JPH08117123A - 厨房用具等の水切り構造 - Google Patents

厨房用具等の水切り構造

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JPH08117123A
JPH08117123A JP6281320A JP28132094A JPH08117123A JP H08117123 A JPH08117123 A JP H08117123A JP 6281320 A JP6281320 A JP 6281320A JP 28132094 A JP28132094 A JP 28132094A JP H08117123 A JPH08117123 A JP H08117123A
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JP
Japan
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draining
sink
counter
shelf
draining shelf
Prior art date
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Application number
JP6281320A
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English (en)
Inventor
Kazuya Yamamoto
和也 山元
Toshinori Asai
俊紀 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シンクの前方部分から引き出し使用し、不要
の際にあっては、これを壁あるいはカウンター内に収め
入れるようにして、調理あるいは洗い処理などの支障に
ならないようにした水切り構造の提供。 【構成】 対面式流し台Eに備えられるカウンターDに
おいて、このカウンターDに、該カウンターDから前記
流し台Eの上方に略水平の向きに引出し使用できる水切
り棚Hを備え、又は、壁Fに沿って流し台Eの備えられ
ている台所において、この流し台Eの前方にある壁F
に、該流し台Eの上方に略水平の向きに引出し使用でき
る水切り棚Hを備えた水切り構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は厨房用具などの水切の
手段として台所に備えられる水切り構造の提供、特に、
台所における壁部分あるいはカウンターを利用すること
によって、引き出し使用のできる水切り棚を設けるよう
にした水切り構造の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】調理に用いられた各種厨房器具類は、通
例、これを洗って、充分に水切りをした後に、夫々収納
棚などに収納あるいは格納するようにして用いている。
又、調理などに際しては、通例シンクの周り部分などに
調理器具などが溢れ出すことが多く、乱雑に置かれた調
理器具類が円滑な、且つ手際の良い調理の妨げとなるこ
とがあった。
【0003】かかる点から、通例厨房設備内、特に、シ
ンクの周り部分である流し台の上方部分に水切り棚を備
えつけ、この水切り棚を用いて使用調理器具類の水切り
をなすようにしていた。
【0004】また、流し台の前方部分に、出窓が構成さ
れている場合にあっては、この出窓部分を利用して、こ
の出窓内に収まるように水切り棚を備えつけ、使用調理
器具類の水切りをなすようにしていた。
【0005】更に、対面式流し台などにあっては、水切
り棚を設ける空間が無いことから、多くの場合、流し台
とダイニングなどの居住空間を仕切るカウンター上に布
巾などを敷き、これを水切りの手段として、洗った使用
調理器具類を載置、水切りをなすようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通例、流し台の前方に
備えられる水切り棚は、使い勝手の都合上、シンクの前
方上部位置から、このシンク上に突き出すように構成し
てあると共に、洗った調理器具などを逐次、無理なく、
