JPH08117861A - 板材自動加工システム - Google Patents

板材自動加工システム

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JPH08117861A
JPH08117861A JP25993794A JP25993794A JPH08117861A JP H08117861 A JPH08117861 A JP H08117861A JP 25993794 A JP25993794 A JP 25993794A JP 25993794 A JP25993794 A JP 25993794A JP H08117861 A JPH08117861 A JP H08117861A
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JP
Japan
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bending angle
work
bending
plate material
dimensional robot
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JP25993794A
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Hironori Honda
広範 本田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲げ角度検出手段と、3次元ロボットの位置
座標より算出した曲げ角度により板材加工機を補正制御
することにより、精度の高い曲げ加工を可能にする。 【構成】 板状のワーク18を曲げ加工する板材加工機
1と、上記板材曲げ加工機1へワーク18を搬入出する
3次元ロボット2と、上記3次元ロボット2の作業範囲
内であって、かつ上記板材加工機1の曲げ位置範囲外に
設置され、3次元ロボット2により搬入されたワーク1
8の曲げ角度を検出する曲げ角度検出手段7と、上記曲
げ角度検出手段7が検出した検出信号と3次元ロボット
2の位置座標及び予め入力された加工条件よりワークの
曲げ角度を演算すると共に、得られた曲げ角度と目標曲
げ角度より補正値を算出する演算手段44と、上記演算
手段44より出力される補正値に応じて上記板材加工機
1を制御する加工機制御手段46とを具備したことによ
り、精度の高い曲げ加工が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は精度の高い曲げ加工を
可能にした板材自動加工システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来板状のワークを曲げ加工する場合、
プレスブレーキのような板材曲げ加工機を使用してい
る。上記従来の板材曲げ加工機は、上下動自在なラムに
取付けられた上型と、テーブル上に固定された下型の間
でワークを曲げ加工するように構成されており、精度の
高い曲げ加工を可能にするため、ワークの曲げ角度を検
出する方法(装置)が種々提案されている。
【0003】従来の曲げ角度検出方法(装置)には、例
えば特開昭60−166803号公報や、特開昭61−
232018号公報、特開平5−154559号公報、
実開平5−217号公報、特開昭57−50217号公
報、特開昭57−165121号公報などに記載された
もののように、接触センサを使用してワークの曲げ角度
を検出するようにしたものや、特開昭59−16070
7号公報、特開昭59−160708号公報、特開平2
−17404号公報、特開平5−133737号公報な
どに記載されたもののように、非接触式センサを使用し
てワークの曲げ角度を検出するようにしたものが一般に
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】接触式センサを使用し
た曲げ角度検出方法(装置)では、接触センサにポテン
ショメータなどの変位センサを使用して、この変位セン
サを曲げ加工時ワークに当接することにより曲げ角度を
検出しているが、ワークが薄板などの場合、変位センサ
をワークへ当接させた際の圧力でワークがたわんでしま
うため、精度の高い角度検出ができなくなる不具合があ
る。また非接触式センサを使用した曲げ角度検出方法
