JPH08119039A - ラゲージトレイ - Google Patents

ラゲージトレイ

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JPH08119039A
JPH08119039A JP28582494A JP28582494A JPH08119039A JP H08119039 A JPH08119039 A JP H08119039A JP 28582494 A JP28582494 A JP 28582494A JP 28582494 A JP28582494 A JP 28582494A JP H08119039 A JPH08119039 A JP H08119039A
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Kinuko Ito
絹子 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の貨物室に取り付けられるラゲージト
レイの周壁へ強度以上の力が加わることによって周壁が
つぶれてしまったり、割れてしまったりすることがあ
る。周壁部がつぶれるとその箇所の樹脂が白化し見栄え
が損なわれ、割れるとその箇所から水、泥が洩れて貨物
室に敷設したカーペットが汚れる不具合が生じる。この
ため、周壁へ大きな力が加わった時につぶれてしまった
り、割れてしまうことがないラゲージトレイを提供する
ことを目的とする。 【構成】 底部11と、底部11より立設した周壁12
とを有するラゲージトレイ10において、該周壁12
に、周壁12の上端から底部11まで延びた弾性変形が
可能な弾性部13を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の貨物室に取り付
けられるラゲージトレイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラゲージトレイを図5乃至図9を
もとに説明する。図5に示すように、ラゲージトレイ1
は上部が開口した箱体であり、底部2と、底部2より立
設した周壁3とから構成されている。ラゲージトレイ1
は自動車の貨物室の形状に略一致するように成形されて
おり、図6に示すように自動車の貨物室へ取り付けるこ
とによって貨物室に敷設されているカーペットを覆うこ
とができる。該ラゲージトレイ1はスキューバダイビン
グ用品例えばエアボンベ、足ヒレや、スキー用品例えば
スキーブーツ、グローブ等のような濡れた荷物を貨物室
に積み込んだ際に貨物室に敷設されているカーペットが
濡れることを防ぐために設けられている。一般的にラゲ
ージトレイ1は大量生産に適していることから合成樹脂
にて一体成形されている。ラゲージトレイ1は自動車へ
取り付ける製品において大型の製品であり、自動車の燃
費を向上するため、また貨物室への着脱を容易にするた
めに、軽量化が要求されている。このような要求から製
品の肉厚をできるだけ薄くすることが行われており、図
7に示すように前記周壁3は薄肉のコ字状断面に成形さ
れている。前記周壁3には段付部4が設けられている。
段付部4は図7乃至図9に見られるように様々な形状が
用いられている。段付部4は周壁3が薄肉であり強度が
充分でないので、その強度不足を補う目的で設けられて
いる。前記ラゲージトレイ1を使用する場合について説
明する。ラゲージトレイ1が取り付けられた貨物室に上
述のスキューバダイビング用品、スキー用品等を入れる
とそれらの荷物はラゲージトレイ1内に載せられる。こ
れらの荷物に付着した水、泥等はラゲージトレイ1内に
落ちるので貨物室に敷設されているカーペットが水、泥
等で汚れない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、自動車の貨
物室には様々な荷物が載せられ、ラゲージトレイ1が取
り付けられていると邪魔になる場合がある。例えば、洗
車時等に貨物室へ人が乗る時や、重い荷物が載せられる
時や、荷物を投げ入れなければならない時において、前
記ラゲージトレイ1の周壁3へ特に大きな力が加わって
しまう場合には、周壁3が割れてしまったりつぶれてし
まったりする恐れがあるので、貨物室からラゲージトレ
イ1を取り外しておく必要がある。
【0004】このようにラゲージトレイ1を貨物室から
取り外しておく必要がある場合においても、ラゲージト
レイ1の中へ既に荷物が載せられている時など、ラゲー
