JPH08123969A - マッピング装置 - Google Patents

マッピング装置

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JPH08123969A
JPH08123969A JP6265276A JP26527694A JPH08123969A JP H08123969 A JPH08123969 A JP H08123969A JP 6265276 A JP6265276 A JP 6265276A JP 26527694 A JP26527694 A JP 26527694A JP H08123969 A JPH08123969 A JP H08123969A
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JP
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mapping
virtual
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data
coefficient
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JP6265276A
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English (en)
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Hiroyasu Negishi
博康 根岸
Masatoshi Kameyama
正俊 亀山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/04Texture mapping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 描画多角形のマッピングデータに透視変換効
果を施して高品質マッピングをおこなう回路を得る。 【構成】 表示図形のエッジとマッピングデータを分割
し、仮想マッピングアドレスを算出する手段11、表示
図形の内部のピクセルデータと仮想マッピングアドレス
を生成するピクセル生成器12、仮想マッピングアドレ
スをマッピングアドレスに変換する仮想アドレス変換器
13、マッピングデータを保持するマッピングメモリ1
4から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画面に表示する図形に
テクスチャや色データなどの種々のデータをマッピング
するマッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテクスチャマッピング装置につい
て、図11乃至、図15に基づいて説明する。図11に
おいて、141は多角形のエッジを左エッジと右エッジ
に分割する手段を有するマイクロプロセッサ、142は
マイクロプロセッサ141により分割された左エッジの
補間処理をおこなう左エッジ補間回路、143はマイク
ロプロセッサ141により分割された右エッジの補間処
理をおこなう右エッジ補間回路、144は左エッジ補間
回路142と右エッジ補間回路143から出力される2
つの点データを入力として、上記2点から決まるスキャ
ンラインに平行な直線を補間するピクセル補間回路、1
45はテクスチャのデータを保持し、ピクセル補間回路
144が出力するテクスチャアドレスを入力として、そ
のアドレスの示すテクスチャ・データを出力するテクス
チャ・メモリ、146は左エッジ補間回路142と右エ
ッジ補間回路143から構成され、図13のような多角
形ABCDをスキャンライン上の線分L1R1,L2R
2等に分割するエッジのスキャン変換をおこなうスキャ
ン変換部である。
【0003】図12は図11に示される左エッジ補間回
路142と右エッジ補間回路143とピクセル補間回路
144の一例を示す図である。図において、151は表
示画面のX座標を補間しながら生成して行く補間回路、
152は表示画面のY座標を補間しながら生成して行く
補間回路、153は表示画面のZ座標を補間しながら生
成して行く補間回路、154はテクスチャ平面のX座標
であるXtを補間しながら生成する補間回路、155は
テクスチャ平面のY座標であるYtを補間しながら生成
する補間回路である。
【0004】次に図11、図12、および図13を用い
て、従来のテクスチャマッピング装置の動作について説
明する。マイクロプロセッサ141に対し、画面に表示
する多角形の頂点データA,B,C,DのX,Y,Z座
標値と各頂点A,B,C,Dに対応するテクスチャ平面
の頂点Ma,Mb,Mc,MdのテクスチャアドレスM
x,Myを設定する。マイクロプロセッサ141は、画
面上に描画される多角形のエッジを左エッジADCと右
エッジABCに分割する。この時、エッジの各頂点に対
応するテクスチャのエッジもMaMbMcとMaMdM
cに分割する。この多角形分割は多角形を構成する頂点
の中で、Y座標が最大値である頂点と最小値である頂点
がエッジの端点になるようにして行なわれる。
【0005】次に、左エッジと右エッジのそれぞれの始
点となる頂点AのX,Y,Z座標値と、頂点Aに対応す
るテクスチャ平面の頂点MaのX座標値Mx,及びY座
標値Myが、左エッジ補間回路142と右エッジ補間回
路143のそれぞれのX,Y,Z,Mx,Myの補間回
路である151,152,153,154,155に設
定される。各補間回路の始点AのX,Y,Z,Mx,M
y値に差し込まれる補間値をマイクロプロセッサ141
が計算する。この補間値はエッジ端点間の差分をYの差
分で割ったものである。ただし、Yの補間値は1に固定
である。これらの補間回路では始点の値に順次補間値を
加算していくことで、Y座標の一番小さい点からY軸正
