JPH081245U - 精紡機用セパレーター - Google Patents

精紡機用セパレーター

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Publication number
JPH081245U
JPH081245U JP7455293U JP7455293U JPH081245U JP H081245 U JPH081245 U JP H081245U JP 7455293 U JP7455293 U JP 7455293U JP 7455293 U JP7455293 U JP 7455293U JP H081245 U JPH081245 U JP H081245U
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JP
Japan
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separator
metal piece
spinning machine
shaped
fitted
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Pending
Application number
JP7455293U
Other languages
English (en)
Inventor
勝久 荻野
卓 深瀬
Original Assignee
日本高分子株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本高分子株式会社 filed Critical 日本高分子株式会社
Priority to JP7455293U priority Critical patent/JPH081245U/ja
Publication of JPH081245U publication Critical patent/JPH081245U/ja
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕精紡機用セパレーターの耐摩耗性を落さずに安
価にし且つ軽量化すること。 〔構成〕板状本体部(2)を合成樹脂製とし、その一縦縁
(3)に高速で糸端が擦過する範囲Hにわたり耐摩耗性の
高い金属ピース(4)を固着的又は着脱式に嵌合して成る
精紡機用セパレーター。金属ピース(4)は断面U字形ま
たはJ字形等にして縦縁の外周を滑らかな擦過面(5)に
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は精紡機用セパレーターに関するもので、具体的には合成樹脂と金属と の複合から成る精紡機用セパレーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
従来、高速精紡機においては、立設した多数スピンドル間に糸に対する保護又 は防護のためセパレータープレートが使用されている。このセパレータープレー トには精紡中の糸端が高速で常時接触するため摩耗が激しく、そのためセパレー タープレートはダイカスト製又はその他の金属材で製作されたものが一般に使用 されている。しかしながら、金属製セパレータープレートは製品代が高くなる不 利益があり、改善が臨まれている。一方、セパレータープレートの糸端との接触 部位はプレート全体にわたるわけではなく、そのごく一部に限られているから接 触部位における摩耗を防止できるのであれば全体を金属製とする必要はないとい うことができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って本考案は、糸端との接触による摩耗を防止しつつ全体を安価に且つ軽量 ならしめた精紡機用セパレーターの改良を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、精紡機用セパレーターの板状本体部を合成樹脂製とすると 共に、その一縦縁における精紡中の糸端との接触部位に耐摩耗性の高い金属ピー スを嵌合させて樹脂セパレーターを構成する。板状本体部の高さ・幅・厚さ等は 従来使用されている金属製セパレーターと均等なものとすれば、既存の精紡機に 何ら改変の必要なく装着することができる。金属ピースは、好適に断面U字形に 製作した所定長のものを樹脂製本体部の一縦縁に嵌合するのがよく、嵌合したの ち接着等によって固着してもよく、或いは着脱可能に嵌合してもよい。こうして 本考案によれば、セパレータの主要部分を占める板状本体部は比較的安価な樹脂 製とされ、他方局限された糸端との接触部位は耐摩耗性の高い金属製とされるの で、機能を低下させることなく製品代を低廉ならしめることができる。
【0005】
【実施例】
図面を参照して本考案の実施例について説明する。図1は本考案の精紡機用セ パレーター1を隣り合う精紡機スピンドルSの間に取付けた状態を示す部分的な 平面図であり、図2は1個の精紡機用セパレーター1の立面図である。本考案の 樹脂セパレーター1は図2に示すように、その板状本体部2を合成樹脂製とし、 その一縦縁3に金属ピース4を嵌合させて構成される。金属ピース4は耐摩耗性 の高い金属製とし、好適には図1に示すように断面U字形に加工して板状本体部 2の一縦縁3に嵌合する。金属ピース4の外周面は滑らかな擦過面5に形成して 糸を円滑に案内するようにする。6は機台取付け部である。
【0006】 金属ピース4の長さは、糸端が通常精紡機セパレーターの縁を上下しながら擦 過する高さに相当する範囲H(図2)とすればよく、それは縦縁3の局限された一 部分である。その他の部分は、糸端との接触をしないから、金属製でなく樹脂製 としてもセパレーターの機能は何ら損われることがない。このような金属ピース 4は、縦縁3の相当部分に接着剤等で固着的に嵌合してもよく、或いは容易には 脱落しないように交換可能に嵌合取付けしてもよい。
【0007】 図1、図2に示した金属ピース4は、一様な厚みの樹脂製板状本体部2の外面 に嵌合させたものとして示してあるが、変形例として、図3に示すように板状本 体部2の縦縁3の一部に嵌め込み用凹み7を形成して、ここに金属ピース4を埋 め込むように嵌合させてもよい。この場合も、例えば金属ピース4を樹脂製本体 部2と一体成形して固着的に嵌合させてもよく、或いは、着脱可能に嵌合させて 交換可能としてもよい。
【0008】 図1及び図3に示した金属ピース4はいずれも断面U字形であるが、金属材料 をさらに節約するためには、糸端のセパレーター擦過方向が一方的である場合は 金属ピースを断面J字形又は逆J字形とすることもできる。いずれにしても、本 体部2の一縦縁3の外周が滑らかな擦過面5となるようにすればよい。
【0009】
【考案の効果】
以上説明のように、本考案によれば精紡機用セパレーターを糸端との接触部位 以外は樹脂製とすることにより、セパレーター全体を軽量化するだけでなく、製 造コストを低廉ならしめることができ、しかも高速で糸端が擦過する部分は耐摩 耗性の高い金属製ピースを嵌合したから、セパレーターの寿命を短くしたり機能 を低下させたりする不利益がなく、また金属ピースを着脱式とすれば仮に摩耗し た場合でもそのピースだけを交換すればよいので、さらにコストの低減化に寄与 することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係る精紡機用セパレーターを精
紡機スピンドルの間に取付けた状態を示す部分的な平面
図である。
【図2】図2は図1に示した精紡機用セパレータの1個
の立面図である。
【図3】図3は本考案に係る精紡機用セパレータの変形
例を示す横断面拡大部分図である。
【符号の説明】
1…本考案の精紡機用樹脂セパレーター 2…板状本体部 3…一縦縁 4…金属ピース 5…滑らかな擦過面 7…嵌め込み用凹み

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の板状本体部2の一縦縁3に
    高速で糸端が擦過する範囲に相当する高さHで金属ピー
    ス4を嵌合したことを特徴とする精紡機用セパレータ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記金属ピースは固着的に嵌合されてい
    る請求項1に記載の精紡機用セパレーター。
  3. 【請求項3】 前記金属ピースは着脱可能に嵌合されて
    いる請求項1に記載の精紡機用セパレーター。
  4. 【請求項4】 前記金属ピースは断面U字形である請求
    項2又は3のいずれかに記載の精紡機用セパレーター。
  5. 【請求項5】 前記金属ピースは断面J字形又は逆J字
    形である請求項2又は3のいずれかに記載の精紡機用セ
    パレーター。
JP7455293U 1993-12-31 1993-12-31 精紡機用セパレーター Pending JPH081245U (ja)

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JPH081245U true JPH081245U (ja) 1996-08-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5168654U (ja) * 1974-11-25 1976-05-31

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JPS5168654U (ja) * 1974-11-25 1976-05-31

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