JPH08118016A - 消耗電極式パルスアーク溶接機 - Google Patents
消耗電極式パルスアーク溶接機Info
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- JPH08118016A JPH08118016A JP26300694A JP26300694A JPH08118016A JP H08118016 A JPH08118016 A JP H08118016A JP 26300694 A JP26300694 A JP 26300694A JP 26300694 A JP26300694 A JP 26300694A JP H08118016 A JPH08118016 A JP H08118016A
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Abstract
ース短絡およびピーク短絡のいずれにおいてもスパッタ
の発生を抑制できる。 【構成】 溶接電圧検出回路部1は出力端子23間の溶
接電圧を所定低電圧に制限した検出電圧として出力し、
短絡・アーク判定回路部は前記検出電圧が所定閾値より
低下することによりベース期間とパルス期間とで異なる
閾値により短絡発生を判定し、スイッチング素子26に
より短絡電流制御回路部3の制御信号をパワー駆動回路
部25に出力して短絡電流値を制限する。短絡電流制御
回路部3はベース期間の短絡電流とパルス期間の短絡電
流を期間別に制御する。また、通常動作においては電流
制御回路部29の制御信号がスイッチング素子26によ
りパワー駆動回路部25に出力される。溶接電圧検出を
低電圧化して回路素子による時間遅延を小さくして検出
を速やかにする。
Description
との間にパルス電流を供給し、アークを発生させて溶接
するパルスアーク溶接機に係わり、とくに多量のスパッ
タを発生する亜鉛メッキ鋼板などの溶接に用いる消耗電
極式パルスアーク溶接機に関する。
鉛メッキ鋼板などの溶接時におけるスパッタの発生が課
題である。
機について説明する。パルスアーク溶接機は、溶接ワイ
ヤと溶接母材との間にパルス電流を供給し、アークを発
生させて溶接する手段である。図4(a)は消耗電極式
パルスアーク溶接機により軟鋼板を溶接するときの動作
を示す模式図であり、図4(b)はパルス電流を示す電
流波形図である。図に示したように、溶接ワイヤ21と
溶接母材22との間にベース電流とパルス電流を交互に
供給するとアークが発生して溶接ワイヤ21の先端が加
熱され、パルス電流により溶接ワイヤ21の先端が溶融
するとともに引きちぎられて溶滴となり、溶接ワイヤ2
1から離脱して溶接母材22に移行する。この動作がパ
ルスごとに繰り返されて溶接が進行するが、この状態を
1パルス1溶滴と称している。
で亜鉛メッキ鋼板などを溶接すると、鋼板表面にメッキ
され、鉄より低い融点を持つ亜鉛が気化して溶接ワイヤ
21と溶接母材22との短絡を誘起し、その結果として
多量のスパッタが発生する。
であり、図5(b)は溶接電流を示す電流波形図であ
る。たとえば亜鉛メッキ鋼板をパルスアーク溶接する
と、亜鉛蒸気が発生し、この蒸気亜鉛が溶融池および溶
融金属を通過して外部に拡散するので、溶接ワイヤ21
の先端から離脱しようとする溶滴を押し上げたり、アー
ク状態を乱すので、図4(a)に示した1パルス1溶滴
の動作が阻害され、図5(a)に示したように、溶滴が
移行せずに溶接ワイヤ21の先端で成長し、そのまま溶
接母材22に短絡するようになる。短絡が発生すると、
つぎに到来するパルス電流で溶滴が飛散して多量のスパ
ッタとなる。このようなスパッタの発生は、溶接品質を
低下させるだけでなく、発生頻度が高い場合には溶接部
の手直しが必要となり、また、手直し不可の場合にはそ
の部材を廃棄するなど、作業能率の低下、および著しい
不経済をもたらしている。
たとき、電流値を制限した所定の短絡パルスにより短絡
を解消する手段がある。たとえば、特開昭57−191
65号公報には通常のパルス電流よりも小さい電流値の
台型の短絡パルスにより短絡を解消する手段を開示して
おり、これに類する手段が一般的に知られている。図1
