JPH08123794A - 情報処理装置及び文書データの読み上げ方法 - Google Patents

情報処理装置及び文書データの読み上げ方法

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JPH08123794A
JPH08123794A JP6255892A JP25589294A JPH08123794A JP H08123794 A JPH08123794 A JP H08123794A JP 6255892 A JP6255892 A JP 6255892A JP 25589294 A JP25589294 A JP 25589294A JP H08123794 A JPH08123794 A JP H08123794A
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JP6255892A
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Hajime Asuma
肇 飛鳥馬
Tsukasa Hasegawa
司 長谷川
Yasumasa Matsuda
泰昌 松田
Nobuo Hataoka
信夫 畑岡
Hideaki Kikuchi
英明 菊池
Haru Andou
ハル 安藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】扱い易い文書データ読み上げ機能を備えた情報
処理装置を得る。 【構成】CPU102は入力装置101からの入力に基
づいて作成した文書データの章や節,項,段落からなる
論理構造を判定し、入力装置101からの読み上げ開始
指示,一時停止指示,終了指示,早送り指示,戻し指示
を含む読み上げ指示に基づいて前記論理構造を参照して
音声出力装置106に対する文書データの読み上げ出力
処理を行う。表示装置103は、CPU102に制御さ
れて文書データのファイル名の一覧表示を行ない、読み
上げる文書データを指定するために表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置及び文書デ
ータの読み上げ方法に係り、特にテキスト(文書デー
タ)を読み上げる機能を備えた情報処理装置及び文書デ
ータの読み上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】作成された文書データの音声による読み
上げ及び誤字脱字の校正を行うことなどを目的とした文
書データ読み上げ機能を有する情報処理装置は、一般
に、カーソル指定による指定箇所読み上げ機能や、全体
または指定範囲の読み上げ機能などを備える。
【0003】また、特開昭63−163925号公報に
記載された文章読み上げ装置は、文章データの少なくと
も一要素を指示する文章指示手段と、該要素の関連部分
を文章データから選択する文章選択手段などの手段を備
え、入力される文章データをそのまま利用して該文章デ
ータの一部を選択して読み上げ、文章データの概要を短
時間で把握できるように構成されている。該装置は、前
記文章を構成する要素として、先頭の一文あるいは文章
の各段落の先頭の一文あるいは指定したキーワードを含
む文などを挙げている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】文書データの読み上げ
機能を備えた従来の情報処理装置は、読み上げを所望す
る箇所の指定をそのつど行わなければならず、読み上げ
る箇所を画面を監視して確認する必要があることから、
操作の煩雑さとオペレータの目の疲れが著しいという問
題がある。
【0005】また、特開昭63−163925号公報に
記載された文書読み上げ装置は、文章指示手段により指
示された文章データの先頭の一文あるいは文章の各段落
の先頭の一文あるいは指定したキーワードという要素に
基づいて文章選択手段が該要素と関連する部分を文章デ
ータから選択することにより該文章データの一部を読み
上げることを可能とした装置であり、前記3つの要素に
よる読み上げを途中で変更する制御を行なうことができ
ない。すなわち、前記要素による文書の読み上げは、順
次読み上げられるまで待っている必要があり、取扱性が
悪いという問題がある。
【0006】本発明の目的は、文書データの読み上げ機
能を備えた扱い易い情報処理装置及び文書データの読み
上げ方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの特徴は、
文書データを入力する文書入力手段と、前記文書データ
を表示する文書表示手段と、前記文書データを保存する
文書データ保存手段とを備えた情報処理装置において、