これに載置して使用する必要性から、調理者の調理時に
おける略眼の高さ位置に当該水切り棚が設けられている
ことが多く、このため、調理時にあっても、また調理器
具などの洗い処理時にあっても、この水切り棚が目障り
な存在とされていた。
【0007】かかる点から、例えば出窓部分を利用し、
この出窓の構成する空間部内に水切り棚を設けることが
試みられている。しかしながら、かかる出窓内に水切り
棚を設けた場合、この出窓が本来備えている採光機能あ
るいは眺望機能などが著しく損われることとなり、ま
た、出窓によって醸し出される厨房の意匠的特性も損な
われる難を有すると共に、出窓の容易な開閉操作に支障
をもたらし、且つ、出窓内部の容易な清掃を困難とする
などの不都合があった。
【0008】更に、対面式流し台において、カウンター
上に洗った調理器具などを並べることは、例えば、対面
者との対面状態を一時的に阻害することがあり、和やか
な会話の中断要因となったり、充分な意志疎通を妨げる
などの難を生ずる不都合にとどまらず、カウンター上が
調理器具などからの水滴によって濡れ出す不都合があっ
た。また、このように、カウンター上に洗った調理器具
などを並べた場合、当該カウンターが、本来のカウンタ
ーの備えている対面機能を損うこととなり、カウンター
としての意匠的特性が損われ、単なる置き棚としての意
匠的外観を当該ダイニングなどの居住空間にもたらす不
都合があった。
【0009】本発明は、かかる従前における水切り手段
の不都合に鑑み、取扱い易い位置に確実に設置できると
共に、取扱い時のみシンクの前方部分から引き出し使用
し、不要の際にあっては、これを壁側あるいはカウンタ
ー内に収め入れるようにして、調理あるいは洗い処理な
どの支障にならないようにした水切り構造の提供を目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る水切り構造
は、叙上の目的を達成すべく、請求項1の発明に係る水
切り構造を、対面式流し台Eに備えられるカウンターD
において、このカウンターDに、該カウンターDから前
記流し台Eの上方に略水平の向きに引出し使用できる水
切り棚Hを備えている構成としている。
【0011】次いで、請求項2の発明に係る水切り構造
を、前記請求項1の発明に係る水切り構造において、カ
ウンターDに備えられる水切り棚Hが、該カウンターD
の天板11の下面に沿って、引出し、収め入れ可能とし
た構成としている。
【0012】更に、請求項3の発明に係る水切り構造
を、壁Fに沿って流し台Eの備えられている台所におい
て、この流し台Eの前方にある壁F側から、該流し台E
の上方に略水平の向きに引出し使用できる水切り棚Hを
備えた構成としている。
【0013】又、請求項4の発明に係る水切り構造を、
前記請求項3の発明に係る水切り構造において、壁Fの
側に備えられる水切り棚Hが、出窓Gにおける甲板41
の下面に沿って、引出し、収め入れ可能とした構成とし
てある。
【0014】
【作用】対面式流し台Eに備えられる該カウンターDか
ら前記流し台Eの上方に略水平の向きに引出し使用でき
る水切り棚Hを備えていることから、カウンターDの上
面を用いることなく、随時、随意に、流し台Eの側に水
切り棚Hを引き出し使用できると共に、随時、随意に、
この水切り棚Hを、カウンターD内に収め入れ、流し台
Eの上部方にある空間を有効に用いることができる。
【0015】また、流し台Eの前方にある壁F側から、
該流し台Eの上方に略水平の向きに引出し使用できる水
切り棚Hを備えた構成としていることから、この壁Fの
側に備えられた水切り棚Hを、随時、随意に、流し台E
の側に引き出し使用できると共に、この水切り棚Hを、
随時、随意に壁Fの側、特に出窓Gの下部構成部材内に
収め入れ、流し台Eの上部方にある空間を有効に活用す
ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る典型的な各実施例につい
て詳細に説明する。図1〜図9は第1実施例に係る水切
り構造を示すものであり、図1は対面式流し台と、その
前方部に備えられたカウンター部分との要部を、縦断面
の状態で示している。図2は、カウンターDの天板11
