JPH08117291A - 補助動力式ビークル - Google Patents
補助動力式ビークルInfo
- Publication number
- JPH08117291A JPH08117291A JP6265830A JP26583094A JPH08117291A JP H08117291 A JPH08117291 A JP H08117291A JP 6265830 A JP6265830 A JP 6265830A JP 26583094 A JP26583094 A JP 26583094A JP H08117291 A JPH08117291 A JP H08117291A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- potentiometer
- human power
- auxiliary power
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Handcart (AREA)
Abstract
精度に検知することができるとともに、人力検知手段へ
の電力の供給及び人力検知手段からの検知信号の固定側
への伝達を簡単な構成で確実に行うことができる補助動
力式ビークルを提供すること。 【構成】 ハンドリム(入力部材)16と車輪(推進手
段に連なる出力部材)4との相対回転量によってハンド
リム16に加えられる人力を検知してその信号を発信す
るポテンショメータ(人力検知手段)71を設け、該ポ
テンショメータ71によって検知された人力に応じた補
助動力を車輪4に加えてこれを回転駆動する手動式電動
車椅子(補助動力式ビークル)において、前記ポテンシ
ョメータ71と該ポテンショメータ71からの検知信号
を増幅するための電子基板72とを車輪4側(回転側)
に設ける。本発明によれば、ポテンショメータ71が車
輪4側に設けられるため、ハンドリム16と車輪4との
相対回転量が簡単な構成で直接検知される。
Description
れる人力の大きさに応じた駆動力を補助動力として車輪
に与えてこれを回転駆動する車椅子、自転車、足漕ぎボ
ート等の補助動力式ビークルに関する。
的な存在として手動式電動車椅子が従来より提案されて
いる。この手動式電動車椅子は、車輪に間欠的に加えら
れる人力を検知し、その人力に応じた補助動力を車輪に
加えることによって歩行の不自由な乗り手の肉体的な負
担を軽減するものであって、これによれば乗り手は手動
車椅子の感覚で操作することができ、精神的苦痛も緩和
される。
は、例えばハンドリムを車輪に対して相対回転自在に弾
性支持し、該ハンドリムと車輪との相対回転量をワイヤ
ー等を介して固定側(車体側)に設けられたポテンショ
メータ等の人力検知手段に伝達して検出することによっ
て、ハンドリムに加えられる人力の大きさと方向を検知
していた。
来の手動式電動車椅子にあっては、ハンドリムと車輪と
の相対回転量を検出する人力検知手段は固定側に設けら
れていたため、相対回転量を人力検知手段に伝達するワ
イヤー等の機械的伝達手段が必要となり、構造が複雑化
し、検知精度や検知手段の調整の点で問題があった。
で、その目的とする処は、入力部材に加えられる人力を
簡単な構造で高精度に検知することができるとともに、
人力検知手段への電力の供給及び人力検知手段からの検
知信号の固定側への伝達を簡単な構成で確実に行うこと
ができる補助動力式ビークルを提供することにある。
め、請求項1記載の発明は、入力部材と推進手段に連な
る出力部材との相対回転量によって入力部材に加えられ
る人力を検知してその信号を発信する人力検知手段を設
け、該人力検知手段によって検知された人力に応じた補
助動力を推進手段に加えてこれを回転駆動する補助動力
式ビークルにおいて、前記人力検知手段と該人力検知手
段からの検知信号を増幅するための増幅手段とを回転側
に設けたことを特徴とする。
明において、前記人力検知手段に蓄電手段を設けたこと
を特徴とする。
載の発明において、固定側から前記人力検知手段への電
力の供給を回転トランス又はスリップリングを介して行
うようにしたことを特徴とする。
3記載の発明において、前記人力検知手段を、前記入力
部材と出力部材との相対回転を光信号に変換してこれを
固定側に設けられた受光手段に伝達するものとしたこと
を特徴とする。
又は4記載の発明において、前記人力検知手段からの検
知信号の固定側への伝達を回転トランス又はスリップリ
ングを介して行うようにしたことを特徴とする。
回転側に設けられるため、入力部材と出力部材との相対
回転量を簡単な構成で直接検知することができるととも
に、その検知信号は増幅手段によって増幅されて固定側