作成された文書データの章や節,項,段落を含む論理構
造を判定する論理構造判定手段と、オペレータに操作さ
れて読み上げ開始指示,一時停止指示,終了指示,早送
り指示,戻し指示を含む読み上げ指示を行なう読み上げ
指示手段と、前記読み上げ指示手段による指示と前記論
理構造判定手段により判定された論理構造とにより読み
上げる文書データの位置を判定する読み上げ位置判定手
段と、前記読み上げ位置判定手段により判定された位置
から前記文書データの音声読み上げを行う読み上げ手段
とを設けたことにある。
【0008】本発明の他の特徴は、文書データを入力す
る文書入力手段と、前記文書データを表示する文書表示
手段と、前記文書データを保存する文書保存手段とを備
えた情報処理装置において、前記文書保存手段に保存さ
れた文書データのファイル名の一覧表示を指示する文書
一覧表示指示手段と、前記文書一覧表示指示手段からの
文書一覧表示指示に基づいて前記文書保存手段に保存さ
れた文書データのファイル名を一覧表示する文書一覧表
示手段と、前記文書一覧表示手段により一覧表示された
文書の中から所望の文書データのファイル名を指定する
文書指定手段と、オペレータに操作されて読み上げ開始
指示,一時停止指示,終了指示,早送り指示,戻し指示
を含む読み上げ指示を行なう読み上げ指示手段と、前記
読み上げ指示手段による読み上げ開始指示に基づいて前
記文書指定手段により指定されたファイル名の文書デー
タを音声で読み上げる読み上げ手段とを設けたことにあ
る。
【0009】本発明の他の特徴は、文書データの読み上
げ方法において、文書の章や節,項,段落を含む論理構
造を判定し、オペレータによる読み上げ開始,一時停
止,早送り,戻しを含む読み上げ指示により文書データ
の読み上げを制御し、早送りや戻し指示に基づいて文書
データの読み上げを中断し、前記判定した論理構造から
次に読み上げる位置を判定して文書データの読み上げを
再開することにある。
【0010】本発明の更に他の特徴は、文書データの読
み上げ方法において、文書一覧表示指示に基づいて保存
している文書データのファイル名を一覧表示し、文書デ
ータのファイル名の指定と読み上げの指定とに基づいて
該指定文書データの冒頭から音声で読み上げることにあ
る。
【0011】
【作用】論理構造判定手段は文書入力手段からの入力に
基づいて作成した文書データの章や節,項,段落を含む
論理構造を判定し、読み上げ手段は、読み上げ指示手段
から入力された読み上げ開始指示,一時停止指示,終了
指示,早送り指示,戻し指示を含む読み上げ指示に基づ
いて前記論理構造を参照して文書データの音声読み上げ
を行なう また、文書一覧表示手段は保存されている文書データの
ファイル名の一覧表示を行ない、読み上げる文書データ
を指定するために表示する。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の第1の実施例を、図1〜図
3を用いて説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施例における文
書の論理構造を解析し読み上げを行う情報処理装置のシ
ステム構成を表わしたブロック図である。図1におい
て、101はキーボードやマウスや指またはペン操作で
入力可能なタブレットやイメージリーダなどで構成され
る入力装置、102は装置全体の制御を行うCPU(中
央演算装置)、103は液晶パネルやCRTなどの表示
装置、104はプログラムやデータを格納する主記憶装
置、105はプログラムやデータを記憶する補助記憶装
置、106はスピーカなどの音声を出力する音声出力装
置である。
【0014】オペレータが操作する文書入力手段と読み
上げ指示手段はそれぞれ前記入力装置101とCPU1
02により構成し、文書表示手段は前記表示装置103
とCPU102により構成する。また、文書保存手段
は、前記主記憶装置104と補助記憶装置105とCP
U102により構成する。更に、論理構造判定手段と読
み上げ文章判定手段は、それぞれ、前記主記憶装置10
4,補助記憶装置105,CPU102とにより構成す
る。更に、読み上げ手段は、前記主記憶装置104,補
助記憶装置105,音声出力装置106,CPU102
とにより構成する。そして、前記各手段は前記主記憶装
置104に格納されたプログラムに従って動作するCP
U102に制御されて機能する。
【0015】次に、この第1の実施例の情報処理装置に
おける文書データの読み上げ処理の流れを図2および図
3を用いて説明する。
【0016】先ず、ステップ201では、文書入力手段
を構成する入力装置101からオペレータによって入力
された文書データを、図3に示すように、補助記憶装置
105における文書格納バッファ301に格納する。入
