JPH08122420A - 太陽電池検出装置および太陽電池システムならびに携帯電話通信方法 - Google Patents

太陽電池検出装置および太陽電池システムならびに携帯電話通信方法

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JPH08122420A
JPH08122420A JP6253572A JP25357294A JPH08122420A JP H08122420 A JPH08122420 A JP H08122420A JP 6253572 A JP6253572 A JP 6253572A JP 25357294 A JP25357294 A JP 25357294A JP H08122420 A JPH08122420 A JP H08122420A
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JP
Japan
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solar cell
sensor
state
temperature sensor
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Application number
JP6253572A
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English (en)
Inventor
Takaaki Yamada
隆章 山田
Seiji Oka
誠治 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP6253572A priority Critical patent/JPH08122420A/ja
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】太陽電池の状態例えば影のかかり状態を早期に
検出して適切な処置を講じれるようにする。 【構成】電流センサ14で太陽電池12の出力を検出し
また温度センサ16で周囲の温度を検出し、判定部18
ではこれら前記両センサ14,16それぞれの出力変化
の組み合わせに基づいて太陽電池12の状態例えばそれ
に対する影のかかり状態を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池に影がかかっ
ているとか太陽電池の表面の保護ガラス面の汚染変質あ
るいはその劣化破損など、太陽の所定の状態を検出する
ための太陽電池検出装置、およびこれを用いた太陽電池
システムならびに携帯電話通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池パネルは複数の太陽電池を直列
に接続した構造であるから、一部の太陽電池に影がかか
ったとか保護ガラス面が汚染とか変質、その劣化破損な
どて発電電流が大幅に低下してしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】太陽電池パネルを利用
して例えばバッテリを充電しておく必要があるのに上記
太陽電池が所定の状態例えばこれに落葉とか樹木などの
影がかかってしまってその発電電流が低下してバッテリ
に充電されていない場合がある。そのため、そのパネル
に影がかかっているかどうかを監視しておくことが必要
となるが、太陽電池パネルが屋外の高い場所といった監
視が必ずしも容易ではない場所に設置されてある場合で
は作業者は太陽電池に影がかかっているかどうかを知る
ことは困難である。
【0004】本発明は、太陽電池に影がかかっているか
といった何等かの状態を判定し、この判定からそのこと
を容易に検知できるようにした太陽電池検出装置および
これを用いた太陽電池システムならびに携帯電話通信方
法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1に係る太陽電池検出装置に
おいては、太陽電池の出力を検出する出力センサと、周
囲の温度を検出する温度センサと、前記両センサそれぞ
れの出力変化の組み合わせに基づいて前記太陽電池の状
態を判定する判定部とを備えたことを特徴としている。
【0006】本発明の請求項2に係る太陽電池検出装置
においては、前記出力センサが前記太陽電池の発電電流
を検出するホール素子あるいはシャント抵抗等の電流セ
ンサであることを特徴としている。
【0007】本発明の請求項3に係る太陽電池検出装置
においては前記判定部は前記出力センサ出力の位相を遅
延させる遅延器を備え、前記遅延器によって前記温度セ
ンサの出力変化に対する前記出力センサの出力変化の位
相遅れを補正することを特徴としている。
【0008】本発明の請求項4に係る太陽電池検出装置
においては、前記判定部は前記両センサそれぞれの出力
を微分する微分器を備え、この微分器出力を前記太陽電
池の状態の判定のための前記出力変化とすることを特徴
としている。
【0009】本発明の請求項5に係る太陽電池検出装置
においては、前記判定部は前記温度センサの出力が周囲