に伝達されるため、検知信号をノイズの影響を受けない
で高精度に固定側に伝達することができ、入力部材に加
えられる人力を高精度に検知することができる。
けられた人力検知手段への電力の供給は、同じく回転側
に設けられた蓄電手段から直接供給されるため、人力検
知手段への電力の供給が確実に行われる。
けられた人力検知手段への電力の供給が回転トランス又
はスリップリングを介して行われるため、固定側に設け
られたバッテリ等の電源から人力検知手段への電力の供
給が確実に行われる。
けられた入力検知手段からの検知信号が光信号に変換さ
れて固定側に設けられた受光手段に伝達されるため、回
転側から固定側への検知信号の伝達が確実に行われる。
けられた入力検知手段からの検知信号が回転トランス又
はスリップリングを介して固定側に伝達されるため、回
転側から固定側への検知信号の伝達が確実に行われる。
説明する。
力式車両の一態様としての手動式電動車椅子の側面図、
図2は同車椅子の正面図、図3は同車椅子を折り畳んだ
状態を示す背面図、図4は同車椅子の人力検出部及び補
助動力装置部を示す車輪部分の破断平面図、図5は図4
の要部拡大断面図、図6は車輪の外側面図、図7は車輪
のハブ部の外側面図、図8は人力検出部のスプリングの
状態を説明するための断面図、図9及び図10は人力が
加えられたときの検出部のスプリングの状態を説明する
ための断面図、図11はコントローラの構成を示すブロ
ック図である。
存の折り畳み式手動車椅子に補助動力装置(Power Assi
st System )を組み付けたものであって、図1に示すよ
うに、これのパイプ枠状のフレーム2の前後部は左右一
対のキャスタ3、車輪4によって支持されている。
が着座すべき布製のシート5(図2参照)が張設されて
いる。尚、フレーム2は前後一対のクロス部材2aを有
しており、X字状を成す2本のクロス部材2aはその交
点を軸6によって枢着されている。従って、車椅子1は
図3に示すようにこれを折り畳むことができ、このとき
前記シート5も撓む。
ンドルアーム2bが立設されており、各ハンドルアーム
2bの上端部は後方に折曲され、その折曲部には介助者
用のグリップ7が取り付けられている。
ための左右一対の肘掛8が取り付けられ、同フレーム2
の前端下部には左右一対のステップ9が取り付けられて
いる。そして、同フレーム2の下部に前後方向に延びる
左右一対のアーム2cの後端部には、別のアーム2dが
前後方向に移動自在に嵌装されており、各アーム2dの
後端部にはローラ10が回転自在に軸支されている。
尚、アーム2dは、アーム2cに突設されたピン11に
長孔係合することによって前後方向に移動自在に支持さ
れ、これはアーム2cとの間に縮装された不図示のスプ
リングによって常時後方へ付勢されている。
は、図4に示すように、フレーム2に取り付けられたブ
ラケット12に支持された車軸13にボールベアリング
14,15を介して回転自在に支承されており、各車輪
4の外側には、乗り手が手でこれを回すべきリング状の
ハンドリム16が設けられている。このハンドリム16
は、車輪4のハブ4aに軸受17によって回転自在に支
承された円板状のディスク18に3本のスポーク19を
介して取り付けられており、従って、該ハンドリム16
は車輪4に対して独立に回転し得る。尚、本実施例にお
いては、図4に示すように、車輪4のハブ4aとディス
ク18との間にダンパー20が介設されている。
の3箇所が図7に示す構造によって車輪4に対して弾性
的に連結されている。
aに形成された各一対のリブ4a−1で挟まれる空間に
は、円弧状の溝21aを有するスプリングガイド21が
収納されており、該スプリングガイド21には大小異径
のスプリング22,23が収納されている。尚、図7に
おいて、24はスプリング22,23の脱落を防ぐ保持
部材である。
の両端がスプリング受け25,26によって受けられて
おり、前記ハンドリム16に人力が加わらない中立状態
においては、図8に詳細に示すように、スプリング受け
25,26は一対のリブ4a−1に当接し、小径のスプ
リング23は両スプリング受け25,26間に所定の予
圧を持って縮装される一方、大径のスプリング22はそ
の両端がスプリング受け25,26から若干離脱してス
プリング受け25,26に力を及ぼしていない。尚、大
径のスプリング22のバネ定数は小径のスプリング23
のそれよりも大きく設定されている。
8の全周3箇所には一対のピン27,28が内方に向か
って突設されており、各一対のピン27,28はハンド
リム16に人力が加わらない中立状態においては、図7
及び図8に示すように前記スプリング受け25,26の
端面に当接している。尚、一方のピン27はディスク1
