JPH08117498A - コードレスアイロン - Google Patents

コードレスアイロン

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JPH08117498A
JPH08117498A JP25822494A JP25822494A JPH08117498A JP H08117498 A JPH08117498 A JP H08117498A JP 25822494 A JP25822494 A JP 25822494A JP 25822494 A JP25822494 A JP 25822494A JP H08117498 A JPH08117498 A JP H08117498A
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JP
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terminal
power supply
temperature
iron
stand
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JP25822494A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nishida
一夫 西田
Kenji Takenaka
賢治 竹中
Keiko Noda
桂子 野田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アイロン本体に表示手段を設け、スタンドか
らアイロン本体に対して簡単な構成で情報を伝達して、
アイロン本体でスタンド側での設定内容に応じた表示を
することができるコードレスアイロンを提供することを
目的としている。 【構成】 スタンド2の温度設定手段19の設定内容を
第二の制御手段18が符号化し送信手段17がこの信号
をアイロン本体1に伝達して、第一の制御手段12が受
信手段11を介してこの情報を受け、温度検知手段13
が検知したベース温度が適温に到達した程度を表示手段
14に表示するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アイロン掛け時にアイ
ロン本体をスタンドから離脱して、コードレスで使用で
きるコードレスアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコードレスアイロンは、表示手段
や使用温度等を設定するための温度設定手段を、スペー
スを広く取ることができるスタンドに設けている。ま
た、ベース温度を監視するための温度検知手段は当然ア
イロン本体に設けている。従って温度設定手段に設定し
た使用温度等の設定内容は、アイロン本体をスタンドに
載置している間にスタンドからアイロン本体に伝達する
ようになっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のコードレスアイ
ロンは、前記しているようにアイロン本体をスタンドに
載置している間に温度設定手段に設定されている設定内
容をスタンドからアイロン本体に伝達するようになって
いるものである。つまり、アイロン本体がスタンドから
離脱されている間はスタンドからアイロン本体に対する
情報の伝達は行われないものである。またアイロン本体
には表示手段を設けていないこともあって、アイロン本
体をスタンドから離脱している間は、アイロン本体でス
タンドの温度設定手段の設定内容に応じた表示や報知を
することができないものである。
【0004】本発明はこのような従来のコードレスアイ
ロンが有している課題を解決するもので、アイロン本体
に表示手段を設け、スタンドからアイロン本体に対して
簡単な構成で情報を伝達して、アイロン本体でスタンド
側での設定内容に応じた表示をすることができるコード
レスアイロンを提供することを第一の目的としている。
また第一の目的を達成するための第二・第三の手段を提
供することを、第二・第三の目的としている。
【0005】また、スタンドからアイロン本体側への情
報伝達と、アイロン本体側からスタンド側への情報伝達
の両方ができるコードレスアイロンを提供することを第
四の目的としている。また、第四の目的を達成するため