0は、その一例の構成を示すブロック図である。図にお
いて、短絡・アーク判定部24は、出力端子23におけ
る溶接電圧を検出し、その電圧が所定値以下に低下した
ことにより短絡を検出し、スイッチング素子26により
スイッチング素子27の出力から短絡制御回路部10の
制御信号出力に切り換えるが、短絡が発生していない正
常動作ではスイッチング素子26はスイッチング素子2
7の出力を選択してパワー素子駆動回路部25に出力す
る。
ルス・ベース設定回路部6がパルス期間とベース期間と
を周期的に設定し、パルス期間の電流を制御するパルス
部制御回路部12の制御信号と、ベース期間の電流を制
御するベース部制御回路部13の制御信号とをパルス期
間とベース期間とに対応してスイッチング素子27によ
り切り換え、スイッチング素子26を介してパワー素子
駆動回路部25によりパワー素子16を制御することに
より、溶接ワイヤ20と溶接母材21との間に周期的な
パルス電流を供給している。
判定部24が溶接電圧が所定値以下に低下したことから
短絡発生を検出し、スイッチング素子26により短絡制
御回路部10の制御信号出力を選択してパワー素子駆動
回路部25に出力する。短絡制御回路部10は短絡を解
消するための所定の短絡電流を流すための制御信号を出
力し、この短絡電流により通常のパルス電流よりも小さ
い電流値により短絡が解消されるとともに、スパッタの
発生が抑制される。短絡が解消すると、短絡・アーク判
定部24はスイッチング素子26にスイッチング素子2
7の出力を選択させるので、通常の動作に戻る。
ッタの発生を抑制する手段を備えた消耗電極式パルスア
ーク溶接機では、完全にスパッタの発生を抑制できない
という問題がある。すなわち、従来手段では一般的に短
絡がベース期間で発生するものとしているが、実際には
パルス期間にも発生し、パルス期間では短絡検出が遅れ
ること、およびパルス期間では短絡検出が不確実である
ことにより、パルス期間に短絡が発生すると400〜6
00Aに達する大きいピーク電流で多量のスパッタを発
生させてしまうという問題である。なお、以下、ベース
期間における短絡をベース短絡、パルス期間における短
絡をピーク短絡と称す。
について説明する。図6は従来の短絡・アーク判定部2
4の動作を示す特性図である。亜鉛メッキ鋼板などを溶
接しているときにピーク短絡が発生した場合、図6に示
したように、パルス期間では、短絡直前は40ボルト以
上の高い電圧が溶接ワイヤ21と溶接母材22との間に
印加されているが、短絡が発生すると溶接電圧は急激に
低下する。しかし、溶接電圧を溶接機の出力端子間で検
出すると、制御ケーブルのインダクタンスにより、図の
曲線aで示したように、実際の低下よりも緩やかな勾配
で電圧値Aまで低下する。この検出電圧をコイル、コン
デンサおよび抵抗などの回路素子を介して制御回路上で
処理できる信号に変換すると、曲線bで示したように、
検出電圧の降下勾配はさらに緩やかな変化になってしま
う。したがって、短絡が発生してから検出電圧が所定の
閾値Bにまで低下して短絡が検出されるまでの時間T1
はかなり長くなる。ピーク短絡においては電流が大きい
ために短絡が短時間に解消してしまう傾向があり、短絡
検出時間が長いときには短絡検出以前に短絡が終了する
場合もあり、短絡に対応できないまま多量のスパッタを
発生させてしまうという問題がある。
確実について説明する。図8は消耗電極式パルスアーク
溶接機におけるベース短絡時の出力端子間電圧Eおよび
ピーク短絡時の出力端子間電圧Aを示す電圧波形図であ
る。ピーク短絡時の短絡電流はベース短絡時の短絡電流
よりも大きいため、短絡時の電圧はピーク短絡時の方が
高く、ベース電圧付近までしか低下しない場合もある。
図10に示した従来手段では、短絡を判定する閾値Bが
ベース期間とパルス期間とで共通に設定されており、ベ
ース期間の短絡を検出できるように閾値を低く設定する
と、ベース電圧付近までしか低下しないピーク短絡の検
出が困難となり、やはり短絡を検出できないまま多量の
スパッタを発生させてしまう。また、パルス期間の短絡
検出を確実になるように閾値を高く設定すると、逆にベ
ース期間の短絡検出ができなくなる。