の下方に備えられた水切り棚Hの要部を、該水切り棚H
の引出しレールの側端部の取付け部分、特に、水切り棚
Hを図1におけるようにカウンターDから引き出した状
態で、その開口部側から、水切り棚Hの収納空間の内奥
側を見た略X−X線矢視での要部断面図である。
【0017】又、図3〜図6は、カウンターDから水切
り棚Hの引き出し、及び、このカウンターDに対する当
該水切り棚Hの収め入れの状態を、図2における略Y−
Y線矢視の向きで示した要部の断面図であり、図3で
は、水切り棚Hを押し入れた状態を、図4では、これを
引き出して水切り手段として用いる状態を示している。
又、図5と図6とは、このカウンターDに対して、当該
水切り棚Hを装着又は脱装する状態を示している。
【0018】次いで、図7は、水切り棚Hの典型的な構
成例を、その一部を省略した斜視の状態で示している。
又、図8は、この水切り棚Hの引き出し手前側隅部、特
に、図7のZ部分を部分的に水平断面として示してい
る。更に、図9は、ここで構成される水切り棚Hと、こ
の水切り棚Hのガイドレール部分の各構成部品を分離
し、且つ一部を破断、省略して示している。
【0019】図10は、第2実施例に係る水切り構造、
特に、出窓Gを備えた壁Fの側に、当該水切り棚Hを備
えた水切り構造を、出窓Gの一部と、壁Fの一部と、流
し台Eの一部からなる要部を縦断面の状態で示してい
る。
【0020】先ず、図1〜図9に示す水切り構造につい
て説明する。ここで示されている水切り構造は、対面式
流し台Eと、これに備えられているカウンターDと、こ
のカウンターDから、この対面式流し台Eの上方に、略
水平の向きに水切り棚Hを引き出し使用できる構成とし
てある。
【0021】先ず、ここで用いられる流し台Eは、所謂
対面式に用い得る流し台であれば、いかなる構成のもの
であっても良く、例えば、図示例におけるように、水切
り棚Hの引出し下方にシンク21を備えた構成であって
も、また、このシンク21の側方にある流し台Eの天板
面上に水切り棚Hの引き出し部分が構成される流し台E
としてあっても良い。また、このシンク21の直上部分
を除く、当該シンク21の上方に、当該水切り棚Hを引
き出し可能に備えた流し台Eとして構成してあっても良
い。
【0022】ここで示されている流し台Eにあっては、
シンク21の上縁21aをワークトップの面からカウン
ターDの側面に沿って起立し、この上縁21aの立上り
縁を覆うように、水切り化粧材12を設け、水受け板5
1から流下する水を受ける構成としてある。尚、シンク
21と、カウンターDとの間に給水、給油管23などの
配管スペースを設け、水栓22などの流し台Eに必要と
される各装置を当該流し台Eに備えさせる。
【0023】ここで用いられたカウンターDは、単にカ
ウンタートップとしての天板11を備えた比較的シンプ
ルな構成よりなるものであるが、例えば、流し台Eに向
き合ったカウンターDの側に、前記天板11との間に所
要の空間を設けて食卓用のテーブル天板を一体に設けて
あっても良い。又、カウンタートップとしての天板11
が、当該カウンターDにおける幅寸法に略一致する幅寸
法、即ち、ダイニングルームなどの側に天板11が突き
出さない構成としてあっても良い。
【0024】ここで構成されるカウンターDは縦枠材1
3に対して水平向きの各支持枠材14を組み付けると共
に、構成される各枠材14上にカウンタートップとして
の天板11を取り付け、更に、その周側を各化粧板1
5、15で覆うと共に、天板11の突き出し部分の下面
の開口部分を化粧板16を用いて塞いだ構成としてあ
る。
【0025】ここでカウンターDに取り付けられる天板
11は、両側縁又は、周側縁を下方に向けて屈曲するよ
うに構成した化粧鍔11a、11aとした天板11、例
えば人造大理石などの適宜の素材を用いて、その両側縁
又は四周にある各側縁を一様に下方に折り曲げ状に構成
することによって、これを化粧鍔11aとし、この化粧
鍔11a、11a間、又は、この化粧鍔11aによって
囲まれている部分に、追って説明する水切り棚Hの取り
付け空間Mを設けるようにしてある。
【0026】次いで、水切り棚Hを備え付ける部分にあ
る該天板11における前記化粧鍔11aを取り除き、こ
の化粧鍔11aのカット部分から水切り棚Hが出し入れ
できるように該天板11の下面に沿って当該水切り棚H
を備えつけるようになす。
【0027】ここで、天板11の下面に沿うように備え
つけられる水切り手段は、水切り棚Hと、この水切り棚
Hを出没自在にカウンターDに備えつけるガイドレール
52と、この水切り棚Hから落下する付着水滴を受け
て、これを流し台Eの側に流し出す水受け板51とによ
って構成してある。
【0028】ここで用いられている水切り棚Hとして
は、例えば、両側に配された外向きに開き出しているコ
字状断面の受けレール60と、この受けレール60、6
0間に横架状に組み付けられる水切りバー61、61…
と、この各水切りバー61、61…を前記受けレール6
0に取り付ける為のL字状断面をなす受けフレーム6
2、及び、この受けフレーム62上にあって、前記水切
りバー61を上、下から挟み込んで、この水切りバー6
1を安定に前記受けレール60に取りつける保持部材6
3、63と、これらの各部材の組付けによって構成され
る水切り棚Hの前面にあって、この水切り棚Hを引き出
し、押し入れる手段としての把手部材64とによって構
成してある。
【0029】先ず、コ字状断面の受けレール60は、そ
の前端に取り付け片60aを略直角に屈曲した状態で備
えており、把手部材64の把手本体枠材64Aのコ字状
チャンネル材の内側に添装ビス着される構成としてある
と共に、その後端にスライダー65を設けてある。この
スライダー65は、前記ガイドレール52との当該水切
り棚Hの摺動状態での取り付けに用いられるものであ
り、比較的耐摩耗性があり、しかも摩擦抵抗の少ないプ
ラスチック駒などを用いることが好ましい。又、当該受
けレール60は、これをガイドレール52に沿って引き
出した際に、その引き出し位置を規制するストッパー片
60bを、該受けレール60の上面板部60dの一部を
切欠き部60cとし、この切欠き部60cの側端に、こ
の上面板部60dから、該受けレール60のコ字状部内
に突き出すように屈曲して設けている。
【0030】かかる受けレール60、60の夫々の背
面、即ち、垂直板部60e、60eに対して前記受けフ
レーム62を、この受けフレーム62の下部片62aが
略水平となるように、その上部片62bを該垂直板部6
0eに対して密着してビス66により止着する。次い
で、この受けフレーム62における下部片62a上に保
持部材63の下部側保持部材63Aを備えさせると共
に、これにパイプ状の水切りバー61、61…を組み付
け、更に、この水切りバー61、61…上から、上部側
保持部材63Bを前記下部側保持部材63Aに接合する
ように配し、これら、即ち受けフレーム62と保持部材
63と水切りバー61とを、例えばボルト67、ナット
68を用いて一体に止着している。尚、ここで用いられ
る保持部材63は、パイプ状の水切りバー61の収め入
れられる半縁状の凹欠部63a、63a…を、夫々の対
向する側に備えて構成されていると共に、前記ビス66
の収まる凹溝63bを備えた構成としてあり、例えば、
耐衝撃性の大きいプラスチック材などを用いて構成す
る。
【0031】次いで、把手部材64は、前記受けレール
60、60の前面部分にあって、取り付け片60a、6
0aによって止着されている把手本体枠材64Aと、こ
の受けレール60、60に取り付けられた該把手本体枠
材64Aにおける当該水切り側に開口している部分を塞
ぐ内側化粧材64Bと、把手本体枠材64Aの外側に対
して被嵌状に装着される化粧把手材60Cと、この化粧
把手材60Cにおける両側の開口部分を塞ぐ化粧キャッ
プ64Dとで構成してある。
【0032】先ず、前記受けレール60の取り付け側に
略コ字状に開口している把手本体枠材64Aに対して、
その開口側を向き合わせて内側化粧材64Bを該把手本
体枠材64Aの上部側に偏らせて嵌め入れると共に、こ
れを、該把手本体枠材64Aの上側からビスを挿通する
ことで止着し、次いで、この把手本体枠材64Aの上面
を覆う上面板部64Caと前面を覆う前面板部64Cb
と、更に下面を覆う突き出し板部64Ccと、この下面
から把手本体枠材64Aの内側部分、特に、前記内側化
