JPH08122236A - 木材強度検査装置 - Google Patents

木材強度検査装置

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JPH08122236A
JPH08122236A JP26525894A JP26525894A JPH08122236A JP H08122236 A JPH08122236 A JP H08122236A JP 26525894 A JP26525894 A JP 26525894A JP 26525894 A JP26525894 A JP 26525894A JP H08122236 A JPH08122236 A JP H08122236A
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JP
Japan
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wood
inspected
load roller
roller
width portion
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Withdrawn
Application number
JP26525894A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nojima
正明 野島
Itaru Ando
格 安藤
Satoshi Sato
智 佐藤
Yuji Tamagawa
祐司 玉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木材の短幅部と長幅部の両方についての曲げ
強度を同じ木材強度検査装置によって行えるようにす
る。 【構成】 被検査木材Wは送りローラ6〜11で送ら
れ、送りローラ7と8の間には送りローラ6〜11とは
反対側から木材Wに接触する荷重ローラ29が設けら
れ、木材Wからの反力が荷重ローラ29を介して強度セ
ンサ32で検出される。荷重ローラ29はエアシリンダ
5で木材Wとの接離方向に移動自在で、この移動量は木
材Wの短幅部と長幅部の寸法差以上となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材(木質系材料を含
む)の強度を検査するための装置に係り、例えば、パネ
ル工法住宅のパネルの芯材、梁等を形成する集成材、積
層材の強度検査のために利用できるものである。
【0002】
【背景技術】建物に使用される木材にはその使用部位に
応じた強度を有していることが要求され、木材は生き
節、死に節、木目等の強度に関係する要素を有している
ため、木材は木材強度検査装置で強度が検査されて等級
付けがなされ、これによって各木材の使用部位、用途等
が決められるようになっている。
【0003】従来の木材強度検査装置は、特開昭58−
208643号、特開平4−359132号等に示され
ているように、被検査木材の長手方向に離れて被検査木
材の下側に少なくとも2個配設された送りローラと、こ
れらの送りローラの間において、被検査木材に上側から
接触する荷重ローラと、この荷重ローラを被検査木材に
押圧する押圧手段と、この押圧手段の押圧力によって荷
重ローラに作用する被検査木材からの反力を検出する強
度センサとを備えており、この強度センサで検出される
被検査木材からの反力により被検査木材の曲げ強度(ヤ
ング率)が計測されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、木材には断
面が短幅部と長幅部とからなる長方形断面となっている
ものがあり、従来の木材強度検査装置はこれらの短幅部
と長幅部のいずれか一方についての曲げ強度を計測する
ものであった。このため、短幅部と長幅部の両方につい
ての曲げ強度を計測しようとした場合には、2台の木材
強度検査装置が必要なる。木材は建物において各種態様
で使用され、短幅部側で曲げ荷重を受けるとともに長幅
部側でも曲げ荷重を受ける場合があり、このような木材
について2台の木材強度検査装置により短幅部について
の曲げ強度と長幅部についての曲げ強度を検査しなけれ
ばならないことは、設備コスト、作業性等の点で問題が
生ずる。
【0005】本発明の目的は、木材の短幅部と長幅部の
