JPH0811961B2 - 絶縁体保持器 - Google Patents
絶縁体保持器Info
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- JPH0811961B2 JPH0811961B2 JP4109079A JP10907992A JPH0811961B2 JP H0811961 B2 JPH0811961 B2 JP H0811961B2 JP 4109079 A JP4109079 A JP 4109079A JP 10907992 A JP10907992 A JP 10907992A JP H0811961 B2 JPH0811961 B2 JP H0811961B2
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- 239000012212 insulator Substances 0.000 title claims description 39
- 241001646071 Prioneris Species 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
- F16B37/08—Quickly-detachable or mountable nuts, e.g. consisting of two or more parts; Nuts movable along the bolt after tilting the nut
- F16B37/0807—Nuts engaged from the end of the bolt, e.g. axially slidable nuts
- F16B37/0842—Nuts engaged from the end of the bolt, e.g. axially slidable nuts fastened to the threaded bolt with snap-on-action, e.g. push-on nuts for stud bolts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B5/00—Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
- F16B5/02—Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening members using screw-thread
- F16B5/0216—Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening members using screw-thread the position of the plates to be connected being adjustable
- F16B5/0233—Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening members using screw-thread the position of the plates to be connected being adjustable allowing for adjustment perpendicular to the plane of the plates
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車などの金
属板の壁面から立つねじスタッドに上から押し嵌め、該
壁面上にある断熱材などの絶縁体を上から押して壁面上
に固定するための、プラスチックで成形された外筒と内
筒からなる絶縁体保持器に関する。
属板の壁面から立つねじスタッドに上から押し嵌め、該
壁面上にある断熱材などの絶縁体を上から押して壁面上
に固定するための、プラスチックで成形された外筒と内
筒からなる絶縁体保持器に関する。
【０００２】
【従来の技術】このようなプラスチック製の絶縁体保持
器は、特開平２−１１８２１３号公報によって公知であ
る。この公知の保持器は、ヘッド、及びヘッドよりも小