の第二・第三・第四の手段を提供することを、第五・第
六・第七の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、アイロン本体とアイロン本
体に電源を供給するスタンドから成り、アイロン本体は
スタンドの給電端子と接触して電源の供給を受ける第一
の端子と第二の端子及び第三の端子と、前記第二の端子
と第三の端子との間に接続した制御用電源を供給する電
源回路とスタンドが送信した信号を受信する受信手段
と、ベースの温度を検知する温度検知手段と、前記受信
手段と温度検知手段の出力を受けて表示手段の表示を制
御する第一の制御手段と、前記第一の端子と第三の端子
間に接続したヒータとを備え、前記スタンドはアイロン
本体が接触した時にアイロン本体に給電する第一の給電
端子と第二の給電端子及び第三の給電端子と、使用者が
使用温度を設定する温度設定手段と、温度設定手段に設
定した内容を符号化する第二の制御手段と、第二の制御
手段の出力に応じた電流信号を第二の給電端子に供給す
る送信手段と、前記第一の給電端子と第三の給電端子と
の間に接続した商用交流電源と、商用交流電源の電流を
オンオフするスイッチとを備えたコードレスアイロンと
するものである。
【0007】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、本発明の第一の手段の構成に加え、送信手段
は商用交流電源を整流した直流あるいは脈流を電源とし
て使用するコードレスアイロンとするものである。
【0008】第三の目的を達成するための本発明の第三
の手段は、特に送信手段をフォトカプラで構成したコー
ドレスアイロンとするものである。
【0009】第四の目的を達成するための本発明の第四
の手段は、アイロン本体とアイロン本体に電源を供給す
るスタンドから成り、アイロン本体はスタンドの給電端
子と接触して電源の供給を受ける第一の端子と第二の端
子及び第三の端子と、前記第二の端子と第三の端子との
間に接続した制御用電源を供給する電源回路とスタンド
が送信した信号を受信する第一の受信手段と、第二の端
子に現在のベース温度を示す信号を送信する第一の送信
手段と、ベースの温度を検知する温度検知手段と、前記
第一の受信手段と温度検知手段の出力を受けて表示手段
の表示を制御しかつ温度検知手段の検知温度を符号化し
て第一の送信手段に伝達する第一の制御手段と、前記第
一の端子と第三の端子間に接続したヒータとを備え、前
記スタンドはアイロン本体が接触した時にアイロン本体
に給電する第一の給電端子と第二の給電端子及び第三の
給電端子と、使用者が使用温度を設定する温度設定手段
と、温度設定手段に設定した内容を第二の給電端子に送
信する第二の送信手段と、第一の送信手段が送信した信
号を解読する第二の受信手段と、温度設定手段に設定し
た内容を符号化して第二の送信手段に伝達するととも
に、第二の受信手段が受けた信号に基づいて第二の表示
手段の表示を制御する第二の制御手段と、前記第一の給
電端子と第三の給電端子との間に接続した商用交流電源
と、商用交流電源の電流をオンオフするスイッチとを備
えたコードレスアイロンとするものである。
【0010】また第五の目的を達成するための本発明の
第五の手段は、特に、第二の送信手段は商用交流電源を
整流した直流あるいは脈流を電源として使用するコード
レスアイロンとするものである。
【0011】第六の目的を達成するための本発明の第六
の手段は、特に、第二の送信手段及び第二の受信手段を
フォトカプラで構成したコードレスアイロンとするもの
である。
【0012】第七の目的を達成するための本発明の第七
の手段は、商用交流電源に同期したパルスを発生する電
源同期パルス発生手段を備え、第二の制御手段の指令に
よるアイロン本体への通信は商用交流電源の周波数に同
期して行うコードレスアイロンとするものである。
【0013】
【作用】本発明の第一の手段は、温度設定手段の設定内
容を第二の制御手段が符号化し送信手段がこの信号をア
イロン本体に伝達して、第一の制御手段がこの情報と温
度検知手段の情報を受けて表示手段に温度設定手段に設
定された内容に応じた表示を行うものである。
【0014】本発明の第二の手段は、第二の給電端子か
ら第二の端子へ供給する制御用電源を直流もしくは脈流
として、アイロン本体の制御用電源回路の構成をより簡