粧材64B部分に延びる立上り板部64Cdと、さら
に、前記上面板部64Caから下方に突き出す係合突縁
64Ce部分とを備えた化粧把手材64Cを、前記把手
本体枠64Aに被嵌し、且つ、これを、該把手本体枠材
64A及び内側化粧材64Cに対してビスなどによって
止着する。尚、この化粧把手材64Cは、例えばアルミ
の押し出し型材などによって構成する。次いで、この化
粧把手材64Cにおける両側の開口部分64Cfに対
し、略この開口部分64Cfの形状に一致した形状の嵌
め込み凸部64Daを備えた化粧キャップ64Dを、該
開口部分64Cfに嵌めつけると共に、これをビスなど
を用いて、この化粧把手部材64Cに対して止着するこ
とによって、水切り棚Hにおける把手部分を構成してい
る。
【0033】尚、叙上における水切り棚Hの各構成部
材、特に、受けレール60、水切りバー61、受けフレ
ーム62、把手部材64などをステンレス材などの錆び
難く、しかも充分な耐荷重強度を備えた部材で構成す
る。
【0034】次いで、この水切り棚Hを摺動自在に保持
するガイドレール52について説明する。このガイドレ
ール52は、前記で構成される水切り棚Hを案内するも
のであって、前記水切り棚Hにおける受けレール60に
向き合う側に開口されている略コ字状の断面をなす構成
としてあり、その前端部分の下部側に案内輪53を備え
ていると共に、この案内輪53上にある前記ガイドレー
ル52における上面板部52aの前端にストッパー部材
54を設けてある。
【0035】尚、ここで、ガイドレール52に設けられ
る案内輪53は、この案内輪53と、前記ストッパー部
材54との間から、前記水切り棚Hにおけるスライダー
65が抜き出し得る間隔を、当該ストッパー部材54と
の間に生ずる位置に設けてあり、この実施例にあって
は、垂直板部52cの前端部分を下方に垂下状に設け、
これに該案内輪53をガイドレール52における下部案
内面としての下面板部52bよりも、僅かに該案内輪5
3の上部側が上方に突き出す構成としている。
【0036】尚、前記の水切り棚Hに備えられるスライ
ダー65は、前記の受けレール60の後端側、特に、こ
の受けレール60における上面板部60dの第2の切欠
き部60f部分にあって、その下面板部60gと、垂直
板部60eとの後端側を塞ぐように取りつけられてお
り、その一部が、この下面板部60gから下方に突き出
す構成としてあり、受けレール60が、ガイドレール5
2における下面板部52bに直接、接触しない構成とし
てある。
【0037】また、前記ガイドレール52におけるスト
ッパー部材54は、その下面が、該ガイドレール52の
上面板部52aの下面と面一の状態に設けられていると
共に、この上面板部52aから上方に隆起し、且つ、こ
の上面板部52aの先端から前方に突き出すように設け
てある。
【0038】かかる構成からなる水切り棚Hを、ガイド
レール52に組み付ける。このガイドレール52に対す
る水切り棚Hの組み付けは、水切り棚Hにおける受けレ
ール60の下面板部60gにある前記スライダー65
を、該ガイドレール52における下面板部52b上に沿
わせるようになすと共に、受けレール60における上面
板部60dを、このガイドレール52におけるストッパ
ー部材54上から、該ガイドレール52の上面板部52
a上に沿うように挿し入れる。
【0039】かかる水切り棚Hのガイドレール52に対
する取り付けによって、この水切り棚Hは、ガイドレー
ル52における下面板部52bによって支承された状
態、特に、案内輪53上にあって、水切り棚Hのスライ
ダー65が、ガイドレール52における下面板部52b
上を摺るように支承される。
【0040】次いで、この水切り棚Hを、最大限に引き
出した際に、例えば、図4において示されるように、ガ
イドレール52におけるストッパー部材54に対して、
水切り棚Hのストッパー片60bが係当し、水切り棚H
がカウンターDから不用意に抜け出すのを防止する構成
としてある。また、このように抜き出された水切り棚H
にあっては、この水切り棚Hにおけるスライダー65
が、ガイドレール52における上面板部52aの下面側
に摺接されることとなり、この水切り棚Hに調理器具類