発生に対して根本的な解決に至っておらず、比較的速度
の遅い低速溶接や、鋼板との間隙を開いた溶接など、主
として経験に基づいた施工面での工夫により対応してい
るのが実情である。
鉛メッキ鋼板などの溶接において発生するピーク短絡を
速やかに、かつ確実に検出して、かつピーク短絡電流を
抑制して多量のスパッタが発生するのを抑制できる消耗
電極式パルスアーク溶接機を提供することを目的とす
る。
成するために、溶接ワイヤと溶接母材との間に周期的に
パルス電流を供給してアークを発生させて溶接する消耗
電極式パルスアーク溶接機において、溶接電圧を所定値
で制限した検出電圧に変換して出力する溶接電圧検出回
路部と、前記検出電圧により短絡が発生しているか否か
をベース期間とパルス期間とで異なる閾値により判定す
る短絡・アーク判定回路部と、通常動作における電流を
制御する制御信号を出力する電流制御回路部と、ベース
期間の短絡電流を制限する制御信号とパルス期間の短絡
電流を制限する制御信号をそれぞれベース期間とパルス
期間に対応して出力する短絡電流制御回路部と、前記電
流制御回路部の制御信号出力と前記短絡電流制御回路部
の制御信号出力とを前記短絡・アーク判定回路部の判定
出力により選択して出力するスイッチング素子とを備
え、前記短絡・アーク判定回路部の短絡判定により前記
電流制御回路部の制御信号に代えて前記短絡電流制御回
路部の制御信号を出力し、短絡が解消すれば前記電流制
御回路部の制御信号を出力するように切り換え、パルス
期間の短絡電流を通常のパルス電流より小さい電流に低
下させるようにした消耗電極式パルスアーク溶接機であ
る。
路部は、パルス期間における40ボルト以上の高い溶接
電圧を数ボルト程度の低い電圧に制限して出力する。短
絡・アーク判定回路部は前記検出電圧を入力し、その電
圧低下により短絡を検出するが、低電圧に制限された検
出電圧はレベルが低いので、短絡判定処理で扱う低レベ
ルの信号に変換する回路素子で発生する時間遅延が小さ
くでき、パルス期間における短絡検出までの所要時間
は、従来の高電圧の検出電圧から処理していたよりも短
くなる。また、短絡判定のための閾値はベース期間とパ
ルス期間とで独立してそれぞれ最適に設定され、パルス
期間の高い閾値設定はパルス期間の短絡検出を容易にす
る。
電流をパルスピーク電流より低い所定の電流値に制御
し、従来400〜600Aに達していたピーク短絡電流
を低い電流値に制御してスパッタの発生を抑制する。な
お、ピーク短絡が解除された時点からパルス期間終了点
まで再び溶接電流を通常のパルスピーク電流に設定す
る。この設定は、パルスピーク期間の後期はつぎのパル
ス期間で溶接ワイヤ先端の溶滴が離脱するように溶接ワ
イヤ先端を溶融する準備段階として必要だからである。
機の一実施例について図面を参照しながら説明する。
ック図である。なお、図10に示した従来例と同じ構成
要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本
実施例が従来例と異なる点は、溶接電圧検出回路部1、
短絡・アーク判定回路部2、および短絡電流制御回路部
3を備え、溶接電圧を所定の低電圧に制限した検出電圧
に変換して検出すること、短絡・アーク判定をパルス期
間とベース期間とで異なる閾値により行うこと、および
短絡電流制御をパルス期間とベース期間とで異なる制御
とすることにある。
出信号を出力する溶接電圧検出回路部、2は前記検出信
号に基づいて短絡が発生したか、または通常のアークが
発生しているかを判定する短絡・アース判定回路部、3
は短絡が発生したときに短絡電流を制御する短絡電流制
御回路部である。短絡電流制御回路部3は、ベース期間
の短絡電流の制御信号を出力するベース期間短絡電流制
御回路部4と、パルス期間の短絡電流の制御信号を出力
するパルス期間短絡電流制御回路部5と、パルス・ベー
ス設定回路部28の期間指定により、ベース期間短絡電
流制御回路部4の制御信号出力とパルス期間短絡電流制
御回路部5の制御信号出力とを切り換え選択して出力す
るスイッチング素子6とを備えている。
明する。短絡が発生していない正常動作では、従来例で
説明したと同様に、パルス・ベース設定回路部28が設
