JPH08122399A - 放電監視システム - Google Patents

放電監視システム

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Publication number
JPH08122399A
JPH08122399A JP26562294A JP26562294A JPH08122399A JP H08122399 A JPH08122399 A JP H08122399A JP 26562294 A JP26562294 A JP 26562294A JP 26562294 A JP26562294 A JP 26562294A JP H08122399 A JPH08122399 A JP H08122399A
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JP
Japan
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substation
image
transmission
discharge
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP26562294A
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English (en)
Inventor
Masanori Hirasawa
正憲 平沢
Takeshi Otsuka
武嗣 大塚
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Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd
Original Assignee
Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd filed Critical Kokusai Gijutsu Kaihatsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放電箇所を容易に探知する。 【構成】 UVセンサ付きインテリジェントカメラ12
a〜dが、変電所10でのアーク放電による紫外線を検
知して、変電所10を撮影し、撮影された画像の画像デ
ータを画像処理装置18aを介して伝送装置20aに出
力する。装置20aは、入力した画像データを光ケーブ
ル26介して変電所10から遠く離れた所にある変電所
監視センタ30の伝送装置20bに出力する。画像デー
タを入力した装置20bは、画像データを画像処理装置
18bに出力する。画像処理装置18bは、画像データ
を液晶表示装置22bに出力して撮影された放電状態を
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電監視システムに係
り、より詳しくは、例えば、変電所や送電線を支持する
鉄塔の碍子等において発生する放電を監視する放電監視
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】変電所は、送電線を介して送電された高
電圧を1ヶ所に集める母線、該母線により集められた高
電圧を所望の電圧に変圧する主要変圧器等を備え、該主
要変圧器により変圧された大電流を送電線を介して送電
している。送電線は鉄塔に備えられた碍子を介して該鉄
塔に支持されている。該碍子は、送電線により送電され
る電圧が鉄塔に電導しないように絶縁材で構成されてい
る。
【0003】しかしながら、例えば、海風による塩分や
ゴミの付着、碍子の破損等により絶縁が破壊され、送電
線により送電される電圧が鉄塔に電導する場合がある。
このように、送電線により送電される電流が鉄塔に電導
すると、大電流が鉄塔に電導しアークが発生する。この
ように、アークが発生する点に鑑み、変電所には、アー
ク発生時の大電流を長時間流れないように、送電を停止
する遮断器等を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、変電所内は
通常無人となっており、作業員は変電所から5〜10
〔km〕離れた変電所管理センタにおいて変電所の送電
状態を監視している。
【0005】そして、アークの発生により遮断器が送電
を停止させた場合には、作業員は、該変電所に行って、
アークが発生した箇所を捜し、アークが発生した原因を
調査し、碍子か破損した等のように修理が必要な場合に
は修理を行って、送電を開始するようにしている。
【0006】しかしながら、変電所には多数の鉄塔が配
置されており、アークが発生した箇所を探し当てるには
困難であり、この結果、送電停止から送電開始までの時
間が長くかかってしまう、という問題があった。
【0007】また、鉄塔と他の鉄塔とを結ぶ送電線を支
