JPH08116274A - データ圧縮伸長システムおよびディスクアレイ装置 - Google Patents

データ圧縮伸長システムおよびディスクアレイ装置

Info

Publication number
JPH08116274A
JPH08116274A JP6252210A JP25221094A JPH08116274A JP H08116274 A JPH08116274 A JP H08116274A JP 6252210 A JP6252210 A JP 6252210A JP 25221094 A JP25221094 A JP 25221094A JP H08116274 A JPH08116274 A JP H08116274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
code
error detection
compressed data
compressed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6252210A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Nakajima
正 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP6252210A priority Critical patent/JPH08116274A/ja
Publication of JPH08116274A publication Critical patent/JPH08116274A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮後のデータの正常性と伸長後のデータの
正常性の双方を容易に検査することのできるデータ圧縮
伸長システムを提供する。 【構成】 原データCRC符号生成部16は圧縮前のデ
ータについてのCRC符号を生成する。圧縮処理部17
はデータの圧縮を行い、これにダミー符号を付加した後
のデータについてのCRC符号の値が圧縮前のデータに
ついてのCR符号の値と一致するようにその値の設定さ
れたダミー符号を生成する。ダミー符号とCRC符号と
圧縮データをペアにしてディスク装置12に格納す
る。。圧縮データの正常性は、ダミー符号の付加された
圧縮データについて生成されたCRC符号と圧縮前のデ
ータについてのCRC符号の比較によって検査される。
また、伸長後のデータの正常性は伸長後のデータについ
て生成されたCRC符号と圧縮前のデータについてのC
RC符号の値の比較によって検査される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ圧縮伸長装置に係
わり、特に誤り検出機能を備えたデータ圧縮伸長装置お
よびこれを用いたディスクアレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディジタルデータの伝送や、
記憶を行う装置では、受信したデータの正常性や、記憶
装置から読み出したデータの正常性を検査することが行
われている。一般には、データの正常性を検査するため
に、伝送あるいは記憶されるデータに、その誤りを検出
するための誤り検出符号を付加することが行われてい
る。誤り検出符号としては、CRC(巡回冗長符号)符
号やECC(誤り訂正符号)符号が多く使用されてい
る。
【0003】たとえば、特開昭64−29060号公報
には、画像データを圧縮した後、圧縮後のデータにCR
C符号を付加して送信するファクシミリ装置が開示され
ている。また、特開平2−94995号公報には、監視
対象の前回の状態と今回の状態の変化部分だけを表わし
たデータにCRC符号を付加して主監視装置に送信する
ことによって、送信されるデータ量を減らした遠方監視
システムが開示されている。これらの装置では、データ
量の削減された圧縮データにCRC符号を付加して送信
し、受信側で伝送路において圧縮データに生じた誤りを
検出するようになっている。
【0004】また、圧縮前のデータについてCRC符号
を生成し、これを付加した後のデータ全体を圧縮して格
納するようにしたディスク装置が、特開平4−5725
6号公報に開示されている。この装置ではCRC符号に
よって、圧縮伸長におけるデータの誤りとディスク装置
での格納中に生じたデータの誤りの双方を検出すること
ができるようになっている。さらに、このディスク装置
では、圧縮したデータの伸長処理をディスク装置への格
納と並行して行い、伸長後のデータについて再度CRC
符号を生成している。そして、圧縮前のデータについて
先に生成したCRC符号と、伸長後のデータについて生
成したCRC符号との比較を行うことで、圧縮伸長回路
の正常性をデータの格納時にリアルタイムで判定できる
ようになっている。
【0005】このほか、圧縮データの正常性の検査をデ
ータを圧縮した時点で行うようにしたイメージデータ圧
縮装置が特開昭62−159978号公報に開示されて
いる。この装置では、MH符号化方式でイメージデータ
を符号化して圧縮している。そして、イメージデータを
1ラインごと符号化しこれをすぐに復号化してイメージ
データに戻し、その1ラインの長さが元の長さに等しい
かどうかを検査している。
【0006】また、いわゆるループバックによって符号
化回路および復号化回路の正常性を確認するようにした
ディジタル記録・再生装置が特開昭62−252580
号公報に開示されている。この装置では、予め定められ
たテストパターンを符号化回路によって符号化した後、
これを復号化回路によって復号化している。その後復号
化されたパターンが、予め定められたパターンと一致し
ているかどうかを調べることによって、符号化および復
号化回路の正常性を検査するようになっている。
【0007】さらに、読み出し時点で、ディスク装置の
伸長回路の正常性を確認するようにしたディスク装置も
ある。これは、ディスク装置に格納された圧縮データを
読み出して伸長した後、これをすぐに再圧縮するように
なっている。そして、再圧縮したデータと読み出した伸
長前の圧縮データとの一致を調べることによって、伸長
回路の正常性を確認するようになっている。
【0008】ところで、データの入出力に高速性が求め
られるディスク装置では、複数のディスク装置を並列に
動作させ、記憶すべきデータをこれらに分散して格納す
ることが行われている。このようなディスク装置は、デ
ィスクアレイ装置と呼ばれている。ディスクアレイ装置
においても、記憶領域の有効利用を図るためにデータを
圧縮して格納することが多く行われている。通常は、圧
縮前のサイズでデータを均等に複数のディスク装置に割
り振り、割り振られたデータをそれぞれ圧縮してこれに
CRC符号を付加し、各ディスク装置に格納するように
なっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】データを圧縮してディ
スク装置に格納する場合には、圧縮されて記憶されたデ
ータの正常性および圧縮伸長回路の正常性の双方が保た
れて初めて、伸長後のデータの正常性を確保することが
できる。しかし、特開昭62−252580号公報に開
示されているような、予め定められたテストパターンに
よって圧縮伸長回路の検査を行う装置の場合には、実際
のデータの圧縮伸長時に、たとえば外来のノイズによっ
て生じた圧縮伸長回路の誤動作を検出することができな
いという問題がある。また、特開昭62−159978
号公報に開示されているイメージデータ圧縮装置では、
1ラインの長さを基準に圧縮伸長回路の正常性を判定し
ているので、その検査能力が比較的低いという問題があ
る。すなわち、データに誤りが生じていても、復号化し
た1ラインの長さが、符号化前の1ラインの長さに一致
してしまうことがある。
【0010】一方、特開平4−57256号公報に開示
されているディスク装置では、圧縮前のデータについて
のCRC符号の値と、伸長後のデータについて生成した
CRC符号の値を比較することによって、データの正常
性を検査している。最終的に必要となる伸長後のデータ
について正常性を検査しているので、圧縮伸長過程ある
いはディスク装置内での保存中に生じた異常の双方を検
出することができる。また、CRC符号を用いているこ
とからその検査能力も高い。しかしながら、画像データ
を圧縮するような場合には、画像データの縦あるいは横
の関連性を利用して圧縮を行うことが多い。たとえば、
ファクシミリの分野で標準化されているMR(モディフ
ァイド・リード)符号化方式などは画像データの縦横の
関連性を共に利用してデータの圧縮を行うようになって
いる。したがって、データにCRC符号を付加した後に
圧縮を行うと、CRC符号によって画像の縦横の関連性
が崩れ、その圧縮効率が低下するという問題がある。
【0011】また、圧縮時に圧縮後のデータをすぐに伸
長して、圧縮回路の正常性を確認する装置や、伸長時
に、伸長後のデータを再圧縮して、伸長回路の正常性を
確認する装置では、圧縮と伸長の双方の処理を行う必要
があり、処理速度や装置のコスト面で問題があった。
【0012】さらに従来から使用されているディスクア
レイ装置では、圧縮前のデータ量を基準にデータを分割
して圧縮し、これにCRC符号を付加して各ディスク装
置に分散格納されるようになっている。圧縮前のデータ
量が同一であっても、圧縮後のデータ量は一様ではな
い。したがって、圧縮データを格納するためのセクタ数
が各ディスク装置によって異なってしまう。このため、
並列動作させたそれぞれのディスク装置の処理時間に差
が生じ、圧縮後のデータを平均的に分散した場合に比べ
ると全体としての処理時間が長くなってしまうという問
題がある。また、圧縮後のデータが2以上のブロックに
跨がって格納される場合でも、これに対して1つのCR
C符号が付加されるので、データの正常性の検査をブロ
ック単位に行うことができず処理が複雑になってしまう
という問題がある。
【0013】そこで本発明の目的は、圧縮効率を低下さ
せることなく、圧縮データの正常性と圧縮伸長回路の正
常性の双方を検査できるデータ圧縮伸長システムおよび
これを利用したディスクアレイ装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、圧縮すべきデータを入力する入力手段と、この入力
手段から入力されたデータについて誤り検出符号を生成
する第1の誤り検出符号生成手段と、入力手段から入力
されたデータを圧縮してデータ量の削減された圧縮デー
タを生成するデータ圧縮手段と、このデータ圧縮手段に
よって圧縮された後のデータに付加するダミー符号であ
ってこれを圧縮データに付加した後のデータについての
誤り検出符号の値が第1の誤り検出符号生成手段によっ
て生成された誤り検出符号の値と一致するようにその値
の選ばれたダミー符号を出力するダミー符号出力手段
と、このダミー符号と第1の誤り検出符号生成手段によ
って生成された誤り検出符号とを圧縮データに付加した
データを出力する圧縮データ出力手段とを有するデータ
圧縮装置と、このデータ圧縮装置によって出力されたダ
ミー符号と誤り検出符号の付加された圧縮データを入力
する圧縮データ入力手段と、この圧縮データ入力手段か
