JPH08115157A - コンピュータの入力装置及びキーボード - Google Patents

コンピュータの入力装置及びキーボード

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JPH08115157A
JPH08115157A JP2299495A JP2299495A JPH08115157A JP H08115157 A JPH08115157 A JP H08115157A JP 2299495 A JP2299495 A JP 2299495A JP 2299495 A JP2299495 A JP 2299495A JP H08115157 A JPH08115157 A JP H08115157A
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time
computer
contact
layer
input device
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JP2299495A
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English (en)
Inventor
Yuji Oishi
雄司 大石
Kimitoshi Nakamura
公利 仲村
Hideki Matsuda
秀樹 松田
Yoshiaki Hayakawa
義昭 早川
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HAGIWARA SHISUKOMU KK
Original Assignee
HAGIWARA SHISUKOMU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーソルの移動量及び移動方向を表す変位デ
ータをコンピュータへ入力するための入力装置を、狭い
スペースでも使用でき且つ持ち運び容易とする。 【構成】 入力装置1は、可撓性シート7の下面に形成
された導電層9と基板13の上面に形成された抵抗層1
1とを所定間隔で配置すると共に、可撓性シート7を押
した際に導電層9と抵抗層11とが押圧位置で接触する
感圧パッドPADと、導電層9からの配線CL及び抵抗
層11の四隅からの配線LL,UL,LR,URに接続
され、導電層9と抵抗層11との接触を検出すると抵抗
層11の面における横方向と縦方向とに交互に5Vの電
圧を印加して、各電圧印加時に導電層9に生じた電圧値
から感圧パッドPADの押圧位置を順次演算すると共
に、その演算結果に基づき押圧位置の単位時間当りの移
動量及び移動方向を表す移動カウント数を算出して、そ
れをコンピュータへ出力する制御回路17と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータに設けら
れた表示装置に表示されるカーソルの移動量及び移動方
向を表す変位データをコンピュータへ入力するためのコ
ンピュータの入力装置、及びその入力装置を備えたキー
ボードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の入力装置としては、
例えば特開昭62−128319号公報や特開平4−2
5925号公報に開示されているように、手によって支
持可能な本体ケースに平面に接触して回転するボールを
内蔵し、そのボールの回転量及び回転方向を検出して、
コンピュータへカーソルを移動させるための変位データ
を出力する、所謂マウスが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなマウスでは、本体ケースを机等の上で動かして、
ボールを回転させることによりカーソルの変位データを
入力するようにしているため、スペースの狭い机の上で
は使い難く、また、ボールを机等の平面に接触して回転
可能に支持する回転機構部が必要となり、重量が大きく
なる上に衝撃に対しても弱くなるため、持ち運びに不便
であるという問題があった。
【0004】一方、シート面上にペンで文字等を記載し
た際の筆圧によるシート面の歪を利用して、筆順の変化
に伴うシート面上の座標を順次検出し、その座標を手書
き情報としてコンピュータへ出力するようにしたシート
状の入力装置も提案されているが、このようなシート状
の入力装置を用いてカーソルを移動させるようにした場
合には、マウスのような回転機構部は必要としないもの
の、表示装置におけるカーソルの移動領域に応じた面積
のシートが必要となり、装置自身が大きくなってしま
う。
【0005】しかも、通常、コンピュータには、この種
のカーソル移動用の入力装置だけではなく、文字(アル
ファベット)や数値等の情報をコンピュータへ入力する
ためのキーボードが接続される。よって、上記従来の入
力装置では、キーボードが占有するスペース以外の小さ
な範囲内で使用しなければならず、カーソルの任意方向
への移動と、キーボードによる情報入力とを、狭いスペ
ースで行うことが困難であった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、狭いスペースでも使用することができ、し
かもコンパクトで持ち運びに便利なコンピュータの入力
装置を提供することを第1の目的とし、カーソルの任意
方向への移動と文字や数値等の入力とを、狭いスペース
で行うのに好適なキーボードを提供することを第2の目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るためになされた請求項1に記載の本発明は、コンピュ
ータへカーソルの移動量及び移動方向を表す変位データ
を入力するための入力装置であって、平面状の導電層と
抵抗層とを上下に所定間隔を空けて配置すると共に、前
記導電層と抵抗層のうち少なくとも上層側に位置する層
を可撓性シートの下面に形成し、前記可撓性シートの上
面を押圧した際に前記導電層と前記抵抗層とが当該押圧
位置で接触する感圧パッドと、前記導電層と抵抗層との
接触の有無を検出する接触検出手段と、該接触検出手段
により前記導電層と抵抗層との接触が検出されると、前
記抵抗層の面における横方向と縦方向とに、交互に電圧
を印加する電圧印加手段と、該電圧印加手段による電圧
の印加に同期して前記導電層の電圧を検出すると共に、
前記横方向に電圧が印加されたときに検出した電圧値と
前記縦方向に電圧が印加されたときに検出した電圧値と
に基づき前記可撓性シート上の押圧位置を順次演算する
位置演算手段と、該位置演算手段の演算結果を記憶する
記憶手段と、該記憶手段に記憶された複数の演算結果に
基づき、前記押圧位置の所定の単位時間当りの移動量及
び移動方向を表す変位データを生成するデータ生成手段
と、該データ生成手段により生成された変位データを前
記コンピュータへ出力する出力手段と、前記接触検出手
段により前記導電層と抵抗層との接触が無くなったと検
出されると、前記電圧印加手段の動作を停止させると共
に、前記記憶手段の記憶内容を消去する初期化手段と、
を備えたことを特徴とするコンピュータの入力装置を要
旨としている。
【0008】また、請求項2に記載の本発明は、請求項
1に記載のコンピュータの入力装置において、前記接触
検出手段の検出結果に基づき前記導電層と抵抗層とが継
続して接触している時間を計測する接触時間計測手段
と、該接触時間計測手段により計測された時間が所定時
間以内であるか否かを判定し、当該時間が前記所定時間
以内であった場合に、前記コンピュータへカーソル位置
の確定を指示するための確定信号を出力する確定信号出
力手段と、を備えたことを特徴とするコンピュータの入
力装置を要旨としている。
【0009】また、請求項3に記載の本発明は、請求項
2に記載のコンピュータの入力装置において、前記確定
信号出力手段が、前記確定信号の出力を終了するまでに
前記接触検出手段により前記導電層と抵抗層との接触が
再度検出され、且つ前記接触時間計測手段により計測さ
れる時間が前記所定時間よりも大きくなると、前記接触
検出手段により前記導電層と抵抗層との接触が無くなっ
たと検出されまで前記確定信号を継続して出力するこ
と、を特徴とするコンピュータの入力装置を要旨として
いる。
【0010】そして、請求項4に記載の本発明は、請求
項2又は請求項3に記載のコンピュータの入力装置にお
いて、前記確定信号出力手段が、前記確定信号の出力を
終了するまでに前記接触検出手段により前記導電層と抵
抗層との接触が再度検出され、且つ前記接触時間計測手
段により計測された時間が前記所定時間以内であった場