単にするものである。
【0015】本発明の第三の手段は、送信手段をフォト
カプラで構成し、アイロン本体とスタンドとの絶縁構成
が簡単で、スタンドからアイロン本体への通信が高速に
できるものである。
【0016】本発明の第四の手段は、第一の送信手段は
ベース温度情報をスタンドに送信し、第二の送信手段は
温度設定手段の設定内容をアイロン本体に送信する双方
向の通信ができるコードレスアイロンとして作用するも
のである。
【0017】本発明の第五の手段は、第二の給電端子か
ら第二の端子へ送る制御用電源を直流もしくは脈流とし
て、アイロン本体の制御用電源回路の構成が簡単で、か
つ双方向の通信ができるコードレスアイロンとして作用
するものである。
【0018】本発明の第六の手段は、アイロン本体とス
タンドとの絶縁構成が簡単で、かつスタンドとアイロン
本体との通信が双方向で可能なコードレスアイロンとし
て作用するものである。
【0019】また本発明の第七の手段は、交流電源に同
期した通信方法として、送信側と受信側とのタイミング
を容易に合わせることができ、精度の高い双方向の通信
ができるコードレスアイロンとして作用するものであ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第一の手段の実施例について
図1を参照しながら説明する。1はアイロン本体で、ス
タンド2からは離脱自在となっている。アイロン本体1
がスタンド2に載置されているときは、アイロン本体1
の第一の端子3・第二の端子4・第三の端子5が、それ
ぞれスタンド2の第一の給電端子6・第二の給電端子7
・第三の給電端子8に接触しており、スタンド2から電
源の供給と、使用者が使用温度等を設定する温度設定手
段19に設定されている内容の情報の伝達を受けてい
る。
【0021】アイロン本体1の第一の端子3と第三の端
子5との間には、ベースを加熱するヒータ9を接続して
いる。また第二の端子4と第三の端子5との間には、蓄
電機能を備えた電源回路10を接続しており、アイロン
本体1をスタンド2から離脱している間は、アイロン本
体の各部に電源を供給している。また第二の端子4と第
三の端子5との間には、スタンド2が第二の端子4に伝
達した信号を受ける受信手段11を接続している。また
13はベースの温度を検知する温度検知手段、14は表
示手段で現在のベース温度を温度設定手段19に設定さ
れた内容と関連づけて表示している。前記受信手段11
の受信情報と温度検知手段13が検知したベース温度の
情報とは、第一の制御手段12に伝達される。第一の制
御手段12はこの情報を受けて、現在のベース温度を温
度設定手段19に設定された内容と関連づけて表示して
いる。本実施例では、受信手段11はトランジスタで、
第一の制御手段12はマイクロコンピュータで構成して
いる。また電源回路10は、電解コンデンサを備えてい
る。
【0022】スタンド2の第一の給電端子6と第三の給
電端子8との間には、スイッチ15を介して商用交流電
源16を接続している。第二の給電端子7には、使用温
度設定手段19に設定されている内容を第二の制御手段
18が符号化した内容に従って送信信号を作る送信手段
17を接続している。この送信信号は、電流の大小の組
み合わせで作っているものである。本実施例では第二の
制御手段18はマイクロコンピュータで構成している。
なお温度設定手段19はスイッチと表示部の組み合わせ
で構成している。
【0023】以下本実施例の動作について説明する。ア
イロン本体1をスタンド2に載置すると、第二の制御手
段18は送信手段17を駆動して第二の給電端子7から
第二の端子4を通じて電源回路10に電源を供給する。
また同時にスイッチ15を閉じて商用交流電源16の電
力を、第一の給電端子6・第三の給電端子8から、ヒー
タ9に供給する。電源回路10に対する電源供給は、送
信手段17が送信する信号を使用して行っているもので
ある。つまり、初めの送信手段10が送信する送信信号
は、電流大となっているものである。この状態で使用者
が温度設定手段19に使用温度を設定すると、この情報
は第二の制御手段18に伝達される。第二の制御手段1
8は、この温度設定手段19の設定内容を符号化し、送
信手段17にこの情報を伝達する。送信手段17はこの
情報を受けて、この符号に応じた電流の大小とした送信