径で、ヘッドの下面から同心状に垂下した筒体からなる
外筒と、外周に上記外筒の筒体が入れ子式に嵌合する内
筒とからなり、外筒の筒体の内周には鋸歯が上下方向に
連続する雌ねじ列を直径方向に対向した設け、内筒の外
周には鋸歯が上下方向に連続し、上記雌ねじ列とねじ係
合する雄ねじ列を直径方向に背向して設けると共に、内
周にはねじスタッドのねじ山と噛合うねじ係合部を設け
てある。そして、内筒には円周方向に等間隔に上下方向
のスリットを４つ設け、直径を拡大することができるよ
うになっている。又、内筒の上端は外筒の内周下端部に
千切れ易いウェブで結合され、一連になっている。
器は、特開平２−１１８２１３号公報によって公知であ
る。この公知の保持器は、ヘッド、及びヘッドよりも小
径で、ヘッドの下面から同心状に垂下した筒体からなる
外筒と、外周に上記外筒の筒体が入れ子式に嵌合する内
筒とからなり、外筒の筒体の内周には鋸歯が上下方向に
連続する雌ねじ列を直径方向に対向した設け、内筒の外
周には鋸歯が上下方向に連続し、上記雌ねじ列とねじ係
合する雄ねじ列を直径方向に背向して設けると共に、内
周にはねじスタッドのねじ山と噛合うねじ係合部を設け
てある。そして、内筒には円周方向に等間隔に上下方向
のスリットを４つ設け、直径を拡大することができるよ
うになっている。又、内筒の上端は外筒の内周下端部に
千切れ易いウェブで結合され、一連になっている。
【０００３】固定すべき絶縁体は孔を明けて自動車など
の壁面にのせ、壁面から立つねじスタッドをその孔で回
りから囲む。そして、内筒を絶縁体の孔に上から入れ、
その下端をねじスタッドの上端に押し被せて押込む。そ
うすると、内筒は直径を拡大し、その内周のねじ係合部
はねじスタッドのねじ山を乗り越えて下向きに移動し、
内筒の下端は壁面に突き当たって行き止まり、内周のね
じ係合部はねじスタッドのねじ山とねじ係合する。その
後に加わる押込み力によって内筒と外筒を結合していた
ウェブが千切れ、今度は外筒の内周が内筒の外周に上か
ら入れ子式に被さり、外筒の内周の雌ねじ列が内筒の外
周の雄ねじ列上を滑る。押込みは、外筒のヘッドの下面
が、絶縁体の孔の縁に当接してそれ以上は押込めなくな
るまで行う。これにより雄ねじ列と雌ねじ列は噛合い、
外筒が内筒から上に脱出するのを阻止する。こうして、
壁面から立つねじスタッドを利用して外筒と内筒を入れ
子式に組立て、外筒のヘッドで絶縁体を壁面上に固定す
ることができる。
の壁面にのせ、壁面から立つねじスタッドをその孔で回
りから囲む。そして、内筒を絶縁体の孔に上から入れ、
その下端をねじスタッドの上端に押し被せて押込む。そ
うすると、内筒は直径を拡大し、その内周のねじ係合部
はねじスタッドのねじ山を乗り越えて下向きに移動し、
内筒の下端は壁面に突き当たって行き止まり、内周のね
じ係合部はねじスタッドのねじ山とねじ係合する。その
後に加わる押込み力によって内筒と外筒を結合していた
ウェブが千切れ、今度は外筒の内周が内筒の外周に上か
ら入れ子式に被さり、外筒の内周の雌ねじ列が内筒の外
周の雄ねじ列上を滑る。押込みは、外筒のヘッドの下面
が、絶縁体の孔の縁に当接してそれ以上は押込めなくな
るまで行う。これにより雄ねじ列と雌ねじ列は噛合い、
外筒が内筒から上に脱出するのを阻止する。こうして、
壁面から立つねじスタッドを利用して外筒と内筒を入れ
子式に組立て、外筒のヘッドで絶縁体を壁面上に固定す
ることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記絶縁体保持器の外
筒の筒体の上端はヘッドで塞がれている。従って、外筒
の押下げは筒体の上端を塞ぐヘッドの下面がねじスタッ
ドの上端に当接する位置までしか行えないので、固定で
きる絶縁体の厚さの変化の幅が小さい。又、絶縁体の固
定を解くには、ナットが弛む方向に外筒を回して内筒か
らねじり外し、次に内筒を同じ方向に回してねじスタッ
ドからねじり外さねばならず、外筒、内筒を個々にねじ
り外すのに非常に手数がかゝる。更に、ねじり外した外
筒と内筒を再使用する場合は、外筒と内筒を結合してい
たウェブは既に千切れているので、ねじスタッドの回り
を囲む絶縁体の孔の奥で、内筒を下端が壁面に突き当た
るまでねじスタッドに押し被せ、次いで内筒の外に外筒
