JPH08117200A - 計測装置およびその表示方法 - Google Patents

計測装置およびその表示方法

Info

Publication number
JPH08117200A
JPH08117200A JP25857294A JP25857294A JPH08117200A JP H08117200 A JPH08117200 A JP H08117200A JP 25857294 A JP25857294 A JP 25857294A JP 25857294 A JP25857294 A JP 25857294A JP H08117200 A JPH08117200 A JP H08117200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
data
display
limit value
colors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25857294A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsukiyou Honda
光鏡 本田
Masaaki Hanaoka
正明 花岡
Makoto Nakajima
誠 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KITSUSEI COMTEC KK
Original Assignee
KITSUSEI COMTEC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KITSUSEI COMTEC KK filed Critical KITSUSEI COMTEC KK
Priority to JP25857294A priority Critical patent/JPH08117200A/ja
Publication of JPH08117200A publication Critical patent/JPH08117200A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Indicating Measured Values (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 色表示の内容を自由に設定する。 【構成】 測定開始に先立って、環境設定画面にカラー
設定用のウインドウ画面を表示する。ユーザは座標入力
装置108を用いて升目を指定することにより表示の範
囲と色の種類を対応づける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計測装置の表示装置お
よびその表示方法に関し、脳波計など多数点の測定結果
を多次元的に表示する計測装置およびその表示方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、計測装置は測定結果をリアルタイ
ムで表示したり、時系列的な測定結果を記録する機能を
有している。
【0003】最近では多数点の測定結果をその測定位置
に対応させて2次元の平面で表示させるだけでなく、測
定しようとする物性値について測定位置の間の未測定位
置のデータ(予測測定結果)を予測して表示することが
できるようになってきた。また、実測値に対してフーリ
エ変換等の変換処理を施して、パワースペクトルのよう
な実測値とは異なる他のデータ形態で表示することも可
能になってきた。
【0004】最近では上述の表示形態に加えて、色の種
類に数値の大きさの意味付けを行うことによって、測定
結果の値を色の異なるドットイメージで測定位置に対応
させて表示する表示方法も提案されている。この表示方
法により脳波計などでは頭部断面において測定結果から
得られるデータについて同一の値を持つ領域が同一色で
表されるので、ユーザは頭部の状態を簡単に知ることが
できるようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来こ
の種、計測装置の表示方法では次のような制限があるた
めに、ユーザにとっては表示内容を自由に変更できない
という不具合があった。
【0006】1)表示画面に表示の対象となる数値範囲
と表示色の関係は予めアプリケーションプログラム上で
定義されてしまっているので、表示色を変えるためには
アプリケーションプログラムの内容を変更しなければな
らない。この処理はコンピュータを熟知していないもの
にとっては至難の業である。そこで、本発明は、上述の
点に鑑みて、測定結果、あるいは測定結果から得られる
解析処理結果を異なる色で表示する場合にユーザが必要
に応じて自由に表示色を変更できる計測装置およびその
表示方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、計測結果および計測結果
を情報処理した結果のいずれかのデータをその値の大き
さに応じて色分けして表示する計測装置において、前記
データの値の上限値と下限値の間を複数の段階に予め分
割しておき、当該分割された各段階に対応する色の種類