信号を第二の給電端子7に供給する。つまりアイロン本
体1は、温度設定手段19に設定された内容を含んだ形
で電源の供給を受けるものである。
【0024】こうして送信手段17が送信した信号は、
第二の給電端子7から第二の端子4を介して、受信手段
11に到達する。受信手段11は、この信号を第一の制
御手段12に伝達する。第一の制御手段12は、この温
度設定手段19に設定された温度を示す情報と、温度検
知手段13が検知したベースの温度情報とから、ベース
の温度が適温に到達している程度を表示手段14に表示
されるものである。
【0025】こうしてベースの温度が適温に到達する
と、使用者はアイロン本体1をスタンド2から離脱して
コードレスで使用するものである。このとき、本実施例
ではアイロン本体1は蓄電機能を備えた電源回路10を
有しており、アイロン本体1をスタンド2から離脱して
いる間も電源回路10がアイロン本体1の電源として作
用するものである。つまり、アイロン掛け使用によって
ベース温度が低下してくると、表示手段14にスタンド
2に載置するように表示することもできるものである。
【0026】以上のように本実施例によれば、アイロン
本体1に設けた表示手段14によって、スタンド2の温
度設定手段19に設定された内容に応じた表示を実行す
ることができ、またアイロン本体1をスタンド2から離
脱している間も電源回路10が蓄電した電荷を使用し
て、例えばベース温度の低下等を表示することができる
ものである。またアイロン本体1に対する電源の供給
を、簡単な構成でスタンド2の使用温度設定手段19に
設定されている内容を示す信号とともに行うことができ
るものである。またスタンドからアイロン本体に対する
信号伝達を、制御電源そのものの電流変化を使用して行
っているため、接点が接触不良を起こしにくいものとな
っている。
【0027】次に、図2に基づいて本発明の第二の手段
の実施例について説明する。本実施例では、送信手段1
7に直列に整流手段20を接続しているものである。整
流手段20はダイオードで構成しており、商用交流電源
16が供給する電源を直流あるいは脈流としているもの
である。
【0028】以上の構成として、本実施例ではアイロン
本体1の電源回路10の構成を簡単にできるコードレス
アイロンとして作用するものである。つまり送信手段1
7が供給する電源は整流手段20による直流または脈流
となっているため、第二の給電端子7、第二の端子4を
通じて供給される電源も直流または脈流となっているも
のである。このため電源回路10に使用しているコンデ
ンサの容量も小さいものですみ、スペースに余裕のない
アイロン本体1の電源回路10の構成を簡単にすること
ができるものである。
【0029】さらに送信手段17は直流を制御するだけ
でよく、素子の種類の選定が容易である。つまり交流で
ある場合には、送信手段17としてはリレーやトライア
ックなどに限られるが、直流である場合にはさらにトラ
ンジスタやフォトカプラやサイリスタ等が使用可能とな
るものである。また受信手段11も直流の電流変化を検
知するだけでよいため素子の選定が容易になるものであ
る。例えば交流である場合は、一旦整流してから電流検
知によって信号を受信するものであるが、直流を使用す
れば抵抗器による電圧降下やトランジスタやフォトカプ
ラを使用すればよいものである。
【0030】続いて本発明の第三の手段の実施例につい
て、図3に基づいて説明する。本実施例では、送信手段
17としてフォトカプラ21を使用している。またフォ
トカプラ21の発光ダイオードの電流を制限するために
抵抗器22を使用している。
【0031】以下本実施例の動作について説明する。第
二の制御手段18の出力がハイとなっている間はフォト
カプラ21はオフになり、送信手段17には電流は流れ
ないものである。つまり、これは電流小の状態である。
第二の制御手段18の出力がローであるとフォトカプラ
21はオンとなって、送信手段17には電流が流れる。
これは電流大の状態である。第二の制御手段18は、こ
の電流大と電流小の状態とを組み合わせて温度設定手段
19に設定されている内容を符号化しているものであ
る。こうして送信手段17は、アイロン本体1に温度設
定手段に設定されている内容を示す信号を電源の供給と
いう形で伝送するものである。
【0032】なお本実施例の構成によれば、送信手段1