持する多数の鉄塔においては、アークが発生せずとも、
海風による塩分やゴミの付着等により碍子による絶縁が
十分に行われない場合があり、この結果、碍子と鉄塔と
の間でコロナ放電が発生する。このように、碍子と鉄塔
との間のコロナ放電は、テレビ放送電波やラジオ放送電
波の受信障害を生じさせる。
【0008】しかながら、鉄塔と他の鉄塔とを結ぶ送電
線を支持する碍子は多数備えられているので、コロナ放
電が生じている鉄塔及び碍子を捜し当てるのは困難であ
る、という問題があった。
【0009】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、放電箇所を容易に探知することの可能な放電監視シ
ステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、放電により発生した紫外線を検知す
る検知手段と、前記検知手段が紫外線を検知したときに
前記放電状態を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によ
り撮影された画像を送信用のデータに変換する変換手段
と、前記変換手段により変換されデータを送信する送信
手段と、を備えた送信システムと、前記送信手段により
送信されたデータを受信する受信手段を備えた受信シス
テムと、を備えている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記受信システムに、前記受信手段により
受信したデータに基づいて前記撮影手段により撮影され
た画像を表示する表示手段を更に備えるようにしてい
る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、前記送信システムに、前記撮
影手段により撮影された画像を表示する表示手段を更に
備えるようにしている。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、送信システムと受信
システムとを備えている。送信システムにおける検知手
段紫外線を検知する。例えば、変電所等におけるアーク
放電や鉄塔と碍子との間のコロナ放電が生ずると紫外線
が発生する。このように、放電により発生した紫外線を
検知手段が検知したとき、撮影手段は、放電状態を撮影
する。変換手段は、撮影手段により撮影された画像を送
信用のデータに変換する。そして、送信手段は、変換手
段により変換されデータを送信する。
【0014】受信システムの受信手段は、送信システム
の送信手段により送信されたデータを受信する。
【0015】このように、送信システムにより、放電に
より発生した紫外線を検知し、該紫外線を検知したとき
に放電状態を撮影し、撮影された画像を送信用のデータ
に変換して受信システムに送信するようにしているの
で、受信システムにおいて受信したデータに基づいて放
電箇所を容易に探知することかできる。
【0016】すなわち、例えば、請求項2記載の発明の
ように、受信システムの表示手段は、受信手段により受
信したデータに基づいて、撮影手段により撮影された画
像を表示する。
【0017】このように、撮影された放電状態の画像を
表示することから、放電箇所を容易に探知することかで
きる。
【0018】また、請求項3記載の発明では、送信シス
テムの表示手段により、撮影手段により撮影された画像
を表示する。
【0019】このように、送信システムの表示手段によ
り、撮影手段により撮影された画像を表示することか
ら、送信システムにいて、放電箇所を容易に探知するこ
とかできる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を参照し
て詳細に説明する。本発明の放電監視システムは、図1
に示すように、変電所10に備えられた変電所内センタ
内の送信システムとしての変電所内システム28と、変
電所のアーク放電状態を監視する変電所監視センタ内の
受信システムとしての変電所監視システム30とを備え
ている。なお、変電所内センタと変電所監視センタとは
略10〔km〕離れている。また、変電所内システム2
8と変電所監視システム30とは光ケーブル26により
接続されている。なお、光ケーブル26に代えて、通信
回線を用いるようにしてもよい。
【0021】ここで、変電所10は、20〔m〕×20
〔m〕の領域内に設けられており、該変電所10の全領
域を各々異なる4方向から撮影できるように、4個の紫
外線検出センサ(UVセンサ)付きインテリジェントカ
メラ(以下、カメラという)12a、12b、12c、
12dを備えている。カメラ12a、12b、12c、
12dの各々は光ケーブル14a、14b、14c、1
4d、14eを介してパーソナルコンピュータで構成さ
れた画像処理装置18aに接続されている。なお、光ケ
ーブル14a、14b、14c、14d、14eに代え