方向に補間して行き左エッジ補間回路142は頂点L
1,L2,Dを生成し、右エッジ補間回路143は頂点
R1,R2,R3,R4,Bを生成する。
【0006】このエッジ補間処理では、Y方向に関して
は左エッジ補間回路142、右エッジ補間回路143と
もに同じ補間値(=1)を加算して行くので、各エッジ
補間回路から出力される左右エッジ上の点は同一スキャ
ンライン上の点となる。例えば、図13(a)において
A点から始めると、初めの補間によって左エッジ補間回
路142からは頂点L1、右エッジ補間回路143から
は頂点R1が発生される。この2頂点は同一スキャンラ
イン上の点となっている。
【0007】ピクセル補間回路144では、左右エッジ
補間回路から出力される頂点間を結ぶような点、例え
ば、頂点L1と頂点R1の間を埋める点P1,P2を生
成する。左エッジ補間回路142からの出力される頂点
L1のデータX,Y,Z,Mx,My座標値はピクセル
補間回路144の始点データとしてピクセル補間回路を
構成する各補間回路151,152,153,154,
155に入力される。さらに、マイクロプロセッサ14
1は左右エッジ補間回路142,143から出力される
頂点L1,R1のデータを読み込み、スキャンライン上
L1R1間の点を生成するための補間値を計算する。こ
の計算は、2頂点間のZ,Tx,Tyの各座標値の差分
をXの差分で割ったものを用い、ピクセル補間回路14
4の各補間回路151,152,153,154,15
5に補間値として設定する。ただし、この時ピクセル単
位に補間処理を行なうために、X方向の補間値には1
を、Y方向の補間値には0を設定する。ピクセル補間回
路144は、エッジ補間回路と同様に動作し、スキャン
ライン上の点P1,P2を生成して行く。
【0008】ピクセル補間回路144から出力される点
のX,Y,Z座標値はフレームメモリに出力され、M
x,My座標はテクスチャメモリ145に入力される。
テクスチャメモリではMx,My座標で示されるアドレ
スの色情報R,G,Bをフレームメモリに出力する。そ
して、フレームメモリに出力された、X,Y,Z座標値
とR,G,Bの色データにより画面に描画を行なってい
た。
【0009】また、図14は、特開平4−220783
号公報に示された従来の透視変換効果を施す表示装置を
示す図であり、図において170は多角形のデータを管
理するグラフィックスプロセッサ、172は辺方向のス
テップ処理をおこなう辺ステッパ、174はX方向のス
テップ処理をおこなうXステッパ、176はピクセルの
X座標およびY座標を保持するアドレススタック、17
8はピクセルのパラメータ(色データR,G,Bなど)
を保持するパラメータスタック、1710はピクセルの
パラメータに透視変換の効果を与える遠近補間器、17
12はアドレススタック176のデータと遠近補間器1
710のデータを下流のハードウェアにおくる出力フォ
ーマッタである。また、図15は従来のマッピング装置
の描画方法を示す図である。
【0010】次に図14、および図15を用いて従来の
透視変換効果を施す表示装置について説明する。グラフ
ィックスプロセッサ170は、多角形の内部のピクセル
を生成するために、頂点データを辺ステッパ172とX
ステッパ174に入力する。多角形がX,Y座標値と、
頂点のW遠近値(1/Z)とパラメータ(色データな
ど)によって定義される頂点A,B,C,Dから構成さ
れているとする。辺ステッパ172は、第1頂点Aから
出発し線分AB上をY座標に沿って1スキャンラインづ
つ進めていく。AB上のそれぞれの点において、Xステ
ッパ174がX方向に他の辺に到達するまでステップす
ることでスキャンライン上の点を生成する。たとえば、
辺ステッパ172がAB上のある点Xs,Ysと遠近パ
ラメータWsを生成すると、Xステッパ174はこれを
始点として辺ACに当たるまでステップする。この2つ
のステッパの繰り返しの処理によって多角形内のピクセ
ルを生成する。
【0011】生成されたピクセルのX座標とY座標はア
ドレススタック176に保持され、各ピクセルに対応す
るパラメータ値(R,G,Bなど)はパラメータスタッ
ク178に保持される。これら、X,Y,Z座標、R,
G,B値は遠近補間処理を行なうために、遠近補間器1
710に入力される。遠近補間されたパラメータ値と
X,Y座標値は出力フォーマッタ1712から下流H/
Wに送られる。
【0012】次に遠近補間処理をおこなう遠近補間器1
710での処理について説明する。この方式では、遠近
法空間における総距離における割合いFを導入し、これ
をパラメータにかけることで遠近感を出している。この
Fは
【0013】
【数1】
【0014】で求めることができる。ここで、W1,W
2は端点の遠近値、Cは注目しているピクセルのX,Y
座標値、C1は辺の端点のX,Y座標値、C2は辺C1
と異なるもう一方の端点のX,Y座標値である。このF
を辺ステッパ172が生成する点ごとに算出し、対する
辺上の同一スキャンライン上の点に対しても求める。さ
らに、 P=P1−F(P1−P2) − 式(2) を用いて、その点におけるパラメータ(R,G,Bな
ど)を算出する。Pは注目しているピクセルのパラメー
タ値、P1は辺の端点のピクセルのパラメータ、P2は
辺の端点P1と異なるもう一方の端点におけるピクセル
のパラメータである。
【0015】図15を例にとると、辺上の点Xs,Xe
における遠近法空間での総距離割合Fs,Feをそれぞ
れ式(1)で求める。求めたFs,Feで式(2)を用
いて、点Xs,Xeにおけるパラメータ値を求める。次
にスキャンライン上の点に関して、Xs,Xeを辺の端
点として式(1)を用いてFpを求め、さらに辺の場合
と同様に式(2)を用いてパラメータを求める。
【0016】以上のように辺をステップするごとに式
(1)と式(2)の計算を行ない、また、スキャンライ
ン上の点ごとに式(1)と式(2)の計算を行なうこと