(装置)では、非接触式センサに光学センサや磁気セン
サなどを使用しているが、曲げ加工するワークは、材質
や表面処理などによって表面の状態が一定ではない。こ
のためワークの表面を非接触で検出する非接触式センサ
では、表面の状態の影響を受けて、精度の高い曲げ角度
の測定ができない不具合がある。
【0005】さらに特開昭61−232018号公報
や、特開平5−133737号公報のように、曲げ角度
測定時基準点と、基準点より任意な距離の2点の角度を
測定して、これら角度と距離から曲げ角度を求めるよう
にしたものでは、基準点よりワークがずれた場合に、精
度の高い曲げ角度が検出できなくなる不具合がある。こ
の発明はかかる不具合を改善するためになされたもの
で、曲げ角度検出手段が検出した検出信号と3次元ロボ
ットの位置座標によりワークの曲げ角度を算出し、得ら
れた値に応じて板材加工機を補正制御することにより精
度の高い曲げ加工を可能にした板材自動加工システムを
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、板状のワークを曲げ加工する板材加工機
と、上記板材加工機へワークを搬入出する3次元ロボッ
トと、上記3次元ロボットの作業範囲内であって、かつ
上記板材加工機の曲げ位置範囲外に設置され、3次元ロ
ボットにより搬入されたワークの曲げ角度を検出する曲
げ角度検出手段と、上記曲げ角度検出手段が検出した検
出信号と3次元ロボットの位置座標及び予め入力された
加工条件よりワークの曲げ角度を演算すると共に、得ら
れた曲げ角度と目標曲げ角度より補正値を算出する演算
手段と、上記演算手段より出力される補正値に応じて上
記板材加工機を制御する加工機制御手段とより構成した
ものである。
【0007】
【作 用】上記構成により、曲げ加工の完了したワー
クを3次元ロボットにより曲げ角度検出手段に搬入し
て、ワークの曲げ角度を検出し、得られた検出信号と、
3次元ロボットの位置座標及び予め入力された加工条件
よりワークの曲げ角度を演算して補正値を算出し、得ら
れた補正値に応じて加工機制御手段により板材加工機を
制御することにより、精度の高い曲げ角度が可能にな
る。
【0008】
【実 施 例】この発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1は板材自動加工システムの平面図、図2は
同側面図、図3は3次元ロボットの平面図で、これら図
において1はパンチプレスよりなる板材加工機、2は板
材加工機1の前側に設置された3次元ロボット、3は板
材加工機1の右側に設置されたディスタッカ、4は板材
加工機の左側に設置されたアンローダコンベヤ、5は板
材加工機1とディスタッカ3の間に設置されたワーク持
ち替え装置、6は追従装置、7はワーク持ち替え装置5
の近傍に設置された曲げ角度検出手段を示す。上記板材
加工機1はCフレーム1aの上部に油圧シリンダなどの
駆動手段8により上下駆動されるラム9を有しており、
このラム9の下方に位置するテーブル1b上に円板状の
インデックステーブル10が設けられている。
【0009】そして上記インデックステーブル10上に
L曲げ金型15と2組のV曲げ金型16及び複数個の打
抜き金型17が設置されている。上記L曲げ金型15は
X軸方向へワーク18を曲げ加工する金型151 と、Y
軸方向へ曲げ加工する2組の金型152 ,153 よりな
り、金型151 が上記インデックステーブル10上に設
置されていると共に、その他の金型152 及び153
板材加工機1のテーブル1bと左側と右側に離間して設
置されている。
【0010】一方、加工すべきワーク18をX−Y方向
へ移動する3次元ロボット2は、図3ないし図5に示す
ように基台2a上にX軸方向へ布設された一対のガイド
レール2b上にX軸テーブル25が載置されている。上
記X軸テーブル25は各ガイドレール2bの間に設けら
れ、かつサーボモータよりなるX軸モータ26により回
転される送りねじ27に底面に設けられたナット部材2
7aが螺合されていて、X軸モータ26により送りねじ
軸27を介してX軸方向へ移動自在となっていると共
に、上記X軸テーブル25上にX軸と直交するY軸方向
に一対のガイドレール25aが布設されていて、これら
ガイドレール25a上にY軸テーブル28が載置されて
いる。
【0011】上記Y軸テーブル28は上記ガイドレール