温度が平衡状態または上昇状態にあることを示している
ときに前記出力センサが前記太陽電池への日射量が所定
値から減少方向にあることを示す出力変化を与えるとき
には、前記太陽電池が所定の状態にあると判定すること
を特徴としている。
【0010】本発明の請求項6に係る太陽電池検出装置
においては前記判定部は前記温度センサの出力が周囲温
度が低い状態から高い状態に変化したことを示したとき
に前記出力センサが前記太陽電池への日射量に変化がな
いことを示す出力変化を与えるときには、前記太陽電池
が所定の状態にあると判定することを特徴としている。
【0011】本発明の請求項7に係る太陽電池検出装置
においては前記判定部はその判定出力をラッチするラッ
チ回路を備え、該判定部は前記出力センサの出力が前記
太陽電池が配置された場所の天候が晴天のときに比較し
て所定値より高いことを示すときに前記ラッチ回路にラ
ッチされている太陽電池の状態に関する判定出力をリセ
ットすることを特徴としている。
【0012】本発明の請求項8に係る太陽電池検出装置
においては太陽電池の出力を検出する出力センサと、周
囲の温度を検出する温度センサと、前記両センサそれぞ
れの出力変化の組み合わせに基づいて前記太陽電池の状
態を判定する判定部とを備え、前記判定部は、前記出力
センサの出力の前記温度センサの出力に対する位相遅れ
を補正する遅延器と、前記遅延器を介して得られる前記
出力センサの出力と前記温度センサの出力とを減算する
減算器と、前記減算器の出力を所定のしきい値と比較す
る比較器とを備えたことを特徴としている。
【0013】本発明の請求項9に係る太陽電池検出装置
においては請求項8の前記出力センサがホール素子ある
いはシャント抵抗等の電流センサであることを特徴とし
ている。
【0014】本発明の請求項10に係る太陽電池システ
ムにおいては太陽電池を備えたパネルと、前記太陽電池
の出力で充電されるバッテリと、前記請求項1ないし9
のうちのいずれかに記載の装置とを備えたことを特徴と
している。
【0015】本発明の請求項11に係る太陽電池システ
ムにおいては請求項10のシステムの出力センサがホー
ル素子あるいはシャント抵抗等の電流センサであること
を特徴としている。
【0016】本発明の請求項12に係る携帯電話通信方
法においては太陽電池と、これによって充電されるバッ
テリと、前記請求項1ないし9のうちのいずれかに記載
の装置と、前記バッテリで駆動される無線機とを少なく
とも備えたもので携帯電話用の基地局を構成し、前記基
地局は前記無線機を用いて携帯電話機側と交信すること
を特徴としている。
【0017】
【作用】本発明の請求項1に係る太陽電池検出装置によ
れば、出力センサで太陽電池の出力を検出しまた温度セ
ンサで周囲の温度を検出する。この検出においては例え
ば晴天時に太陽電池の状態が例えばそれに影がかかれば
影がかかっていない状態に比べてその出力が小さくなる
方向に変化する。また太陽電池に影がかかっていること
とは無関係に温度センサの出力は晴天であれば周囲温度
が高いことを示している。したがって、判定部はこれら
前記両センサそれぞれの出力変化の組み合わせに基づい
て前記太陽電池の状態例えばそれに対する影のかかり状
態を判定することができることになる。
【0018】また、本発明の請求項2に係る太陽電池検
出装置によれば、出力センサがホール素子あるいはシャ
ント抵抗等の電流センサで構成されているから、太陽電
池の状態例えばそれに影がかかっている状態の判定にお
いては太陽電池の出力の変化を正確に検出することがで
きる。
【0019】また、本発明の請求項3に係る太陽電池検
出装置によれば、前記判定部が前記出力センサの出力の
位相を遅延させる遅延器を備え、前記遅延器によって前
記温度センサの出力変化に対する前記出力センサの出力
変化の位相遅れを補正するようにしたから、太陽電池の
周囲温度の変化が通常太陽電池の出力の変化よりも遅延
してもその遅延を考慮し、太陽電池の状態例えばそれに
影がかかっているかどうかの判定をより正確に行うこと
ができる。
【0020】また、本発明の請求項4に係る太陽電池検
出装置によれば、前記判定部に前記両センサそれぞれの
出力を微分する微分器を備え、この微分器出力を前記影
のかかり状態の判定のための前記出力変化としたから、
太陽電池の出力の変化およびその周囲の温度変化が緩慢
であっても、出力センサおよび温度センサそれぞれの出
力変化は微分器によって検出処理が容易かつ正確にする
ことができるものとなり、これにより太陽電池の状態例
えばそれへの影のかかり状態の検出が容易となる結果、
太陽電池の状態例えばそれへの影のかかり状態の正確な
判定ができる。
【0021】また、本発明の請求項5に係る太陽電池検
出装置によれば、前記判定部が前記温度センサの出力が
周囲温度が高い状態にあることを示しているときに前記
出力センサが前記太陽電池への日射量が所定値から減少
方向にあることを示す出力変化を与えるときには、前記
太陽電池の状態を判定するようにしたから、例えば太陽
電池の状態が晴天時に太陽電池に影がかかった場合にそ
のことを容易かつ確実に判定できるものとなる。