を置いた際にも、この水切り棚Hの先端側が、下方に大
きく傾くことがない。
【0041】かかる水切り棚Hを、カウンターDから取
り外す場合にあっては、例えば、図5に示すように、一
旦、この水切り棚Hの先端側を上方に向けて持ち上げた
状態とし、これによって、前記のストッパー部材54に
対する該水切り棚Hにおけるストッパー片60bの係合
を解き、この状態で、図6に示すように当該水切り棚H
を前方に引き出す。
【0042】又、逆に、水切り棚Hを、カウンターDに
装着する場合にあっては、当該水切り棚Hにおける受け
レール60におけるスライダー65を、ガイドレール5
2における案内輪53上から、このガイドレール52に
おける上面板部52aと下面板部52bとの間に、前記
上面板部60dにおける切欠き部60fを利用して挿し
入れると共に、図5に示すように、この水切り棚Hの前
端側を上方に持ち上げ、これによって、水切り棚Hにお
けるストッパー片60bが、ガイドレール52における
ストッパー部材54上を通り抜けるようになした後、こ
の水切り棚Hを図4に示すように下方に降し、更に、図
3に示すようにカウンターDの内奥側に押し入れるよう
にして取り付ける。
【0043】尚、この水切り棚Hの備えられるカウンタ
ーDにおける空間Mは、この水切り棚Hを当該空間M内
に収め入れた際に、この水切り棚Hから落下する水滴を
受ける水受け板51を、この空間Mの下面に沿うように
設けている。ここで用いられる水受け板51は、空間M
の内奥側から、その出口側に向けて漸次下り勾配に構成
してあると共に、その内奥側と、その両側部分とが夫々
起立板部51b、51cとしてあると共に、前端側が、
下方に向けて段差状に垂設された化粧板部51aとして
ある。
【0044】かかる構成よりなる水受け板51を、前記
空間M内に備え、且つ、この水受け板51で構成される
空間、特に、その両側にある起立板部51c、51cに
沿って、前記のガイドレール52、52をビスなどによ
って、カウンターDを構成している各下地材、あるいは
天板11などに対して止着し、水切り棚Hの組み付け空
間Mを構成する。かくして構成された組み付け空間Mに
対して前記で構成された水切り棚Hを、前記の手法で組
み付け、これを抜き差し可能とする。
【0045】尚、前記実施例にあっては、この水切り棚
Hを当該空間M内に押し入れた際に、この水切り棚Hに
おける把手部材64と、前記水受け板51における化粧
板部51aとの間に、この水切り棚Hを抜き差しするた
めの手指の挿入間隙を構成してあるが、この挿入間隙を
無くし、この把手部材64が、空間Mの前面部分を完全
に塞ぐ構成とし、且つ、この把手部材64自体に、適宜
の、例えばノブなどを設けるようにしてあっても良い。
【0046】尚、叙上において構成されるカウンターD
に備えられる水切り構造は、このカウンターDの天板1
1の下面に沿って備えられる構成としてあるが、この天
板11と離れた位置、例えば、天板11より下方にある
カウンターD部分に備えられていても良い。また、この
カウンターDに備えられる水切り棚Hは、この図示例に
あっては、カウンターD内に略収まる構成としてある
が、その先端側、即ち、把手部材64の側が、このカウ
ンターDから若干突き出している構成としてあっても良
い。
【0047】次いで、図10に示す水切り構造について
説明する。この図10に示される厨房設備としての水切
り構造は、壁Fに沿って、流し台Eの備えられている厨
房にあって、この流し台Eの前方にある壁Fの側から、
流し台Eの上方に略水平の向きに引き出し使用できる水
切り棚Hを設けたものである。
【0048】この厨房に備えられる水切り棚Hは、この
厨房を構成する壁Fの側に備えられており、この壁Fの
みを利用して収納されていても良く、また、図示例にお
けるように、この壁Fと、この壁Fに連続して構成され
ている出窓G、特に、この出窓Gの甲板41の下面に沿
って設けられていても良い。
【0049】この図10に示す水切り構造は、出し入れ
自在に備えられる水切り棚Hを、壁Fの側に設けた以外
の構成を前記図1〜図9に示した水切り構造と同一の構
成としている。従って、前記図1〜図9に示した水切り
構造と同一、又は実質的に同一の構成部分については同
一の番号を付して、その説明を省略する。
【0050】ここで構成される水切り棚Hの取り付け空
間Mは、壁Fと、この壁Fから出窓Gの甲板41の下面
に沿って構成されており、この空間Mに対して水切り棚
Hを抜き差し可能に備えつけている。
【0051】ここで構成されている壁Fは、流し台Eを
構成している上部支持枠材24を巻き込むようにしたシ
ンク21における立上り上縁21aをラス仕上げのモル
タル30の面に沿わせると共に、この上縁21aを覆う
ように化粧タイル31を、出窓Gの甲板41の下面、特
に、この場合にあっては、甲板41の下面に沿って設け
られた空間Mの開口縁部分まで貼着してある。
【0052】尚、図に示す壁Fは、出窓Gを備えた構成
としてあり、32は間柱を、33はラス下地材を、34
はラスを示しており、壁Fの立上り上端部分に窓台42
を設けてある。尚、43は出窓Gを構成する力板を、4
4は腕木を、45は根太を、46は敷居受けを示し、4
7はこの引戸48の敷居を、49は水切り材を示してお
り、この出窓Gの上面に出窓甲板41を備えさせてあ
る。
【0053】かかる構成からなる壁Fと、出窓Gとに亘
って、特に、出窓甲板41の下面に沿うように、壁Fの
側から出窓Gにおける敷居48又は敷居受け46の側に
向けて空間Mを構成する。ここで構成される空間Mは、
前記カウンターDにおいて構成された空間Mと略同様の
水受け板51を備え、この水受け板51の両側にある起
立板部51b、51bに沿って、前記図1〜図9に示す
実施例と同様のガイドレール52を取りつけて構成して
ある。
【0054】かくして構成される空間Mに対し、前記図
1〜図9で示されたと同様の構成からなる水切り棚H
を、前記と同一の手法で組み付けることによって調理器
具類の水切り手段を構成する。かくして構成された水切
り手段にあっては、この壁Fの側に備えられた水切り棚
Hを、前記と同一の手法で、流し台Eの上方に向けて引
き出し使用できると共に、これを、当該空間M内に随時
収め入れの状態に格納することができる。
【0055】尚、叙上の実施例にあっては、壁Fに出窓
Gが備えられており、この壁Fと出窓Gとを利用するこ
とで水切り棚Hの収納空間Mを構成しているが、かかる
出窓Gが、無い場合にあっては、流し台Eの前方にある
壁F部分のみを用いて、この水切り棚Hの収納空間Mを
構成してあっても良い。また、この場合にあっては、壁
Fの前方側に、水切り棚Hの先端側が一部突き出した状
態で、空間M内に当該水切り棚Hを組み付ける構成とし
てあっても良い。また、この場合にあっては、壁Fの前
面側に、水切り棚Hの一部が収まるための空間Mを構成
するための部材を取り付けるようにしてあっても良い。
【0056】尚、叙上の各実施例において構成される水
切り棚Hは、これを流し台Eの前方に設けてあれば、い
かなる部分に設けてあっても良く、又、2箇所以上に分
けて設けてあっても良い。特に、カウンターDの天板1
1と水栓22との間の間隔が狭い場合、あるいは出窓甲
板41と水栓22との間の間隔が狭い場合などにあって
は、水栓の取扱い上、この水栓22の側方部分に、当該
水切り棚Hを設けるのが好ましい。
【0057】
【発明の効果】本発明は叙上における特徴ある構成、特
に、対面式流し台Eに備えられる該カウンターDから前
記流し台Eの上方に略水平の向きに引出し使用できる水
切り棚Hを備えて構成したことから、カウンターDの上
面を用いることなく、随時、随意に、流し台Eの側に水
切り棚Hを引き出し使用できると共に、随時、随意に、
この水切り棚Hを、カウンターD内に収め入れ、流し台
Eの上部方にある空間を有効に用いることができる特長
を有し、この結果、カウンターD上にこうした洗いたて
の調理器具が並べられることがなく、対面者との対面状
態が妨げられるなどの不都合がなく、対面者との和やか
な会話が中断されたり、充分な意志疎通が妨げられるな
どの難を生ずることがない特長を有し、更に、カウンタ
ー上が調理器具などからの水滴によって汚される不都合
がない。
【0058】また、流し台Eの前方にある壁Fに、該流
し台Eの上方に略水平の向きに引出し使用できる水切り