を指示する指示手段と、前記データの値が前記複数の段
階のいずれに対応するかを判定する判定手段と、当該判
定された段階に対応する色を前記指示手段の指示結果に
基づき決定する情報処理手段と、当該決定された色で前
記データを色分け表示させる表示制御手段とを具え、前
記指示手段により連続する所定数の段階に対して同一色
を指定することで色の示すデータの数値範囲を可変設定
することを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、前記上限値および前記下限値を前記データの表示に
先立って時系列的な計測結果から取得する手段をさらに
具えたことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明に加え
て、前記上限値および前記下限値を取得する手段は前記
測定結果の変動に対応させて当該上限値および下限値を
変動させることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の発明に加え
て、前記指示手段は前記複数の段階を示す複数の升目図
形を表示画面に表示し、当該各升目図形の指定を受けて
色の種類を指示することを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、計測結果および計測結
果を情報処理した結果のいずれかのデータをその値の大
きさに応じて色分けして表示する計測装置の表示法にお
いて、前記データの値の上限値と下限値の間を複数の段
階に予め分割しておき、当該分割された各段階に対応す
る色の種類を前記計測装置に指示し、当該計測装置では
前記データの値が前記複数の段階のいずれに対応するか
を判定し、当該判定された段階に対応する色を色の種類
の指示結果に基づき決定し、当該決定された色で前記デ
ータを色分け表示し、連続する所定数の段階に対して同
一色を指定することで色の示すデータの数値範囲を可変
設定することを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1、5の発明は、数値範囲に割り当てた
色を重複的に使用することで単一色での数値範囲を自由
に変えることができ、また、色の指定もユーザが自由に
指定できる。
【0013】請求項2の発明では、数値範囲を自動設定
できユーザの操作労力を緩和できる。
【0014】請求項3の発明では、色分け表示可能な数
値範囲が測定結果の変動に対応するのでレンジアウトの
ように表示領域から表示のデータが逸脱することはな
い。
【0015】請求項4の発明では、升目図形を色指定に
用いることでユーザの操作が簡素化される。
【0016】
【実施例】以下、図面を使用して、本発明の実施例を詳
細に説明する。図7は本発明を適用した脳波計のシステ
ム構成を示す。図7において1は計測対象の人体に設置
し、電位差を検出する電極群であり、個々の電極には符
号1A〜1Nを付している。2はアナログ/デジタル変
換器(A/D変換器と略す)であり、各電極からアナロ
グ信号の形態で出力する測定結果をデジタル信号に変換
する。
【0017】100は脳波計本体であり、パーソナルコ
ンピュータを用いることができる。脳波計本体100は
以下の構成部を有している。
【0018】中央演算処理装置(CPU)101:後述
のROM102に格納されたシステムプログラムを実行
してシステム制御を実行するほか、ハードディスク記憶
装置(HDD)106に記憶されたアプリケーションプ
ログラムを実行して測定結果を各種の形態で表示する。
また、ユーザから測定結果の記録、再生を要求された時
はその処理を実行する。
【0019】ROM102:システム制御に関わる周知
の処理プログラムを実行して、後述のランダムアクセス
メモリ(RAM)103、ビデオRAM(VRAM)1
04、HDD106への情報の読み/書きを行うための
システムプログラムがROM102に格納されている。
また、I/O109,キーボード107、マウスのよう
な座標入力装置108からの情報入力を受け付けるため
のシステムプログラムもROM102に格納されてい
る。これらシステムプログラムは一般的にはオペレーシ
ョンプログラムと呼ばれ、周知であり、詳細な説明は省
略する。
【0020】RAM103:CPU101の演算結果、
CPU101に対する入力データの一時記憶用に用いら
れる。
【0021】VRAM104:陰極線管表示器(CR
T)105と接続し、表示情報をドットマトリクス形態
で記憶する。表示情報がVRAM104に対してCPU
102により書き込まれた後不図示のCRTコントロー
ラによりVRAM104の記憶情報が読み出されCRT
105の表示画面に可視表示される。
【0022】CRT105:カラーでドット情報を表示
する。
【0023】HDD106:CPU101が実行するア
プリケーション、すなわち、計測結果を記録、再生およ
び表示するためのプログラムを格納する。また、文字コ
ードを表示用のドットパターン(フォントパターン)に
変換するための変換テーブルやシステム制御に用いる各
種情報や表示のための変動のないイメージ情報もHDD
106に格納される。
【0024】キーボード107:文字キー等によりCP
