JPH08122014A - 顕微干渉計 - Google Patents

顕微干渉計

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Publication number
JPH08122014A
JPH08122014A JP26030694A JP26030694A JPH08122014A JP H08122014 A JPH08122014 A JP H08122014A JP 26030694 A JP26030694 A JP 26030694A JP 26030694 A JP26030694 A JP 26030694A JP H08122014 A JPH08122014 A JP H08122014A
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JP
Japan
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light
mirror
illumination
emitted
total reflection
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Application number
JP26030694A
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English (en)
Inventor
Masakazu Takami
雅和 鷹見
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 主光路用対物レンズ33に目的光としての光
ビーム21,24を入射させ且つ参照光路用対物レンズ
37に参照光としての光ビーム21,24を入射させる
手段に、半透過ミラー28及び全反射ミラー29を用
い、偏光光学素子30、微分干渉光学素子31、コンデ
ンサレンズ32、微分干渉光学素子34、偏光光学素子
35を、主光路用対物レンズ33に入射する目的光とし
ての光ビーム21,24の光軸上と該光軸上から離れた
位置との間をそれぞれ別箇に移動し得るように配設し、
偏光光学素子30に照明用光ビームが入射し得るように
している。 【効果】 光学素子30,31,34,35とコンデン
サレンズ32とを移動させると、干渉計、透過偏光顕微
鏡、透過微分干渉顕微鏡、落射微分干渉顕微鏡が成立す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は顕微干渉計に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の顕微干渉計の一例を示す
もので、1は正三角形の断面形状を有するケスターズプ
リズム(ビームスプリッタ)であり、該ケスターズプリ
ズム1の内部には、正三角形の第1の辺1aと第2の辺
1bとの頂点1dから、正三角形の第3の辺1cの中点
1eへ向って延びる半透膜2が形成されている。
【0003】3は光源であり、該光源3より出射される
光ビーム4は、コリメータレンズ5を介して前記のケス
ターズプリズム1の正三角形の第1の辺1aをなす面に
直角に入射するようなっている。
【0004】このケスターズプリズム1の正三角形の第
1の辺1aをなす面に入射する光ビーム4の半分は、半
透膜2を透過してケスターズプリズム1の正三角形の第
2の辺1bをなす面に入射し、該第2の辺1bをなす面
により反射してケスターズプリズム1の正三角形の第3
の辺1cをなす面から外部へ半透膜2に平行な目的光と
して出射される。
【0005】また、光ビーム4の残りの半分は、半透膜
2により反射してケスターズプリズム1の正三角形の第
1の辺1aをなす面に入射し、該第1の辺1aをなす面
により反射してケスターズプリズム1の正三角形の第3
の辺1cをなす面から外部へ先に述べた目的光4と平行
に且つ該目的光4に対して間隔を隔てた参照光として出
射される。
【0006】6は主光路用コンデンサレンズであり、該
主光路用コンデンサレンズ6には、前記の半透膜2を透
過してケスターズプリズム1より出射される光ビーム4
(目的光)が、光路差補正用光学素子(ウエッジコンペ
ンセータ)7を介して入射するようになっている。
【0007】8は実験セルであり、該実験セル8は、光
ビーム4が透過可能な材質により形成され且つ試料が封
入あるいは載置されている。
【0008】この実験セル8には、上記の主光路用コン
デンサレンズ6より出射される光ビーム4が入射するよ
うになっている。
【0009】9は主光路用対物レンズであり、該主光路
用対物レンズ9には、前記の実験セル8を透過する光ビ
ーム4が入射するようになっている。
【0010】10は参照光路用コンデンサレンズであ
り、該参照光路用コンデンサレンズ10は、前記の半透
膜2により反射してケスターズプリズム1より出射され
る光ビーム4(参照光)が、光路差補正用光学素子(ウ
エッジコンペンセータ)11を介して入射するようにな
っている。
【0011】12は補償セルであり、該補償セル12
は、前記の実験セル8と同様に光ビーム4が透過可能な
材質により形成されている。
【0012】この補償セル12には、上記の参照光路用
コンデンサレンズ10より出射される光ビーム4(参照
光)が入射するようになっている。
【0013】13は参照光路用対物レンズであり、該参
照光路用対物レンズ13には、前記の補償セル12を透
過する光ビーム4(参照光)が入射するようになってい
る。
【0014】14は正三角形の断面形状を有するケスタ
ーズプリズム(ビームスプリッタ)であり、該ケスター
ズプリズム14は、先に述べたケスターズプリズム1と
同形状に形成されている。
【0015】ケスターズプリズム14の内部には、正三
角形の第1の辺14aと第2の辺14bとの頂点14d
から、正三角形の第3の辺14cの中点14eへ向って
延びる半透膜15が形成されており、第3の辺14cに
は、前記の主光路用対物レンズ9より出射される光ビー
ム4(目的光)と参照光路用対物レンズ13より出射さ
れる光ビーム(参照光)とが、第3の辺14cに直角に
入射するようになっている。
【0016】このケスターズプリズム14の正三角形の
第3の辺14cをなす面に主光路用対物レンズ9から入
射する光ビーム4(目的光)は、ケスターズプリズム1
4の正三角形の第1の辺14aをなす面により反射して
半透膜15に入射し、更に、該半透膜15により反射し
てケスターズプリズム14の第1の辺14aをなす面か
ら該第1の辺14aに対し直角に外部へ出射される。
【0017】また、ケスターズプリズム14の正三角形
の第3の辺14cをなす面に参照光路用対物レンズ13
から入射する光ビーム4(参照光)は、ケスターズプリ
ズム14の正三角形の第2の辺14bをなす面により反
射して半透膜15に入射し、更に、該半透膜15を透過
してケスターズプリズム14の第1の辺14aをなす面
から該第1の辺14aに対し直角に且つ先に述べた目的
光と同軸に出射される。
【0018】16は観察装置(CCDカメラ)であり、
該観察装置16には、前記のケスターズプリズム14よ
り出射される光ビーム4(目的光並びに参照光)が入射
するようになっている。
【0019】17は画像記録装置(ビデオテープレコー
ダ)であり、該画像記録装置17は、前記の観察装置1
6より出力される画像信号18を記録するように構成さ
れている。
【0020】19は画像表示装置(画像モニタ)であ
り、該画像表示装置19は、前記の観察装置16より出
力される画像信号18あるいは画像記録装置17に記録
された画像信号18に基づいた画像を表示するように構