8の内面に固設されているが、他方のピン28は図6に
示すようにディスク18に形成された円弧状の長孔18
aに位置調整自在に貫設されており、該ピン28はスプ
リング受け26の端面に当接した状態でナット29によ
って締め付けられてディスク18に固定される。又、リ
ブ4a−1には、ピン27,28の移動を許容するため
の溝4a−2が形成されている。
ム16側のディスク18には、ハンドリム16に加えら
れる人力の大きさ及び方向を検出するためのポテンショ
メータ71と、該ポテンショメータ71の検知信号を増
幅して後述の発光部73を駆動するための電子基板(信
号変調回路)72と、該電子基板72に電力を供給する
ための小型バッテリ81及び該小型バッテリ81に電力
を補給するための太陽電池82(図11参照)が固設さ
れている。尚、上記電子基板72と小型バッテリ81は
ポテンショメータ71内に組み込まれている。
するホルダー74が取り付けられており、発光部73は
車軸13の軸中心に貫設された通路13aの一端開口部
に臨んでいる。そして、発光部73と前記電子基板72
とはコード75によって接続されている。尚、車軸13
の内端にはキャップ13bが螺着されており、通路13
a内は暗部を構成している。
過するアクリル樹脂製の円柱状透明部材76が取り付け
られており、該透明部材76の一端は角度45°の斜面
76aを構成して車軸13に形成された前記通路13a
内に臨んでおり、同透明部材76の他端には受光センサ
ー70が取り付けられている。そして、受光センサー7
0はコード77を介して図11に示す信号復調回路83
に接続されている。
力軸71aの端部にはレバー78の一端が結着されてお
り、該レバー78の他端は、車輪4のハブ4aに突設さ
れたピン79にゴム製のキャップ80を介して係合して
いる。尚、キャップ80はレバー78のガタを防止する
ためのものであって、組み込みが容易なように、その先
端は球形に成形されている。
車輪4の各々の内側には補助動力装置(図4には一方の
み図示)40が設けられている。
する駆動モータ41と、該駆動モータ41の駆動力を車
輪4に伝達するギヤG1〜G4を収容するギヤケース4
2を有しており、駆動モータ41の出力軸端には小径の
ギヤG1が結着されている。尚、ギヤケース42は、前
記車軸13に保持されるとともに、図4に示すように、
ゴムを介してフレーム2に固定されている。
3と駆動軸44が車軸13と平行に回転自在に支承され
ており、カウンタ軸43には大小異径のギヤG2,G3
が結着され、駆動軸44には大径のギヤG4が自由回転
自在に支承されるとともに、その端部には小径のギヤG
5が結着されている。そして、前記大径のギヤG2は前
記小径のギヤG1に噛合し、小径のギヤG3は大径のギ
ヤG4に噛合している。又、前記ギヤG5は、ハブ4a
の内周部に嵌合保持された大径のリングギヤG6に噛合
している。尚、リングギヤG6はハブ4aに対して相対
回転可能に保持されており、両者の間には周方向に配列
された複数のダンパー部材45が介設されている。
の駆動軸44との係合を断接するためのドグクラッチ4
6が設けられており、該ドグクラッチ46は前記フレー
ム2の前方上部に設けられたクラッチレバー47(図1
参照)の回動操作によってON/OFF動作する。そし
て、ドグクラッチ46の近傍には、該ドグクラッチ46
のON/OFFを検知するリミットスイッチ48が設け
られており、ドグクラッチ46がOFF状態にあるとき
には駆動モータ41に電流が流れないよう構成されてい
る。
助動力装置40の構成について述べたが、他方の車輪4
側に設けられた補助動力装置40も共通のものが使用さ
れており、部品の共通化による量産効果を得ることがで
きる。そのため、左右一対の補助動力装置40は、図2
に示すように点対称の関係を保って配置されている。即
ち、各補助動力装置40においては、駆動モータ41が
車軸13の中心線からオフセットしており、このような
共通の補助動力装置40を左右の車輪4に対して点対称
の関係を保って配置すると、本実施例の最凸部である左
右一対の駆動モータ41は上下方向に段差をもって配さ
れることとなり、当該車椅子1を図3に示すように折り
畳んだ際に両駆動モータ41が互いに干渉することがな
く、この結果、車椅子1をコンパクトに折り畳むことが
できる。
部側方には前記補助動力装置40の駆動を制御するため
のコントローラ50が取り付けられており、該コントロ
ーラ50の上方にはバッテリ60が取り付けられてい
る。尚、コントローラ50は、図2に鎖線にて示すよう
に、フレーム2のクロス部材2aに取り付けても良い。
に基づいて説明する。