U101に対して動作指示、文字情報、数値情報等を入
力する。
【0025】座標入力装置108:CRT105に表示
された(マウス)カーソルを移動させる他。そのカーソ
ル位置をCPU101に知らせる。座標入力装置として
はマウスに限らず、トラックボールを用いるもの等を使
用することができる。
【0026】入出力インタフェース(I/O)109:
A/D変換器2から出力される複数電極の測定結果を受
け取り、CPU101に一定周期で引き渡す。
【0027】計測装置本体100にはその他、フロッピ
ーディスク記憶装置を内蔵あるいは接続することができ
る。また、印刷装置や外部との通信装置を接続できる。
【0028】以上のようなシステム構成で実行される本
発明に関わる表示制御処理を図1〜図6および図8〜図
10を参照しながら説明して行く。図1〜図6はCRT
105の表示画面に表示される表示内容を模式的に示
す。図8〜図10はCPU101が実行する処理手順を
示す。これらの処理手順は計測処理手順の一部を構成し
CPU101が実行可能なプログラム言語の形態でHD
D106に予め格納されているが、本実施例では説明の
都合上、機能的に表現している。 1)メニュー選択 電源を投入しシステムを立ち上げるとCPU101はH
DD106から図8〜図10の処理手順をRAM103
上にロードし、プログラム命令を順次に実行する。これ
によりまず、CPU101はメニュー選択処理画面用の
イメージをVRAM104に書き込む(図8のステップ
S10)。
【0029】この結果、CRT105では図1に示すよ
うなメニュー選択画面が表示される。この画面例では1
1種類の表示形態でリアルタイムでの計測結果の表示が
可能であることを示している。ちなみに図1の入力信号
モニタメニューは電極群1から入力された電位差を示す
波形を時系列的に図2のように表示するメニューであ
り、図2では電極が16点(チャンネル)の場合の計測
状態を示している。
【0030】なお、図1のスペクトル表示メニューを選
択すると本発明に関わる図3のような表示画面が得られ
る。この表示画面では、測定信号に対するフーリエ変換
の結果得られるパワースペクトルと周波数の関係を各チ
ャンネル毎に示している。
【0031】図1の6帯域マップメニューを選択する
と、16チャンネルの測定信号から予測される測定対象
全体(この場合、頭部上面)のパワースペクトル値の分
布を6帯域それぞれ異なる色で表示する画面が得られる
(図4、図5参照)。明細書ではカラー表示ができない
ので、便宜上同一色をハッチングの形状で表しているこ
とに注意されたい。本実施例ではさらに記録した測定信
号を再生表示することも可能であり、ユーザは表示の種
類に応じて図1の下部に示すメニューを選択することが
できる。
【0032】2)環境設定 測定に先立って、ユーザは図1のメニュー選択画面20
0の中の環境設定メニュー200Aを座標入力装置10
8を用いて指示する(図8のステップS20)。CPU
101は座標入力装置108の指示位置から環境設定メ
ニューが指示されたことを識別する(図8のステップS
30→S100)。
【0033】この結果、実行処理手順はステップS11
0へと進み、測定に先立つ初期設定処理が実行される。
この初期設定処理の中の本発明に関わる処理手順を図9
に示す。
【0034】この処理手順に従って、CPU101は図
6に示す環境設定用の画面を表示する(ステップS10
00)。この時点でカラー設定用のウインドウ表示画面
は表示されていない。ユーザは計測に関する種々の設定
を行った後、上述のカラー表示を行う画面で用いるカラ
ーの設定を行う。すなわち、複数の周波数帯ごとに色分
けする図3の例の場合は周波数帯の設定を行うモードで
キーボード107からの指示あるいは自動的にカラー設
定用のウインドウ画面208(図6参照)を表示させる
(図9のステップS1010→S1011)。本実施例
において図3の表示形態では最大6色、図4および図5
の表示形態では最大11色の使用が可能である。図6の
例ではウインドウ画面208内には11個の升目図形2
10が用意されており最大で異なる11色の色設定が可
能となっている。また、升目の上部には各升目の色を決
定するための色成分を指示する項目欄が設けてある。本
実施例では最大11個(あるいは6色)の升目の各々に
対して数値範囲を割り当て、その数値範囲での色を指示
するだけでなく、各升目に対して同一の色を設定するこ
とも可能にしたことに特徴がある。また、データの内容
に応じて升目の個数も異なることにも特徴がある。
【0035】本実施例では、たとえば、11色モードが
指示され、色による数値表示範囲がA1〜A2となって
いる場合、(A2−A1)/11升目=A3/升目とな
って一升目あたりA3の数値範囲を割り当てることがで
きる。そこでユーザはユーザが低域領域を正確に知りた
い場合には1升目を緑、2升目というように低域領域に
対応する升目に異なる色を座標入力装置108を用いて
指定する。一方、中央領域および高域領域に対応する全
ての升目を黄色というように同一色で割り当ててしま
う。このようにして色の割り当てが終了するとCPU1
01は升目毎に指示された色、具体的には3原色の色成
分データをRAM103上のそのデータに対応の割り当