ら入力された圧縮データにダミー符号の付加されたデー
タ部分について誤り検出符号を生成する圧縮データ誤り
検出符号生成手段と、この圧縮データ誤り検出符号生成
手段によって生成された誤り検出符号と圧縮データ入力
手段から入力された誤り検出符号とを比較する第1の比
較手段と、圧縮データを伸長するデータ伸長手段と、こ
のデータ伸長手段によって伸長された後のデータについ
て誤り検出符号を生成する伸長データ誤り検出符号生成
手段と、この伸長データ誤り検出符号生成手段によって
生成された誤り検出符号と圧縮データ入力手段から入力
された誤り検出符号とを比較する第2の比較手段と、第
1の比較手段とこの第2の比較手段の比較結果の双方が
比較の対象となった誤り検出符号の値の一致を表わして
いるときデータ伸長手段によって伸長された後のデータ
を出力し、第1の比較手段と第2の比較手段の比較結果
のうち少なくとも一方が比較の対象となった誤り検出符
号の値の不一致を表わしているとき所定のエラー情報を
出力する伸長データ出力手段とを有するデータ伸長装置
とをデータ圧縮伸長システムに具備させている。
【0015】すなわち請求項1記載の発明では、圧縮さ
れる前のデータについての誤り検出符号を生成し、圧縮
後のデータにダミー符号を付加した後のデータについて
の誤り検出符号の値が圧縮前のデータについての誤り検
出符号の値と一致するようにダミー符号の値を設定して
いる。そして圧縮後のデータにダミー符号と誤り検出符
号とを付加したデータを一組の圧縮データとしてデータ
圧縮装置から出力するようにしている。また、データ伸
長装置では、データ圧縮装置によって出力された一組の
データのうち、ダミー符号の付加された圧縮データにつ
いての誤り検出符号を生成している。これとデータ圧縮
装置で生成された誤り検出符号とを比較することで、圧
縮データについての正常性を検査している。また、圧縮
データを伸長した後のデータについての誤り検出符号を
生成し、これとデータ圧縮装置で生成された誤り検出符
号とを比較することで、伸長後のデータについての正常
性を検査している。このように、圧縮前のデータについ
ての誤り検出符号を用いて圧縮データの正常性と伸長後
のデータの正常性の双方を検査している。
【0016】請求項2記載の発明では、圧縮すべきデー
タを入力する入力手段と、この入力手段から入力された
データを圧縮してデータ量の削減された圧縮データを順
次出力するデータ圧縮手段と、このデータ圧縮手段から
順次出力される圧縮データのデータ量を計数しこれを所
定量ごとの単位圧縮データに順次分割する圧縮データ分
割手段と、この圧縮データ分割手段によって圧縮データ
が単位圧縮データに分割されるごとにこの単位圧縮デー
タに対応する圧縮される前のデータ部分について誤り検
出符号を生成する第1の誤り検出符号生成手段と、この
第1の誤り検出符号生成手段によって誤り検出符号が生
成されるごとに単位圧縮データに付加するダミー符号で
あってこれを付加した後のデータについての誤り検出符
号の値が第1の誤り検出符号生成手段によって生成され
た誤り検出符号の値と一致するようにその値の選ばれた
ダミー符号を生成するダミー符号生成手段と、このダミ
ー符号生成手段によってダミー符号が生成されるごとに
これと第1の誤り検出符号生成手段によって生成された
誤り検出符号とを対応する単位圧縮データに付加して出
力する圧縮データ出力手段とを有するデータ圧縮装置
と、このデータ圧縮装置によって出力されたダミー符号
と誤り検出符号の付加された単位圧縮データを入力する
圧縮データ入力手段と、この圧縮データ入力手段から入
力された単位圧縮データにダミー符号の付加されたデー
タ部分について誤り検出符号を生成する圧縮データ誤り
検出符号生成手段と、この圧縮データ誤り検出符号生成
手段によって生成された誤り検出符号と圧縮データ入力
手段から入力された誤り検出符号とを比較する第1の比
較手段と、圧縮データを伸長するデータ伸長手段と、こ
のデータ伸長手段によって伸長された後のデータについ
て誤り検出符号を生成する伸長データ誤り検出符号生成
手段と、この伸長データ誤り検出符号生成手段によって
生成された誤り検出符号と圧縮データ入力手段から入力
された誤り検出符号とを比較する第2の比較手段と、第
1の比較手段とこの第2の比較手段の比較結果の双方が
比較の対象となった誤り検出符号の値の一致を表わして
いるときデータ伸長手段によって伸長された後のデータ
を出力し、第1の比較手段と第2の比較手段の比較結果
のうち少なくとも一方が比較の対象となっった誤り検出
符号の値の不一致を表わしているとき所定のエラー情報
を出力する伸長データ出力手段とを有するデータ伸長装
置とをデータ圧縮伸長システムに具備させている。
【0017】すなわち請求項2記載の発明では、圧縮デ
ータを所定量ごとに分割し、これにダミー符号と誤り検
出符号を付加したデータ量が一定になるようにしてい
る。これにより、たとえば、そのアクセス単位が固定長
のディスク装置や、一定のデータ量ごとにフレーム構成
してデータを伝送する伝送装置に適したデータ圧縮伸長
システムを得ている。
【0018】請求項3記載の発明では、固定長のブロッ
クを単位にデータを格納する複数のディスク装置と、デ
ータの書込命令および書き込むべきデータを入力する書
込データ入力手段と、この書込データ入力手段から入力
されたデータを圧縮してデータ量の削減された圧縮デー
タを順次出力するデータ圧縮手段と、このデータ圧縮手
段から順次出力される圧縮データのデータ量を計数し固
定長のブロックのサイズからそれぞれ予め定められた長
さのダミー符号と誤り検出符号とを差引いた後のデータ
量ごとの単位圧縮データに圧縮データを順次分割する圧
縮データ分割手段と、この圧縮データ分割手段によって
圧縮データが単位圧縮データに分割されるごとにこの単
位圧縮データに対応する圧縮される前のデータ部分につ
いて誤り検出符号を生成する第1の誤り検出符号生成手
段と、この第1の誤り検出符号生成手段によって誤り検
出符号が生成されるごとにこの値と単位圧縮データにダ
ミー符号を付加した後のデータについての誤り検出符号
の値とが一致するようにその値の選ばれたダミー符号を
生成するダミー符号生成手段と、このダミー符号生成手
段によってダミー符号が生成されるごとにこれと第1の
誤り検出符号生成手段によって生成された誤り検出符号
とを対応する単位圧縮データに付加したデータを所定の
ディスク装置の1つのブロックに格納するデータ格納手
段と、このデータ格納手段によってディスク装置の1つ
のブロックにデータが格納されたときダミー符号と誤り
検出符号の付加された単位圧縮データを次に格納すべき
ディスク装置を複数のディスク装置が巡回的に選択され
るように切り換える巡回切換手段と、データの読出命令
を入力する読出命令入力手段と、この読出命令入力手段
からデータの読出命令が入力されたとき読み出すべきデ
ータの一部分あるいは全部が圧縮されて格納されている
1または2以上のディスク装置からこれらのデータを並
行して読み出すための読出指示を出力する読出指示出力
手段と、この読出指示出力手段によって出力された読出
指示に従ってダミー符号と誤り検出符号の付加された単
位圧縮データをディスク装置から読み出す単位読出手段
と、この単位読出手段によって読み出された単位圧縮デ
ータにダミー符号の付加されたデータ部分について誤り
検出符号を生成する圧縮データ誤り検出符号生成手段
と、この圧縮データ誤り検出符号生成手段によって生成
された誤り検出符号と単位読出手段によって読み出され
た誤り検出符号とを比較する第1の比較手段と、圧縮デ
ータを伸長するデータ伸長手段と、このデータ伸長手段
によって伸長された後のデータについて誤り検出符号を
生成する伸長データ誤り検出符号生成手段と、この伸長
データ誤り検出符号生成手段によって生成された誤り検
出符号と単位読出手段によって読み出された誤り検出符
号とを比較する第2の比較手段と、第1の比較手段とこ
の第2の比較手段の比較結果の双方が比較の対象となっ
た誤り検出符号の値の一致を表わしているときデータ伸
長手段によって伸長された後のデータを出力し、第1の
比較手段と第2の比較手段の比較結果のうち少なくとも
一方が比較の対象となっった誤り検出符号の値の不一致
を表わしているとき所定のエラー情報を出力する伸長デ
ータ出力手段とを有するディスク装置ごとに設けられた
複数の単位伸長データ読出手段と、これら単位伸長デー
タ読出手段の1つ以上からエラー情報が出力されたとき
はデータの読み出しに異常の生じたことを表わした読出
不良通知を出力し、これら単位伸長データ読出手段のい
ずれからもエラー情報が出力されなかったときは各単位
伸長データ読出手段から出力された伸長後のデータを読
み出すべき順序に並べ変えて出力するデータ出力手段と
をディスクアレイ装置に具備させている。
【0019】すなわち請求項3記載の発明では、ダミー
符号と誤り検出符号と圧縮データを合わせたデータ量が
各ディスク装置のブロックサイズになるように圧縮デー
タの分割を行っている。そして、誤り検出符号とダミー
符号の付加された単位圧縮データごとに複数のディスク
装置を巡回的に切り換えてデータを格納している。これ
らにより、各ディスク装置に分散して格納されるデータ
量が均等になり、複数のディスク装置から同時に並行し
て読み出しを行うときの各ディスク装置での処理時間が
平均化され、全体としての読み出し時間を短くすること
ができる。
【0020】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例におけるデータ圧
縮伸長システムを利用したデータ記憶システムの概要を
表わしたものである。このデータ記憶システムは、格納
すべきデータを圧縮して格納するようになっている。ま
た、圧縮データの正常性と圧縮回路および伸長回路の正
常性をCRC符号によって検査できるようになってい
る。ディスク制御装置11には、データを記憶するディ
スク装置12と、ホストコンピュータ13とが接続され
ている。ディスク制御装置11は、ホストコンピュータ
13との間での通信制御を行う上位入出力制御部14
と、ディスク装置12との間でデータの送受信を行う下
位入出力制御部15を備えている。原データCRC生成
部16は、上位入出力制御部14から入力されるデータ
についてのCRC符号を生成する回路部分である。圧縮
処理部17は入力された原データを所定の圧縮アルゴリ
ズムに従って圧縮する回路部分である。
【0022】圧縮データCRC生成部18は、圧縮され
たデータについてのCRC符号と、所定の長さのダミー
符号である調整CRC符号とを生成する回路である。調
整CRC符号は、圧縮後のデータと調整CRC符号とを
合わせたデータについてのCRC符号が、原データにつ
いてのCRC符号と等しくなるような符号である。圧縮
データカウント部19は、圧縮処理部17によって生成
された圧縮データのバイト数を計数する回路である。管
理部21は、ディスク制御装置11全体の制御を行う部
分であり、圧縮処理部17の計数値を基に、圧縮データ
とCRC符号と調整CRC符号とを合わせサイズがディ
スク装置12の記憶単位である512バイト(1セクタ
のサイズ)になるように調整することを行うようになっ
ている。
【0023】圧縮データCRC検査部22は、下位入出
力制御部15を通じてディスク装置12から読み出した
