JPH08120508A - 乳幼児服および乳母車 - Google Patents

乳幼児服および乳母車

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JPH08120508A
JPH08120508A JP28300194A JP28300194A JPH08120508A JP H08120508 A JPH08120508 A JP H08120508A JP 28300194 A JP28300194 A JP 28300194A JP 28300194 A JP28300194 A JP 28300194A JP H08120508 A JPH08120508 A JP H08120508A
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Kenzo Kasai
健造 葛西
Yuji Nitta
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Aprica Kassai KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乳幼児の乳母車シート内でのずれを防止する
ことができ、また乳幼児をより安全に保持することがで
きる乳幼児服および乳母車を提供する。 【構成】 乳母車100とともに用いられる乳幼児服1
であって、乳母車100に係脱自在に係止するための係
止手段として、フード30の背面側に、乳母車100の
シート背もたれ部101に係止し得る係止ベルト32を
設け、ズボン3に、乳母車100の胴ガード102に係
止し得る係止ベルト34を設ける。また乳母車100
に、乳幼児服1を収納するための収納バッグ50を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乳幼児服および乳母車
に関し、とくに両者が密接に関連して用いられるものに
関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】一般に、乳母車の走行中
において、乳幼児の安全を確保する観点からは、乳幼児
が乳母車のシート内に密着して保持されているのが好ま
しい。ところが、従来、乳母車と、乳幼児が着用する乳
幼児服とは全く別個に考えられていたので、たとえば滑
りやすい生地の乳幼児服を乳幼児が着用していた場合に
は、走行中に乳幼児のシート内での位置がずれる場合が
あった。
【0003】その一方、乳母車には、一般にシートベル
トが設けられ、これにより乳幼児をシート内に保持する
ことができるようになっている。しかしながら、該シー
トベルトは主に乳幼児の腹部および股部を保持するもの
であって、乳幼児の上半身はフリーの状態におかれてお
り、このため、たとえば坂道や凹凸のある道等の走行中
には、乳幼児の上半身がシートの背もたれ部に密着して
いるのがより好ましいにもかかわらず、十分な密着度を
確保できない場合が生じ得る。
【0004】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、乳幼児のシート内でのずれを防止する
ことができ、また乳幼児をより安全に保持することがで
きる乳幼児服および乳母車を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る乳
幼児服は、乳母車とともに用いられる乳幼児服であっ
て、前記乳母車に係脱自在に係止するための係止手段が
設けられていることを特徴としている。
【0006】請求項2の発明に係る乳幼児服は、請求項
1において、前記係止手段が、乳幼児服のフードの背面
側に設けられるとともに、前記乳母車の背もたれ部に係
止され得るようになっていることを特徴としている。
【0007】請求項3の発明に係る乳幼児服は、請求項
1において、前記係止手段が、乳幼児服の脚部の位置に
設けられるとともに、前記乳母車の胴ガードに係止され
得るようになっていることを特徴としている。
【0008】請求項4の発明に係る乳幼児服は、請求項
1において、前記係止手段が、乳幼児服の座部に設けら
れており、前記乳母車のシートベルトに係止され得るよ
うになっていることを特徴としている。
【0009】請求項5の発明に係る乳幼児服は、請求項
1において、乳幼児服の座部の背面側には、滑り止め用
の部材が設けられていることを特徴としている。
【0010】請求項6の発明に係る乳幼児服は、請求項
2において、前記フードが、乳幼児の頭部側に配置され
た起毛性のパイル地からなる第1の部材と、その外側に
配置された、外部からの衝撃力を吸収できる第2の部材
と、前記第1および第2の部材の間に配置された吸汗性