定するタイミングにより、パルス部制御回路部12の制
御信号とベース部制御回路部13の制御信号とが周期的
にスイッチング素子27で切り換えられて、スイッチン
グ素子26を介してパワー素子駆動回路部25に与えら
れ、パワー素子16により周期的にパルス電流が溶接ワ
イヤ21と溶接母材22との間に印加される。このと
き、スイッチング素子26はスイッチング素子27の出
力を選択していることは言うまでもない。29は電流制
御回路部を示す。
説明する。溶接電圧検出回路部1は出力端子23におけ
る溶接電圧をつねに検出し、後述する検出電圧に変換し
て短絡・アーク判定回路部2に出力しており、短絡・ア
ーク判定回路部2は前記検出電圧が低下したことにより
短絡が発生したことを検知すると、スイッチング素子2
6を切り換えてスイッチング素子6の出力を選択してパ
ワー素子駆動回路部25に与えるようにする。すなわ
ち、短絡電流制御回路部3は、短絡が発生したときのみ
有効に動作する。短絡電流制御回路部3は、パルス・ベ
ース設定回路部28の期間指定により、ベース期間では
ベース期間短絡電流制御回路部4の制御信号出力を、パ
ルス期間ではパルス期間短絡電流設定回路部5の制御信
号出力をスイッチング素子6により選択して出力し、ス
イッチング素子26を介してパワー素子駆動回路部25
によりパワー素子16を駆動する。この動作により、ベ
ース短絡が発生したときにはベース期間短絡電流制御回
路部4の制御信号出力によりベース期間の短絡解消のた
めの短絡電流として制御され、ピーク短絡が発生したと
きにはパルス期間短絡電流設定回路部5の制御信号出力
によりピーク短絡電流が通常のパルスピーク電流りも小
さい所定の電流値になるように制御され、短絡電流が制
限される。
部1が溶接電圧を所定の検出電圧に変換して出力する構
成の実現例を示す回路図である。図において、出力プラ
ス端子と出力アース端子との間にダイオード列30と抵
抗31の直列回路を接続し、ダイオード列30の両端電
圧を電圧変換回路部32に入力し、電圧変換回路部32
はその電圧を出力する。出力端子間の溶接電圧がダイオ
ード列30の両端電圧より高い場合にはダイオード列3
0が通電し、ダイオードの順方向の合計を出力する。図
7はこの溶接電圧検出回路部1の動作を示す特性図であ
る。図において、電圧レベルCは溶接電圧検出回路部1
が出力するレベル、すなわちダイオード列30の両端電
圧であり、この電圧は数ボルト程度(制御ケーブルで降
下する電圧値Aに数ボルト程度加えた電圧値になるよう
にダイオードの順方向電圧の合計を設定する)の低い電
圧値となる。このため、この低い電圧値を制御基板上で
処理できる信号に変換するのにコイルおよび抵抗などの
回路素子を介しても、短絡・アーク判定電圧値、すなわ
ち閾値Bまで降下する時間T2は従来例のT1よりも短
時間になり、より速く短絡を検出できる。
回路部2がベース期間とパルス期間とで閾値を変えて短
絡を判定する構成の実現例を示す回路図である。図にお
いて、電源40の電圧を分圧する抵抗42と抵抗43に
よる分圧回路と、抵抗42と抵抗43による分圧回路
と、パルス・ベース設定回路部28の出力信号により抵
抗41または抵抗42のいずれかを選択するスイッチン
グ素子44と、前記分圧電圧を参照電圧として溶接電圧
検出回路部1で検出した電圧を比較する比較器45を備
えている。パルス・ベース設定回路部28の出力により
パルス期間とベース期間とに対応して抵抗41または抵
抗42のいずれかを選択することにより、パルス期間と
ベース期間とで分圧電圧、すなわち比較器45の参照電
圧が変化する。この参照電圧は短絡判定の閾値電圧であ
る。すなわち、本実施例においては、パルス期間とベー
ス期間とで短絡・アークを判定する閾値を変えている。
この閾値は、図8に示したように、ベース期間では、ベ
ース電圧に対応する溶接電圧検出回路部1の出力より低
く、かつ制御ケーブルで降下する電圧に対応する溶接電
圧検出回路部1の出力レベルEより高い値にレベルFに
設定し、パルス期間では、パルス電圧に対応する溶接電
圧検出回路部1の出力レベルCより低く、かつ制御ケー
ブルで降下する電圧に対応する溶接電圧検出回路部1の