圧縮データについて、CRC符号を生成し圧縮データに
誤りが生じているかどうかを検査する回路部分である。
伸長処理部23は、ディスク装置12から読み出された
圧縮データを伸長し、元のサイズに復元することを行う
回路部分である。伸長データCRC検査部24は、伸長
処理部23で伸長された後のデータについてCRC符号
を生成し、伸長後のデータの正常性について検査を行う
ようになっている。圧縮データCRC検査部22と、伸
長データCRC検査部24の双方においてデータの正常
性が確認された場合、ディスク制御装置11は、伸長後
のデータをホストコンピュータ13に送出するようにな
っている。また、少なくともいずれか一方においてエラ
ーが検出されたときには、エラーコードをホストコンピ
ュータ13に送信するようになっている。
【0024】図2は図1に示したディスク制御装置の回
路構成の概要を表わしたものである。ディスク制御装置
11は、各種制御の中枢的機能を果たすCPU(中央処
理装置)31を備えている。CPU31には、データバ
ス等のバス32を通じて各種回路装置が接続されてい
る。このうち、ROM33はプログラムや各種固定的デ
ータの格納されたリード・オンリ・メモリである。RA
M(ランダム・アクセス・メモリ)34は、プログラム
を実行する上で必要となる各種データを一時的に記憶す
るメモリである。割込コントローラ35は、バス32に
接続された各種回路装置から割込信号を入力し、予め設
定された優先順位にしたがってCPU31に割り込みを
かける回路装置である。第1および第2のSCSI(Sma
ll Computer System Interface) コントローラ36、3
7は、ホストコンピュータ13およびディスク装置12
との間でデータやコマンドの入出力を制御する回路であ
る。圧縮回路38は、ホストコンピュータ13から入力
されたデータの圧縮を行う回路である。伸長回路39
は、ディスク装置12から読み出した圧縮データの伸長
を行う回路である。
【0025】原データCRC生成回路41は圧縮前のデ
ータについてのCRC符号を生成する回路である。圧縮
データCRC生成回路42は圧縮後のデータについての
CRC符号を生成する回路である。圧縮データCRC検
査回路43は、ディスク装置12から読み出した圧縮デ
ータについてCRC符号を生成し、圧縮データの正常性
を検査する回路部分である。伸長データCRC検査回路
45は、伸長後のデータについてCRC符号を生成し、
その正常性の検査を行う回路である。カウンタ回路46
は、圧縮回路によって圧縮された後のデータ量を計数す
る回路である。第1のSCSIコントローラ36と原デ
ータCRC生成回路41および圧縮回路38は、ローカ
ル・バス47によって互いに接続されている。また、圧
縮回路38と圧縮データCRC生成回路42はローカル
・バス48によって接続されている。第2のSCSIコ
ントローラ37と圧縮データCRC検査回路43および
伸長回路39は互いにローカル・バス49によって、ま
た伸長回路39と伸長データCRC検査回路45はロー
カル・バス51によってそれぞれ接続されている。これ
らローカル・バス47〜51によって接続することで、
回路装置間でのデータの転送を高速に行うことができる
ようになっている。
【0026】原データCRC生成回路41は、データが
入力されるたびに、予め設定された生成多項式に従って
CRC符号を順次更新して作成するようになっている。
また、図示しない保持信号がCPU31から入力される
と、その時点で作成されているCRC符号を内部のレジ
スタに記憶するようになっている。さらに、それ以後に
入力されるデータを内部のメモリに一時的に記憶できる
ようになっている。また、このメモリに記憶された内容
を保存した状態で他の回路部分をリセットできるように
なっている。これらによって、保持信号が入力された時
点におけるCRC符号を後に読み出すことができるとと
もに、その時点でのデータ位置に戻って、そこから新た
にCRC符号を生成できるようになっている。
【0027】また、圧縮回路38は、最後に生成した圧
縮データを保存するレジスタを内部に備えている。そし
て、このレジスタにデータを保存したまま、他の回路部
分をリセットできるようになっている。これにより、最
後に圧縮したデータを次回の圧縮処理の先頭データとし
て出力できるようになっている。さらに、圧縮データC
RC生成回路42は、保持信号が入力されると、その時
点で作成されているCRC符号を内部のレジスタに保持
できるようになっている。
【0028】図3は、データが圧縮されてディスク装置
に格納されるまでについてディスク制御装置内部でのデ
ータの流れを表わしたものである。ホストコンピュータ
13から受信したディスク装置12に書き込むべきデー
タ61は、圧縮されていくつかのセクタに分割されて格
納される。ここでは、611 〜61N (Nは整数)に分
割されている。分割の切れ目は圧縮されたデータのサイ
ズを基に定められており、処理が進行するにしたがっ
て、その区切り目が確定するようになっている。図3で
はデータ615 の流れについて示してあるが、他のデー
タについても同様の流れでディスク装置12に格納され
る。原データ615 についてのCRC符号625 は原デ
ータCRC生成回路41で作成される。CRC符号62
5 の長さは2バイトである。また、原データ615 は圧
縮されて圧縮データ635 が生成される。圧縮データ6
5 のデータ量はカウンタ回路46によって計数され、
508バイトに調整されるようになっている。
【0029】圧縮データCRC生成回路42は圧縮デー
タ635 についてのCRC符号64 5 を作成する。CR
C符号645 もその長さは2バイトになっている。つぎ
に、圧縮データ635 についてのCRC符号645 と先
に作成した原データ615 についてのCRC符号625
を連結した4バイトのデータ655 について2バイトの
CRC符号665 が作成される。CRC符号665 を調
整CRC符号と呼ぶことにする。また、原データについ
てのCRC符号を原CRC符号と、圧縮データについて
のCRC符号を圧縮CRC符号と呼ぶことにする。ディ
スク装置12のセクタサイズは512バイトになってお
り、508バイトの圧縮データ635 と調整CRC符号
665 と原CRC符号625 とを合わせた512バイト
のデータ675 が1つのセクタに記憶されるようになっ
ている。書き込みデータ全体は、671 〜67N に分け
られてそれぞれのセクタに記憶されるようになってい
る。
【0030】このようなCRC符号を生成すると、原C
RC符号は、圧縮データと調整CRC符号とを合わせた
データについてのCRC符号と等しくなっている。CR
C符号は、対象データを予め定められた生成多項式で除
した剰余である。したがって、圧縮データとそのCRC
符号との関係は次式で表わされる。 Bn=Z1n×Y+Rn (1) ここで、Bnは圧縮データを、Yは生成多項式を、Z1
nは商を、Rnは剰余をそれぞれ表わしている。すなわ
ちRnは圧縮CRC符号である。ここで、ディスク装置
に入出力されるデータは2進数なので計算は全て排他的
論理和(EXOR)とになり、X=−Xの関係が成立す
る。そこで、(1)は次式のように表わすことができ
る。 Rn=Z1n×Y+Bn (2) ここで、原データについてのCRC符号をQnとする
と、圧縮CRC符号にこれを連結させた4バイトのデー
タについては次式で表わされる。 Rn×X16+Qn=Z2n×Y+Cn (3) ここで、Z2nは商を、Cnは剰余、すなわち連結した
4バイトのデータについてのCRC符号を表わしてい
る。Qnは2バイト(16ビット)であるので、Rnに
16をかけてある。
【0031】ここで、(3)式のRnに(2)式を代入
すると次式のようになる。 (Z1n×Y+Bn)X16+Qn=Z2n×Y+Cn (4) これを変形すると、 Bn×X16+Cn=(Z1n×X16+Z2n)Y+Qn (5) のようになる。したがって、圧縮データBnにCnを連
結したデータについてのCRC符号はQnになる。これ
は原データについてのCRC符号と、圧縮データと調整
CRC符号を連結したデータについてのCRC符号とが
等しいことを表わしている。このため、原CRC符号に
よって、圧縮データに調整CRC符号を付加したデータ
についての誤り検出を行うことができる。また、圧縮デ
ータを伸長した後のデータについても、原CRC符号に
よって誤りを検出することができる。
【0032】図4はデータをディスク装置に格納する際
にディスク制御装置の行う処理の流れを表わしたもので
ある。CPU31は第1のSCSIコントローラ36を
通じてホストコンピュータ13から書込命令が送られて
くるのを待機している(ステップS101)。書込命令
を受信すると(ステップS101;Y)、圧縮回路38
と、原データCRC生成回路41と、圧縮データCRC
生成回路42と、カウンタ回路46とをそれぞれリセッ
トする(ステップS102)。その後第1のSCSIコ
ントローラ36によって格納すべきデータが受信される
ごとに(ステップS103)、ローカル・バス47を通
じて、圧縮回路38と原データCRC生成回路41に受
信したデータが送られる。原データCRC生成回路41
はデータが送られてくるたびに、CRC符号を更新して
作成する(ステップS104)。圧縮回路38は、送ら
れてきたデータの圧縮処理を行う(ステップS10
5)。そして、圧縮データが1バイト生成されるたびに
所定のカウント信号が圧縮回路38からカウンタ回路4
6に入力され、圧縮データのデータ量が計数されるよう
になっている。また、圧縮データはローカル・バス48
を通じて圧縮データCRC生成回路42に送られ、ここ
で圧縮データについてのCRC符号が順次作成される
(ステップS106)。また、圧縮データはRAM34
に割り当てられている所定の出力バッファに一時的に格
納されるようになっている。
【0033】CPU31はカウント回路46で計数され
る圧縮データ量を監視しており、そのデータ量が508
バイトを越えた場合には(ステップS107;Y)、圧
縮データ量を508バイト以下で区切るための圧縮デー
タ量調整処理を行う(ステップS108)。この処理に
ついての詳細は後に詳しく説明する。圧縮データ量が5
08バイトを越えていないときは、圧縮データが508
バイト丁度であるかどうかを調べる(ステップS10
9)。圧縮データ量が508バイト以下の場合には(ス
テップS109;N)、CPU31は原データCRC生
成回路41と、圧縮データCRC生成回路42に保持信
号を送出する。これにより、この時点における原CRC
符号と圧縮CRC符号がそれぞれこれらの回路の内部に
保持される。その後、CPU31は格納すべきデータの
最後まで圧縮処理を行ったかどうかを調べる(ステップ
S110)。格納すべきデータのサイズは、先に受信し
た書込命令に含まれており、これを基に、最終データま
で処理が行われたかどうかを判別するようになってい
る。最終データまで処理が行われていなときは、ステッ
プS103に戻って原データの受信を継続して行う。最
終データまで処理が終了しているときは、508バイト
になるまで圧縮データにフィル符号を付加し、フィル符
号も含めた508バイトのデータについて圧縮CRC符
