JPH08118292A - 延反方法および延反装置ならびに下敷シートへのマーク付与装置 - Google Patents

延反方法および延反装置ならびに下敷シートへのマーク付与装置

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JPH08118292A
JPH08118292A JP26275894A JP26275894A JPH08118292A JP H08118292 A JPH08118292 A JP H08118292A JP 26275894 A JP26275894 A JP 26275894A JP 26275894 A JP26275894 A JP 26275894A JP H08118292 A JPH08118292 A JP H08118292A
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Toshiaki Morita
敏明 森田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 延反作業や裁断作業を中断させることなく、
裁断すべきパーツに対応したマークを付与し、裁断後の
選別作業を容易かつ確実にする。 【構成】 延反テーブル上に広げられる下敷シート5の
上側には原点ラベル9が付与され、積層生地4を延反す
る開始位置の基準となる。下敷シート5の下側には、積
層生地4を裁断するパーツに対応してパーツを識別する
ためのパーツラベル30が貼付けられる。延反テーブル
2の一側方には、下敷シートロール11とラベルロール
12とを収納するラベル付与装置10が設けられる。下
敷シート5には、パーツラベルヘッド15および原点レ
ベルヘッド16によって、パーツラベル30および原点
ラベル29がそれぞれ貼付けられる。貼付けられるラベ
ル31は、印字ヘッド13において原点ラベル29およ
びパーツラベル30に対応するデータが印字される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動裁断機によって裁
断される生地等のシート材料を下敷シート上に広げて積
層する延反の際に、下敷シートに裁断されるパーツの識
別マークを付与することができるラベリング機能を備え
る延反方法および延反装置、ならびに下敷シートへのマ
ーク付与装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、衣服などの繊維2次製品の製
造工程では、一般にデザイン工程、マーキング工程、延
反工程、裁断工程、縫製工程および仕上工程を経て製品
化される。デザイン工程では、衣服全体のデザインから
衣服を構成する各パーツのデザインが決定される。マー
キング工程では、デザインされた各パーツを生地上に配
置する。配置決定の際には、歩留りの向上と、生地が模
様を有するときにはその柄合わせも考慮する。パーツの
配置が決定すると、必要なパーツを裁断するための生地
の長さが1マーク分として決定される。延反工程では、
1マーク分の生地を、生産量および裁断装置の能力を考
慮して決定される枚数だけ広げて積層する。裁断工程で
はマーキング工程で決定された各パーツの配置に従っ
て、延反工程で積層された生地を裁断し、各パーツを分
離可能とする。縫製工程では裁断された各パーツを縫合
する。仕上工程では、アイロンでプレスしたり、製品検
査や包装を行う。
【0003】生産性向上のために、1マーク分の生地か
らは多数のパーツが裁断される。しかしながら、裁断さ
れたパーツの形状や大きさは類似したものが多くなり、
裁断後の各パーツを取出すピッキング作業時などに、パ
ーツの選別作業に時間がかかり、選別ミスが発生するお
それがある。裁断装置は自動化されて効率的に各パーツ
を裁断することが可能でも、このような選別作業に人手
を要し、生産性を低下させる。
【0004】選別作業を効率化するための典型的な先行
技術では、マーキング工程によって作成されるパーツの
配置情報に基づいて、CAD装置からのパーツ形状、各
パーツサイズ、パーツ番号等のパーツ情報を表示したマ
ーカーシートをプロッタから出力させ、裁断される生地
の最上面にそのマーカーシートを重ねて生地とともに自
動裁断する。裁断されたパーツの上面には、マーカーシ
ートのパーツ情報が残るので、パーツのピッキングにお
ける選別作業を人手で目視によって行う際に、容易に内
容を確認して選別ミスの発生を防ぐことができる。
【0005】さらに特公昭62−25785号公報およ
び特開平3−220363号公報や特開平5−1246
32号公報などでは、裁断後の選別作業における労力軽
減のために、裁断される各パーツに対してラベルを貼付
けるラベリング機能を設ける方法が提案されている。特
公昭62−25785号公報の先行技術では、裁断テー
ブルに生地を供給する経路にラベル貼付手段を設け、特
開平3−220363号公報の先行技術では、自動裁断
機の裁断ヘッドの近傍にラベル貼付手段を設け、裁断デ
ータに基づいて裁断作業が実行される間、あるいは裁断
動作の開始前後にラベル貼付手段を作動させて各パーツ
に対してラベルを貼付ける。特開平5−124632号
公報の先行技術では、自動裁断機の裁断ヘッド近傍にラ
ベル貼付手段を設け、裁断される生地の積層高さに応じ
てラベル貼付けの高さが調整可能であり、いかなる積層
高さの生地であってもラベル貼付けが行われるように構
成される。ラベル貼付けは、また裁断機に積層された生