で、多角形の内部のピクセルのパラメータに遠近処理を
施すことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のテクスチャマッ
ピング装置は以上のように構成されていたので、マッピ
ング対象となる多角形の頂点に対しては、透視変換が行
なわれていたが、張り付けるテクスチャデータの頂点お
よびその内部の点に対しては透視変換が施されておら
ず、この為に、テクスチャ内部に対して遠近感を出すこ
とができず、結果としてマッピング画像に透視効果がな
くなり3次元的なリアリティに欠けるという問題点があ
った。
【0018】また、テクスチャデータがMx,Myの2
次元パラメータによって決定されていたため、マッピン
グデータとしての応用範囲に制限を受けるという問題点
があった。
【0019】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、マッピングデータアドレスを一
旦仮想マッピングアドレスに変換した後で補間処理を施
し再度マッピングアドレスに変換することによって、マ
ッピングデータ自身にも透視変換効果を出し、さらに、
マッピングデータを2次元データのみならず3次元デー
タに対しても処理可能としたマッピング装置を提供する
ことを目的とする。加えて、シェーディング処理に対し
ても従来のような頂点のみの透視変換だけではなく、マ
ッピングデータが張り付けられる多角形内全体に亙って
透視変換された色付けを可能とするマッピング装置を得
ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係わる
マッピング装置は、描画する多角形のエッジを左エッジ
と右エッジに分割し、前記左右のエッジを2次元マッピ
ングデータのエッジに対応させ、マッピングデータを左
エッジと右エッジに分割し、マッピングデータ左エッジ
とマッピングデータ右エッジのそれぞれの端点における
仮想マッピングアドレスと仮想マッピング係数を算出す
る計算手段と、描画する多角形の内部および辺上におけ
るピクセルの座標データと仮想マッピングアドレスと仮
想マッピング係数を生成するピクセルデータ生成手段
と、ピクセルデータ生成手段から出力される仮想マッピ
ングアドレスと仮想マッピング係数からマッピングアド
レスを算出する仮想アドレス変換手段と、マッピングデ
ータを保持し、仮想アドレス変換手段が出力するマッピ
ングアドレスに基づいて描画データを出力するマッピン
グメモリと、を備えるようにしたものである。
【0021】また、第2の発明は第1の発明に係わるマ
ッピング装置において、仮想マッピングアドレスはマッ
ピングアドレスをZ座標値で除算した値で定義し、仮想
マッピング係数をZ座標値の逆数で定義し、ピクセルデ
ータ生成手段は仮想マッピングアドレスと仮想マッピン
グ係数を補間する回路を含み、仮想アドレス変換手段は
仮想マッピングアドレスを仮想マッピング係数で除算す
ることで仮想マッピングアドレスからマッピングアドレ
スに変換するようにしたものである。
【0022】また、第3の発明は第1の発明または第2
の発明に係わるマッピング装置において、マッピングメ
モリは3次元アドレスによって指定されるマッピングデ
ータを保持し、ピクセルデータ生成手段は3次元仮想マ
ッピングアドレスと仮想マッピング係数の補間回路を含
み、仮想アドレス変換手段は3次元仮想マッピングアド
レスと仮想マッピング係数からマッピングアドレスを算
出するようにしたものである。
【0023】また、第4の発明に係わるマッピング装置
は、描画する多角形のエッジを左エッジと右エッジに分
割し、前記左右エッジのそれぞれの端点における仮想カ
ラー値と仮想カラー係数を算出する計算手段と、描画す
る多角形の内部および辺上におけるピクセルの座標デー
タと仮想カラー値と仮想カラー係数を生成するピクセル
データ生成手段と、ピクセルデータ生成手段から出力さ
れる仮想カラー値と仮想カラー係数からカラー値を算出
する仮想カラー変換手段とを備え、仮想カラー値はカラ
ー値をZ座標値で除算した値で定義し、仮想カラー係数
をZ座標値の逆数で定義し、ピクセルデータ生成手段は
仮想カラー値と仮想カラー係数を補間する回路を有し、
仮想カラー変換手段は仮想カラー値を仮想カラー係数で
除算することで算出するようにしたものである。
【0024】また、第5の発明に係わるマッピング装置
は、マッピングデータを描画図形にマッピングする際
に、描画図形の頂点に対応するマッピングアドレスをそ
の頂点のZ座標値で除算して仮想マッピングアドレスを
算出し、Z座標値の逆数を仮想マッピング係数=1/Z
とすることで、マッピングアドレスから仮想マッピング
アドレスと仮想マッピング係数を生成する第1の工程処
理に続いて、描画図形のエッジに沿って仮想マッピング
アドレスと仮想マッピング係数を線形補間する第2の工
程と、左右エッジ間のスキャンラインに沿って仮想マッ
ピングアドレスと仮想マッピング係数を線形補間する第
3の工程処理を行なった後、ピクセルの仮想マッピング
アドレスを仮想マッピング係数Vkで除算してマッピン
グアドレスを算出する第4の工程と、マッピングアドレ
スが示すマッピングメモリから描画データを読み出し表
示する第5の工程処理を施すようにしたものである。
【0025】
【作用】この発明に係わるマッピング装置は、描画多角
形の頂点に対応するマッピングアドレスMx,Myを仮
想マッピングアドレスVMx,VMyへ変換し、更にそ
の点の仮想マッピング係数を算出し、これら仮想マッピ
ングアドレスと仮想マッピング係数をピクセルデータ生
成手段によって多角形を構成するエッジとスキャンライ
ンに沿って各々線形補間し、描画する多角形の内部ピク
セルにマッピングするデータに相当する仮想マッピング
アドレスと仮想マッピング係数を逐次算出して行き、仮
想アドレス変換手段によって仮想マッピングアドレスか