ロック図であり、該コントローラ50は、前記ポテンシ
ョメータ71によって検出されるハンドリム16に加え
られる人力に対する補助動力を演算するアシスト力比演
算手段51と、該アシスト力演算手段51によって求め
られた補助動力(つまり、補助動力の目標値(目標トル
ク))に対して駆動モータ41の駆動を制御する(駆動
モータ41に供給すべき電流を制御する)モータ制御手
段52と、該モータ制御手段52からの制御信号を受け
てそれに見合うデューティ値のゲート信号Ga ,Gb ,
Gc ,Gd をゲートに出力するゲートドライブ回路53
を含んで構成されている。尚、図11において、54
a,54b,54c,54dはゲート信号Ga ,Gb ,
Gc ,Gdをそれぞれ印加されてON/OFFするFE
T(電界効果トランジスタ)である。
する。
ば前進方向に回すためにこれに力を加えると、各ハンド
リム16に加えられた人力FM の大きさが前記3本の小
径スプリング23の予圧力に打ち勝つまでの間はハンド
リム16は不動であって、ハンドリム16と車輪4の間
に相対回転は生じず、このとき、図12に示すようにポ
テンショメータ71の出力は0を示す。尚、図12はハ
ンドリム16に加えられる人力FM に対するポテンショ
メータ71の出力特性を示す図であり、同図において、
FM0は3本の小径スプリング23の予圧力に等しい人力
の値である。
と、図9に示すように一方のピン27がスプリング受け
25を押圧して先ず小径のスプリング23のみを圧縮
し、ハンドリム16はスプリング23の圧縮量に見合う
角度だけ車輪4に対して相対回転する。そして、このハ
ンドリム16の相対回転量はレバー78によって拡大さ
れてポテンショメータ71に伝達され、ポテンショメー
タ71は、図12に直線aに示すように、ハンドリム1
6に加えられる人力FM に対する信号を出力する。尚、
小径のスプリング23のバネ定数は小さいため、該スプ
リング23の人力FM の増加量に対する圧縮量、つま
り、ハンドリム16の回動量は大きく、従って、ポテン
ショメータ71の感度は高く保たれる。
FM の値が図12に示すFM1に達すると、大径のスプリ
ング22も小径のスプリング23と共に圧縮され始め、
ハンドリム16は両スプリング22,23の圧縮量に見
合う角度だけ車輪4に対して相対回転し、このとき、ポ
テンショメータ71は、図12の直線bに示すようにハ
ンドリム16に加えられる人力FM に対する信号を出力
する。
FM が図12に示すFM2を超えた場合には、図10に示
すようにピン27が保持部材24に当接するため、人力
FMはピン27から保持部材24を経て車輪4に直接伝
達される。このとき、ポテンショメータ71の出力は、
図12に直線cにて示すように一定となる。
を加えた場合のポテンショメータ71の出力は、図12
の直線a’,b’,c’によって表され、図12にハッ
チングを付した領域が不感帯領域となる。このような不
感帯域を設けることにより、機械的誤差や電気的誤差を
許容しながら車椅子1の静止状態を確実に検出すること
ができる。
欠的に加えられ、この人力FM は前述のようにポテンシ
ョメータ71によって検出され、その入力信号Vinは前
記電子基板72によって増幅され、発光部73を駆動す
る。すると、光信号が発光部73から出力されて車軸1
3の通路13aを通り、前記透明部材76の斜面76a
で反射して直角に屈折され、固定側に設けられた前記受
光センサー70に伝達される。そして、光信号は受光セ
ンサー70によって電気信号に変換され、コード77を
通って信号復調回路83(図11参照)に伝達されて信
号処理された後、前記コントローラ50のアシスト力演
算手段51に入力される。
メータ71から出力された入力信号Vinに対して所要の
アシスト比に基づいて目標トルクτを演算し、それに見
合う制御信号をモータ制御手段52に出力する。尚、入
力信号Vinと目標トルクτとの関係(アシスト力演算手
段51の特性)をアシスト比をパラメータとして図13
に示す。
給すべき電流を制御し、ゲートドライブ回路53はモー
タ制御手段52からの制御信号を受けて必要なデューテ
ィ値のゲート信号Ga ,Gd をFET54a,54dの
ゲートに印加する(前進の場合)。すると、バッテリ6
0からの電流はFET54a,54dを図11の矢印方
向に流れ、これによって駆動モータ41が正転される。
FET54dを通るモータ電流値Ib はモータ制御手段
52にフィードバックされて目標値と比較され、ゲート
信号Ga ,Gd のデューティ値を増減する。
転すると、該駆動モータ41によって発生する駆動力が
補助動力FA として車輪4に与えられる。即ち、駆動モ
ータ41の回転は、図5に示すギヤG1,G2によって