てテーブルに記憶して設定画面の表示モードに戻る(図
9のステップS1011→S1012)。以上の処理を
実行するCPU101が座標入力装置108とともに請
求項1の指示手段として動作する。
【0036】ユーザが図4のような平面的なパワースペ
クトル値の色設定を行いたい場合には、図6の表示画面
でマップ描画色設定モード用メニュー209Bを指示す
ると、自動あるいは手動指示により再びウインドウ画面
208が表示され、ユーザはこのウインドウ画面208
を用いて升目の色設定を行う。CPU101は設定され
た各升目の色成分データをRAM103上の専用テーブ
ルに記載する(図9のステップS1021→S102
2)。
【0037】本実施例では背景色の色分割表示を可能と
している。ここでいう背景色はマップやスペクトルの表
示のバックグラウンドの色を意味する。図3に示すよう
な背景202を色分割するような場合にもユーザは上述
と同様に背景色設定用のウインドウ画面上で操作を行な
い、CPU101は設定値をRAM103上の背景専用
のテーブルに記載する(図9のステップS1031→S
1032)。なお、この時、帯域の色設定では低周波数
領域、たとえば、升目の左半分が同一色となるように設
定される。ユーザがメニュー画面の表示を指示すると表
示画面は図1の画面に切り替わりCPU101の実行手
順は図8に戻る。
【0038】3)測定 図1の上部の表示メニューのいずれかが座標入力装置1
08により選択されるとCPU101はI/O109を
介して電極群1の計測値をRAM103に取り込み、高
速フーリエ変換処理(請求項1の情報処理)を行う(図
8のステップS10→S20→S30→S40)。この
後、スペクトル表示に用いるデータを得るためにパワー
スペクトル解析が行われ、解析結果がRAM103に記
憶される(図8のステップS50)。
【0039】CPU101は指示された表示モードに対
応して表示画面に測定結果あるいは測定信号から変換さ
れたデータを表示する。このための具体的な処理手順の
一例を図10に示す。この例は、測定結果を閉区画内に
表示する例であり、閉区画を示す輪郭線(図4の符号2
04参照)の位置が判明しており、閉区画内を分割して
色分け表示する例である。
【0040】表示領域の先頭行および先頭列の画素位置
に対応するVRAM104の記憶アドレスを設定する
と、この画素位置に対応する表示対象のデータをRAM
103から読み出してデータの範囲がどの色、換言する
と図6のどの升目に該当するかを判定する。一例として
は色に割り当てた上限値および下限値と比較することに
より該当する升目を判定できる。この時のCPU101
が請求項1の発明の判定手段、情報処理手段として動作
する。
【0041】このようにして判定した升目の位置に対応
する色成分データをRAM103から読み出すと、現
在、設定されているVRAM104の記憶アドレスに色
成分データを書き込む。この結果、CRT105の表示
画面上の対応画素位置では色成分データにより定まる色
のドットが表示される(図10のステップS2020→
S2030→S2040)。このようにしてCPU10
1は閉区画の始端から終端までの1行分のドットの色を
決定し、各表示画素位置に対応させてVRAM104に
色データを書き込んで行く(図10のステップS202
0〜S2055のループ処理)。この時のCPU101
が請求項1の発明の画像処理手段として動作する。
【0042】また、閉区画の上端行から下端まで上述の
処理を繰り返すと閉区画全体の色分け表示が達成される
(図10のステップS2010〜S2070のループ処
理)。
【0043】図4のように閉区画(頭部断面図形)が複
数個ある場合には閉区画毎に上述の処理を繰り返す。ま
た、色に割り当てられた数値範囲とその色を図4の符号
205のように表示する。
【0044】また、図3のようなスペクトル表示モード
が選択されている場合には閉区画の中の背景をRAM1
03上に格納された色成分データおよびその数値範囲に
基づきCPU101がVRAM104上に色成分データ
を展開して記憶する。また、パワースペクトル値の連続
する曲線と座標軸とで形成される閉区画をRAM104
上の色成分データおよびその数値範囲に基づきCPU1
01がVRAM103上に色成分データを展開して記憶
する。これにより図3の表示画面のような色分け表示が
達成される。
【0045】このようにして測定データから得られるデ
ータのカラー表示処理を行うと、保存の指示がなされて
いる場合にはそのデータをHDD106に記憶して1回
のモニタ処理が終了する(図8のステップS60〜S8
5)。以下、データの入力毎に上述の処理手順が繰り返
される(図8のステップS40〜S90のループ処
理)。
【0046】このような表示処理を行うとある時点の同
一表示位置でのデータの値が変化する場合には時間の経
過に応じてVRAM104の内容が書き換えられる。こ
のため、ユーザはリアルタイムでデータが変化する状態
を確認することができる。参考までに時間変化に対応し
て変化する表示内容を図4および図5に示した。
【0047】以上説明したように本実施例では特定の数
値範囲を分割した分割数値範囲に割り当てる表示色を重