号を作成する(ステップS111)。フィル符号は圧縮
データの区切り目が丁度508にならないとき、その長
さを508バイトに調整するための符号である。ここで
は、フィル符号として連続した“0”が付加されるよう
になっているが、このほか連続した“1”を使用しても
良い。
【0034】次にCPU31は圧縮CRC符号と原CR
C符号とを連結させた4バイトのデータについて調整C
RC符号を生成する。その後、RAM34の出力バッフ
ァにおいて圧縮データの後に調整CRC符号と原CRC
符号をこの順に連結した512バイトのデータを作成
し、これを第2のSCSIコントローラ37を介してデ
ィスク装置12に送出し、記憶させる(ステップS11
3)。CPU31は1つのセクタに圧縮データを格納し
たのち、全てのデータについての処理が終了したがどう
かを判別し(ステップS114)、まだ、格納すべきデ
ータが残っている場合には(ステップS114;N)、
圧縮回路38と、原データCRC生成回路41と、圧縮
データCRC生成回路42と、カウンタ回路46とをリ
セットする(ステップS115)。だだし、保持信号が
出力された時点でのデータを保持しているレジスタにつ
いてはリセットしない。その後ステップS103に戻
り、繰り返し処理を継続する。最終データまで処理が終
了している場合には(ステップS114;Y)、ホスト
コンピュータ13にデータ格納の完了通知を送信(ステ
ップS116)して処理を終了する(エンド)。このよ
うに、圧縮データと調整CRC符号と原CRC符号とを
合わせたデータサイズがディスク装置12のセクタサイ
ズである512バイトになるように調整されて記憶され
る。
【0035】図5は図4に示した圧縮データ量調整処理
でディスク制御装置の行う処理の流れを表わしたもので
ある。原データを圧縮した結果、圧縮データのデータ量
が508バイトを越えてしまったので(図4のステップ
S107;Y)、最後に処理した原データの前の部分ま
でで、一旦区切り、1つのセクタに格納すべき圧縮デー
タを確定させることが行われる。CPU31は最後に出
力された圧縮データの前の部分までを圧縮データとして
確定し、これにフィル符号を付加して508バイトにな
るように調整する(ステップS201)。圧縮データ量
が508バイトを越える以前は、圧縮処理が終了するた
びにCPU31は保持信号を原データCRC生成回路4
1と、圧縮データCRC生成回路42に送出している。
これにより、これらの回路の内部には最後に保持信号を
受けた時点におけるCRC符号が保持されている。
【0036】これらは、圧縮データが508バイトを越
える前に処理されたデータについてのCRC符号に相当
する。そこで、原データCRC生成回路41の内部に保
持されているCRC符号を読み出してRAM34の所定
の領域に一時的に記憶する(ステップS202)。ま
た、圧縮データCRC生成回路42の内部に保持されて
いるCRC符号を読み出し、これを最終的な圧縮CRC
符号としてRAM34に一時的に記憶する(ステップS
203)。圧縮回路38には、最後に生成した圧縮デー
タが保持されているので、次回の圧縮処理では、これを
先頭データとして出力するようになる。したがって、圧
縮データCRC生成回路42は、このデータを先頭デー
タとして次回のCRC符号を生成することになる。ま
た、原データCRC生成回路41は、内部のメモリに原
データを一時的に記憶している。このため、次回のCR
C符号の生成は、508バイトを越えた要因となった最
後の圧縮データ部分に対応する原データの位置から再開
されることになる。このようにして508バイトを越え
る要因となった最後のデータ部分は、次回の先頭データ
としてそれぞれ取り扱われるようになっている。
【0037】図6は、図5に示した流れ図に沿って各種
データの流れを模式的に表わしたものである。ディスク
制御装置11は、ホストコンピュータ13から書込命令
71と、書き込みデータ72とをそれぞれ受信する。こ
れらはSCSIコントローラを使用した上位入出力制御
部14から入力される。書き込みデータである原データ
73は圧縮処理部17と原データCRC生成部16に入
力される。圧縮処理部17は書き込みデータ72を圧縮
した圧縮データを出力し、カウント部19は圧縮データ
のバイト数を計数する。管理部21はカウント部19の
カウント値を監視している。一方、原データCRC生成
部16は、原データ73について原CRC符号74を順
次作成する。また、圧縮処理部17で生成された圧縮デ
ータ75についての圧縮CRC符号76が圧縮データC
RC生成部18で作成される。
【0038】圧縮データのデータ量が508バイトを越
えたことが検出されたとき、管理部21はデータの圧縮
およびCRC符号を作成する処理を一旦中断させ、50
8バイトを越える直前の圧縮データを今回書き込むべき
データとして確定する。たとえば、直前の圧縮データの
バイト数が503バイトで、次に原データを圧縮処理し
た結果、509バイトになったとすると、最後の6バイ
トの圧縮データは次のセクタに書き込むべきデータとし
て圧縮処理部17の内部に保存される。そして503バ
イトの圧縮データに5バイトのフィル符号を付加した5
08バイトのデータが今回書き込む圧縮データになる。
また、503バイト分の圧縮データに対応する原データ
部分についてのCRC符号を今回の原CRC符号として
確定される。さらにフィル符号を合わせた508バイト
の圧縮データについてのCRC符号が今回の圧縮CRC
符号として確定される。そしてこれらの圧縮CRC符号
76と原CRC符号74を合わせた4バイトのデータに
ついて調整CRC符号77が生成される。フィル符号の
付加された508バイトの圧縮データと調整CRC符号
と原CRC符号とを合わせた512バイトのデータ78
は、下位入出力制御部15のSCSIコントローラ37
を介してディスク装置12の所定のセクタに書き込まれ
る。その後、ホストコンピュータ13に対して完了通知
79が送られる。
【0039】図7は、ディスク装置に格納されている圧
縮データを読み出す際における各データの流れを表わし
たものである。読み出すべきデータが圧縮されて格納さ
れているセクタの内容がRAM34に一時的に記憶され
る。読み出したセクタ81には、圧縮データ82と調整
CRC符号83と、原CRC符号84が記憶さている。
まず、圧縮された状態でのデータの正常性を検査するこ
とが行われる。これは圧縮データ82と調整CRC符号
83を合わせた部分についてのCRC符号85が生成さ
れ、これとディスク装置12から読み出した原CRC符
号84とが比較される。これらが一致してれば、圧縮さ
れた状態でのデータの正常性は確認されたことになる。
つぎに、圧縮データ82の部分が伸長回路39によって
伸長される。伸長後のデータ86についてCRC符号8
7が生成され、これとディスク装置12から読み出した
原CRC符号84とが比較される。これらが一致すれ
ば、伸長後のデータについてもその正常性が確認された
ことになる。すなわち、伸長回路12も正常に動作して
いることがわかる。このように、圧縮データの正常性と
伸長後のデータの正常性をそれぞれ検査しているので、
いずれの検査によってエラーが発生したかによって、デ
ィスク装置12に問題があるのか、あるいは圧縮回路3
8または伸長回路39に問題があるかを判別することも
できる。
【0040】図8は、圧縮して格納されているデータを
読み出す際にディスク制御装置の行う処理の流れを表わ
したものである。CPU31は第1のSCSIコントロ
ーラ36を介して読出命令が送られてくるのを待機して
いる(ステップS301)。読出命令を受信すると(ス
テップS301;Y)、CPU31は伸長回路39と、
圧縮データCRC検査回路43と、原データCRC検査
回路45と、カウンタ回路46をそれぞれリセットとす
る(ステップS302)。読出命令を受けたデータが圧
縮されて格納されているセクタを検索し、そのセクタを
ディスク装置12から読み出す(ステップS303)。
読み出したデータはRAM34に設けられた所定の入力
バッファに一時的に記憶される。CPU31は読み出し
たデータのうち、圧縮データと調整CRC符号の部分を
圧縮データCRC検査回路43に渡しこの部分について
のCRC符号を生成させる。すなわち、読み出した51
2バイトのうち先頭から510バイトの部分についての
CRC符号を生成させる(ステップS304)。CPU
31は、生成されたCRC符号と入力バッファに読み出
してある原CRC符号との比較を行う。これらが一致し
たときは(ステップS305;Y)、圧縮データについ
ての正常性が確認されたことになるので、次に圧縮デー
タの部分についての伸長処理を行う(ステップS30
6)。伸長回路39へは、“0”の連続するフィル符号
の部分を除いた圧縮データ部分だけが渡されるようにな
っている。
【0041】伸長回路39によって伸長された後のデー
タはローカル・バス51を通じて原データCRC検査回
路45に順次渡され、伸長後のデータについてのCRC
符号が生成される(ステップS307)。CPU31は
原データCRC検査回路45によって生成されたCRC
符号と、入力バッファに読み出してある原CRC符号と
の比較を行う。これらが一致したときは(ステップS3
08;Y)、伸長後のデータについての正常性が確認さ
れたことになるので、これをホストコンピュータ13に
送信する(ステップS310)。このようにして1つの
セクタに格納された圧縮データの正常性と、伸長した後
のデータの正常性の両者が確認される。CPU31は1
つのセクタの処理を終えたのち、読出命令を受けた全て
のデータについてホストコンピュータ13に送信する処
理が終了していない場合は(ステップS310;N)、
ステップS302に戻って、引き続き次のセクタについ
ての処理を行う。全てのデータについての処理が終了し
ている場合は(ステップS310;Y)、完了通知をホ
ストコンピュータ13に送信して(ステップS311)
処理を終了する(エンド)。
【0042】圧縮データについて生成したCRC符号あ
るいは伸長後のデータについて生成したCRC符号のい
ずれかが原CRC符号と一致していないとき(ステップ
S305;NまたはステップS308;N)は、エラー
コードをホストコンピュータ13に送信して(ステップ
S312)処理を終了する。
【0043】図9は、図8に示した流れ図に沿って各種
データの流れを模式的に表わしたものである。ディスク
制御装置11は、ホストコンピュータ13から読出命令
91を第1のSCSIコントローラ36を使用した上位
入出力制御部14から受信する。読出命令91で指定れ
たデータが格納されているセクタが管理部21によって
図示しない管理テーブルを基に検索され、該当するセク
タに格納されたデータの読み出しが行われる。読み出さ
れたデータ92は一旦入力バッファに記憶された後、圧
縮データ部分93と調整CRC符号部分94とが圧縮デ
ータCRC検査部22に入力される。すなわち、1セク
タが512バイトであるので、先頭から510バイトの
部分が圧縮データCRC検査部22に入力される。引き
渡すべきバイト数はカウント部19によって計数され
る。圧縮データCRC検査部22によって圧縮データ部
分93と調整CRC符号部分94についてのCRC符号