1段減速されてカウンタ軸43に伝達され、ドグクラッ
チ46がONのとき、該カウンタ軸43の回転はギヤG
3,G4によって2段減速されて駆動軸44に伝達され
る。そして、この駆動軸44の回転はギヤG5,G6に
よって3段減速された後、ダンパー部材45を介して車
輪4に伝達され、該車輪4が人力FM に補助動力FA を
加えた大きさの駆動力F(=FM +FA )によって回転
駆動され、これによって手動式電動車椅子1が前進せし
められ、乗り手は全駆動力Fの例えば約1/2程度の小
さな駆動力(人力)FM で楽に車椅子1を操作すること
ができる。
方向)の人力FM が加えられた場合には、図11に示す
ゲートドライブ回路53はゲート信号Gb ,Gc をFE
T54b,54cにそれぞれ印加してこれらをON/O
FFする。すると、バッテリ60からの電流は駆動モー
タ41を逆方向に流れるために該駆動モータ41は逆転
し、車輪4にはこれを逆転させる方向の補助動力FA が
加えられる。FET54bを通るモータ電流値Ia はモ
ータ制御手段52にフィードバックされて目標値と比較
され、ゲート信号Gb ,Gc のデューティ値を増減す
る。
に設けられたポテンショメータ71及び電子基板72へ
の電力の供給は、これらポテンショメータ71に一体的
に設けられた小型バッテリ81から直接供給されるた
め、ポテンショメータ71及び電子基板72への電力供
給が確実に行われる。そして、小型バッテリ81には太
陽電池82から電力が補給されるため、小型バッテリ8
1の寿命が延び、メンテナンスフリーが実現される。
信号は電子基板72にて増幅され、発光部73によって
光信号に変換されて固定側の受光センサー70に伝達さ
れるため、回転側と固定側との間で信号伝達が非接触で
確実になされる。そして、信号伝達の前に信号の増幅が
行われるため、SN比の良い、即ち、ノイズの影響を受
けない信号伝達が可能となる。
信号伝達手段を提供することができる。
を図14及び図15に基づいて説明する。尚、図14は
本実施例に係る手動式電動車椅子の人力検出部及び補助
動力装置部を示す車輪部分の破断平面図、図15は図1
4の要部拡大断面図であり、これらの図においては図4
及び図5に示したと同一要素には同一符号を付してお
り、以下、それらについての説明は省略する。
様に、ハンドリム16に加えられる人力の大きさに比例
するハンドリム16と車輪4との相対回転はポテンショ
メータユニット71によって検出され、その検出信号は
電子板72によって増幅され、発光部73で光信号に変
換され、発光部73から車軸13に形成された通路13
aを経て固定側に設けられた受光センサー70に伝達さ
れるが、本実施例では、ポテンショメータ71と電子基
板72への電力供給は、固定側に設置された不図示のバ
ッテリーから回転側と固定側の間に設けられた回転トラ
ンス90を介して非接触で行われる。
示すように、径方向に対向して設けられた大小異径のリ
ング状トランス90a,90bで構成されており、大径
のトランス90aは車輪4のハブ4aに取り付けられ、
小径のトランス90bはギヤケース42に取り付けられ
ており、図15に示すようにトランス90aとポテンシ
ョメータ71及び電子基盤72とはコード84にて接続
されている。
られたポテンショメータ71と電子基盤72への電力の
供給が回転トランス90を介して非接触で行われるた
め、固定側に設けられたバッテリから回転側のポテンシ
ョメータ71と電子基盤72への電力供給が確実に行わ
れる。
テンショメータ71と電子基盤72への電力供給を回転
トランス90を介して行ったが、スリップリングを介し
て接触方式で行っても良い。
を図16に基づいて説明する。尚、図16は本実施例に
係る手動式電動車椅子の人力検出部の拡大断面図であ
り、本図においては図15に示したと同一要素には同一
符号を付している。
様に、ポテンショメータ71によって検出された検出信
号は電子基板72によって増幅され、発光部73で光信
号に変換され、発光部73から車軸13に形成された通
路13aを経て固定側に設けられた受光センサー70に
伝達され、ポテンショメータ71と電子基板72への電
力供給は、固定側に設置された不図示のバッテリーから
回転側と固定側の間に設けられた回転トランス91を介
して非接触で行われるが、回転トランス91を構成する
一対のトランス91a,91bの配置が前記第2実施例
のそれと異なっている。
対向して設けられた同径のリング状トランス91a,9
1bで構成されており、一方のトランス91aは車輪4
のハブ4aに取り付けられ、他方のトランス91bはギ
ヤケース42に取り付けられており、トランス91aと
ポテンショメータ71及び電子基板72とはコード85