合には、前記接触検出手段により前記導電層と抵抗層と
の接触が無くなったと検出されると同時に前記確定信号
の出力を一旦停止し、予め定められた特定の時間が経過
した後に前記確定信号を再度出力すること、を特徴とす
るコンピュータの入力装置を要旨としている。
【0011】一方、上記第2の目的を達成するために請
求項5に記載の本発明は、コンピュータへ押鍵操作に応
じた情報を入力するためのキーボードであって、請求項
1ないし請求項4の何れかに記載のコンピュータの入力
装置を備え、前記感圧パッドを当該キーボードの鍵盤面
における所定位置に配設したこと、を特徴としている。
【0012】そして、請求項6に記載の本発明は、請求
項5に記載のキーボードにおいて、当該キーボードは、
所定の切換キーの押鍵操作に応じて、カーソルを移動さ
せるためのカーソルキーとしての機能とカーソルの移動
以外に関する所定情報を入力するための機能とを切換可
能な兼用キーを備えるものであり、前記感圧パッドを、
カーソルを移動させるための専用カーソルキーに代え
て、当該専用カーソルキーが配設されていた位置に配設
したこと、を特徴としている。
【0013】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載のコンピュータの入力装置は、平面状の導電層
と抵抗層とが上下に所定間隔を空けて配置されると共
に、導電層と抵抗層のうち少なくとも上層側に位置する
層が可撓性シートの下面に形成された感圧パッドを備え
ており、この感圧パッドは、可撓性シートの上面を押圧
すると、その押圧位置で導電層と抵抗層とが接触するも
のである。
【0014】そして、接触検出手段が、導電層と抵抗層
との接触の有無、即ち可撓性シートの押圧の有無を検出
し、この接触検出手段によって導電層と抵抗層との接触
が検出されると、電圧印加手段が、抵抗層の面における
横方向と縦方向とに、交互に電圧を印加する。
【0015】すると、抵抗層の面における横方向に電圧
が印加されたときには、導電層に可撓性シートにおける
横方向の押圧位置に応じた電圧が発生し、また、抵抗層
の面における縦方向に電圧が印加されたときには、導電
層に可撓性シートにおける縦方向の押圧位置に応じた電
圧が発生するため、位置演算手段が、電圧印加手段によ
る電圧の印加に同期して導電層の電圧を検出すると共
に、横方向に電圧が印加されたときに検出した電圧値と
縦方向に電圧が印加されたときに検出した電圧値とに基
づいて、可撓性シート上の押圧位置を順次演算する。
【0016】そして、このように位置演算手段によっ
て、可撓性シート上の押圧位置が順次演算されると、記
憶手段が、その演算結果を記憶し、データ生成手段が、
記憶手段に記憶された複数の演算結果に基づき、可撓性
シートにおける押圧位置の所定の単位時間当りの移動量
及び移動方向を表す変位データを生成し、出力手段が、
データ生成手段により生成された変位データをコンピュ
ータへ出力する。
【0017】また、接触検出手段により導電層と抵抗層
との接触が無くなったと検出されると、初期化手段が、
電圧印加手段の動作を停止させると共に、記憶手段の記
憶内容を消去する。このような請求項1に記載のコンピ
ュータの入力装置においては、使用者が、ペンや指先等
を可撓性シートの上面に押し当てながら動かすと、その
押圧位置が位置演算手段により順次演算されて記憶手段
に記憶され、データ生成手段により押圧位置の所定の単
位時間当りの移動量及び移動方向を表す変位データが生
成されて、その変位データがコンピュータへ出力され
る。
【0018】すると、コンピュータ側では、上記変位デ
ータの表す移動量及び移動方向に応じて表示装置上のカ
ーソルを移動させることとなるため、当該入力装置の使
用者は、感圧パッドの可撓性シート上におけるペンや指
先等の動きに応じて、表示装置上のカーソルを任意に移
動させることができる。
【0019】そして、使用者が、ペンや指先等を可撓性
シートから離すと、接触検出手段により導電層と抵抗層
との接触が無くなったと検出されて、初期化手段が、電
圧印加手段の動作を停止させると共に記憶手段の記憶内
容を消去するため、使用者が、再度、ペンや指先等を可
撓性シートの上面に押し当てて動かせば、その位置を新
たな起点とした変位データが生成されてコンピュータへ
出力される。
【0020】従って、当該入力装置の使用者は、ペンや
指先等を可撓性シートの隅まで動かした後に、一旦可撓
性シートからペン等を離し、再び可撓性シート上の異な
る位置から同じ方向にペン等を動かすことにより、カー
ソルを同方向に移動させることができる。つまり、感圧
パッド(可撓性シート)の面積が、表示装置におけるカ
ーソルの移動領域に対して小さくても、可撓性シート上
でペンや指先等を断続的に繰り返して動かすことによ
り、カーソルを所望の方向に継続して移動させることが
できるのである。
【0021】このように請求項1に記載のコンピュータ
の入力装置によれば、装置自身を小型化することがで
き、スペースの狭い机の上でも使用することができる。
また、従来のマウスのようにボールを回転可能に支持す
る回転機構部を必要としないため、軽量で且つ衝撃に対
しても破損する心配がなく、気軽に持ち運ぶことができ
る。
【0022】次に、請求項2に記載のコンピュータの入
力装置においては、接触時間計測手段が、接触検出手段
の検出結果に基づいて、導電層と抵抗層とが継続して接
触している時間を計測し、確定信号出力手段が、接触時
間計測手段により計測された時間が所定時間以内である
か否かを判定して、その時間が前記所定時間以内であっ
た場合に、コンピュータへカーソル位置の確定を指示す
るための確定信号を出力する。
【0023】つまり、通常、この種の入力装置(マウ
ス)では、コンピュータへカーソル位置の確定を指示す
るための確定キーを備えており、カーソルを所望の位置
に移動させて、その確定キーを押すことにより、カーソ
ル位置を確定するようにしているが、上記のように構成
された請求項2に記載のコンピュータの入力装置によれ
ば、感圧パッドの可撓性シートを所定時間以内だけ押す
といった簡単な操作によって、カーソル位置の確定操作
(所謂クリック)を行うことができる。
【0024】次に、請求項3に記載のコンピュータの入
力装置では、請求項2に記載のコンピュータの入力装置
において、確定信号出力手段が、確定信号の出力を終了
するまでに接触検出手段によって導電層と抵抗層との接
触が再度検出され、且つ接触時間計測手段により計測さ
れる時間が前記所定時間よりも大きくなると、接触検出
手段により導電層と抵抗層との接触が無くなったと検出
されまで、確定信号を継続して出力するようにしてい
る。
【0025】このようにな請求項3に記載のコンピュー
タの入力装置によれば、感圧パッドの可撓性シートを所
定時間以内だけ押した後、すぐに可撓性シートを押し続
けると、その間は、コンピュータへ確定信号が継続して
出力されることとなる。そして、この状態で可撓性シー
トの押圧位置を任意に動かすと、コンピュータへは、上
述したように、押圧位置の所定の単位時間当りの移動量
及び移動方向を表す変位データが出力されることとなる
ため、通常のマウスにおいて確定キーを押しながらマウ
スを移動させる操作(所謂ドラック)と同様の操作を簡
単に行うことができるようになる。
【0026】次に、請求項4に記載のコンピュータの入
力装置では、請求項2又は請求項3に記載のコンピュー
タの入力装置において、確定信号出力手段が、確定信号
の出力を終了するまでに接触検出手段によって導電層と
抵抗層との接触が再度検出され、且つ接触時間計測手段
により計測された時間が前記所定時間以内であった場合
には、接触検出手段により導電層と抵抗層との接触が無
くなったと検出されると同時に確定信号の出力を一旦停
止し、予め定められた特定の時間が経過した後に確定信
号を再度出力するようにしている。
【0027】このように構成された請求項4に記載のコ
ンピュータの入力装置によれば、感圧パッドの可撓性シ
ートを所定時間以内だけ押した後、すぐに可撓性シート
を所定時間以内だけ押すと、コンピュータへ確定信号が
断続的に2回出力されることとなる。よって、通常のマ
ウスにおいて、確定スイッチを断続的に2回押す操作
(所謂ダブルクリック)と同様の操作を簡単に行うこと
ができるようになる。
【0028】一方、請求項5に記載のキーボードは、上
述した請求項1ないし請求項4の何れかに記載の入力装
置を備えており、その感圧パッドを、当該キーボードの
鍵盤面における所定位置に配設するようにしている。こ