が被さるように押込まねばならず、いずれにしても絶縁
体の小さい孔の中で操作しなければならないので、これ
にも非常に手数が掛かる。
筒の筒体の上端はヘッドで塞がれている。従って、外筒
の押下げは筒体の上端を塞ぐヘッドの下面がねじスタッ
ドの上端に当接する位置までしか行えないので、固定で
きる絶縁体の厚さの変化の幅が小さい。又、絶縁体の固
定を解くには、ナットが弛む方向に外筒を回して内筒か
らねじり外し、次に内筒を同じ方向に回してねじスタッ
ドからねじり外さねばならず、外筒、内筒を個々にねじ
り外すのに非常に手数がかゝる。更に、ねじり外した外
筒と内筒を再使用する場合は、外筒と内筒を結合してい
たウェブは既に千切れているので、ねじスタッドの回り
を囲む絶縁体の孔の奥で、内筒を下端が壁面に突き当た
るまでねじスタッドに押し被せ、次いで内筒の外に外筒
が被さるように押込まねばならず、いずれにしても絶縁
体の小さい孔の中で操作しなければならないので、これ
にも非常に手数が掛かる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の絶縁体保持器の問題点を解消するためのもので、ヘッ
ド、及びヘッドよりも小径で、ヘッドの下面から同心状
に垂下した筒体からなる外筒と、外周に上記外筒の筒体
が入れ子式に嵌合する内筒とからなり、外筒の筒体の内
周には鋸歯が上下方向に連続する雌ねじ列を直径方向に
対向して設け、内筒の外周には鋸歯が上下方向に連続
し、上記雌ねじ列とねじ係合する雄ねじ列を直径方向に
背向して設けると共に、内周にはねじスタッドのねじ山
とねじ係合するねじ係合部を設けた、プラスチック製の
絶縁体保持器において、外筒のヘッドには筒体の内周と
連通する中央開口を設け、外筒の内周の雌ねじ列には上
下方向の溝、内筒の外周の雄ねじ列には上記溝と係合す
る上下方向の隆起部を夫々設け、且つ外筒と内筒の間に
は内筒の上端部を外筒の内周の下端部に浅く突入した状
態に止めるストッパを設けたことを特徴とする。
の絶縁体保持器の問題点を解消するためのもので、ヘッ
ド、及びヘッドよりも小径で、ヘッドの下面から同心状
に垂下した筒体からなる外筒と、外周に上記外筒の筒体
が入れ子式に嵌合する内筒とからなり、外筒の筒体の内
周には鋸歯が上下方向に連続する雌ねじ列を直径方向に
対向して設け、内筒の外周には鋸歯が上下方向に連続
し、上記雌ねじ列とねじ係合する雄ねじ列を直径方向に
背向して設けると共に、内周にはねじスタッドのねじ山
とねじ係合するねじ係合部を設けた、プラスチック製の
絶縁体保持器において、外筒のヘッドには筒体の内周と
連通する中央開口を設け、外筒の内周の雌ねじ列には上
下方向の溝、内筒の外周の雄ねじ列には上記溝と係合す
る上下方向の隆起部を夫々設け、且つ外筒と内筒の間に
は内筒の上端部を外筒の内周の下端部に浅く突入した状
態に止めるストッパを設けたことを特徴とする。
【０００６】図示の実施例において、１０は絶縁体保持
器、１２と１４は該保持器を構成する、プラスチックで
成形した外筒と内筒を示し、外筒は内筒の外周に入れ子
式に嵌合する。
器、１２と１４は該保持器を構成する、プラスチックで
成形した外筒と内筒を示し、外筒は内筒の外周に入れ子
式に嵌合する。
【０００７】外筒１２はヘッド１６と、ヘッドの下面か
ら同心状に垂下する円筒形の筒体２０とを有する。ヘッ
ドは平らな上面１５と、平らな下面１７と、前記筒体２
０の内周２２と連通する中央開口１８とを有する。ヘッ
ドの形状は図示の円形に限定されず、方形その他の任意
の形状でよい。
ら同心状に垂下する円筒形の筒体２０とを有する。ヘッ
ドは平らな上面１５と、平らな下面１７と、前記筒体２
０の内周２２と連通する中央開口１８とを有する。ヘッ
ドの形状は図示の円形に限定されず、方形その他の任意
の形状でよい。
【０００８】筒体２０の内周２２には、筒体の上端２８
と下端３０との間に上下方向に連続する第１，第２の雌
ねじ列２４，２６が直径方向に対向して設けてある。第
２雌ねじ列２６には溝３１が上下方向に設けてある。こ
の溝３１は、後述のように外筒と内筒を一体に回してね
じスタッドからねじり外すためのものである。
と下端３０との間に上下方向に連続する第１，第２の雌
ねじ列２４，２６が直径方向に対向して設けてある。第