にて接続されている。
けられたポテンショメータ71と電子基板72への電力
の供給が回転トランス91を介して非接触で行われるた
め、固定側に設けられたバッテリから回転側のポテンシ
ョメータ71と電子基板72への電力供給が確実に行わ
れる。
テンショメータ71と電子基板72への電力供給を回転
トランス91を介して非接触で行ったが、スリップリン
グを介して接触方式で行っても良い。
を図17に基づいて説明する。尚、図17は本実施例に
係る手動式電動車椅子の人力検出部及び補助動力装置部
を示す車輪部分の破断平面図であり、本図においては図
4及び図14において示したと同一要素には同一符号を
付している。
えられる人力はポテンショメータ71によって検出さ
れ、ポテンショメータ71と電子基板72への電力供給
は該ポテンショメータ71に設けられた小型バッテリ8
1から直接なされる。そして、ポテンショメータ71か
らの検出信号は電子基板72で増幅され、コード86及
び回転トランス92を介して非接触で固定側に伝達され
る。
と同様に、径方向に対向して設けられた大小異径のリン
グ状トランス92a,92bで構成されており、大径の
トランス92aは車輪4のハブ4aに取り付けられ、小
径のトランス92bはギヤケース52に取り付けられて
いる。
ンショメータ71の検出信号は電子基板72で増幅され
た後、回転トランス92を介して固定側に非接触で伝達
されるため、回転側と固定側との間で信号伝達が確実に
なされる。
テンショメータ71からの検出信号の固定側への伝達を
回転トランス92を介して非接触で行ったが、スリップ
リングを介して接触方式で行っても良い。
を図18に基づいて説明する。尚、図18は本実施例に
係る手動式電動車椅子の人力検出部及び補助動力装置部
を示す車輪部分の破断平面図であり、本図においては図
4及び図14において示したと同一要素には同一符号を
付している。
ショメータ71と電子基板72への電力供給とポテンシ
ョメータ71からの検出信号の固定側の伝達を横方向に
並設された2組の回転トランス91,92によって行っ
ている。
それと同様であり、回転トランス92は第4実施例のそ
れと同様である。
転側のポテンショメータ71及び電子基板72への電力
の供給が回転トランス91を介して行われ、回転側のポ
テンショメータ71の検出信号は電子基板72で増幅さ
れ、回転トランス92を介して固定側に伝達されるた
め、固定側から回転側への電力供給と回転側から固定側
への信号伝達が確実、且つ、高精度に行われる。
の電力供給と信号伝達を回転トランス91,92を介し
て非接触で行ったが、スリップリングを介して接触方式
で行っても良い。
車椅子に適用した例について言及したが、本発明は自転
車、足漕ぎボート等の他のビークルをもその適用対象に
含むことは勿論である。
記載の発明によれば、人力検知手段が回転側に設けられ
るため、入力部材と出力部材との相対回転量を簡単な構
成で直接検知することができるとともに、その検知信号
は増幅手段によって増幅されて固定側に伝達されるた
め、検知信号をノイズの影響を受けないで高精度に固定
側に伝達することができ、入力部材に加えられる人力を
高精度に検知することができるという効果が得られる。
けられた人力検知手段への電力の供給は、同じく回転側
に設けられた蓄電手段から直接供給されるため、人力検
知手段への電力の供給が確実に行われるという効果が得
られる。
けられた人力検知手段への電力の供給が回転トランス又
はスリップリングを介して行われるため、固定側に設け
られたバッテリ等の電源から人力検知手段への電力の供
給が確実に行われるという効果が得られる。
けられた入力検知手段からの検知信号が光信号に変換さ
れて固定側に設けられた受光手段に伝達されるため、回
転側から固定側への検知信号の伝達が確実に行われると
いう効果が得られる。
けられた入力検知手段からの検知信号が回転トランス又
はスリップリングを介して固定側に伝達されるため、回
転側から固定側への検知信号の伝達が確実に行われると
いう効果が得られる。
図である。
図である。
畳んだ状態を示す背面図である。
検出部及び補助動力装置部を示す車輪部分の破断平面図
である。
検出部及び補助動力装置部を示す車輪部分の拡大破断平
面図である。
の外側面図である。
のハブ部の外側面図である。
の断面図である。
状態を説明するための断面図である。
の状態を説明するための断面図である。
る。
ショメータの出力特性を示す図である。
演算手段の特性)をアシスト比をパラメータとして示す
図である。
の人力検出部及び補助動力装置部を示す車輪部分の破断
平面図である。
の人力検出部の拡大断面図である。