【0022】また、本発明の請求項6に係る太陽電池検
出装置によれば、前記判定部が前記温度センサの出力が
周囲温度が低い状態から高い状態に変化したことを示し
たときに前記出力センサが前記太陽電池への日射量に変
化がないことを示す出力変化を与えるときには、前記太
陽電池の状態例えばそれに影がかかっていると判定する
ようにしたから、晴天時以外の曇天時で出力センサの出
力そのものが太陽電池に影がかかった状態とそうでない
状態とでその出力変化が検出レベル程度にみられなくて
も、その出力センサの出力と共に温度センサが曇天時か
ら晴天時になって出力変化することを用いてその判定が
できる。
【0023】また、本発明の請求項7に係る太陽電池検
出装置によれば、前記判定部はその判定出力をラッチす
るラッチ回路を備え、該判定部は前記出力センサの出力
が前記太陽電池が配置された場所の天候が晴天のときに
比較して所定値より低いことを示すときに前記ラッチ回
路にラッチされている影のかかり状態の判定出力をリセ
ットするようにしたから、太陽電池の状態としてそれに
影がなくなってラッチ回路に判定部の判定出力をラッチ
しておく必要がなく、しかもラッチしておいたのでは誤
検出につながったり、次の太陽電池の状態例えばそれに
対する影のかかり状態の判定ができないというような不
具合がなくなって使い勝手が便利なものとなる。
【0024】本発明の請求項8に係る太陽電池検出装置
においては太陽電池の出力を検出する出力センサと、周
囲の温度を検出する温度センサと、前記両センサそれぞ
れの出力変化の組み合わせに基づいて前記太陽電池の状
態例えばそれに対する影のかかり状態を判定する判定部
とを備え、前記判定部は、前記出力センサの出力の前記
温度センサの出力に対する位相遅れを補正する遅延器
と、前記遅延器を介して得られる前記出力センサの出力
と前記温度センサの出力とを減算する減算器と、前記減
算器の出力を所定のしきい値と比較する比較器とを備え
たことから、極めて簡易な構成のもので容易かつ正確に
太陽電池の状態例えばそれへの影のかかり状態を検出判
定できる。
【0025】本発明の請求項9に係る太陽電池検出装置
においては請求項8の出力センサがホール素子あるいは
シャント抵抗等の電流センサで構成されているので正確
に太陽電池出力の検出ができる。
【0026】本発明の請求項10に係る太陽電池システ
ムにおいては、太陽電池を備えたパネルと、前記太陽電
池の出力で充電されるバッテリと、前記請求項1ないし
9のうちのいずれかに記載の装置とを備えたから、太陽
電池の出力でバッテリに充電しておく場合には、太陽電
池の状態例えばそれに影がかかっていて太陽電池からの
出力でバッテリが充電されていなかったという不具合な
状態を確実に回避できるものとなる。
【0027】本発明の請求項11に係る太陽電池システ
ムにおいては請求項10の出力センサがホール素子ある
いはシャント抵抗等の電流センサで構成されているので
正確に太陽電池出力の検出ができる。
【0028】本発明の請求項12に係る携帯電話通信方
法においては太陽電池と、これによって充電されるバッ
テリと、前記請求項1ないし9のうちのいずれかに記載
の装置と、前記バッテリで駆動される無線機とを少なく
とも備えたもので携帯電話用の基地局を構成し、前記基
地局は前記無線機を用いて携帯電話機側と交信すること
から、バッテリには太陽電池から充電されている状態を
確保できるので基地局は携帯電話との間で常にその交信
をとることができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
【0030】図1を参照して本発明の実施例に係る太陽
電池検出装置およびこれが適用される太陽電池システム
ならびに携帯電話通信方法を説明する。このシステム1
は例えばゴルフ場などの適宜の場所に設置された長いポ
ール2の上端に多数の太陽電池が直列に接続されてなる
パネル4が支持されている。このポール2にはボックス
6が取り付けられており、このボックス6内には太陽電
池で充電されるバッテリと、このバッテリで駆動される
無線機と、本発明の実施例の太陽電池検出装置とが収納
され、これによっ携帯電話の基地局を構成している。な
お、このボックス6には後述の表示器20と警報器22
とが配備されている。また、この基地局は例えばゴルフ
コース内のキャディあるいはプレーヤが携帯するアンテ
ナ5付きの携帯電話7の基地局として利用される。な
お、この太陽電池システムの利用形態は上述に限定され
るものではない。また、太陽電池の負荷は上述のバッテ
リに限定されるものではない。
【0031】図2を参照して検出装置について説明する
と、この検出装置8は、図1のパネル4に装備されボッ
クス6内のバッテリ10を充電するための太陽電池12
の発電電流を検出する出力センサとしての電流センサ1
4と、太陽電池12が設置された周囲の温度を検出する
温度センサ16と、両センサ14,16の出力変化を用
いて太陽電池12が所定の状態例えばこれに樹木とか落
葉等の影がかかっているかどうかを判定するための判定
部18と、この判定部18の判定動作の結果を表示する
表示器20と、判定部18の判定結果で太陽電池12が