２雌ねじ列２６には溝３１が上下方向に設けてある。こ
の溝３１は、後述のように外筒と内筒を一体に回してね
じスタッドからねじり外すためのものである。
【０００９】筒体２０の内周２２の下方には、第１，第
２雌ねじ列２４，２６を避けて内向きの突起３２を直径
方向に対向して設けてある。この突起３２，３２は外筒
１２の内周に下端から内筒４を挿入し、両筒１２，１４
を上下方向に浅く接続するとき、内筒の上端を受止める
ストッパになる。ヘッド１６の上面には長方形の凹部３
４ａ，３４ｂ，３４ｃ，３４ｄを円周方向に等間隔に設
け、ねじスタッドから外筒、内筒をねじり外す際に工具
や指を掛けるのに利用する。
２雌ねじ列２４，２６を避けて内向きの突起３２を直径
方向に対向して設けてある。この突起３２，３２は外筒
１２の内周に下端から内筒４を挿入し、両筒１２，１４
を上下方向に浅く接続するとき、内筒の上端を受止める
ストッパになる。ヘッド１６の上面には長方形の凹部３
４ａ，３４ｂ，３４ｃ，３４ｄを円周方向に等間隔に設
け、ねじスタッドから外筒、内筒をねじり外す際に工具
や指を掛けるのに利用する。
【００１０】内筒１４は、上端４０と下端４２との間
に、円筒形の管状部３６を有し、この管状部の内周３８
は、壁面７２から立つねじスタッド７４を受入れる。管
状部３６の内周と、外筒の筒体の内周２２とは同心にな
っている。管状部３６は、上下方向に細長い直径方向に
対向した一対の弧状片４４，４６と、両弧状片４４，４
６を上下方向に間隔を保ち、相対向して連結する複数対
の弾性を有する弧状翼部材５１とからなり、各弧状翼部
材５１は、ねじスタッド７４のねじ７６とねじ係合する
内向きに突出したねじ係合部５３を備えている。
に、円筒形の管状部３６を有し、この管状部の内周３８
は、壁面７２から立つねじスタッド７４を受入れる。管
状部３６の内周と、外筒の筒体の内周２２とは同心にな
っている。管状部３６は、上下方向に細長い直径方向に
対向した一対の弧状片４４，４６と、両弧状片４４，４
６を上下方向に間隔を保ち、相対向して連結する複数対
の弾性を有する弧状翼部材５１とからなり、各弧状翼部
材５１は、ねじスタッド７４のねじ７６とねじ係合する
内向きに突出したねじ係合部５３を備えている。
【００１１】上述の一対の弧状片４４，４６の内面に
は、上下方向に延びるリブ５６，５８が直径方向に対向
した設けてある。リブ５６，５８の厚さは、内筒１４を
ねじスタッド７４に上から被せて押込む際に弧状翼部材
のねじ係合部５３がねじスタッド７４のねじ７６にねじ
係合するように定める。又、ねじスタッドに押し被せて
取付けた内筒を、最初にナットが弛む方向に回してねじ
スタッドからねじり出して外す際に、ねじスタッドのね
じがタップになってリブ５６，５８にねじを切るように
してもよいし、代りにリブ５６，５８にはねじスタッド
のねじとねじ係合するねじを予め形成しておいてもよ
い。
は、上下方向に延びるリブ５６，５８が直径方向に対向
した設けてある。リブ５６，５８の厚さは、内筒１４を
ねじスタッド７４に上から被せて押込む際に弧状翼部材
のねじ係合部５３がねじスタッド７４のねじ７６にねじ
係合するように定める。又、ねじスタッドに押し被せて
取付けた内筒を、最初にナットが弛む方向に回してねじ
スタッドからねじり出して外す際に、ねじスタッドのね
じがタップになってリブ５６，５８にねじを切るように
してもよいし、代りにリブ５６，５８にはねじスタッド
のねじとねじ係合するねじを予め形成しておいてもよ
い。
【００１２】円筒の一対の弧状片４４の外面には鋸歯が
上下方向に連続する雄ねじ列６０、弧状片４６の外筒に
は同様な雄ねじ列６２が設けてある。この雄ねじ列６０
は外筒の筒体２０の雌ねじ列２４に、雄ねじ列６２は雌
ねじ列２６に夫々ねじ係合する。図７で明らかなよう
に、雄ねじ列６２の各鋸歯は水平面６２ａの上に傾斜面
６２ｂを有する。これは雄ねじ列６０の各鋸歯も同じで
ある。外筒の第２雌ねじ列２６の各鋸歯は水平面６４ａ
の下に傾斜面６４ｂを有する。これは第１雌ねじ列２４
の各鋸歯も同様である。従って、内筒に外筒を被せ、矢
印Ａの方向に押込む際は外筒の鋸歯の傾斜面６４ｂは、
内筒の鋸歯の傾斜面６２ｂ上を下向きに滑るが、外筒を