成されている。
【0021】上述した構成を有する顕微干渉計では、光
源3から光ビーム4を出射させると、該光ビーム4は、
ケスターズプリズム1によって目的光と参照光とに分割
される。
【0022】目的光としての光ビーム4は、ケスターズ
プリズム1から光路差補正用光学素子7、主光路用コン
デンサレンズ6を経て実験セル8を透過し、主光路用対
物レンズ9よりケスターズプリズム14に入射する。
【0023】一方、参照光としての光ビーム4は、ケス
ターズプリズム1から光路差補正用光学素子11、参照
光路用コンデンサレンズ10を経て補償セル12を透過
し、参照光路用対物レンズ13よりケスターズプリズム
14に入射する。
【0024】更に、目的光としての光ビーム4並びに参
照光としての光ビーム4は、ケスターズプリズム14か
ら観察装置16に同軸に入射し、実験セル8に封入ある
いは載置された試料の密度分布や温度分布に起因する干
渉縞が観察装置16によって撮像され、該観察装置16
からの画像信号18に基づいた画像が画像表示装置19
に表示される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5に示す
従来の顕微干渉計においては、目的光としての光ビーム
4と参照光としての光ビーム4との間隔が、ケスターズ
プリズム1,14の大きさによって決定されるので、実
験セル8の大きさに制約があり該実験セル8を大型化す
ることができない。
【0026】また、目的光としての光ビーム4を実験セ
ル8に透過させて該実験セル8の観察を行う明視野観察
であるため、実験セル8に封入あるいは載置されている
試料が透明物質である場合には、該透明物質の輪郭を明
瞭に観察することができなかった。
【0027】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、実験セル8の大型化を図ることができ、また、実験
セル8に試料として封入あるいは載置された透明物質の
輪郭を明瞭に観察することが可能な顕微干渉計を提供す
ることを目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の顕微干渉計においては、干渉計光源20,2
3より出射される光ビーム21,24の半分を参照光と
して透過させて補償セル12の正面に入射させ且つ光ビ
ーム21,24の残りの半分を目的光として反射する第
1の干渉計光源側半透過ミラー28と、該第1の干渉計
光源側半透過ミラー28より出射される目的光としての
光ビーム21,24を参照光としての光ビーム21,2
4に対し平行に反射して実験セル8の正面に入射させる
第1の干渉計光源側全反射ミラー29と、前記の補償セ
ル12を正面から透過する参照光としての光ビーム2
1,24を反射する第1の観察装置側全反射ミラー38
と、該第1の観察装置側全反射ミラー38より出射され
る参照光としての光ビーム21,24を透過させ且つ該
参照光としての光ビーム21,24に対して前記の実験
セル8を正面から透過する目的光としての光ビーム2
1,24を同軸に反射する第1の観察装置側半透過ミラ
ー36と、前記の実験セル8と第1の観察装置側半透過
ミラー36との間に実験セル8から出射される目的光と
しての光ビーム21,24が入射するように配設された
第1の主光路用対物レンズ33と、前記の補償セル12
と第1の観察装置側全反射ミラー38との間に補償セル
12から出射される参照光としての光ビーム21,24
が入射するように配設された第1の参照光路用対物レン
ズ37とを備え、前記の第1の観察装置側半透過ミラー
36より出射される目的光及び参照光としての光ビーム
21,24を正面側観察装置16aに導くように構成
し、前記の第1の干渉計光源側全反射ミラー29と実験
セル8との間に第1の透過照明側偏光光学素子30、第
1の透過照明側微分干渉光学素子31、第1のコンデン
サレンズ32を、第1の干渉計光源側全反射ミラー29
から出射される目的光としての光ビーム21,24の光
軸上と該光軸上から離れた位置との間をそれぞれ別箇に
移動し得るように配設し、前記の第1の透過照明側偏光
光学素子30に照明用光源52より出射される照明用光
ビーム57を、第1の透過照明側偏光光学素子30を透
過する目的光としての光ビーム21,24と同軸に入射
させ得る第1の透過照明導入用ミラー61を設け、前記
の第1の主光路用対物レンズ33と第1の観察装置側半
透過ミラー36との間に第1の落射照明側微分干渉光学
素子34、第1の落射照明側偏光光学素子35を、第1
の主光路用対物レンズ33から出射される目的光として
の光ビーム21,24の光軸上と該光軸上から離れた位
置との間をそれぞれ別箇に移動し得るように配設し、前
記の第1の落射照明側微分干渉光学素子34に照明用光
源52より出射される照明用光ビーム59を、第1の落
射照明側微分干渉光学素子34を透過する目的光として
の光ビーム21,24と同軸に入射させ得る第1の落射
照明導入用ミラー63を設けている。
【0029】また、上述した構成に加えて、干渉計光源
20,23より出射される光ビーム21,24の半分を
第1の干渉計光源側半透過ミラー28に向って透過させ
且つ残りの半分を反射する光路分岐用ミラー65と、該
光路分岐用ミラー65により反射する光ビーム21,2
4を実験セル8及び補償セル12の側方へ導く光ビーム
迂回光学素子66,39,40と、該光ビーム迂回光学
素子40より出射される光ビーム21,24の半分を参
照光として透過させて前記の補償セル12の側面に入射
させ且つ光ビーム21,24の残りの半分を目的光とし
て反射する第2の干渉計光源側半透過ミラー41と、該
第2の干渉計光源側半透過ミラー41より出射される目
的光としての光ビーム21,24を参照光としての光ビ
ーム21,24に対し平行に反射して実験セル8の側面
に入射させる第2の干渉計光源側全反射ミラー42と、
前記の補償セル12を側面から透過する参照光としての
光ビーム21,24を反射する第2の観察装置側全反射
ミラー51と、該第2の観察装置側全反射ミラー51よ
り出射される参照光としての光ビーム21,24を透過
させ且つ該参照光としての光ビーム21,24に対して
前記の実験セル8を側面から透過する目的光としての光
ビーム21,24を同軸に反射する第2の観察装置側半
透過ミラー49と、前記の実験セル8と第2の観察装置
側半透過ミラー49との間に実験セル8から出射される
目的光としての光ビーム21,24が入射するように配
設された第2の主光路用対物レンズ46と、前記の補償
セル12と第2の観察装置側全反射ミラー51との間に
補償セル12から出射される参照光としての光ビーム2
1,24が入射するように配設された第2の参照光路用
対物レンズ50とを備え、前記の第2の観察装置側半透
過ミラー49より出射される目的光及び参照光としての
光ビーム21,24を側面用観察装置16bに導くよう
に構成し、前記の第2の干渉計光源側全反射ミラー42
と実験セル8との間に第2の透過照明側偏光光学素子4
3、第2の透過照明側微分干渉光学素子44、第2のコ
ンデンサレンズ45を、第2の干渉計光源側全反射ミラ
ー42から出射される目的光としての光ビーム21,2
4の光軸上と該光軸上から離れた位置との間をそれぞれ
別箇に移動し得るように配設し、前記の第2の透過照明
側偏光光学素子43に照明用光源52より出射される照
明用光ビーム58を、第2の透過照明側偏光光学素子4
3を透過する目的光としての光ビーム21,24と同軸
に入射させ得る第2の透過照明導入用ミラー62を設
け、前記の第2の主光路用対物レンズ46と第2の観察
装置側半透過ミラー49との間に第2の落射照明側微分