ジトレイ1を取り外すことができない場合が多々あり、
このような場合には周壁3へ強度以上の力が加わること
によってつぶれてしまったり、割れてしまったりするこ
とがあった。そして、周壁部3がつぶれることにより、
その箇所の合成樹脂が白化してしまい見栄えが損なわれ
る、割れることによってその箇所から水、泥等が漏れて
しまい貨物室に敷設したカーペットを汚してしまう、と
いった不具合が生じることがあった。本発明は上述の問
題点を解決するために、周壁3へ大きな力が加わった場
合にあってもつぶれてしまったり、割れてしまうことが
ないラゲージトレイを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明は、底部と、底部より立設した周壁とを有す
るラゲージトレイにおいて、該周壁に、周壁の上端から
底部まで延びた弾性変形が可能な弾性部を設けている。
【0006】
【作用】本発明によれば、自動車に取り付けたラゲージ
トレイへ重い荷物が載せられたり、人の足で踏まれたり
して継続的に大きな力が周壁に加えられる場合、加えら
れた力によって周壁は傾いて倒れようとする。このとき
弾性部が弾性によって伸びるため周壁へ無理な力がかか
らず、周壁は倒れたままの状態に維持される。そして、
加えられた力すなわち荷物が取り除かれることによって
弾性部が収縮するので周壁はもとの状態に起立する。ま
た、軽い荷物をラゲージトレイへ荷物を投げ入れるなど
して周壁へ力が加えられる場合も同様に、加えられた力
は弾性部へ伝わり弾性部が弾性変形するので、周壁が加
えられた力によってつぶれてしまったり、割れてしまう
ことはない。周壁の弾性部自体に力が加えられた場合も
弾性部が弾性変形するのでつぶれてしまったり、割れて
しまうことはない。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4をもとに説明
する。図1に示すようにラゲージトレイ10は上部が開
口した箱体であり、底部11と、底部11より立設した
周壁12と、弾性部13とから構成されている。前記ラ
ゲージトレイ10は、自動車の貨物室に敷設されている
カーペットを覆うことができるように貨物室の形状に対
応させて設計されており、合成樹脂にて一体成形されて
いる。成形方法としては、フロースタンピング成形、真
空成形、インジェクション成形などが用いられる。材料
としてはPP(ポリプロピレン)、TPE(熱可塑性エ
ラストマ)などが用いられる。
【0008】前記周壁12はその上端がラゲージトレイ
10の外側に向かって屈曲しており、この形状によって
周壁12の強度を確保している。周壁12は成形が容易
なことから上記の形状をとっているが、図7乃至図9に
示すような段付部4を設けてもよい。周壁12には、該
周壁12の上端から底部11まで延びた弾性部13が適
宜間隔をもって複数個設けられており、弾性部13自体
がラゲージトレイ10の壁面の一部として構成されてい
る。該弾性部13は図2に示すように交互に折り畳まれ
た蛇腹形状をしており、底部11から上端に向かうにつ
れて折り畳み代が大きくなっている。本実施例のラゲー
ジトレイ10を使用する場合について説明する。ラゲー
ジトレイ10が取り付けられた自動車の貨物室にエアボ
ンベ、スキーブーツなどの濡れた荷物を載せると、それ
らに付着した水、泥等はラゲージトレイ10内に保持さ
れるので貨物室が汚れることはない。
【0009】ラゲージトレイ10へ重い荷物が載せられ
たり、人の足で踏まれてしまうなどして継続的に大きな
力が周壁12に加えられる場合、例えば図2に示すとお
り周壁12の弾性部13が設けられていない箇所へ矢印
Aの方向から力が加えられると、周壁12は矢印Bの方
向へ倒れるように変形し始める。するとそれに伴って弾
性部13へその力が加わる。弾性部13は交互に折り畳
まれた蛇腹形状をしているので弾性変形しやすい。この
ため、図3に示すように弾性部13は折り畳まれた部分
が広がるようにして伸びる。弾性部13が設けられてい
ない箇所の周壁12は底部11に対して倒れた形状で保
持されるのみであり、無理な力が加わらないのでつぶれ
てしまったり、割れてしまうことがない。ラゲージトレ
イ10に載せられていた重い荷物が取り除かれるなどし
て、周壁12に加わる力がなくなると、伸びていた弾性
部13は自らの弾性によってもとの通り交互に折り畳ま
れた形状に復帰するので、周壁12はもとの起立した形
状に戻る。
