JPH08118378A - セルローストリアセテートフィルム及びその製造方法 - Google Patents

セルローストリアセテートフィルム及びその製造方法

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JPH08118378A
JPH08118378A JP25554494A JP25554494A JPH08118378A JP H08118378 A JPH08118378 A JP H08118378A JP 25554494 A JP25554494 A JP 25554494A JP 25554494 A JP25554494 A JP 25554494A JP H08118378 A JPH08118378 A JP H08118378A
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cellulose triacetate
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temp
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Satoshi Sakamaki
聡 坂牧
Atsushi Adachi
敦 足立
Toshihiko Minatoya
俊彦 湊谷
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2301/00Characterised by the use of cellulose, modified cellulose or cellulose derivatives
    • C08J2301/08Cellulose derivatives
    • C08J2301/10Esters of organic acids
    • C08J2301/12Cellulose acetate

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低温下で破壊を起こしにくいフィルムを提供
する。 【構成】 −20℃から+23℃間の引裂強度を温度に
対してプロットし、その傾きをZ(g/℃)としたと
き、Zの値が0.3以下であり、膜厚が115〜135
μmであるセルローストリアセテートフィルム。このフ
ィルムはセルローストリアセテートとその他の乾燥後固
体となる成分との和の濃度が15〜35重量%であるド
ープを無端支持体上に流延する流延工程と、支持体上に
流延されたフィルムをはぎ取って乾燥する乾燥工程とを
有するセルローストリアセテートフィルムの製造方法に
おいて、任意の揮発分領域での乾燥風温度(℃)をTと
し、温度Tでの乾燥後引裂強度をWとしたとき、Tに対
してWをプロットして得られた変曲点における温度T0
に対して T0−15<T<T0 なる乾燥風温度で乾燥させることによって得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム強度、特に低
温下での実技強度が改良されたセルローストリアセテー
トフィルム及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、セルローストリアセテートフィ
ルムは溶液流延法で製造されている。この溶液流延法
は、一般に、メチレンクロライドを主溶媒とし、若干の
セルローストリアセテートに対する貧溶媒(以下、貧溶
媒という)を加えた混合溶媒に、セルローストリアセテ
ート及び可塑剤を溶解したドープを、ダイから連続的に
回転する無端支持体上に均一に流延し、その支持体上で
溶媒を蒸発させる。そして、ドープが固化した後支持体
から剥離させ、さらに乾燥を行ってフィルムを得るもの
である。
【0003】上述したような方法で得られるセルロース
トリアセテートフィルムは、光学的及び力学的性質が優
れ、かつ、耐湿性及び寸法安定性も良好であるので、写
真用フィルムベースとして広く用いられている。
【0004】しかし、引裂強度、耐折強度、耐衝撃性、
柔軟性等の力学的強度が充分でないので、フィルム製造