地を供給する延反機側でも行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】CAD装置を使用して
出力したマーカーシートを生地の最上面に重ねる先行技
術では、マーカーシートを正確に重ねるために手間がか
かり、しかも各パーツを裁断した後ではマーカーシート
は各パーツの上に載っているだけであるので、裁断後の
搬送過程やピッキング過程などで衝撃が加わるとずれた
り剥がれたりしやすい。特公昭62−25785号公報
および特開平3−220363号公報や特開平5−12
4632号公報などの自動裁断機でラベルを貼付ける先
行技術では、ラベル貼付けの際には裁断動作を停止させ
る必要があり、装置の稼働率を低下させる原因となる。
さらに特開平5−124632号公報の先行技術のよう
に、生地の積層高さに応じて最上位の生地に対して正確
にラベルを貼付けるための機能を有する場合は、ラベル
貼付手段自体の構造が複雑化し、装置自体のコストが上
昇する。このような機構が設けられていないと、生地の
積層された最上面に正確にラベルを貼付けることができ
なくなる。延反工程で、延反された生地の最上位にラベ
ルを貼付ける場合は、ラベルを貼付けている際に延反テ
ーブルが占有され、次の延反作業ができなくなり、延反
機の稼働率が低下する。また生地に直接ラベルを貼付け
ると、生地が接着剤によって汚れるおそれがある。
【0007】本発明の目的は、上述した先行技術の有す
る問題に鑑みて、延反される生地の積層高さに影響を受
けることなく、また延反装置や裁断装置を停止させて稼
働率を低下させることのない延反方法および延反装置な
らびに下敷シートへのマーク付与装置を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、延反テーブル
上に下敷シートを広げ、その上に生地を繰出して延反す
る延反方法において、予め設定される裁断すべき複数の
パーツの配置状態に対応して延反条件を決定し、下敷シ
ートを広げる前に、広げられた状態で下側となる下敷シ
ートの表面に、各パーツの配置位置に対応して各パーツ
を識別するためのマークを付与することを特徴とする延
反方法である。また本発明は、下敷シートを広げる前
に、広げられた状態で上側となる下敷シートの表面に、
生地上の各パーツの配置位置と下敷シート上のマーク付
与位置との相対的な位置関係を維持するために必要な生
地の延反開始位置の基準となるマークを付与することを
特徴とする。また本発明の各パーツを識別するためのマ
ークまたは生地の延反開始位置の基準となるマークの付
与は、下敷シートを延反テーブル上に繰出す前に連続的
に行うことを特徴とする。また本発明の生地の延反開始
位置の基準となるマークの付与は、下敷シートを延反テ
ーブル上に繰出す前に、予め行われることを特徴とす
る。さらに本発明は、延反テーブル上に下敷シートを繰
出して広げ、その上に生地を繰出して延反する延反装置
において、延反テーブルの一側方に配置される下敷シー
トの供給手段と、供給手段から、予め設定される裁断す
べき複数のパーツの配置状態に対応する長さで下敷シー
トを繰出す繰出手段と、供給手段からの繰出手段による
下敷シートの繰出し経路の途中に配設され、延反テーブ
ル上に繰出された状態で下側となる一方表面に、各パー
ツの配置位置に対応して各パーツを識別するためのマー
クを付与する付与手段と、供給手段からの繰出手段によ
る下敷シートの繰出し経路の途中に配設され、延反テー
ブル上に繰出された状態で上側となる他方表面に、生地
上の各パーツの配置位置と下敷シート上のマーク付与位
置との相対的な位置関係を維持するために必要な生地の
延反開始位置の基準となるマークを付与する開始表示手
段と、延反開始位置から、前記繰出手段によって繰出さ
れ、延反テーブル上に広げられた下敷シートを、延反条
件に従う所定長さで切断する切断手段とを含むことを特
徴とする延反装置である。また本発明は、前記付与手段
と延反テーブルとの間に、次に繰出すべき下敷シートを
付与手段によってマークが付与された状態で貯留するた
めのバッファ手段が設けられることを特徴とする。さら
に本発明は、ロール状の下敷シートを支持する支持手段
と、下敷シートを支持手段から繰出す繰出手段と、繰出
された下敷シートに対し、予め設定される裁断すべき複
数のパーツの配置状態を表す配置データに従って、パー
ツの配置位置に各パーツを識別するためのマークを付与
する付与手段とを含むことを特徴とする下敷シートへの
マーク付与装置である。また本発明の前記付与手段は、
各パーツを識別するためのマークを表示したラベルを、
各パーツの配置位置に対応する位置に貼付けることを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明に従えば、裁断すべき複数のパーツの配
置状態が予め設定され、その配置状態に対応して繰出し
て延反するための延反条件が決定される。生地の延反前
には、下敷シートが延反テーブル上に繰出して広げられ
る。下敷シートを広げる前に、広げられた状態で下側と
なる下敷シートの表面に、各パーツの配置状態に対応し
て各パーツを識別するためのマークが付与される。下敷
シートへのマークの付与は、たとえば下敷シート上に生
地を繰出して積層する延反作業と並行して次回以降に使
用される下敷シートに対して行ったり、予め設定される
生産計画などに従ってバッチ式に行っておくことがで
き、延反作業を中断させて行う必要はない。下敷シート
