JPH08122435A - レーザ測距装置 - Google Patents

レーザ測距装置

Info

Publication number
JPH08122435A
JPH08122435A JP25695894A JP25695894A JPH08122435A JP H08122435 A JPH08122435 A JP H08122435A JP 25695894 A JP25695894 A JP 25695894A JP 25695894 A JP25695894 A JP 25695894A JP H08122435 A JPH08122435 A JP H08122435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
light
variable attenuator
target
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25695894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kitamura
善行 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP25695894A priority Critical patent/JPH08122435A/ja
Publication of JPH08122435A publication Critical patent/JPH08122435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 目標までの距離やパルスレーザの出力によら
ず受光素子の損傷を回避し、また、目標周辺の背景光量
によらず安定な測距動作が可能なレーザ測距装置を得る
ことを目的とする。 【構成】 近距離の測距に対しては反射光が高ピークと
なり、反射光の立ち上がりで受信信号を検出できるた
め、可変減衰器として偏光板およびポッケルスセルで構
成される高速な減衰器を用い、受信信号を検出すると同
時に可変減衰器の減衰率を低下させることにより、反射
光のピークが受光素子に入射することがなくなり、近距
離の測距に対して受光素子11が損傷を受ける可能性を
低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、目標に対してパルス
レーザを送信し、反射光を受信光学系で集光し、検出し
て、パルスレーザが目標との間を往復するのに要する時
間を計測することにより目標までの距離を求めるレーザ
測距装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のレーザ測距装置の例を示す
図であり、1はレーザ送信器、2はパルスレーザ、3は
目標、4は反射光、5は反射光4を集光する対物レン
ズ、6は対物レンズ5で集光された光を平行光にするコ
リメートレンズ、7はパルスレーザ2の波長のみを透過
させる狭帯域フィルタ、8はシャッタ、9は集光レン
ズ、10は受信回路、11は受光素子、12は送信信
号、13はカウンタ、14は受信光学系、15は受信信
号、16は演算回路、17は受信回路10と受信光学系
14からなるレーザ受信器、18はシャッタ8の制御器
である。
【0003】次に動作について説明する。レーザ送信器
1はパルスレーザ2を目標3に向け送信する。目標3に
到達後、パルスレーザ2の反射光4は対物レンズ5によ
り集光され、さらにコリメートレンズ6により平行光と
なり狭帯域フィルタ7に垂直に入射して、透過光波長を
制限される。平行光とするのは、狭帯域フィルタ7が光
の干渉作用を利用しているため、光の入射角を一定にす
る必要があることによる。狭帯域フィルタ7でパルスレ
ーザ2と同一波長を選択後、集光レンズ9の焦点面にお
いた受信回路10の受光素子11により光電変換する。
一方、レーザ送信器1はパルスレーザ2を目標3に送信
すると同時に送信信号12をカウンタ13に送る。受信
回路10は受光素子11の出力に対し、直流成分をカッ
トし、受光素子11の出力のピークが事前に設定したし
きい値を越えた時点で受信信号15をカウンタ13に送
る。カウンタ13では、この送信信号12を受けた送信
時刻から、受信信号15を受けた受信時刻までの時間差
を計測し、演算回路16で上記時間差と光速の乗算によ
り目標までの往復距離を求める。レーザ測距装置として
不特定の目標に対し近距離から遠距離までの測距を求め
られる場合、レーザ受信器17は遠距離にある目標3か
らの微小ピークの反射光4を検出できるように対物レン
ズ5の口径を大きくし、受信光学系14の効率と受光素
子11の感度を高める必要がある。そのため、受光素子
11にはフォトダイオードより光電変換効率が高いアバ
ランシェフォトダイオードを使用する。しかし、アバラ
ンシェフォトダイオードはフォトダイオードより耐入力
性が低く、過大入力があると受光素子11の損傷が起こ
りやすい。また、受光素子11は受信光学系14に入射
する反射光4と同一波長の任意の光を受光する。よっ
て、例えば太陽を直視した場合などは受光素子11に過
大な入力が入り、受光素子11が損傷を受ける可能性が
大きいため、受信光学系の光路に機械式のシャッタ8を
入れ、制御器18により測距動作時以外はシャッタ8を
閉ざし、受信光学系14の入射光から受光素子11を保
護している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ測距装置
は以上のように構成されているので、機械式のシャッタ