工程、現像処理工程等において、裂け、折れ、欠け等に
よる故障が生じたり、製造加工工程、特に穿孔加工工程
において、切り屑が発生したり、加工刃の磨耗が大きく
なったりする場合がある。
【0005】セルローストリアセテートフィルムの力学
的強度を改善する方法としては、溶液流延法の乾燥過程
で3〜20%の範囲で収縮させる方法(特公昭49−5
614号公報)、同様に20%以上収縮させる方法(特
公昭49−4554号公報)、メチレンクロライドの他
に貧溶媒を加えたドープをバンド表面に流延し、流延後
3分以内にドープ流延層を30〜42℃の温度範囲とな
るように加熱し、かつ、少なくとも15秒間ドープ流延
層をこの温度範囲に保つことにより、フィルム強度、特
に引裂強度を向上させる方法(特公昭61−39890
号公報)が提案されている。
【0006】また、フィルム表面温度、収縮率を特定の
範囲に保って製造し、面配向度及び結晶化度を共に抑え
る方法(特開平4−1009号公報)も提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】セルローストリアセテ
ートフィルムは、写真用として広く用いられているが、
特に低温雰囲気下で脆性的になり、フィルム巻き上げ時
のトルクによりパーフォレーションの破断等が起こるこ
とがある。従来の技術はすべて、常温での強度向上を目
的としたものであり、常温での強度向上は低温でのフィ
ルム破壊の防止に必ずしも寄与しない。
【0008】本発明の目的は、低温下でこのような破壊
を起こしにくいフィルムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するべく種々検討の結果、流延後の乾燥条件によっ
てセルローストリアセテートフィルムの引裂強度の温度
変化が異なることを見出した。そして、さらに検討を進
め、この引裂強度の温度変化の勾配が特定数値以下のも
のが低温強度が大きいこと、このようなフィルムは特定
の乾燥条件下でのみ得られることを見出した。その特定
乾燥条件のひとつは、乾燥風温度と引裂強度との関係に
は変曲点があり、その変曲点よりやや低い温度で乾燥さ
せることである。
【0010】すなわち、本発明は、−20℃から+23
℃間の引裂強度を温度に対してプロットし、その傾きを
Z(g/℃)としたとき、Zの値が0.3以下であり、
膜厚が115〜135μmであることを特徴とするセル
ローストリアセテートフィルム、セルローストリアセテ
ートとその他の乾燥後固体となる成分との和の濃度が1
5〜35重量%であるドープを無端支持体上に流延する
流延工程と、支持体上に流延されたフィルムをはぎ取っ
て乾燥する乾燥工程とを有するセルローストリアセテー
トフィルムの製造方法において、任意の揮発分領域での
乾燥風温度(℃)をTとし、温度Tでの乾燥後引裂強度
をWとしたとき、Tに対してWをプロットして得られた
変曲点における温度T0に対して T0−15<T<T0 なる乾燥風温度で乾燥することを特徴とするセルロース
トリアセテートフィルムの製造方法、に関するものであ
る。
【0011】本発明のフィルムの上記引裂強度の傾きZ
(g/℃)は0.3以下であるが、好ましくは0.28
以下であり、特に好ましくは0.25以下である。フィ
ルムの膜厚は115〜135μmであり、120〜13
0μmが好ましい。
【0012】また、乾燥風を引裂強度の変曲点温度
(T0)以下に調整して乾燥する方法における乾燥風温度
T(℃)はT0−15<T<T0であり、好ましくはT0
10<T<T0、さらに好ましくはT0−5<T<T0
ある。この乾燥風で乾燥される時期はフィルムの揮発分
が好ましくは少なくとも60%から10%の間にある時
期であり、特に好ましくは50%から20%の間にある
時期である。
【0013】本発明に用いるセルローストリアセテート
フィルムは、セルロース単位あたり、約3ヶのアセチル
基が反応したものであり、その置換の程度は、通常、酢
化度によって表現されるが、本発明に用いるセルロース
トリアセテートとしては、酢化度56〜62%のものが好ま
しい。また、セルロース原料としては、パルプ、リンタ
ーなどが知られているが、本発明のためのセルロースト