の第3の部材とから構成されていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項7の発明に係る乳幼児服は、請求項
1において、乳幼児服の前面部が背面部に対して開閉自
在に設けられていることを特徴としている。
【0012】請求項8の発明に係る乳母車は、乳母車に
係脱自在に係止し得る係止手段が設けられている乳幼児
服を折り畳み状態で収納し得る収納袋が設けられている
ことを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、乳母車に係脱自在に係止
するための係止手段が設けられるので、乳幼児に着せた
乳幼児服を該係止手段を用いて乳母車に係止することに
より、乳母車の走行中に、乳幼児を乳母車のシート内に
十分に密着させることができる。これにより、乳幼児が
シート内でずれるのを防止でき、乳幼児をより安全に保
持できるようになる。
【0014】請求項2の発明によれば、係止手段によ
り、乳幼児服のフードの背面側を乳母車の背もたれ部に
係止することができるので、とくに坂道や凹凸のある道
の走行中に乳幼児の頭部を乳母車の背もたれ部に十分に
密着させることができる。これにより、乳幼児がシート
内でずれるのを防止でき、乳幼児をより安全に保持する
ことができる。
【0015】請求項3の発明によれば、係止手段によ
り、乳幼児服の脚部を乳母車の胴ガードに係止すること
ができるので、とくに坂道等の走行中に乳幼児の下半身
を乳母車の胴ガードに十分に保持させることができる。
これにより、乳幼児がシート内でずれるのを防止でき、
乳幼児をより安全に保持することができる。
【0016】請求項4の発明によれば、係止手段によ
り、乳幼児服の座部を乳母車のシートベルトに係止する
ことができるので、走行中に乳幼児の胴部を乳幼児服の
座部ごと乳母車のシート内に保持させることができる。
これにより、乳幼児が乳幼児服の内部でずれるのを防止
でき、乳幼児をより安全に保持することができる。
【0017】請求項5の発明では、乳幼児服の座部の背
面側には滑り止め用の部材が設けられるので、この部材
が乳母車のシートに当接することにより、走行中に乳幼
児が乳母車のシートからずれるのを防止できる。
【0018】請求項6の発明によれば、フードが第1な
いし第3の部材から構成された三層構造になっているの
で、フードの内側は第1の部材により肌触りがよく、ま
た外部からの衝撃力は第2の部材により吸収でき、さら
に乳幼児の発した汗は第3の部材により十分に吸収する
ことができる。
【0019】請求項7の発明によれば、乳幼児服を乳母
車に係止した状態で、乳幼児服の前面部を背面部に対し
て開閉することができる。これにより、乳幼児を乳母車
に乗せた状態でおむつ交換等を容易に行うことができ
る。
【0020】請求項8の発明によれば、収納部に乳幼児
服を折り畳み状態で収納できるので、乳母車を容易に折
り畳むことができ、また乳母車を携帯する場合には、乳
母車ごと乳幼児服を携帯することができ便利である。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図8は本発明の一実施例による乳
幼児服および乳母車を説明するための図であり、図1は
乳幼児服の前面図、図2はその背面図、図3は乳幼児服
のフードの断面図、図4は乳幼児服を収納するための収
納バッグを示す図、図5は乳幼児服および乳母車の使用
状態図、図6は乳幼児服を乳母車から取り外して使用す
る場合の状態を示す図、図7は乳幼児服を折り畳むとき
の動作を説明するための図、図8は収納バッグを閉じた
状態(乳幼児服の収納時の状態)を示す図である。
【0022】図1および図2に示すように、乳幼児服1
は、上衣2とズボン3とを一体的に連設して構成されて
いる。上衣2とズボン3との連設部分には、絞り部4が
設けられており、これにより、乳幼児を抱きやすくなっ
ている。
【0023】上衣2の袖5,6の先端には、手袋7,8
が一体に形成されるとともに、各袖口の前面側には切り
込み9,10が形成されている。また手袋7,8の背面
側には係止ホック11,12が、袖5,6の背面側には
係止ホック11,12が係脱自在に係止し得る係止ホッ
ク13,14が設けられている。係止ホック11,13
および係止ホック12,14がそれぞれ係止することに
より、手袋7,8を背面側に折り畳むことができる。な
お、このとき、各袖口には、切り込み9,10による開
口が形成されている。
【0024】これにより、たとえば冬期には、各手袋
7,8を展開状態(図1,図2の右側の手袋7参照)に
することにより、手袋7,8を使用でき、また冬期以外
の時期等において手袋を必要としない場合には、各手袋
7,8を背面側に折り畳むことにより、各手袋7,8を