にマークを付与するので、生地の積層高さによる影響を
受けずに、確実にマークを保持することができる。下敷
シートの下側にマークが付与されるので、下敷シート上
に生地が積層されても裏側から容易にマークの内容を確
認することができる。特に裁断終了後、切離されたパー
ツをピッキング作業によって取出した状態では裏側の確
認が容易であり、パーツの選別作業を迅速かつ確実に行
うことができる。
【0010】また本発明に従えば、下敷シート上には生
地上の各パーツの配置位置と下敷シート上のマーク付与
位置との相対的な位置関係を維持するために必要な基準
位置が表示されるので、下敷シート上に正確に生地を広
げて延反することができ、延反された生地の裁断後にパ
ーツとマークとの位置ずれを防ぐことができる。
【0011】また本発明に従えば、各パーツを識別する
ためのマークまたは生地の延反開始位置の基準となるマ
ークの付与は下敷シートを延反テーブル上に繰出す前に
連続的に行うので、延反作業の進行に合わせて効率的に
各マークを付与することができる。
【0012】また本発明に従えば、生地の延反開始位置
の基準となるマークの付与は、下敷シートを延反テーブ
ル上に繰出す前に予め行われるので、延反開始位置の基
準となるマークに基づいて正確な位置にパーツの識別の
ためのマークを付与することができる。基準となるマー
クは、反射テープなど、自動的な検出が容易なものを使
用することができ、延反や裁断の作業の自動化が容易と
なる。
【0013】さらに本発明に従えば、延反テーブルの一
側方に配置される供給手段から下敷シートを延反テーブ
ル上に繰出手段によって繰出し、繰出経路途中に配設さ
れる付与手段によってパーツを識別するためのマークが
下敷シートの下側に付与される。下敷シートの上側には
パーツの配置位置とマークの付与位置との相対的関係を
維持するための基準位置を表すマークが表示され、切断
手段によって所定長さを繰出した下敷シートが切断され
る。設定長さで切断された下敷シートは延反テーブル上
に広げられ、その上に裁断される生地が広げられ、積層
される。下敷シートの下側にパーツの識別用のマークが
付与されているので、下敷シート上に生地が積層されて
も、表示内容を容易に確認することができる。
【0014】また本発明に従えば、付与手段と延反テー
ブルとの間に、次に繰出すべき下敷シートを付与手段に
よってマークが付与された状態で貯留するためのバッフ
ァ手段が設けられるので、下敷シート上に延反を行って
いる間に次の下敷シートに対するマーク付与の準備を行
うことができる。
【0015】さらに本発明に従えば、ロール上の下敷シ
ートを支持手段によって支持し、繰出手段によって下敷
シートを繰出す際に、予め設定される裁断すべき複数の
パーツの配置状態を表す配置データに従って、各パーツ
を識別するためのマークを各パーツの配置位置に付与す
る。下敷シートへ各パーツの配置位置に対応する識別の
ためのマークが付与されるので、そのようにして予めマ
ークを付与した下敷シートを延反機上に広げ、裁断後の
選別作業の迅速化を図ることができる。このような下敷
シートへのマーク付与装置は、延反機と独立に動作させ
ることができ、たとえば予めバッチ処理によって下敷シ
ートに識別のためのマークを付与したりすることによっ
て、複数台の延反機に対して効率よくマークを付与する
ことができる。
【0016】また本発明に従えば、マークの付与は、マ
ークを表示したラベルを各パーツの配置位置に対応する
位置に貼付けることによって行う。下敷シートには、一
般に一定間隔で通気孔が設けられており、そのような下
敷シートには直接マークを印字等によって表示するより
も、一旦ラベルに印字等によって表示してからそのラベ
ルを貼付ける方が容易かつ確実である。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例の概略的な構成
を示す。延反機1には延反テーブル2が備えられ、その
上をキャリッジ3が走行しながら生地を広げて積層し、
積層生地4を形成する。積層生地4は、延反テーブル上
に広げられる下敷シート5の上に延反される。延反され
る生地はキャリッジ3に搭載されるロール状の生地原反
6から供給される。生地原反6はキャリッジ3内で解反
され、リフタ7から積層生地4の最上面に繰出される。
キャリッジ3の下部にはフットプレッサ8が設けられ、
下敷シート5を押圧した状態でキャリッジ3を走行させ
ることによって、下敷シート5を延反テーブル2上に引
出して広げることができる。広げられた下敷シート5の
上側には、原点ラベル9が貼付けられている。原点ラベ
ル9は、下敷シート5上に積層生地4を広げる際の位置
の基準となり、さらに下敷シート5および積層生地4を
自動裁断機の裁断テーブル上に移動させたときの、自動
裁断機における原点位置決めにも使用することができ
る。原点ラベル9には、たとえば生産のロット番号など
も併せて表記することもできる。生地にもラベル表示が
あれば、容易に照合して整合性を保つことができる。
【0018】裁断テーブル2の一側方には、下敷シート
5にラベルを付与して供給するためのラベル付与装置1
0が配設される。ラベル付与装置10内には、下敷シー
ト5がロール状の下敷シートロール11として保持さ
れ、付与すべきラベルの用紙がラベルロール12として
保持される。ラベルロール12は、ロール状の下地用紙
に一定の形状に予め裁断されたラベル用紙が一定間隔で
貼付けられている。ラベルロール12から下地用紙が引