25aの間に設けられ、かつサーボモータよりなるY軸
モータ30により回転される送りねじ軸31に底面に設
けられたナット部材31aが螺合されていて、Y軸モー
タ30により送りねじ軸31を介してY軸方向へ移動自
在となっている。上記Y軸テーブル28上にはブラケッ
ト32aを介して支持部材32が立設されていて、この
支持部材32の板材加工機1側に、上下方向に一対のガ
イドレール32bが設けられており、これらガイドレー
ル32bにZ軸テーブル33が支承されている。上記ガ
イドレール32bの間にはサーボモータよりなるZ軸モ
ータ34により回転される送りねじ軸35が設けられて
いて、この送りねじ軸35にZ軸テーブル33に設けら
れたナット部材35aが螺合されており、Z軸モータ3
4により送りねじ軸35を介してZ軸テーブル33が上
下方向(Z軸方向)へ移動自在となっている。
【0012】また上記Z軸テーブル33の前面には図5
に示すように上下に離間して突設された支持ブラケット
33aの先端間に、縦ピン33bを介して揺動部材33
cが揺動自在に支承されている。上記揺動部材33cの
基端側にはサーボモータよりなる角度補正モータ39に
より回転されるねじ軸36が螺合されていて、角度補正
モータ39により縦ピン33bを中心に揺動部材33c
が旋回自在となっていると共に、揺動部材33cの旋回
中心側端部に、一対のクランパ取付け板33dの下端部
が固着されている。
【0013】そしてこれらクランパ取付け板33dの上
端間に、クランパ反転機構37を介してクランパ38が
取付けられている。上記クランパ反転機構37はロータ
リアクチュエータ37aを有していて、このロータリア
クチュエータ37aの回転軸37bにクランパ38の基
端部が取付けられている。クランパ38は基端部が上記
回転軸37bに固着された固定爪38aと、この固定爪
38aにピン38cにより枢着され、かつクランプシリ
ンダ38dにより開閉される可動爪38bより構成され
ていて、これら固定爪38aと可動爪38bの間でワー
ク18をクランプできるようになっている。
【0014】一方上記ワーク持ち替え装置5は、図6な
いし図8に示すようにディスタッカ3の架台3aより板
材加工機1側へ突設された支持杆5aの先端に旋回軸5
bがほぼ垂直に支承されている。上記旋回軸5bの下端
には旋回シリンダ42により水平方向へ往復動されるラ
ック5cに噛合するピニオン5dが固着されていて、旋
回シリンダ42によりラックによりラック5c及びピニ
オン5dを介して旋回軸5bが旋回自在となっていると
共に、旋回軸5bの上端にはワーク18を載置する旋回
台5eが固着されている。上記旋回台5eの上面には、
載置したワーク18が旋回中にずれたり落下しないよう
に吸着するバキュームカップ43a及び電磁マグネット
43bよりなるワーク吸着手段43が設けられている。
【0015】また上記ワーク持ち替え装置5の近傍に設
置された曲げ角度検出手段7は図9及び図10に示すよ
うに架台7aの上部に支持杆7bが支持部材7cにより
水平方向に移動自在に支承されていて、この支持部材7
cの先端にほぼL字形をなすセンサ取付け部材7dが固
着されている。上記センサ取付け部材7dには直角とな
るよう一対のリミットスイッチよりなるタッチセンサ7
1 ,72 が取付けられていて、これらタッチセンサ
1 ,72に曲げ加工の完了したワーク18を接触させ
ることにより、ワーク18の曲げ角度が後述する作用で
測定できるようになっていると共に、上記支持杆7bは
架台7a上に設置された待避用シリンダ7eにより進退
自在となっている。
【0016】そして上記タッチセンサ71 ,72 で検出
された検出信号は図11に示すNC装置40へ送られる
ようになっている。上記NC装置40は板材加工機1を
制御するためのもので、3次元ロボット2のクランパ3
8の位置を検出する検出器41からの信号も入力されて
いる。上記タッチセンサ71 ,72 で検出された検出信
号はNC装置40の検出部42へ、そして検出器41で
検出されたクランパ位置信号はNC装置40の位置検出
用制御部43へそれぞれ入力されるようになっている。
上記NC装置40は別に演算手段44と、ワーク加工前
図示しない入力手段により入力されたワークの材質や板
厚、サイズ、曲げ角度、金型データなどの加工条件を記
憶する記憶手段45、上記演算手段44で演算された補