8は受信光学系14内に機械的駆動部をもつため、消費
電力が大きく故障を起こしやすいという欠点があった。
また、レーザ測距装置として近距離から遠距離までの測
距を求められる場合、レーザ受信器17は遠距離目標か
らの微小ピークの反射光4を検出できるように対物レン
ズ5の口径を大きくし、受信光学系14の効率と受光素
子11の感度を高める必要がある一方、近距離の測距に
対しては反射光4が高ピークの反射光となるため、この
ような場合には受光素子11が損傷を受けるという問題
点があった。また、目標3の周囲に背景光となる一定輝
度の光源が存在した場合、背景光により受光素子11の
出力が飽和し反射光4の検出ができず測距が不可能にな
るという問題があった。さらに、パルスレーザ2の出力
が安定しない場合、例えば、レーザの励起源としてフラ
ッシュランプの放電を用いている場合は放電によるレー
ザ励起光量が変動するためパルスレーザ2毎にピーク出
力が変動し、高ピークのパルスレーザ2が送信されたと
きに受光素子が損傷を受けるという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、目標までの距離やパルスレーザ
の出力によらず受光素子の損傷を回避し、また、目標周
辺の背景光量によらず安定な測距動作が可能なレーザ測
距装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る実施例1
のレーザ測距装置は、受信光学系光路中に従来例のシャ
ッタの代わりに可変減衰器を備えたものである。
【0007】また、この発明に係る実施例2のレーザ測
距装置は、実施例1の受信回路が反射光を検出すると同
時に可変減衰器の減衰率を増加させるようにしたもので
ある。
【0008】また、この発明に係る実施例3のレーザ測
距装置は、実施例1に背景光検出器を備え、背景光量が
受光素子飽和レベルに対し小さくなるように可変減衰器
の減衰率を増加させるようにしたものである。
【0009】また、この発明に係る実施例4のレーザ測
距装置は、実施例1にレーザ出力検出器を備え、パルス
レーザ出力が基準出力に比較してより小さくなるよう
に、可変減衰器の減衰率を増加させるようにしたもので
ある。
【0010】また、この発明に係る実施例5のレーザ測
距装置は、実施例1の可変減衰器の減衰率を送信時刻か
らの時間経過に応じ低下させるようにしたものである。
【0011】
【作用】この発明における実施例1の可変減衰器は、機
械的駆動部なしに受信光学系を透過する光を遮断したり
通過させたりする。
【0012】この発明における実施例2の可変減衰器
は、反射光を検出すると同時に減衰率を増加させる。
【0013】この発明における実施例3の背景光検出器
は、背景光量を検出し、可変減衰器は背景光量が受光素
子飽和レベルに対し小さくなるように減衰率を増加させ
る。
【0014】この発明における実施例4のレーザ出力検
出器は、パルスレーザ出力を検出して、可変減衰器は基
準出力に比較して上記パルスレーザが大きいとき、減衰
率を増加させる。
【0015】この発明における実施例5の可変減衰器
は、減衰率を送信時刻からの時間経過に応じ低下させ
る。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1について説明す
る。図1において、1から7および9から16は図9と
同一である。また、19は可変減衰器、20は可変減衰
器制御器である。また、図2において、21は偏光板、
22はポッケルスセルである。
【0017】次に動作について説明する。レーザ送信器
1はパルスレーザ2を目標3に向け送信する。目標3に
到達後、パルスレーザ2の反射光4は対物レンズ5によ
り集光され、さらにコリメートレンズ6により平行光と
なり狭帯域フィルタ7に垂直に入射、パルスレーザ2と
同一波長を選択後、受信回路10の受光素子により光電
変換する。一方、レーザ送信器1はパルスレーザ2を目
標3に送信すると同時に送信信号12をカウンタ13に
送る。受信回路10は受光素子11の出力ピークが事前
に設定したしきい値を越えた時点で受信信号15をカウ
ンタ13に送る。カウンタ13では、この送信信号12
を受けた送信時刻から、受信信号15を受けた受信時刻
までの時間差を計測し、演算回路16で上記時間差と光
速の乗算により目標までの往復距離を求める。受信光学
系の光路に可変減衰器19を入れ、可変減衰器制御器2
0により測距動作時以外は可変減衰器19の減衰量を最
大とし、太陽光等の受信光学系14入射光から受光素子
11を保護し、測距動作中に減衰量を最小とするように
制御する。
【0018】また、光可変減衰器19は例えば図2のよ
うに2つの偏光方向の直交する偏光板21の間に光路と
直角方向に電場を印加するポッケルスセル22を配置す
ることによって実現できる。このときの可変減衰器の減
衰率Lとポッケルスセルの対向する2面の電極間に印加
する電圧Vの関係は次式で表される。
【0019】
【数1】
【0020】図2の可変減衰器19および可変減衰器制
御器20はこのポッケルスセル22の印加電圧に対し、
ナノ秒以下の時間差で減衰率の制御が可能で、高速な電
圧スイッチングに追従できる。図2のような横型光変調
方式の場合、λ/2電圧は電極間の厚さに比例し、光軸
方向の長さに反比例する。よって、光路を狭くし、光軸
方向を長くとることにより電圧を低くすることが可能で
ある。また、2つの偏光板21の間に2枚の透明な電極
板に挟まれたネマティック液晶を配し両電極間に印加す
る電圧を印加する可変減衰器も可能であり、液晶を用い