力装置101から入力される文書データは、このように
して記憶する。
【0017】そして、読み上げ指示手段を構成する入力
装置101からオペレータによって読み上げ指示や早送
り指示あるいは戻し指示が入力されると、ステップ20
2において、前記論理構造判定手段により前記文書格納
バッファ301の文書データを参照して文書の章,節,
段落などの論理構造を判定し、判定した各論理構造の先
頭位置データを論理構造テーブル302に格納する。こ
の論理構造テーブル302は、図3に示すように、章や
節などの論理構造種別を表わす種別データ303と該構
造の文書データ内の開始位置を表わす開始位置データ3
04より成る。
【0018】続くステップ203において、前記読み上
げ位置判定手段は、読み上げ位置記憶バッファ303を
参照して現在の読み上げ位置を調べ、前記論理構造テー
ブル302を参照して読み上げを開始する文書データ内
の位置を判定し、読み上げ手段205に通知する。な
お、前記読み上げ位置記憶バッファ303には、初期値
として文書データの文頭位置データが格納されている。
【0019】そしてステップ204において、前記読み
上げ手段は、前記読み上げ位置判定手段より通知された
読み上げ位置から文書データ(テキスト)の読み上げを
開始し、前記読み上げ位置記憶バッファ303に格納さ
れている読み上げ現在位置データを更新し、読み上げ中
フラグ306をオンにセットする。この読み上げ中フラ
グ306は、読み上げ中であるときにはオン、読み上げ
を行なっていないときにはオフにセットする。
【0020】次に、図3における各ステップ202,2
03,204に示した文書データ読み上げの処理を、図
4に示す読み上げ処理フローチャートを用いて説明す
る。
【0021】先ず、ステップ401で、読み上げ指示手
段からの入力を判定し、入力がある場合には、ステップ
402で文書データの読み上げ開始指示であるかどうか
を判定する。判定が「真」の場合には、ステップ403
において読み上げ中フラグ306をオンにセットし、ス
テップ404で前記文書格納バッファ301を参照し文
書データ(文章)の章,節,段落などの論理構造を判定
し、判定した各論理構造の先頭位置データを論理構造テ
ーブル302に格納する。そしてステップ405では、
前記論理構造テーブル302に記憶されている論理構造
の先頭位置データと前記読み上げ位置記憶バッファ30
3に記憶されている現在の読み上げ位置データとを参照
して読み上げ開始位置を判定し、続くステップ406で
該位置から文書データの音声読み上げを行なう。
【0022】また、前記ステップ401において入力が
なかった場合には、ステップ416において前記読み上
げ中フラグ306がオンにセットされているかどうかを
判定し、「真」の場合にはステップ406で読み上げを
継続して行い、「偽」の場合にはステップ401ヘ戻っ
て入力装置101からの入力待ちのループに入る。
【0023】更にまた、前記ステップ401で入力があ
り、ステップ408において早送り指示であると判定さ
れた場合は、ステップ403において読み上げ中フラグ
306をオンにセット、ステップ404において文書デ
ータの論理構造を判定し、ステップ405において前記
論理構造テーブル302と読み上げ位置記憶バッファ3
03とを参照することで、現在読み上げている位置の文
書データを含む章の次の章の開始位置データを取得し、
ステップ406において該位置の文書データから読み上
げを再開する。同様に、ステップ409において戻し指
定の入力と判定された場合には、読み上げ中フラグ30
6をオンにセット(ステップ403)し、続くステップ
404において前記論理構造テーブル302と読み上げ
位置記憶バッファ303とを参照することで、現在読み
上げている文書データを含む章の前の章の開始位置デー
タを取得し、ステップ406において該位置の文書デー
タから読み上げを再開する。また、前記ステップ401
において入力があり、ステップ410において一時停止
指定と判定された場合には、ステップ411において読
み上げ中フラグ306をオフにセットし、音声読み上げ
の停止処理を行い(ステップ412)、前記ステップ4
01へ戻って入力装置101からの入力待ちのループに
再び入る。
【0024】そして、同様に、前記ステップ401にお
いて入力があり、ステップ412において終了指定と判
定された場合には、読み上げ中フラグ306をオフにセ
ット(ステップ414)し、読み上げ位置記憶バッファ
303に初期値として文書データの文頭位置データをセ
ットすることを含む読み上げ終了処理を行い(ステップ
415)、終了する。
【0025】次に、図5を用いてこの第1の実施例の情
報処理装置の文書データの読み上げ処理のための画面表