正値に応じて板材加工機1を制御する加工機制御手段4
6などからなり、図12に示すフローチャートによって
ワーク18の曲げ加工を制御するようになっている。な
お図9及び図10中49は曲げ角度検出手段7に隣接し
て設けられたダブルブランク検出手段で、搬入されたワ
ーク18のダブルブランクを検出するようになってい
る。
【0017】次に上記構成された板材自動加工システム
の作用を図12に示すフローチャートを参照して説明す
る。ワーク18を曲げ加工するに当って、まず曲げ加工
すべきワーク18の材質や板厚、曲げ角度、使用する金
型のデータなどの加工条件を入力手段によりNC装置4
0へ入力し、NC装置40は記憶手段45にこれらの情
報を記憶する。そしてこの状態で運転を開始すると、ま
ずディスタッカ3上のワーク18の1枚がワーク搬入位
置へ搬送され、次にこのワーク18を3次元ロボット2
のクランパ38がクランプして、図12のステップS1
でワーク18を板材加工機1へ搬入し、ステップS2
板材加工機1がワーク18の所定個所を試し曲げする。
試し曲げが完了すると、いままで退避位置に退避されて
いた曲げ角度検出手段7のセンサ取付け部材7dが退避
用シリンダ7eにより計測位置まで前進される。その後
ステップS3 曲げ加工の完了したワーク18が3次元ロ
ボット2により計測位置まで移動され、ステップS4
ワーク18の曲げ角度が次のように検出される。
【0018】まず3次元ロボット2のクランパ38にク
ランプされたワーク18は、図13に示すA地点がY軸
方向に設けられたタッチセンサ71 にY軸方向より押圧
されて、タッチセンサ71 がオンされる。このときワー
ク18の板厚が薄い場合は、タッチセンサ71 の押圧力
でワーク18がたわんで曲げ角度が正確に検出できなく
なる虞がある。これを防止するため、この発明の実施例
では、タッチセンサ71 がオンしたらY軸方向へ僅かに
戻して、タッチセンサ71 のB接点(常閉接点)がオン
したときの信号をNC装置40へ送るようにしている。
NC装置40はセンサ71 より送られてきた検出信号を
クランパ位置検出用制御部43へ送って、クランパ位置
検出器41より送られる信号よりクランパ38の位置座
標A(YA,ZA)を読取り、演算手段44へ送る。次
にクランパ38が下降されて、上記A点よりZ軸方向へ
ある距離(ZB−ZA)離れたB点がタッチセンサ71
へ当接する位置までワーク18が移動された後、再びY
軸方向へ移動されてワーク18のB点がタッチセンサ7
1 へ押し付けられ、上述したA点の測定と同様にしてB
点が検出され、NC装置40へ検出信号が送られる。
【0019】NC装置40はセンサ71 より送られてき
た検出信号をクランパ位置検出用制御部43へ送って、
クランパ位置検出器41より送られる信号よりクランパ
38の位置座標B(YB,ZB)を読取り演算手段44
へ送る。以下同様にしてZ軸方向に設けられたセンサ7
2 にワーク18のC点及びD点をZ軸方向より当接させ
て、C点におけるクランパ38の位置座標C(YC,Z
C)及びこのC点からY軸方向へある距離(YD−Y
C)離れたD点におけるクランパ38の位置座標D(Y
D,ZD)を読取って演算手段44へ送る。
【0020】そして演算手段44はステップS5 でワー
ク18の曲げ角度を次式により求める。まずZ軸に対す
るワーク18の一辺の角度θ1 を、 θ1 =tan-1((YB−YA)/(ZB−ZA)) で求める。またY軸に対するワーク18の他辺の角度θ
2 を、 θ2 =tan-1((ZD−ZC)/(YD−YC)) で求める。そして得られた角度θ1 ,θ2 から次式によ
り、ワーク18の曲げ角度θを求める。 θ=90°+θ1 +θ2 すなわちこの発明の実施例では、A〜D点の相対距離に
より曲げ角度を求めるようにしたことから、クランパ3
8によりクランプされたワーク18の曲げ角度を曲げ角
度検出手段7で計測する際位置がずれていても、、正確
に曲げ角度を計測することが可能になる。以上のように
して演算手段44で演算された曲げ角度は、ステップS
6 で予め記憶手段45に記憶されている目標曲げ角度と
比較され、公差と等しいか、公差内であればステップS
7 へ進んで、3次元ロボット2により曲げ角度検出手段
7よりワーク18がアンローダコンベヤ4へ搬出され、
次のワーク18がディスタッカ3より3次元ロボット2
により板材加工機1へ搬入されて、ステップS8 でワー