干渉光学素子47、第2の落射照明側偏光光学素子48
を、第2の主光路用対物レンズ46から出射される目的
光としての光ビーム21,24の光軸上と該光軸上から
離れた位置との間をそれぞれ別箇に移動し得るように配
設し、前記の第2の落射照明側微分干渉光学素子47に
照明用光源52より出射される照明用光ビーム60を、
第2の落射照明側微分干渉光学素子47を透過する目的
光としての光ビーム21,24と同軸に入射させ得る第
2の落射照明導入用ミラー64を設けるようにする。
【0030】更に、互いに波長が異なる光ビーム21,
24を出射する複数の干渉計光源20,23を設けるよ
うにする。
【0031】
【作用】本発明の顕微干渉計では、第1の透過照明側偏
光光学素子30、第1の透過照明側微分干渉光学素子3
1、第1のコンデンサレンズ32、第1の落射照明側微
分干渉光学素子34、第1の落射照明側偏光光学素子3
5、第1の透明照明導入用ミラー61、第1の落射照明
導入用ミラー63を、それぞれ第1の干渉計光源側全反
射ミラー29より第1の主光路用対物レンズ33に向っ
て出射される光ビーム21,24の光軸上から離れた位
置に移動させると、正面干渉計が成立する。
【0032】また、第1の透過照明側偏光光学素子3
0、第1のコンデンサレンズ32、第1の落射照明側偏
光光学素子35、第1の透過照明導入用ミラー61を、
それぞれ第1の干渉計光源側全反射ミラー29より第1
の主光路用対物レンズ33に向って出射される光ビーム
21,24の光軸上に位置させるとともに、第1の透過
照明側微分干渉光学素子31、第1の落射照明側微分干
渉光学素子34を、それぞれ第1の干渉計光源側全反射
ミラー29より第1の主光路用対物レンズ33に向って
出射される光ビーム21,24の光軸上から離れた位置
に移動させて、第1の透過照明導入用ミラー61から第
1の透過照明側偏光光学素子30に照明用光ビーム57
を入射させると、正面透過偏光顕微鏡が成立する。
【0033】一方、第1の透過照明側偏光光学素子3
0、第1の透過照明側微分干渉光学素子31、第1のコ
ンデンサレンズ32、第1の落射照明側微分干渉光学素
子34、第1の落射照明側偏光光学素子35、第1の透
過照明導入用ミラー61を、それぞれ第1の干渉計光源
側全反射ミラー29より第1の主光路用対物レンズ33
に向って出射される光ビーム21,24の光軸上に位置
させるとともに、第1の透過照明導入用ミラー61から
第1の透過照明側偏光光学素子30に照明用光ビーム5
7を入射させると、正面透過微分干渉顕微鏡が成立す
る。
【0034】更に、第1の落射照明側微分干渉光学素子
34、第1の落射照明側偏光光学素子35、第1の落射
照明導入用ミラー63を、それぞれ第1の主光路用対物
レンズ33に向う光ビーム21,24の光軸上に位置さ
せるとともに、第1の落射照明導入用ミラー63から第
1の落射照明側微分干渉光学素子34に照明用光ビーム
59を入射させると、正面落射微分干渉顕微鏡が成立す
る。
【0035】光路分岐用ミラー65、光ビーム迂回光学
素子66,39,40、第2の透過照明側偏光光学素子
43、第2の透過照明側微分干渉光学素子44、第2の
コンデンサレンズ45、第2の主光路用対物レンズ4
6、第2の落射照明側微分干渉光学素子47、第2の落
射照明側偏光光学素子48等を設けた場合には、第2の
透過照明側偏光光学素子43、第2の透過照明側微分干
渉光学素子44、第2のコンデンサレンズ45、第2の
落射照明側微分干渉光学素子47、第2の落射照明側偏
光光学素子48、第2の透過照明導入用ミラー62、第
2の落射照明導入用ミラー64を、それぞれ第2の干渉
計光源側全反射ミラー42より第2の主光路用対物レン
ズ46に向って出射される光ビーム21,24の光軸上
から離れた位置に移動させると、側面干渉計が成立す
る。
【0036】また、第2の透過照明側偏光光学素子4
3、第2のコンデンサレンズ45、第2の落射照明側偏
光光学素子48、第2の透過照明導入用ミラー62を、
それぞれ第2の干渉計光源側全反射ミラー42より第2
の主光路用対物レンズ46に向って出射される光ビーム
21,24の光軸上に位置させるとともに、第2の透過
照明側微分干渉光学素子44、第2の落射照明側微分干
渉光学素子47を、それぞれ第2の干渉計光源側全反射
ミラー42より第2の主光路用対物レンズ46に向って
出射される光ビーム21,24の光軸上から離れた位置
に移動させて、第2の透過照明導入用ミラー62から第
2の透過照明側偏光光学素子43に照明用光ビーム58
を入射させると、側面透過偏光顕微鏡が成立する。
【0037】一方、第2の透過照明側偏光光学素子4
3、第2の透過照明側微分干渉光学素子44、第2のコ
ンデンサレンズ45、第2の落射照明側微分干渉光学素
子47、第2の落射照明側偏光光学素子48、第2の透
過照明導入用ミラー62を、それぞれ第2の干渉計光源
側全反射ミラー42より第2の主光路用対物レンズ46
に向って出射される光ビーム21,24の光軸上に位置
させるとともに、第2の透過照明導入用ミラー62から
第2の透過照明側偏光光学素子43に照明用光ビーム5
8を入射させると、側面透過微分干渉顕微鏡が成立す
る。
【0038】更に、第2の落射照明側微分干渉光学素子
47、第2の落射照明側偏光光学素子48、第2の落射
照明導入用ミラー64を、それぞれ第2の主光路用対物
レンズ46に向う光ビーム21,24の光軸上に位置さ
せるとともに、第2の落射照明導入用ミラー64から第
2の落射照明側微分干渉光学素子47に照明用光ビーム
60を入射させると、側面落射微分干渉顕微鏡が成立す
る。
【0039】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0040】図1から図4は本発明の顕微干渉計の一実
施例を示すものであり、図中、図5と同一の符号を付し
た部分は同一物を表わしている。
【0041】20はAr(アルゴン)レーザ発振器(干
渉計用光源)であり、該Arレーザ発振器20は、光ビ
ーム(波長488nmのレーザ光)21を略垂直方向上
向きに発振するように構成されている。
【0042】22は全反射ミラーであり、該全反射ミラ
ー22は、前記のArレーザ発振器20より発振される
光ビーム21を略水平方向に反射するように配置されて
いる。
【0043】この全反射ミラー22とArレーザ発振器
20との間には、該Arレーザ発振器20より発振され
る光ビーム21の光路を遮断し得るシャッタ(図示せ
ず)を設けるようにすることが望ましい。
【0044】23はHe−Ne(ヘリウムネオン)レー
ザ発振器(干渉計用光源)であり、該He−Neレーザ
発振器23は、光ビーム24(波長632.8nmのレ
ーザ光)を前記の全反射ミラー22より出射される光ビ
ーム21に向って略垂直方向上向きに発振するように構
成されている。
【0045】25は半透過ミラーであり、該半透過ミラ
ー25は、前記全反射ミラー22より出射される光ビー
ム21を透過させ且つHe−Neレーザ発振器23より
出射される光ビーム24を前記の光ビーム21に対して
同軸に反射するように配置されている。
【0046】この半透過ミラー25とHe−Neレーザ
発振器23との間には、該He−Neレーザ発振器より
発振される光ビーム24の光路を遮断し得るシャッタ
(図示せず)を設けるようにすることが望ましい。
【0047】65は半透過ミラーよりなる光路分岐用ミ
ラーであり、該光路分岐用ミラー65は、前記の半透過
ミラー25より出射される光ビーム21,24の半分を
透過させ且つ残りの半分を、光路分岐用ミラー65を透
過する光ビーム21,24の光軸に対して直交する方向
へほぼ水平に反射するように配置されている。