が生成され、これとディスク装置12から読み出された
原CRC符号95との一致が検査される。
【0044】一方、圧縮データ部分93は伸長処理部2
3に入力される。この際、508バイトの圧縮データ9
2のうち、フィル符号を除いた部分だけが伸長処理部2
3に渡される。伸長処理部23によって伸長された後の
データ96は、伸長データCRC検査部24に渡され、
ここでCRC符号が生成される。その後生成されたCR
C符号と、ディスク装置12から読み出された原CRC
符号95との一致が検査される。2回の検査で共にCR
C符号が一致したときには、伸長処理部23によって伸
長されたデータ95が上位入出力制御部14のSCSI
コントローラ36を介してホストコンピュータ13に転
送される。また、完了通知97がホストコンピュータ1
3に送られる。いずれかの検査でCRC符号が一致しな
い場合には、エラーコード98がホストコンピュータ1
3に転送される。
【0045】第1の変形例
【0046】これまで説明した実施例では、対象データ
をシリアルに並べた場合についてのCRC符号生成して
いる。すなわち、原データと圧縮データのそれぞれにつ
いて1つずつのCRC符号が生成されている。第1の変
形例では、正常性の検査能力をさらに向上させるため
に、対象データの各ビットごとにCRC符号を生成する
ようにしている。
【0047】図10は、第1の変形例においてディスク
装置に圧縮されて格納されるデータのデータ構造を表わ
したものである。1セクタは512バイトになってお
り、そのうち480バイトが圧縮データ部分101であ
り、これに続く16バイトが調整CRC符号郡102で
ある。さらに最後の16バイトが原CRC符号郡103
になっている。図中、縦方向は1ワードを表わし、上か
らビット0〜ビット8の順に表わされている。ここでは
1ワードはパリティビット104を加えた9ビット構成
になっている。各ワードの正常性はパリティビット10
4によっても確認できるようになっている。480バイ
トの圧縮データ101に相当する原データについて、そ
のビットごとに原CRC符号が作成され、合計16個の
原CRC符号が生成されている。生成されたCRC符号
は、たとえば原データのビット6についての2バイトの
原CRC符号105は、16バイトの原CRC符号群1
03のビット6に分散されている。
【0048】このように16バイトの原CRC符号群1
03のそれぞれのビットには、原データの対応するビッ
トについて作成された原CRC符号が格納されている。
また、16バイトの調整CRC符号群102も同様にし
て作成されている。すなわち、480バイトの圧縮デー
タ101のそれぞれのビットについて圧縮CRC符号が
作成される。そして、同一のビットについての圧縮CR
C符号と原CRC符号がそれぞれ連結されて4バイトの
データが16個作成され、これらそれぞれについての調
整CRC符号が作成される。作成された16個の調整C
RC符号は、ビット0に対応するものが、調整CRC符
号群のビット0に分散されて格納される。たとえば、ビ
ット3についての調整CRC符号106は、調整CRC
符号群102のビット3に格納されている。
【0049】このように、ビット単位にCRC符号を作
成しているので、データの正常性の検査能力を大幅に向
上させることができる。読み出し時にデータの正常性を
確認するときは、それぞれのビットごとに、圧縮データ
の正常性と伸長後のデータの正常性が確認される。ま
た、CRC符号によってビット単位でデータの正常性が
検査されるのに加えて、ワード単位にはパリティビット
104によってその正常性が確認される。このため、よ
り一層の検査能力の向上が図られている。なお、パリテ
ィビット104は必ずしも使用しなくても良い。
【0050】第2の変形例
【0051】実施例および第1の変形例では、1台のデ
ィスク装置にデータを圧縮して格納しているが、読み書
きの所要時間を短縮するために、第2の変形例では、2
以上のディスク装置にデータを分散して格納するように
している。このように複数のディスク装置にデータを分
散して格納する装置はディスクアレイ装置と呼ばれてい
る。第2の変形例のディスクアレイ装置では、それぞれ
のディスク装置に実施例と同じ様に、圧縮データと調整
CRC符号とCRC符号を格納するようになっている。
【0052】図11は、第2の変形例におけるディスク
アレイ装置の構成の概要を表わしたものである。第1か
ら第4のディスク装置111〜114がディスクアレイ
制御装置115に接続されている。ディスクアレイ制御
装置115は、図1に示したディスク制御装置と同じ回
路構成の第1〜第4の単位ディスク制御部116〜11
9と、これらを統括して制御する分散制御部120とか
ら構成されている。ディスクアレイ制御装置115は、
それぞれのディスク装置111〜114を1台ずつ独立
に動作させてデータを書き込むことができるとともに、
複数のディスク装置を並列に動作させてこれらにデータ
を分散して同時に書き込むこともできるようになってい
る。また、複数のディスク装置に分散されて格納されて
いるデータを読み出すときには、これらのディスク装置
を同時に並列に駆動してデータを読み出すことができる
ようになっている。
【0053】図12は、ディスクアレイ装置におけるデ
ータの流れを模式的に表わしたものである。データの書
き込み時には、第1から第4のディスク装置111〜1
14に対して、それぞれ独立してデータを格納すること
ができるようになっている。矢印の付された細線12
1、122、123、124はこの様子を表わしてい
る。一方、データの読み出し時には、第1から第4のデ
ィスク装置111〜114から並行して一斉にデータを
読み出すことができるようになっている。そして、読み
出されたデータは分散制御回路120によってその順序
が揃えられて、ホストコンピュータに送出されるように
なっている。読み出し時のデータの流れは太線で12
5、126、127、128、129で示してある。こ
のように複数のディスク装置から同時に並行してデータ
を読み出すことで、読み出し時間の短縮が図られてい
る。
【0054】図13は、第2の変形例におけるディスク
アレイ装置の回路構成の概要を表わしたものである。デ
ィスクアレイ制御装置115は、各種制御の中枢的機能
を有するCPU131を備えている。CPU131には
データバスなどのCPUバス132を介して各種回路装
置が接続されている。このうちROM133は各種プロ
グラムや固定的データを格納するメモリである。RAM
134はプログラムを実行する上で必要となるデータを
一時的に記憶するランダム・アクセス・メモリである。
割込みコントローラ135は、各種回路装置の発生する
割込要求を所定の優先順位に基づいて調停してCPU1
31に割込信号を出力する回路装置である。バス・アダ
プタ136は、ホストコンピュータ13との間で各種命
令やデータの入出力を制御する回路である。第1〜第4
のパラレルI/O141〜144はバス・アダプタ13
6と第1〜第4の単位ディスク制御回路145〜148
との間のデータの入出力を制御するインターフェイス回
路である。
【0055】第1〜第4の単位ディスク制御回路145
〜148はそれぞれ図2に示したディスク制御装置と同
じ回路構成になっており、その内部の説明は省略する。
CPUバス132には第5〜第8のパラレルI/O15
1〜154が接続されている。これらは、第1〜第4の
単位ディスク制御回路145〜148と第1〜第4のS
CSIコントローラ155〜158の間でのデータの入
出力をそれぞれ行うインターフェイス回路である。第1
〜第4のSCSIコントローラ155〜158は第1〜
第4のディスク装置111〜114との間でデータの入
出力を制御する回路である。図中の太線は、それぞれ各
回路装置間を独立に接続したローカル・バスを表わして
いる。第1〜第3のバス・ゲート161〜163は、ロ
ーカル・バス間を接続したり、切り離したりすることが
できるゲート回路である。
【0056】図14は、ホストコンピュータから書込命
令を受信したときにディスクアレイ装置の行う処理の流
れを表わしたものである。CPU131は、バス・アダ
プタ136を通じてホストコンピュータから書込命令が
送られてくるのを待機している(ステップS401)。
書込命令が送られてくると(ステップS401;Y)、
最初に受信されるデータを書き込むべきディスク装置を
選択する。ここでは、第1のディスク装置111が選択
されたものとする。CPU131はバス132を通じて
第1の単位ディスク制御装置145に所定の書込コマン
ドを送信する(ステップS402)。また、バス・アダ
プタ136、第1および第5のパラレルI/O141、
155、第1のSCSIコントローラ155にそれぞれ
所定のコマンドを送信し、受信されたデータが第1の単
位ディスク制御装置を介して第1のディスク装置に格納
されるようにデータ経路を設定する(ステップS40
3)。これにより、受信したデータは第1の単位ディス
ク制御回路145によって圧縮され、所定のCRC符号
が付加されて第1のディスク装置111に格納される
(ステップS404)。第1のディスク装置に格納され
るデータ量は、圧縮後のデータと調整CRC符号と原C
RC符号を合わせたサイズが丁度ディスク装置のアクセ
ス単位である512バイトになるように第1の単位ディ
スク制御回路145で調整されるようになっている。単
位ディスク制御装置内部での処理は図4および図5に示
したものと同様であるのでここではその説明を省略す
る。
【0057】第1のディスク装置にデータが格納された
後、CPU131はデータの格納先を所定の管理テーブ
ルに登録する(ステップS405)。その後、ホストコ
ンピュータから受けた全てのデータの受信が終了してい
るかを判断する。継続して書き込むべきデータがあると
きは(ステップS406;N)、次にデータを書き込む
べきディスク装置を変更する(ステップS407)。変
更は、第1のディスク装置から第4のディスク装置にま
で順に切り換えられ、一巡したときに、再び第1のディ
スク装置に戻るようになっている。書き込むべきデータ
の処理が終了しているときは(ステップS406;
Y)、書込完了通知をホストコンピュータに送信して
(ステップS408)処理を終了する(エンド)。この
ように圧縮データと調整CRC符号と原CRC符号を合
わせたデータ量がディスク装置のアクセス単位である5
12バイトになるように調整されて各ディスク装置に分
散格納される。これにより、読み出したデータの正常性
の検査はセクタ単位に行うことができる。また、圧縮後
のデータ量を基準に、セクタ単位にディスク装置を巡回
的に切り換えているので、複数のディスク装置に実際に
格納されるデータ量が平均化する。
【0058】図15は、ホストコンピュータから読出命
令を受信したときにディスクアレイ装置の行う処理の流
れを表わしたものである。CPU131は、ホストコン
ピュータから読出命令が送られてくるのを待機している
(ステップS501)。読出命令を受信すると(ステッ
プS501;Y)、これを解析し、読み出すべきデータ
の格納されているディスク装置、およびそのディスク装
置内での格納場所を全て検索する(ステップS50
2)。この検索は、書込命令を受けたときに作成してあ
る管理テーブルを基に行われる。ディスクアレイ制御装