棚Hを備えた構成としていることから、この壁Fに備え
られた水切り棚Hを、随時、随意に、流し台Eの側に引
き出し使用できると共に、この水切り棚Hを、随時、随
意に壁Fの側、特に出窓Gの下部構成部材内に収め入
れ、流し台Eの上部方にある空間を有効に活用すること
ができ、調理時にあっても、また調理器具などの洗い処
理時にあっても、この水切り棚が目障りな存在とされて
いることがなく、また、出窓の採光機能あるいは眺望機
能などを損ねることがなく、特に、出窓の容易な開閉操
作を可能とし、しかも出窓内部の容易な清掃をなすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る水切り構造の要部断面図
【図2】水切り棚を引き出した状態での空間Mの出口側
の要部断面図
【図3】水切り棚の操作状態を示す同要部断面図
【図4】水切り棚の操作状態を示す同要部断面図
【図5】水切り棚の操作状態を示す同要部断面図
【図6】水切り棚の操作状態を示す同要部断面図
【図7】水切り棚の斜視図
【図8】水切り棚の前端側隅部の要部断面図
【図9】水切り棚の構成部品の分離斜視図
【図10】第2実施例に係る水切り構造の要部断面図
【符号の説明】
11 天板 41 甲板 D カウンター E 流し台 F 壁 G 出窓 H 水切り棚 M 空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対面式流し台に備えられるカウンターに
    おいて、このカウンターに、該カウンターから前記流し
    台の上方に略水平の向きに引出し使用できる水切り棚を
    備えてなることを特徴とする厨房用具等の水切り構造。
  2. 【請求項2】 カウンターに備えられる水切り棚が、該
    カウンターの天板の下面に沿って、引出し、収め入れ可
    能としてあることを特徴とする請求項2記載の厨房用具
    等の水切り構造。
  3. 【請求項3】 壁に沿って流し台の備えられている台所
    において、この流し台の前方にある壁側から、該流し台
    の上方に略水平の向きに引出し使用できる水切り棚を備
    えてなることを特徴とする厨房用具等の水切り構造。
  4. 【請求項4】 壁側に備えられる水切り棚が、出窓にお
    ける甲板の下面に沿って、引出し、収め入れ可能として
    あることを特徴とする請求項3記載の厨房用具等の水切
    り構造。
JP6281320A 1994-10-20 1994-10-20 厨房用具等の水切り構造 Pending JPH08117123A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008068A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Takara Standard Co Ltd ハンガー
JP2017508122A (ja) * 2015-01-07 2017-03-23 ハイセンス ロンシェン(グァンドン) リフリジレイター カンパニー リミテッドHisense Ronshen (Guangdong) Refrigerator Co., Ltd 冷蔵庫

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008068A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Takara Standard Co Ltd ハンガー
JP2017508122A (ja) * 2015-01-07 2017-03-23 ハイセンス ロンシェン(グァンドン) リフリジレイター カンパニー リミテッドHisense Ronshen (Guangdong) Refrigerator Co., Ltd 冷蔵庫
US10317125B2 (en) 2015-01-07 2019-06-11 Hisense Ronshen (Guangdong) Refrigerator Co., Ltd. Refrigerator

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