らマッピングアドレスへの変換を行ない、このマッピン
グアドレスで指定されるマッピングデータに基づいて描
画を行なう。
【0026】また、第2の発明は、第1の発明における
マッピング装置において、描画多角形の頂点に対応する
マッピングアドレスを、その頂点のZ座標値で除算して
算出し、さらに仮想マッピング係数はその点のZ座標値
の逆数より求め、これら仮想マッピングアドレスと仮想
マッピング係数をピクセルデータ生成手段によって各々
線形補間し、描画する多角形のピクセルにマッピングす
るデータに対応した仮想マッピングアドレスと仮想マッ
ピング係数を逐次算出し、仮想アドレス変換手段によっ
て仮想マッピングアドレスを仮想マッピング係数で除算
してアドレス変換を行なう。
【0027】また、第3の発明は、第1または第2の発
明におけるマッピング装置において、マッピングアドレ
スを3次元アドレスとし、ピクセルデータ生成手段によ
って3次元の仮想マッピングアドレスを逐次線形補間し
た後、仮想アドレス変換手段で3次元のマッピングアド
レスに変換し、マッピングメモリから描画データを読み
出す。
【0028】また、第4の発明に係わるマッピング装置
は、描画多角形の頂点に対応するカラー値を、その頂点
のZ座標値で除算して仮想カラー値を算出し、さらに仮
想カラー係数をその点のZ座標値の逆数より求め、これ
ら仮想カラー値と仮想カラー係数をピクセルデータ生成
手段によって各々線形補間し、描画する多角形の内部ピ
クセルにマッピングするデータに相当する仮想カラー値
と仮想カラー係数を逐次算出し、仮想カラー変換手段に
おいて仮想カラー値を仮想カラー係数で除算してカラー
変換を行なう。
【0029】また、第5の発明に係わるマッピング装置
は、マッピングデータを描画図形にマッピングする際
に、描画図形の頂点に対応するマッピングアドレスをそ
の頂点のZ座標値で除算して仮想マッピングアドレスを
算出し、Z座標値の逆数を仮想マッピング係数=1/Z
とすることで、マッピングアドレスから仮想マッピング
アドレスと仮想マッピング係数を生成する第1の工程
と、描画図形のエッジに沿って仮想マッピングアドレス
と仮想マッピング係数を線形補間する第2の工程と、左
右エッジ間のスキャンラインに沿って仮想マッピングア
ドレスと仮想マッピング係数を線形補間する第3の工程
と、ピクセルの仮想マッピングアドレスを仮想マッピン
グ係数で除算してマッピングアドレスを算出する第4の
工程と、マッピングアドレスが示すマッピングメモリか
ら描画データを読み出し表示する第5の工程を有するよ
うにしたものである。
【0030】
【実施例】
実施例1.以下に、この発明の一実施例を図1、乃至図
6について説明する。図1はこの発明に係わるマッピン
グ装置の構成を示す図である。図1において11は描画
図形の多角形のエッジを左エッジと右エッジに分割し、
上記エッジをテクスチャ平面上のマッピングデータのエ
ッジに対応させて、このマッピングデータのエッジをマ
ッピングデータ左エッジとマッピングデータ右エッジに
分割し、マッピングデータ左エッジとマッピングデータ
右エッジのそれぞれの端点における仮想マッピングアド
レスと仮想マッピング係数を算出する手段を有するマイ
クロプロセッサ、12はマイクロプロセッサ11によっ
て分割されたエッジの情報から描画図形の内部のピクセ
ルデータとそのピクセルに対応する仮想マッピング空間
上の仮想マッピングアドレスと仮想マッピング係数を生
成するピクセルデータ生成器、13はピクセル生成器が
生成した仮想マッピングアドレスと仮想マッピング係数
から実際のマッピングアドレスに変換する仮想アドレス
変換器、14はマッピングデータを保持し仮想アドレス
変換器13が出力する実際のマッピングアドレスで示さ
れるマッピングデータを出力するマッピングメモリであ
る。
【0031】図2は図1に示されるピクセルデータ生成
器12の1例を示す図である。21はマイクロプロセッ
サ11により分割された左エッジとマッピングデータ左
エッジの補間処理をおこなう左エッジ補間回路、22は
マイクロプロセッサ11により分割された右エッジとマ
ッピングデータ右エッジの補間処理をおこなう右エッジ
補間回路、23は左エッジ補間回路21と右エッジ補間
回路22のそれぞれから出力されるエッジ上の点データ
とマッピングデータのエッジ上の点データを入力とし
て、2点により決まるスキャンラインに平行な直線を補
間するピクセル補間回路である。
【0032】図3は図2に示される左エッジ補間回路2
1と右エッジ補間回路22とピクセル補間回路23の1
例を示す図である。31は表示画面のX座標を補間しな
がら生成する補間回路、32は表示画面のY座標を補間
しながら生成する補間回路、33は表示画面のZ座標を
補間しながら生成する補間回路、34は仮想マッピング
平面のX座標を補間しながら生成する補間回路、35は
仮想マッピング平面のY座標を補間しながら生成する補
間回路、36は仮想マッピング係数を補間する補間回路
である。
【0033】図4は図3で示される31,32,33,
34,35,36の補間回路の1例である。41は補間
を行う直線の始点を保持する始点レジスタ、42は補間
データを保持する補間レジスタ、43は補間されたデー
タまたは始点レジスタ41のデータを保持する保持レジ
スタ、44は保持レジスタ43のデータと補間レジスタ
42のデータを累積加算することで補間を行う加算器で
ある。
【0034】図5は図1の仮想アドレス変換器を示す図
である。51は仮想マッピングアドレスのX座標と仮想
マッピング係数を入力とし、仮想マッピングアドレスの
X座標を仮想マッピング係数で除算する仮想Xアドレス
変換器、52は仮想マッピングアドレスのY座標と仮想
マッピング係数を入力とし、仮想マッピングアドレスの
Y座標を仮想マッピング係数で除算する仮想Yアドレス
変換器である。
【0035】次に、図6に示した具体例を用いて、その