【0048】26はビームエキスパンダであり、該ビー
ムエキスパンダ26は、前記の光路分岐用ミラー65を
透過する光ビーム21,24の光路に配置され、光ビー
ム21,24のビーム径を拡大するように構成されてい
る。
【0049】27は全反射ミラーであり、該全反射ミラ
ー27は、前記のビームエキスパンダ26より出射され
る光ビーム21,24を略垂直方向下向きに反射するよ
うに配置されている。
【0050】28は半透過ミラー(第1の干渉計光源側
半透過ミラー)であり、該半透過ミラー28は、光路切
替用ミラー27の反射面27aから略垂直方向下向きに
出射される光ビーム21,24の半分を、目的光として
略水平方向に反射し、また、光ビーム21,24の残り
の半分を、参照光として略垂直方向下向きに透過させる
ように配置されている。
【0051】29は全反射ミラー(第1の透過照明側全
反射ミラー)であり、該全反射ミラー29は、前記の半
透過ミラー28により略水平方向に反射する光ビーム2
1,24(目的光)を略垂直方向下向きに反射するよう
に配置されている。
【0052】30は第1のポラライザ(第1の透過照明
側偏光光学素子)、31は第1の透過照明側ノマルスキ
プリズム(第1の透過照明側微分干渉光学素子)、32
は第1のコンデンサレンズ、33は第1の主光路用対物
レンズ、34は第1の落射照明側ノマルスキプリズム
(第1の落射照明側微分干渉光学素子)、35は第1の
アナライザ(第1の落射照明側偏光光学素子)、36は
半透過ミラー(第1の観察装置側半透過ミラー)であ
る。
【0053】これらの第1のポラライザ30、第1の透
過照明側ノマルスキプリズム31、第1のコンデンサレ
ンズ32、第1の主光路用対物レンズ33、第1の落射
照明側ノマルスキプリズム34、第1のアナライザ3
5、半透過ミラー36は、全反射ミラー29の直下に下
方へ向って順に配置されており、全反射ミラー29より
略垂直方向下向きに出射される光ビーム21,24(目
的光)は、最終的には半透過ミラー36によって略水平
方向へ反射されるようになっている。
【0054】また、上記の第1のコンデンサレンズ32
と第1の主光路用対物レンズ33との間には、実験セル
8が配設され得るように構成されており、該実験セル8
を第1のコンデンサレンズ32と第1の主光路用対物レ
ンズ33との間に配設した際には、実験セル8の正面
(上面)に、略垂直方向下向きに進行する光ビーム2
1,24(目的光)が入射するようになっている。
【0055】更に、第1のポラライザ30、第1の透過
照明側ノマルスキプリズム31、第1のコンデンサレン
ズ32、第1の落射照明側ノマルスキプリズム34、第
1のアナライザ35は、それぞれ全反射ミラー29より
出射される光ビーム21,24(目的光)の光軸上と該
光軸上から離れた位置との間を略水平に移動し得るよう
に構成されている(図1、図2等参照)。
【0056】37は第1の参照光路用対物レンズ、38
は全反射ミラー(第1の観察装置側全反射ミラー)であ
る。
【0057】これらの第1の参照光路用対物レンズ3
7、全反射ミラー38は、前記の半透過ミラー28の直
下に下方へ向って順に配置されており、半透過ミラー2
8より垂直方向下向きに出射される光ビーム21,24
(参照光)は、最終的には全反射ミラー38によって略
水平方向へ反射され、前記の半透過ミラー36を透過す
るようになっている。
【0058】また、前記の半透過ミラー28と第1の参
照光路用対物レンズ37との間には、補償セル12が配
設され得るように構成されており、該補償セル12を半
透過ミラー28と第1の参照光路用対物レンズ37との
間に配設した際には、補償セル12の正面(上面)に、
略垂直方向下向きに進行する光ビーム21,24(参照
光)が入射するようになっている。
【0059】16aは正面用観察装置(CCDカメラ)
であり、該正面用観察装置16aには、先に述べた半透
過ミラー36より出射される光ビーム21,24(目的
光及び参照光)が入射するようになっている。
【0060】17aは画像記録装置(ビデオテープレコ
ーダ)であり、該画像記録装置17aは、前記の正面用
観察装置16aより出力される画像信号18aを記録す
るように構成されている。
【0061】19aは画像表示装置(画像モニタ)であ
り、該画像表示装置19aは、前記の正面用観察装置1
6aより出力される画像信号18aあるいは画像記録装
置17aに記録された画像信号18aに基づいた画像を
表示するように構成されている。
【0062】66は全反射ミラー(光ビーム迂回光学素
子)であり、該全反射ミラー66は、先に述べた光路分
岐用ミラー65から出射される光ビーム21,24を略
水平に反射するように配置されている。
【0063】67はビームエキスパンダであり、該ビー
ムエキスパンダ67は、前記の全反射ミラー66から出
射される光ビーム21,24の光路に配置され、光ビー
ム21,24のビーム径を拡大するように構成されてい
る。
【0064】39は全反射ミラー(光ビーム迂回光学素
子)であり、該全反射ミラー39は、前記のビームエキ
スパンダ67より出射される光ビーム21,24を略垂
直方向下向きに反射するように配置されている。
【0065】40は全反射ミラー(光ビーム迂回光学素
子)であり、該全反射ミラー40は、前記の全反射ミラ
ー39により略垂直方向下向きに出射される光ビーム2
1,24を、先に述べた補償セル12の側面(横面)へ
向って略水平方向に反射するように配置されている。
【0066】41は半透過ミラー(第2の干渉計光源側
半透過ミラー)であり、該半透過ミラー41は、前記の
全反射ミラー40により略水平方向に出射される光ビー
ム21,24の半分を、目的光として略水平方向に直角
に反射し、また、光ビーム21,24の残りの半分を、
参照光として上述したように補償セル12の側面へ向っ
て透過させるように配置されている。
【0067】42は全反射ミラー(第2の干渉計光源側
全反射ミラー)であり、該全反射ミラー42は、前記の
半透過ミラー41により略水平方向に反射する光ビーム
21,24(目的光)を、先に述べた実験セル8の側面
(横面)へ向って略水平方向に反射するように配置され
ている。
【0068】43は第2のポラライザ(第2の透過照明
側偏光光学素子)、44は第2の透過照明側ノマルスキ
プリズム(第2の透過照明側微分干渉光学素子)、45
は第2のコンデンサレンズ、46は第2の主光路用対物
レンズ、47は第2の落射照明側ノマルスキプリズム
(第2の落射照明側微分干渉光学素子)、48は第2の
アナライザ(第2の落射照明側偏光光学素子)、49は
半透過ミラー(第2の観察装置側半透過ミラー)であ
る。
【0069】上記の第2のポラライザ43、第2の透過
照明側ノマルスキプリズム44、第2のコンデンサレン
ズ45は、全反射ミラー42より出射される光ビーム2
1,24(目的光)の光軸上に位置するように、全反射
ミラー42と実験セル8との間に順に配置され、また、
第2の主光路用対物レンズ46、第2の落射照明側ノマ
ルスキプリズム47、第2のアナライザ48、半透過ミ
ラー49は、全反射ミラー42より出射される光ビーム
21,24(目的光)の光軸上に位置するように、実験
セル8の全反射ミラー42とは反対側に順に配置されて
おり、全反射ミラー42より略水平方向に出射される光
ビーム21,24(目的光)は、最終的には半透過ミラ
ー49によって略水平方向へ反射されるようになってい
る。
【0070】50は第2の参照光路用対物レンズ、51
は全反射ミラー(第2の観察装置側全反射ミラー)であ
る。
【0071】これらの第2の参照光路用対物レンズ5
0、全反射ミラー51は、半透過ミラー41より出射さ