のようなキーボードによれば、ペンや指先等を、鍵盤面
に設けられた感圧パッドの可撓性シートの上面に押し当
てながら動かせば、カーソルを所望の方向に移動させる
ことができ、鍵盤面に設けられた何れかのキーを押せ
ば、そのキーに対応した文字や数値等の情報をコンピュ
ータへ入力することができる。
【0029】従って、請求項5に記載のキーボードによ
れば、当該キーボードを載置するスペースさえあれば、
カーソルの任意方向への移動と、文字や数値等の入力と
の両方を行うことができ、コンピュータの入力システム
を狭いスペースで構築することができる。そして、カー
ソル移動用の入力装置を別個に用意しなくてもよいた
め、その分、机上等のスペースを有効に活用することが
できるようになる。
【0030】また特に、当該キーボードが請求項2に記
載の入力装置を備えた場合には、感圧パッドの可撓性シ
ートを所定時間以内だけ押すという簡単な操作によっ
て、所謂クリック操作を行うことができ、更に、請求項
3に記載の入力装置を備えた場合には、感圧パッドの可
撓性シートを所定時間以内だけ押した後、すぐに可撓性
シートを押し続けるという操作によって、所謂ドラック
操作を行うことができる。そして更に、当該キーボード
が請求項4に記載の入力装置を備えた場合には、感圧パ
ッドの可撓性シートを所定時間以内だけ押した後、すぐ
に可撓性シートを所定時間以内だけ押すという操作によ
って、所謂ダブルクリック操作を行うことができる。
【0031】尚、感圧パッドは、キーボードの鍵盤面に
おいて何れの位置に配設するようにしても良いが、カー
ソルを上下及び左右に移動させるための専用カーソルキ
ーに代えて、その専用カーソルキーが配設されていた位
置に配設するようにすれば、キーボード全体の面積を大
きくすることなく上記効果を得ることができる。
【0032】次に、請求項6に記載のキーボードは、所
定の切換キーの押鍵操作に応じて、カーソルを移動させ
るためのカーソルキーとしての機能と、カーソルの移動
以外に関する所定情報を入力するための機能とを、切換
可能な兼用キーを備えており、上記入力装置の感圧パッ
ドを、カーソルを移動させるための専用カーソルキーに
代えて、その専用カーソルキーが配設されていた位置に
配設するようにしている。
【0033】そして、このようなキーボードによれば、
上述したようにキーボード全体の面積を大きくすること
なく感圧パッドを設けることができる上に、例えばコン
ピュータが実行しているアプリケーションプログラム等
によって、どうしてもカーソルキーを使用してカーソル
の移動方向を入力しなければならない場合には、切換キ
ーを操作して、兼用キーをカーソルキーとして機能させ
ることができる。
【0034】従って、請求項6に記載のキーボードによ
れば、感圧パッドによるカーソルの所望方向への移動
と、キー操作(兼用キーの操作)によるカーソルの上下
及び左右方向への移動とを、両方共に実現することがで
き、様々なアプリケーションプログラムに対応すること
ができるようになる。
【0035】
【実施例】以下、本発明が適用された実施例の入力装置
について説明する。まず、図1は本実施例の入力装置1
の概略的な外観を表す外観図である。本実施例の入力装
置1は、図示しないコンピュータに設けられたCRTや
液晶等の表示装置に表示されるカーソルの移動量及び移
動方向を表す変位データを、コンピュータへ入力するた
めのものであり、図1において縦・横・高さの寸法は、
夫々、約80mm,140mm,20mmに形成されて
いる。
【0036】そして、図1に示すように、本体3の上面
中央部に設けられた縦60mm,横60mmの正方形の
領域Rには、後述する感圧パッドPADが設けられてお
り、本体3における感圧パッドPADの左側と右側に
は、夫々、コンピュータへカーソル位置の確定を指示す
るための確定キーLSWと、コンピュータへ入力の取り
消しを指示するための取消キーRSWとが設けられてい
る。また、本体3の側面からはケーブル5が伸びてお
り、本入力装置1は、このケーブル5の先端に設けられ
たコネクタ(図示せず)により、コンピュータに接続さ
れる。
【0037】次に、感圧パッドPADについて、図2を
用いて説明する。尚、図2(A)は感圧パッドPADの
概略断面図であり、図2(B)は図2(A)におけるA
1−A1矢視の平面図であり、図2(C)は図2(A)
におけるA2−A2矢視の平面図である。
【0038】図2(A)に示すように、感圧パッドPA
Dは、厚さ0.55mmの絶縁性ポリウレタンフィルム
により形成された可撓性シート7と、可撓性シート7の
下面(裏面)に導電性インキを均一に塗布してなる厚さ
0.01mmの導電層9と、導電層9の下方に所定間隔
を空けて配置され、導電層9に対向する側の面(上面)
にカーボンを主成分とする抵抗層11が形成された基板
13と、を備えている。そして、図2(A),(B)に
示すように、導電層9の抵抗層11側の面には、酸化チ
タンとポリウレタン樹脂を主成分とする絶縁性インキか
らなる複数のドット状の絶縁材15が印刷されている。
尚、本実施例において絶縁材15は、径が0.1mmで
高さが0.06mmに形成されており、斜め隣との間隔
が互いに0.1mmとなるように配設されている。
【0039】可撓性シート7と基板13は、本体3の正
方形の領域Rよりも大きな長方形に形成されており、基
板13上面の抵抗層11は、上記領域Rと同じ寸法の正
方形に形成されている。また、可撓性シート7上面の導
電層9は、抵抗層11と同じか或いはそれよりも大きな
寸法に形成されている。そして、感圧パッドPADは、
図1に示すように、可撓性シート7の上面(表面)が本
体3の上面に露出すると共に、本体3の正方形の領域R
と抵抗層11の位置が一致するように設けられている。
【0040】ここで、抵抗層11の四隅位置(左下位置
P1,右下位置P2,左上位置P3,右上位置P4)か
らは、夫々、配線LL,LR,UL,URが伸びてお
り、導電層9の所定位置P5からは配線CLが伸びてい
る。そして、上記各配線LL,LR,UL,UR,CL
は、図3に示すように、制御回路17に接続されてい
る。
【0041】そこで次に、制御回路17の構成につい
て、図4を用いて説明する。図4に示すように、制御回
路17は、CPU,ROM,RAMを内蔵した周知のシ
ングルチップマイクロコンピュータ(以下、マイクロコ
ンピュータという)19と、抵抗層11の配線LLに、
常にLow レベル(本実施例においては0V)の電圧を印
加するオペアンプからなる出力バッファ回路21と、マ
イクロコンピュータ19からの出力信号S1,S2,S
3に応じて、抵抗層11の配線LR,UL,URに、夫
々、Low レベル或いはHighレベル(本実施例においては
5V)の電圧を印加するオペアンプからなる3つの出力
バッファ回路23,25,27と、配線URに電圧を印
加する出力バッファ回路27へのマイクロコンピュータ
19の出力信号S3を受け、その信号S3がLow レベル
の時、即ち配線URに0Vの電圧が印加されている時
に、配線CLへ抵抗器29を介してHighレベルの電圧を
印加するPNP形のトランジスタ31と、配線CLの電
圧を抵抗器33及びコンデンサ35からなるノイズ除去
用の積分回路を介して入力し、その電圧に応じた電圧を
出力するオペアンプからなる入力バッファ回路37と、
マイクロコンピュータ19からの指令に従い、入力バッ
ファ回路37の出力信号VZと上記出力バッファ回路2
1,23,25,27の各出力信号VLL,VLR,V
UL,VURを、夫々、8ビットのデジタル信号に変換
してマイクロコンピュータ19に出力するA/D変換器
39と、入力バッファ回路37の出力信号VZを所定の
しきい値でLow レベル或いはHighレベルのオン・オフ信
号O/Fに変換し、そのオン・オフ信号O/Fをマイク
ロコンピュータ19に出力する波形整形回路41と、確
定キーLSWと取消キーRSWのON/OFF状態を夫
々検出するための2つのプルアップ抵抗器43,45
と、マイクロコンピュータ19により生成された後述す
る出力データ(移動カウント数と確定キーLSW及び取
消キーRSWのON/OFF状態とを表すデジタル信
号)をケーブル5に出力するインタフェース回路47
と、を備えている。
【0042】尚、本実施例において、トランジスタ31
のコレクタと配線CLとの間に接続された抵抗器29
は、抵抗層11全体の抵抗値よりも大きな値(例えば、
200KΩ)に設定されている。また、図4において、
49,51,53は、マイクロコンピュータ19の出力
信号S1,S2,S3を、夫々、出力バッファ回路2
3,25,27に出力するためのデジタルバッファであ