置は、読み出すべきデータが複数のディスク装置に跨が
って格納されている場合には、これらのディスク装置に
対して同時に読出コマンドを送出する。複数のディスク
装置から並列にデータを読み出すことによって、読み出
し時間を短縮することができる。
【0059】ここでは、第1〜第4の単位ディスク制御
回路に同時に読出コマンドを送出したものとする。第1
〜第4の単位ディスク制御装置は、それぞれ対応するデ
ィスク装置からデータを読み出し、圧縮データの正常性
と、伸長データの正常性を検査する。そして、2つの検
査で正常性が確認された場合には、伸長後のデータをパ
ラレルI/Oを通じて送り出す。エラーが検出されたと
きには所定のエラーコードが送出される。各単位ディス
ク制御回路における処理は図8に示したものと同一であ
るのでここではその説明を省略する。ディスクアレイ装
置のCPU131は、各単位ディスク制御回路からエラ
ーコードが送られてきた場合には(ステップS504;
Y)、その時点で読出処理を中断し、エラーコードをホ
ストコンピュータに送信して(ステップS505)処理
を終了する(エンド)。
【0060】単位ディスク制御回路を通じて各ディスク
装置から正常にデータが読み出された場合には(ステッ
プS504;N)、第1〜第4の単位ディスク制御回路
から読み出されたデータを適切な順序に整列させる(ス
テップS506)。これは、第1〜第4のパラレルI/
O内のデータ・バッファに順番を割り当てることによっ
て行われる。CPU131は、その順番に合わせてデー
タをホストコンピュータに送出する。(ステップS50
7)。読出命令を受けた全てのデータについてディスク
装置からの読み出しが終了していない場合には(ステッ
プS508;N)、引き続き第1〜第4の単位ディスク
制御回路に読出コマンドを送出して、データの読み出し
を繰り返す(ステップS503〜ステップS508)。
読み出しが全て完了した場合には(ステップS508;
Y)、完了通知をホストコンピュータに送信して(ステ
ップS509)、処理を終了する(エンド)。
【0061】ディスクアレイ装置では、複数のディスク
装置から同時に並行してデータを読み出すことによって
読み出し速度の向上を図っている。したがって、それぞ
れのディスク装置から読み出されたデータの正常性をデ
ィスク装置に対応して設けられたそれぞれの単位ディス
ク制御回路によって同時に並行して検査することで、そ
のメリットを活かすことができる。また、個々にデータ
の正常性が検査されるので、分散制御回路はそのデータ
の順序を整列させるだけで良くなり、処理の単純化を図
ることができる。また、データの書き込み時には、圧縮
データと調整CRC符号と原CRC符号を合わせたデー
タ量が512バイトになるごとにディスク装置の切り換
えが行われている。このように圧縮後のデータ量を基準
にディスク装置を切り換えているので、各ディスク装置
に実際に書き込まれたデータ量が平均化する。したがっ
て、並行して複数のディスク装置からデータを読み出す
ときに、各ディスク装置での読み出し所要時間がほぼ同
じになり、ディスクアレイ装置全体としての読み出し速
度を向上させることができる。
【0062】図16は、パリティチェックの機能を付加
したディスクアレイ装置の構成の概要を表わしたもので
ある。図11と同一の部分には同一の符号を付してその
説明を適宜省略する。ディスクアレイ制御装置171
は、第1〜第4ディスク装置111〜114に格納され
ているデータのパリティ情報を格納する第5のディスク
装置172と、パリティ符号を生成するパリティ生成部
173を備えている。これらにより、CRC符号による
データの正常性の検査に加えて、パリティビットによっ
てもデータの正常性を確認することができる。さらに、
データに異常が検出されたとき、パリティ情報を基にデ
ータを正常な値に復元させることも可能となる。
【0063】第3の変形例
【0064】これまで説明した実施例あるいは変形例で
は、データの書き込み時には、圧縮されたデータ自体の
正常性は確認されていない。たとえば、圧縮回路自体に
障害が発生していても、データを格納する時点ではその
異常状態を検出することができない。第3の変形例によ
るディスク制御装置では、データを格納する時点で圧縮
されたデータをすぐに伸長するとによって圧縮データの
正常性をリアルタイムで検査できるようになっている。
また、読み出し時には、2つの伸長回路を用いて互いに
異なる圧縮データを同時に並行して伸長処理を行わせ
て、伸長処理に要する時間の短縮が図られている。
【0065】図17は、このような第3の変形例におけ
るディスク制御装置の回路構成の概要を表わしたもので
ある。このディスク制御装置は、図1に示したディスク
制御装置11を2台分を合わせた形になっている。だだ
し、上位入出力制御部14と、下位入出力制御部15
と、管理部21はそれぞれ1つになっている。図中、図
1と同一の回路部分には同一番号の符号を付すととも
に、同じ回路素子が2個使用れている部分には添字を付
してその説明を適宜省略する。データの書き込み命令を
受けたときは、第1の原データCRC生成部161 、第
1の圧縮処理部17 1 、第1の圧縮データCRC生成部
181 および第1の圧縮データカウント部191 を用い
てデータがディスク装置12に格納される。これと並行
して、第2の圧縮データCRC検査部222 、第2の伸
長処理部232 および第2の伸長データCRC検査部2
2 によって格納しているデータの正常性がリアルタイ
ムで検査される。検査で異常が検出された場合には、ホ
ストコンピュータに対してエラーコードを送出するよう
になっている。これにより、ディスク装置にデータを格
納する際に発生したデータの誤りをその時点で通知する
ことができ、正常に記憶できない場合に適当な復旧措置
をとることが可能になる。
【0066】また、ディスク装置からデータを読み出す
場合には、第1の圧縮データCRC検査部221 と、第
1の伸長処理部231 と、第1の伸長データCRC検査
部241 によってデータの検査および伸長を行う。これ
と並行して異なるセクタに格納されたデータについて、
第2の圧縮データCRC検査部222 と、第2の伸長処
理部232 と、第2の伸長データCRC検査部242
よってデータの検査および伸長を行う。このように並行
して伸長処理を行うことによって読み出し時間を短縮す
ることができる。ただし、第2の原データCRC生成部
162 と、第2の圧縮データCRC生成部182 は無く
ても同様の効果を得ることができる。
【0067】以上説明した実施例または変形例では、デ
ィスク装置を例にデータ圧縮伸長システムを説明した
が、データを圧縮して送信する送信器とこれを受信する
受信器に適用できることは言うまでもない。代表的な例
としてはファクシミリ装置に使用できるであろう。ま
た、CRC符号を使用して誤り検出を行っているが、C
RC符号の他に他の誤り検出符号やECC符号を使用す
ることもできる。たとえば、原データについてのECC
符号を作成し、圧縮データに所定の調整符号を付加した
データについてのECC符号の値が、原データのECC
符号の値と等しくなるよう調整符号の値を設定すればよ
い。この調整符号の設定方法は使用するECC符号の誤
り検出論理にしたがって定めることになる。
【0068】また、実施例およに変形例ではディスク装
置から読み出した圧縮データの正常性を検査する際に、
圧縮データに調整CRC符号を付加したデータについて
のCRC符号を生成して、原CRC符号との一致を調べ
ている。これを、圧縮データについてのCRC符号を生
成した後、これと調整CRC符号とを合わせたデータに
ついてのCRC符号を作成し、原CRC符号との一致を
比較してもよい。
【0069】さらに、圧縮データと調整CRC符号と原
CRC符号を1セクタのサイズを単位として作成してい
るが、複数のセクタを集めた4キロバイトや8キロバイ
トのブロック単位にしてもよい。また、ディスク装置や
ホストコンピュータとのインターフェイス回路としてS
CSIコントローラを使用しているが、この他に、たと
えばパラレルI/Oなどを使用してもよい。
【0070】また、第2の変形例では、ディスクアレイ
装置に接続されるディスク装置の数は4台になっている
が、接続するディスク装置の台数だけの単位ディスク制
御回路を設ければ、その台数は何台であってもよいこと
は言うまでもない。さらに、ディスク装置ごとに単位デ
ィスク制御装置を備えているが、データの書き込みを同
時に並行して行わない場合には、原データCRC生成
部、圧縮処理部、圧縮データカウント部および圧縮デー
タCRC生成部はそれぞれ1つであってもよい。
【0071】また、第3の変形例では、図2に示したデ
ィスク制御装置の回路をほぼ2組使用しているが、図2
に示したものと同じ構成であっても、同様の効果を得る
ことができる。すなわち、圧縮データと、調整CRC符
号と、原CRC符号を作成したのち、ホストコンピュー
タに完了通知を送出する前に、この圧縮データの正常性
と伸長データの正常性を検査すればよい。ただし、圧縮
と同時に並行して伸長処理ができない分だけ処理時間は
長くなる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、圧縮後のデータにダミー符号を付加したの後
のデータについての誤り検出符号の値が、圧縮前のデー
タについての誤り検出符号の値と一致するようにダミー
符号の値を設定している。これにより、原データについ
ての誤り検出符号符号によって、伸長後のデータの正常
性と圧縮された状態でのデータの正常性の双方を検査す
ることができる。すなわち、実際にデータの伸長を行う
時点で、データの圧縮伸長を行うための回路が正常に動
作しているかどうかを検査でき、外来のノイズなどによ
る誤動作も検出することができる。また、誤り検出符号
を付加しない状態でデータの圧縮を行っているので、画
像データのように縦横の関連性を基に圧縮処理が行われ
る場合でも、圧縮効率が低下することがない。さらに、
誤り検出符号として、たとえばCRC符号を用いれば、
データの正常性の検査能力を高くすることができる。
【0073】また請求項2記載の発明によれば、圧縮デ
ータを所定量ごとに分割し、これにダミー符号と誤り検
出符号を付加したデータ量が一定になるようにしてい
る。これにより、たとえば、そのアクセス単位が固定長
のディスク装置や、一定のデータ量ごとにフレーム構成
してデータを伝送する伝送装置に好適なデータ圧縮伸長
システムを得ることができる。
【0074】さらに請求項3記載の発明によれば、ダミ
ー符号と誤り検出符号と圧縮データを合わせたデータ量
が各ディスク装置のブロックサイズになるように圧縮デ
ータの分割を行っている。そして、誤り検出符号とダミ
ー符号の付加された単位圧縮データごとに複数のディス
ク装置を巡回的に切り換えてデータを格納している。こ
れらにより、各ディスク装置に分散して格納されるデー
タ量が均等になり、複数のディスク装置から同時に並行
して読み出しを行うときの各ディスク装置での処理時間
が平均化され、全体としての読み出し時間を短くするこ
とができる。また、ブロックごとに圧縮データや伸長後
のデータの正常性を検査することができるので、容易に
複数のディスク装置で同時に並行してデータの伸長とそ