上に引抜くため矢印Ｂ方向に力を加えると、両鋸歯の水
平面６２ａ，６４ａ同志が当接し、引抜きを阻止する。
上下方向に連続する雄ねじ列６０、弧状片４６の外筒に
は同様な雄ねじ列６２が設けてある。この雄ねじ列６０
は外筒の筒体２０の雌ねじ列２４に、雄ねじ列６２は雌
ねじ列２６に夫々ねじ係合する。図７で明らかなよう
に、雄ねじ列６２の各鋸歯は水平面６２ａの上に傾斜面
６２ｂを有する。これは雄ねじ列６０の各鋸歯も同じで
ある。外筒の第２雌ねじ列２６の各鋸歯は水平面６４ａ
の下に傾斜面６４ｂを有する。これは第１雌ねじ列２４
の各鋸歯も同様である。従って、内筒に外筒を被せ、矢
印Ａの方向に押込む際は外筒の鋸歯の傾斜面６４ｂは、
内筒の鋸歯の傾斜面６２ｂ上を下向きに滑るが、外筒を
上に引抜くため矢印Ｂ方向に力を加えると、両鋸歯の水
平面６２ａ，６４ａ同志が当接し、引抜きを阻止する。
【００１３】弧状片４６の外面には雄ねじ列６２の外に
突出した上下方向の隆起部６６が設けてある。この隆起
部は第２雌ねじ列２６に設けた上下方向の溝３１に係合
する。隆起部６６の外面の上方には外向きに傾いて張り
出す肩６８が設けてある。この肩６８は、外筒１２の内
周に下端から内筒１４を挿入し、両筒１２，１４を上下
方向に浅く接続するとき、外筒の下端に当接し、外筒の
筒体の内周に設けた突起３２と同様にストッパとなる。
このストッパは突起３２と、肩６８のどちらか一方だけ
でもよい。
突出した上下方向の隆起部６６が設けてある。この隆起
部は第２雌ねじ列２６に設けた上下方向の溝３１に係合
する。隆起部６６の外面の上方には外向きに傾いて張り
出す肩６８が設けてある。この肩６８は、外筒１２の内
周に下端から内筒１４を挿入し、両筒１２，１４を上下
方向に浅く接続するとき、外筒の下端に当接し、外筒の
筒体の内周に設けた突起３２と同様にストッパとなる。
このストッパは突起３２と、肩６８のどちらか一方だけ
でもよい。
【００１４】図８，９は本発明の保持器を使用し、自動
車の防火壁などの壁面７２上に断熱材などの絶縁体７０
を固定する状態を示す。絶縁体には孔を明け、壁面に載
せたときにその孔が壁面７２から立つねじスタッド７４
を囲むようにする。内筒１４の上端部はストッパとその
突起３２や、肩６８に阻止されるまで外筒１２の内周の
下端部に浅く突入させ、外筒の内周の雌ねじ列２４，２
６と内筒の弧状片４４，４６の外面の雄ねじ列６０，６
２の一部をねじ係合し、同時に内筒の隆起部６６と外筒
の溝３１を浅く係合する。図８は上記した状態で絶縁体
７０の孔に内筒の下端部を挿入し、内筒をねじスタッド
７４の直上に向けた状態を示す。次いで、図９に示すよ
うに内筒１４をねじスタッドに被せて押込み、内筒の弧
状翼部材５１のねじ係合部５３をねじスタッドのねじ７
６上で下向きに滑らせ、ヘッドで絶縁体の上面を下向き
に押して固定する。このときねじ係合部５３はねじスタ
ッドのねじ７６とねじ係合する。
車の防火壁などの壁面７２上に断熱材などの絶縁体７０
を固定する状態を示す。絶縁体には孔を明け、壁面に載
せたときにその孔が壁面７２から立つねじスタッド７４
を囲むようにする。内筒１４の上端部はストッパとその
突起３２や、肩６８に阻止されるまで外筒１２の内周の
下端部に浅く突入させ、外筒の内周の雌ねじ列２４，２
６と内筒の弧状片４４，４６の外面の雄ねじ列６０，６
２の一部をねじ係合し、同時に内筒の隆起部６６と外筒
の溝３１を浅く係合する。図８は上記した状態で絶縁体
７０の孔に内筒の下端部を挿入し、内筒をねじスタッド
７４の直上に向けた状態を示す。次いで、図９に示すよ
うに内筒１４をねじスタッドに被せて押込み、内筒の弧
状翼部材５１のねじ係合部５３をねじスタッドのねじ７
６上で下向きに滑らせ、ヘッドで絶縁体の上面を下向き
に押して固定する。このときねじ係合部５３はねじスタ
ッドのねじ７６とねじ係合する。
【００１５】
【発明の効果】図８，９に実線で示した絶縁体７０は部
厚く、内筒の下端４２が壁面７２ないしねじスタッドの
鍔に当接したとき外筒のヘッド１６は絶縁体の孔の回り
の上面を壁面に対して押付け、絶縁体を固定する。従っ
て、図示の保持器により壁面７２上に固定できる絶縁体
の最大厚さは、図示のＴ１である。
厚く、内筒の下端４２が壁面７２ないしねじスタッドの