の人力検出部及び補助動力装置部を示す車輪部分の破断
平面図である。
の人力検出部及び補助動力装置部を示す車輪部分の破断
平面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 入力部材と推進手段に連なる出力部材と
の相対回転量によって入力部材に加えられる人力を検知
してその信号を発信する人力検知手段を設け、該人力検
知手段によって検知された人力に応じた補助動力を推進
手段に加えてこれを回転駆動する補助動力式ビークルに
おいて、前記人力検知手段と該人力検知手段からの検知
信号を増幅するための増幅手段とを回転側に設けたこと
を特徴とする補助動力式ビークル。 - 【請求項2】 前記人力検知手段に蓄電手段を設けたこ
とを特徴とする請求項1記載の補助動力式ビークル。 - 【請求項3】 固定側から前記人力検知手段への電力の
供給を回転トランス又はスリップリングを介して行うよ
うにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の補助動
力式ビークル。 - 【請求項4】 前記人力検知手段は、前記入力部材と出
力部材との相対回転を光信号に変換してこれを固定側に
設けられた受光手段に伝達するものであることを特徴と
する請求項1,2又は3記載の補助動力式ビークル。 - 【請求項5】 前記人力検知手段からの検知信号の固定
側への伝達を回転トランス又はスリップリングを介して
行うようにしたことを特徴とする請求項1,2,3又は
4記載の補助動力式ビークル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26583094A JP3600904B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 補助動力式ビークル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26583094A JP3600904B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 補助動力式ビークル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08117291A true JPH08117291A (ja) | 1996-05-14 |
JP3600904B2 JP3600904B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=17422652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26583094A Expired - Lifetime JP3600904B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 補助動力式ビークル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3600904B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998000086A1 (fr) * | 1996-07-01 | 1998-01-08 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Fauteuil roulant a moteur |
JPH10154002A (ja) * | 1996-09-26 | 1998-06-09 | Yamaha Motor Co Ltd | 総合制御方式 |
US6050356A (en) * | 1996-09-12 | 2000-04-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Electrically driven wheelchair |
US8960712B2 (en) | 2012-09-14 | 2015-02-24 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Wheel for wheelchair and wheelchair |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP26583094A patent/JP3600904B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998000086A1 (fr) * | 1996-07-01 | 1998-01-08 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Fauteuil roulant a moteur |