の正常性の検査を進めることができる。その結果、デー
タの読み出しの高速化を図ることができる。また各ディ
スク装置を統括制御する回路部分は、読み出された伸長
後のデータの順序を整列させるだけでよくなり、ディス
クアレイ装置の構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるデータ圧縮伸長シ
ステムを利用したデータ記憶システムについてその構成
の概要を表わしたブロック図である。
【図2】 図1に示したデータ記憶システムのディスク
制御装置についてその回路構成の概要を表わしたブロッ
ク図である。
【図3】 データが圧縮されてディスク装置に格納され
るまでのディスク制御装置内部でのデータの流れを表わ
した説明図である。
【図4】 データをディスク装置に格納する際にディス
ク制御装置の行う処理の流れを表わした流れ図である。
【図5】 図4に示した圧縮データ量調整処理にいてデ
ィスク制御装置の行う処理の流れを表わした流れ図であ
る。
【図6】 図5に示した流れ図に沿って各種データの流
れを模式的に表わした説明図である。
【図7】 ディスク装置に格納されている圧縮データを
読み出す際における各データの流れを表わした説明図で
ある。
【図8】 圧縮して格納されているデータを読み出す際
にディスク制御装置の行う処理の流れを表わした流れ図
である。
【図9】 図8に示した流れ図に沿って各種データの流
れを模式的に表わした説明図である。
【図10】 第1の変形例においてディスク装置に格納
されるデータのデータ構造を表わした説明図である。
【図11】 第2の変形例におけるディスクアレイ装置
の構成の概要を表わしたブロック図である。
【図12】 第2の変形例のディスクアレイ装置におけ
るデータの流れを模式的に表わした説明図である。
【図13】 第2の変形例におけるディスクアレイ装置
の回路構成の概要を表わしたブロック図である。
【図14】 ホストコンピュータから書込命令を受信し
たときにディスクアレイ装置の行う処理の流れを表わし
た流れ図である。
【図15】 ホストコンピュータから読出命令を受信し
たときにディスクアレイ装置の行う処理の流れを表わし
た流れ図である。
【図16】 パリティチェックの機能を付加したディス
クアレイ装置の構成の概要を表わしたブロック図であ
る。
【図17】 第3の変形例におけるディスク制御装置の
回路構成の概要を表わしたブロック図である。
【符号の説明】
11、116〜119…ディスク制御装置、12、11
1〜114、172…ディスク装置、13…ホストコン
ピュータ、14…上位入出力制御部、15…下位入出力
制御部、16…原データCRC生成部、17…圧縮処理
部、18…圧縮データCRC生成部、19…圧縮データ
カウント部、22…圧縮データCRC検査部、23…伸
長処理部、24…伸長データCRC検査部、31…CP
U、36、37、155〜158…SCSIコントロー
ラ、38…圧縮回路、39…伸長回路、41…原データ
CRC生成回路、42…圧縮データCRC生成回路、4
3…圧縮データCRC検査回路、45…伸長データCR
C検査回路、46…カウンタ回路、611 〜61N 、7
3…原データ、621 〜62N 、74、84、95…原
CRC符号、631 〜63N 、75、82、93…圧縮
データ、641 〜64N 、76…圧縮CRC符号、66
1 〜66N 、77、83、94…調整CRC符号、67
1 〜67N 、78、81、92…調整CRC符号と原C
RC符号の付加された圧縮データ、71…書込命令、7
2…書き込みデータ、85…圧縮データについてのCR
C符号、86、96…伸長データ、87…伸長データに
ついてのCRC符号、91…読出命令、98…エラー情
報、115、171…ディスクアレイ制御装置、120
…分散制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/10 301 Z 7736−5D 20/18 520 E 8940−5D 532 C 8940−5D 570 Z 8940−5D C 8940−5D 572 F 8940−5D H03M 7/30 Z 9382−5K H04B 14/04 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮すべきデータを入力する入力手段
    と、この入力手段から入力されたデータについて誤り検
    出符号を生成する第1の誤り検出符号生成手段と、前記
    入力手段から入力されたデータを圧縮してデータ量の削
    減された圧縮データを生成するデータ圧縮手段と、この
    データ圧縮手段によって圧縮された後のデータに付加す
    るダミー符号であってこれを前記圧縮データに付加した
    後のデータについての誤り検出符号の値が前記第1の誤
    り検出符号生成手段によって生成された誤り検出符号の
    値と一致するようにその値の選ばれたダミー符号を出力
    するダミー符号出力手段と、このダミー符号と前記第1
    の誤り検出符号生成手段によって生成された誤り検出符
    号とを前記圧縮データに付加したデータを出力する圧縮
    データ出力手段とを有するデータ圧縮装置と、 このデータ圧縮装置によって出力されたダミー符号と誤
    り検出符号の付加された圧縮データを入力する圧縮デー
    タ入力手段と、この圧縮データ入力手段から入力された
    圧縮データにダミー符号の付加されたデータ部分につい
    て誤り検出符号を生成する圧縮データ誤り検出符号生成
    手段と、この圧縮データ誤り検出符号生成手段によって
    生成された誤り検出符号と前記圧縮データ入力手段から
    入力された誤り検出符号とを比較する第1の比較手段
    と、前記圧縮データを伸長するデータ伸長手段と、この
    データ伸長手段によって伸長された後のデータについて
    誤り検出符号を生成する伸長データ誤り検出符号生成手
    段と、この伸長データ誤り検出符号生成手段によって生
    成された誤り検出符号と前記圧縮データ入力手段から入
    力された誤り検出符号とを比較する第2の比較手段と、
    前記第1の比較手段とこの第2の比較手段の比較結果の
    双方が比較の対象となった誤り検出符号の値の一致を表
    わしているとき前記データ伸長手段によって伸長された
    後のデータを出力し、第1の比較手段と第2の比較手段
    の比較結果のうち少なくとも一方が比較の対象となった
    誤り検出符号の値の不一致を表わしているとき所定のエ
    ラー情報を出力する伸長データ出力手段とを有するデー
    タ伸長装置とを具備することを特徴とするデータ圧縮伸
    長システム。
  2. 【請求項2】 圧縮すべきデータを入力する入力手段
    と、この入力手段から入力されたデータを圧縮してデー
    タ量の削減された圧縮データを順次出力するデータ圧縮
    手段と、このデータ圧縮手段から順次出力される圧縮デ
    ータのデータ量を計数しこれを所定量ごとの単位圧縮デ
    ータに順次分割する圧縮データ分割手段と、この圧縮デ
    ータ分割手段によって圧縮データが単位圧縮データに分
    割されるごとにこの単位圧縮データに対応する圧縮され
    る前のデータ部分について誤り検出符号を生成する第1
    の誤り検出符号生成手段と、この第1の誤り検出符号生
    成手段によって誤り検出符号が生成されるごとに前記単
    位圧縮データに付加するダミー符号であってこれを付加
    した後のデータについての誤り検出符号の値が前記第1
    の誤り検出符号生成手段によって生成された誤り検出符
    号の値と一致するようにその値の選ばれたダミー符号を
    生成するダミー符号生成手段と、このダミー符号生成手
    段によってダミー符号が生成されるごとにこれと前記第
    1の誤り検出符号生成手段によって生成された誤り検出
    符号とを対応する単位圧縮データに付加して出力する圧
    縮データ出力手段とを有するデータ圧縮装置と、 このデータ圧縮装置によって出力されたダミー符号と誤
    り検出符号の付加された単位圧縮データを入力する圧縮
    データ入力手段と、この圧縮データ入力手段から入力さ
    れた単位圧縮データにダミー符号の付加されたデータ部
    分について誤り検出符号を生成する圧縮データ誤り検出
    符号生成手段と、この圧縮データ誤り検出符号生成手段
    によって生成された誤り検出符号と前記圧縮データ入力
    手段から入力された誤り検出符号とを比較する第1の比
    較手段と、前記圧縮データを伸長するデータ伸長手段
    と、このデータ伸長手段によって伸長された後のデータ
    について誤り検出符号を生成する伸長データ誤り検出符
    号生成手段と、この伸長データ誤り検出符号生成手段に
    よって生成された誤り検出符号と前記圧縮データ入力手
    段から入力された誤り検出符号とを比較する第2の比較
    手段と、前記第1の比較手段とこの第2の比較手段の比
    較結果の双方が比較の対象となった誤り検出符号の値の
    一致を表わしているとき前記データ伸長手段によって伸
    長された後のデータを出力し、第1の比較手段と第2の
    比較手段の比較結果のうち少なくとも一方が比較の対象
    となっった誤り検出符号の値の不一致を表わしていると
    き所定のエラー情報を出力する伸長データ出力手段とを
    有するデータ伸長装置とを具備することを特徴とするデ
    ータ圧縮伸長システム。
  3. 【請求項3】 固定長のブロックを単位にデータを格納
    する複数のディスク装置と、 データの書込命令および書き込むべきデータを入力する
    書込データ入力手段と、 この書込データ入力手段から入力されたデータを圧縮し
    てデータ量の削減された圧縮データを順次出力するデー
    タ圧縮手段と、 このデータ圧縮手段から順次出力される圧縮データのデ
    ータ量を計数し前記固定長のブロックのサイズからそれ
    ぞれ予め定められた長さのダミー符号と誤り検出符号と
    を差引いた後のデータ量ごとの単位圧縮データに圧縮デ
    ータを順次分割する圧縮データ分割手段と、 この圧縮データ分割手段によって圧縮データが単位圧縮
    データに分割されるごとにこの単位圧縮データに対応す
    る圧縮される前のデータ部分について誤り検出符号を生
    成する第1の誤り検出符号生成手段と、 この第1の誤り検出符号生成手段によって誤り検出符号
    が生成されるごとにこの値と前記単位圧縮データに前記
    ダミー符号を付加した後のデータについての誤り検出符
    号の値とが一致するようにその値の選ばれたダミー符号
    を生成するダミー符号生成手段と、 このダミー符号生成手段によってダミー符号が生成され
    るごとにこれと前記第1の誤り検出符号生成手段によっ
    て生成された誤り検出符号とを対応する単位圧縮データ
    に付加したデータを所定のディスク装置の1つのブロッ
    クに格納するデータ格納手段と、 このデータ格納手段によってディスク装置の1つのブロ
    ックにデータが格納されたときダミー符号と誤り検出符