出力レベルAりも高いレベルGに設定する。この設定に
より、ベース電圧付近までしか低下しないピーク短絡時
の電圧が検出可能となる。
を通常のパルスピーク電流よりも小さい値に制限する動
作を示す波形図である。図に示したように、短絡時の電
流がスパッタが発生しないように小さい値に制限され、
また、短絡が解消すると通常のパルス電流に戻る。
検出回路部1が溶接電圧をダイオード順方向電圧で制限
して検出電圧として出力することにより検出電圧を低電
圧化でき、短絡・アーク判定回路部2で閾値と比較して
短絡判定するのに時間遅延が小さくなって速やかに短絡
判定できるとともに、短絡・アーク判定回路部2がベー
ス期間とパルス期間とでそれぞれの閾値で短絡判定する
ので、期間に最適な閾値で短絡判定が確実にできる。ま
た、短絡電流制御回路部3がベース期間とパルス期間の
それぞれは独立して短絡電流を制御し、ベース短絡電流
を制御して短絡を解消するように制御するとともに、電
流の大きいピーク短絡電流を多量のスパッタが発生しな
い値まで適切に制限し、かつ短絡が解消すると通常のパ
ルスピーク電流に戻すように制御することができる。
は、溶接ワイヤと溶接母材との間に周期的にパルス電流
を供給してアークを発生させて溶接する消耗電極式パル
スアーク溶接機において、溶接電圧を所定値で制限した
検出電圧に変換して出力する溶接電圧検出回路部と、前
記検出電圧により短絡が発生しているか否かをベース期
間とパルス期間とで異なる閾値により判定する短絡・ア
ーク判定回路部と、通常動作における電流を制御する制
御信号を出力する電流制御回路部と、ベース期間の短絡
電流を制限する制御信号とパルス期間の短絡電流を制限
する制御信号をそれぞれベース期間とパルス期間に対応
して出力する短絡電流制御回路部と、前記電流制御回路
部の制御信号出力と前記短絡電流制御回路部の制御信号
出力とを前記短絡・アーク判定回路部の判定出力により
選択して出力するスイッチング素子とを備え、前記短絡
・アーク判定回路部の短絡判定により前記電流制御回路
部の制御信号に代えて前記短絡電流制御回路部の制御信
号を出力し、短絡が解消すれば前記電流制御回路部の制
御信号を出力するように切り換え、パルス期間の短絡電
流を通常のパルス電流より小さい電流に低下させるよう
にしたことにより、亜鉛メッキ鋼板などをパルスアーク
溶接した場合、ベース短絡を検出してスパッタの発生を
抑制しながら短絡解消するとともに、ピーク短絡を従来
よりも速く、より確実に検出し、かつピーク短絡電流を
通常のパルス電流より小さい値に制御してスパッタの発
生を抑制し、溶接品質の向上、ビード外観の低下の抑
制、および溶接部の手直しなどの作業能率の低下を解消
し、良好な溶接作業を維持できる。
を示すブロック図
る溶接電圧検出回路部の構成を示すブロック図
る短絡・アーク判定回路部の構成を示すブロック図
程を示す模式図 (b)は溶接電流波形を示す波形図
と短絡移行の過程を示す模式図 (b)は溶接電流波形を示す波形図
圧検出回路における検出電圧の変化と、短絡検出に要す
る時間を示す特性図
る溶接電圧検出回路部の検出電圧の変化と、短絡に要す
る時間を示す特性図
溶接電圧変化、および本発明の短絡・アーク判定回路部
における閾値を示す特性図
形図
を示すブロック図
Claims (4)
- 【請求項1】 溶接ワイヤと溶接母材との間に周期的に
パルス電流を供給してアークを発生させて溶接する消耗
電極式パルスアーク溶接機において、溶接電圧を所定値
で制限した検出電圧に変換して出力する溶接電圧検出回
路部と、前記検出電圧により短絡が発生しているか否か
をベース期間とパルス期間とで異なる閾値により判定す
る短絡・アーク判定回路部と、通常動作における電流を
制御する制御信号を出力する電流制御回路部と、ベース
期間の短絡電流を制限する制御信号とパルス期間の短絡
電流を制限する制御信号をそれぞれベース期間とパルス
期間に対応して出力する短絡電流制御回路部と、前記電
流制御回路部の制御信号出力と前記短絡電流制御回路部
の制御信号出力とを前記短絡・アーク判定回路部の判定
出力により選択して出力するスイッチング素子とを備
え、前記短絡・アーク判定回路部の短絡判定により前記