所定の状態例えばこれに影がかかっているとの判定結果
が与えられるときは警報動作する警報器22と、バッテ
リ10で駆動される無線機13とを備えている。この無
線機13は基地局として図1の携帯電話7との間で無線
交信するように動作する。ここで、電流センサ14の例
としてはホール素子あるいはシャント抵抗等がある。温
度センサ16としては熱電対、サーミスタ、あるいは白
金抵抗がある。サーミスタは安価であるので特に有用で
ある。
【0032】なお、この実施例では判定部18の判定動
作を行ううえでの電流センサ14の出力データには太陽
電池12に影がかかっているときに与えられるそのセン
サ14からの電流低下による判定の他に、太陽電池の保
護ガラス面の汚染、変質、また太陽電池の劣化、破損、
さらにその配線の断線などによる電流低下がある。した
がって、実施例では説明の便宜上、太陽電池に影がかか
っているかどうかの判定であるが、これらは前記を含め
て請求項では所定の状態と記載されている。
【0033】上記検出装置8によれば電流センサ14で
太陽電池12の発電電流を検出しまた温度センサ16で
周囲の温度を検出する。この検出においては例えば晴天
時に太陽電池12に影がかかれば影がかかっていない状
態に比べてその電流センサ14の出力が小さくなる方向
に変化する。また太陽電池12に影がかかっていること
とは無関係に温度センサ16の出力は晴天であれば周囲
温度が高いことを示している。したがって、判定部18
はこれら前記両センサ14,16それぞれの出力変化の
組み合わせに基づいて太陽電池12に対する影のかかり
状態を判定することができることになる。
【0034】図3を参照してこの判定部18の詳しい構
成を説明する。ただし太陽電池の所定の状態の判定をす
るために太陽電池に影がかかっているかどうかの判定を
行うものについて説明する。この判定部18は、電流セ
ンサ14の出力を一次遅延する一次遅延器24と、一次
遅延器24で遅延された電流センサ14出力を微分する
第1微分器26と、第1微分器26出力をしきい値L1
で比較する第1比較器28と、第1微分器26出力をし
きい値L2で比較する第2比較器30と、温度センサ1
6の出力を微分する第2微分器32と、第2微分器32
出力をしきい値L3で比較する第3比較器34と、第2
微分器32出力をしきい値L4で比較する第4比較器3
6と、第1比較器28出力と第3比較器34出力との論
理積をとる第1アンド回路38と、第2比較器30出力
と第4比較器36出力との論理積をとる第2アンド回路
40と、両アンド回路38,40の論理和をとるオア回
路42と、オア回路42出力をラッチするラッチ回路4
4と、電流センサ14出力をしきい値L5で比較してラ
ッチ回路44をリセットする第5比較器46とを具備し
ている。
【0035】以下、図4を参照して判定部18の動作を
説明する。なお、図4の(b)〜(m)はそれぞれ図3
中の(b)〜(m)と対応している。
【0036】図4(a)を参照するように太陽電池12
が設置されている場所の天候状態は一例として晴天→曇
天→晴天と変化していく。勿論、この天候は一例であ
り、また晴天とは例えば太陽電池12に日射があり太陽
電池12に影がかかっているときには電流センサ14に
出力変化がある天候のことであり、曇天とは例えば太陽
電池12に日射がない天候のことであり、太陽電池12
に影がかかっていてもいなくても電流センサ14に出力
変化がない天候のことである。天候状態および影がかか
っているかどうかに応じた太陽電池12の出力状態は電
流センサ14で検出される。同図(b)の電流センサ1
4の出力特性から明らかなように、太陽電池設置場所の
天候が晴天の場合では、太陽電池12は太陽からの日射
によって発電電流が増大しているものの太陽電池12に
影がかかっていると晴天であっても発電電流が減少して
太陽電池12に影がかかっていることになり、また、曇
天の場合では発電電流は増大しないから、曇天のままで
は電流センサ14の出力からは太陽電池12に影がかか
っているかどうかは明らかでないが、曇天から晴天に変
わると電流センサ14の出力が増大に変化するべきであ
るのに太陽電池12に影がかかっていると電流センサ1
4の出力は増大に変化しないから、このことから太陽電
池12に影がかかっていることが判明する。なお、この
ことから電流センサ14単独でも太陽電池12に影がか
かっているかどうかの判定が可能であるように考えられ
るが、同図(b)の電流センサ14波形からは曇天から
晴天に天候が変化しかつ太陽電池12に影がかかってい
るかどうかの判定のための出力処理ができない。そのた
め、本実施例では後述のように電流センサ14出力変化
と温度センサ16出力変化との組み合わせを利用してい
る。この電流センサ14は一次遅延器24で同図(c)
に示すように遅延される。一次遅延器24は、太陽電池
12の発電電流の変化に比べて太陽電池周囲の温度の変
化が遅いので同図(b)の電流センサ14出力が同図
(g)の温度センサ16出力と位相が一致するように遅
延する。一次遅延器24で遅延された電流センサ14出
力は第1微分器26で微分される。第1微分器26は同