両方についての曲げ強度を検査できるようになる木材強
度検査装置を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る木材強度検
査装置は、断面が短幅部と長幅部とを有する非正方形断
面になっている被検査木材と接触し、かつ、この被検査
木材の長手方向に離れて少なくとも2個配設された送り
ローラと、これらの送りローラの間において送りローラ
とは反対側から被検査木材と接触する荷重ローラと、こ
の荷重ローラを被検査木材に押圧する押圧手段と、この
押圧手段の押圧力によって荷重ローラに作用する被検査
木材からの反力を検出する強度センサとを備えている木
材強度検査装置であって、送りローラと荷重ローラとの
うち少なくとも一方を被検査木材との接離方向に移動可
能とするとともに、この移動量を短幅部と長幅部との寸
法差以上としたことを特徴とするものである。
【0007】以上において、被検査木材の断面は長方形
に限定されず、例えば変形六角形等の異形断面でもよ
い。
【0008】また、荷重ローラを被検査木材に押圧する
押圧手段は、例えばシリンダ方式によるものでもよく、
また、送りねじ方式によるものでもよく、その構造は任
意である。
【0009】また、被検査木材が木材強度検査装置内を
連続走行しているときに曲げ強度が計測されるようにな
っていてもよく、また、被検査木材の走行が木材検査装
置内で一旦停止したときに曲げ強度が計測されるように
なっていてもよい。更に、木材強度検査装置内での被検
査木材の走行は、前記送りローラがモータ等の駆動源か
らの駆動力で回転することによる自動走行でもよく、ま
た、作業者が被検査木材を押す手作業走行でもよい。
【0010】木材強度検査装置には、荷重ローラを被検
査木材との接離方向に移動させ、この荷重ローラが短幅
部に接触するときと長幅部に接触するときとで荷重ロー
ラの突出量を変更させる荷重ローラ突出量変更手段を設
けることが望ましい。
【0011】また、この荷重ローラ突出量変更手段は、
被検査木材に向って進退するピストンロッドを有するエ
アシリンダと、このピストンロッドに取り付けられ、か
つ、記荷重ローラを保持した保持部材と、この保持部材
の被検査木材からの後退量を制限する後退量制限部材と
を含んで構成されている構造とすることが望ましい。
【0012】また、木材強度検査装置には、送りローラ
と被検査木材を挟んで対向するクランプローラを設け、
これらの送りローラとクランプローラの組を荷重ローラ
に対する被検査木材の長手方向両側に複数組設けること
が望ましい。
【0013】
【作用】本発明では、送りローラと荷重ローラのうち、
少なくとも一方は被検査木材との接離方向に移動可能で
あって、この移動量は短幅部と長幅部との寸法差以上と
なっているため、例えば短幅部についての曲げ強度を計
測した後、送りローラと荷重ローラとのうちの少なくと
も一方を移動させると、長幅部についての曲げ強度を計
測できるようになり、同じ木材強度検査装置で短幅部と
長幅部の両方についての曲げ強度検査を行える。
【0014】また、木材強度検査装置に前述した荷重ロ
ーラ突出量変更手段が設けられていると、荷重ローラが
短幅部に接触するときと長幅部に接触するときとで荷重
ローラの突出量を変更できるため、短幅部についての曲
げ強度と長幅部についての曲げ強度を計測するときに、
これらの曲げ強度を計測するために適切な荷重を被検査
木材に荷重ローラから付与できるようになる。
【0015】また、荷重ローラ突出量変更手段が前述し
たエアシリンダ、保持部材、後退量制限部材を含んで構
成されている場合には、油圧シリンダよりも設備的およ
び取り扱い上有利なエアシリンダを駆動源にできるとと
もに、圧縮性流体である空気の圧力でシリンダが駆動さ
れるようになっていても、この圧縮性に影響されずに荷
重ローラの後退量を正確に制限して被検査木材に対する
荷重ローラの突出量を所定値通りにすることができる。
【0016】また、送りローラとクランプローラの組が
荷重ローラに対する被検査木材の長手方向両側に各複数
組設けられている場合には、荷重ローラによる被検査木
材の曲げ強度の計測時に、被検査木材を固定支持状態と
することができ、単純支持状態の場合に生ずる単純支持
部でのローラに対する被検査木材の滑りの発生を防止で