示例を説明する。
【0026】501は、この情報処理装置の文書編集画
面を表わしている。502は該装置が提供する各種コマ
ンドを納めたメニューバーであり、ファイルの操作を行
う「ファイル」コマンド503、各種編集コマンドを納
めた「編集」コマンド504、ヘルプガイダンスを提供
する「ヘルプ」コマンド505より成る。ここで、前記
「編集」コマンド504は、実行した操作をやり直すた
めの「元に戻す」コマンド506、指定データをコピー
する「コピー」コマンド507、指定データを切り取る
「切取り」コマンド508、前記「コピー」または「切
取り」コマンドにより確保したデータを指定箇所に貼付
ける「貼付け」コマンド509、指定データを読み上げ
る「読上げ」コマンド510より成る。また、511は
マウスやペンなどにより操作するポインティングカーソ
ル、512はキーにより操作されて文字の入力位置を表
わすキーカーソルである。513は、前記コマンドの説
明のガイダンスを表示するガイダンスエリアである。そ
して、前記「読上げ」コマンド510を指定することに
より表示される読上げコントロールダイアログ514
は、読上げの終了を指示する「終了」ボタン515、読
上げ開始を指示する「開始」ボタン516、読上げの一
時停止を指示する「一時停止」ボタン517、読上げの
戻しを指定する「戻し」ボタン318、同じく早送りを
指示する「早送り」ボタン519、読み上げ速度を調節
する速度調節バー520、読み上げ音声を聞き取り易い
高さに調節するピッチ調節バー521で構成される。
【0027】前記ポインティングカーソル511により
該読上げコントロールダイアログ514内のボタン類を
指示することで、文書データの読み上げを制御する指示
を入力するようにしている。例えば、読み上げを行ない
たい場合には、メニューバー502の「読上げ」コマン
ド510を指定した後に「開始」ボタン516を指定
し、早送りしたい場合には「早送り」ボタン519を指
定することで目的の章まで読上げを早送りするようにす
る。そして、文章の誤りを校正したい場合には「一時停
止」ボタン517により読上げを一時停止し、「終了」
ボタン515を指示することにより該読み上げを終了す
るようにする。
【0028】この第1の実施例は、このように文書デー
タの論理構造を解析して読み上げを行う情報処理装置で
ある。
【0029】次に、ファイル名一覧表示により指定され
た指定文書データを読み上げる情報処理装置とする第2
の実施例を図1および図6〜図8を用いて説明する。な
お、第1の実施例と共通の構成手段には同一の参照符号
を付して重複する詳細な説明を省略する。
【0030】図1において、文書一覧指示手段は前記入
力装置101とCPU102により構成し、文書一覧表
示手段は前記表示装置103とCPU102により構成
し、文書指定手段は前記入力装置101とCPU102
により構成する。そしてこれらの各手段は、前記主記憶
装置104に格納されたプログラムに従って動作するC
PU102に制御されて機能する。
【0031】次に、この実施例の情報処理装置の文書一
覧表示による指定文書データの読み上げ処理を図6およ
び図7を用いて説明する。
【0032】先ず、ステップ601で文書データのファ
イル名の一覧表示指定が入力されると、図7に示すよう
な文書情報記録テーブル701を参照して保存されてい
る文書データのファイル名を一覧表示する。この文書情
報記録テーブル701は、保存されている文書データに
関する情報として、文書データのファイル名702,格
納ディレクトリ703,作成日704,容量705,備
考706の各データを記録している。続くステップ60
2では、文書データを読み上げ中であることを示す読み
上げ中フラグ707をオフにセットし、ステップ603
で入力装置101からの入力があるかどうかを判定す
る。入力があり、ステップ604で文書データのファイ
ル名の指定入力と判定した場合には、ステップ610で
保存されている文書データのファイルから文書格納バッ
ファ708に指定された文書データの読み込みを行う。
そして読み込んだ文書データの論理構造をステップ61
1で判定し、論理構造テーブル709に格納する。この
論理構造テーブル709は、章や節などの論理構造種別
を表わす種別データ710と該構造の文書データ内の開
始位置を表わす開始位置データ711より成る。そして
ステップ612で前記読み上げ中フラグ707の値を判
定し、オフである場合にはステップ603へ戻って入力
装置101からの入力の待ちのループに入る。再び入力
があり、ステップ605でこの入力が読み上げ開始指示
入力と判定された場合には、ステップ613で読み上げ
中フラグ707をオンにセットし、ステップ614で読