動作について説明する。まず最初に、本手法の概要を説
明する。本手法は描画多角形の全描画ピクセルに対応す
るマッピングアドレスを求める際に、従来のように頂点
に対応するマッピングアドレスを直接補間して求めるの
ではない。頂点に対応するマッピングアドレスを一旦仮
想マッピングアドレスに変換し、これを補間して描画ピ
クセルの仮想マッピングアドレスを求めた後、再びマッ
ピングアドレスへ戻すことによって求める。これにより
透視効果をもったマッピングが可能となる。ディスプレ
イなどに表示した多角形にマッピングするためのマッピ
ングデータはマッピングメモリ14に保持されていると
する。まず、マイクロプロセッサ11に表示する多角形
の頂点データ(頂点A,B,C,D)のX,Y,Z座標
値とその頂点に対応するマッピングデータの頂点Ma,
Mb,Mc,Mdのデータを設定し、画面に描画する多
角形のエッジを左エッジと右エッジとに分離する。この
分離は多角形を構成する頂点の中でY座標が最大値とな
る点と最小値になる点がエッジの端点になるように分離
をする。つまり、最小のY座標を持つ頂点Aと最大のY
座標を持つ頂点Cが端点になるように右エッジはA−B
−C、左エッジはA−D−Cに分離する。このとき画面
に表示された多角形のエッジに対応するマッピングデー
タのエッジも左右に分離する。マッピングデータの右エ
ッジはMa−Mb−Mc、マッピングデータの左エッジ
はMa−Md−Mcに分離される。さらに、多角形の頂
点座標に対応するマッピングデータの頂点を示すマッピ
ングアドレスを仮想マッピングアドレスに変換し、変換
された仮想マッピングアドレスを元のマッピングアドレ
スに変換するための仮想マッピング係数を算出する。こ
こで、マッピングアドレスを(Mx,My)とすると、
仮想マッピングアドレス(VMx,VMy)をVMx=
Mx/Z,VMy=My/Zで定義し、また仮想マッピ
ング係数VkをVk=1/Zで定義するものとする。例
えば、図6(c)における頂点Cの仮想マッピングアド
レスは、マッピングアドレスがZ=40、Mx=10
0、My=100であることから、VMxは2.5、V
Myは2.5、仮想マッピング係数Vkは0.025と
して求めることができる。
【0036】次に、左エッジと右エッジのそれぞれの始
点となる頂点AのX,Y,Z座標と、頂点Aに対応する
マッピングデータの頂点Maの仮想マッピングアドレス
VMxとVMy、および仮想マッピング係数Vkが、左
エッジ補間回路21と右エッジ補間回路22を構成する
補間回路31,32,33,34,35,36のそれぞ
れの始点レジスタ41に入力される。各エッジの端点間
のX,Y,Z,VMx,VMy,Vkの変化量を各々Δ
X,ΔY,ΔZ,ΔVMx,ΔVMy,ΔVk,また補
間値をdX,dY,dZ,dVMx,dVMy,dVk
とすると、補間値はマイクロプロセッサ11によって、
dX=ΔX/ΔY,dY=1,dZ=ΔZ/ΔY,dV
Mx=ΔVMx/ΔY,dVMy=ΔVMy/ΔY,d
Vk=ΔVk/ΔYのように計算される。例えば、図6
の右エッジを例にとると、変化量ΔX=103ー100
=3,ΔY=105ー100=5,ΔZ=10ー1=
9,ΔVMx=10ー0=10,ΔVMy=0ー0=
0,ΔVk=0.1ー1=ー0.9となる。一方、補間
値はdX=3/5=0.6,dY=1,dZ=9/5=
1.8,dVMx=10/5=2.0,dVMy=0/
5=0,dVk=ー0.9/5=ー0.18となる。こ
れらの補間値はエッジ補間回路31,32,33,3
4,35,36の補間レジスタ42に入力される。補間
に必要なデータがレジスタに設定されると、各補間回路
の始点レジスタ41のデータが保持レジスタ43に入力
され、保持レジスタ43のデータと補間レジスタ42の
データが加算器44において加算され、加算されたデー
タは保持レジスタに保持される。保持レジスタ43のデ
ータと補間レジスタ42のデータの加算の繰り返しによ
り右エッジの場合はR1,R2,R3,R4,Bを生成
し、左エッジの場合はL1,L2,Dを生成して行く。
【0037】このエッジ補間処理において、両エッジの
始点のY座標は同一でありdY=1であるために左右の
エッジ補間回路21,22が同期動作をおこなうと、各
エッジ補間回路21,22の出力データである左右エッ
ジ上の点は同一スキャンライン上の点となる。図6を例
にすると、左右のエッジ補間回路21,22は同一スキ
ャンライン上にあるL1,R1の点を同時に生成する。
左エッジ補間回路21の出力データである、X,Y,
Z,VMx,VMy,Vkはピクセル補間回路23の
X,Y,Z,VMx,VMy,Vkのそれぞれの補間回
路31,32,33,34,35,36の始点レジスタ
41に入力される。さらに、マイクロプロセッサ11
は、左エッジ補間回路21と右エッジ補間回路22から
出力される点のX,Y,Z,VMx,VMy,Vkデー
タを一旦読み込み、これら2頂点のデータから2頂点の
補間値を計算してピクセル補間回路の補間レジスタ42
に設定する。図6のスキャンラインL1R1を例にする
と、 L1(X,Y,Z,VMx,VMy,Vk)=(98、
101、2.3、0、0.066、1.0333), R1(X,Y,Z,VMx,VMy,Vk)=(10
1、101、2.8、2.0、0、0.82) を読み込む。左エッジ補間回路21から出力される左エ
ッジ上の点と右エッジ補間回路22から出力される右エ
ッジ上の点を結ぶ直線のX,Y,Z,VMx,VMy,
Vkの変化量をΔX,ΔY,ΔZ,ΔVMx,ΔVM
y,ΔVk,また補間値をdX,dY,dZ,dVM
x,dVMy,dVkとすると、補間値はマイクロプロ
セッサ11によって、dX=1,dY=0、dZ=ΔZ
/ΔX,dVMx=ΔVMx/ΔX,dVMy=ΔVM
y/ΔX,dVk=ΔVk/ΔXとして計算される。こ
こで、図6のスキャンラインL1R1を例にすると、変
化量はΔX=101ー98=3,ΔY=0,ΔZ=2.