出されると、その上に貼付けられているラベル用紙も引
出され、印字ヘッド13で表示すべき内容が印字され
る。印字は、たとえば感熱方式によって行われる。印字
内容は、原点ラベル用とパーツラベル用とで異なる。原
点ラベル用では、1マーク分の裁断全体に関連する事項
が表示される。パーツラベル用では、裁断される各パー
ツを識別するためのデータが表示される。
【0019】下敷シートロール11から下敷シート5を
繰出すために、繰出ローラ14が設けられている。繰出
された下敷シート5にパーツラベルおよび原点ラベルを
貼付けるために、パーツラベルヘッド15および原点ラ
ベルヘッド16が設けられている。パーツラベルヘッド
15は、貼付けるラベルの向きを横向きと縦向きとに回
転して切換えることができる。ラベルが付与された下敷
シート5は、シートガイド17および18を経て送出ロ
ーラ19に導かれる。シートガイド17とシートガイド
18との間からは、1マーク分の下敷シート5を貯留す
るバッファである貯留空間20に下敷シート5を導くこ
とができる。貯留空間20に下敷シート5を貯留してい
る間は、送出ローラ19を停止させ、保持状態とする。
延反テーブル2上に下敷シート5を送出す際には、送出
ローラ19を回転駆動し、貯留空間20に貯留されてい
た下敷シート5を送出す。送出された下敷シート5の先
端付近をキャリッジ3に設けられるフットプレッサ8が
押圧しながら延反テーブル2を移動し、下敷シート5を
延反テーブル2上に引出して広げることができる。所定
の長さの下敷シート5が引出されると、カッタ21が作
動され、下敷シート5が切断される。下敷シート5を引
出す際の負荷を軽減するために、送出ローラ19にはワ
ンウェイクラッチが取付けられ、引出方向には自由に回
転可能となっている。
【0020】パーツラベルヘッド15は、リニアガイド
22によって案内されるアーム23Aの下部に取付けら
れ、下敷シートロール11から繰出される下敷シート5
の繰出方向に垂直な方向、すなわち紙面に垂直な方向に
移動可能である。移動中のパーツラベルヘッド15に対
する制御信号や電力の供給は、ケーブル支持材23Bを
介して行われる。ケーブル支持材23Bはケーブル支持
レール24上で支持される。
【0021】ラベルロール12から繰出された下地用紙
は、ラベルと分離された後、巻取リール25によって巻
取られる。巻取経路の途中には、テンションセンサ26
が設けられ、テンションローラ27を介して巻取リール
に巻取られる下地用紙の張力を検出し、張力が低下した
ら巻取リール25を回転駆動し、張力が基準値を越えた
ら駆動を停止する。下敷シートロール11は支持ロール
28によって回転可能に支持される。
【0022】下敷シートロール11から繰出された下敷
シート5には、延反テーブル2上に広げられた状態で上
側の原点ラベル9となる原点ラベル29と、その下側に
貼付けられるパーツラベル30が付与される。原点ラベ
ル29もパーツラベル30も、印字ヘッド13によって
印字された後、下地用紙と分離されるまでは同様に取扱
われる。下地用紙と分離されたラベル31は、パーツラ
ベルヘッド15または原点ラベルヘッド16によって吸
着され、所定位置に貼付けられる。原点ラベルヘッド1
6は一定の位置に原点ラベル29を貼付け、パーツラベ
ルヘッド15は各パーツの配置位置に対応する位置にパ
ーツラベル30を貼付ける。原点ラベル29およびパー
ツラベル30が貼付けられた下敷シート5の原点ラベル
ヘッド16側には、シート押え32が設けられる。
【0023】図2は、図1のラベル付与装置10を右側
方から見た状態を示す。図1では便宜上省略したフレー
ム33,34によって各部分が両側から支持される。ラ
ベル31を印字して下地用紙から分離する部分は、下敷
シート5の側方に設けられる。原点ラベルヘッド16
は、旋回可能なアームの先端に取付けられ、ラベル31
を吸着する位置と下敷シート5の表面に原点ラベル29
として貼付ける位置との間を旋回変位可能である。
【0024】図3は図1のラベル付与装置10のより詳
細な構成を示す。ラベル付与装置10に近接して延反機
1の支柱35が配置され、床面36との間に脚37が設
けられる。ラベル付与装置10と床面36との間にも脚
38,39が設けられる。繰出ローラ14および支持ロ
ーラ28の回転駆動のために、繰出モータ40およびベ
ルト41が設けられる。パーツラベルヘッド15の移動
のために、ヘッド移動モータ42が設けられ、アーム2
3Aはベルト42Aを介して移動される。カッタ21の
駆動のためにカッタ駆動モータ43が設けられる。シー
ト押え32の中間には、パーツラベルヘッド15がパー
ツラベル30を貼付ける際に裏側から下敷シート5を押
えるための裏当て板44が設けられる。裏当て板44を
含むシート押え32は、押えばね45によって下敷シー
ト5側に押付けられる。シート押え32は、2点鎖線で
示す位置まで大きく開くこともできる。これによって、
新たに下敷シートロール11を装着し、その先端を案内
する作業が容易になる。送出ローラ19は送出モータ4
6によって回転駆動される。テンションローラ27は、
テンションレバー47の先端に取付けられる。テンショ
ンレバー47は、巻取リール25によって巻取られる下
地用紙48の張力の変動に応じて揺動変位する。下方に
は制御ボックス10Aが設けられており、電気的な制御
のための装置などを収納可能である。パーツラベルヘッ
ド15には、前進および後退変位用のシリンダ50と、
90°の各変位用のアクチュエータ59とが設けられ