図(d)で示すように一次遅延器24で遅延された電流
センサ14出力を微分する。この微分は電流センサ14
の出力波形の鈍りを波形処理に都合のよいようにするた
めである。第1微分器26の出力について説明すると、
立ち上がり微分出力d1は晴天になって太陽電池12に
日射が入ったこと、立ち下がり微分出力d2は晴天であ
るが太陽電池12に影がかかった状態になったこと、立
ち上がり微分出力d3は晴天で太陽電池12に影がかか
っている状態から影がかかっていない状態になったこ
と、立ち下がり微分出力d4は晴天から曇天になったこ
とが、それぞれ、示されている。
【0037】一次遅延器24で遅延されさらに第1微分
器26で微分された同図(d)の電流センサ14出力は
第1比較器28でしきい値L1と比較される。第1比較
器28は反転入力部に与えられているしきい値L1を、
非反転入力部に与えられる第1微分器26出力と比較
し、その比較結果を同図(e)で示すように出力する。
この第1比較器28からの比較出力は第1アンド回路3
8の一方の入力部に与えられる。同図(e)で示される
第1比較器28の出力e1,e2は第1微分器26の出
力d1,d3に対応している。
【0038】また、一次遅延器24で遅延されさらに第
1微分器26で微分された同図(d)の電流センサ14
出力は同図(f)で示すように第2比較器30で比較さ
れる。第2比較器30は非反転入力部に与えられている
しきい値L2を反転入力部に与えられる第1微分器26
出力と比較し、その比較結果を同図(f)で示すように
出力する。この第2比較器30からの比較出力は第2ア
ンド回路40の一方の入力部に与えられる。同図(f)
で示される第2比較器30の出力f1,f2はそれぞれ
第1微分器26の出力d2,d4に対応している。
【0039】一方、温度センサ16は太陽電池12周囲
の温度を検出する。同図(g)は温度センサ16の出力
波形を示している。同図(g)から明らかなように温度
センサ16は晴天→曇天→晴天に応じた天候の変化に従
った出力変化を呈する。この温度センサ16の出力変化
は電流センサ14の出力変化よりも遅いが、電流センサ
14出力が一次遅延器24で遅延されるので、この温度
センサ16出力は電流センサ14出力と位相的に一致し
ている。
【0040】そして、温度センサ16出力は上記第1微
分器26で電流センサ14出力が微分されたのと同様の
理由で第2微分器32で微分される。同図(h)は第2
微分器32の出力波形を示している。第2微分器32の
出力について説明すると、第2微分器32の出力h1は
太陽電池12の設置場所の天候が晴天になったこと、出
力h2はその天候が晴天から曇天になったこと、出力h
3はその天候が曇天から晴天になったことがそれぞれ示
されている。
【0041】第2微分器32で微分された温度センサ1
6出力は第3比較器34で比較される。同図(i)は第
3比較器34の出力波形を示している。第3比較器34
は反転入力部に与えられているしきい値L3を非反転入
力部に与えられる第2微分器32出力と比較し、その比
較結果を同図(i)で示すように出力する。第3比較器
34出力からは、太陽電池12の設置場所の天候が晴天
になったことが示される。第3比較器34出力は第1ア
ンド回路38の他方の入力部に与えられる。第3比較器
34の出力i1,i2はそれぞれ第2微分器32の出力
h1,h3に対応している。
【0042】また、第2微分器32で微分された温度セ
ンサ16出力は第4比較器36でも比較される。同図
(j)は第4比較器36の出力波形を示している。第4
比較器36は非反転入力部に与えられているしきい値L
4を反転入力部に与えられる第2微分器32出力と比較
し、その比較結果を同図(j)で示すように出力する。
第4比較器36出力からは太陽電池12の設置場所の天
候が曇天になったことが示される。第4比較器36出力
は第2アンド回路40の他方の入力部に与えられる。第
4比較器36の出力j1は第2微分器32の出力h2に
対応している。
【0043】こうして、第1および第3比較器28,3
4出力は第1アンド回路38に、第2および第4比較器
30,36出力は第2アンド回路40にそれぞれ入力さ
れる。同図(k)のk1は第1アンド回路38の出力、
同図(l)のl1は第2アンド回路40の出力をそれぞ
れ示している。これらアンド回路38,40は、それぞ
れの両入力部に与えられた比較器どうしの論理積をとっ
て出力する。ここで、まず、第1アンド回路38の出力
k1について説明すると、第1アンド回路38の各入力
部には第1比較器28からはローレベルの出力e1,e
2が、第3比較器34からはハイレベルの出力i1,i
2がそれぞれ与えられる。第1アンド回路38の両入力
部への入力が共に同時にハイレベルになるタイミング
は、第3比較器34からのハイレベルの出力i2が与え
られたときのみである。このタイミングは、太陽電池設
置場所の天候が曇天→晴天になり、曇天状態のときに太
陽電池に影がかかっており、これが晴天になっても継続
されている結果、電流センサ14のみでは太陽電池12
に影がかかっているために曇天から晴天になったのにそ
の出力が増大しない。しかし、晴天になった場合には周