れる光ビーム21,24(参照光)の光軸上に位置する
ように、補償セル12の半透過ミラー41とは反対側に
順に配置されており、半透過ミラー41より略水平方向
に出射される光ビーム21,24(参照光)は、最終的
には全反射ミラー51によって略水平方向へ反射され、
前記の半透過ミラー49を透過するようになっている。
【0072】16bは側面用観察装置(CCDカメラ)
であり、該側面用観察装置16bには、先に述べた半透
過ミラー49より出射される光ビーム21,24(目的
光及び参照光)が入射するようになっている。
【0073】17bは画像記録装置(ビデオテープレコ
ーダ)であり、該画像記録装置17bは、前記の側面用
観察装置16bより出力される画像信号18bを記録す
るように構成されている。
【0074】19bは画像表示装置(画像モニタ)であ
り、該画像表示装置19bは、前記の側面用観察装置1
6bより出力される画像信号18bあるいは画像記録装
置17bに記録された画像信号18bに基づいた画像を
表示するように構成されている。
【0075】52はランプハウス(照明用光源)、53
は第1の透過照明用光ファイバ、54は第2の透過照明
用光ファイバ、55は第1の落射照明用光ファイバ、5
6は第2の落射照明用光ファイバであり、各照明用光フ
ァイバ53,54,55,56の基端部はそれぞれラン
プハウス52に接続されている。
【0076】ランプハウス52の内部には、ハロゲンラ
ンプ(図示せず)が設けられており、照明用光ファイバ
53,54,55,56の先端部からは、光ビーム(照
明用光ビーム)57,58,59,60が出射されるよ
うになっている。
【0077】第1の透過照明用光ファイバ53の先端部
は、前記の半透過ミラー28と全反射ミラー29との間
に、光ビーム57を出射させ得るように配設され、ま
た、第2の透過照明用光ファイバ54の先端部は、前記
の半透過ミラー41と全反射ミラー42との間に、光ビ
ーム58を出射させ得るように配設されている。
【0078】第1の落射照明用光ファイバ55の先端部
は、前記の第1の落射照明側ノマルスキプリズム34と
第1のアナライザ35との間に、光ビーム59を出射さ
せ得るように配設され、また、第2の落射照明用光ファ
イバ56の先端部は、前記の第2の落射照明側ノマルス
キプリズム47と第2のアナライザ48との間に、光ビ
ーム60を出射させ得るように配設されている。
【0079】61は全反射ミラーよりなる第1の透過照
明導入用ミラーであり、該第1の透過照明導入用ミラー
61は、前記の半透過ミラー28と全反射ミラー29と
の間に配置されている。
【0080】上記の第1の透過照明導入用ミラー61
は、その反射面61aによって第1の透過照明用光ファ
イバ53の先端部から出射される光ビーム57を全反射
ミラー29に前述の光ビーム21,24(目的光)と同
軸に入射させる場所(図2、図3参照)と、該光ビーム
21,24(目的光)の光路を阻害しない場所に位置設
定できるように構成されている。
【0081】62は全反射ミラーよりなる第2の透過照
明導入用ミラーであり、該第2の透過照明導入用ミラー
62は、前記の半透過ミラー41と全反射ミラー42と
の間に配置されている。
【0082】上記の第2の透過照明導入用ミラー62
は、その反射面62aによって第2の透過照明用光ファ
イバ54の先端部から出射される光ビーム58を全反射
ミラー42に前述の光ビーム21,24(目的光)と同
軸に入射させる場所(図2、図3参照)と、該光ビーム
21,24(目的光)の光路を阻害しない場所に位置設
定できるように構成されている。
【0083】63は半透過ミラーよりなる第1の落射照
明導入用ミラーであり、該第1の落射照明導入用ミラー
63は、前記の第1の落射照明側ノマルスキプリズム3
4と第1のアナライザ35との間に配置されている。
【0084】上記の第1の落射照明導入用ミラー63
は、その反射面63aによって第1の落射照明用光ファ
イバ55の先端部から出射される光ビーム59を第1の
落射照明側ノマルスキプリズム34に入射させる場所
(図4参照)と、光ビーム21,24(目的光)の光路
を阻害しない場所に位置設定できるように構成されてい
る。
【0085】64は半透過ミラーよりなる第2の落射照
明導入用ミラーであり、該第2の落射照明導入用ミラー
64は、前記の第2の落射照明側ノマルスキプリズム4
7と第2のアナライザ48との間に配置されている。
【0086】上記の第2の落射照明導入用ミラー64
は、その反射面64aによって第2の落射照明用光ファ
イバ56の先端部から出射される光ビーム60を第2の
落射照明側ノマルスキプリズム47に入射させる場所
(図4参照)と、光ビーム21,24(目的光)の光路
を阻害しない場所に位置設定できるように構成されてい
る。
【0087】以下、本実施例の作動を説明する。
【0088】実験セル8に封入あるいは載置された試料
の正面及び側面の密度分布や温度分布を調べる場合に
は、顕微干渉計を構成する光学素子を図1に示すように
設定することにより正面及び側面干渉計として使用す
る。
【0089】正面及び側面干渉計として使用する場合に
は、第1のポラライザ30、第1の透過照明側ノマルス
キプリズム31、第1のコンデンサレンズ32、第1の
落射照明側ノマルスキプリズム34、第1のアナライザ
35を、それぞれ全反射ミラー29より出射される光ビ
ーム21,24(目的光)の光軸上から離れた位置に移
動させておくとともに、第2のポラライザ43、第2の
透過照明側ノマルスキプリズム44、第2のコンデンサ
レンズ45、第2の落射照明側ノマルスキプリズム4
7、第2のアナライザ48を、それぞれ全反射ミラー4
2より出射される光ビーム21,24(目的光)の光軸
上から離れた位置に移動させておく。
【0090】また、第1の透過照明導入用ミラー61、
第1の落射照明導入用ミラー63を、光ビーム21,2
4(目的光)の光軸上から離れた位置に移動させておく
とともに、第2の透過照明導入用ミラー62、第2の落
射照明導入用ミラー64を、光ビーム21,24(目的
光)の光軸上から離れた位置に移動させておく。
【0091】上述したように各光学素子を設定したなら
ば、Arレーザ発振器20あるいはHe−Neレーザ発
振器23の双方を稼働させる。
【0092】Arレーザ発振器20から出射される光ビ
ーム21は、全反射ミラー22、半透過ミラー25を経
て光路分岐用ミラー65に入射する。
【0093】また、He−Neレーザ発振器23から出
射される光ビーム24は、半透過ミラー25を経て光路
分岐用ミラー65に入射する。
【0094】この光路分岐用ミラー65に入射する光ビ
ーム21,24の半分は光路分岐用ミラー65を透過
し、残りの半分は光路分岐用ミラー65により反射す
る。
【0095】光路分岐用ミラー65を透過する光ビーム
21,24は、ビームエキスパンダ26、全反射ミラー
27を経て半透過ミラー28に入射し、該半透過ミラー
28によって目的光と参照光とに分割される。
【0096】目的光としての光ビーム21,24は、全
反射ミラー29を経て実験セル8に正面から入射し、該
実験セル8を透過した後、第1の主光路用対物レンズ3
3を経て半透過ミラー36より出射される。
【0097】一方、参照光としての光ビーム21,24
は、半透過ミラー28より補償セル12に正面から入射
し、該補償セル12を透過した後、全反射ミラー38を
経て半透過ミラー36より出射される。
【0098】更に、目的光としての光ビーム21,24
並びに参照光としての光ビーム21,24は、観察装置
16aに入射し、実験セル8に封入あるいは載置された
試料の密度分布や温度分布に起因する正面方向の干渉縞