鍔に当接したとき外筒のヘッド１６は絶縁体の孔の回り
の上面を壁面に対して押付け、絶縁体を固定する。従っ
て、図示の保持器により壁面７２上に固定できる絶縁体
の最大厚さは、図示のＴ１である。
【００１６】図９には破線によって図示の保持器で壁面
上に固定できる絶縁体の最小厚さをＴ２で示してある。
この場合は、内筒の下端が壁面７２に当接したあとも押
込みを続ける。これにより外筒の内周の突起３２は内筒
の外周に乗り上げると共に、外筒の内周の溝３１′は内
筒の外周の肩６８に乗り上げる。そして外筒の内周の雌
ねじ列は内筒の外周の雄ねじ列の上を下向きに滑り、こ
うして外筒は下向きに押込まれて移動し、外筒の下端８
０が壁面７２に当接したとき外筒のヘッド１６は絶縁体
の孔の回りの上面を壁面に押付け、絶縁体を固定する。
このとき、ねじスタッド７４の上端は、図示のように外
筒の筒体の内周２２を上に突き抜け、ヘッド１６の中央
開口１８中に位置する。従って、ヘッドで阻止されるこ
となく外筒を押下げることができ、厚さＴ１とＴ２との
間の種々な厚さの絶縁体を壁面上に固定できる。
上に固定できる絶縁体の最小厚さをＴ２で示してある。
この場合は、内筒の下端が壁面７２に当接したあとも押
込みを続ける。これにより外筒の内周の突起３２は内筒
の外周に乗り上げると共に、外筒の内周の溝３１′は内
筒の外周の肩６８に乗り上げる。そして外筒の内周の雌
ねじ列は内筒の外周の雄ねじ列の上を下向きに滑り、こ
うして外筒は下向きに押込まれて移動し、外筒の下端８
０が壁面７２に当接したとき外筒のヘッド１６は絶縁体
の孔の回りの上面を壁面に押付け、絶縁体を固定する。
このとき、ねじスタッド７４の上端は、図示のように外
筒の筒体の内周２２を上に突き抜け、ヘッド１６の中央
開口１８中に位置する。従って、ヘッドで阻止されるこ
となく外筒を押下げることができ、厚さＴ１とＴ２との
間の種々な厚さの絶縁体を壁面上に固定できる。
【００１７】絶縁体の固定を解くには、内筒がねじスタ
ッドのねじとねじ係合し、且つ外筒の内周の上下方向の
溝３１に内筒の外面の上下方向の隆起部６６が係合して
一体に回転するようになっているので、ナットが弛む方
向に外筒を回すことで外筒と内筒を一体としてねじスタ
ッドからねじり外せばよい。そして、外筒が内筒の外に
深く嵌合しているときは、内筒に対して外筒をねじが弛
む方向に回し、外筒の内周の下端部に内筒の上端部が浅
く突入した図８の接続状態に直し、接続状態で再使用で
きる。従って、外筒と、内筒がバラバラの状態で使用す
るよりは手数が掛からず、迅速に絶縁体を壁面上に固定
することができる。
ッドのねじとねじ係合し、且つ外筒の内周の上下方向の
溝３１に内筒の外面の上下方向の隆起部６６が係合して
一体に回転するようになっているので、ナットが弛む方
向に外筒を回すことで外筒と内筒を一体としてねじスタ
ッドからねじり外せばよい。そして、外筒が内筒の外に
深く嵌合しているときは、内筒に対して外筒をねじが弛
む方向に回し、外筒の内周の下端部に内筒の上端部が浅
く突入した図８の接続状態に直し、接続状態で再使用で
きる。従って、外筒と、内筒がバラバラの状態で使用す
るよりは手数が掛からず、迅速に絶縁体を壁面上に固定
することができる。
【図１】本発明の保持器の成形状態の側面図である。
【図２】図１に保持器の内筒の上端部を外筒の内周の下
端部に浅く突入させて接続した使用状態の側面図であ
る。
端部に浅く突入させて接続した使用状態の側面図であ
る。
【図３】図１の平面図である。
【図４】図１を左から見た側面図である。
【図５】図３の５−５線での断面図と、自動車の防火壁
と、その上に固定する絶縁体の断面図である。
と、その上に固定する絶縁体の断面図である。
【図６】図３の６−６線での断面図である。
【図７】図５の円で囲んだ部分×の拡大図である。
【図８】絶縁体を固定するため、絶縁体の孔に保持器を
浅く挿入した状態の説明図である。
浅く挿入した状態の説明図である。
【図９】厚い絶縁体と、薄い絶縁体を保持器により固定
した状態を示す説明図である。
した状態を示す説明図である。