る。シリンダ50へは、ジョイント50Aを介してエア
ー配管が接続される。
【0025】図4は、図3のパーツラベルヘッド15お
よび原点ラベルヘッド16に関連する主要部の構成を示
す部分的な正面断面図であり、図5は図3のラベルロー
ルから巻取リール25までのラベル31に関連する構成
を示す部分的な正面断面図であり、図6は図5に対応す
る右側面図であり、図7は図3の原点ラベルヘッド16
に関連する部分的な平面図である。さらに図8は、図3
のラベル付与装置10の右側面図である。
【0026】図4に示すように、ラベルロール12から
下地用紙48に貼付けられた状態で繰出されるラベル3
1には、印字ヘッド13で原点マークまたは識別マーク
が印字され、原点ラベル29またはパーツラベル30が
それぞれ形成される。印字ヘッド13の後、ラベル31
を添付した下地用紙48はほぼ水平に搬送され、分離板
49を経て下地用紙48が急に曲げられる際にラベル3
1が機械的に分離される。分離されたラベル31は上方
に押出され、パーツラベルヘッド15または原点ラベル
ヘッド16が移動してその表面に吸着する。パーツラベ
ルヘッド15は、シリンダ50によって前進および後退
変位し、たとえば5mm前進した状態でパーツラベル3
0を吸着し、いったん後退して貼付位置まで移動してか
ら、30mm程度前進する。パーツラベルヘッド15へ
の吸気配管はジョイント50Aに接続され、この圧力を
検出してパーツラベル30が吸着されたか否かを判断す
る。
【0027】図5、図6および図7に示すように、原点
ラベルヘッド16はシリンダ51によって前進および後
退変位し、旋回アーム52の先端に取付けられ、旋回軸
53を中心として180度の旋回変位が可能である。こ
れによって実線で示すラベル吸着位置と、1点鎖線で示
すラベル貼付位置との間を相互に移動することができ
る。旋回変位のために、旋回モータ54が設けられ、プ
ーリ55からベルト56を介して旋回アーム52の旋回
変位を行う。図8に示すように、裏当て板44には、原
点ラベルヘッド16の旋回変位を許容するように窓57
が設けられている。このような窓57が裏当て板44に
設けられているので、原点ラベル29を貼付ける際に
は、下敷シート5の反対側にパーツラベルヘッド15を
移動させ、裏側から貼付ける原点ラベル29を押えるよ
うにする。反対に、この窓57が設けられている位置に
パーツラベル30を貼付ける必要が生じる場合は、原点
ラベルヘッド16が下敷シート5の反対側から押える役
割を果す。原点ラベルヘッド16への吸気配管はジョイ
ント16Aに接続され、原点ラベルヘッド16の表面に
設けられる吸気孔16Bを介して原点ラベル29を吸着
する。同様の吸気孔はパーツラベルヘッド15にも設け
られている。シリンダ51へはジョイント51Aからエ
アーを供給し、原点ラベル29の吸着時および貼付時に
前進させ、旋回時は後退させる。
【0028】図8に示すように、カッタ21は、カッタ
駆動モータ43によって駆動されるワイヤ58に連結さ
れ、下敷シート5の繰出方向に垂直な方向に往復移動可
能である。この往復移動の際に丸刃状のカッタ21を駆
動して下敷シート5を切断する。送出ローラ19には、
ワンウェイクラッチが設けられ、延反機側への下敷シー
ト5の引出しは自由である。
【0029】図9は図1に示すキャリッジ3についての
構成を示す。キャリッジ3は、延反テーブル2上を走行
可能な走行台車60、ロール状の生地原反6から生地を
引出す解反部61、引出された生地の歪みを取るための
放反部62、放反された生地を繰出す繰出部63を含
む。延反テーブル2には、一定間隔でノズル64が設け
られ、噴出孔65から空気を噴出し、延反テーブル2上
で延反される積層生地4および下敷シート5を下側から
浮かすことができる。このキャリッジ3には、フットプ
レッサ8が設けられ、浮上がった状態の下敷シート5上
の積層生地4の表面を押圧保持し、走行台車60を走行
させながら下敷シート5とともに積層生地4を搬出する
ことができる。このフットプレッサ8を利用して、下敷
シート5を延反テーブル2上に引出して広げることがで
きる。下敷シート5を引出す際は、空気を噴出させな
い。フットプレッサ8の押圧状態は、シリンダ66によ
って能動化される。リフタ7にはカッタ67が設けら
れ、繰出部63から繰出される生地68を所定長さで切
断する。キャリッジ3には、原点ラベル9を検出するた
めの原点センサ69も設けられる。原点センサ69は、
たとえば光学的に原点ラベル9を検出する。
【0030】図10は、図1に示す第1実施例を制御す
るための電気的構成を示す。マイクロコンピュータなど
を含んで実現される制御装置70には、パーツ配置状態
を表すマーキングデータを入力するための配置データ入
力装置71が接続される。制御装置70および配置デー
タ入力装置71は、たとえば図3に示す制御ボックス1
0A内に収納される。キャリッジ3などに対する制御の
ための延反機制御装置72からは、延反機の制御状態を
表すデータが入力される。制御装置70は、これらの入
力データに従って、印字ヘッド13、繰出モータ40、
ヘッド移動モータ42、カッタ駆動モータ43、送出モ
ータ46および旋回モータ52を駆動する。パーツラベ
ルヘッド15および原点ラベルヘッド16の吸着圧力
は、パーツラベル吸着圧力検出器73および原点ラベル
吸着圧力検出器74によってそれぞれ検出され、パーツ
ラベルヘッド制御弁75および原点ラベルヘッド制御弁
76によって吸着動作を行う際の圧力が監視される。パ