リアセテートの原料セルロースとしてはいずれでもよ
い。
【0014】セルローストリアセテート以外の乾燥後固
体となる成分としては、可塑剤、剥ぎ取り促進剤など必
要に応じて各種添加剤がある。
【0015】可塑剤としては、トリフェニルフォスフェ
ート、トリグレシルフォスフェート、トリエチルフォス
フェート、ビフェニルジフェニルフォスフェート等、フ
タル酸エステル系では、ジメチルフタレート、ジエチル
フタレート、ジメトキシジエチルフタレート等、グリコ
ール酸エステル系では、メチルフタリルエチルグリコレ
ート、エチルフタリルエチルグリコレート等を単独又は
併用して用いることができる。
【0016】また、可塑剤は、セルローストリアセテー
トに対して約5〜30重量%の範囲で使用可能であり、
過剰に用いると乾燥時に可塑剤がフィルムから浸みだす
現象があるので、5〜20重量%を用いるのが好まし
い。
【0017】剥ぎ取り促進剤は、ドープを流延後、無端
支持体上からフィルムを剥ぎ取るまでの時間を短縮する
ためのものである。この剥ぎ取り促進剤としては、各種
の金属せっけんなど知られているが、米国特許第2,2
75,716号明細書、同第3,528,833号明細
書、同第3,793,043号明細書、同第4,34
8,238号明細書、特開昭61−243837号公報
などに示されているものを好ましく用いることができ
る。
【0018】溶媒としては、メチレンクロライドの他
に、αアミド類、ジエチレングリコールなどの多価アル
コール類、モノクロルベンゼン、ベンゼン、トルエンな
どの芳香族化合物、酢酸エチル、酢酸プロピレンなどの
エステル類、テトラヒドロフラン、メチルセルソルブ、
エチレングリコールモノメチルエーテルなどのエーテル
類などを混合して用いる。
【0019】本発明のセルローストリアセテートフィル
ムの製造方法を実施する製造装置の一態様を図2に基づ
いて説明する。
【0020】図2において、符号1はドープが流延され
る冷却ドラム、符号2は冷却ドラム1からはぎ取られた
フィルム3を乾燥させる乾燥室である。冷却ドラム1の
上部には、ドープを流延させるための流延ダイ4が設け
られ、冷却ドラム1と乾燥室2との間には、冷却ドラム
1からフィルム2をはぎ取るための剥取ロール5が設け
られている。また、乾燥室2の内部には、フィルム3を
搬送するための搬送ローラー6が設けられるとともに、
フィルム3の幅を規制する幅規制部材7が設けられ、走
行中のフィルム3に熱風を吹き掛ける熱風吹き掛け手段
(図示せず)が設けられている。本発明の方法で乾燥さ
せる場合、冷却ドラムは10℃以下に冷却されているこ
とが好ましいが、本発明は上記した態様に限定されるも
のではない。
【0021】
【作用】本発明では、引裂強度の温度変化を一定以下に
抑えるので、低温下の強度が改善できる。
【0022】
【実施例】
〔実施例1〕セルローストリアセテート20重量%、ト
リフェニルフォスフェート2重量%、ビフェニルジフェ
ニルフォスフェート1重量%、メチレンクロライド63
重量%、メタノール11重量%、ブタノール2重量%か
らなるドープを用い、図3に示す装置でフィルム製造し
た。冷却ドラムは−3〜−5℃に保った。引裂強度はサ
ンプルを25℃、65%RHで3時間以上調湿し、その
条件下で、カミソリで切り目を入れ、上下に引き裂く時
の抵抗力(g)をを軽荷重引裂き試験機(東洋精機製)
を用いて測定した。引裂き長さは、60mmであった。
引裂強度の温度に対する傾き(Z)は、東洋精機製軽荷
重引裂試験機を用いて23.0,−20℃で測定、最小
自乗法で求めた。乾燥風温風と引裂強度(常温測定)の
関係は図1に実線で示し、乾燥風温度と引裂強度の温度
に対する傾きZ(g/℃)の関係は図1に破線で示すと
おりであった。実線の変曲点T0までは、Tの上昇につ
れ傾きZ(g/℃)は減少し(好ましい方向)、T0
上では急激に上昇した(好ましくない方向)。
【0023】異なる条件で製膜した120〜129μの
フィルムに写真用乳剤を塗布し、35mmフィルム形態
に裁断、穿孔、パトローネへの巻き込み加工を行った。
−20℃雰囲気下でこのフィルムをモータドライブ付き
カメラ(ニコン F3 MD−4,モータ電圧:16.
