示すグラフ
【図5】図1に示す装置とは別の実施例装置の概略構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図6】図5に示す装置内に配されたCPUの動作説明
を行なうためのフローチャート
を行なうためのフローチャート
1,1a 制御装置 2 電源 3a,3b 安定器 4a,4b 放電灯ランプ 11,11a パワースイッチ部 12,12a 検出部 13 タイマー部 14 セットスイッチ部 15 装置電源・リセットスイッチ部 18 CPU 19 装置電源部
Claims (2)
- 【請求項1】 放電灯用点灯電源と安定器との間に接続
可能に構成されてなり、 該放電灯用点灯電源からの電流もしくは電圧を検出し、
該検出結果が所定の寿命末期パターンとなっているか否
かを判断する放電灯寿命検出部と、 該放電灯寿命検出部により前記検出結果が所定の寿命末
期パターンとなっていると判断された場合に、前記安定
器への放電灯電流の送出を停止するパワースイッチ部と
を備えたことを特徴とする放電灯の寿命検出制御装置。 - 【請求項2】 前記パワースイッチ部による放電灯電流
の送出停止からの経過時間を測定し、所定の時間経過後
に所定のタイムアップ信号を出力するタイマー部と、 このタイムアップ信号の入力により前記安定器への放電
灯電流の送出を再開するよう前記パワースイッチ部を作
動せしめるリセットスイッチ部を備えたことを特徴とす
る請求項1記載の放電灯の寿命検出制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26001794A JPH08124683A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 放電灯の寿命検出制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26001794A JPH08124683A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 放電灯の寿命検出制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08124683A true JPH08124683A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17342156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26001794A Withdrawn JPH08124683A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 放電灯の寿命検出制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08124683A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6111368A (en) * | 1997-09-26 | 2000-08-29 | Lutron Electronics Co., Inc. | System for preventing oscillations in a fluorescent lamp ballast |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP26001794A patent/JPH08124683A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6111368A (en) * | 1997-09-26 | 2000-08-29 | Lutron Electronics Co., Inc. | System for preventing oscillations in a fluorescent lamp ballast |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |