JPH08122078A - ジャイロの固定構造 - Google Patents

ジャイロの固定構造

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JPH08122078A
JPH08122078A JP25554994A JP25554994A JPH08122078A JP H08122078 A JPH08122078 A JP H08122078A JP 25554994 A JP25554994 A JP 25554994A JP 25554994 A JP25554994 A JP 25554994A JP H08122078 A JPH08122078 A JP H08122078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gyro
center
gravity
mounting
fixing structure
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25554994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ito
雄司 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP25554994A priority Critical patent/JPH08122078A/ja
Publication of JPH08122078A publication Critical patent/JPH08122078A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャイロに掛かる衝撃等に対して安定な保持
力を維持し、耐久性能の向上が期待できるジャイロの固
定構造を提案する。 【構成】 ジャイロ本体1の重心Gから等距離の位置に
取付部位2A〜2Dを設けるか、或いは重心位置に取付
部位2Aを設けるか、更には取付面1Aに重心Gを配置
した固定構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば航空機等に搭載
されて使用されるジャイロの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来はジャイロの重心位置と取付部位と
の関係を特に考慮することなくジャイロをシャーシ等に
取付けている。つまり、図5及び図6に示すように、ジ
ャイロ本体1にフランジ3が突設され、このフランジ3
に4個の取付部位2A,2B,2C,2Dが設けられた
場合、取付部位2A〜2Dに対してジャイロ本体1の重
心Gが、図示するように片寄った位置に存在した状態で
取付けを行っている。なお、ジャイロ本体1の内部は光
ファイバジャイロ或いはリングレーザジャイロ等の各種
型式のジャイロが考えられ、円盤形状の本体1の周方向
が角速度の入力方向とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5に示したように、
取付部位2A〜2Dに対してジャイロの重心Gが片寄っ
た位置に存在した場合、振動或いは衝撃等が与えられる
と、ジャイロ本体1に片寄った力が与えられ、特に重心
Gに近い取付部位(図の例では2C)に大きな荷重が掛
り、この取付部位2Cを締め付けている締付具(ボルト
・ナット)が早く緩むとか、或いは弾性疲労により破断
する等の不都合が生じる。
【0004】また図6に示したように、取付面1Aから
離れた位置に重心Gが存在した場合に取付面1Aと平行
する方向に振動、或いは衝撃が与えられると、ジャイロ
本体1に曲げモーメントが与えられる。この曲げモーメ
ントによってジャイロ本体1に弾性疲労が与えられる。
更に従来は耐久性を考慮して取付部位を複数設けること
が一般的であったから、固定のための手間が掛かる欠点
もある。
【0005】この発明の目的はこれらの欠点を一掃し、
耐久性が高く、また取付けの手間を省くことができる構
造を持つジャイロの固定構造を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では取付部位が
複数存在する場合は各取付部位から重心までの間の距離
を全て等しい距離に設定するように構成する。また、他
の構造としては重心位置と取付部位とを一致させる構造
或いは取付面と重心位置を合致させる構造を提案する。
【0007】
【作 用】この出願の請求項1で提案する構造によれば
複数の取付部位と重心までの距離をそれぞれ等距離に設
定したから、振動、或いは衝撃等が与えられても、荷重
を各取付部位に対して均等に与えることができる。この
結果、特定の位置の締付具が早く緩んだり、或いは疲労
によって破断するような事故の発生を防止することがで
きる。
【0008】またこの出願の請求項2で提案する固定構
造によれば重心と取付部位とを一致させる構造としたか
ら、取付部位を一点にすることができる。従って、取付
けに要する手間を大幅に少なくできる利点が得られる。
また請求項3で提案する固定構造によれば、取付面に重
心Gが位置するように固定されるから、取付面と平行す
る方向に振動、衝撃等が与えられても、ジャイロ本体1
に曲げモーメントが与えられることがない。よってジャ
イロ本体1の耐久性を向上できる利点が得られる。
【0009】
【実施例】図1は請求項1で提案するジャイロの固定構
造に対応する実施例を示す。図中1はジャイロ本体、3
はジャイロ本体1の外周に突設したフランジ、2A〜2
Dはこのフランジ3に設けた取付部位を示す。この発明
では各取付部位2A〜2Dから等しい距離la ,lb
c ,ld の位置にジャイロ本体1の重心Gを位置させ
る構成とするものである。このためにはジャイロ本体1
の内部または外部にバランサ等を取付けて重心Gの位置
を設定する。
【0010】図2は請求項2で請求するジャイロの固定
構造を示す。この例では円盤形状のジャイロ本体1の中
心位置に重心Gを配置すると共に、重心Gの位置に合致
して取付部位2Aを配置した構造にした場合を示す。取
付部位2Aの構造としては、円盤状のジャイロ本体1の
面にボルト等の取付ネジを突設するか、またはジャイロ
本体1の面に雌ネジ孔又は貫通孔を形成して構成するこ
とができる。
【0011】図3は請求項3で請求するジャイロの固定
構造に対応する実施例を示す。この実施例ではジャイロ
本体1の取付面1Aと同一面にジャイロ本体1の重心G
を位置させた構造としたものである。この構造にするた
めには取付部位2A〜2Dを形成したフランジ3をジャ