きるため、曲げ強度の計測を正確に行えるようになる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本実施例に係る装置の全体を示す側断面
図であり、図2は図1のII−II線断面図である。上向き
に開口した機台1の上部には下向きに開口した枠部材2
が取り付けられ、これらの機台1、枠部材2は、図1の
通り、被検査木材Wの長手方向に延びる横長形状となっ
ている。枠部材2の内部には、昇降部材3,4が組み込
まれ、これらの昇降部材3,4は枠部材2に下向きに設
置されたエアシリンダ5のピストンロッド5Aに結合さ
れ、ピストンロッド5Aの伸縮動により昇降動するもの
となっている。なお、昇降部材3,4を連続一体化し、
同時に昇降動するようにしてもよい。
【0018】図1に示されているように、機台1には被
検査木材Wの長手方向に沿って送りローラ6〜11が設
けられ、これらの送りローラ6〜11は、モータ12が
回転するとチェーン等の無端部材13,14を介して図
1中反時計方向に回転するようになっている。また、昇
降部材3には送りローラ6〜8と被検査木材Wを挟んで
上下に対向するクランプローラ15〜17が、昇降部材
4には送りローラ9〜11と被検査木材Wを挟んで上下
に対向するクランプローラ18〜20がそれぞれ設けら
れ、これらのクランプローラ15〜17,18〜20
は、モータ21,22が回転するとチェーン等の無端部
材23〜26を介して時計方向に回転するようになって
いる。
【0019】枠部材2と昇降部材3,4との間には、昇
降部材3,4の上昇量、言い換えると昇降部材3,4の
被検査木材Wからの後退量を制限する後退量制限部材と
なっているストッパ27が配置されている。このストッ
パ27は枠部材2に設けられている図示しない窓孔から
この位置に配置可能となっており、エアシリンダ5のピ
ストンロッド5Aを伸び作動させて昇降部材3,4を下
降させた後、ストッパ27を枠部材2と昇降部材3,4
との間に配置し、ピストンロッド5Aを縮み作動させて
昇降部材3,4を上昇させると、ストッパ27を介して
昇降部材3,4は枠部材2と当接し、その高さ位置で不
動の固定状態となる。このときには、クランプローラ1
5〜17,18〜20は送りローラ6〜8,9〜11と
共にこれらのローラの間に送り込まれることになる被検
査木材Wを上下方向にクランプできるものとなってお
り、このため、モータ12,21,22が回転すると、
被検査木材Wは図1中右側から左側へ自動送りされるよ
うになっている。
【0020】図3、図4に示す通り、被検査木材Wの断
面は、短幅部Aと長幅部Bとを有する長方形となってい
るため、ストッパ27には上下寸法が異なる2種類のも
のが予め用意されており、これらのストッパを交換する
ことにより、被検査木材Wが本実施例に係る装置の内部
に送り込まれる場合、図3の通り短幅部Aが垂直になっ
ているときと、図4の通り長幅部Bが垂直になっている
ときの両方に対応できるようになっている。なお、1個
のストッパを長方形断面とし、このストッパを90度ず
つ回転させることにより、クランプローラ15〜17,
18〜20の各所定高さ位置を得られるようにしてもよ
い。
【0021】図1の通り、昇降部材3の内部には中間部
材28が設けられ、更にその内部には荷重ローラ29を
回転自在に保持した保持部材30が組み込まれている。
この荷重ローラ29は被検査木材Wの長手方向に離れて
設けられた送りローラ7と8、クランプローラ16と1
7の間に配設されている。保持部材30は昇降部材3に
下向きに設置されたエアシリンダ31のピストンロッド
31Aに取り付けられ、ピストンロッド31Aの伸縮作
動により昇降するようになっている。中間部材28と保
持部材30との間には被検査木材Wの曲げ強度を計測す
るための強度センサ32が配置され、また、昇降部材3
と中間部材32との間にはピストンロッド31Aの縮み
作動による荷重ローラ29、保持部材30の上昇量、言
い換えると、荷重ローラ29、保持部材30の被検査木
材Wからの後退量を強度センサ32、中間部材28を介
して制限する後退量制限部材となっているストッパ33
が配置されている。中間部材28と保持部材30には、
これらの中間部材28と保持部材30との間で被検査木
材Wの長手方向へのずれが生ずるのを防止するためのピ
ン34が挿通されている。
【0022】エアシリンダ31のピストンロッド31A
が伸び作動して荷重ローラ29、保持部材30、更には