ク18の本曲げ加工が開始される。
【0021】一方ステップS6 でワーク18の曲げ角度
が目標曲げ角度を越えた場合は、ステップS9 へ進んで
演算手段44により上型を追い込むための補正量が算出
される。そしてこの補正量が加工機制御手段46へ出力
されて上型の追込み量が補正されると共に、試し曲げに
供されたワーク18はステップS10で3次元ロボット2
により曲げ角度検出手段7より搬出された後ステップS
1 へ戻って、ワーク18の曲げ角度が目標角度となるよ
うステップS1 〜S6 ,S9 ,S10を繰返すもので、曲
げ角度が目標角度となったらステップS7 ,S8 へ進ん
で本曲げ加工へ移行する。
【0022】なお上記実施例では曲げ角度検出手段7に
Y軸方向とZ軸方向に一対のタッチセンサ71 ,72
設けたが、図15に示すようにロータリアクチュエータ
などの回転駆動源50によりタッチセンサ71 を90°
回転させることにより、1個のタッチセンサでY軸方向
及びZ軸方向の計測が可能となる。また上記実施例で
は、ワーク18のA〜D点の4点について計測する場合
を説明したが、計測時3次元ロボット2によりワーク1
8をX軸方向へ移動して、ワーク18の両端及び中央部
または任意の多点も同様にして計測するようにすれば、
曲げ加工時の金型やラム9の変形により曲げ角度が両端
部より中央部側であまくなることにより生じるクラゾリ
に対する補正も行うことができる。すなわちワーク18
の両端と中央のそれぞれについて補正量を算出し、これ
ら補正量に応じて上型の追込み量を補正することによ
り、曲げ加工後のワーク18にクラゾリが発生するのを
防止することができる。さらに上記実施例では、3次元
ロボット2に多関節ロボットを使用したが、クランパ3
8がX軸及びY軸方向へ直線的に移動する直動型XYフ
ィーダを使用しても同様な作用効果が得られるものであ
る。
【0023】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、板材加
工機へワークを搬入出する3次元ロボットにより曲げ加
工の完了したワークを曲げ角度検出手段へ搬入し、曲げ
角度検出手段によりワークの複数点の曲げ角度を検出し
て、曲げ角度検出手段より送られる信号と、3次元ロボ
ットの位置座標及び予め入力された加工条件よりワーク
の曲げ角度を演算し、得られた曲げ角度と目標曲げ角度
から補正値を算出して、加工機制御手段により板材加工
機を制御するようにしたもので、ワークの2面の曲げ角
度検出信号により得られた3次元ロボットの位置座標を
基に曲げ角度を算出するため、3次元ロボットにより曲
げ角度検出手段へ搬入されたワークの位置や姿勢がずれ
ていても精度の高い曲げ角度の検出が行えると共に、既
存の3次元ロボットの位置検出を行う位置検出制御部を
利用することができるため、新たに曲げ角度検出手段を
追加するだけで実施することができ、経済的である。ま
た得られた曲げ角度より板材加工機を補正するようにし
たことから、気温や油温などの外的要因に影響されるこ
となく、常に精度の高い曲げ加工が可能になると共に、
3次元ロボットによりワークを長手方向へ移動させて、
ワークの長手方向の複数個所の曲げ角度を検出し、得ら
れた補正値により板材加工機を制御することにより、ワ
ークの中央部の曲げ角度が両端側よりあまくなることに
より生じるワークのクラゾリなどが防止できるため、品
質の高い製品が容易に得られるようになる。さらにより
位置決め制度の高い直動型XYフィーダを採用すること
により、より高精度の曲げ角度の検出が可能になると共
に、センサにタッチセンサを使用して、ワークにタッチ
センサを当接させてオン後、タッチセンサを僅かに戻し
てタッチセンサの常閉接点からのオン信号により検出を
行うようにしたことから、タッチセンサをワークへ当接
した際ワークのたわみを抑制して、ワークのたわみに影
響されることなく精度の高い曲げ角度の検出が可能にな
る。しかもタッチセンサを使用することにより、ワーク
の材質や表面の状態などに何等影響を受けることなく、
曲げ角度の検出が精度よく行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になる板材自動加工システ
ムの平面図である。
【図2】この発明の一実施例になる板材自動加工システ
ムの側面図である。
【図3】この発明の一実施例になる板材自動加工システ