が観察装置16aによって撮像され、該観察装置16a
からの画像信号18aに基づいた画像が画像表示装置1
9aに表示される。
【0099】一方、先に述べた光路分岐用ミラー65に
より反射する光ビーム21,24は、全反射ミラー6
6、ビームエキスパンダ67、全反射ミラー39,40
を経て半透過ミラー41に入射し、該半透過ミラー41
によって目的光と参照光とに分割される。
【0100】目的光としての光ビーム21,24は、全
反射ミラー42を経て実験セル8に側面から入射し、該
実験セル8を透過した後、第2の主光路用対物レンズ4
6を経て半透過ミラー49より出射される。
【0101】一方、参照光としての光ビーム21,24
は、半透過ミラー41より補償セル12に側面から入射
し、該補償セル12を透過した後、全反射ミラー51を
経て半透過ミラー49より出射される。
【0102】更に、目的光としての光ビーム21,24
並びに参照光としての光ビーム21,24は、観察装置
16bに入射し、実験セル8に封入あるいは載置された
試料の密度分布や温度分布に起因する側面方向の干渉縞
が観察装置16bによって撮像され、該観察装置16b
からの画像信号18bに基づいた画像が画像表示装置1
9bに表示される。
【0103】実験セル8に封入あるいは載置された試料
の正面及び側面の輪郭を調べる場合には、顕微干渉計を
構成する光学素子を図2に示すように設定することによ
り正面及び側面透過偏光顕微鏡として使用する。
【0104】正面及び側面透過偏光顕微鏡として使用す
る場合には、第1の透過照明用光ファイバ53の先端部
から出射される光ビーム57が全反射ミラー29に入射
する場所に第1の透過照明導入用ミラー61を位置さ
せ、第1のポラライザ30、第1のコンデンサレンズ3
2、第1のアナライザ35を、それぞれ全反射ミラー2
9より出射される光ビーム21,24(目的光)の光軸
上に位置させるとともに、第1の透過照明側ノマルスキ
プリズム31、第1の落射照明側ノマルスキプリズム3
4を、それぞれ先に述べた全反射ミラー29より出射さ
れる光ビーム21,24(目的光)(図1参照)の光軸
上から離れた位置に移動させておく。
【0105】また、第1の落射照明導入用ミラー63
を、光ビーム21,24(目的光)の光軸上から離れた
位置に移動させておく。
【0106】更に、第2の透過照明用光ファイバ54の
先端部から出射される光ビーム58が全反射ミラー42
に入射する場所に第2の透過照明導入用ミラー62を位
置させ、第2のポラライザ43、第2のコンデンサレン
ズ45、第2のアナライザ48を、それぞれ先に述べた
全反射ミラー42より出射される光ビーム21,24
(目的光)(図1参照)の光軸上に位置させるととも
に、第2の透過照明側ノマルスキプリズム44、第2の
落射照明側ノマルスキプリズム47を、それぞれ全反射
ミラー42より出射される光ビーム21,24(目的
光)の光軸上から離れた位置に移動させておく。
【0107】また、第2の落射照明導入用ミラー64
を、光ビーム21,24(目的光)の光軸上から離れた
位置に移動させておく。
【0108】上述したように各光学素子を設定したなら
ば、ランプハウス52の内部のハロゲンランプ(図示せ
ず)を点灯させ、第1の透過照明用光ファイバ53及び
第2の透過照明用光ファイバ54の先端部から光ビーム
57,58を出射させる。
【0109】第1の透過照明用光ファイバ53から出射
される光ビーム57は、第1の透過照明導入用ミラー6
1、全反射ミラー29、第1のポラライザ30、第1の
コンデンサレンズ32を経て実験セル8に正面から入射
し、該実験セル8を透過した後、第1の主光路用対物レ
ンズ33、第1のアナライザ35を経て半透過ミラー3
6より出射される。
【0110】更に、光ビーム57は、観察装置16aに
入射し、実験セル8に封入あるいは載置された試料の輪
郭が観察装置16aによって撮像され、該観察装置16
aからの画像信号18aに基づいた画像が画像表示装置
19aに表示される。
【0111】一方、先に述べた第2の透過照明用光ファ
イバー54から出射される光ビーム58は、第2の透過
照明導入用ミラー62、全反射ミラー42、第2のポラ
ライザ43、第2のコンデンサレンズ45を経て実験セ
ル8に側面から入射し、該実験セル8を透過した後、第
2の主光路用対物レンズ46、第2のアナライザ48を
経て半透過ミラー49より出射される。
【0112】更に、光ビーム58は、観察装置16bに
入射し、実験セル8に封入あるいは載置された試料の輪
郭が観察装置16bによって撮像され、該観察装置16
bからの画像信号18bに基づいた画像が画像表示装置
19bに表示される。
【0113】実験セル8に封入あるいは載置された試料
の正面あるいは側面の輪郭をより詳細に調べる場合に
は、顕微干渉計を構成する光学素子を図3に示すように
設定することにより正面及び側面透過微分干渉顕微鏡と
して使用する。
【0114】正面及び側面透過微分干渉顕微鏡として使
用する場合には、第1の透過照明側ノマルスキプリズム
31、第1の落射照明側ノマルスキプリズム34を、図
2に示す位置から、それぞれ先に述べた全反射ミラー2
9より出射される光ビーム21,24(目的光)(図1
参照)の光軸上に移動するとともに、第2の透過照明側
ノマルスキプリズム44、第2の落射照明側ノマルスキ
プリズム47を、図2に示す位置から、それぞれ先に述
べた全反射ミラー42より出射される光ビーム21,2
4(目的光)(図1参照)の光軸上に移動すればよい。
【0115】実験セル8に封入あるいは載置された試料
の正面の凹凸を調べる場合には、顕微干渉計を構成する
光学素子を図4に示すように設定することにより正面及
び側面落射微分干渉顕微鏡として使用する。
【0116】正面及び側面落射微分干渉顕微鏡として使
用する場合には、第1の落射照明用光ファイバ55の先
端部から出射される光ビーム59が第1の落射照明側ノ
マルスキプリズム34に入射する場所に第1の落射照明
導入用ミラー63を位置させ、第1の落射照明側ノマル
スキプリズム34、第1のアナライザ35を、それぞれ
先に述べた全反射ミラー29より出射される光ビーム2
1,24(目的光)(図1参照)の光軸上に位置させ
る。
【0117】また、第2の落射照明用光ファイバ56の
先端部から出射される光ビーム60が第2の落射照明側
ノマルスキプリズム47に入射する場所に第2の落射照
明導入用ミラー64を位置させ、第2の落射照明側ノマ
ルスキプリズム47、第2のアナライザ48を、それぞ
れ先に述べた全反射ミラー42より出射される光ビーム
21,24(目的光)(図1参照)の光軸上に位置させ
る。
【0118】上述したように各光学素子を設定したなら
ば、ランプハウス52の内部のハロゲンランプ(図示せ
ず)を点灯させ、第1の落射照明用光ファイバ55及び
第2の落射照明用光ファイバ56の先端部から光ビーム
59,60を出射させる。
【0119】第1の落射照明用光ファイバ55から出射
される光ビーム59は、第1の落射照明導入用ミラー6
3、第1の落射照明側ノマルスキプリズム34、第1の
主光路用対物レンズ33を経て実験セル8に底部から入
射し、該実験セル8の試料により反射する光ビーム59
が、第1の主光路用対物レンズ33、第1の落射照明側
ノマルスキプリズム34、第1の落射照明導入用ミラー
63、第1のアナライザ35を経て半透過ミラー36よ
り出射される。
【0120】更に、光ビーム59は、観察装置16aに
入射し、実験セル8に封入あるいは載置された試料の凹
凸が観察装置16aによって撮像され、該観察装置16
aからの画像信号18aに基づいた画像が画像表示装置
19aに表示される。