7としてフォトカプラ21を用いたことによって、簡単
な構成でアイロン本体1の第一の制御手段12とスタン
ド2の第二の制御手段18とを絶縁分離して情報の電送
が可能となるものである。
【0033】次に本発明の第四の手段の実施例につい
て、図4に基づいて説明する。本実施例では、アイロン
本体1とスタンド2とは双方向に通信ができるようにな
っているものである。
【0034】つまり、アイロン本体1の第二の端子4と
第三の端子5との間には第一の受信手段25と第一の送
信手段26とを接続している。第一の送信手段26は、
温度検知手段13が検知したベース温度を第一の制御手
段12が符号化した信号に従ってスタンド2に送信して
いるものである。第一の受信手段25は、スタンド2が
送信した温度設定手段19の設定内容を示す信号を受信
して第一の制御手段12に伝達するものである。第一の
制御手段12は、第一の受信手段25が受けた信号と、
温度検知手段13から受けたベース温度を示す信号とか
ら、第一の表示手段29に適温表示等を実行しているも
のである。また、スタンド2の第二の給電端子7には、
商用交流電源16との間に第二の送信手段27と第二の
受信手段28とを接続している。第二の送信手段27
は、温度設定手段19に設定した設定内容を第二の制御
手段18が符号化した内容に従って、アイロン本体1に
送信しているものである。また第二の受信手段28は、
アイロン本体1が送信したベースの温度を示す信号を受
けて、第二の制御手段18に伝達している。第二の制御
手段18は、第二の受信手段28からこの情報を受け
て、温度設定手段19に設定されている設定内容と比較
して現在のベース温度の適温に到達している程度を第二
の表示手段30に表示する。同時に、スイッチ15をオ
ンオフ制御してヒータ9への通電を制御するものであ
る。
【0035】以下本実施例の動作について説明する。本
体1をスタンド2に載置すると、第二の制御手段18
は、第二の送信手段27を駆動して第二の給電端子7に
電源を供給する。アイロン本体1の電源回路10は、こ
の電源を受けて蓄電を開始する。この状態で使用者が温
度設定手段19にアイロン掛け温度を設定すると、設定
された温度は第二の制御手段18に読み込まれる。第二
の制御手段18はこの設定内容を符号化し、第二の送信
手段27にこの情報を伝達する。第二の送信手段27
は、この情報を受けて温度設定手段19に設定された内
容を電流の大小の組み合わせとした信号として、第二の
給電端子7を介してアイロン本体1に送信する。
【0036】アイロン本体1は、この第二の送信手段2
7が送信した信号を第一の受信手段25で受けている。
第一の受信手段25は、この信号を受けて第一の制御手
段12にこの情報を伝達する。第一の制御手段12はこ
の情報を受けて、温度検知手段13の検知温度と比較し
て、第一の表示手段29に現在のベース温度の状態が適
温に対してどの位置にあるかを表示する。
【0037】こうしてベース温度の適温到達を知ると、
使用者はアイロン本体1をスタンド2から離脱してコー
ドレスアイロンとして使用を開始する。このときのベー
ス温度の低下は、電源回路10の蓄電電荷を使用してア
イロン本体1の表示手段29に表示されるものである。
アイロン掛け中にベース温度の低下を生じたとき、ある
いはアイロン掛け衣類を裁くときに使用者は再びアイロ
ン本体1をスタンド2に載置する。このときに、ヒータ
9はスタンド2からの通電を受け再びベース温度は上昇
する。また温度検知手段13が検知しているベース温度
は、第一の制御手段12で符号化された内容に従って、
第一の送信手段26からスタンド2に送信される。スタ
ンド2の第二の制御手段18は、第二の受信手段28か
らこの情報を受けて温度設定手段19に設定されている
内容と比較して、ベース温度の適温への到達の程度を第
二の表示手段30に表示するものである。
【0038】以上のように本実施例によれば、簡単な構
成でアイロン本体1からスタンド2に対する通信と、ス
タンド2からアイロン本体1に対する通信とが実行で
き、アイロン本体1側でもスタンド2側でも適切な温度
表示ができるコードレスアイロンを実現できるものであ
る。
【0039】次に本発明の第五の手段の実施例につい
て、図5に基づいて説明する。本実施例では、第二の送
信手段27・第二の受信手段28に直列に整流手段20