折り畳み状態に維持できる(図1,図2の左側の手袋7
参照)。このように、各手袋7,8を展開状態または折
り畳み状態にすることにより、数シーズンにわたって乳
幼児服1を着用することができる。
【0025】乳幼児服1の前面側には、上下方向に延び
るファスナー20,21が左右に配設されている。ファ
スナー20,21には開閉用のつまみ22,23がそれ
ぞれ二つずつ(つまみ23については一方のみ図示)設
けられており、ファスナー22,23は上下端の両方か
ら開閉できるようになっている。そして、各つまみ2
2,23を操作してファスナー20,21を開状態にす
ることにより、前面部15を開放でき、これにより、乳
幼児に乳幼児服1を容易に着せられるようになってい
る。
【0026】ズボン3の各裾部には、ベルト25,26
の一端が取り付けられており、各ベルト25,26には
接着布27が装着されている。これらのベルト25,2
6によってズボン3の各裾部を絞ることにより、乳幼児
服1を防寒着として着用でき、またズボン3の長さが長
めの場合であっても、その幼児の脚の長さに合わせた長
さ調節を行える。これにより、ズボン3を幼児の成長に
合わせた適切な長さにすることができ、乳幼児服1を幼
児期の比較的長期間にわたって着用できるようになる。
【0027】上衣2にはフード30が一体に形成されて
いる。フード30は、図3に示すように、表布31内に
三層構造のパッド40を有している。なお、図3におい
て、A側が乳幼児の後頭部側(裏側)であり、B側が外
側(表側)である。
【0028】パッド40の三層構造は、A側から順に起
毛性のパイル地(第1の部材)41、吸汗性の中綿(第
3の部材)42、クッション材として作用するたとえば
ウレタン材(第2の部材)43から構成されている。
【0029】このような構成により、フード30の内側
はパイル地41により肌触りがよく、また外部からの衝
撃力はウレタン材43により吸収でき、さらに乳幼児の
発した汗は中綿42により十分に吸収することができ
る。
【0030】フード30の背面側には、該フードを乳母
車のシート背もたれ部に係止するための係止ベルト(係
止手段)32が二個所に設けられている(図2参照)。
各係止ベルト32の上端はフード30に固定されてお
り、また下端には係止ホック33が取り付けられてい
る。
【0031】一方、乳幼児服1とともに用いられる乳母
車の背面側には、図4に示すように、乳幼児服1を収納
するための収納バッグ50が設けられている。収納バッ
グ50は、乳母車100のシート背もたれ部101に取
り付けられている。収納バッグ50の上部開口にはファ
スナー51が装着され、またバッグ内部には、上記係止
ホック33が係脱自在に係止し得る係止ホック(図示せ
ず)が取り付けられている。
【0032】フード30に取り付けられた係止ベルト3
2の下部は、収納バッグ50の上部開口から該バッグ内
に挿入され、下端の係止ホック33が収納バッグ側の係
止ホックに係止されている。これにより、フード30が
収納バッグ50を介して背もたれ部101に係止されて
いる。乳幼児服1が乳母車100とともに用いられる場
合には、このように、フード30の係止ベルト32が収
納バッグ50内部に常時係止した状態で使用される。
【0033】ズボン3の左右の膝の部分には、該ズボン
を乳母車の胴ガードに係止するための係止ベルト(係止
手段)34が着脱自在に設けられている(図1参照)。
各係止ベルト34の両端には係止ホックが取り付けられ
ており、これらの係止ホックと、ズボン3にその一端が
固定された各ベルト片35の係止ホックとが係脱自在に
係止するようになっている。
【0034】一方、乳幼児服1とともに用いられる乳母
車100には、胴ガード102が設けられている(図5
参照)。ズボン3を胴ガード102に係止する際には、
係止ベルト34の一端をベルト片35に係止した状態
で、係止ベルト34を胴ガード102の回りに掛けわた
し、係止ベルト34の他端をベルト片35に係止するよ
うにすればよい。
【0035】ズボン3の座部には滑り止め部材60が取
り付けられている(図2参照)。この滑り止め部材60
は、乳幼児が乳母車のシート内からずれるのを防止する
ためのもので、たとえばゴム製の小径パッドを多数集め
たもので構成される。
【0036】次に、本実施例の作用効果について説明す
る。乳幼児服1を使用する際には、まず、乳母車100
の収納バッグ50内から乳幼児服1を取り出して、乳母
車100のシート上に広げる。このとき、係止ベルト3
2は、依然として収納バッグ50内部に係止した状態に
ある。次に、ファスナー20,21を適宜開き、前開き
になった前面部15から乳幼児を入れて、乳幼児服1を
着せる。このとき、乳幼児にフード30を被せ、また必
要に応じて、乳幼児に手袋7,8を着けさせたり、ズボ