た場合は所要電圧が数ボルトと小さく、配置に必要な空
間も小さくて済む。これらの可変減衰器19は受信光学
系14で反射光4が平行光束となっている部分に配置す
る。これは偏光の回転を利用して減衰率を変化させるた
め、光の入射角を一定にする必要があるためである。い
ずれも、機械式のシャッタに比べ受信光学系14内に機
械的駆動部を持たず、電流がほとんど流れないため消費
電力が小さくでき、故障を起こしにくくできる。
【0021】実施例2.以下、この発明の実施例2につ
いて説明する。図3はこの発明のレーザ測距装置の可変
減衰器の制御方法を示す流れ図である。この発明は実施
例1で説明した図1のレーザ測距装置を用い、近距離目
標からの高いピークをもつ反射光に対して受光素子の損
傷をなくすことができる。
【0022】次に図3を参照にして動作について説明す
る。可変減衰器19の減衰率を最小とし、受信光学系1
4の反射光4の透過率を最大とする。この状態で、レー
ザ送信器1は目標3に向けパルスレーザ2を送信すると
同時に送信信号12をカウンタ13に送る。反射光4は
受信回路10の受光素子11により光電変換される。受
信回路10は受光素子11の出力変動が事前に設定した
しきい値を越えると同時に受信信号15をカウンタ13
と可変減衰器制御器20に送る。カウンタ13では、送
信信号12を受けた送信時刻から、受信信号15を受け
た受信時刻までの時間差を計測し、演算回路16で上記
時間差と光速の乗算により目標までの往復距離を求め
る。また、受信信号15と同時に可変減衰器制御器20
は可変減衰器19の減衰率が高くなるように制御する。
例えば、QスイッチYAGレーザでパルスレーザの半値
幅は約15ナノ秒で、パルスの立ち上がり、立ち下がり
まで含めると30ナノ秒程度である。近距離の測距に対
しては反射光4が高ピークとなり、反射光の立ち上がり
で受信信号を検出できるため、可変減衰器19として図
2に示すような高速な減衰器を用い、受信信号を検出す
ると同時に可変減衰器19の減衰率を低下させることに
より、反射光4のピークが受光素子11に入射するた
め、近距離の測距に対して受光素子11が損傷を受ける
可能性を低減できる。
【0023】実施例3.以下、この発明の実施例3につ
いて説明する。図4において1から7および9から1
6,19,20は図1と同一であり、24は背景光検出
器、25は比較器である。また、図5はこの発明のレー
ザ測距装置の可変減衰器の制御方法を示す流れ図であ
る。
【0024】次に図5を参照にして動作について説明す
る。可変減衰器19の減衰率を最大から徐々に減少さ
せ、背景光検出器24の出力を受光素子11の出力飽和
レベルと比較器25で比較し、背景光検出器24の出力
が受光素子11の飽和レベルより大きくなった場合は可
変減衰器19の減衰量を増加させ、受光素子11が飽和
しない程度まで減衰量を調整する。この状態で、レーザ
送信器1は目標3に向けパルスレーザ2を送信すると同
時に送信信号12をカウンタ13に送る。反射光4は受
信回路10の受光素子11により光電変換される。受光
素子11は背景光で飽和していないので反射光は確実に
光電変換され、検出が可能となる。受信回路10は受光
素子11の出力変動が事前に設定したしきい値を越えた
時点で受信信号15をカウンタ13に送る。カウンタ1
3では、送信信号12を受けた送信時刻から、受信信号
15を受けた受信時刻までの時間差を計測し、演算回路
16で上記時間差と光速の乗算により目標までの往復距
離を求める。さらに、可変減衰器19の減衰率を最大に
し、測距時以外の不要光から受光素子11を保護する。
よって、目標3の周囲に背景光となる一定輝度の光源が
存在した場合でも測距が可能になる
【0025】実施例4.以下、この発明の実施例4につ
いて説明する。図6において1から7および9から1
6,19,20は図1と同一である。また、23はパル
スレーザ出力検出器、26は比較器である。図7はこの
発明のレーザ測距装置の可変減衰器の制御方法を示す流
れ図である。
【0026】次に図7を参照にして動作について説明す
る。可変減衰器19の減衰率を最小とし、受信光学系1
4の反射光4の透過率を最大とする。この状態で、レー
ザ送信器1は目標3に向けパルスレーザ2を送信すると
同時に送信信号12をカウンタ13に送る。また、パル
スレーザ2の出力をパルスレーザ出力検出器23で測定
し、比較器26でパルスレーザ出力と事前に設定してお
いた通常の出力である基準出力との比をとり、比が1以
上のときはその比の逆数の減衰率をとるように可変減衰
器制御器20により可変減衰器19を制御する。すなわ
ち、パルスレーザ2が基準出力に比べ大きければその度
合に応じて受光素子入射光量を制限する。これにより、
パルスレーザ2の出力変動による受光素子11の損傷を
なくせる。反射光4は受信回路10の受光素子11によ
り光電変換され、受信回路10は受光素子11の出力変
動が事前に設定したしきい値を越えた時点で受信信号1
5をカウンタ13に送る。カウンタ13では、送信信号
12を受けた送信時刻から、受信信号15を受けた受信
時刻までの時間差を計測し、演算回路16で上記時間差
と光速の乗算により目標までの往復距離を求める。さら
に、可変減衰器19の減衰率を最大にし、測距時以外の
不要光から受光素子を保護する。よって、この方法によ
ればパルスレーザ2の出力が安定しない場合、例えば、
レーザの励起源としてフラッシュランプの放電を用いて
いる場合などで、高ピークのパルスレーザ2が送信され
たときに受光素子が損傷するということが解消できる。
【0027】実施例5.以下、この発明の実施例5につ