複を許容して設定できるようにしたことで特定の分割数
値範囲を強調表示できる。また、その強調表示する数値
範囲を数字を用いることなく、色の指定操作と兼用でき
るというメリットもある。
【0048】本実施例の他に次の例を実施できる。
【0049】1)本実施例では測定信号をフーリエ変換
しその変換結果を色分け表示する例であったが測定信号
の示すデータ値を色分けで表示する場合にも本発明を適
用できることは言うまでもない。
【0050】2)上述の複数の升目の最大値、すなわ
ち、測定値の上限値および複数の升目の最小値、すなわ
ち、測定値の下限値は、キーボード107から数値入力
することもできるが計測値そのものから自動的に算出す
ることができる。 計測値を時系列的に一定時間の間サ
ンプリングすると、この期間の表示対象のデータの最大
値および最小値は数値の比較処理によりCPU101に
おいて簡単に取得できる。そこで、CPU101は取得
した最大値および最小値を上述の複数の升目の上限値お
よび下限値に自動的に割り当て、RAM103に記憶し
ておくことになる。上限値および下限値を固定したいと
きはデータサンプリング期間を測定開始時点に設定すれ
ばよいし、上限値および下限値を測定値の変動傾向にあ
わせて変動したいときは現時点を終点とする一定期間を
データサンプリング期間として設定するとよい。また、
電圧のように下限値が数値0のように固定化できるもの
については上限値のみを変動させることができる。この
ように色に割り当てる数値範囲を変動させる場合には図
4の符号205に示すようなスケールを表示して数値範
囲と色の対応付けを表示するとよい。以上述べた処理を
実行するCPU101が請求項2の手段に該当する。
【0051】3)本実施例では複数種のデータ表示モー
ドでのカラー表示を実現するために図6に示すウインド
ウ画面を表示させてデータの種類に応じて升目の異な
る、すなわち、使用する異なる色の種類数を指定でき
る。色設定のためにウインドウ画面使用することにより
作業の効率化を図っているが、色の指示形態はこれに限
ることはない。
【0052】4)背景色の色分け処理についてはデータ
を固定色で表示し、背景を色分けする例を説明したがデ
ータを色分け表示する場合に背景の全ての領域を単一色
にしたい場合にもその色の種類の指定に図6のウインド
ウ画面208を用いることができる。この場合は升目の
位置が背景領域を分割した位置に対応させる。
【0053】5)色の設定方法としては用意された升目
を全部指定する方法と、全体の中の一部分を指定すれば
良い方法が考えられる。どちらの方法を用いるかはデー
タの種類内容に応じて好適なものを使い分ければよい。
色に割り当てる数値範囲を自動設定するときなどには升
目全部を使用すればよく、色の数を制限したいときは未
使用の升目を残しておけばよい。さらに、升目の個数を
固定化せず、ユーザが数値設定するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、5の発
明は、数値範囲に割り当てた色を重複的に使用すること
で単一色での数値範囲を自由に変えることができ、ま
た、色の指定もユーザが自由に指定できる。
【0055】請求項2の発明では、数値範囲を自動設定
できユーザの操作労力を緩和できる。
【0056】請求項3の発明では、色分け表示可能な数
値範囲が測定結果の変動に対応するのでレンジアウトの
ように表示領域から表示のデータが逸脱することはな
い。
【0057】請求項4の発明では、升目図形を色指定に
用いることでユーザの操作が簡素化される。
【0058】これにより、ユーザに対して従来にはない
新しく有効な機能を提供できるという効果を本発明は奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の表示内容を示す説明図である。
【図2】入力信号波形を示す表示例を示す説明図であ
る。
【図3】スペクトル表示の内容を示す説明図である。
【図4】平面的なデータの分布を示す説明図である。
【図5】図4の表示が時間経過により変化することを示
す説明図である。
【図6】本発明に関わる環境設定用の表示画面を示す説
明図である。
【図7】本発明実施例のシステム構成を示すブロックで
ある。
【図8】図7のCPU101が実行する処理手順を示す
フローチャートである。
【図9】図7のCPU101が実行する処理手順を示す
フローチャートである。
【図10】図7のCPU101が実行する処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電極群 2 A/D変換器 100 計測装置本体 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 VRAM 105 CRT 106 HDD 107 キーボード 108 座標入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01D 7/08 G06F 19/00 G06T 1/00 G06F 15/62 390 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測結果および計測結果を情報処理した