8ー2.3=0.5,ΔVMx=2ー0=2,ΔVMy
=0ー0.066=ー0.066,ΔVk=0.82ー
1.0333=ー0.213となる。また補間値はdX
=1,dY=0,dZ=0.5/3=0.166,dV
Mx=2.0/3=0.666,dVMy=ー0.06
6/3=ー0.022,dVk=ー0.213/3=ー
0.071となる。ピクセル補間回路23内の補間回路
31,32,33,34,35,36の動作はエッジ補
間回路の場合と同じであり、補間に必要なデータがレジ
スタに設定されると補間回路の始点レジスタ41のデー
タが保持レジスタ43に入力され、保持レジスタ43の
データと補間レジスタ42のデータが加算器44におい
て加算される。加算されたデータは保持レジスタ43に
入力され保持される。図6のL1R1のスキャンライン
を例にとると、このように保持レジスタ43のデータと
補間レジスタ42のデータの繰り返しにより、L1R1
ライン上の点P1P2が順に生成されて行く。
【0038】この様にして、ピクセルデータ生成器12
から出力されるX,Y,Z座標値はフレームメモリに出
力され、一方仮想マッピングアドレスVMxとVMy、
及び仮想マッピング係数Vkは仮想アドレス変換器13
に出力される。仮想アドレス変換器13に入力されたV
MxとVkを入力とする仮想Xアドレス変換器51は、
VMx/Vkを演算することで、実際のマッピングアド
レスを生成する。同様にVMyとVkを入力とする仮想
Yアドレス変換器52は、VMy/Vkを演算すること
で実際のマッピングアドレスを生成する。仮想アドレス
変換器で生成された実際のマッピングアドレスはマッピ
ングメモリに出力される。マッピングメモリ14は、M
x,Myで示されるアドレスの色情報R,G,Bをフレ
ームメモリに出力する。フレームメモリに出力された
X,Y,Z座標とR,G,B色データにより画面に描画
が行われる。
【0039】次に、以上説明した本発明のマッピング装
置の動作によるマッピングデータに対する透視変換効果
について説明する。図10は原点に視点があり、Z=1
の平面に投影する透視変換をY−Z座標系で示した図で
ある。図において、頂点A(X1,Y1,Z1,Mx
1,My1),B(X2,Y2,Z2,Mx2,My
2)の透視変換した点がA’(X1/Z1,Y1/Z
1,1,Mx1/Z1,My1/Z1),B’(X2/
Z2,Y2/Z2,1,Mx2/Z2,My2/Z2)
である。ここで、Mx1,My1は頂点Aに対応するマ
ッピング座標、Mx2,My2は頂点Bに対応するマッ
ピング座標を示している。
【0040】本発明は従来のようにマッピングメモリの
内容をA’B’に対して線形補間マッピングするのでは
なく、ABに対してマッピングすることで透視変換効果
を出すことができる。いま、A’B’間のある点P’の
y座標を考える。このy座標を
【0041】
【数2】
【0042】で表すと、これに対応するAB間の点Pの
y座標は、直線ABと直線OP’の交点となる。直線A
Bは
【0043】
【数3】
【0044】直線OP’は
【0045】
【数4】
【0046】となり、この2式より点Pのy座標を算出
すると
【0047】
【数5】
【0048】となる。同様にMx,Myも算出すると
【0049】
【数6】
【0050】となる。よってA’B’上の点の透視変換
処理されたマッピングアドレスは、線分A’B’間で線
形補間されたMy/Z,My/Z,1/Zから(Mx/
Z)/(1/Z),(My/Z)/(1/Z)を演算す
ることで求めることができる。
【0051】本実施例では、線分A’B’上を線形補間
するための端点のMx/Z,My/Z,1/Zをマイク
ロプロセッサ11で算出し、A’B’間の点のMx/
Z,My/Z,1/Zをピクセル生成器で算出し、(M
x/Z)/(1/Z),(My/Z)/(1/Z)の演
算を仮想アドレス変換器13で行なうことでこの式を実
現している。
【0052】実施例2.この発明の第2の実施例につい
て、図7及び図8に基づいて説明する。図7は、図1に
おいてアドレスMx,Myで指定する2次元のマッピン
グメモリを、Mx,My,Mzで指定する3次元マッピ
ングメモリに応用した場合のピクセルデータ生成器12
の左エッジ補間回路21と、右エッジ補間回路22と、
ピクセル補間回路23を示した図である。2次元マッピ
ングメモリの場合のX,Y,Z,Mx,My,Vkの補
間回路に加えて、仮想アドレスMzの補間回路66が追
加されている。また図8は図1の仮想アドレス変換器1
3を3次元マッピングメモリに対応させたものであり、
図5の変換器にMz用の仮想Zアドレス変換器73が追
加されている。
【0053】上記の様に構成された本実施例の動作につ
いて説明する。ここで、ディスプレイなどに表示する多
角形にマッピングするマッピングデータはマッピングメ
モリ14に保持されている。実施例1で示したようにマ
イクロプロセッサ11は表示する多角形とマッピングデ
ータのエッジを分離し、多角形の頂点座標に対応するマ
ッピングデータの端点を示すマッピングアドレスを仮想