ムに設けられた3次元ロボットの平面図である。
【図4】この発明の一実施例になる板材自動加工システ
ムに設けられた3次元ロボットの正面図である。
【図5】この発明の一実施例になる板材自動加工システ
ムに設けられた3次元ロボットの断面図である。
【図6】この発明の一実施例になる板材自動加工システ
ムに設けられたワーク持ち替え装置の側面図である。
【図7】この発明の一実施例になる板材自動加工システ
ムに設けられたワーク持ち替え装置の平面図である。
【図8】この発明の一実施例になる板材自動加工システ
ムに設けられたワーク持ち替え装置の断面図である。
【図9】この発明の一実施例になる板材自動加工システ
ムに設けられた曲げ角度検出手段の平面図である。
【図10】この発明の一実施例になる板材自動加工シス
テムに設けられた曲げ角度検出手段の側面図である。
【図11】この発明の一実施例になる板材自動加工シス
テムの制御系を示すフロック図である。
【図12】この発明の一実施例になる板材自動加工シス
テムの作用を示すフローチャートである。
【図13】この発明の一実施例になる板材自動加工シス
テムの曲げ角度検出手段により曲げ角度を検出する際の
作用を示す説明図である。
【図14】この発明の一実施例になる板材自動加工シス
テムの曲げ角度検出手段により曲げ角度を検出する際の
作用を示す説明図である。
【図15】この発明の一実施例になる板材自動加工シス
テムに設けられた曲げ角度検出手段の別の実施例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1…板材加工機 2…3次元ロボット 7…曲げ角度検出手段 71 ,72 …タッチセンサ 18…ワーク 44…演算手段 46…加工機制御手段 50…回転駆動源。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状のワーク18を曲げ加工する板材加
    工機1と、上記板材加工機1へワーク18を搬入出する
    3次元ロボット2と、上記3次元ロボット2の作業範囲
    内であって、かつ上記板材加工機1の曲げ位置範囲外に
    設置され、3次元ロボット2により搬入されたワーク1
    8の曲げ角度を検出する曲げ角度検出手段7と、上記曲
    げ角度検出手段7が検出した検出信号と3次元ロボット
    2の位置座標及び予め入力された加工条件よりワークの
    曲げ角度を演算すると共に、得られた曲げ角度と目標曲
    げ角度より補正値を算出する演算手段44と、上記演算
    手段44より出力される補正値に応じて上記板材加工機
    1を制御する加工機制御手段46とを具備したことを特
    徴とする板材自動加工システム。
  2. 【請求項2】 曲げ角度検出手段7を互いに直角に配置
    された複数のタッチセンサ71 ,72 より構成してなる
    請求項1記載の板材自動加工システム。
  3. 【請求項3】 曲げ角度検出手段7を回転駆動源50に
    より回転自在な少なくとも1個のタッチセンサ71 より
    構成してなる請求項1記載の板材自動加工システム。
  4. 【請求項4】 3次元ロボット2を多関節ロボットまた
    は直動型XYフィーダにより構成してなる請求項1記載
    の板材自動加工システム。
JP25993794A 1994-10-25 1994-10-25 板材自動加工システム Pending JPH08117861A (ja)

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JP25993794A Pending JPH08117861A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 板材自動加工システム

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JP (1) JPH08117861A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102391340B1 (ko) * 2021-11-10 2022-04-28 주식회사 시스템알앤디 버스바 벤딩장치

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