    結果のいずれかのデータをその値の大きさに応じて色分
    けして表示する計測装置において、 前記データの値の上限値と下限値の間を複数の段階に予
    め分割しておき、当該分割された各段階に対応する色の
    種類を指示する指示手段と、 前記データの値が前記複数の段階のいずれに対応するか
    を判定する判定手段と、 当該判定された段階に対応する色を前記指示手段の指示
    結果に基づき決定する情報処理手段と、 当該決定された色で前記データを色分け表示させる表示
    制御手段とを具え、前記指示手段により連続する所定数
    の段階に対して同一色を指定することで色の示すデータ
    の数値範囲を可変設定することを特徴とする計測装置。
  2. 【請求項2】 前記上限値および前記下限値を前記デー
    タの表示に先立って時系列的な計測結果から取得する手
    段をさらに具えたことを特徴とする請求項1に記載の計
    測装置。
  3. 【請求項3】 前記上限値および前記下限値を取得する
    手段は前記測定結果の変動に対応させて当該上限値およ
    び下限値を変動させることを特徴とする請求項2に記載
    の計測装置。
  4. 【請求項4】 前記指示手段は前記複数の段階を示す複
    数の升目図形を表示画面に表示し、当該各升目図形の指
    定を受けて色の種類を指示することを特徴とする請求項
    1に記載の計測装置。
  5. 【請求項5】 計測結果および計測結果を情報処理した
    結果のいずれかのデータをその値の大きさに応じて色分
    けして表示する計測装置の表示法において、 前記データの値の上限値と下限値の間を複数の段階に予
    め分割しておき、 当該分割された各段階に対応する色の種類を前記計測装
    置に指示し、 当該計測装置では前記データの値が前記複数の段階のい
    ずれに対応するかを判定し、 当該判定された段階に対応する色を色の種類の指示結果
    に基づき決定し、 当該決定された色で前記データを色分け表示し、 連続する所定数の段階に対して同一色を指定することで
    色の示すデータの数値範囲を可変設定することを特徴と
    する計測装置の表示方法。
JP25857294A 1994-10-24 1994-10-24 計測装置およびその表示方法 Pending JPH08117200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25857294A JPH08117200A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 計測装置およびその表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25857294A JPH08117200A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 計測装置およびその表示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08117200A true JPH08117200A (ja) 1996-05-14

Family

ID=17322114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25857294A Pending JPH08117200A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 計測装置およびその表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08117200A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002341858A (ja) * 2001-05-16 2002-11-29 Shimadzu Corp カラースケールバーの表示方法
JP2007286014A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Anritsu Sanki System Co Ltd 物品検査装置
WO2012140966A1 (ja) * 2011-04-15 2012-10-18 株式会社日立メディコ 生体光計測装置、生体光計測装置の作動方法、及び生体光計測データの解析表示方法
JP2016514022A (ja) * 2013-03-14 2016-05-19 パーシスト ディベロップメント コーポレーション qEEGの算出方法およびシステム
CN106405068A (zh) * 2016-04-18 2017-02-15 深圳市华科瑞科技有限公司 一种免疫测量中自动调整显示颜色的方法
JP2023504929A (ja) * 2019-12-19 2023-02-07 北京普源精電科技有限公司 表示対象色彩生成システム、方法、装置、表示デバイス及び媒体

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002341858A (ja) * 2001-05-16 2002-11-29 Shimadzu Corp カラースケールバーの表示方法