【0010】また、軽い荷物をラゲージトレイ10へ投
げ入れるなどして弾性部13が設けられていない箇所の
周壁12へ力が加えられる場合も同様に、加えられた力
は弾性部13へ伝わり弾性部13が弾性変形するので、
周壁12が加えられた力によってつぶれてしまったり、
割れてしまうことはない。周壁12の弾性部13自体に
力が加えられた場合も弾性部13が弾性変形するのでつ
ぶれてしまったり、割れてしまうことはない。
【0011】なお、ラゲージトレイ10へ荷物を整理し
やすくするための仕切壁14を設けた場合において、図
4に示すように弾性部13を例えば仕切壁14の両端に
設けることにより、上述の周壁12と同様に仕切壁14
へ加えられた力は弾性部13へ伝えられ、弾性部13が
弾性変形することによって仕切壁14に無理な力が加わ
ることを防ぐことができるため、仕切壁14がつぶれて
しまったり、割れてしまうことがない。
【0012】本実施例のラゲージトレイ10は単一の合
成樹脂材料にて成形されているが、弾性部13の箇所を
より弾性の高い合成樹脂材料にした二色成形で成形する
ことにより、合成樹脂の一体成型品であって周壁12へ
無理な力が加わることを更に良く防げるラゲージトレイ
を提供することができる。また弾性部13の形状は上述
の蛇腹形状に限られることなく、弾性が高い材料を用い
るのであれば周壁12と同一形状にすることも可能であ
る。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、ラゲージトレイ
の周壁に弾性部が設けられているので、周壁へ荷物など
の力が加えられると、その力は弾性部へ伝わることによ
って弾性部が弾性変形する。そして弾性部が弾性変形す
るので、周壁は多大な力を受けることがなく、つぶれて
しまうことや、割れてしまうといった不具合が生じな
い。したがって周壁が変形してしまうことによる合成樹
脂の白化をなくすことができる。また周壁が割れてしま
うことに伴うラゲージトレイ内に保持されている水、泥
等が漏れてしまうという不具合をなくせるので、自動車
の貨物室に敷設されたカーペットを汚すことがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラゲージトレイを示す斜視図である。
【図2】本発明の弾性部近傍を示す要部斜視図である。
【図3】本発明の弾性部が弾性変形する状態を示す斜視
図である。
【図4】本発明の弾性部が仕切壁に設けられた状態を示
す要部斜視図である。
【図5】従来のラゲージトレイを示す斜視図である。
【図6】従来のラゲージトレイが自動車の貨物室に取り
付けられた状態を示す斜視図である。
【図7】図5のI−I断面を表す断面斜視図である。
【図8】従来のラゲージトレイの周壁及び段差部を示す
要部断面斜視図である。
【図9】従来のラゲージトレイの周壁及び段差部を示す
要部断面斜視図である。
【符号の説明】
1,10 ラゲージトレイ 2,11 底部 3,12 周壁 4 段付部 13 弾性部 14 仕切壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部と、底部より立設した周壁とを有す
    るラゲージトレイにおいて、該周壁に、周壁の上端から
    底部まで延びた弾性変形が可能な弾性部を設けたことを
    特徴とするラゲージトレイ。
JP28582494A 1994-10-25 1994-10-25 ラゲージトレイ Expired - Fee Related JP2887569B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6505874B2 (en) 2000-03-17 2003-01-14 Toyoda Boshoku Corporation Luggage compartment for vehicle
JP2009214576A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Mazda Motor Corp 車両の荷室構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0563990U (ja) * 1992-02-12 1993-08-24 日本製箔株式会社 トランクルーム用トレー

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