ーツラベルヘッド制御弁75は、パーツラベルヘッド1
5への吸気配管への圧力切換弁とシリンダ50の進退ス
トローク制御弁とアクチュエータ59の角度切換弁とを
含む。原点ラベルヘッド制御弁76は、原点ラベルヘッ
ド16への吸気配管への圧力切換弁とシリンダ51の進
退切換弁とを含む。
【0031】図11は図10の制御装置70の動作を示
す。新たに下敷シートロール11を装着してステップa
1から動作を開始する場合は、ステップa2で下敷シー
ト5を繰出し、ステップa3でラベルシートを繰出し、
ステップa4で原点ラベル29の印字を行う。次にステ
ップa5でパーツラベル30の印字を行う。パーツラベ
ル30の印字につれて、原点ラベル29は分離板49側
に移動し、下地用紙48と分離されたら原点ラベルヘッ
ド制御弁76を介する制御によって原点ラベルヘッド1
6に吸着させ、旋回アーム50を旋回させてステップa
6で原点ラベル29の貼付けを行う。
【0032】次にパーツラベルヘッド制御弁75を介す
る制御によって、パーツラベルヘッド15が分離された
パーツラベル30を吸着し、ヘッド移動モータ42の駆
動および繰出モータ40の駆動によってパーツの貼付位
置まで移動させ、縦向きに貼付けるときは、パーツラベ
ルヘッド15を90°各変位させ、ステップa7でパー
ツラベルの貼付けを行う。ステップa8ではラベルを貼
付けるべきパーツが終了したか否かを判断する。終了し
ていないときにはステップa9で次のパーツに対するパ
ーツラベル印字を行い、ステップa7に戻る。ステップ
a7でラベルを貼付けるべきパーツが終了したと判断さ
れるときには、1マーク分のラベルの印字が終了したこ
ととなり、ステップa10で送出ローラ19を回転駆動
して、ラベルを貼付けた下敷シート5を延反テーブル2
上に送出する。
【0033】ステップa11では、キャリッジ3のフッ
トプレッサ8によって下敷シート5の先端を保持し、下
敷シートの引出を行う。所定長さの下敷シートの引出し
が終了すると、ステップa12で送出ローラ19を停止
する。ステップa13では、下敷シートの切断をカッタ
21によって行う。ステップa14では延反が最後であ
るか否かを判断する。最後でないと判断されるときに
は、ステップa15でステップa2からステップa9ま
でと同様のラベル付与の処理を次回以降に延反される下
敷シート5に対して行う。このラベル付与と並行して、
延反テーブル2上で下敷シート5上に生地の延反を行
う。ステップa14で最後でないと判断されるときに
は、ステップa11以下を繰返す。ステップa14で最
後と判断されるときには、ステップa16で動作を終了
する。次回以降のラベル付与に必要なデータは、配置デ
ータ入力装置71から予め与えられる。
【0034】図12は、下敷シートと延反生地との位置
決めについての考え方を示す。延反テーブル2上に広げ
られる下敷シート5には、原点ラベル9が貼付けられ
る。この原点ラベル9は、裁断機における裁断データの
座標原点として使用される。このため、原点ラベル9に
対応して積層生地4から裁断するパーツ77A,77B
の裁断位置が定まり、対応する位置にパーツラベル30
A,30Bを貼付ける必要がある。したがって下敷シー
ト5上に積層生地4を延反する際にも、原点ラベル9が
延反開始位置の基準となり、たとえば一定の距離Lだけ
離れた位置から延反を開始する。パーツ77A,77B
の形状に応じて、パーツラベル30Aとパーツラベル3
0Bとは、自動または手動で貼付ける向きを90°変え
て指定可能である。
【0035】図13は、本発明の第2実施例の簡略化し
た構成を示す。図1に示す第1実施例に対応する部分に
は同一の参照符を付す。注目すべきは、下敷シートロー
ル11が上方に配置され、下方に繰出された下敷シート
5に第1実施例とは逆の順序にラベルを貼付けることで
ある。すなわち、第2実施例では最後に貼付けるパーツ
ラベル30を先に下敷シート5に貼付け、最後に原点ラ
ベル29を貼付けた状態で1マーク分の下敷シート5の
準備が完了し、送出ローラ19を停止させて下方の貯留
空間20に蓄えておく。延反テーブル2上に下敷シート
5を送出す際には、原点ラベル29が貼られた側から送
出される。
【0036】図14は本発明の第3実施例の概略的な構
成を示す。本実施例は第1実施例に類似し、対応する部
分には同一の参照符を付す。注目すべきはパーツラベル
用とは別に独立した原点用のラベルロール12Aおよび
専用の印字ヘッド13Aが設けられており、またカッタ
21が貯留空間20よりも上流側に設けられていること
である。このように原点ラベル用のラベルロール12A
を独立して設けることによって、裁断機における原点の
認識が容易なラベルを使用することができる。またカッ
タ21で切断された下敷シート5の先端は昇降ガイド7
8によって、下側のロール79が下降している送出ロー
ル19まで案内される。
【0037】以上の各実施例では、ラベルにマークを印
字してそれを貼付けることによってマークの付与を行っ
ているけれども、マークに対応する印字内容を直接下敷
シート5の表面に印字してもよい。たとえばパーツラベ
ルヘッド15および原点ラベルヘッド16に印字機構を
装着することによって感熱方式、インクジェット方式な
どで容易に印字することができる。しかしながら、下敷
シート5には裁断機での真空吸着のため一定間隔で通気
孔が設けられる場合があり、そのような場合は一旦ラベ
ルに印字してから貼付ける方が確実である。また、原点
ラベル9の代わりに、反射テープなどを、下敷シート5