て、電線を用いるようにしてもよい。画像処理装置18
aには、液晶表示装置22a及び伝送装置20aが接続
されており、伝送装置20aには、電源装置24が接続
されている。なお、液晶表示装置22aに代えて、陰極
線管装置(CRT)を用いるようにしてもよい。また、
カメラ12a、12b、12c、12dの各々は電源線
16が接続され、DC48〔V〕の電源が投入されてい
る。
【0022】次に、カメラ12a、12b、12c、1
2dを説明するが、これらは同一の構成であるので、以
下、カメラ12aのみ説明し、他の12b、12c、1
2dの説明を省略する。カメラ12aは、図2に示すよ
うに、CPU32、ROM34、RAM36、入出力
(I/O)ポート38及び圧縮部40を備え、これらは
バス42により相互に接続されている。I/Oポート3
8には、検知手段としてのUVセンサ44、撮影手段と
しての撮影部46、変換手段としてのアナログ/ディジ
タル(A/D)変換部48及び送信手段としての伝送部
50を備えている。このように、撮影部46を備えてい
るので、撮影部46のカメラレンズにゴミ等が付着し
て、性能劣化するのを防止するため、カメラ12aは、
ラビリンスフードが取り付けられた構造となっていて
る。なお、ラビリンスフードに代えて、シャッターを取
り付けるようにしてもよい。伝送部50には前述した光
ケーブル14b、14cが接続され、カメラ12aが光
ケーブル14a、14b、14c、14d、14eを介
して画像処理装置18aに接続されている。
【0023】変電所監視システム30(図1参照)に
は、変電所内システム28に備えられた画像処理装置1
8aと同一構成の画像処理装置18b、伝送装置20a
と同一構成の受信手段としての伝送装置20b及び液晶
表示装置22aと同一構成の表示手段としての液晶表示
装置22bを備えている。液晶画像表示装置22a、2
2bは、カメラ12a、12b、12c、12cから送
られた4種類の画像を同一画面上に同時に128×12
0ドットサイズで表示する。また、液晶画像表示装置1
8a、18bは、カメラ12a、12b、12c、12
cから送られた4種類の画像のいずれかの画像を256
×240ドットサイズに拡大して表示することも可能で
ある。
【0024】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
カメラ12a、12b、12c、12dの動作を説明す
る。なお、カメラ12a、12b、12c、12dの各
々は同一動作であるので、以下、カメラ12aの動作の
みを説明し、他のカメラ12b、12c、12dの動作
の説明を省略する。
【0025】まず、ステップ72(図3参照)で、UV
センサ44からの信号を入力したか否かを判断する。す
なわち、変電所10内においてアーク放電が発生する
と、アーク放電によって紫外線が発生する。UVセンサ
44は紫外線を検知するものであるので、アーク放電に
よって発生した紫外線はUVセンサ44により検知され
る。UVセンサ44は、紫外線を検知すると、信号をI
/Oポート38に出力する。これにより、変電所10内
にアーク放電が発生したことが検知される。
【0026】このように、アーク放電によって発生した
紫外線をUVセンサ44が検知し、ステップ72の判断
が肯定されると、ステップ74で、撮影部46を起動し
て変電所10を撮影する。ここで、通常、アーク放電
は、その発生から遮断器により送電が停止することによ
り消滅するまで、略200〔mS〕の時間がかかる。一
方、カメラ12aは、UVセンサ44が紫外線を検知し
てから撮影部46により変電所10の撮影を終了するま
で、略50〔mS〕の時間がかかる。よって、カメラ1
2aは、アーク放電が発生してから消滅するまでの間
に、変電所10の撮影を終了することができる。
【0027】このように、変電所10の撮影が終了する
と、ステップ76で、撮影部46によって撮影された変
電所10におけるアーク放電状態の画像データをA/D
変換部48に出力させ、A/D変換部48は、該画像デ
ータをディジタル変換する。ディジタル変換された画像
データは、RAM36に一旦格納される。ディジタル変
換された画像データがRAM36に格納されると、ステ
ップ78で、該画像データを圧縮部40に送り、符号化
して圧縮し、圧縮した画像データを再びRAM36に格
納する。
【0028】そして、ステップ80で、RAM36に格
納された画像データを伝送部50に出力する。画像デー
タを入力した伝送部50は、該画像データを光信号に変
換し、光ケーブル14a、14bを介して画像処理装置
18aに送信して、処理を終了する。
【0029】このように、アーク放電によって発生した
紫外線を検知して変電所を撮影することから、変電所内
で発生したアーク放電状態を即座に撮影することができ
る。
【0030】このように、カメラ12a、12b、12