り、55は、マイクロコンピュータ19の出力バッファ
回路27への出力信号S3に応じてトランジスタ31に
ベース電流を供給するデジタルバッファである。また、
57は、トランジスタ31のベース電流を制限するため
の抵抗器である。
【0043】そして、波形整形回路41は、入力バッフ
ァ回路37の出力信号VZを抵抗器59を介して入力す
るデジタルバッファ61と、デジタルバッファ61の出
力レベルを安定させるためのプルアップ抵抗器63と、
デジタルバッファ61の出力信号からノイズを除去する
ためのコンデンサ65と、から構成されており、入力バ
ッファ回路37の出力信号VZがデジタルバッファ61
の入力しきい値(約2.5V)以下であると、マイクロ
コンピュータ19へLow レベルの信号を出力する。
【0044】このように構成された本実施例の入力装置
1においては、図3に示すように、当該装置の使用者
が、感圧パッドPADの可撓性シート7を筆記具(ペ
ン)や指先等の部材Hで押さえると、押さえた部分の可
撓性シート7及び導電層9が窪んで、導電層9に付着一
体化している絶縁材15が押し広げられるため、押さえ
た部分の導電層9が抵抗層11に接触する。
【0045】そして、制御回路17は、後述する各処理
を実行することにより、導電層9と抵抗層11とが接触
したこと、即ち感圧パッドPAD(可撓性シート7)が
押さえられたことを検出すると共に、その押圧位置を逐
次検出し、押圧位置の単位時間当りの移動量及び移動方
向を表す変位データとしての移動カウント数を算出して
コンピュータへ出力する。
【0046】そこで以下、制御回路17のマイクロコン
ピュータ19が実行する各処理について説明する。ま
ず、図5は、出力処理を表すフローチャートである。こ
の出力処理は、当該入力装置1がケーブル5を介してコ
ンピュータに接続されている間、常時実行されており、
まず、ステップ(以下、単にSと記す)110にて、内
部メモり(RAM)の初期化を行う。
【0047】そして、続くS120にて、後述する押圧
位置検出処理及び移動カウント数算出処理の実行により
生成された移動カウント数を表すデジタル信号を、イン
タフェース回路47に出力する。また、このS120で
は、後述するクリック・ドラック判定処理の実行により
確定キーLSWのON状態が検出されると、コンピュー
タへカーソル位置の確定を指示するための確定信号をイ
ンタフェース回路47に出力し、クリック・ドラック判
定処理の実行により取消キーRSWのON状態が検出さ
れると、コンピュータへ入力の取り消しを指示するため
の取消信号をインタフェース回路47に出力する。
【0048】すると、上記各信号は、コンピュータのマ
ウスインタフェースに適合した信号形式で、インタフェ
ース回路47及びケーブル5を介してコンピュータに入
力されることとなり、出力処理では、このS120の処
理を繰り返して実行する。尚、本実施例では、S120
が出力手段としての処理に対応している。
【0049】次に、感圧パッドPAD(可撓性シート
7)の押圧の有無及びその押圧位置を逐次検出する押圧
位置検出処理について、図6を用いて説明する。尚、こ
の押圧位置検出処理は、後述するように、基本の実行周
期となるt時間毎に断続して実行され、5×t時間毎に
一通りの処理が終了するようになっている。
【0050】押圧位置検出処理の実行が開始されると、
まず、S210にて、感圧パッドPADが押されている
か否かを判定する。ここで、この判定方法について説明
する。まず、マイクロコンピュータ19は、予め出力バ
ッファ回路23,25,27にLow レベルの信号S1,
S2,S3を出力して、抵抗層11の全ての配線LL,
LR,UL,UR、即ち抵抗層11の四隅位置P1,P
2,P3,P4に、0Vの電圧を印加している。尚、既
述したように配線LLには常に0Vが印加されている。
そして、この時には、出力バッファ回路27への出力信
号S3がLow レベルであるため、トランジスタ31がO
Nして、導電層9に接続されている配線CLに抵抗器2
9を介して5Vの電圧が印加される。
【0051】従って、感圧パッドPADが押されていな
い場合、即ち導電層9と抵抗層11とが接触していない
場合には、配線CLの電圧は5Vとなり、入力バッファ
回路37の出力信号VZも5Vとなるため、波形整形回
路41からのオン・オフ信号O/FはHighレベルにな
る。一方、感圧パッドPADが押されて、導電層9と抵
抗層11とが接触している場合には、配線CLの電圧
が、5Vを抵抗器29の抵抗値と抵抗層11の抵抗値と
で分圧した値となり、しかも、既述したように抵抗器2
9の抵抗値は抵抗層11全体の抵抗値よりも大きな値に
設定されているため、入力バッファ回路37の出力信号
VZは波形整形回路41(デジタルバッファ61)の入
力しきい値よりも小さくなって、波形整形回路41から
のオン・オフ信号O/FがLow レベルになる。
【0052】そこで、S210では、出力バッファ回路
23,25,27にLow レベルの信号S1,S2,S3
を出力している時に、波形整形回路41からのオン・オ
フ信号O/FがLow レベルであるか否かを判定すること
によって、感圧パッドPADが押されているか否かを判
定し、オン・オフ信号O/FがLow レベルであれば、感
圧パッドが押されていると判定してS220に進む。
【0053】S220では、出力バッファ回路25にLo
w レベルの信号S2を出力すると共に、出力バッファ回
路23,27にHighレベルの信号S1,S3を出力し
て、抵抗層11の配線LL,ULに0Vの電圧を印加す
ると共に、配線LR,URに5Vの電圧を印加する。す
ると、抵抗層11の左下位置P1と左上位置P3とが0
Vとなり、右下位置P2と右上位置P4とが5Vとなる
ため、抵抗層11には、図2(C)において、右から左
への横方向(X軸方向)に相対的に5Vの電圧が印加さ
れることとなる。尚、この場合には、出力バッファ回路
27への出力信号S3がHighレベルであるため、トラン
ジスタ31はOFFする。
【0054】そして、続くS230にて、当該処理の実
行周期、即ちt時間だけ待ち、各部の電圧を安定させ
る。つまり、当該押圧位置検出処理を一旦終了し、次の
実行周期にて続くS240の処理から開始する。そし
て、S240では、A/D変換器39に、入力バッファ
回路37の出力信号VZと出力バッファ回路21,2
3,25,27の各出力信号VLL,VLR,VUL,
VURとを、夫々、デジタル信号に変換させて、その各
デジタル値(A/D値)を読み込む。そして、読み込ん
だ各デジタル値から各配線CL,LL,LR,UL,U
Rの電圧値を検出し、押圧位置の抵抗層11にて左下位
置P1を原点としたX軸方向の座標(以下、X座標とい
う)を演算する。
【0055】つまり、図7(A)に示すように、感圧パ
ッドPADが押されている状態で、抵抗層11の位置P
2,P4から位置P1,P3へ5Vの電圧が印加される
と、導電層9及び配線CLには、押圧位置のX座標に応
じた電圧VZ(X)が発生する。例えば、抵抗層11の
中央が押されている場合には、配線CLには2.5Vの
電圧が発生し、抵抗層11の左側縁付近が押されている
場合には、配線CLには0Vに近い電圧が発生する。
【0056】そこで、このS240では、図2(C)に
示すように、抵抗層11における四隅位置P1,P2,
P3,P4の2次元座標を、夫々、「0,0」,「25
6,0」,「0,256」,「256,256」とした
場合の押圧位置のX座標を、配線CLの電圧値(入力バ
ッファ回路37の出力信号VZ)に基づいて演算するよ
うにしている。
【0057】尚、本実施例において、配線LL,LR,
UL,URの電圧値をも検出するようにしているのは、
押圧位置の座標をより正確に演算するためである。つま
り、出力バッファ回路21,23,25,27の出力特
性にバラツキがあると、抵抗層11の四隅位置P1〜P
4に実際に印加される電圧値が、設計上の値から若干ず
れることがあるため、本実施例では、抵抗層11の四隅
位置P1〜P4に実際に印加されている電圧値を検出
し、その値に応じて配線CLの電圧値を補正することに
より、より正確な座標が演算できるようにしている。
【0058】このように押圧位置のX座標を演算した
後、S250に進み、今度は、出力バッファ回路23に
Low レベルの信号S1を出力すると共に、出力バッファ
回路25,27にHighレベルの信号S2,S3を出力し
て、抵抗層11の配線LL,LRに0Vの電圧を印加す
ると共に、配線UL,URに5Vの電圧を印加する。す
ると、抵抗層11の左下位置P1と右下位置P2とが0