み上げ位置記憶バッファ712を参照して現在の読み上
げ位置を調べ、論理構造テーブル709を参照して読み
上げを開始する文書データ内の位置を判定し、ステップ
615で文書格納バッファ708を参照して該位置から
の文書データの読み上げを開始し、読み上げ位置記憶バ
ッファ712に格納されている読み上げ現在位置データ
を更新する。
【0033】また、ステップ603で入力がないと判定
された場合は、ステップ620において前記読み上げ中
フラグ707を判定し、オンであった場合はステップ6
15へ進んで読み上げ処理を継続する。
【0034】また、ステップ603で入力ありと判定さ
れ、ステップ606で早送り指定入力と判定されると、
ステップ613で読み上げ中フラグ707をオンにセッ
トし、ステップ614で読み上げを一時中断し、読み上
げ位置記憶バッファ712に格納されている現在の読み
上げ位置の文書データが含まれる章の次の章の開始位置
を前記論理構造テーブル709を参照することで判定
し、続くステップ615で該判定した位置の文書データ
から読み上げを再開する。
【0035】同様に、ステップ603で入力ありと判定
され、ステップ607で該入力が戻し指示と判定された
場合には、読み上げ中フラグ707をオンにセット(ス
テップ613)し、ステップ614で読み上げ位置記憶
バッファ712に格納されている現在の読み上げ位置の
文書データが含まれる章の前の章の開始位置を論理構造
テーブル709を参照することで判定し、続くステップ
615で該判定した位置の文書データから読み上げを再
開する。
【0036】更に、ステップ603で入力ありと判定さ
れ、ステップ608で該入力が一時停止指示であると判
定された場合には、読み上げ中フラグ707をオフにセ
ット(ステップ616)し、ステップ617において現
在の読み上げ位置データを前記記憶バッファ712に記
録して読み上げ処理を中断し、ステップ603ヘ戻って
入力装置101からの入力待ちのループに入る。そして
このステップ603で入力ありと判定され、ステップ6
09で該入力が終了指示と判定された場合は、読み上げ
中フラグ707をオフにセット(ステップ618)し、
ステップ619で前記記憶バッファ712に文書データ
の文頭位置データを記録して該バッファ712を初期化
し、処理を終了する。
【0037】更にまた、ステップ603で入力ありと判
定され、ステップ621で該入力が更新指示であると判
定された場合には、読み上げ中フラグ707をオフにセ
ット(ステップ622)し、ステップ623で読み上げ
位置記憶バッファ712に文書データの文頭位置データ
を記録して該バッファ712を初期化し、文書格納バッ
ファ708に格納されている文書データを編集するため
の機能(プログラム)を起動して、読み上げ処理を終了
する。
【0038】このような情報処理装置における文書デー
タのファイル名の一覧表示時の画面表示例を図8を用い
て説明する。
【0039】801は文書一覧表示時の画面表示であ
り、802は表示項目の説明、803は文書データのフ
ァイル名、804は該文書データの作成日時、805は
該文書データの容量、806は該文書データの備考を表
わしている。また、807はマウスやペンなどにより操
作するポインティングカーソルであり、任意の文書デー
タのファイル名を指し示す。該画面例では、反転表示さ
れている文書ファイル808が選択状態にある文書デー
タであることを表わしている。
【0040】そして、読上げコントロールダイアログ8
09は、読上げの終了を指示する「終了」ボタン81
0、読上げ開始を指示する「開始」ボタン811、読上
げの一時停止を指示する「一時停止」ボタン812、読
上げの戻しを指定する「戻し」ボタン813、同じく早
送りを指示する「早送り」ボタン814、文書の更新を
指示する「更新」ボタン815、読み上げ速度を調節す
る速度調節バー816、読み上げ音声の高さを調節する
ピッチ調節バー817を備え、文書の読み上げ指定は、
前記「開始」ボタン811を指示することで行われるよ
うにする。同様に、文書データの更新指定は「更新」ボ
タン815を指示することで行われる。
【0041】第2の実施例は、このように文書データの
論理構造を解析し、文書データのファイル名を一覧表示
して読み上げを行う情報処理装置である。
【0042】第1および第2の実施例は、入力装置10
1からの早送り指示及び戻し指示により、論理構造の章
単位に文書を読み飛ばす処理を行なったが、例えば図9
に示すように、少早送りボタン901及び少戻しボタン
902を用意することによって該少早送りボタン901
または少戻しボタン902が指示された場合には、前記
論理構造テーブル709に記録されている節の開始位置