c、12dの各々から光ケーブル14a、14b、14
c、14d、14eを介して画像データ(光信号)を入
力した画像処理装置18aは、該データを伝送装置20
aに出力する。伝送装置20aは、光ケーブル26を介
して画像データを変電所監視センタ内の変電所監視シス
テム30の伝送装置20bに送信する。
【0031】画像データを受信した伝送装置20bは、
該データを復調して画像処理装置18bに出力する。画
像処理装置18bは、図4に示した処理ルーチンを実行
するが、伝送装置20bから画像データを入力すると、
ステップ92(図4参照)のデータを入力したか否かの
判断が肯定される。ステップ92の判断が肯定される
と、ステップ94で、入力した画像データの伸長処理を
行い、ステップ96で、伸長した画像データを液晶表示
装置22bに出力する。これにより、変電所10内で発
生したアーク放電による紫外線を検知して撮影された変
電所10の画像が、図5及び図6に示すように表示され
る。すなわち、図5に示すように、カメラ12a、12
b、12c、12dの各々により、アーク放電による紫
外線が検知されて撮影された変電所10の画像が各々表
示される。すなわち、画面22b1はカメラ12bによ
り、画面22b2はカメラ12dにより、画面22b3
はカメラ12cにより、画面22b4はカメラ12aに
より、それぞれ撮影された画像が表示されている。ま
た、図6に示すように、カメラ12bにより撮影された
変電所10の画像が拡大表示される。このように、撮影
された変電所10の画像が表示されるので、変電所10
から遠く離れた所にある変電所監視センタにいる作業員
は、変電所10内に発生したアーク放電発生箇所Aを即
座に捜し当てることができる。
【0032】以上説明したように、本実施例によれば、
紫外線を検知するUVセンサ付きインテリジェントカメ
ラを備え、変電所内で発生したアーク放電による紫外線
をUVセンサが検知することにより起動して、撮影部
は、変電所を撮影し、撮影された画像の画像データを変
電所から遠く離れた所にある変電所監視センタに送信
し、変電所監視センタにおいて、受信したデータに基づ
いて撮影された画像を表示することから、変電所から遠
く離れた所にある変電所監視センタにいる作業員は、変
電所内に発生したアーク放電発生箇所を即座に捜し当て
ることができる。これにより、この後、作業員が変電所
に行った場合には、従来、発見が困難でありかつ発見す
るまでに長時間必要としたアーク放電発生箇所を捜し当
てる手間を省くことができ、作業員は、単に、アーク放
電発生箇所が修理が必要か否かを判断し、必要であれば
修理し、送電を開始すればよいことになる。これによ
り、送電停止から送電開始までの時間を短縮することか
できる。
【0033】以上説明した実施例では、変電所から遠く
離れた所にある変電所監視センタにおいて受信したデー
タに基づいて撮影された画像を表示するようにしている
が、これに限定するものでなく、変電所内センタの液晶
表示装置に撮影された画像を表示するようし、変電所監
視センタには、変電所内でアーク放電が発生したことの
みを知らせるようにしてもよい。また、この場合、変電
所監視センタには、変電所内でアーク放電が発生したこ
とを知らせないようにしてもよい。すなわち、変電所内
でアーク放電が発生すると、遮断器により変電所からの
送電を停止することから、変電所からの送電の停止によ
り変電所内でアーク放電が発生したことを知ることがで
きるからである。なお、変電所監視システムの液晶表示
装置のみで撮影された画像を表示する場合には、変電所
内システムの液晶表示装置を省略することができる。
【0034】また、前述した実施例では、変電所内セン
タに画像処理装置、液晶表示装置及び電源装置を備えた
変電所内システムを備えるようにしているが、これに限
定するものでなく、変電所内システムを省略するように
してもよい。この場合、カメラからの画像データ(光信
号)を直接変電所監視システムに送信するようにしても
よい。
【0035】また、前述した実施例では、カメラから送
信された画像データを受信した画像処理装置は、即座
に、該画像データを変電所監視センタに送信するように
しているが、これに限定するものでなく、カメラから送
信された画像データを一旦外部記憶装置に記憶し、変電
所監視センタからの送信指示があった場合に、受信した
画像データを変電所監視センタに送信するようにしても
よい。
【0036】また、前述した実施例では、UVセンサ付
きインテリジェントカメラを4個備える例について説明
したが、変電所の全領域を撮影できれば該UVセンサ付
きインテリジェントカメラの個数はいくつでもよい。な
お、該UVセンサ付きインテリジェントカメラの個数を
少なくすればそれだけコストを低く抑えることができ
る。
【0037】また、前述した実施例では、UVセンサ付
きインテリジェントカメラを備えた例を説明したが、こ