の長手方向に一定間隔で貼っておき、その位置を基準と
してラベルの付与、延反、裁断の各工程を自動化するこ
ともできる。
【0038】またマークの内容として、バーコードを表
示すれば、自動的な読取りが容易であり、裁断後の工程
自動化や管理の自動化に寄与する。原点マーク9には、
ロット番号など、生産管理用のの情報を表示し、生地に
も生産管理用のデータを表示すれば、それらの照合によ
って、確実な管理を容易に行うことができる。
【0039】図15は、本発明の各実施例による延反方
法および延反装置を一連のオンライン伝送路80を介し
てデザインシステム81、マーキングシステム82、生
産管理システム83および自動裁断機84と接続するシ
ステム構成を示す。このようなシステムによって、デザ
インからパーツの裁断までのオンライン制御が可能とな
る。パーツラベル30の貼付位置および向きは、マーキ
ングシステム82で指定される。ラベルにはバーコード
も表示され、バーコードスキャナ85,86によって読
取り可能である。
【0040】各実施例でラベル付与装置10は、延反機
1に付属させて用いているけれども、延反機1と独立し
た下敷シートへのラベル付与装置として用いることもで
きる。下敷シートへのラベル付与に要する時間は、一般
に延反時間よりは短いので、1台のラベル付与装置から
複数台の延反機1に対してラベルを付与した下敷シート
5を供給することができる。そのような構成では、脚3
8,39の代わりにキャスターを設ければ、延反機間の
移動が容易になる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、下敷シー
トを広げる前に、下敷シートの下側となる表面に各パー
ツの配置位置に対応して識別するためのマークを付与す
るので、生地の積層高さにかかわらずマークの内容を下
敷シートの裏側から容易に確認することができ、裁断後
のパーツの選別を迅速かつ確実に行うことができる。下
敷シートへのマークの付与は、延反作業中に並行して行
うこともできるので、延反作業や裁断作業を停止する必
要がなく、延反機や裁断機の稼働率を向上することがで
きる。
【0042】また本発明によれば、延反開始位置の基準
となるマークを下敷シートの上側に表示するので、下敷
シートの下側に付与するマークと下敷シートの上側に積
層する生地を裁断するパーツとの相対位置の維持が容易
であり、裁断された各パーツに対して位置ずれなく識別
のためのマークを付与することができる。
【0043】また本発明によれば、パーツを識別するた
めのマークまたは延反開始位置の基準となるマークの付
与は下敷シートを延反テーブル上に繰出す前に連続的に
行うので、延反機の稼働率を低下させることなく、延反
作業の進行に合わせて効率的にマークを付与することが
できる。
【0044】また本発明によれば、下敷シートを延反テ
ーブル上に繰出す前に、延反開始位置の基準となるマー
クが下敷シート上に予め表示されているので、その位置
を基準として各パーツの識別のためのマークの付与を行
うことができ、裁断される各パーツの配置位置と表示さ
れる識別マークとの相対的な位置関係を維持することが
容易である。また反射テープなどを使用して、マークの
付与、延反および裁断を自動化する際の検出を容易にす
ることもできる。
【0045】さらに本発明によれば、延反装置に供給手
段、繰出手段、付与手段、開始表示手段および切断手段
を備え、延反テーブル上に繰出して広げる下敷シートの
上側に延反開始位置の基準となるマークを付与し、下側
に各パーツの配置に対応して各パーツを識別するための
マークを付与することができる。
【0046】また本発明によれば、付与手段と延反テー
ブルとの間に、次に繰出すべき下敷シートを貯留するた
めのバッファ手段が設けられるので、一旦繰出した下敷
シート上に生地を延反している際に、並行して下敷シー
トへのマークの付与を行うことができ、総合的な生産効
率を向上させることができる。
【0047】さらに本発明によれば、ロール上の下敷シ
ートを支持する支持手段と、下敷シート支持手段から繰
出す繰出手段と、繰出された下敷シートに対し、パーツ
の配置位置に各パーツを識別するためのマークを付与す
る付与手段とを含んで、下敷シートへのマーク付与装置
が構成される。このような下敷シートへのマーク付与装
置は、たとえば複数台の延反機に対してマークを付与し
た下敷シートを供給するバッチ処理に好適に用いること
ができ、設備の稼働効率を向上させることができる。
【0048】また本発明によれば、マークの付与はラベ
ルの貼付けによって行うので、下敷シートに通気孔が設
けられていても、確実にマークの付与を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略的な構成を示す簡略
化した正面図である。
【図2】第1実施例の右側面図である。
【図3】第1実施例の主要部の正面断面図である。
【図4】第1実施例の部分的な正面断面図である。
【図5】第1実施例の部分的な正面断面図である。
【図6】図5の右側面図である。
【図7】第1実施例の部分的な平面図である。
【図8】第1実施例の右側面図である。
【図9】第1実施例のキャリッジの正面図である。
【図10】第1実施例の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図11】第1実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】第1実施例で延反される積層生地と原点マー