を参照することで、節単位に早送りと戻しの文書データ
読み飛ばしを行なうようにしてもよい。
【0043】また、図10に示すように、読み上げ時の
モードを設定する「読み上げモード」コマンド1001
を用意し、該コマンドの指示により表示される読み上げ
モード設定ダイアログ1002により、読み上げ処理の
モードとして、読み飛ばしの単位を章,節,項の何れか
を設定できるようにし、この設定により読み飛ばす論理
構造単位を変更するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、文書データの論理構造
を判定し、入力装置からの早送り指定や戻し指定により
該論理構造毎に読み飛ばすため、オペレータは文書デー
タの論理構造を意識することなく、簡潔な操作で所望の
位置の読み上げを文書データの論理構造単位に行なうこ
とができ、該読み上げによって文書の骨子を容易に理解
することができ、また、その読み上げ形態も簡単な操作
で制御できる。
【0045】また、本発明によれば、文書データのファ
イル名を一覧表示して指定された文書データを表示する
ことなく読み上げるようにすることができるため、オペ
レータは文書データの内容を音声により素速く確認する
ことができる。
【0046】更に、本発明によれば、文書データのファ
イル名を一覧表示して指定された文書データの論理構造
を判定し、早送り指定や戻し指定入力により該論理構造
毎に文書データを表示することなく読み飛ばすようにす
ることができるため、オペレータは音声により所望の文
書の骨子を素速く確認することができる。
【0047】更にまた、本発明によれば、読み上げ音声
のピッチや読み上げ速度をリアルタイムに変更するよう
にできるため、最も聞き取り易い声の高さと速度に簡単
に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる情報処理装置の第1の実施例を示
すシステム構成のブロック図である。
【図2】図1に示す情報処理装置における文書データ読
み上げ処理のフローチャートである。
【図3】図1に示す情報処理装置における各種記憶デー
タの構造図である。
【図4】図1に示す情報処理装置における文書データ読
み上げ処理のフローチャートである。
【図5】図1に示す情報処理装置における文書データ読
み上げ処理時の表示画面例である。
【図6】本発明になる情報処理装置の第2の実施例にお
ける文書データ読み上げ処理のフローチャートである。
【図7】本発明になる情報処理装置の第2の実施例にお
ける各種記憶データの構造図である。
【図8】本発明の第2の実施例における文書データのフ
ァイル名一覧表示の画面例である。
【図9】本発明の第2の実施例における読み上げコント
ロール表示画面例である。
【図10】本発明の第2の実施例における読み上げモー
ド設定ダイアログ表示画面例である。
【符号の説明】
101…入力装置、102…CPU、103…表示装
置、104…主記憶装置、105…補助記憶装置、10
6…音声出力装置。
フロントページの続き (72)発明者 畑岡 信夫 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 菊池 英明 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 安藤 ハル 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書データを入力する文書入力手段と、前
    記文書データを表示する文書表示手段と、前記文書デー
    タを保存する文書データ保存手段とを備えた情報処理装
    置において、 作成された文書データの章や節,項,段落を含む論理構
    造を判定する論理構造判定手段と、オペレータに操作さ
    れて読み上げ開始指示,一時停止指示,終了指示,早送
    り指示,戻し指示を含む読み上げ指示を行なう読み上げ
    指示手段と、前記読み上げ指示手段による指示と前記論
    理構造判定手段により判定された論理構造とにより読み
    上げる文書データの位置を判定する読み上げ位置判定手
    段と、前記読み上げ位置判定手段により判定された位置
    から前記文書データの音声読み上げを行う読み上げ手段
    とを設けたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】文書データを入力する文書入力手段と、前
    記文書データを表示する文書表示手段と、前記文書デー
    タを保存する文書保存手段とを備えた情報処理装置にお
    いて、 前記文書保存手段に保存された文書データのファイル名
    の一覧表示を指示にする文書一覧表示指示手段と、前記