れに限定するものでなく、UVセンサとインテリジェン
トカメラとを分離し、複数個のインテリジェントカメラ
に対して該複数個インテリジェントカメラ各々に接続さ
れた1個のUVセンサを備えたものを、1又は複数備え
るようにしてもよい。すなわち、UVセンサの紫外線の
検知により、該UVセンサに接続された複数個のインテ
リジェントカメラを起動させて撮影するようにしてもよ
い。
【0038】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
本実施例は、図7に示すように、変電所と変電所との間
の送電線104a、104b、104c、104dを支
持す鉄塔100と碍子102a〜102dとの間のコロ
ナ放電を監視するものである。すなわち、本実施例は、
鉄塔100内に備えられた送信システムとしての鉄塔内
送信システム128と、鉄塔100から遠隔地にある監
視センタ内の受信システムとしての監視センタシステム
130とを備えている。鉄塔内送信システム128と監
視センタシステム130とは光ケーブル126により接
続されている。なお、光ケーブル126に代えて、通信
回線を用いるようにしてもよい。
【0039】まず、鉄塔内送信システム128を説明す
る。送電線104a、104bは、鉄塔100の一方の
端に設けられた碍子102a、102bを介して鉄塔に
支持されている。また、送電線104c、104dは、
鉄塔100の他方の端に設けられた碍子102c、10
2dを介して鉄塔に支持されている。
【0040】鉄塔100には、2つの支持台106と1
08とが備えられている。支持台108の上部に備えら
れた支持台106には、紫外線検出センサ(UVセン
サ)付きインテリジェントカメラ(以下、カメラとい
う)112a、112bが配置されている。
【0041】ここで、カメラ112a、112bは、前
述した第1の実施例のカメラ(UVセンサ付きインテリ
ジェントカメラ)と略同様の構成であるが、図8に示す
ようにシャッター部152を備えている点と第1の実施
例のカメラよりローパワーである点とが異なる。なお、
シャッター部152に代えてラビリンスフードを備える
ようにしてもよい。
【0042】カメラ112aは、鉄塔100の一方の端
に設けられた碍子102a、102bを撮影できるよう
に方向が定められて配置され、カメラ112bは、鉄塔
100の他方の端に設けられた碍子102c、102d
を撮影できるように方向が定められて配置されている。
【0043】支持台108(図7参照)には、伝送装置
120aが配置されており、伝送装置120aに光ケー
ブル114a、114b、114cを介してカメラ11
2a、112bが各々接続されている。なお、光ケーブ
ル114a、114b、114cに代えて、電線を用い
るようにしてもよい。また、伝送装置120aには、太
陽電池からなる電源装置124が配置されている。な
お、カメラ112a、112bには、電源線116が接
続されいてる。
【0044】なお、このように構成された鉄塔内システ
ムは、各鉄塔毎に備えられている。次に、監視センタシ
ステム130(図7参照)を説明する。監視センタシス
テム130は、前述した第1の実施例と各々同一構成の
受信手段としての伝送装置120b、画像処理装置11
8及び表示手段としての液晶表示装置122を備えてい
る。なお、液晶表示装置122に代えて、陰極線管装置
(CRT)を用いるようにしてもよい。
【0045】次に、本実施例の作用を説明する。前述し
たように、海風による塩分やゴミが付着すると碍子10
2a、102b、102c、102dは、絶縁機能を十
分に発揮しない場合があり、この結果、碍子102a、
102b、102c、102dと鉄塔100との間でコ
ロナ放電が発生し、テレビ放送電波やラジオ放送電波の
受信障害を発生させる。このような受信障害を発生させ
るコロナ放電が発生している鉄塔を探知するため、ま
ず、インテリジェントカメラ112a、112bの各々
は、ステップ152(図10参照)で、UVセンサ14
4から信号を入力したか否かを判断する。すなわち、碍
子と鉄塔との間で生じたたコロナ放電によた発生した紫
外線をUVセンサ144が検知すると、信号をI/Oポ
ート138に出力する。このように、UVセンサ144
から信号を入力した場合には、ステップ152の判断が
肯定され、ステップ154で、シャッター部144を駆
動させて、シャッターを開く。この後、ステップ156
〜ステップ62の処理を実行するが、該処理は、第1の
実施例のステップ74〜ステップ80と同様であるの
で、説明を省略する。ステップ164で、シャッターを
開いた時から5〔S〕経過したか否かを判断し、5
〔S〕経過した場合には、ステップ166で、シャッタ
ー部144を駆動させて、シャッターを閉じる。なお、
前述したように、シャッター部152に代えてラビリン