Vとなり、左上位置P3と右上位置P4とが5Vとなる
ため、抵抗層11には、図2(C)において、上から下
への縦方向(Y軸方向)に相対的に5Vの電圧が印加さ
れることとなる。尚、この場合にも、出力バッファ回路
27への出力信号S3はHighレベルであるため、トラン
ジスタ31はOFFする。
【0059】そして、続くS260にて、S230の場
合と全く同様に、当該処理の実行周期、即ちt時間だけ
待って各部の電圧を安定させ、t時間経過後にS270
の実行を開始する。そして、S270では、S240と
同様に、A/D変換器39からデジタル信号(A/D
値)を読み込んで、各配線CL,LL,LR,UL,U
Rの電圧値を検出し、押圧位置の抵抗層11にて左下位
置P1を原点としたY軸方向の座標(以下、Y座標とい
う)を演算する。
【0060】つまり、図7(B)に示すように、感圧パ
ッドPADが押されている状態で、抵抗層11の位置P
3,P4から位置P1,P2へ5Vの電圧が印加される
と、導電層9及び配線CLには、押圧位置のY座標に応
じた電圧VZ(Y)が発生する。例えば、抵抗層11の
中央が押されている場合には、配線CLには2.5Vの
電圧が発生し、抵抗層11の上側縁付近が押されている
場合には、配線CLには5Vに近い電圧が発生する。そ
こで、このS270では、図2(C)に示した座標系で
の押圧位置のY座標を、配線CLの電圧値に基づいて演
算するようにしている。
【0061】そして、このように押圧位置のY座標を演
算した後、続くS280にて、出力バッファ回路23,
25,27にLow レベルの信号S1,S2,S3を出力
して、抵抗層11の全ての配線LL,LR,UL,U
R、即ち抵抗層11の四隅位置P1,P2,P3,P4
に、0Vの電圧を印加する。
【0062】そして続くS290にて、S230の場合
と全く同様に、当該処理の実行周期、即ちt時間だけ待
って各部の電圧を安定させ、t時間経過後にS300の
実行を開始する。S300では、S210の場合と全く
同様に、感圧パッドPADが押されているか否かを判定
し、押されていると判定した場合には、続くS310に
進む。
【0063】そして、S310では、S240と270
とで今回演算した押圧位置のX,Y座標を有効としてR
AMに格納すると共に、そのX,Y座標と、S240,
S270で演算した過去n回(例えば3回)分のX,Y
座標とを合わせて平均化することにより、現在の押圧位
置を表す真のX,Y座標を算出し、続くS320にて、
S310で算出した押圧位置のX,Y座標を記憶手段と
してのRAMに格納する。
【0064】そして、続くS330にて、実行周期の2
倍の時間、即ち2×t時間だけ処理の実行を中止し、そ
の後、S210の処理から実行を開始する。一方、S2
10にて、感圧パッドPADが押されていないと判定し
た場合には、S340に移行して、実行周期の3倍の時
間、即ち3×t時間だけ処理の実行を中断する。そし
て、3×t時間だけ経過した後、或いは、S300にて
感圧パッドPADが押されていないと判定した場合に
は、S350に移行し、S310とS320の実行によ
りRAMに格納された座標を全て消去して無効にした
後、S330に移行する。
【0065】つまり、押圧位置検出処理では、感圧パッ
ドPADが押されているか否かを常時判定して(S21
0,S300)、感圧パッドPADが継続して押されて
いる間、抵抗層11の面における横方向と縦方向とに、
交互に5Vの電圧を印加し(S220,S250)、横
方向に電圧を印加しているときに検出した導電層9の電
圧値から押圧位置のX座標を演算すると共に(S24
0)、縦方向に電圧を印加しているときに検出した導電
層9の電圧値から押圧位置のY座標を演算するようにし
ている(S270)。そして、今回演算したX,Y座標
と直前の過去n回で演算したX,Y座標とからなる合計
(n+1)回分の演算結果を平均して(S310)、そ
の平均値を、現在の押圧位置を表す真の座標としてRA
Mに格納し(S320)、また、感圧パッドPADが押
されていないと判定した場合には、RAMに格納した座
標を全て消去して(S350)、感圧パッドPADが再
び押されると、座標の演算及び格納を最初から行うよう
にしている。
【0066】尚、S310にて過去数回分の座標を平均
して現在の押圧位置の座標を算出するようにしているの
は、誤差を吸収すると同時に分解能を向上させるためで
ある(256→1024)。そして、本実施例では、S
210,S300が接触検出手段としての処理に対応
し、S220,S250が電圧印加手段としての処理に
対応し、S240,S270,S310が位置演算手段
としての処理に対応し、S350が初期化手段としての
処理に対応している。
【0067】また、本実施例では、S240とS270
とで、夫々X座標とY座標を演算し、S310で過去数
回分の座標を平均化するようにしたが、S240とS2
70では、導電層9に発生した電圧の検出及びRAMへ
の格納だけを行い、S310にて、過去数回分の電圧値
を平均した後、現在の押圧位置を表すX,Y座標を算出
するようにしてもよい。
【0068】次に、押圧位置検出処理のS320でRA
Mに格納されたX,Y座標を用いて、押圧位置の単位時
間当りの移動量及び移動方向を表す移動カウント数を算
出する、データ生成手段としての移動カウント数算出処
理について、図8を用いて説明する。尚、この移動カウ
ント数算出処理は、25×t時間毎に、押圧位置検出処
理と並行して繰り返し実行されている。
【0069】図8に示すように、移動カウント数算出処
理の実行が開始されると、まず、S410にて、押圧位
置検出処理のS320でRAMに格納された最新のX,
Y座標を今回の座標として、その座標が有るか否かを判
定する。つまり、当該処理の実行が開始される前に感圧
パッドPADが継続して押されており、押圧位置検出処
理のS220〜S320の処理が少なくとも連続して
(n+1)回以上実行されて、RAMに現在の押圧位置
を表すX,Y座標が格納されているか否かを判定する。
【0070】そして、今回の座標が無いと判定した場
合、即ち感圧パッドPADが押されていないか或いは押
された直後である場合には、続くS420にて、押圧位
置の移動の有無を判定するための基準座標となる差分基
準値を無効とし、更に続くS430にて、前回の座標
(当該処理を前回実行した際に今回の座標として用いた
X,Y座標)と今回の座標との相対座標を表す差分値
「△X,△Y」を「0,0」にする。
【0071】一方、S410で今回の座標が有ると判定
した場合には、その座標を読み出した後、S440に移
行して、差分基準値が有効であるか否かを判定する。そ
して、差分基準値が有効でないと判定した場合には、続
くS450にて、今回の座標(座標今回値)を差分基準
値として設定した後、S430に移行する。つまり、S
410で初めて今回の座標が有ると判定された場合に
は、S440で常に否定判定され、最初に有ると判定さ
れた今回の座標が最初の差分基準値として設定される。
【0072】次に、S440にて差分基準値が有効であ
ると判定した場合、即ちS410で2回以上連続して今
回の座標が有ると判定された場合には、S460に移行
して、今回の座標と差分基準値との距離が所定値L以上
であるか否かを判定し、所定値L以上でないと判定した
場合には、押圧位置が移動していないと判断してS43
0に移行する。
【0073】これに対して、S460にて、今回の座標
と差分基準値との距離が所定値L以上であると判定した
場合には、S470に進んで、今回の座標から前回の座
標を引いた相対座標を差分値「△X,△Y」として設定
する。よって、差分値は、前回の座標から今回の座標に
向けてのベクトルを表すものとなる。
【0074】そして、続くS480にて、現在の差分基
準値にS470で算出した差分値を加算した座標を新た
な差分基準値として設定し、このS480の処理が終了
するか、或いはS430の処理が終了すると、S490
に移行して、今回の座標を前回の座標として設定し、そ
の後S500に進む。
【0075】S500では、S430或いはS470で
設定した差分値の2次元成分△X,△Yを、夫々、下記
の数式1に基づいて、抵抗層11上での長さ(本実施例
ではインチ)LX,LYに変換する。
【0076】
【数1】 X軸方向の長さLX=△X・(抵抗層の横方向の長さ/256) Y軸方向の長さLY=△Y・(抵抗層の縦方向の長さ/256) ……数式1 そして、続くS510にて、S500で算出した長さL
X,LYを、夫々、下記の数式2に基づいて、当該処理