囲の温度が上昇するから、このことに対応して同図
(i)で示される温度センサ16の出力がi2で示すよ
うに増大し、これに対応した第1アンド回路38の出力
k1に基づいて太陽電池12に影がかかっていると判定
できる。次に、第2アンド回路40の出力l1について
説明すると、第2アンド回路40の両入力部には第2比
較器30の出力f1,f2と第4比較器36の出力j1
とがそれぞれ与えられる。そして、第2アンド回路40
の両入力部への入力が共に同時にハイレベルになるタイ
ミングは、第2比較器30の出力f1が第2アンド回路
40に与えられるときのみである。このタイミングは、
太陽電池設置場所の天候が晴天であって温度センサ16
の出力もこの晴天に対応しかつ、電流センサ14の出力
状態が減少して太陽電池12に影がかかっていることを
示すタイミングである。
【0044】こうして、両アンド回路38,40それぞ
れの出力は太陽電池12に影がかかっている状態を示し
ており、この出力はオア回路42に与えられる。同図
(m)はオア回路42の出力m1,m2を示している。
m1は第1アンド回路38の出力l1、m2は第2アン
ド回路40の出力k1にそれぞれ対応している。m1,
m2は太陽電池12に影がかかっているという判定部1
8の判定結果を示している。さらに同図(m)で示され
るオア回路42の出力はラッチ回路44に与えられて、
ここでラッチされる。
【0045】それぞれの判定結果はこのようにラッチ回
路44でラッチされて表示器20と警報器22とに与え
られる。表示器20は判定部18の判定結果を表示する
とともに、太陽電池12に影がかかっているとの判定で
あれば警報器22が警報動作をする。また、第5比較器
46は反転入力部に与えられるしきい値L5(晴天時の
電流センサ14の半分の値に設定されている)を電流セ
ンサ14出力と比較し、その比較の結果、電流センサ1
4の出力が晴天時の半分であれば、ラッチ回路44をリ
セットする比較出力を出力する。
【0046】図5は本発明の実施例2に係る太陽電池検
出装置の回路図である。同図を参照してこの検出装置
8’は電流センサ14および温度センサ16と、判定部
18’とを備え、この判定部18’は一次遅延器24と
減算器48とハイパスフィルタ50と比較器52とを具
備して構成されている。電流センサ14、温度センサ1
6、および一次遅延器24は前述した実施例1の検出装
置8に装備されたものと同様のものであるから、その詳
しい説明は省略する。この実施例2の検出装置8’につ
いて図6を参照して説明すると、同図(a)(b)
(c)はそれぞれ図4の(a)(b)(c)と対応して
いる。すなわち、太陽電池の設置場所の天候が晴天にな
ると、太陽電池の発電電流が増大するから同図(b)の
ように電流センサ14はこれに対応してその出力が増大
する。また、その晴天のときに太陽電池に影がかかる
と、電流センサ14出力はこれに対応して同じく同図
(b)のように減少する。また、天候が曇天になってこ
のときに太陽電池に影がかかり、その影がかかっている
状態が曇天から晴天になっても継続されるときは電流セ
ンサ14の出力は晴天であっても同図(b)に示すよう
に増大しない。また、温度センサ16はこの天候の変化
に応じて同図(d)に示すように出力が変化する。判定
部18’において、一次遅延器24は同図(b)の電流
センサ14の出力を同図(c)のように遅延する。減算
器48は一次遅延器24で遅延された同図(c)の電流
センサ14出力と同図(d)の温度センサ16出力とを
減算する。この減算による減算器48の出力波形が同図
(e)に示される。減算器48の出力e1,e2につい
て説明すると、出力e1は晴天時に太陽電池に影がかか
っており、これに対応した波形であり、出力e2は曇天
で太陽電池に影がかかっており、この影がかかっている
状態で晴天になったときに現れるものである。このよう
な減算器48出力e1,e2をハイパスフィルタ50を
通過させることで同図(f)で示すような波形のフィル
タ出力f1,f2,f3が得られる。このハイパスフィ
ルタ50はノイズを除去するためである。このフィルタ
出力f1,f2,f3は比較器52の非反転入力部に与
えられる。比較器52の反転入力部は接地されているの
で、フィルタ出力f1,f2,f3のうち、出力f1,
f3に対応した比較出力g1,g2が同図(g)のよう
に出力される。比較器52からの両出力のうち、判定部
18’は一方の出力g1を太陽電池の設置場所の天候が
晴天であるときに太陽電池に影がかかっているときとい
う判定結果として出力し、他方の出力g2をその天候が
曇天のときに太陽電池に影がかかっていたがこの影が晴
天になっても継続されているという判定結果として出力
する。
【0047】この実施例2の検出装置8’は実施例1の
それに比較して明らかなように構成が簡単で済み、それ
だけコストも安価なものとなる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に係る装
置によれば、出力センサで太陽電池の出力を検出しまた
温度センサで周囲の温度を検出し、判定部ではこれら前
記両センサそれぞれの出力変化の組み合わせに基づいて