8V)に装填、フィルム終了まで自動巻き上げを行っ
た。取り出したフィルムの穿孔部分を目視観察し、穿孔
部の破断を×、破断に至らない亀裂を△として判定し
た。
【0024】
【表1】
【0025】低温でのカメラテストによる破壊強度が、
必ずしも常温での強度によらず、温度に対する傾きと相
関していることがわかる。
【0026】
【発明の効果】温度に対する引き裂き強度の勾配を下げ
ることで、低温での写真フィルム穿孔部の破断等の故障
を予防している。乾燥風の温度を引き裂き強度の変曲点
以下−15℃以内に保つことで、該条件、処方内で最適
の低温物性を得ることができる。また、ベース残留揮発
分とベース表面温度を所定の関係に保つことにより、低
温での写真フィルム穿孔部の破断等の故障を予防してい
る。セルローストリアセテートフィルムの低温物性を改
善するため、乾燥温度に最適範囲が存在することは、本
発明者らが初めて見出したものである。また、実施例1
に示すように、常温での強度が必ずしも低温でのフィル
ム破壊現象とは相関がなく、温度に対する傾きと相関が
あることも、発明者らが初めて見出したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例で得られた乾燥風温度と引裂強度及び
引裂強度/温度の関係を示すグラフである。
【図2】 本発明のセルローストリアセテートフィルム
の製造に使用するドラム流延装置の概略の構成を示す図
である。
【符号の説明】
1…冷却ドラム 2…乾燥室 3…フィルム 4…流延ダイ 5…剥取りロール 7…幅規制部材
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】しかし、引裂強度、耐折強度、耐衝撃性、
柔軟性等の力学的強度が充分でないので、フィルム製造
工程、現像処理工程等において、裂け、折れ、欠け等に
よる故障が生じる場合がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】可塑剤としては、トリフェニルフォスフェ
ート、トリクレジルフォスフェート、トリエチルフォス
フェート、ビフェニルジフェニルフォスフェート等、フ
タル酸エステル系では、ジメチルフタレート、ジエチル
フタレート、ジメトキシジエチルフタレート等、グリコ
ール酸エステル系では、メチルフタリルエチルグリコレ
ート、エチルフタリルエチルグリコレート等を単独又は
併用して用いることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】溶媒としては、メチレンクロライドの他
に、αアミド類、アルコール類、モノクロルベンゼン、
ベンゼン、トルエンなどの芳香族化合物、酢酸エチル、
酢酸プロピレンなどのエステル類、テトラヒドロフラ
ン、メチルセルソルブ、エチレングリコールモノメチル
エーテルなどのエーテル類などを混合して用いる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【実施例】 〔実施例1〕セルローストリアセテート20重量%、ト
リフェニルフォスフェート2重量%、ビフェニルジフェ
ニルフォスフェート1重量%、メチレンクロライド63
重量%、メタノール11重量%、ブタノール2重量%か
らなるドープを用い、図3に示す装置でフィルム製造し
た。冷却ドラムは−3〜−5℃に保った。引裂強度はサ
ンプルを25℃、65%RHで3時間以上調湿し、その
条件下で、カミソリで切り目を入れ、上下に引き裂く時
の抵抗力(g)を軽荷重引裂き試験機(東洋精機製)を
用いて測定した。引裂き長さは、60mmであった。引
裂強度の温度に対する傾き(Z)は、東洋精機製軽荷重
引裂試験機を用いて23.0,−20℃で測定、最小自
乗法で求めた。乾燥風温風と引裂強度(常温測定)の関
係は図1に実線で示し、乾燥風温度と引裂強度の温度に
対する傾きZ(g/℃)の関係は図1に破線で示すとお
りであった。実線の変曲点T0までは、Tの上昇につれ
傾きZ(g/℃)は減少し(好ましい方向)、T0以上
では急激に上昇した(好ましくない方向)。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】可塑剤としては、トリフェニルフォスフェ
ート、トリクレジルフォスフェート、トリエチルフォス
フェート、ビフェニルジフェニルフォスフェート等、フ
タル酸エステル系では、ジメチルフタレート、ジエチル
フタレート、ジメトキシエチルフタレート等、グリコー
ル酸エステル系では、メチルフタリルエチルグリコレー
ト、エチルフタリルエチルグリコレート等を単独又は併
用して用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 1:00 B29L 7:00 C08L 1:12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −20℃から+23℃間の引裂強度を温
    度に対してプロットし、その傾きをZ(g/℃)とした
    とき、Zの値が0.3以下であり、膜厚が115〜13
    5μmであることを特徴とするセルローストリアセテー
    トフィルム
  2. 【請求項2】 セルローストリアセテートとその他の乾
    燥後固体となる成分との和の濃度が15〜35重量%で
    あるドープを無端支持体上に流延する流延工程と、支持
    体上に流延されたフィルムをはぎ取って乾燥する乾燥工
    程とを有するセルローストリアセテートフィルムの製造
    方法において、任意の揮発分領域での乾燥風温度(℃)
    をTとし、温度Tでの乾燥後引裂強度をWとしたとき、
    Tに対してWをプロットして得られた変曲点における温
    度T0に対して T0−15<T<T0 なる乾燥風温度で乾燥することを特徴とするセルロース
    トリアセテートフィルムの製造方法
JP25554494A 1994-10-20 1994-10-20 セルローストリアセテートフィルム及びその製造方法 Pending JPH08118378A (ja)

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