強度センサ32、中間部材28が下降した後、枠部材2
や昇降部材3に形成されている窓孔からストッパ33を
昇降部材3と中間部材28との間に配置し、この後、ピ
ストンロッド31Aを縮み作動させると、荷重ローラ2
9等の上昇により、中間部材28はストッパ33を介し
て昇降部材33と当接し、これにより荷重ローラ29等
は所定高さ位置となる。即ち、このときには、荷重ロー
ラ29はクランプローラ15〜17,18〜20よりも
下側に突出した高さ位置となっている。
【0023】このため、このときに、被検査木材Wが本
実施例に係る装置に送り込まれると荷重ローラ29から
被検査木材Wに下向きの押圧力が作用するとともに、こ
の押圧力に対する被検査木材Wからの上向きの反力が荷
重ローラ29に作用し、この反力が保持部材30を介し
て強度センサ32に作用することにより、被検査木材W
の下向きの荷重に対する曲げ強度が強度センサ32で検
出されるようになっている。
【0024】このため、本実施例では、エアシリンダ3
1、保持部材30、中間部材28、ストッパ33等によ
り荷重ローラ29を被検査木材Wに下向きに押圧する押
圧手段Cが構成されている。
【0025】ストッパ33は上下寸法が異なる2種類の
ものが予め用意されており、これらのストッパを交換す
ることにより荷重ローラ29の下向きの突出量が変化す
る。このため、図3、図4に示されているように、被検
査木材Wが本実施例に係る装置に短幅部Aを垂直にして
送り込まれた場合と長幅部Bを垂直にして送り込まれた
場合とにおいて、荷重ローラ29の下向き突出量をL1
とL2 に変更できるようになっている。
【0026】このため、交換される2種類のストッパ3
3を含めると、本実施例では、前記押圧手段Cは、荷重
ローラ29が短幅部Aに接触するときと、長幅部Bに接
触するときとで荷重ローラ29の突出量を変更させるこ
とができる荷重ローラ突出量変更手段35にもなってい
る。なお、ストッパ33を長方形断面を有するものと
し、これを90度ずつ回転させることにより荷重ローラ
29の下向き突出量をL 1 とL2 に変更できるようにし
てもよい。
【0027】前述した押圧手段Cと同様な構造で構成さ
れている押圧手段Dが送りローラ9と10の間において
機台1に取り付けられている。図中、押圧手段Cにおけ
る部材と対応する部材には同一符号が付されている。こ
の押圧手段Dは荷重ローラ29によって被検査木材Wに
上向きの荷重を付与するものであり、押圧手段Dの強度
センサ32によって被検査木材Wの下向きの反力が検出
されるようになっている。即ち、本実施例では、押圧手
段CとDによって被検査木材Wの上下二方向の曲げ強度
が計測できるようになっている。
【0028】以上説明した内容から明らかな通り、昇降
部材3,4、保持部材30、中間部材28は上下動する
ものとなっており、この上下動は図2で示した枠部材
2、昇降部材3、中間部材28の各内側面に設けられて
いるガイド部2A,3A,28Aで案内されながら行わ
れる。また、図1で示されているストッパ27を取り外
した後、エアシリンダ5のピストンロッド5Aを伸縮作
動させたとき、昇降部材3とともに保持部材30、荷重
ローラ29、中間部材28等は一体となって上下動し、
この上下動の距離はGで示されており、このGは、図3
で示されている被検査木材Wの長幅部Bと短幅部Aの寸
法差E−Fと同じかこれよりも大きくなっている。ま
た、エアシリンダ5のピストンロッド5Aを停止させた
後、前記エアシリンダ31のピストンロッド31Aを伸
縮作動させて前記ストッパ33を短幅部A用のものと長
幅部B用のものとに交換すると、荷重ローラ29の高さ
位置に図3、図4で示したL1 −L2 の差が生ずる。
【0029】次に作用について説明する。
【0030】被検査木材Wを図3の状態(フラットワイ
ズ)で曲げ強度検査を行う場合には、それに適合したス
トッパ27,33を使用し、昇降部材3、保持部材30
の高さ位置の設定によりクランプローラ15〜17,1
8〜20、荷重ローラ29を所定の高さ位置とする。ス
トッパ33により荷重ローラ29の高さ位置を設定する
作業は、押圧手段CとDの両方について行う。
【0031】この後、前記モータ12,21,22の起
動スイッチをオンにし、送りローラ6〜11、クランプ
ローラ15〜17,18〜20を回転させる。次いで、
図1中右側から被検査木材Wを送り込み、この被検査木