を前回実行してから今回実行するまでの間に押圧位置が
移動した長さ(移動量)を表す移動カウント数CX,C
Yに変換し、当該処理を一旦終了する。
【0077】
【数2】 X軸方向の移動カウント数CX=LX・1インチ当りのカウント数 Y軸方向の移動カウント数CY=LY・1インチ当りのカウント数 …数式2 尚、本実施例において1インチ当りのカウント数は20
0に設定されている。
【0078】つまり、移動カウント数算出処理では、押
圧位置検出処理のS320でRAMに順次格納される押
圧位置の座標のうち、最新の座標を25×t時間毎に読
み出して(S410)、今回読み出した座標と前回読み
出した座標との相対座標を表す差分値「△X,△Y」を
求め(S470)、その差分値「△X,△Y」に基づい
て、25×t時間当りの押圧位置の移動量及び移動方向
を表す移動カウント数CX,CYを算出するようにして
いる(S500,S510)。そして、このように算出
された移動カウント数CX,CYは、既述した出力処理
のS120により、順次、インタフェース回路47及び
ケーブル5を介してコンピュータへ出力される。
【0079】よって、本実施例の入力装置1によれば、
使用者が、ペンや指先等の部材Hを可撓性シート7の上
面に押し当てながら動かすと、既述した押圧位置検出処
理によって、その押圧位置の座標が順次演算されてRA
Mに格納され、移動カウント数算出処理によって、押圧
位置の25×t時間当りの移動量及び移動方向を表す移
動カウント数CX,CYが算出されて、それらがコンピ
ュータへ出力される。
【0080】すると、コンピュータ側では、移動カウン
ト数CX,CYの表す移動量及び移動方向に応じて表示
装置上のカーソルを移動させることとなるため、当該入
力装置1の使用者は、感圧パッドPADの可撓性シート
7上における上記部材Hの動きに応じて、表示装置上の
カーソルを任意に移動させることができる。
【0081】そして、使用者が、ペンや指先等の部材H
を可撓性シート7から離すと、押圧位置検出処理によっ
て導電層9と抵抗層11との接触が無くなったと検出さ
れ、RAMに記憶された座標が消去されるため、使用者
が、再度、ペンや指先等の部材Hを可撓性シート7の上
面に押し当てて動かせば、移動カウント数算出処理によ
って、その位置を新たな起点とした移動カウント数C
X,CYが算出されてコンピュータへ出力される。
【0082】従って、使用者は、ペンや指先等の部材H
を可撓性シート7の隅まで動かした後に、一旦可撓性シ
ート7から上記部材Hを離し、再び可撓性シート7上の
異なる位置から同じ方向に部材Hを動かすことにより、
カーソルを同方向に移動させることができる。つまり、
感圧パッドPAD(可撓性シート7)の面積が、表示装
置におけるカーソルの移動領域に対して小さくても、可
撓性シート7上でペンや指先等の部材Hを断続的に繰り
返して動かすことにより、カーソルを所望の方向に継続
して移動させることができるのである。
【0083】一方、移動カウント数算出処理では、最初
に読み出した座標を最初の差分基準値として設定し(S
440:NO,S450)、次以降に読み出した座標と
この差分基準値との距離が所定値L以上となるまでは、
差分値「△X,△Y」を「0,0」のままにするように
している(S460:NO,S430)。そして、読み
出した座標と差分基準値との距離が所定値L以上になる
と差分値「△X,△Y」を算出するようにしており(S
460:YES,S470)、その後は、差分基準値
を、前回の値に今回の差分値「△X,△Y」を加算して
更新するようにしている(S480)。
【0084】従って、感圧パッドPADが最初に押さえ
られて、その押圧位置が最初の位置から所定値L以上動
かない場合には、移動カウント数CX,CYは「0,
0」のままとなり、押圧位置が最初の位置から所定値L
以上動いて初めて、移動カウント数CX,CYの算出が
開始されるようになるため、使用者の手ぶれ等によって
カーソルを意図しない方向に移動させてしまうことを防
止することができる。
【0085】次に、確定キーLSWと取消キーRSWと
のON/OFF状態、及び感圧パッドPADの押圧状態
を検出して、既述した出力処理のS120でコンピュー
タへ確定信号及び取消信号を出力させる、クリック・ド
ラック判定処理について説明する。尚、クリック・ドラ
ック判定処理は、5×t時間毎に、押圧位置検出処理及
び移動カウント数算出処理と並行して繰り返し実行され
ている。
【0086】まず、図9は、クリック・ドラック判定処
理を表すフローチャートである。クリック・ドラック判
定処理の実行が開始されると、まず、S610にて、確
定キーLSW及び取消キーRSWのON/OFF状態を
夫々検出する、SW読み込み処理を実行する。そして、
この処理により確定キーがONされていると検出されて
いる間は、出力処理のS120にてコンピュータへ確定
信号が出力され、取消キーRSWがONされていると検
出されている間は、出力処理のS120にてコンピュー
タへ取消信号が出力される。
【0087】次に、続くS620にて、第1フラグF1
に、感圧パッドPADが所定のTk時間(本実施例では
200ms)以内だけ押された(ONされた)旨を示す
「1」がセットされているか否かを判定し、「1」がセ
ットされていないと判定した場合には、続くS630に
て、感圧パッドPADが今回押されたか否か、即ち感圧
パッドPADがOFFからONに変化したか否かを判定
する。そして、感圧パッドPADが押されたと判定した
場合には、続くS640にて、感圧パッドPADが押さ
れている時間(以下、ON時間ともいう)の計測を開始
して、当該処理を一旦終了する。
【0088】一方、S630で感圧パッドPADがOF
FからONに変化していないと判定した場合には、S6
50に移行して、感圧パッドPADが今回放されたか否
か、即ち感圧パッドPADがONからOFFに変化した
か否かを判定する。そして、ONからOFFに変化して
いないと判定した場合には、そのまま当該処理を一旦終
了するが、ONからOFFに変化したと判定した場合に
は、続くS660にて、S640で計測の開始されたO
N時間がTk時間以内であるか否かを判定する。
【0089】そして、ON時間がTk時間以内ではない
場合には、そのまま当該処理を一旦終了するが、ON時
間がTk時間以内である場合には、続くS670にて、
第1フラグF1に「1」をセットすると共に、確定キー
LSWがON状態である旨を出力処理に疑似的に指示す
る。すると、確定キーLSWが実際にはOFF状態であ
っても、出力処理のS120にて、コンピュータへ確定
信号が出力される。そして、続くS680にて、感圧パ
ッドPADが放されている時間(以下、OFF時間とも
いう)の計測を開始した後、当該処理を一旦終了する。
【0090】尚、当該処理において感圧パッドPADが
押されたか否か(OFF→ON)の判定、及び感圧パッ
ドPADが放されたか否か(ON→OFF)の判定は、
押圧位置検出処理におけるS210及びS300の判定
結果を参照することにより行われる。また、ON時間及
びOFF時間の計測開始は、例えばマイクロコンピュー
タ19の内部で定期的にカウントアップされるカウンタ
のカウント動作をスタートさせる等して実行される。
【0091】次に、S620にて、第1フラグF1に
「1」がセットされていると判定した場合には、S69
0に移行する。そして、S690では、第2フラグF2
に、感圧パッドPADがTk時間以内だけ押されて所定
のTkd時間(本実施例では400ms)が経過するま
でに再び押された旨を示す「1」がセットされているか
否かを判定し、「1」がセットされていないと判定した
場合には、続くS700にて、S680でOFF時間の
計測が開始されてからTkd時間以内に感圧パッドPA
Dが再び押されたか否かを判定する。
【0092】そして、感圧パッドPADがTkd時間以
内に押されていないと判定した場合には、続くS710
にて、S680の計測開始からTkd時間が経過したか
否かを判定し、Tkd時間が経過していなければ、その
まま当該処理を一旦終了するが、Tkd時間が経過した
と判定した場合には、続くS720にて、第1フラグF
1に「0」をセットすると共に、確定キーLSWがON
状態である旨を表す出力処理への疑似的な指示を停止し
て、当該処理を一旦終了する。すると、コンピュータへ
の確定信号の出力は停止する。
【0093】一方、S700にて、S680でOFF時
間の計測が開始されてからTkd時間以内に感圧パッド
PADが再び押されたと判定した場合には、S730に
移行して、第2フラグF2に「1」をセットし、続くS