イロ本体1の軸芯方向の中央に配置し、取付面1Aを重
心Gの位置に合致させる。図3に示した固定構造と図1
に示した固定構造を組み合わせることにより、最も望ま
しいジャイロの固定構造が得られる。
【0012】図4は請求項4で請求するジャイロの取付
構造に対応する実施例を示す。この実施例では図2に示
した固定構造に加えて回り止め手段4を設けた構造を特
徴とするものである。回り止め手段4としては孔を設け
るかまたはピンを突設して構成することができる。孔に
よって回り止め手段4を構成した場合は被取付面側の例
えばシャーン板にピンを突設し、このピンを回り止め手
段4を構成する孔に係合させる。また回り止め手段4を
ピンによって構成した場合は、相手のシャーシ等に孔を
形成し、この孔に回り止め手段4を構成するピンを係合
させてジャイロ本体1が回転することを阻止する。
【0013】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば取付
部位を複数とする場合は、各取付部位2A〜2Dから重
心Gまでの距離が等しくなるように重心Gの位置を設定
するから、各取付部位2A〜2Dを締め付ける締付具に
均等な荷重を与えることができる。よって特別な位置の
締付具に片寄って荷重が与えられないから、耐久性を向
上させることができる。
【0014】またジャイロ本体1の重心Gと取付部位の
位置を合致させることにより取付部位を1個所にするこ
とができる。取付部位を1個所にした場合には取付けの
手間が大幅にはぶけ、組立を容易に行うことができる利
点が得られる。更に取付部位を1個所とした場合、回り
止め手段4を設けることによりジャイロ本体1が回り止
めされる。この結果、ジャイロ本体1から引き出される
リード線に張力が与えられても、ジャイロ本体1が回転
してしまうような事故が起きることを阻止することがで
きる。
【0015】更にジャイロ本体1の取付面1Aと重心G
の位置を合致させる構成とする場合には、取付面1Aと
平行する方向の振動、衝撃が与えられてもジャイロ本体
1に曲げモーメントが与えられることはない。よってこ
の点でジャイロ本体1の耐久性を向上することができる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の請求項1で提案するジャイロの固定
構造の実施例を示す正面図。
【図2】この出願の請求項2で提案するジャイロの固定
構造の実施例を示す正面図。
【図3】この出願の請求項3で提案するジャイロの固定
構造の実施例を示す断面図。
【図4】この出願の請求項4で提案するジャイロの固定
構造の実施例を示す断面図。
【図5】従来の技術を説明するための正面図。
【図6】従来の技術を説明するための側面図。
【符号の説明】
1 ジャイロ本体 2A〜2D 取付部位 3 フランジ 4 回り止め手段 G 重心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャイロ本体の重心位置から等距離にあ
    る部位に取付部位を設けた構造を特徴とするジャイロの
    固定構造。
  2. 【請求項2】 ジャイロ本体の重心位置に一致する部位
    を取付部位とすることを特徴とするジャイロの固定構
    造。
  3. 【請求項3】 ジャイロ本体の取付面とジャイロの重心
    位置を同一平面に合致させることを特徴とするジャイロ
    の固定構造。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のジャイロの固定構造にお
    いて、ジャイロの取付部位とは別に相手の取付面に係合
    し、ジャイロ本体が取付部位を中心に回転することを阻
    止する回り止め手段を設けたことを特徴とするジャイロ
    の固定構造。
JP25554994A 1994-10-20 1994-10-20 ジャイロの固定構造 Withdrawn JPH08122078A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25554994A JPH08122078A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 ジャイロの固定構造

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JP25554994A JPH08122078A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 ジャイロの固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08122078A true JPH08122078A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17280272

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JP25554994A Withdrawn JPH08122078A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 ジャイロの固定構造

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JP (1) JPH08122078A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2283188A (en) * 1993-10-26 1995-05-03 Balmoral Group Coating rotating pipes from dispensing heads moving parallel to rotary axis
JP2007047167A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Litton Syst Inc 振動梁の節点位置修正方法

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GB2283188A (en) * 1993-10-26 1995-05-03 Balmoral Group Coating rotating pipes from dispensing heads moving parallel to rotary axis
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