JPH08122231A - 特性測定用試験片 - Google Patents

特性測定用試験片

Info

Publication number
JPH08122231A
JPH08122231A JP26217094A JP26217094A JPH08122231A JP H08122231 A JPH08122231 A JP H08122231A JP 26217094 A JP26217094 A JP 26217094A JP 26217094 A JP26217094 A JP 26217094A JP H08122231 A JPH08122231 A JP H08122231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test piece
main body
flag
flags
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26217094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Kaji
正巳 梶
Takashi Ono
孝 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP26217094A priority Critical patent/JPH08122231A/ja
Publication of JPH08122231A publication Critical patent/JPH08122231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】試験片本体1と、試験片本体1の所定箇所に着
脱可能な一対のフラッグ3を具備する試験片を用い、こ
れに検査光を照射し、試験片に印加される応力に応じた
フラッグによる遮光位置の変化を測定し試験片の特性を
測定する。また、試験片本体1のフラッグ3取付位置に
小突起8を本体1と一体的に形成してフラッグを本体に
強固に固定する。 【効果】フラッグを一体的に形成する必要がないために
試験片本体の形状が簡略化され、これにより試験片を容
易に且つ安価に作製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスや金属材
料などの引張強度やクリープ特性などを評価するのに用
いられる特性測定用試験片に関するものである。
【0002】
【従来技術】セラミックスや金属材料を構造材料として
用いる場合、その材料自体の引張強度や引張クリープ特
性などを評価する必要がある。また、同時に歪も計測
し、応力−歪曲線やクリープ歪速度などを求める場合も
ある。特に高温強度に優れるセラミックスの場合には、
これらの測定を高温で行う必要がある。歪は、試験片に
設けられた評点間の変位を計測することによって求める
ことができるが、その変位の測定方法としては、試験片
に接触させて計測する接触式と、試験片に接触すること
なく計測する非接触式がある。
【0003】接触式は、試験片に対して一対の接触子を
接触させ、試験片に応力を印加した時の接触子の変位を
計測し、試験片の特性を評価するものである。しかしこ
の接触式では高温特性を評価する場合、測定装置が複雑
になり高価となる。
【0004】これに対して、レーザーなどの光学系を用
いて変位測定を行う非接触式では、高温においても簡単
で安価な装置で測定できるために多用されている。そこ
で、図5に非接触式の引張試験の測定方法の概略図を示
した。図5によれば、試験片10にレーザー光発生装置
11からレーザー光を照射する。一方、試験片10には
一対の突起部(以下、フラッグという。)12が形成さ
れ、試験片10にレーザー光が照射されるとフラッグ1
2によりレーザー光が遮光される。そしてレーザー光の
照射側とは反対側に設置されたセンサ13で、フラッグ
12によるレーザー光の遮光位置の変化による試験片の
変位を計測するものである。この非接触法による変位の
計測法については例えば実開平6−16813号等に示
されている。
【0005】この非接触法において用いられる試験片と
しては、例えば、図6の試験片の平面図に示すように試
験片10の両端に試験片保持部14が形成され、その被
測定部Aの両側には前述した一対のフラッグ12が所定
の間隔をもって一体的に形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、特性
評価する材料が金属など加工性のよい材料の場合には、
図6に示すような試験片を作製することは容易である。
これに対してセラミックス材料は、耐熱性、耐摩耗性な
どの優れた特性を有する反面、加工性に乏しく、欠けや
すいなどの性質を有する。そのため、研削加工などによ
り図6に示されるようなフラッグを有するセラミック試
験片を作製する場合、その加工時や取扱い時にフラッグ
が欠損し易いために作製にあたり十分注意を要するとと
もに、このような複雑形状の試験片を作製するのにコス
ト高となるという問題があった。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、上記問
題点に対して検討を重ねた結果、試験片に一体化形成さ
れるフラッグは、必ずしも試験片自体と一体化する必要
がないことに着目し、試験片本体とは別体で、一対のフ
ラッグを作製し、これを試験片本体に着脱自在にするこ
とにより、試験片を容易に作製できることを見いだし本
発明に至った。また、本発明は、前記試験片本体のフラ
ッグ取付位置には小突起を一体的に形成することを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、試験片のフラッグを試験片本
体とは別体に作製するために、試験片本体の形状が簡略