前記太陽電池の状態を判定することができることにな
り、太陽電池の状態が例えば影がかかっているという状
態にあればこれを早期に検出して適切な処置を講じれる
ことになり、例えば太陽電池でバッテリを充電するよう
な場合ではそのバッテリが充電不足を来すというな事態
を効果的に回避することができる。
【0049】また、出力センサをホール素子あるいはシ
ャント抵抗等の電流センサで構成した場合では太陽電池
が所定の状態例えばこれに影がかかっている状態の判定
に必要な太陽電池の出力の変化を正確に検出することが
できる。
【0050】また、判定部が前記出力センサの出力の位
相を遅延させる遅延器を備え、前記遅延器によって前記
温度センサの出力変化に対する前記出力センサの出力変
化の位相遅れを補正するようにした場合では、太陽電池
の周囲温度の変化が通常太陽電池の出力の変化よりも遅
延してもその遅延を考慮し、太陽電池に影がかかってい
るかどうかといった所定の状態の判定をより正確に行う
ことができる。
【0051】また、前記判定部に前記両センサそれぞれ
の出力を微分する微分器を備え、この微分器出力を前記
太陽電池に対する所定の状態例えば影のかかり状態の判
定のための前記出力変化とした場合では、太陽電池の出
力の変化およびその周囲の温度変化が緩慢であっても、
出力センサおよび温度センサそれぞれの出力変化は微分
器によって検出処理が容易かつ正確にすることができる
ものとなり、これにより太陽電池影のかかっているとい
った所定の状態の検出が容易となる結果、太陽電池の所
定の状態例えば影のかかり状態の正確な判定ができる。
【0052】また、前記判定部が前記温度センサの出力
が周囲温度が高い状態にあることを示しているときに前
記出力センサが前記太陽電池への日射量が所定値から減
少方向にあることを示す出力変化を与えるときには、前
記太陽電池の状態が所定の状態例えばこれに影がかかっ
ていると判定するようにした場合では、晴天時に太陽電
池に影がかかった場合にそのことを容易かつ確実に判定
できるものとなる。
【0053】また、前記判定部が前記温度センサの出力
が周囲温度が低い状態から高い状態に変化したことを示
したときに前記出力センサが前記太陽電池への日射量に
変化がないことを示す出力変化を与えるときには、前記
太陽電池の状態が所定の状態例えばこれに影がかかって
いると判定するようにした場合では、晴天時以外の曇天
時で出力センサの出力そのものが太陽電池に影がかかっ
た状態とそうでない状態とでその出力変化が検出レベル
程度にみられなくても、その出力センサの出力と共に温
度センサが曇天時から晴天時になって出力変化すること
を用いてその判定ができる。
【0054】また、前記判定部はその判定出力をラッチ
するラッチ回路を備え、該判定部は前記出力センサの出
力が前記太陽電池が配置された場所の天候が晴天のとき
に比較して所定値より低いことを示すときに前記ラッチ
回路にラッチされている影のかかり状態の判定出力をリ
セットするようにした場合では、太陽電池が所定の状態
例えばこれに影がなくなってラッチ回路に判定部の判定
出力をラッチしておく必要がなく、しかもラッチしてお
いたのでは誤検出につながったり、次の太陽電池の影の
かかり状態の判定ができないというような不具合がなく
なって使い勝手が便利なものとなる。
【0055】また、本発明の請求項9に係る装置におい
ては、太陽電池の出力を検出する出力センサと、周囲の
温度を検出する温度センサと、前記両センサそれぞれの
出力変化の組み合わせに基づいて前記太陽電池の状態を
判定する判定部とを備え、前記判定部は、前記出力セン
サの出力の前記温度センサの出力に対する位相遅れを補
正する遅延器と、前記遅延器を介して得られる前記出力
センサの出力と前記温度センサの出力とを減算する減算
器と、前記減算器の出力を所定のしきい値と比較する比
較器とを備えたことから、極めて簡易な構成のもので容
易かつ正確に太陽電池の状態例えばそれへの影のかかり
状態を検出判定できる。
【0056】本発明の請求項10に係る太陽電池システ
ムにおいては太陽電池を備えたパネルと、前記太陽電池
の出力で充電されるバッテリと、前記装置とを備えたか
ら、太陽電池の出力でバッテリに充電しておく場合に
は、太陽電池が所定の状態例えばこれに影がかかってい
て太陽電池からの出力でバッテリが充電されていなかっ
たという不具合な状態を確実に回避できるものとなる。
【0057】本発明の請求項12に係る携帯電話通信方
法においては太陽電池と、これによって充電されるバッ
テリと、前記検出装置と、バッテリで駆動される無線機
とを少なくとも備えたもので携帯電話用の基地局を構成
し、この基地局で携帯電話と交信するようにしたから、
基地局のバッテリは常に太陽電池で充電される状態を確
実に確保できるのでこの交信システムでは便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の太陽電池検出装置が装備さ
れた太陽電池システムの具体構成図である。
【図2】図1のシステムにおける太陽電池とこれに充電
されるバッテリと実施例1の装置の全体の回路ブロック
図である。