マッピングアドレスに変換し、仮想マッピングアドレス
を元のマッピングアドレスに変換するための仮想マッピ
ング係数を算出する。マッピングアドレスを(Mx,M
y,Mz)とし、仮想マッピングアドレス(VMx,V
My,VMz)をVMx=Mx/Z,VMy=My/
Z,VMz=Mz/Zで定義する。また仮想マッピング
係数Vkは、Vk=1/Zとする。この仮想マッピング
アドレスをピクセルデータ生成器12に設定する。ピク
セルデータ生成器の動作は実施例1で説明したものと同
様であり、VMz用の補間回路66は左エッジ補間回路
21と右エッジ補間回路22とピクセル補間回路23の
VMx,VMy用の補間回路と同様な動作を行なう。ピ
クセルデータ生成器12から出力されるX,Y,Zはフ
レームメモリに出力され、VMx,VMy,VMz,V
kは仮想アドレス変換器13に出力される。仮想アドレ
ス変換器13では、仮想Zアドレス変換器73が、実施
例1の仮想Xアドレス変換器41、仮想Yアドレス変換
器42と同様にMz=VMx/Vkを演算することで実
際のマッピングアドレスを生成する。仮想アドレス変換
器から出力するMx,My,Mzは3次元マッピングデ
ータを保持するマッピングメモリ14入力され、アドレ
スで示されるマッピングデータがフレームメモリに出力
される。
【0054】これにより、ボリュームデータや3次元テ
クスチャデータを3次元マッピングデータに使用するこ
とで、3次元マッピングデータの任意の平面データを画
面に描画する多角形にマッピングすることが可能にな
る。
【0055】実施例3.この発明の第3の実施例につい
て、図9に基づいて説明する。図9は図1のマッピング
メモリ14を取り除いたシェーディング装置である。マ
イクロプロセッサ11は表示する多角形のエッジを左右
に分離し、多角形の頂点座標の色データを仮想色データ
に変換し、仮想色データを元の色データに変換するため
の仮想色係数を算出する。色データを(R,G,B)と
し、仮想色データ(VR,VG,VB)をVR=R/
Z,VG=G/Z,VB=B/Zで定義する。また、仮
想色係数Vkは仮想マッピング係数と同様にVk=1/
Zで定義し、この仮想色データおよび仮想色係数をピク
セルデータ生成器12に設定する。この時、実施例2で
示した図7のVMx補間回路にRデータを、VMy補間
回路にGデータを、VMz補間回路にBデータを設定
し、さらにVk補間回路に仮想色係数を設定し、実施例
1で説明した補間回路と同様の動作を行なう。ピクセル
データ生成器12から出力されるX,Y,Zはフレーム
メモリに出力され、VR,VG,VB,Vkは仮想アド
レス変換器13に出力される。仮想アドレス変換器13
では、実施例2で示したように、R=VR/Vk,G=
VG/Vk,B=VB/Vkを計算し、色データに変換
した後フレームメモリに出力する。
【0056】これにより、シェーディングにおいても、
描画多角形内の色変化に透視効果を施すことができ、よ
りリアルな描画が可能になる。
【0057】
【発明の効果】この発明は、以上説明したようにして構
成されているので下記のような効果を奏する。マッピン
グデータのアドレスを一旦仮想マッピングアドレスに変
換して線形補間を施した後に、仮想係数に基づいて描画
のための実アドレスに変換するようにしたので、多角形
内部に張り付けられるマッピングデータに対しても透視
変換が施され遠近感を出すことができる。
【0058】また、マッピングデータを3次元パラメー
タで指定するようにしたので、3次元マッピングデータ
の任意の平面データをマッピングデータとして使用する
ことが可能となる。
【0059】さらに、シェーディング処理に対しても頂
点のみの透視変換だけではなく、マッピングデータが張
り付けられる多角形内全体において透視変換された色付
けを可能としたのでリアリティに富んだ色合いをつくり
出すことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例を示すマッピング装置の構
成図である。
【図2】 この発明の実施例を示すマッピング装置のピ
クセル生成器の構成図である。
【図3】 この発明の実施例を示すマッピング装置のエ
ッジ補間回路とピクセル補間回路の構成図である。
【図4】 この発明の実施例を示すマッピング装置の補
間回路の構成図である。
【図5】 この発明の実施例を示すマッピング装置の仮
想アドレス変換器の構成図である。
【図6】 マッピングを示した図。
【図7】 この発明の他の実施例を示す3次元マッピン
グメモリ対応のマッピング装置の補間回路の構成図であ
る。
【図8】 この発明の他の実施例を示す3次元マッピン
グメモリ対応のマッピング装置の仮想アドレス変換器の
構成図である。
【図9】 この発明の他の実施例を示すシェーディング
マッピング装置の構成図である。
【図10】 この発明の実施例を示すマッピング装置の
透視変換効果の導出を示す図である。
【図11】 従来のマッピング装置の一つであるテクス
チャマッピング装置の構成図である。
【図12】 従来のマッピング装置のエッジ補間回路と
ピクセル補間回路の構成図である。