いて説明する。図8はこの発明のレーザ測距装置の可変
減衰器の制御方法の一例を示す流れ図である。この発明
は実施例1で説明した図1のレーザ測距装置を用い、目
標が近距離にある時の高いピークをもつ反射光に対して
受光素子の損傷を回避することができる。
【0028】次に図8を参照して動作について説明す
る。可変減衰器19の減衰率を最小とし、受信光学系1
4の反射光4の透過率を最大とする。この状態で、レー
ザ送信器1は目標3に向けパルスレーザ2を送信すると
同時に送信信号12をカウンタに送る。レーザ測距装置
のパルスレーザ2は通常、遠距離の目標に対して測距を
可能にし、さらに、目標3にパルスレーザ2を指向性良
く正確に送信することにより誤った目標を測距しないた
め、1ミリラジアン程度の非常に狭い広がり角で送信さ
れる。そのため、送信したパルスレーザ2の全てが目標
3に到達し、反射されるとみなせる近距離の目標に対し
ては、受信光学系14の対物レンズ5に入射すると予想
される反射光量は目標からの距離の2乗すなわち送信時
刻からの経過時間の半値の2乗に反比例する。逆に送信
時刻からの経過時間tに対して減衰率Lを次式のように
設定すれば、近距離目標からの反射光量が一定になり、
受光素子11が損傷する危険を低減できる。
【0029】
【数2】
【0030】反射光4は受信回路10の受光素子11に
より光電変換される。受信回路は受光素子の出力変動が
事前に設定したしきい値を越えた時点で受信信号15を
カウンタ13に送る。カウンタでは、送信信号を受けた
送信時刻から、受信信号を受けた受信時刻までの時間差
を計測し、演算回路16で上記時間差と光速の乗算によ
り目標までの往復距離を求める。次に、可変減衰器19
の減衰率を最大にし、測距時以外の不要光から受光素子
11を保護する。
【0031】
【発明の効果】以上のようにこの発明の実施例1によれ
ば、受信光学系の光路中に可変減衰器を備え、可変減衰
器の減衰率を制御できるようにしたので機械的駆動部が
不要となり、消費電力を低くかつ、信頼性を高めること
ができる効果がある。
【0032】以上のようにこの発明の実施例2によれ
ば、反射光を検出すると同時に受信光学系光路内に備え
た可変減衰器の減衰率を増加させるようにしたため、高
いピークをもつ反射光に対して受光素子の損傷を最小限
にできる効果がある。
【0033】以上のようにこの発明の実施例3によれ
ば、背景光検出器により背景光量を検出し、背景光量が
受光素子飽和レベルに対し小さくなるように可変減衰器
の減衰率を増加させるようにしたため、背景光の大小に
よらず、反射光の検出が可能となる効果がある。
【0034】以上のようにこの発明の実施例4によれ
ば、レーザ送信器出力が基準出力に比較して大きいと
き、受信光学系光路内に備えた可変減衰器の減衰率を増
加させるようにしたため、パルスレーザが大きい場合も
受光素子の損傷をなくすことができる効果がある。
【0035】以上のようにこの発明の実施例5によれ
ば、受信光学系光路内に備えた可変減衰器の減衰率を送
信時刻からの時間経過に応じて低下させるようにしたた
め、目標が近距離にある時の高いピークをもつ反射光に
対して受光素子の損傷を回避することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のレーザ測距装置の実施例1を示す
構成図である。
【図2】 この発明の可変減衰器および可変減衰器制御
器の構成例を示す図である。
【図3】 この発明のレーザ測距装置の実施例2におけ
る可変減衰器の制御方法を示す流れ図である。
【図4】 この発明のレーザ測距装置の実施例3を示す
構成図である。
【図5】 この発明のレーザ測距装置の実施例3におけ
る可変減衰器の制御方法を示す流れ図である。
【図6】 この発明のレーザ測距装置の実施例4を示す
構成図である。
【図7】 この発明のレーザ測距装置の実施例4におけ
る可変減衰器の制御方法を示す流れ図である。
【図8】 この発明のレーザ測距装置の実施例5におけ
る可変減衰器の制御方法を示す流れ図である。
【図9】 従来のレーザ測距装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 レーザ送信器、2 パルスレーザ、3 目標、4
反射光、5 対物レンズ、6 コリメートレンズ、7
狭帯域フィルタ、8 シャッタ、9 集光レンズ、10
受信回路、11 受光素子、12 送信信号、13
カウンタ、14受信光学系、15 受信信号、16 演
算回路、17 レーザ受信器、18制御器、19 可変
減衰器、20 可変減衰器制御器、21 偏光板、22
ポッケルスセル、23 パルスレーザ出力検出器、2
4 背景光検出器、25 比較器、26 比較器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標に向けパルスレーザを送信するレー
    ザ送信器と、目標からの反射光を集光する受信光学系及
    び上記受信光学系を通過した反射光を受光素子により光
    電気変換して検出する受信回路からなるレーザ受信器と
    を具備し、送信時刻と受信時刻の時間差から目標までの
    距離を求めるレーザ測距装置において、上記受信光学系
    の光路上に配置した可変減衰器と、この可変減衰器の減
    衰量を制御する可変減衰器制御器とを備えたことを特徴
    とするレーザ測距装置。
  2. 【請求項2】 上記可変減衰器の減衰率の制御を上記レ
    ーザ受信器が目標からの反射光を受信した時に行うよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のレーザ測距装