を接続しているものである。
【0040】以上の構成として、第二の給電端子7に供
給する電流は直流あるいは脈流とすることができ、アイ
ロン本体1の電源回路10の構成を簡単なものとするこ
とができるものである。
【0041】続いて図6に基づいて、本発明の第六の手
段の実施例について説明する。本実施例では第二の送信
手段27は、第一のフォトカプラ31と第一のフォトカ
プラ31の発光ダイオードの電流を制限するための第一
の抵抗器32とから構成している。また第二の受信手段
28は、第二のフォトカプラ33と第二のフォトカプラ
33の発光ダイオードに並列に接続した第二の抵抗器3
4と第二のフォトカプラ33のトランジスタとアース間
に接続した第三の抵抗器35とから構成している。
【0042】以下本実施例の動作について説明する。第
二の制御手段18の出力端子36がハイを出力すると、
第一のフォトカプラ31はオフとなって、第二の送信手
段27には電流は流れない。つまりこれは電流小の状態
である。第二の制御手段18の出力端子36がローとな
ると、第一のフォトカプラ31はオンとなり、第二の送
信手段27には電流が流れる。これは電流大の状態であ
る。第二の制御手段18は、この電流大と電流小の状態
とを組み合わせることによって、温度設定手段19に設
定されている設定内容を符号化しているものである。
【0043】以上のように本実施例によれば、第二の送
信手段27と第二の受信手段28として第一のフォトカ
プラ31と第二のフォトカプラ33を使用したことによ
って、簡単な構成でアイロン本体1側とスタンド2側と
を絶縁分離することができ、アイロン本体1とスタンド
2間の双方向の通信を確実に行うことができるものであ
る。
【0044】続いて本発明の第七の手段の実施例につい
て、図7に基づいて説明する。本実施例では商用交流電
源16に、商用交流電源電圧に同期したパルスを発生す
る電源同期パルス発生手段38を接続し、第二の制御手
段18はこの電源同期パルスを用いてプログラムを構成
しているものである。
【0045】以下本実施例の動作について説明する。第
二の制御手段18は電源同期パルス発生手段38が発生
する商用交流電源16に同期したパルスを使用して、温
度設定手段19に設定された内容を示す信号を符号化し
ているものである。このとき、この信号の開始時期を示
すスタートと終了時期を示すストップを示す信号を商用
交流電源と同期したものとすることができるため、アイ
ロン本体1側とスタンド2側とのタイミングを容易に合
わせることができるものである。従って本実施例によれ
ば、精度の高い双方向の通信ができるコードレスアイロ
ンを実現できるものである。
【0046】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、アイロン本体と
アイロン本体に電源を供給するスタンドから成り、アイ
ロン本体はスタンドの給電端子と接触して電源の供給を
受ける第一の端子と第二の端子及び第三の端子と、前記
第二の端子と第三の端子との間に接続した制御用電源を
供給する電源回路とスタンドが送信した信号を受信する
受信手段と、ベースの温度を検知する温度検知手段と、
前記受信手段と温度検知手段の出力を受けて表示手段の
表示を制御する第一の制御手段と、前記第一の端子と第
三の端子間に接続したヒータとを備え、前記スタンドは
アイロン本体が接触した時にアイロン本体に給電する第
一の給電端子と第二の給電端子及び第三の給電端子と、
使用者が使用温度を設定する温度設定手段と、温度設定
手段に設定した内容を符号化する第二の制御手段と、第
二の制御手段の出力に応じた電流信号を第二の給電端子
に供給する送信手段と、前記第一の給電端子と第三の給
電端子との間に接続した商用交流電源と、商用交流電源
の電流をオンオフするスイッチとを備えた構成として、
アイロン本体に表示手段を設け、スタンドからアイロン
本体に対して簡単な構成で情報を伝達して、アイロン本
体でスタンド側での設定内容に応じた表示をすることが
できるコードレスアイロンを実現するものである。
【0047】本発明の第二の手段は、特に送信手段は商
用交流電源を整流した直流あるいは脈流を電源として使
用する構成として、アイロン本体の電源回路の構成をよ
り簡単にしたコードレスアイロンを実現するものであ
る。
【0048】また本発明の第三の手段は、特に送信手段