電流制御回路部の制御信号に代えて前記短絡電流制御回
路部の制御信号を出力し、短絡が解消すれば前記電流制
御回路部の制御信号を出力するように切り換え、パルス
期間の短絡電流を通常のパルス電流より小さい電流に低
下させるようにした消耗電極式パルスアーク溶接機。 - 【請求項2】 短絡電流制御回路部は、ベース期間中に
発生した短絡電流を制御する制御信号を出力するベース
期間短絡電流制御回路部と、パルス期間中に発生した短
絡電流を通常のパルス電流より低い所定の電流値に制限
制御する制御信号を出力するパルス期間短絡電流制御回
路部と、パルス・ベース設定回路の信号により、ベース
期間には前記ベース期間短絡電流制御回路部の制御信号
を、パルス期間には前記パルス期間短絡電流制御回路部
の制御信号を選択して出力するスイッチング素子とを備
えた請求項1記載の消耗電極式パルスアーク溶接機。 - 【請求項3】 溶接電圧検出回路部は、溶接電圧の出力
端子間に接続された、順方向の1個以上のダイオードか
らなるダイオード列と抵抗との直列回路と、前記ダイオ
ード列の両端電圧を入力し、溶接電圧を前記ダイオード
列の順方向電圧に制限した電圧に変換して出力する電圧
変換回路部とを備えた請求項1記載の消耗電極式パルス
アーク溶接機。 - 【請求項4】 短絡・アーク判定回路部は、直流電圧を
供給する電源と、前記直流電圧を分圧して参照電圧を出
力する抵抗回路と、パルス・ベース設定回路部の出力に
よりパルス期間とベース期間とで前記抵抗回路の分圧比
を切り換えるスイッチング素子と、溶接電圧検出回路部
の出力電圧を前記参照電圧と比較して短絡が発生したか
否かをパルス期間とベース期間に対応して判定する比較
器とを備えた請求項1記載の消耗電極式パルスアーク溶
接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26300694A JP3156032B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 消耗電極式パルスアーク溶接機 |
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---|---|---|---|
JP26300694A JP3156032B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 消耗電極式パルスアーク溶接機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08118016A true JPH08118016A (ja) | 1996-05-14 |
JP3156032B2 JP3156032B2 (ja) | 2001-04-16 |
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JP26300694A Expired - Fee Related JP3156032B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 消耗電極式パルスアーク溶接機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3156032B2 (ja) |
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WO2014073184A1 (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-15 | パナソニック株式会社 | アーク溶接装置およびアーク溶接制御方法 |
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CN109877425A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-06-14 | 浙江肯得机电股份有限公司 | 一种igbt逆变多功能焊机 |
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