【0121】一方、先に述べた第2の落射照明用光ファ
イバ56から出射される光ビーム60は、第2の落射照
明導入用ミラー64、第2の落射照明側ノマルスキプリ
ズム47、第2の主光路用対物レンズ46を経て実験セ
ル8に他側部から入射し、該実験セル8の試料により反
射する光ビーム60が、第2の主光路用対物レンズ4
6、第2の落射照明側ノマルスキプリズム47、第2の
落射照明導入用ミラー64、第2のアナライザ48を経
て半透過ミラー49より出射される。
【0122】更に、光ビーム60は、観察装置16bに
入射し、実験セル8に封入あるいは載置された試料の凹
凸が観察装置16bによって撮像され、該観察装置16
bからの画像信号18bに基づいた画像が画像表示装置
19bに表示される。
【0123】なお、本発明の顕微干渉計は上述した実施
例のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲において種々の変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0124】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の顕微干渉計
によれば、下記のような種々の優れた作用効果を奏し得
る。
【0125】(1)本発明の請求項1及び請求項2に記
載した顕微干渉計のいずれにおいても、第1の干渉計光
源側半透過ミラー28により、干渉計光源20,23よ
り出射される光ビーム21,24の半分を参照光として
補償セル12の正面に入射させるとともに光ビーム2
1,24の残りの半分を目的光として反射し、更に、第
1の干渉計光源側全反射ミラー29により、目的光とし
ての光ビーム21,24を参照光としての光ビーム2
1,24に対し平行に反射して実験セル8の正面に入射
させるので、目的光及び参照光としての光ビーム21,
24の両光軸の間隔を容易に且つ充分に離すことがで
き、従って、実験セル8の大型化を図ることが可能にな
る。
【0126】(2)本発明の請求項2に記載した顕微干
渉計においては、第2の干渉計光源側半透過ミラー41
により、干渉計光源20,23より出射される光ビーム
21,24の半分を参照光として補償セル12の側面に
入射させるとともに光ビーム21,24の残りの半分を
目的光として反射し、更に、第2の干渉計光源側全反射
ミラー42により、目的光としての光ビーム21,24
を参照光としての光ビーム21,24に対し平行に反射
して実験セル8の側面に入射させるので、目的光及び参
照光としての光ビーム21,24の両光軸の間隔を容易
に且つ充分に離すことができ、従って、実験セル8の大
型化を図ることが可能になる。
【0127】(3)本発明の請求項1及び請求項2に記
載した顕微干渉計のいずれにおいても、第1の透過照明
側偏光光学素子30、第1の透過照明側微分干渉光学素
子31、第1のコンデンサレンズ32、第1の落射照明
側微分干渉光学素子34、第1の落射照明側偏光光学素
子35を、第1の干渉計光源側全反射ミラー29より第
1の主光路用対物レンズ33に向って出射される光ビー
ム21,24の光軸に対して適宜移動させることによ
り、実験セル8に対して、正面干渉計、正面透過偏光顕
微鏡、正面透過微分干渉顕微鏡、正面落射微分干渉顕微
鏡を成立させることができるので、実験セル8の試料の
正面の密度分布や温度分布、透明物質の輪郭、凹凸等
を、同一の装置によって調べられる。
【0128】(4)本発明の請求項2に記載した顕微干
渉計においては、第2の透過照明側偏光光学素子43、
第2の透過照明側微分干渉光学素子44、第2のコンデ
ンサレンズ45、第2の落射照明側微分干渉光学素子4
7、第2の落射照明側偏光光学素子48を、第2の干渉
計光源側全反射ミラー42より第2の主光路用対物レン
ズ46に向って出射される光ビーム21,24の光軸に
対して適宜移動させることにより、実験セル8に対して
側面干渉計、側面透過偏光顕微鏡、側面透過微分干渉顕
微鏡、側面落射微分干渉顕微鏡を成立させることができ
るので、実験セル8の試料の側面の密度分布や温度分
布、透明物質の輪郭、凹凸等を、同一の装置によって調
べられる。
【0129】(5)本発明の請求項3に記載した顕微干
渉計においては、干渉計光源20,23から波長が異な
る光ビーム21,24が発振されるので、実験セル8の
試料の密度(濃度)分布及び温度分布を同時に計測する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顕微干渉計の一実施例を正面及び側面
干渉計として使用する場合の光学素子の配置を示す概念
図である。
【図2】本発明の顕微干渉計の一実施例を正面及び側面
透過偏光顕微鏡として使用する場合の光学素子の配置を
示す概念図である。
【図3】本発明の顕微干渉計の一実施例を正面及び側面
透過微分干渉顕微鏡として使用する場合の光学素子の配
置を示す概念図である。
【図4】本発明の顕微干渉計の一実施例を正面及び側面
落射微分干渉顕微鏡として使用する場合の光学素子の配
置を示す概念図である。
【図5】従来の顕微干渉計の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
8 実験セル 12 補償セル 16a 正面用観察装置 16b 側面用観察装置 20 Arレーザ発振器(干渉計光源) 21,24 光ビーム 23 He−Neレーザ発振器(干渉計光源) 28 半透過ミラー(第1の干渉計光源側半透過ミラ
ー) 29 全反射ミラー(第1の干渉計光源側全反射ミラ
ー) 30 第1のポラライザ(第1の透過照明側偏光光学素
子) 31 第1の透過照明側ノマルスキプリズム(第1の透
過照明側微分干渉光学素子) 32 第1のコンデンサレンズ 33 第1の主光路用対物レンズ 34 第1の落射照明側ノマルスキプリズム(第1の落
射照明側微分干渉光学素子) 35 第1のアナライザ(第1の落射照明側偏光光学素
子) 36 半透過ミラー(第1の観察装置側全反射ミラー) 37 第1の参照光用対物レンズ 38 全反射ミラー(第1の観察装置側全反射ミラー) 39,40 全反射ミラー(光ビーム迂回光学素子) 41 半透過ミラー(第2の干渉計光源側半透過ミラ
ー) 42 全反射ミラー(第2の干渉計光源側全反射ミラ
ー) 43 第2のポラライザ(第2の透過照明側偏光光学素
子) 44 第2の透過照明側ノマルスキプリズム(第2の透
過照明側微分干渉光学素子) 45 第2のコンデンサレンズ 46 第2の主光路用対物レンズ 47 第2の落射照明側ノマルスキプリズム(第2の落
射照明側微分干渉光学素子) 48 第2のアナライザ(第2の落射照明側偏光光学素
子) 49 半透過ミラー(第2の観察装置側全反射ミラー) 50 第2の参照光路用対物レンズ 51 全反射ミラー(第2の観察装置側全反射ミラー) 52 ランプハウス(照明用光源) 57,58,59,60 光ビーム 61 第1の透過照明導入用ミラー 62 第2の透過照明導入用ミラー 63 第1の落射照明導入用ミラー 64 第2の落射照明導入用ミラー 65 光路分岐用ミラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 干渉計光源(20)(23)より出射さ
    れる光ビーム(21)(24)の半分を参照光として透
    過させて補償セル(12)の正面に入射させ且つ光ビー
    ム(21)(24)の残りの半分を目的光として反射す
    る第1の干渉計光源側半透過ミラー(28)と、該第1
    の干渉計光源側半透過ミラー(28)より出射される目
    的光としての光ビーム(21)(24)を参照光として