JP2007286014A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Anritsu Sanki System Co Ltd 物品検査装置
WO2012140966A1 (ja) * 2011-04-15 2012-10-18 株式会社日立メディコ 生体光計測装置、生体光計測装置の作動方法、及び生体光計測データの解析表示方法
CN103476337A (zh) * 2011-04-15 2013-12-25 株式会社日立医疗器械 生物体光测量装置、生物体光测量装置的工作方法以及生物体光测量数据的解析显示方法
JP2016514022A (ja) * 2013-03-14 2016-05-19 パーシスト ディベロップメント コーポレーション qEEGの算出方法およびシステム
CN106405068A (zh) * 2016-04-18 2017-02-15 深圳市华科瑞科技有限公司 一种免疫测量中自动调整显示颜色的方法
JP2023504929A (ja) * 2019-12-19 2023-02-07 北京普源精電科技有限公司 表示対象色彩生成システム、方法、装置、表示デバイス及び媒体
US11830109B2 (en) 2019-12-19 2023-11-28 Rigol Technologies (Beijing), Inc. Color generation system, method, and apparatus for object to be displayed, display device, and medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4649482A (en) Brain electrical activity topographical mapping
CA1332443C (en) Method and system of ecg data review and analysis
US4862359A (en) Topographical mapping of brain functionality from neuropsychological test results
US6326987B2 (en) Graphical system and method for annotating measurements and measurement results in a signal measurement system
US6054984A (en) System and method for graphically manipulating display elements in a signal measurement system
US4610259A (en) EEG signal analysis system
US6559868B2 (en) Graphically relating a magnified view to a simultaneously displayed main view in a signal measurement system
KR100257470B1 (ko) 로그 정보 채취 및 해석 장치
US4736307A (en) Microcomputer-based system for the on-line analysis and topographic display of human brain electrical activity
JPH0520771B2 (ja)
JPH08117200A (ja) 計測装置およびその表示方法
JPH11248753A (ja) 信号測定システムにおける自動測定の同時呼び出しのためのシステム及び方法
US6556202B1 (en) System for reconfiguring oscilloscope screen in freeze mode
Axenborg et al. A PC-based on-line system for physiological in vivo and in vitro experiments
CA1120597A (en) Logic state analyzer
JP3454937B2 (ja) 計測装置およびその測定結果表示方法
JP2705602B2 (ja) 脳等電位図作成装置および脳等電位変換装置
JPH08315104A (ja) 画像編集装置
JP3117799B2 (ja) ロジック波形の表示方法
JP2503533B2 (ja) 波形記録方法
JP2877075B2 (ja) 計測器制御装置および方法
JPH0829455A (ja) 波形解析装置
Williams et al. A microcomputer-aided system for the graphic reproduction of neurohistochemical maps
JP3363286B2 (ja) 記録計に表示される表示データのプロッタへの出力方法
JPS5820249Y2 (ja) 脳波計