１０ 絶縁体保持器 １２ 外筒 １４ 内筒 １６ ヘッド １７ ヘッドの下面 １８ ヘッドの中央開口 ２０ 筒体 ２２ 筒体の内周 ２４ 雌ねじ列 ２６ 雌ねじ列 ３１ 上下方向の溝 ３２ 突起（ストッパ） ３６ 内筒の管状部 ３８ 筒状部の内周 ４４ 管状部の弧状片 ４６ 管状部の弧状片 ５１ 弧状翼部材 ５３ 弧状翼部材のねじ係合部 ６０ 内筒の雄ねじ列 ６２ 内筒の雄ねじ列 ６６ 上下方向の隆起部 ６８ 肩 ７０ 絶縁体 ７２ 壁面 ７４ ねじスタッド ７６ ねじスタッドのねじ山
Claims (1)
- 【請求項１】 ヘッド、及びヘッドよりも小径で、ヘッ
ドの下面から同心状に垂下した筒体からなる外筒と、外
周に上記外筒の筒体が入れ子式に嵌合する内筒とからな
り、外筒の筒体の内周には鋸歯が上下方向に連続する雌
ねじ列を直径方向に対向して設け、内筒の外周には鋸歯
が上下方向に連続し、上記雌ねじ列とねじ係合する雄ね
じ列を直径方向に背向して設けると共に、内周にはねじ
スタッドのねじ山とねじ係合するねじ係合部を設けた、
プラスチック製の絶縁体保持器において、外筒のヘッド
には筒体の内周と連通する中央開口を設け、外筒の内周
の雌ねじ列には上下方向の溝、内筒の外周の雄ねじ列に
は上記溝と係合する上下方向の隆起部を夫々設け、且つ
外筒と内筒の間には内筒の上端部を外筒の内周の下端部
に浅く突入した状態に止めるストッパを設けたことを特
徴とする絶縁体保持器。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/680,083 US5197840A (en) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | Insulation retainer |
| US07/680,083 | 1991-04-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05141406A JPH05141406A (ja) | 1993-06-08 |
| JPH0811961B2 true JPH0811961B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=24729585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4109079A Expired - Lifetime JPH0811961B2 (ja) | 1991-04-03 | 1992-04-03 | 絶縁体保持器 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5197840A (ja) |
| JP (1) | JPH0811961B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5832206A (en) * | 1996-03-25 | 1998-11-03 | Schlumberger Technologies, Inc. | Apparatus and method to provide security for a keypad processor of a transaction terminal |
| US6796005B2 (en) * | 1999-04-15 | 2004-09-28 | Bridgestone Corporation | Mounting structure for energy absorber |
| JP2001322507A (ja) * | 1999-04-15 | 2001-11-20 | Bridgestone Corp | Ｅａ材の取付構造 |
| US6179539B1 (en) * | 1999-09-09 | 2001-01-30 | Illinois Tool Works Inc. | Locking clip with moveable collet |
| NL1014082C2 (nl) * | 2000-01-17 | 2001-07-18 | Franciscus Antonius Maria Van | Systeem voor het verbinden van elementen. |
| US6345946B1 (en) * | 2000-08-03 | 2002-02-12 | Radio Systems Corporation | Fastener |