【図3】実施例1の装置の特に判定部を詳しく示す回路
ブロック図である。
【図4】実施例1の装置の動作説明に供するタイミング
チトャートである。
【図5】実施例2の装置の全体の回路ブロック図であ
る。
【図6】実施例2の装置の動作説明に供するタイミング
チトャートである。
【符号の説明】
1 太陽電池システム 2 ポール 4 太陽電池パネル 6 ボックス 7 携帯電話 8 太陽電池検出装置 10 バッテリ 12 太陽電池 13 無線機 14 電流センサ 16 温度センサ 18 判定部 20 表示器 22 警報器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 7/35 Z H04B 7/26

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池の出力を検出する出力センサ
    と、 周囲の温度を検出する温度センサと、 前記両センサそれぞれの出力変化の組み合わせに基づい
    て前記太陽電池の状態を判定する判定部とを備えたこと
    を特徴とする太陽電池検出装置。
  2. 【請求項2】 前記出力センサが前記太陽電池の発電電
    流を検出するホール素子あるいはシャント抵抗等の電流
    センサであることを特徴とする請求項1に記載の太陽電
    池検出装置。
  3. 【請求項3】 前記判定部は前記出力センサ出力の位相
    を遅延させる遅延器を備え、前記遅延器によって前記温
    度センサの出力変化に対する前記出力センサの出力変化
    の位相遅れを補正することを特徴とする請求項1または
    2に記載の太陽電池検出装置。
  4. 【請求項4】 前記判定部は前記両センサそれぞれの出
    力を微分する微分器を備え、この微分器出力を前記太陽
    電池の状態の判定のための前記出力変化とすることを特
    徴とする請求項1ないし3のうちのいずれかに記載の太
    陽電池検出装置。
  5. 【請求項5】 前記判定部は前記温度センサの出力が周
    囲温度が平衡状態または上昇状態にあることを示してい
    るときに前記出力センサが前記太陽電池への日射量が所
    定値から減少方向にあることを示す出力変化を与えると
    きには、前記太陽電池が所定の状態にあると判定するこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のうちのいずれかに記
    載の太陽電池検出装置。
  6. 【請求項6】 前記判定部は前記温度センサの出力が周
    囲温度が低い状態から高い状態に変化したことを示した
    ときに前記出力センサが前記太陽電池への日射量に変化
    がないことを示す出力変化を与えるときには、前記太陽
    電池が所定の状態にあると判定することを特徴とする請
    求項1ないし4のうちのいずれかに記載の太陽電池検出
    装置。
  7. 【請求項7】 前記判定部はその判定出力をラッチする
    ラッチ回路を備え、該判定部は前記出力センサの出力が
    前記太陽電池が配置された場所の天候が晴天のときに比
    較して所定値より高いことを示すときに前記ラッチ回路
    にラッチされている太陽電池の状態に関する判定出力を
    リセットすることを特徴とする請求項1ないし6のうち
    のいずれかに記載の太陽電池検出装置。
  8. 【請求項8】 太陽電池の出力を検出する出力センサ
    と、 周囲の温度を検出する温度センサと、 前記両センサそれぞれの出力変化の組み合わせに基づい
    て前記太陽電池の状態を判定する判定部とを備え、 前記判定部は、前記出力センサの出力の前記温度センサ
    の出力に対する位相遅れを補正する遅延器と、前記遅延
    器を介して得られる前記出力センサの出力と前記温度セ
    ンサの出力とを減算する減算器と、前記減算器の出力を
    所定のしきい値と比較する比較器とを備えたことを特徴
    とする太陽電池検出装置。
  9. 【請求項9】 前記出力センサがホール素子あるいはシ
    ャント抵抗等の電流センサであることを特徴とする請求
    項8に記載の太陽電池検出装置。
  10. 【請求項10】 太陽電池を備えたパネルと、前記太陽
    電池の出力で充電されるバッテリと、前記請求項1ない
    し9のうちのいずれかに記載の装置とを備えた太陽電池
    システム。
  11. 【請求項11】 前記出力センサがホール素子あるいは
    シャント抵抗等の電流センサであることを特徴とする請
    求項10に記載の太陽電池システム。
  12. 【請求項12】 太陽電池と、これによって充電される
    バッテリと、前記請求項1ないし9のうちのいずれかに
    記載の装置と、前記バッテリで駆動される無線機とを少
    なくとも備えたもので携帯電話用の基地局を構成し、前
    記基地局は前記無線機を用いて携帯電話機側と交信する
    ことを特徴とする携帯電話通信方法。
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