【図13】 この発明と従来のマッピング装置でのエッ
ジの分割を示す図である。
【図14】 従来の遠近感を施す表示装置の構成図。
【図15】 従来の遠近感を施す表示装置による描画
図。
【符号の説明】
11 プロセッサ 12 ピクセルデータ生成器 13 仮想アドレス変換器 14 マッピングメモリ 21 左エッヂ補間回路 22 右エッヂ補間回路 23 ピクセル補間回路 31、32、33、34、35、36 補間回路 61、62、63、64、65、66、67 補間回路 41 始点レジスタ 42 補間レジスタ 43 保持レジスタ 44 加算器 51、52、73 除算器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画する多角形のエッジを左エッジと右
    エッジに分割し、前記左右のエッジを2次元マッピング
    データのエッジに対応させ、該マッピングデータを左エ
    ッジと右エッジに分割し、マッピングデータ左エッジと
    マッピングデータ右エッジのそれぞれの端点における仮
    想マッピングアドレスと仮想マッピング係数を算出する
    計算手段と、 描画する多角形の内部および辺上におけるピクセルの座
    標データと仮想マッピングアドレスと仮想マッピング係
    数を生成するピクセルデータ生成手段と、 前記ピクセルデータ生成手段から出力される仮想マッピ
    ングアドレスと仮想マッピング係数からマッピングアド
    レスを算出する仮想アドレス変換手段と、 前記マッピングデータを保持し、前記仮想アドレス変換
    手段が出力するマッピングアドレスに基づいてマッピン
    グデータが出力されるマッピングメモリと、を備えたこ
    とを特徴とするマッピング装置。
  2. 【請求項2】 前記仮想マッピングアドレスはマッピン
    グアドレスをZ座標値で除算した値で定義し、仮想マッ
    ピング係数をZ座標値の逆数で定義し、 前記ピクセルデータ生成手段は仮想マッピングアドレス
    と仮想マッピング係数を補間する回路を備え、 前記仮想アドレス変換手段は前記仮想マッピングアドレ
    スを仮想マッピング係数で除算することで仮想マッピン
    グアドレスからマッピングアドレスに変換するようにし
    たことを特徴とする請求項第1項記載のマッピング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記マッピングメモリは3次元アドレス
    によって指定されるマッピングデータを保持し、 前記ピクセルデータ生成手段は3次元仮想マッピングア
    ドレスと、仮想マッピング係数の補間回路を備え、 前記仮想アドレス変換手段は3次元仮想マッピングアド
    レスと、仮想マッピング係数からマッピングアドレスを
    算出するようにしたことを特徴とする請求項第1項また
    は第2項記載のマッピング装置。
  4. 【請求項4】 描画する多角形のエッジを左エッジと右
    エッジに分割し、前記左右のエッジのそれぞれの端点に
    おける仮想カラー値と仮想カラー係数を算出する計算手
    段と、 描画する多角形の内部および辺上におけるピクセルの座
    標データと仮想カラー値と仮想カラー係数を生成するピ
    クセルデータ生成手段と、 前記ピクセルデータ生成手段から出力される仮想カラー
    値と仮想カラー係数からカラー値を算出する仮想カラー
    変換手段とを備え、 前記仮想カラー値はカラー値をZ座標値で除算した値で
    定義し、仮想カラー係数をZ座標値の逆数で定義し、前
    記ピクセルデータ生成手段は仮想カラー値と仮想カラー
    係数を補間する回路を有し、前記仮想カラー変換手段は
    前記仮想カラー値を仮想カラー係数で除算することで仮
    想カラー値からカラー値へ変換するようにしたことを特
    徴とするマッピング装置。
  5. 【請求項5】 マッピングデータを描画図形にマッピン
    グする際に、描画図形の頂点に対応するマッピングアド
    レスをその頂点のZ座標値で除算して仮想マッピングア
    ドレスを算出し、Z座標値の逆数を仮想マッピング係数
    =1/Zとすることで、マッピングアドレスから仮想マ
    ッピングアドレスと仮想マッピング係数を生成する第1
    の工程と、 描画図形のエッジに沿って仮想マッピングアドレスと仮
    想マッピング係数を線形補間する第2の工程と、 左右エッジ間のスキャンラインに沿って仮想マッピング
    アドレスと仮想マッピング係数を線形補間する第3の工
    程と、 ピクセルの仮想マッピングアドレスを仮想マッピング係
    数で除算してマッピングアドレスを算出する第4の工程
    と、 マッピングアドレスが示すマッピングメモリから描画デ
    ータを読み出し表示する第5の工程とを有することを特
    徴とするマッピング装置。
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