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| DE102018104360A1 (de) * | 2018-02-27 | 2019-08-29 | Airbus Operations Gmbh | Befestigungssystem zum Sichern von Bauteilen |
| DE102018111049A1 (de) | 2018-05-08 | 2019-11-14 | Böllhoff Verbindungstechnik GmbH | Verbindung zwischen zwei bauteilen mit toleranzausgleich sowie ein verbindungsverfahren hierfür |
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| US11867216B2 (en) * | 2020-06-04 | 2024-01-09 | Hando Kim | Compliant self-anchoring screw with auxetic properties |
| US12018711B1 (en) * | 2023-06-15 | 2024-06-25 | Edwin Ingalls | Two-piece fastener |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR447470A (fr) * | 1912-08-22 | 1913-01-06 | Robert Itschner | Arret de sureté pour vis et écrous |
| GB150816A (en) * | 1919-06-07 | 1920-09-07 | Robert Walker Pollock | Improvements relating to nails, screws or studs, and sockets for the same |
| US2111267A (en) * | 1936-10-13 | 1938-03-15 | Hopkan Rivet Company Inc | Fastener |
| US4571136A (en) * | 1984-02-10 | 1986-02-18 | Illinois Tool Works Inc. | Plastic push-on fastener |
| ES284830Y (es) * | 1984-02-25 | 1986-05-16 | Raymond A. | Dispositivo de fijacion para pernos roscados, en forma de tuerca |
| JPS63280908A (ja) * | 1987-05-11 | 1988-11-17 | 株式会社 ニフコ | ボルト締付け用プラスチッククリップ |
| US4826379A (en) * | 1988-02-16 | 1989-05-02 | Connectron, Inc. | Push nuts and push-nut fasteners |
| US4850778A (en) * | 1988-07-27 | 1989-07-25 | Trw, Inc. | Push-on fastener |
-
1991
- 1991-04-03 US US07/680,083 patent/US5197840A/en not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-04-03 JP JP4109079A patent/JPH0811961B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05141406A (ja) | 1993-06-08 |
| US5197840A (en) | 1993-03-30 |
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