JPH08117U - 多目的テープ - Google Patents

多目的テープ

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Publication number
JPH08117U
JPH08117U JP5628692U JP5628692U JPH08117U JP H08117 U JPH08117 U JP H08117U JP 5628692 U JP5628692 U JP 5628692U JP 5628692 U JP5628692 U JP 5628692U JP H08117 U JPH08117 U JP H08117U
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JP
Japan
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tape
adhesive
temporary
coated
adhesives
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Withdrawn
Application number
JP5628692U
Other languages
English (en)
Inventor
博 出下
嘉郎 中村
邦久 関
Original Assignee
ユニ工業株式会社
三菱鉛筆株式会社
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Publication date
Application filed by ユニ工業株式会社, 三菱鉛筆株式会社 filed Critical ユニ工業株式会社
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Publication of JPH08117U publication Critical patent/JPH08117U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘着テープは、貼着メモ、付箋紙、封筒の仮
封、工程間の移動管理メモ、仮結束、仮包装等の用途に
応じてその基材、粘着剤、形状が選択される結果、用途
ごとに専用化されている。しかし、使用者にとって、用
途に応じた粘着テープを用意することは、不便であり、
不経済である。そこで、同じ粘着テープに異なる機能を
併せ持たせて多目的に使用できるようにする。 【構成】 表面を粗面化することにより筆記性を有する
透明又は半透明のプラスチックスフィルムの裏面に、幅
方向片側に沿って弱粘着剤を部分塗工して巻き取る。粘
着剤を塗工していない残部を余白としてメモ用としての
記録面積をとると共に容易に剥がすことができるようツ
マミ部とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、筆記可能な一定幅の透明フィルムの裏面に再剥離性を有する弱粘 着剤を部分塗工して紙管に巻き取ったロール状の粘着テープで、使用時に使用 目的に応じて必要長さに切断し、貼着メモ、資料コピー、付箋紙、簡易ファイ ル、封筒の仮封、工程間の移動管理メモ、仮結束、仮包装等、多目的に使用で きる粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
粘着テープには、セロファンテープに代表される事務用テープ、クラフトテ ープに代表される包装用テープの他に、貼着メモ、資料コピー、付箋紙、簡易 ファイル、封筒の仮封、工程間の移動管理メモ、仮結束、仮包装等の用途に応 じた種々の構成のものがある。また、粘着テープは、普通は、各種の粘着剤を 紙又はプラスチックスフィルムの基材に塗工してロール状にして提供されてい るが、場合によっては、粘着面を離型紙又は離型フィルムで保護したり、シー ト状に断裁して単独または積層して所謂粘着シートとして提供されている。
【0003】 粘着テープの構成が、事務用、包装用、貼着メモ用、資料コピー用、付箋紙 用、簡易ファイル用、封筒の仮封用、工程間の移動管理メモ用、仮結束用、仮 包装用といった用途によって相違するのは、その使用目的、及び、そこで要求 される機能に応じて基材、粘着剤、形状がそれぞれ選択されるからである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、使用者にとって、用途ごとにそれに応じた粘着テープを用意するこ とは、不便であり、不経済である。そこで、同じ粘着テープに異なる機能を併 せ持たせて多目的に使用できることは使用者にとって非常に便利で経済的であ り、望まれるところである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、貼着メモ、資料コピー、付箋紙、簡易ファイル、封筒の仮封、 工程間の移動管理メモ、仮結束、仮包装等、多目的に使用できるようにするた めに、従来の種々の粘着テープの基材、粘着剤、形状が何故に選択されている のかを解析し、共通の要素に着目して本考案に想到した。
【0006】 即ち、本考案は、表面を粗面化することにより筆記性を有する透明又は半透 明のプラスチックスフィルムの裏面に、幅方向片側に沿って弱粘着剤を部分塗 工して巻き取ったことを特徴とするものである。
【0007】 基材として筆記性を有する透明又は半透明のプラスチックスフィルムを使用 する。ここで、透明フィルムとは、フィルム素材が光学的に透明であることを 意味するもので、表面筆記性を与えるために表面を粗面化して半透明状を呈し たり、光透過性を有する染料又はインクで着色したものであっても、文字や図 柄の上に重ねて透視できるものを包含する。また、表面筆記性とは、鉛筆、ボ ールペン、サインペン、万年筆等の筆記具で筆記できることを意味する。
【0008】 従来の貼着メモ、付箋紙は、基材として上質紙を使用しているが、筆記性に 関しては最も優れているものの、巻きぐせ、カール性、耐水性に劣り、強度的 に仮結束、仮包装の用途には不適当である。又、通常のプラスチックスフィル ムの筆記性では筆記具の制約を受けるので、特に、鉛筆での筆記性を重視し、 化学的、又は、物理的な表面粗面化により解決した。
【0009】 粘着テープ用の粘着剤は、大別して強粘着剤と弱粘着剤とに分けられ、前者 はセロファンテープ、メンディングテープ、手切れ性ポリプロピレンテープ等 の事務用テープやクラフトテープ、ポリプロピレンテープ等の包装用テープに 使用されており、後者は貼着メモ用紙、保護テープ、修正テープ等に使用され ている。
【0010】 本考案においては、紙面に貼った後、紙ムケせずに剥がせる機能を有すると 共に仮結束、仮包装に耐えられる接着力を有し、しかも、被着体を傷めること なく容易に剥がせる弱粘着剤を使用する。
【0011】 形状としては、貼着メモ、付箋紙等、固有の長さ拘束されることなく使用時 に必要長さに切断できる様、ロール状とした。
【0012】 粘着剤の塗工は、繰り出し長さ方向に沿って片側端部を部分塗工し、残部を 余白としてメモ用としての記録面積をとると共に、仮封、仮結束、仮包装、移 動管理メモ等、容易に剥がすことができるようツマミ部とした。
【0013】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0014】 実施例1 片面を粗面化したアセテートフィルムを厚さ36μ、幅50ミリメートル 、所望長さに形成して基材フィルムとし、これにアクリル系弱粘着剤を塗布厚 12μ、塗布幅15ミリメートルに塗工し、内径25ミリメートルの紙管に巻 取り、ロール状とした。
【0015】 実施例2 片面を粗面化したポリエステルフィルムを厚さ38μ、幅40ミリメート ル、所望長さに形成して基材フィルムとし、これにアクリル系弱粘着剤を塗布 厚15μ、塗布幅25ミリメートルに塗工し、内径74ミリメートルの紙管に 巻取り、ロール状とした。
【0016】 上記実施例は、望ましくは、図1に示したように、テープ1をケース2に収 め、テープ1をケース2の取出口3から巻き戻し、カッター4で必要長さに切 断して使用に供する。
【0017】 他図中符号1aはテープ1の基材フィルム、1bは塗工した粘着剤、5は紙 管、6はテープ1を回転自在に保持するためにケース2内部に設けた円筒状突 出部である。
【0018】 まづ、貼着メモとしての上記実施例の使用を説明すると、実施例1、及び、 実施例2のテープ1を必要長さに切断してボールペンでメモ事項を記入し、電 話機又は机上の目につく所に貼付した。基材が紙でないのでカールすることも なく、曲げ弾性により風圧で吹き飛ぶこともなく伝言の役を果たした。又、回 覧書類に実施例1、及び、実施例2のテープ1を必要長さに切断して貼付し、 必要事項をボールペンで記入して回覧し、回覧後書類を傷めることなく剥がす ことができた。剥がす際に、テープ1の粘着剤1bを塗工していない余白部分 がツマミとなり、便利だった。
【0019】 次に、実施例2のテープ1を必要長さに切断してボールペンで簡単なメモを 記入し、書籍の所定頁に付箋紙として貼付した。書籍の文字や図が透視できて 都合が良かった。不必要になったので剥がすことにしたが、容易に剥がすこと ができた。書籍はまったく傷めなかった。又、実施例2のテープ1を必要長さ に切断してサインペンで彩色したり、項目名を記入してファイルにつまみとし て貼付した。検索が容易となり便利であった。
【0020】 資料のコピーに際し、実施例1、及び、実施例2のテープ1を必要長さに切 断し、ボールペンで必要事項を記入して貼付し、資料をコピーした。貼付した 資料の記事を潰すことなく、又、テープ1周辺の陰影を残すことなくコピーを 得た。このような場合、従来は一度コピーしたものに記入後再コピーしていた ので手間、及び、費用を節減できた。
【0021】 図2に示した如く、直接穿孔できない書類或いは綴じ代のない書類の綴じ側 に、実施例1、及び、実施例2のテープ1を必要長さに切断して貼付し、テー プ1に穿孔してバインダーに収納した。ファイル中の必要書類だけを、ファイ ルをバラすことなく簡単に剥がして取り出すことができた。又、図3に示した 如く、テープ1の粘着剤1b塗工部を資料貼着用と、積層用貼着用に別けて使 用すれば簡易ファイルとして使用できた。
【0022】 図4に示した如く、社内回覧等のため、書類を封筒に入れて仮封する場合、 実施例2のテープ1を必要長さに切断して貼付すれば、開封の際に、テープ1 の粘着剤1bを塗工していない余白部分がツマミとなり便利であるし、封筒も 傷めず、繰り返し使用できる。
【0023】 生産工場では部品、中間製品等が次工程に移動する際、移動管理メモを直接 或いはトレー等に貼着して必要事項を記入しておく必要がある。実施例1のテ ープ1を必要な長さに切断して記入し、貼着すれば移動管理メモとして使用で きる。剥がす際は、テープ1の粘着剤1bを塗工していない余白部分がツマミ となり便利であるし、剥がしたテープ1を粘着剤1b塗工部において積層すれ ば保存にも便利である。
【0024】 実施例2のテープ1を必要長さに切断して紙束や種々の結束物を一時的に結 束する。従来の結束用テープは全面に粘着剤が塗工してあるので、このような 仮結束に使用すると剥がすのが手間であったが、図例のテープ1は粘着剤1b を塗工していない余白部分があるので便利である。
【0025】 実施例2のテープ1を必要長さに切断して本包装する前に一時的に包装して 保管するのに使用する。包装紙や紙箱、段ボール等を傷めることなく剥がすこ とができるので有利である。又、必要事項を記入しておくことができるので便 利である。
【0026】
【考案の効果】
以上に述べたところから明らかな通り、本考案によれば、従来の粘着テープ ように用途に応じて専用のものを用意する必要がなく、多種多様な用途に使用 することができて経済的である。
【0027】 又、本考案は、従来のように基材に粘着剤を全面に塗工せずに幅方向片側に 沿って粘着剤を部分塗工するようにしたから、粘着剤を塗工していない余白部 分がツマミとなり、剥がすのがすこぶる容易であるだけでなく、貼付された紙 等を傷めることもない。
【0028】 又、本考案は、粗面化した透明又は半透明のプラスチックスフィルムを基材 とするため、筆記性も良好で必要事項の記入にも便宜である等の効果も期待で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の斜視図
【図2】 本考案の一実施例をファイルに使用した状態
の正面図
【図3】 本考案の一実施例を図2と異なる用法でファ
イルに使用した状態の正面図。
【図4】 本考案の一実施例を封筒の仮封に使用した状
態の正面図
【符号の説明】
1 テープ 1a テープ1の基材フィルム 1b 粘着剤 2 ケース 4 カッター 5 紙管 6 円筒状突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 関 邦久 東京都品川区東大井5−23−37 ユニ工業 株式会 社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を粗面化することにより筆記性を有
    する透明又は半透明のプラスチックスフィルムの裏面
    に、幅方向片側に沿って弱粘着剤を部分塗工して巻き取
    ったことを特徴とする多目的テープ
JP5628692U 1992-07-17 1992-07-17 多目的テープ Withdrawn JPH08117U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5628692U JPH08117U (ja) 1992-07-17 1992-07-17 多目的テープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5628692U JPH08117U (ja) 1992-07-17 1992-07-17 多目的テープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08117U true JPH08117U (ja) 1996-01-23

Family

ID=13022861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5628692U Withdrawn JPH08117U (ja) 1992-07-17 1992-07-17 多目的テープ

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JP (1) JPH08117U (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003