をフォトカプラとした構成とすることによって、アイロ
ン本体とスタンドとの絶縁構成が簡単で、スタンドから
アイロン本体への通信がリレーを使う場合に比較して安
価で高速にできるコードレスアイロンとしているもので
ある。
【0049】本発明の第四の手段は、アイロン本体とア
イロン本体に電源を供給するスタンドから成り、アイロ
ン本体はスタンドの給電端子と接触して電源の供給を受
ける第一の端子と第二の端子及び第三の端子と、前記第
二の端子と第三の端子との間に接続した制御用電源を供
給する電源回路とスタンドが送信した信号を受信する第
一の受信手段と、第二の端子に現在のベース温度を示す
信号を送信する第一の送信手段と、ベースの温度を検知
する温度検知手段と、前記第一の受信手段と温度検知手
段の出力を受けて表示手段の表示を制御しかつ温度検知
手段の検知温度を符号化して第一の送信手段に伝達する
第一の制御手段と、前記第一の端子と第三の端子間に接
続したヒータとを備え、前記スタンドはアイロン本体が
接触した時にアイロン本体に給電する第一の給電端子と
第二の給電端子及び第三の給電端子と、使用者が使用温
度を設定する温度設定手段と、温度設定手段に設定した
内容を第二の給電端子に送信する第二の送信手段と、第
一の送信手段が送信した信号を解読する第二の受信手段
と、温度設定手段に設定した内容を符号化して第二の送
信手段に伝達するとともに、第二の受信手段が受けた信
号に基づいて第二の表示手段の表示を制御する第二の制
御手段と、前記第一の給電端子と第三の給電端子との間
に接続した商用交流電源と、商用交流電源の電流をオン
オフするスイッチとを備えた構成として、接続するため
の端子の数を増やすことなく、スタンドと本体との双方
向の情報の電送が可能なコードレスアイロンを実現する
ものである。
【0050】本発明の第五の手段は、特に第二の送信手
段は商用交流電源を整流した直流あるいは脈流を電源と
して使用する構成として、アイロン本体の電源回路の構
成を簡単にでき、かつ接点の接触不良を防止できるコー
ドレスアイロンを実現するものである。
【0051】本発明の第六の手段は、特に、第二の送信
手段及び第二の受信手段をフォトカプラとした構成で、
アイロン本体とスタンドとの絶縁構成が簡単で、スタン
ドからアイロン本体への通信がリレーを使う場合に比較
して安価で高速にできるコードレスアイロンとしている
ものである。
【0052】また本発明の第七の手段は、商用交流電源
に同期したパルスを発生する電源同期パルス発生手段を
備え、第二の制御手段の指令によるアイロン本体への通
信は商用交流電源の周波数に同期して行う構成として、
送信側と受信側とのタイミングを容易に合わせることが
でき、精度の高い双方向の通信ができるコードレスアイ
ロンを実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例であるコードレス
アイロンを示すブロック図
【図2】本発明の第二の手段の実施例であるコードレス
アイロンを示すブロック図
【図3】本発明の第三の手段の実施例であるコードレス
アイロンのフォトカプラを示すブロック図
【図4】本発明の第四の手段の実施例であるコードレス
アイロンを示すブロック図
【図5】本発明の第五の手段の実施例であるコードレス
アイロンを示すブロック図
【図6】本発明の第六の手段の実施例であるコードレス
アイロンのフォトカプラを示すブロック図
【図7】本発明の第七の手段の実施例であるコードレス
アイロンの電源同期パルス発生手段を示すブロック図
【符号の説明】
1 本体 2 スタンド 3 第一の端子 4 第二の端子 5 第三の端子 6 第一の給電端子 7 第二の給電端子 8 第三の給電端子 9 ヒータ 10 電源回路 11 受信手段 12 第一の制御手段 13 温度検知手段 14 表示手段 15 スイッチ 16 商用交流電源 17 送信手段 18 第二の制御手段 19 温度設定手段 20 整流手段 21 フォトカプラ 25 第一の受信手段 26 第一の送信手段 27 第二の送信手段 28 第二の受信手段 29 第一の表示手段 30 第二の表示手段 31 第一のフォトカプラ 33 第二のフォトカプラ 38 電源同期パルス発生手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイロン本体とアイロン本体に電源を供