クとの関係を示す簡略化した平面図である。
【図13】本発明の第2実施例の概略的な構成を示す部
分的な正面断面図である。
【図14】本発明の第3実施例の概略的な構成を示す簡
略化した正面断面図である。
【図15】本発明の各実施例を応用したシステム構成図
である。
【符号の説明】
1 延反機 2 延反テーブル 3 キャリッジ 4 積層生地 5 下敷シート 6 生地原反 8 フットプレッサ 9,29 原点ラベル 10 ラベル付与装置 11 下敷シートロール 12,12A ラベルロール 13,13A 印字ヘッド 14 繰出ローラ 15 パーツラベルヘッド 16 原点ラベルヘッド 19 送出ローラ 20 貯留空間 21 カッタ 30,30A,30B パーツラベル 31 ラベル 40 繰出モータ 42 ヘッド移動モータ 44 裏当て板 46 送出モータ 48 下地用紙 49 分離板 52 旋回アーム 54 旋回モータ 70 制御装置 71 配置データ入力装置 72 延反機制御装置 77A,77B パーツ 80 オンライン伝送路 81 デザインシステム 82 マーキングシステム 84 自動裁断機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 延反テーブル上に下敷シートを広げ、そ
    の上に生地を繰出して延反する延反方法において、 予め設定される裁断すべき複数のパーツの配置状態に対
    応して延反条件を決定し、 下敷シートを広げる前に、広げられた状態で下側となる
    下敷シートの表面に、各パーツの配置位置に対応して各
    パーツを識別するためのマークを付与することを特徴と
    する延反方法。
  2. 【請求項2】 下敷シートを広げる前に、広げられた状
    態で上側となる下敷シートの表面に、生地上の各パーツ
    の配置位置と下敷シート上のマーク付与位置との相対的
    な位置関係を維持するために必要な生地の延反開始位置
    の基準となるマークを付与することを特徴とする請求項
    1記載の延反方法。
  3. 【請求項3】 各パーツを識別するためのマークまたは
    生地の延反開始位置の基準となるマークの付与は、下敷
    シートを延反テーブル上に繰出す前に連続的に行うこと
    を特徴とする請求項1または2記載の延反方法。
  4. 【請求項4】 生地の延反開始位置の基準となるマーク
    の付与は、下敷シートを延反テーブル上に繰出す前に、
    予め行われることを特徴とする請求項2記載の延反方
    法。
  5. 【請求項5】 延反テーブル上に下敷シートを繰出して
    広げ、その上に生地を繰出して延反する延反装置におい
    て、 延反テーブルの一側方に配置される下敷シートの供給手
    段と、 供給手段から、予め設定される裁断すべき複数のパーツ
    の配置状態に対応する長さで下敷シートを繰出す繰出手
    段と、 供給手段からの繰出手段による下敷シートの繰出し経路
    の途中に配設され、延反テーブル上に繰出された状態で
    下側となる一方表面に、各パーツの配置位置に対応して
    各パーツを識別するためのマークを付与する付与手段
    と、 供給手段からの繰出手段による下敷シートの繰出し経路
    の途中に配設され、延反テーブル上に繰出された状態で
    上側となる他方表面に、生地上の各パーツの配置位置と
    下敷シート上のマーク付与位置との相対的な位置関係を
    維持するために必要な生地の延反開始位置の基準となる
    マークを付与する開始表示手段と、 延反開始位置から、前記繰出手段によって繰出され、延
    反テーブル上に広げられた下敷シートを、延反条件に従
    う所定長さで切断する切断手段とを含むことを特徴とす
    る延反装置。
  6. 【請求項6】 前記付与手段と延反テーブルとの間に、
    次に繰出すべき下敷シートを付与手段によってマークが
    付与された状態で貯留するためのバッファ手段が設けら
    れることを特徴とする請求項5記載の延反装置。
  7. 【請求項7】 ロール状の下敷シートを支持する支持手
    段と、 下敷シートを支持手段から繰出す繰出手段と、 繰出された下敷シートに対し、予め設定される裁断すべ
    き複数のパーツの配置状態を表す配置データに従って、
    パーツの配置位置に各パーツを識別するためのマークを
    付与する付与手段とを含むことを特徴とする下敷シート
    へのマーク付与装置。
  8. 【請求項8】 前記付与手段は、各パーツを識別するた
    めのマークを表示したラベルを、各パーツの配置位置に
    対応する位置に貼付けることを特徴とする請求項7記載
    の下敷シートへのマーク付与装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5791775B1 (ja) * 2014-09-22 2015-10-07 株式会社ナムックス 延反積層装置
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WO2022270293A1 (ja) * 2021-06-25 2022-12-29 株式会社アマダ 集積データ作成装置、及び集積データ作成方法

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