    置。
  3. 【請求項3】 上記パルスレーザ送信前の目標周辺から
    の背景光量を検出する背景光検出器と、検出した背景光
    量をあらかじめ設定した上記受光素子の飽和光量と比較
    する比較器とを備え、背景光量が受光素子の飽和光量よ
    り小さくなるように上記可変減衰器制御器により上記可
    変減衰器の減衰率を増加させることを特徴とする請求項
    1記載のレーザ測距装置。
  4. 【請求項4】 上記パルスレーザの出力を検出するパル
    スレーザ出力検出器と、レーザ出力をあらかじめ設定し
    た基準出力と比較する比較器とを備え、上記パルスレー
    ザの出力が基準出力より小さくなるよう上記可変減衰器
    制御器により上記可変減衰器の減衰率を増加させること
    を特徴とする請求項1記載のレーザ測距装置。
  5. 【請求項5】 上記可変減衰器制御器により上記可変減
    衰器の減衰率を上記パルスレーザの送信時刻からの時間
    経過とともにあらかじめ設定した値から減少させること
    を特徴とする請求項1記載のレーザ測距装置。
JP25695894A 1994-10-21 1994-10-21 レーザ測距装置 Pending JPH08122435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25695894A JPH08122435A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 レーザ測距装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25695894A JPH08122435A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 レーザ測距装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08122435A true JPH08122435A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17299737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25695894A Pending JPH08122435A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 レーザ測距装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08122435A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009507235A (ja) * 2005-09-05 2009-02-19 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気光学的測定装置
US7649453B2 (en) 2005-12-19 2010-01-19 Funai Electric Co., Ltd. Remote control device
JP2017032391A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社デンソー 距離測定装置
CN106461780A (zh) * 2014-05-28 2017-02-22 特林布尔有限公司 补偿的距离测量的方法和装置
EP3239734A1 (de) * 2016-04-22 2017-11-01 Hexagon Technology Center GmbH Dynamikerweiterung einer distanzmessvorrichtung mit einem variablen optischen abschwächelement im sendekanal
JP2020153706A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 株式会社東芝 電子装置および方法
JPWO2019058678A1 (ja) * 2017-09-25 2020-10-22 日本電産株式会社 距離測定装置及びそれを備えた移動体
WO2021216121A1 (en) * 2020-04-20 2021-10-28 Raytheon Company Optical system that detects and blocks backscatter

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009507235A (ja) * 2005-09-05 2009-02-19 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気光学的測定装置
US7649453B2 (en) 2005-12-19 2010-01-19 Funai Electric Co., Ltd. Remote control device
CN106461780A (zh) * 2014-05-28 2017-02-22 特林布尔有限公司 补偿的距离测量的方法和装置
US10281578B2 (en) 2014-05-28 2019-05-07 Trimble Ab Compensated distance measurement methods and apparatus