ン3の裾をベルト25,26で絞るようにする(図5参
照)。次に、係止ベルト34により、ズボン3を胴ガー
ド102に係止する。
【0037】このように、乳幼児服1のフード30が係
止ベルト32により、乳母車100のシート背もたれ部
101に係止されるとともに、ズボン3が係止ベルト3
4により胴ガード102に係止される。これにより、と
くに坂道や凹凸のある道の走行中に、乳幼児の頭部を乳
母車100のシート背もたれ部101に十分に密着させ
ることができるとともに、乳幼児の下半身を胴ガード1
02に十分に保持させることができる。これにより、乳
幼児が乳母車のシート内でずれるのを防止でき、乳幼児
をより安全に保持することができる。
【0038】しかも、この場合には、ズボン3の座部に
は滑り止め部材60が設けられているので、該滑り止め
部材が乳母車100のシートに当接することにより、走
行中に乳幼児が乳母車100のシートからずれるのをよ
り確実に防止できる。
【0039】なお、乳幼児に乳幼児服1を着せた状態
で、係止ベルト32および34の各係止ホックを外すよ
うにすれば、目的地に着いたのち、乳幼児が乳幼児服1
を外出着として着用して遊ぶことができる(図6参
照)。
【0040】次に、乳幼児服1を収納バッグ50内に収
納する際には、ズボン3の係止ベルト34の係止ホック
を外し、ファスナー20,21を開いて、前開きになっ
た前面部15から乳幼児を取り出す。そして、図7に示
すように、乳幼児服1を下方から折り畳んで、収納バッ
グ50内に収納する。収納後は収納バッグ50のファス
ナー51を閉じる(図8参照)。
【0041】このようにして、収納バッグ50に乳幼児
服1を折り畳み状態で収納できるので、乳母車100を
容易に折り畳むことができ、また乳母車100を携帯す
る場合には、乳母車100ごと乳幼児服1を携帯するこ
とができ便利である。
【0042】図9ないし図12は本発明の他の実施例に
よる乳幼児服を示している。なお、これらの図におい
て、前記実施例と同一符号は同一または相当部分を示し
ている。
【0043】前面図である図9および、背面図である図
10に示すように、この乳幼児服70は、前面部71
と、該前面部がファスナー72,73を介して連結され
る背面部74とを有している。これら前面部71と背面
部74により、乳幼児の胴および脚を覆う胴衣部が構成
されており、該胴衣部の下端の裾部には開口が形成され
ている。また背面部74には、袖5,6およびフード3
0が一体的に連設されている。
【0044】袖5,6の先端には、前記実施例と同様の
折り畳み可能な手袋7,8が設けられている。フード3
0の背面側には、乳母車の背もたれ部に係止するため
の、前記実施例と同様の係止ベルト32が設けられてい
る。なお、この係止ベルト32は長さ調節可能になって
いる。また前面部70の略中央部には、乳母車の胴ガー
ドに係止するための、前記実施例と同様の係止ベルト3
4がベルト片35に着脱自在に取り付けられている。さ
らに背面部74には、前記実施例と同様の滑り止め部材
60が取り付けられている。
【0045】背面部74の下端には、複数(ここでは3
つ)のベルト部材80が取り付けられており、各ベルト
部材80の前面側には係止ホック81が設けられてい
る。一方、前面部71には、係止ホック81が係脱自在
に係止し得る係止ホック82が設けられている。各係止
ホック81,82が係止することにより、前面部71お
よび背面部74の裾を前面側に折り畳むことができ(図
11参照)、この場合には、乳幼児服1をおくるみとし
て使用することができる。これにより、乳幼児服70を
乳児期から幼児期に至るまで比較的長期間にわたって着
用することができる。
【0046】ファスナー72,73には、開閉用のつま
み75,76がそれぞれ二つずつ(つまみ76について
は一方のみ図示)設けられており、ファスナー72,7
3は上下端の両方から開放できるようになっている。そ
して、各つまみ75,76を操作してファスナー72,
73を開状態にすることにより、前面部2を背面部3に
対して開状態にでき、前面部2を背面部3から取り外す
こともできるようになっている。これにより、乳幼児服
1を乳児用のおくるみとして用いた場合に、乳児のおむ
つ交換を容易に行えるようになっている。
【0047】前面部71を取り外した状態の図である図
12に示すように、背面部74には、乳母車のシートベ
ルト110の腰ベルト111を背面側から左右方向に通
すためのスリット90と、シートベルト110の股ベル
ト112を背面側から通すためのスリット91とが形成
されている。なお、スリット91が二箇所形成されてい
るのは、乳幼児の体形に合わせてシートベルト110の
長さ調節を行えるようにするためである。