材Wをクランプローラ15〜17,18〜20で送りロ
ーラ6〜11に押し付けながら装置の内部を自動走行さ
せる。この自動走行時に、被検査木材Wには押圧手段
C,Dにより図3のL1の突出量となっている荷重ロー
ラ29からの押圧力が作用し、この押圧力によって生ず
る被検査木材Wからの反力が荷重ローラ29、保持部材
30を介して強度センサ32に作用し、これにより被検
査木材Wのフラットワイズでの曲げ強度が計測される。
【0032】この曲げ強度の計測は、被検査木材Wの走
行速度に基づく被検査木材Wの一定ピッチ毎に行われる
とともに、押圧手段Cの強度センサ32で計測された被
検査木材Wの所定箇所における曲げ強度は押圧手段Dの
強度センサ32でも再び計測され、これにより互いに上
下方向反対側からの曲げ荷重による曲げ強度が計測さ
れ、その平均値によって被検査木材Wの等級が判定され
る。
【0033】被検査木材Wを図4の状態(エッジワイ
ズ)の状態にして曲げ強度を計測する場合には、エアシ
リンダ5,31のピストンロッド5A,31Aを伸縮作
動させてストッパ27,33をこの計測作業に適合した
ものに交換する。これにより、クランプローラ15〜1
7,18〜20の高さ位置はE−F分だけ高くなり、ま
た、荷重ローラ29の高さ位置にはこのE−F分を除く
とL1 −L2 の変化が生ずる。次いで、モータ12,2
1,22を起動させてエッジワイズにした被検査木材W
を装置内に送り込み、これにより前記フラットワイズの
場合と同様に被検査木材Wのエッジワイズでの曲げ強度
を計測する。
【0034】以上の本実施例によれば、押圧手段Cにお
ける荷重ローラ29はシリンダ5によって被検査木材W
の長幅部Bと短幅部Aの寸法差E−F分以上に被検査木
材Wに対する接離方向に移動可能となっており、また、
押圧手段D側において、押圧手段C側における送りロー
ラ6〜8に相当する部材となっているクランプローラ1
8〜20も昇降部材4により同じ距離分だけ移動可能と
なっているため、同じ木材強度検査装置によって被検査
木材Wを短幅部Aについての曲げ強度と長幅部Bについ
ての曲げ強度との両方を検査できるようになり、設備コ
ストや作業性の点で有効となる。
【0035】また、本実施例では、前述した荷重ローラ
突出量変更手段35により、図3で示したフラットワイ
ズでの曲げ強度検査時における荷重ローラ29の突出量
1よりも図4で示したエッジワイズでの曲げ強度検査
時における荷重ローラ29の突出量L2 を小さくできる
ため、被検査木材Wの断面二次モーメントが大きくなる
エッジワイズにおいて、荷重ローラ29から被検査木材
Wに付与する曲げ荷重を適切な大きさにできる。
【0036】更に、この荷重ローラ突出量変更手段35
の駆動源は油圧シリンダよりも設備機器が簡素で取り扱
いが容易なエアシリンダ31になっているとともに、こ
のように駆動源を圧縮流体である空気の圧力で作動する
エアシリンダ31としても、荷重ローラ29の突出量
が、エアシリンダ31のピストンロッド31Aが縮み作
動して荷重ローラ29を保持した保持部材30の被検査
木材Wからの後退量が強度センサ32、中間部材28を
介して後退量制限部材であるストッパ33で制限される
ことにより、所定値の大きさになる構造となっているた
め、空気の圧縮性に全く影響されずに荷重ローラ29の
突出量を正確な値とすることができる。
【0037】また、本実施例によれば、荷重ローラ29
に被検査木材Wからの反力が作用して強度センサ32で
曲げ強度が計測されているとき、押圧手段Cにおける荷
重ローラ29に対して被検査木材Wの長手方向両側には
上下2個で一組を成すローラ6と15、7と16および
8と17、9と18の各二組が設けられており、これら
の各二組のローラによって被検査木材Wは両端固定状態
で曲げ強度検査を受けていることになるため、各一組の
ローラによって単純支持状態で検査を受ける場合と異な
り、荷重ローラ29からの曲げ荷重を受けても被検査木
材Wには両端支持部での滑りが発生することがなく、こ
のため、正確に曲げ検査を行える。このような両端固定
状態での曲げ検査は押圧手段Dによる検査時でも行われ
る。
【0038】以上説明した実施例では、作業者の手作業
により被検査木材Wが木材強度検査装置に送り込まれる
ようになっていたが、木材強度検査装置に被検査木材の
自動供給装置を接続し、これにより送り込み作業を自動
的に行えるようにしてもよい。