    給するスタンドから成り、アイロン本体はスタンドの給
    電端子と接触して電源の供給を受ける第一の端子と第二
    の端子及び第三の端子と、前記第二の端子と第三の端子
    との間に接続した制御用電源を供給する電源回路とスタ
    ンドが送信した信号を受信する受信手段と、ベースの温
    度を検知する温度検知手段と、前記受信手段と温度検知
    手段の出力を受けて表示手段の表示を制御する第一の制
    御手段と、前記第一の端子と第三の端子間に接続したヒ
    ータとを備え、前記スタンドはアイロン本体が接触した
    時にアイロン本体に給電する第一の給電端子と第二の給
    電端子及び第三の給電端子と、使用者が使用温度を設定
    する温度設定手段と、温度設定手段に設定した内容を符
    号化する第二の制御手段と、第二の制御手段の出力に応
    じた電流信号を第二の給電端子に供給する送信手段と、
    前記第一の給電端子と第三の給電端子との間に接続した
    商用交流電源と、商用交流電源の電流をオンオフするス
    イッチとを備えたコードレスアイロン。
  2. 【請求項2】 送信手段は商用交流電源を整流した直流
    あるいは脈流を電源として使用する請求項1記載のコー
    ドレスアイロン。
  3. 【請求項3】 送信手段はフォトカプラで構成した請求
    項1または2記載のコードレスアイロン。
  4. 【請求項4】 アイロン本体とアイロン本体に電源を供
    給するスタンドから成り、アイロン本体はスタンドの給
    電端子と接触して電源の供給を受ける第一の端子と第二
    の端子及び第三の端子と、前記第二の端子と第三の端子
    との間に接続した制御用電源を供給する電源回路とスタ
    ンドが送信した信号を受信する第一の受信手段と、第二
    の端子に現在のベース温度を示す信号を送信する第一の
    送信手段と、ベースの温度を検知する温度検知手段と、
    前記第一の受信手段と温度検知手段の出力を受けて表示
    手段の表示を制御しかつ温度検知手段の検知温度を符号
    化して第一の送信手段に伝達する第一の制御手段と、前
    記第一の端子と第三の端子間に接続したヒータとを備
    え、前記スタンドはアイロン本体が接触した時にアイロ
    ン本体に給電する第一の給電端子と第二の給電端子及び
    第三の給電端子と、使用者が使用温度を設定する温度設
    定手段と、温度設定手段に設定した内容を第二の給電端
    子に送信する第二の送信手段と、第一の送信手段が送信
    した信号を解読する第二の受信手段と、温度設定手段に
    設定した内容を符号化して第二の送信手段に伝達すると
    ともに、第二の受信手段が受けた信号に基づいて第二の
    表示手段の表示を制御する第二の制御手段と、前記第一
    の給電端子と第三の給電端子との間に接続した商用交流
    電源と、商用交流電源の電流をオンオフするスイッチと
    を備えたコードレスアイロン。
  5. 【請求項5】 第二の送信手段は商用交流電源を整流し
    た直流あるいは脈流を電源として使用する請求項4記載
    のコードレスアイロン。
  6. 【請求項6】 第二の送信手段及び第二の受信手段はフ
    ォトカプラで構成した請求項4または請求項5記載のコ
    ードレスアイロン。
  7. 【請求項7】 商用交流電源に同期したパルスを発生す
    る電源同期パルス発生手段を備え、第二の制御手段の指
    令によるアイロン本体への通信は商用交流電源の周波数
    に同期して行う請求項4から6のいずれか1項に記載し
    たコードレスアイロン。
JP25822494A 1994-10-24 1994-10-24 コードレスアイロン Pending JPH08117498A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020531208A (ja) * 2017-08-31 2020-11-05 ラウラスター・ソシエテ・アノニム 基部と機器間の双方向データ送信を備えた家庭用電気システム

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