740にて、ON時間の計測を開始した後、当該処理を
一旦終了する。
【0094】そして、このようにS730で第2フラグ
F2に「1」がセットされ、上記S690にて、第2フ
ラグF2に「1」がセットされていると判定した場合に
は、S750に移行する。S750では、第3フラグF
3に、感圧パッドPADがTk時間以内だけ押されて所
定のTkd時間が経過するまでに再びTk時間以内だけ
押された旨を示す「1」がセットされているか否かを判
定し、「1」がセットされていないと判定した場合に
は、続くS760にて、S740でON時間の計測が開
始されてからTk時間以内に感圧パッドPADが放され
たか否かを判定する。
【0095】そして、感圧パッドPADがTk時間以内
に放されていないと判定した場合には、続くS770に
て、感圧パッドPADが押し続けられているか否かを判
定し、押し続けられていると判定した場合には、そのま
ま当該処理を一旦終了する。また、S770にて、感圧
パッドPADが押されていないと判定した場合、即ちS
740でON時間の計測が開始されてからTk時間を経
過した後に感圧パッドPADが放された場合には、第1
フラグF1及び第2フラグF2に夫々「0」をセットす
ると共に、確定キーLSWがON状態である旨を表す出
力処理への疑似的な指示を停止して、当該処理を一旦終
了する。すると、コンピュータへの確定信号の出力は停
止する。
【0096】一方、S760にて、S740でON時間
の計測が開始されてからTk時間以内に感圧パッドPA
Dが放されたと判定した場合には、S790に移行し
て、第3フラグF3に「1」をセットすると共に、確定
キーLSWがON状態である旨を表す出力処理への疑似
的な指示を停止して、当該処理を一旦終了する。
【0097】そして、このようにS790で第3フラグ
F3に「1」がセットされ、上記S750にて、第3フ
ラグF3に「1」がセットされていると判定した場合に
は、S800に移行して、ダブルクリック処理を実行す
る。尚、このダブルクリック処理は、S790で出力処
理への疑似的な指示を停止してから、所定のTf時間
(本実施例では50ms)が経過したか否かを判定し、
Tf時間が経過すると、再び所定のTo時間(本実施例
では50ms)だけ、出力処理に確定キーLSWがON
状態である旨を表す疑似的な指示を行う、といった手順
で実行される。
【0098】そして、続くS810にて、上記ダブルク
リック処理が終了したか否かを判定し、終了していない
と判定した場合には、そのまま当該処理を一旦終了する
が、ダブルクリック処理の実行が終了したと判定した場
合には、続くS820にて、第1フラグF1,第2フラ
グF2,第3フラグF3の全てに「0」をセットした
後、当該処理を一旦終了する。
【0099】つまり、このクリック・ドラック判定処理
では、S610のSW読み込み処理によって、本体3に
設けられた確定キーLSWと取消キーRSWとのON/
OFF状態を検出し、その検出結果に応じた出力処理
(図5)により確定信号と取消信号とをコンピュータへ
出力させるようにしており、更に、S620以降の処理
により、確定キーLSWを押さなくても、感圧パッドP
ADの押圧操作に応じて確定信号を出力できるようにし
ている。
【0100】即ち、まず、図10(A)に示すように、
S620〜S660の処理により感圧パッドPADがT
k時間以内だけ押されたと判定すると、第1フラグF1
に「1」をセットすると共に、出力処理に対して確定キ
ーLSWがON状態である旨を表す疑似的な指示を行い
(S670)、その後、Tkd時間が経過するまでに感
圧パッドPADが再び押されなかった場合には(S68
0,S690〜S710:YES)、確定キーLSWが
ON状態である旨を表す出力処理への疑似的な指示を停
止するようにしている(S720)。
【0101】従って、図10(A)に示すように、感圧
パッドPADをTk時間以内だけ押した場合には、確定
キーLSWがTkd時間だけ疑似的にONしたと見なさ
れて、コンピュータへはTkd時間だけ確定信号が出力
されることとなるため、感圧パッドPADをTk時間以
内だけ押すといった簡単な操作によって、カーソル位置
の確定操作(所謂クリック)を行うことができる。
【0102】一方、上記のように感圧パッドPADがT
k時間以内だけ押されて確定信号の出力が開始され、図
10(B)に示すように、その後、Tkd時間が経過す
るまでに、即ち確定信号の出力が終了されるまでに、感
圧パッドPADが再び押された場合には(S700:Y
ES)、第2フラグF2に「1」をセットすると共に
(S730)、感圧パッドPADの2回目のON時間を
計測し(S740)、そのON時間がTk時間よりも大
きくなると、感圧パッドPADが放されたと判定される
まで、確定キーLSWがON状態である旨を表す出力処
理への疑似的な指示を継続するようにしている(S76
0〜S780)。
【0103】従って、図10(B)に示すように、感圧
パッドPADをTk時間以内だけ押した後、Tkd時間
以内に、再び感圧パッドPADをTk時間以上押し続け
ると、その間は、コンピュータへ確定信号が継続して出
力されることとなる。そして、この状態で感圧パッドP
ADの押圧位置を任意に動かすと、コンピュータへは、
上述したように押圧位置の移動量及び移動方向を表す移
動カウント数が逐次出力されることとなるため、通常の
マウスにおいて確定キーを押しながらマウスを移動させ
る操作(所謂ドラック)と同様の操作を簡単に行うこと
ができるようになる。
【0104】また更に、上記のように感圧パッドPAD
がTk時間以内だけ押されて確定信号の出力が開始さ
れ、図10(C)に示すように、その後、Tkd時間が
経過するまでに感圧パッドPADが再び押されて(S7
00:YES)、2回目のON時間がTk時間以内であ
った場合には(S760:YES)、感圧パッドPAD
が放されたと同時に、第3フラグF3に「1」をセット
すると共に、確定キーLSWがON状態である旨を表す
出力処理への疑似的な指示を停止し(S790)、その
後、所定のTf時間が経過した後、再び所定のTo時間
だけ、出力処理に確定キーLSWがON状態である旨を
表す疑似的な指示を行うようにしている(S800)。
【0105】従って、図10(C)に示すように、感圧
パッドPADをTk時間以内だけ押した後、Tkd時間
以内に、再び感圧パッドPADをTk時間以内だけ押す
と、確定信号がコンピュータへ断続的に2回出力される
こととなる。よって、通常のマウスにおいて、確定スイ
ッチを断続的に2回押す操作(所謂ダブルクリック)と
同様の操作を簡単に行うことができるようになる。
【0106】尚、本実施例においては、クリック・ドラ
ック判定処理のS640,S740が接触時間計測手段
としての処理に対応しており、S610を除くその他の
処理が確定信号出力手段としての処理に対応している。
以上説明したように、本実施例の入力装置1によれば、
ペンや指先等の部材Hを感圧パッドPADの可撓性シー
ト7に押し当てながら動かすことにより、コンピュータ
の表示装置上に表示されたカーソルを任意に移動させる
ことができる。そして、上述したように、感圧パッドP
AD(可撓性シート7)の面積が表示装置におけるカー
ソルの移動領域に対して小さくても、可撓性シート7上
でペンや指先等の部材Hを断続的に繰り返して動かすこ
とにより、カーソルを所望の方向に継続して移動させる
ことができる。
【0107】従って、本実施例の入力装置1によれば、
装置自身を小型化することができ、スペースの狭い机の
上でも使用することができる。また、従来のマウスのよ
うにボールを回転可能に支持する回転機構部を必要とし
ないため、軽量で且つ衝撃に対しても破損する心配がな
く、気軽に持ち運ぶことができる。
【0108】しかも、本実施例の入力装置1によれば、
確定キーLSWを押さなくても、感圧パッドPADをT
k時間以内だけ押せば、カーソル位置の確定操作(所謂
クリック)を行うことができ、また、感圧パッドPAD
をTk時間以内だけ押した後、Tkd時間以内に、再び
感圧パッドPADをTk時間以上押し続ければ、所謂ド
ラックの操作を行うことができる。そして更に、感圧パ
ッドPADをTk時間以内だけ押した後、Tkd時間以
内に、再び感圧パッドPADをTk時間以内だけ押せ
ば、所謂ダブルクリックの操作を行うことができる。
【0109】従って、本実施例の入力装置1によれば、
ペンや指先等の部材Hで感圧パッドPADを押さえなが
らカーソルを移動させる操作と、クリック,ドラック及
びダブルクリックの操作とを、簡単に行うことができる