    号の付加された単位圧縮データを次に格納すべきディス
    ク装置を前記複数のディスク装置が巡回的に選択される
    ように切り換える巡回切換手段と、 データの読出命令を入力する読出命令入力手段と、 この読出命令入力手段からデータの読出命令が入力され
    たとき読み出すべきデータの一部分あるいは全部が圧縮
    されて格納されている前記1または2以上のディスク装
    置からこれらのデータを並行して読み出すための読出指
    示を出力する読出指示出力手段と、 この読出指示出力手段によって出力された読出指示に従
    って前記ダミー符号と誤り検出符号の付加された単位圧
    縮データを前記ディスク装置から読み出す単位読出手段
    と、この単位読出手段によって読み出された単位圧縮デ
    ータにダミー符号の付加されたデータ部分について誤り
    検出符号を生成する圧縮データ誤り検出符号生成手段
    と、この圧縮データ誤り検出符号生成手段によって生成
    された誤り検出符号と前記単位読出手段によって読み出
    された誤り検出符号とを比較する第1の比較手段と、前
    記圧縮データを伸長するデータ伸長手段と、このデータ
    伸長手段によって伸長された後のデータについて誤り検
    出符号を生成する伸長データ誤り検出符号生成手段と、
    この伸長データ誤り検出符号生成手段によって生成され
    た誤り検出符号と前記単位読出手段によって読み出され
    た誤り検出符号とを比較する第2の比較手段と、前記第
    1の比較手段とこの第2の比較手段の比較結果の双方が
    比較の対象となった誤り検出符号の値の一致を表わして
    いるとき前記データ伸長手段によって伸長された後のデ
    ータを出力し、第1の比較手段と第2の比較手段の比較
    結果のうち少なくとも一方が比較の対象となっった誤り
    検出符号の値の不一致を表わしているとき所定のエラー
    情報を出力する伸長データ出力手段とを有するディスク
    装置ごとに設けられた複数の単位伸長データ読出手段
    と、 これら単位伸長データ読出手段の1つ以上から前記エラ
    ー情報が出力されたときはデータの読み出しに異常の生
    じたことを表わした読出不良通知を出力し、これら単位
    伸長データ読出手段のいずれからもエラー情報が出力さ
    れなかったときは各単位伸長データ読出手段から出力さ
    れた伸長後のデータを読み出すべき順序に並べ変えて出
    力するデータ出力手段とを具備することを特徴とするデ
    ィスクアレイ装置。
JP6252210A 1994-10-18 1994-10-18 データ圧縮伸長システムおよびディスクアレイ装置 Pending JPH08116274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6252210A JPH08116274A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 データ圧縮伸長システムおよびディスクアレイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6252210A JPH08116274A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 データ圧縮伸長システムおよびディスクアレイ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08116274A true JPH08116274A (ja) 1996-05-07

Family

ID=17234039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6252210A Pending JPH08116274A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 データ圧縮伸長システムおよびディスクアレイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08116274A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100324154B1 (ko) * 1997-04-22 2002-06-24 포만 제프리 엘 우수한 데이터 완전성을 제공하는 저장 서브시스템용 압축 및데이터 처리 칩 및 그 방법
JP2007052901A (ja) * 2005-08-04 2007-03-01 Certance Llc データエラー検出のための方法、データエラー検出のための方法を実行するために機械によって実行可能な命令のプログラムを実施する、機械によって読出可能なプログラム記憶装置、およびデータエラー検出のための装置
KR20160145192A (ko) * 2014-06-26 2016-12-19 인텔 코포레이션 디스플레이 인터페이스 대역폭 변조 기법
EP3106986A1 (en) 2015-06-15 2016-12-21 Fujitsu Limited Storage control apparatus and program
US10419020B2 (en) 2015-06-18 2019-09-17 International Business Machines Corporation Increasing storage capacity and data transfer speed in genome data backup

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100324154B1 (ko) * 1997-04-22 2002-06-24 포만 제프리 엘 우수한 데이터 완전성을 제공하는 저장 서브시스템용 압축 및데이터 처리 칩 및 그 방법
JP2007052901A (ja) * 2005-08-04 2007-03-01 Certance Llc データエラー検出のための方法、データエラー検出のための方法を実行するために機械によって実行可能な命令のプログラムを実施する、機械によって読出可能なプログラム記憶装置、およびデータエラー検出のための装置
KR20160145192A (ko) * 2014-06-26 2016-12-19 인텔 코포레이션 디스플레이 인터페이스 대역폭 변조 기법
JP2017528932A (ja) * 2014-06-26 2017-09-28 インテル・コーポレーション ディスプレイインターフェースの帯域幅変調
US10049002B2 (en) 2014-06-26 2018-08-14 Intel Corporation Display interface bandwidth modulation
EP3106986A1 (en) 2015-06-15 2016-12-21 Fujitsu Limited Storage control apparatus and program
US10084484B2 (en) 2015-06-15 2018-09-25 Fujitsu Limited Storage control apparatus and non-transitory computer-readable storage medium storing computer program
US10419020B2 (en) 2015-06-18 2019-09-17 International Business Machines Corporation Increasing storage capacity and data transfer speed in genome data backup
US11018691B2 (en) 2015-06-18 2021-05-25 International Business Machines Corporation Increasing storage capacity and data transfer speed in genome data backup

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0457840B1 (en) Adaptive data compression apparatus for a tape drive system
US4833679A (en) Method and apparatus with improved error correction and error information availability
KR100516428B1 (ko) 데이터 압축에 대한 메모리 테스터
JP3407276B2 (ja) データ圧縮システム
JP3272903B2 (ja) 誤り訂正検出回路と半導体記憶装置
JPH0812615B2 (ja) 障害の許容範囲があるデータ保全装置及びその方法
US10891082B2 (en) Methods for accelerating compression and apparatuses using the same
US5956102A (en) Methods and apparatus for the efficient implementation of signal synchronization and cyclic redundancy checks in communication systems
KR100324154B1 (ko) 우수한 데이터 완전성을 제공하는 저장 서브시스템용 압축 및데이터 처리 칩 및 그 방법
JPH08116274A (ja) データ圧縮伸長システムおよびディスクアレイ装置
JP2624299B2 (ja) 加速演算回路
US7325081B2 (en) CRC data protection scheme for non-block-oriented data
JP3017351B2 (ja) データ書き込み方式
KR100216045B1 (ko) 프로그램형 제어기의 비트 연산 처리방법 및 그 장치
US20230087517A1 (en) Error detection in memory system
JPH01108631A (ja) データ転送処理方式
JPH04154362A (ja) エラー検出方式
JP5499700B2 (ja) 情報圧縮装置、情報復元装置、情報圧縮方法、情報復元方法、及びその処理プログラム
JPH08123627A (ja) ディスクアレイ装置
US20020116672A1 (en) Pattern data transmission device and pattern data transmission method
JPH0723236A (ja) 画像信号圧縮装置
JPS63174473A (ja) 画像圧縮動作の診断方法
JPH0774652A (ja) データ圧縮装置
JPH0547198A (ja) メモリデバイス
JPH088754A (ja) データ圧縮伝送方式、並びにそれを用いたデータ伝送装置及び記憶装置