    文書一覧表示指示手段からの文書一覧表示指示に基づい
    て前記文書保存手段に保存された文書データのファイル
    名を一覧表示する文書一覧表示手段と、前記文書一覧表
    示手段により一覧表示された文書の中から所望の文書デ
    ータのファイル名を指定する文書指定手段と、オペレー
    タに操作されて読み上げ開始指示,一時停止指示,終了
    指示,早送り指示,戻し指示を含む読み上げ指示を行な
    う読み上げ指示手段と、前記読み上げ指示手段による読
    み上げ開始指示に基づいて前記文書指定手段により指定
    されたファイル名の文書データを音声で読み上げる読み
    上げ手段とを設けたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、文書表示手段は、前記
    文書指定手段により指定されて読み上げる文書データの
    表示を省略する文書データ表示省略手段を備えたことを
    特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、更に、前記文書指定手
    段によって指定された文書データの章や節,項,段落を
    含む論理構造を判定する論理構造判定手段と、前記読み
    上げ指示手段による指示と前記論理構造判定手段により
    判定された論理構造とに基づいて読み上げる文書データ
    の位置を判定する読み上げ位置判定手段とを設け、 前記読み上げ手段は、前記読み上げ位置判定手段により
    判定された位置から文書データを読み上げる構成とした
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の1項において、更に、前記
    読み上げ手段による文書データの読み上げ音声のピッチ
    や読み上げ速度をリアルタイムで変更する読み上げ音声
    制御手段を設けたことを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】文書データの読み上げ方法において、文書
    の章や節,項,段落を含む論理構造を判定し、オペレー
    タによる読み上げ開始,一時停止,早送り,戻しを含む
    読み上げ指示により文書データの読み上げを制御し、早
    送りや戻し指示に基づいて文書データの読み上げを中断
    し、前記判定した論理構造から次に読み上げる位置を判
    定して文書データの読み上げを再開することを特徴とす
    る文書データの読み上げ方法。
  7. 【請求項7】文書データの読み上げ方法において、文書
    一覧表示指示に基づいて保存している文書データのファ
    イル名を一覧表示し、文書データのファイル名の指定と
    読み上げの指定とに基づいて該指定文書データの冒頭か
    ら音声で読み上げることを特徴とする文書データの読み
    上げ方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、指定された文書データ
    を表示することなく音声読み上げを行なうことを特徴と
    する文書データの読み上げ方法。
  9. 【請求項9】請求項7または8において、指定された文
    書データの章や節,項,段落を含む論理構造を判定し、
    オペレータによる読み上げ指示により該判定した論理構
    造から読み上げる位置を判定して前記文書データを読み
    上げることを特徴とする文書データの読み上げ方法。
  10. 【請求項10】請求項7〜9の1項において、前記文書
    データのファイル名の一覧表示によるファイル名指定に
    基づく文書データの読み上げ中に他の文書データが指定
    された場合は、読み上げ中の文書データの該読み上げを
    中断し、新たに指定された文書データから読み上げを再
    開することを特徴とする文書データの読み上げ方法。
  11. 【請求項11】請求項6〜10の1項において、前記文
    書データの読み上げ時に読み上げ音声のピッチや読み上
    げ速度の変更指示があった場合には読み上げ音声のピッ
    チおよび読み上げ速度をリアルタイムに変更することを
    特徴とする文書データの読み上げ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005309173A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 音声合成制御装置、その方法、そのプログラムおよび音声合成用データ生成装置

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