【0039】また、木材強度検査装置の出口側に被検査
木材を90度回転させて入口側に送り返す装置を接続
し、これによりフラットワイズとエッジワイズの曲げ強
度の検査作業を自動連続作業として行えるようにしても
よい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、送りローラと荷重ロー
ラのうち少なくとも一方を被検査木材との接離方向に移
動可能とし、かつ、この移動量を被検査木材の短幅部と
長幅部の寸法差以上としたため、短幅部と長幅部の両方
についての曲げ強度を同じ木材強度検査装置によって行
えるようになり、設備コストや作業性の点で有効とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置を示す側断面図で
ある。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】被検査木材のフラットワイズでの曲げ強度検査
状態を示す断面図である。
【図4】被検査木材のエッジワイズでの曲げ強度検査状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
3,4 昇降部材 5,31 エアシリンダ 5A,31A ピストンロッド 6〜11 送りローラ 15〜20 クランプローラ 27,33 後退量制限部材であるストッパ 32 強度センサ 35 荷重ローラ突出量変更手段 W 被検査木材 A 短幅部 B 長幅部 C,D 押圧手段 L1 ,L2 突出量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉川 祐司 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が短幅部と長幅部とを有する非正方
    形断面になっている被検査木材と接触し、かつ、この被
    検査木材の長手方向に離れて少なくとも2個配設された
    送りローラと、これらの送りローラの間において送りロ
    ーラとは反対側から前記被検査木材と接触する荷重ロー
    ラと、この荷重ローラを前記被検査木材に押圧する押圧
    手段と、この押圧手段の押圧力によって前記荷重ローラ
    に作用する前記被検査木材からの反力を検出する強度セ
    ンサとを備えている木材強度検査装置であって、前記送
    りローラと前記荷重ローラとのうち少なくとも一方を前
    記被検査木材との接離方向に移動可能とするとともに、
    この移動量を前記短幅部と長幅部との寸法差以上とした
    ことを特徴とする木材強度検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の木材強度検査装置にお
    いて、前記荷重ローラを前記被検査木材との接離方向に
    移動させ、この荷重ローラが前記短幅部に接触するとき
    と前記長幅部に接触するときとで荷重ローラの突出量を
    変更させる荷重ローラ突出量変更手段を備えることを特
    徴とする木材強度検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の木材強度検査装置にお
    いて、前記荷重ローラ突出量変更手段は、前記被検査木
    材に向って進退するピストンロッドを有するエアシリン
    ダと、このピストンロッドに取り付けられ、かつ、前記
    荷重ローラを保持した保持部材と、この保持部材の前記
    被検査木材からの後退量を制限する後退量制限部材とを
    含んでいることを特徴とする木材強度検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の木材強
    度検査装置において、前記送りローラと前記被検査木材
    を挟んで対向するクランプローラが設けられ、これらの
    送りローラとクランプローラの組が前記荷重ローラに対
    する前記被検査木材の長手方向両側に各複数組設けられ
    ていることを特徴とする木材強度検査装置。
JP26525894A 1994-10-28 1994-10-28 木材強度検査装置 Withdrawn JPH08122236A (ja)

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