化され、これにより試験片を容易に且つ安価に作製する
ことができる。また、試験片本体のフラッグ取付位置に
小さな突起を形成し、これに整合するようにフラッグを
作製し取り付けることにより、高温中で測定する場合に
おいてもフラッグの取付位置が変動することがなく、フ
ラッグを強固に固定できるものである。
【0009】しかも、フラッグは繰り返して使用するこ
とができるために従来のように試験片ごとにフラッグを
作製する必要がなく、経済的である。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図1乃至図5を参照しながら
具体的な例で説明する。本発明における特性測定用の試
験片を図1〜図3に示した。図1は、試験片本体の平面
図、図2はフラッグの分解図、図3は図1の試験片に図
2のフラッグを取り付けた時の図である。図1によれ
ば、試験片本体1の両端には試験片保持部2が形成さ
れ、保持部2、2間には被測定部Aが形成されている。
試験片の断面は、保持方法により任意形状からなるが、
図1では試験片保持部は矩形断面、試験片の被測定部A
は円形断面からなる。その他、被測定部Aも矩形断面か
らなる場合もある。
【0011】一方、図2に示すフラッグ3は、一対の締
結部材4とボルト5から構成される。締結部材4には試
験片本体の取付部の断面形状に整合する半円状の切り欠
き部6が形成され、その両側にはボルト5により締結す
るための締結孔7が形成されている。そして、このフラ
ッグ3は、切り欠き部6内に試験片本体を挟持した状態
で締結部材4をボルト5で締結することにより試験片本
体に固定される。図3は、図2のフラッグ3を試験片本
体1に取り付けた時の概略図である。図3によれば、フ
ラッグ3は、試験片本体1の被測定部Aの両端に取り付
けられる。
【0012】なお、本実施例によれば、試験片本体1の
被測定部Aの両端には、図1に示すように断面が円形の
小突起8が形成されており、また図2のフラッグ3の切
り欠き部6の内側には溝9が形成されており、フラッグ
3の溝9と試験片本体1の小突起8が整合するように取
り付けることにより、試験片の取扱い時、または高温に
保持された場合においてもフラッグがずれるのを防止す
ることができる。
【0013】フラッグを形成する材料としては、その耐
久性が高いほど何回も繰り返し使用できることから、機
械的強度が高いことに加え、高温などのあらゆる試験環
境下で高い耐久性を有することが望ましく、例えば、窒
化ケイ素や炭化ケイ素などのセラミックスからなること
が最も望ましい。
【0014】そこで、本発明に基づき、窒化ケイ素質焼
結体の特性評価を行った。試験片は図1乃至図3に示す
ような形状の窒化ケイ素質焼結体からなる引張試験片を
作製し、評点間(フラッグ間)の直径が3mm、長さは
15mmとし、応力−歪曲線を求め図4に実線で示し
た。また、従来法に基づきフラッグが本体と一体化され
た試験片を用いて同様に応力−歪曲線を求め図4に破線
で示した。図4の結果から明らかなように、本発明の試
験片を用いた場合と従来の試験片を用いた場合とでは実
験上の誤差範囲内で相違ないことが判る。
【0015】本発明のおける特性測定用試験片は、フラ
ッグが試験片本体と別体で、試験片本体に自由に着脱で
きるものであれば、当然上記実施例に示した図1乃至図
3に限定されるものでなく、他の形状(例えば試験片の
保持部が円形断面であるボタンヘッド型)および他の取
付方法であっても何ら差し支えない。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の特性測定
用試験片は、フラッグを一体的に形成する必要がないた
めに試験片本体の形状が簡略化され、これにより試験片
を容易に且つ安価に作製することができる。しかも、フ
ラッグは繰り返して使用することができるために従来の
ように試験片ごとにフラッグを作製する必要がなく、経
済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における試験片本体の平面図である。
【図2】本発明の試験片におけるフラッグの分解図であ
る。
【図3】図1の試験片本体に図2のフラッグを取り付け
た時の図である。
【図4】本発明および従来の試験片を用いて引張試験を
行った時の応力−歪曲線である。
【図5】非接触式の引張試験の測定方法の概略図であ
る。
【図6】従来の試験片の平面図である。
【符号の説明】
1 試験片本体 2、14 試験片保持部 3、12 フラッグ 4 締結部材 5 ボルト 6 切り欠き部 7 締結孔 8 小突起 9 溝 10 試験片 11 レーザー光発生装置 13 センサ A 被測定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定箇所に一対のフラッグを有する試験片
    に対して検査光を照射し、試験片に印加される応力に応
    じたフラッグによる遮光位置の変化を測定し試験片の特
    性を測定するのに使用されるもので、試験片本体と、該
    試験片本体の所定箇所に着脱可能な一対のフラッグを具
    備することを特徴とする特性測定用試験片。
  2. 【請求項2】前記試験片本体のフラッグ取付位置に小突
    起が本体と一体的に形成されてなる請求項1記載の特性
    測定用試験片。
JP26217094A 1994-10-26 1994-10-26 特性測定用試験片 Pending JPH08122231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26217094A JPH08122231A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 特性測定用試験片