JP2017032391A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社デンソー 距離測定装置
EP3239734A1 (de) * 2016-04-22 2017-11-01 Hexagon Technology Center GmbH Dynamikerweiterung einer distanzmessvorrichtung mit einem variablen optischen abschwächelement im sendekanal
US10921449B2 (en) 2016-04-22 2021-02-16 Hexagon Technology Genter Gmbh Dynamic expansion of a distance measuring device having a variable optical attenuation element in the transmitting channel
JPWO2019058678A1 (ja) * 2017-09-25 2020-10-22 日本電産株式会社 距離測定装置及びそれを備えた移動体
JP2020153706A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 株式会社東芝 電子装置および方法
WO2021216121A1 (en) * 2020-04-20 2021-10-28 Raytheon Company Optical system that detects and blocks backscatter
US11754680B2 (en) 2020-04-20 2023-09-12 Raytheon Company Optical system that detects and blocks backscatter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120261547A1 (en) Photon Detector with a Paralyzable Photon-Sensitive Element, in particular SPAD, and Distance Measuring Device Comprising said type of Photon Detector
CA2571515C (en) Distributed optical fiber sensor
US6233373B1 (en) Optical spectrometer with improved geometry and data processing for monitoring fiber optic bragg gratings
US7521664B2 (en) Laser direction detection
EP0957375A2 (en) Lightwave distance measuring apparatus and method
JPH08122435A (ja) レーザ測距装置
JP5936550B2 (ja) レーザーの試験をすることに光学的なアイソレーターを使用するためのシステム及び方法
DE10155830A1 (de) Strahlungsempfänger mit aktivem optischen Schutzsystem
CN206114895U (zh) 一种激光雷达光学接收装置
EP1591762B1 (en) System and method for measuring and controlling an energy of an ultra-short pulse of a laser beam
US5661737A (en) Multi-wavelength laser beam detector with refractive element
CN109634026A (zh) 一种高速光学快门的实现方法
US6624889B1 (en) Cascaded filter employing an AOTF and narrowband birefringent filters
CN106644084B (zh) 一种针对偏振光束与磁光材料作用下偏振态时间分辨谱的检测系统
EP0981191A2 (en) Phase conjugated master oscillator-power amplifier breakdown control
JPH08146066A (ja) 電気信号測定方法および装置
CN103698585B (zh) 多量程式光学电流传感器
JP2610211B2 (ja) 過大光遮断装置
US7289738B1 (en) Quantum optical communications system
US7525657B2 (en) System and method for active optical target detection with polarized receiver
CN216717777U (zh) 光束属性的检测设备
CN110132432A (zh) 用于超短脉冲的高动态范围信噪比测量装置
JP3411415B2 (ja) 光パワーモニター方法
US7428095B1 (en) Optical power limiter for a diode
EP4279940A1 (en) Detection device, system and method for determination of incidence angle of an optical beam