【0048】この場合においても、前記実施例と同様
に、係止ベルト32,34および滑り止め部材60によ
り、走行中に乳幼児の頭部を乳母車のシート背もたれ部
に十分に密着させることができ、乳幼児の下半身を胴ガ
ードに十分に保持させることができ、乳幼児が乳母車の
シート内でずれるのを防止できる。これにより、乳幼児
をより安全に保持することができる。
【0049】しかも、この場合には、スリット90,9
1にシートベルト110を通し、背面部74ごとシート
ベルト110を締めることができるので、走行中に乳幼
児が乳幼児服70の内部でずれるのを防止でき、乳幼児
をより安全に保持することができるようになる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明に係る乳幼児服で
は、乳母車に係脱自在に係止するための係止手段が設け
られるので、乳母車の走行中に、乳幼児を乳母車のシー
ト内に十分に密着させることができ、これにより、乳幼
児がシート内でずれるのを防止でき、乳幼児をより安全
に保持することができる効果がある。
【0051】また本発明に係る乳母車では、乳幼児服を
折り畳み状態で収納し得る収納部が設けられるので、乳
母車を容易に折り畳むことができるようになり、また乳
母車を携帯する際には、乳母車ごと乳幼児服を携帯する
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による乳幼児服の前面図。
【図2】前記乳幼児服の背面図。
【図3】前記乳幼児服のフードの断面図。
【図4】前記乳幼児服を収納するための収納バッグを示
す図。
【図5】前記乳幼児服および乳母車の使用状態図。
【図6】前記乳幼児服を前記乳母車から取り外して使用
する場合の状態を示す図。
【図7】前記乳幼児服を折り畳むときの動作を説明する
ための図。
【図8】前記収納バッグを閉じた状態(前記乳幼児服の
収納時の状態)を示す図。
【図9】本発明の他の実施例による乳幼児服の前面図。
【図10】前記乳幼児服(図9)の背面図。
【図11】前記乳幼児服(図9)の裾を折り畳んだ状態
を示す図。
【図12】前記乳幼児服(図9)の前面部を取り外した
状態を示す図。
【符号の説明】
1 乳幼児服 15 前面部 30 フード 32,34 係止ベルト(係止手段) 90,91 スリット(係止手段) 41 起毛性のパイル地(第1の部材) 42 吸汗性の中綿(第3の部材) 43 ウレタン材(第2の部材) 50 収納バッグ(収納部) 60 滑り止め部材 100 乳母車 101 背もたれ部 102 胴ガード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳母車とともに用いられる乳幼児服であ
    って、 前記乳母車に係脱自在に係止するための係止手段が設け
    られていることを特徴とする乳幼児服。
  2. 【請求項2】 前記係止手段は、乳幼児服のフードの背
    面側に設けられるとともに、前記乳母車の背もたれ部に
    係止され得るようになっている、ことを特徴とする請求
    項1記載の乳幼児服。
  3. 【請求項3】 前記係止手段は、乳幼児服の脚部の位置
    に設けられるとともに、前記乳母車の胴ガードに係止さ
    れ得るようになっている、ことを特徴とする請求項1記
    載の乳幼児服。
  4. 【請求項4】 前記係止手段は、乳幼児服の座部に設け
    られており、前記乳母車のシートベルトに係止され得る
    ようになっている、ことを特徴とする請求項1記載の乳
    幼児服。
  5. 【請求項5】 乳幼児服の座部の背面側には、滑り止め
    用の部材が設けられている、ことを特徴とする請求項1
    記載の乳幼児服。
  6. 【請求項6】 前記フードは、乳幼児の頭部側に配置さ
    れた起毛性のパイル地からなる第1の部材と、その外側
    に配置された、外部からの衝撃力を吸収できる第2の部
    材と、前記第1および第2の部材の間に配置された吸汗
    性の第3の部材とから構成されている、ことを特徴とす
    る請求項2記載の乳幼児服。
  7. 【請求項7】 乳幼児服の前面部が背面部に対して開閉
    自在に設けられている、ことを特徴とする請求項1記載
    の乳幼児服。
  8. 【請求項8】 乳母車に係脱自在に係止し得る係止手段
    が設けられている乳幼児服を折り畳み状態で収納し得る
    収納部が設けられている、ことを特徴とする乳母車。
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Cited By (6)

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