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26217094A JPH08122231A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 特性測定用試験片

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08122231A true JPH08122231A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17372042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26217094A Pending JPH08122231A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 特性測定用試験片

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08122231A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102048490B1 (ko) * 2019-05-28 2019-11-25 국방과학연구소 고온 인장 강도 시험 장치 및 시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102048490B1 (ko) * 2019-05-28 2019-11-25 국방과학연구소 고온 인장 강도 시험 장치 및 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910001365A (ko) 온도측정 장치 및 그 열전쌍 조립체
KR940016978A (ko) 프로우브 카드 어셈블리 및 그 제조방법
ATE121607T1 (de) Fühlerpositionsanzeige-messspulen, verwendet in magnetoenzephalografischen untersuchungen und mittel, um diese am kopf zu befestigen.
US7497109B2 (en) Structure of gas sensor designed to minimize damage to porcelain insulators
CA2056490A1 (en) Probe for an extensometer
JPH08122231A (ja) 特性測定用試験片
JPH0720031A (ja) 熱疲労試験方法および熱疲労試験装置
IT8024387A0 (it) Sonda di misurazione per gas e, oppure, delle loro temperature, con almeno un sensore lastriforme.
JPS5932901Y2 (ja) 表面接触温度計用測温部
ATE363063T1 (de) Klinisches ohrthermometer
JP3412359B2 (ja) 貴金属熱電対の定点校正法
KR950016966A (ko) 연주주편 표면온도 측정용 열전대
JPH06109547A (ja) 光ファイバ温度計
SU1384964A1 (ru) Способ определени стабильности термоэлектродных проволок
JPH0242331A (ja) 接触式温度センサ
JPH08338771A (ja) 高温ガス温度測定器
DE69928213D1 (de) Verfahren zum bestimmen humaner thymidylatsynthase und versuchskit
JPS6482943A (en) Inspection of defect due to projection and recess on surface of plywood
JPS627394Y2 (ja)
JPH04283632A (ja) 温度センサ
SU1640584A1 (ru) Устройство дл испытани образцов на прочность
BELYAYEV et al. Effect of stress concentration on fatigue resistance of heat-resistant nickel alloys[Abstract Only]
RU2001129668A (ru) Способ диагностики воспалительных заболеваний почки
JPS6017710Y2 (ja) 放射温度計
JPS56147026A (en) Temperature sensor