US6050356A (en) * | 1996-09-12 | 2000-04-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Electrically driven wheelchair |
JPH10154002A (ja) * | 1996-09-26 | 1998-06-09 | Yamaha Motor Co Ltd | 総合制御方式 |
US8960712B2 (en) | 2012-09-14 | 2015-02-24 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Wheel for wheelchair and wheelchair |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3600904B2 (ja) | 2004-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3661882B2 (ja) | 補助動力式ビークル | |
JP3703554B2 (ja) | 補助動力付き車椅子 | |
JP3417147B2 (ja) | 駆動力補助装置 | |
US6863141B2 (en) | Electric wheelchair drive system | |
US6286616B1 (en) | Hybrid drive mechanism for a vehicle driven by muscle power, with an auxiliary electric motor | |
JP3306309B2 (ja) | アシスト式電動車 | |
US5878829A (en) | Manual electric wheelchair | |
TWI410351B (zh) | 電動輔助自行車及可裝設在自行車車架之電動輔助自行車用單元 | |
US6112837A (en) | Manually operated, motor assisted wheelchair | |
US20050279539A1 (en) | Electrical wheelchair with an electrical seat-rotating device | |
JPH08310478A (ja) | アシストモータ付き自転車における踏力検出装置 | |
JPH0775219A (ja) | 電動車両 | |
US20080115995A1 (en) | Anti-lock brake | |
JPH08117291A (ja) | 補助動力式ビークル | |
US20100200311A1 (en) | Manually operatable motorized wheel chair | |
JPH08117287A (ja) | 手動式電動車椅子 | |
JP3819478B2 (ja) | 車いす | |
JP3600903B2 (ja) | 手動式電動車椅子 | |
JP3922485B2 (ja) | 電動補助車椅子の惰行制御装置 | |
JPH092371A (ja) | 補助動力式ビークル | |
JP3424016B2 (ja) | 手動式電動車椅子 | |
JP3705379B2 (ja) | 手動式電動車椅子 | |
JP3705371B2 (ja) | 手動式電動車椅子 | |
JP3421543B2 (ja) | トルク検出装置 | |
JPH0919459A (ja) | 手動式電動車椅子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040128 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040326 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040526 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040618 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040326 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040903 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |