JPH081178Y2 - タイヤの操舵角表示装置 - Google Patents

タイヤの操舵角表示装置

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JPH081178Y2
JPH081178Y2 JP1989143470U JP14347089U JPH081178Y2 JP H081178 Y2 JPH081178 Y2 JP H081178Y2 JP 1989143470 U JP1989143470 U JP 1989143470U JP 14347089 U JP14347089 U JP 14347089U JP H081178 Y2 JPH081178 Y2 JP H081178Y2
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JP
Japan
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steering angle
coil
tire
resistor
display device
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JP1989143470U
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JPH0382678U (ja
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昌博 高松
実 角屋
昌弘 宇田
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,車両におけるタイヤの切れ角(操舵角)を
連続的に表示するための操舵角表示装置,特にその回路
故障時の対応策に関する。
〔従来技術〕
乗用車,産業車両等の車両において,車両が停止状態
から発進する場合,停止状態のタイヤの操舵角が不明な
場合,車体が思わぬ方向に進行して危険な場合がある。
そこで,運転者がタイヤの操舵角を,運転席において知
ることができるよう操舵角表示装置が用いられている。
従来,操舵角表示装置としては,第3図〜第5図に示
すものがある。該表示装置は,第4図及び第5図に示す
ごとく,交差コイル92,及び該交差コイル92の軸部に圧
入されて交差コイルの軸と同回転する駆動ギヤ91からな
る回転機9と,上記駆動ギヤ91によって回転する一対の
円板状の表示板7とよりなる。該表示板7は,その外周
にギヤ部71を有し,中央にはタイヤの操舵角方向を表す
タイヤマーク72が表示してある。
そして,上記駆動ギヤ91と表示板7のギヤ部71とは互
いに噛合している。それ故,後述するごとく,タイヤの
操舵によって交差コイル92への通電状態が変化すると,
それに応じて駆動ギヤ91が回動し,表示板7が回動し
て,タイヤマーク72がタイヤの操舵角を表示する。
次に,該表示装置の電気回路は,第3図に示すごと
く,操舵角センサー6と,交差コイル式レシーバ90と,
ヒューズFと,電源65とからなる。操舵角センサー6は
可変抵抗60を有する。また,交差コイル92は,互いに直
角状に交差させたコイルL1,L2を有する。そして,コイ
ルL1の一端は可変抵抗61の抵抗体の一端に接続し,コイ
ルL2の一端はアース接続してある。また,コイルL1とL2
の他端は,抵抗95,ヒューズFを介して電源65に接続す
る。また,上記操舵角センサー6の可変抵抗60は,タイ
ヤの操舵角に応じて摺動子62が抵抗体61上を移動し,コ
イルL1とアースとの間の抵抗値Rθが変化するよう構成
してある。
それ故,タイヤの操舵角に応じて,可変抵抗60の抵抗
値Rθが変化すると,コイルL1に流れる電流値が変化す
る。そのため,交差コイル92におけるコイルL1とL2に流
れる電流量の差により駆動ギヤ91の軸が回動する。これ
に伴って,第4図に示すごとく表示板7が回動する。
そして,表示板7の回動は,タイヤの操舵角と同じに
設定してあるので,そのタイヤマーク72はタイヤと同じ
操舵角を表示する。第4図は,タイヤが真正面を向いて
いる状態を示している。
〔解決しようとする課題〕
ところで,上記従来の表示装置においては,上記第3
図において,例えばコイルL2の回路が断線した場合,電
流はヒューズF,抵抗95,コイルL1,可変抵抗60,アースと
流れる。そのため,交差コイルは操舵角とは無関係にあ
る一定の回転状態を示す。
しかし,一方,コイルL1が断線したときには,ヒュー
ズF,抵抗95,コイルL2,アースと流れる。そして,このと
き,抵抗95の抵抗値が小さいときには,ヒューズFが切
れるという問題があった。
また,上記問題に対応するため断線状態を示す警告ラ
ンプを用いる方法もある。しかし,この方法は,上記警
告ランプを別途運転席パネルに設けなければならず,ス
ペース,コスト等の点で問題が多い。
本考案はかかる従来の問題点に鑑み,構造簡単で故障
を容易に知ることができる,タイヤの操舵角表示装置を
提供しようとするものである。
〔課題の解決手段〕
本考案は,タイヤの操舵角に応じて抵抗値が変化する
可変抵抗を用いた操舵角センサーと,タイヤの操舵角を
表示する表示板と,該表示板を上記操舵角センサーにお
ける抵抗値変化に応じて回動させる交差コイルとよりな
る操舵角表示装置であって, 上記交差コイルは,第1のコイルと第2のコイルとを
交差させて両コイルを上記可変抵抗の両端に接続して並
列回路を構成すると共に,該並列回路上であって上記両
コイルの各々に保護抵抗を接続したことを特徴とするタ
イヤの操舵角表示装置にある。
〔作用〕
本考案の操舵角表示装置においては,各コイルと可変
抵抗との間におけるいずれかの回路が断線したときに
は,他の回路に電流が流れる。しかし,いずれの回路に
も上記保護抵抗が入っているため,前記従来のごとく過
大電流は流れない。
本考案において,特に重要なことは,上記一方の回路
に断線を生じても,他方の回路に電流が流れるため,交
差コイルにおける一方のコイルが作動して駆動ギヤの軸
を回す。そのため,該駆動ギヤは大きく回転し,表示板
は正常時の最大操舵角表示の場合より大きく回転する
(例えば,90度)。
したがって,運転者は,表示板のタイヤマークが異常
位置にあることを知り,直ちに断線状態を知ることがで
きる。また,保護抵抗を設けていない場合には,ハンド
ルを右方向又は左方向へ目いっぱい切ったとき(最大操
舵角時),可変抵抗における一方の抵抗値がゼロに近く
なり,大部分の電流がそちら側のコイルに流れて,他方
のコイル側の回路が断線したかのような状態を生ずる。
しかし,本考案においては,いずれのコイル側にも上
記保護抵抗を設けてあるため,上記他方のコイル側にも
電流が流れ,正常なタイヤ操舵角を示す。それ故,断線
時との区別が容易に分かる。
また,上記表示板,回転機等は従来のまま使用するこ
とができ,構造簡単である。
〔効果〕
上記のごとく,本考案によれば,構造簡単で,故障を
容易に知ることができ,かつ最大操舵角時と断線時との
区別が容易に分かる,タイヤの操舵角表示装置を提供す
ることができる。
〔実施例〕
本考案の実施例にかかる,タイヤの操舵角表示装置に
つき,第1図及び第2図を用いて説明する。
本例の表示装置における回路は,第1図に示すごと
く,操舵角センサー1において,可変抵抗10の抵抗体11
の両端と,交差コイル式レシーバ90のコイルL1,L2の両
端との間にそれぞれ保護抵抗15,16を並列接続したもの
である。また,可変抵抗10には,タイヤの操舵角と連動
して,抵抗体11上を摺動する摺動子12を設ける。その他
は,前記従来例と同様である。
本例の表示装置においては,タイヤの操舵角が変わる
とそれに連動して,摺動子12が抵抗体11上を移動する。
そのため,可変抵抗10において,コイルL1側の抵抗値R
θ1とコイルL2側の抵抗値Rθ2とが変化する。これに
伴って,コイルL1,L2に流れる電流値が変化し,前記従
来技術と同様に,交差コイルの軸が回り,駆動ギヤ91を
介して表示板7が回転する。これにより,表示板7上の
タイヤマーク72がタイヤの操舵角を表示する。
一方,故障時,即ち,例えばコイルL1,保護抵抗15側
の回路が断線したときには,コイルL1の電流値はゼロと
なる。そのため,電流は,ヒューズF,抵抗95,コイルL2,
保護抵抗16,抵抗体11(抵抗値Rθ2)を経て,摺動子1
2よりアースへと流れる。
このとき,この電流回路には,保護抵抗16が設けてあ
り,該保護抵抗16の抵抗値は長時間上記電流が流れても
ヒューズFが切れないだけの充分な大きさとしてある。
そのため,この回路は長時間保持されてヒューズFが切
れることがない。
そして,上記断線時には,コイルL2にのみ電流が流れ
るため,交差コイルの軸は保護抵抗16の抵抗値R2と可変
抵抗の抵抗値Rθとの合計値には余り左右されずに,一
定の大幅回転を保持する。この状態が第2図に示され,
自動車7のタイヤマーク72は真横方向を向く。
そして,実際には,車体方向に対してタイヤが90度操
舵されることはない。そのため,タイヤマーク72が真横
方向を示している時には,前記断線が生じたことを直ち
に知ることができる。一方,コイルL2側が断線した場合
も上記と同様であり,この場合はコイルL1側に全電流が
流れるため,表示板7のタイヤマーク72は第2図の場合
と反対側に向く。
なお,本例においては,保護抵抗15,16はそれぞれ40
Ω,可変抵抗11は0〜200Ω,抵抗95は100Ωとした。ま
た,コイルL1,L2の抵抗値は50Ωであった。
以上のごとく,本例によれば,コイルL1又はL2と可変
抵抗との間に断線等の故障が生じた場合には,上記表示
板が大きく回動する。そのため,故障状態を直ちに知る
ことができ,操舵角の誤表示を生じない。また,上記断
線に基づくヒューズ切れがない。
もしも,上記保護抵抗15,16を設けていない場合に
は,最大操舵角時,即ちハンドルを右方向又は左方向へ
目いっぱい切ったとき,例えば第1図に示す可変抵抗に
おける抵抗値Rθ1が0に近くなり,一方の抵抗値Rθ
2は最大となる。そのため,大部分の電流がコイルL1側
に流れて,コイル側L2側が断線したかのような状態を呈
する。
しかし,本考案では,上記のごとく,コイルL1と可変
抵抗10との間に保護抵抗15を,コイルL2と可変抵抗10の
間には保護抵抗16を設けてあるため,コイルL2側にも少
量の電流が流れる。
そのため,コイルL2側の回路に断線が生じた場合のよ
うに,タイヤマーク72が真横を向く(第2図)というこ
とはなく,最大操舵角時においても正常なタイヤ操舵角
を示す。それ故,最大操舵角時においても断線時との区
別を容易に区別することができる。
また,表示板,交差コイル,回転機等の装置部は従来
のものを用い,交差コイルと可変抵抗との間に保護抵抗
15,16を介設すれば良いので,構造簡単,安価である。
また,両保護抵抗15,16を設けたので,可変抵抗にお
ける中立点,即ちタイヤが車体と並行方向にある場合
の,抵抗値Rθ1,Rθ2を同値とするための調整が容易
である。それ故,表示板7におけるタイヤマーク72の中
央指示精度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は実施例の操舵角表示装置を示し,第
1図はその電気回路,第2図は表示板の平面図,第3図
〜第5図は従来の操舵角表示装置を示し,第3図はその
電気回路,第4図は表示板の平面図,第5図は回転機の
側面図である。 1……操舵角センサー,10……可変抵抗,11……抵抗体,1
5,16……保護抵抗,6……従来の操舵角センサー,7……表
示板,72……タイヤマーク,9……回転機,90……交差コイ
ル式レシーバ,92……交差コイル,L1,L2……コイル,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 角屋 実 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)考案者 宇田 昌弘 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 特開 平1−136881(JP,A) 特開 平1−136882(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤの操舵角に応じて抵抗値が変化する
    可変抵抗を用いた操舵角センサーと,タイヤの操舵角を
    表示する表示板と,該表示板を上記操舵角センサーにお
    ける抵抗値変化に応じて回動させる交差コイルとよりな
    る操舵角表示装置であって, 上記交差コイルは,第1のコイルと第2のコイルとを交
    差させて両コイルを上記可変抵抗の両端に接続して並列
    回路を構成すると共に,該並列回路上であって上記両コ
    イルの各々に保護抵抗を接続したことを特徴とするタイ
    ヤの操舵角表示装置。
JP1989143470U 1989-12-12 1989-12-12 タイヤの操舵角表示装置 Expired - Lifetime JPH081178Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989143470U JPH081178Y2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 タイヤの操舵角表示装置

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JP1989143470U JPH081178Y2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 タイヤの操舵角表示装置

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Publication Number Publication Date
JPH0382678U JPH0382678U (ja) 1991-08-22
JPH081178Y2 true JPH081178Y2 (ja) 1996-01-17

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ID=31690244

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JP1989143470U Expired - Lifetime JPH081178Y2 (ja) 1989-12-12 1989-12-12 タイヤの操舵角表示装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01136882A (ja) * 1987-11-19 1989-05-30 Nippon Denso Co Ltd 指示計器
JPH01136881A (ja) * 1987-11-19 1989-05-30 Nippon Denso Co Ltd 自動車用舵角表示装置

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JPH0382678U (ja) 1991-08-22

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