    の光ビーム(21)(24)に対し平行に反射して実験
    セル(8)の正面に入射させる第1の干渉計光源側全反
    射ミラー(29)と、前記の補償セル(12)を正面か
    ら透過する参照光としての光ビーム(21)(24)を
    反射する第1の観察装置側全反射ミラー(38)と、該
    第1の観察装置側全反射ミラー(38)より出射される
    参照光としての光ビーム(21)(24)を透過させ且
    つ該参照光としての光ビーム(21)(24)に対して
    前記の実験セル(8)を正面から透過する目的光として
    の光ビーム(21)(24)を同軸に反射する第1の観
    察装置側半透過ミラー(36)と、前記の実験セル
    (8)と第1の観察装置側半透過ミラー(36)との間
    に実験セル(8)から出射される目的光としての光ビー
    ム(21)(24)が入射するように配設された第1の
    主光路用対物レンズ(33)と、前記の補償セル(1
    2)と第1の観察装置側全反射ミラー(38)との間に
    補償セル(12)から出射される参照光としての光ビー
    ム(21)(24)が入射するように配設された第1の
    参照光路用対物レンズ(37)とを備え、 前記の第1の観察装置側半透過ミラー(36)より出射
    される目的光及び参照光としての光ビーム(21)(2
    4)を正面用観察装置(16a)に導くように構成し、 前記の第1の干渉計光源側全反射ミラー(29)と実験
    セル(8)との間に第1の透過照明側偏光光学素子(3
    0)、第1の透過照明側微分干渉光学素子(31)、第
    1のコンデンサレンズ(32)を、第1の干渉計光源側
    全反射ミラー(29)から出射される目的光としての光
    ビーム(21)(24)の光軸上と該光軸上から離れた
    位置との間をそれぞれ別箇に移動し得るように配設し、 前記の第1の透過照明側偏光光学素子(30)に照明用
    光源(52)より出射される照明用光ビーム(57)
    を、第1の透過照明側偏光光学素子(30)を透過する
    目的光としての光ビーム(21)(24)と同軸に入射
    させ得る第1の透過照明導入用ミラー(61)を設け、 前記の第1の主光路用対物レンズ(33)と第1の観察
    装置側半透過ミラー(36)との間に第1の落射照明側
    微分干渉光学素子(34)、第1の落射照明側偏光光学
    素子(35)を、第1の主光路用対物レンズ(33)か
    ら出射される目的光としての光ビーム(21)(24)
    の光軸上と該光軸上から離れた位置との間をそれぞれ別
    箇に移動し得るように配設し、 前記の第1の落射照明側微分干渉光学素子(34)に照
    明用光源(52)より出射される照明用光ビーム(5
    9)を、第1の落射照明側微分干渉光学素子(34)を
    透過する目的光としての光ビーム(21)(24)と同
    軸に入射させ得る第1の落射照明導入用ミラー(63)
    を設けたことを特徴とする顕微干渉計。
  2. 【請求項2】 干渉計光源(20)(23)より出射さ
    れる光ビーム(21)(24)の半分を第1の干渉計光
    源側半透過ミラー(28)に向って透過させ且つ残りの
    半分を反射する光路分岐用ミラー(65)と、該光路分
    岐用ミラー(65)により反射する光ビーム(21)
    (24)を実験セル(8)及び補償セル(12)の側方
    へ導く光ビーム迂回光学素子(66)(39)(40)
    と、該光ビーム迂回光学素子(40)より出射される光
    ビーム(21)(24)の半分を参照光として透過させ
    て前記の補償セル(12)の側面に入射させ且つ光ビー
    ム(21)(24)の残りの半分を目的光として反射す
    る第2の干渉計光源側半透過ミラー(41)と、該第2
    の干渉計光源側半透過ミラー(41)より出射される目
    的光としての光ビーム(21)(24)を参照光として
    の光ビーム(21)(24)に対し平行に反射して実験
    セル(8)の側面に入射させる第2の干渉計光源側全反
    射ミラー(42)と、前記の補償セル(12)を側面か
    ら透過する参照光としての光ビーム(21)(24)を
    反射する第2の観察装置側全反射ミラー(51)と、該
    第2の観察装置側全反射ミラー(51)より出射される
    参照光としての光ビーム(21)(24)を透過させ且
    つ該参照光としての光ビーム(21)(24)に対して
    前記の実験セル(8)を側面から透過する目的光として
    の光ビーム(21)(24)を同軸に反射する第2の観
    察装置側半透過ミラー(49)と、前記の実験セル
    (8)と第2の観察装置側半透過ミラー(49)との間
    に実験セル(8)から出射される目的光としての光ビー
    ム(21)(24)が入射するように配設された第2の
    主光路用対物レンズ(46)と、前記の補償セル(1
    2)と第2の観察装置側全反射ミラー(51)との間に
    補償セル(12)から出射される参照光としての光ビー
    ム(21)(24)が入射するように配設された第2の
    参照光路用対物レンズ(50)とを備え、 前記の第2の観察装置側半透過ミラー(49)より出射
    される目的光及び参照光としての光ビーム(21)(2
    4)を側面用観察装置(16b)に導くように構成し、 前記の第2の干渉計光源側全反射ミラー(42)と実験
    セル(8)との間に第2の透過照明側偏光光学素子(4
    3)、第2の透過照明側微分干渉光学素子(44)、第
    2のコンデンサレンズ(45)を、第2の干渉計光源側
    全反射ミラー(42)から出射される目的光としての光
    ビーム(21)(24)の光軸上と該光軸上から離れた
    位置との間をそれぞれ別箇に移動し得るように配設し、 前記の第2の透過照明側偏光光学素子(43)に照明用
    光源(52)より出射される照明用光ビーム(58)
    を、第2の透過照明側偏光光学素子(43)を透過する
    目的光としての光ビーム(21)(24)と同軸に入射
    させ得る第2の透過照明導入用ミラー(62)を設け、 前記の第2の主光路用対物レンズ(46)と第2の観察
    装置側半透過ミラー(49)との間に第2の落射照明側
    微分干渉光学素子(47)、第2の落射照明側偏光光学
    素子(48)を、第2の主光路用対物レンズ(46)か
    ら出射される目的光としての光ビーム(21)(24)
    の光軸上と該光軸上から離れた位置との間をそれぞれ別
    箇に移動し得るように配設し、 前記の第2の落射照明側微分干渉光学素子(47)に照
    明用光源(52)より出射される照明用光ビーム(6
    0)を、第2の落射照明側微分干渉光学素子(47)を
    透過する目的光としての光ビーム(21)(24)と同
    軸に入射させ得る第2の落射照明導入用ミラー(64)
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の顕微干渉
    計。
  3. 【請求項3】 互いに波長が異なる光ビーム(21)
    (24)を出射する複数の干渉計光源(20)(23)
    を設けたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に
    記載の顕微干渉計。
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