スフードを備えた場合には、前述したステップ154、
ステップ164及びステップ166の処理は省略され
る。
【0046】一方、画像処理装置118は、第1の実施
例の処理(ステップ92〜96)と同様の処理を行う。
【0047】このように、鉄塔に設けられた碍子と鉄塔
との間のコロナ放電により発生する紫外線を検知するU
Vセンサ付きインテリジェントカメラを備え、UVセン
サによる紫外線を検知したとき碍子を撮影し、撮影され
た画像を監視センタに送信し、監視センタは、受信した
信号に基づいて撮影された画像を表示装置に表示するよ
うにしているので、コロナ放電が発生した鉄塔及び碍子
を即座に捜し当てることができ、従来、発見するのに長
時間要していたコロナ放電が発生した鉄塔及び碍子を即
座に捜し当てることかできる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、送信システムにより、放電により発生した紫外線を
検知し、該紫外線を検知したときに放電状態を撮影し、
撮影された画像を送信用のデータに変換して受信システ
ムに送信するようにしているので、受信システムにおい
て受信したデータに基づいて放電箇所を容易に探知する
ことかできる、という効果を有する。
【0049】請求項2記載の発明は、撮影された放電状
態の画像を表示することから、放電箇所を容易に探知す
ることかできる、という効果を有する。
【0050】請求項3記載の発明は、送信システムの表
示手段により、撮影手段により撮影された画像を表示す
ることから、送信システムにいて、放電箇所を容易に探
知することかできる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の概略図である。
【図2】UVセンサ付きインテリジェントカメラのブロ
ック図である。
【図3】UVセンサ付きインテリジェントカメラの処理
ルーチンを示した流れ図である。
【図4】変電所監視システムの画像処理装置の処理ルー
チンを示した流れ図である。
【図5】変電所の画像が表示された変電所監視システム
の液晶表示装置の撮影された画面を示した図である。
【図6】変電所の画像が拡大表示された変電所監視シス
テムの液晶表示装置の撮影された画面を示した図であ
る。
【図7】第2の実施例の概略図である。
【図8】UVセンサ付きインテリジェントカメラのブロ
ック図である。
【図9】UVセンサ付きインテリジェントカメラの処理
ルーチンを示した流れ図である。
【符号の説明】
(第1の実施例) 10 変電所 12a〜12d UVセンサ付きインテリジェン
トカメラ 14a〜14e、26 光ケーブル 16 電源線 18a 画像処理装置 18b 画像処理装置 20a 伝送装置 20b 伝送装置(受信手段) 22a 液晶表示装置 22b 液晶表示装置(表示手段) 24 電源装置 28 変電所内システム(送信システム) 30 変電所監視システム(受信システム) 44 UVセンサ(検知手段) 46 撮影部(撮影手段) 48 A/D変換部(変換手段) 50 伝送部(送信手段) (第2の実施例) 100 鉄塔 112a、112b UVセンサ付きカメラ 118 画像処理装置 120a 伝送装置 120b 伝送装置(受信手段) 122 液晶表示装置(表示手段) 128 鉄塔内送信システム(送信システム) 130 監視センタシステム(受信システム) 146 撮影部(撮影手段) 148 A/D変換部(変換手段) 150 伝送部(送信手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電により発生した紫外線を検知する検
    知手段と、前記検知手段が紫外線を検知したときに前記
    放電状態を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮
    影された画像を送信用のデータに変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換されデータを送信する送信手段
    と、を備えた送信システムと、 前記送信手段により送信されたデータを受信する受信手
    段を備えた受信システムと、 を備えた放電監視システム。
  2. 【請求項2】 前記受信システムは、前記受信手段によ
    り受信したデータに基づいて前記撮影手段により撮影さ
    れた画像を表示する表示手段を更に備えたことを特徴と
    する請求項1記載の放電監視システム。
  3. 【請求項3】 前記送信システムは、前記撮影手段によ
    り撮影された画像を表示する表示手段を更に備えたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の放電監視シス
    テム。
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