ようになる。尚、本実施例では、抵抗層11を、本体3
に設けた正方形の領域Rと同じ寸法の正方形(60mm
×60mm)に形成したが、例えば横50mm,縦40
mmといった長方形に形成してもよい。
【0110】次に、請求項5及び請求項6に記載の本発
明が適用された実施例のキーボードについて、図11を
用いて説明する。尚、図11は、本実施例のキーボード
71を鍵盤面から見た場合の平面図である。図11に示
すように、本実施例のキーボード71は、IBM社製の
パーソナルコンピュータ(IBM−PC/AT)及びそ
の互換機に接続される101型と呼ばれるキーボードに
対して、本発明を適用したものである。
【0111】ここで、101型キーボードにおけるキー
の配置状態について簡単に説明すると、まず、その鍵盤
面において左隅からほぼ中央部にかけての領域には、ア
ルファベットを入力するためのアルファベットキー
「A」〜「Z」や、シフトキー「Shift」及びスペ
ースキー「Space」等が配設された主キーエリア7
3が設けられており、鍵盤面の右隅の領域には、数値を
入力するための数値キー「0」〜「9」や四則演算キー
「+」,「−」,「*」,「/」等が配設されたテンキ
ーエリア75が設けられている。
【0112】そして、テンキーエリア75の上部には、
切換キーとしてのナンバロックキーNLが設けられてお
り、このナンバロックキーNLを押すと、テンキーエリ
ア75の数値キー「0」〜「9」のうち、4つの数値キ
ー「8」,「2」,「4」,「6」が、カーソルを上下
及び左右に移動させるためのカーソルキーとして使用す
ることができるようになっている。つまり、数値キー
「8」,「2」,「4」,「6」は、対応する数値を入
力するための機能と、カーソルキーとしての機能と、を
備えた兼用キーとして使用される。尚、ナンバロックキ
ーNLは、一回押す度に、押鍵状態の保持と押鍵状態の
解除とが行われる自己保持タイプのキーである。
【0113】このような101型キーボードにおいて、
主キーエリア73とテンキーエリア75との間の領域に
は、本来ならば、図11において点線で示すように、カ
ーソルを上下及び左右に移動させるための4つの専用カ
ーソルキー77が設けられる。これに対して、本実施例
のキーボード71においては、専用カーソルキー77に
代えて、感圧パッドPADが設けられている。
【0114】即ち、本実施例のキーボード71は、通常
の101型キーボードに、既述した入力装置1(図1)
の本体3を除く部分を内蔵させたものであり、図3及び
図4に示した制御回路17が当該キーボード71の内部
に設けられると共に、感圧パッドPADが、主キーエリ
ア73とテンキーエリア75との間の領域(本来、専用
カーソルキー77が設けられる領域)に、その可撓性シ
ート7の上面が露出するように設けられている。
【0115】また、主キーエリア73と感圧パッドPA
Dとの間の領域において、感圧パッドPADの左下部と
左上部には、夫々、既述した確定キーLSWと取消キー
RSWとが設けられている。そして、キーボード71の
底部からは、制御回路17から伸びたケーブル5(図3
及び図4参照)と、キーボード71の押鍵操作に応じた
情報(押されたキーに応じたコード)を出力するための
既存のケーブル79とが伸びており、本キーボード71
は、ケーブル5の先端に設けられたコネクタ(図示せ
ず)をコンピュータ側のマウス用端子に接続すると共
に、ケーブル79の先端に設けられたコネクタ(図示せ
ず)をコンピュータ側のキーボード用端子に接続するこ
とにより、コンピュータに接続される。
【0116】このように構成されたキーボード71によ
れば、上述した入力装置1と全く同様に、ペンや指先等
の部材Hを感圧パッドPADの可撓性シート7に押し当
てながら動かせば、コンピュータの表示装置上に表示さ
れたカーソルを任意に移動させることができ、また、鍵
盤面に設けられた何れかのキーを押せば、そのキーに対
応したアルファベットや数値等の情報をコンピュータへ
入力することができる。
【0117】従って、本実施例のキーボード71によれ
ば、当該キーボード71を載置するスペースさえあれ
ば、カーソルの任意方向への移動と、アルファベットや
数値等の入力との両方を行うことができ、コンピュータ
の入力システムを、より狭いスペースで構築することが
できる。そして、カーソル移動用の入力装置を別個に用
意しなくてもよいため、その分、机上等のスペースを有
効に活用することができるようになる。
【0118】また、本実施例のキーボード71によって
も、感圧パッドPADをTk時間以内だけ押せば、所謂
クリック操作を行うことができ、感圧パッドPADをT
k時間以内だけ押した後、Tkd時間以内に、再び感圧
パッドPADをTk時間以上押し続ければ、所謂ドラッ
クの操作を行うことができる。また更に、感圧パッドP
ADをTk時間以内だけ押した後、Tkd時間以内に、
再び感圧パッドPADをTk時間以内だけ押せば、所謂
ダブルクリックの操作を行うことができる。
【0119】しかも、本実施例のキーボード71におい
ては、感圧パッドPADを、専用カーソルキー77に代
えて、その専用カーソルキー77が配設されていた位置
に配設するようにしているため、キーボード全体の面積
を大きくすることなく上記効果を得ることができる。
【0120】そして更に、本実施例のキーボード71で
は、コンピュータが実行しているアプリケーションプロ
グラム等によって、どうしてもカーソルキーを使用して
カーソルの移動方向を入力しなければならない場合に
は、ナンバロックキーNLを押して、テンキーエリア7
5の数値キー「0」〜「9」のうち、4つの数値キー
「8」,「2」,「4」,「6」を、カーソルを上下及
び左右に移動させるためのカーソルキーとして使用する
ことができる。
【0121】従って、本実施例のキーボード71によれ
ば、感圧パッドPADによるカーソルの所望方向への移
動と、数値キーの操作によるカーソルの上下及び左右方
向への移動とを、両方共に実現することができ、様々な
アプリケーションプログラムに対応することができるよ
うになる。
【0122】尚、本実施例のキーボード71では、カー
ソル位置の確定及び取消をコンピュータへ夫々指示する
ための確定キーLSWと取消キーRSWとを、鍵盤面に
追加して設けるようにしたが、両キーLSW,RSWの
機能は、鍵盤面に設けられた既存のキーで代用させるよ
うにしてもよい。例えば、特定の2つのキーを同時に押
せば、カーソル位置の確定或いは取消が可能となるよう
にすればよく、このように構成すれば、キーボード71
をより小型化することができるようになる。
【0123】また、上記実施例のキーボード71では、
感圧パッドPADの押圧状態を検出して移動カウント数
(変位データ)を算出する制御回路17を、そのまま追
加して設けるようにしたが、制御回路17を構成するマ
イクロコンピュータ19(図4)は、キーボード内の既
存のマイクロコンピュータと兼用するようにしてもよ
い。そして更に、この場合には、図11におけるケーブ
ル5とケーブル79とを共通化して、換言するならば、
ケーブル5に対応するインタフェース回路47(図4)
とケーブル79に対応する既存のインタフェース回路と
を共通化して、当該キーボード71とコンピュータとを
1本のケーブルによって接続するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の入力装置の概略的な外観を表す外観
図である。
【図2】 入力装置に用いた感圧パッドの構造を説明す
る説明図である。
【図3】 感圧パッドと制御回路との接続を説明する説
明図である。
【図4】 制御回路の構成を表すブロック図である。
【図5】 制御回路のマイクロコンピュータで実行され
る出力処理を表すフローチャートである。
【図6】 制御回路のマイクロコンピュータで実行され
る押圧位置検出処理を表すフローチャートである。
【図7】 押圧位置検出処理にて実行される押圧位置の
座標を検出するための処理を説明する説明図である。
【図8】 制御回路のマイクロコンピュータで実行され
る移動カウント数算出処理を表すフローチャートであ
る。
【図9】 制御回路のマイクロコンピュータで実行され
るクリック・ドラック判定処理を表すフローチャートで
ある。
【図10】 クリック・ドラック判定処理の作用を説明
する説明図である。
【図11】 他の実施例のキーボードを表す平面図であ
る。
【符号の説明】
1…入力装置 PAD…感圧パッド 5,79…ケ
ーブル 7…可撓性シート 9…導電層 11…抵抗層
13…基板 15…絶縁材 17…制御回路 19…マイクロコ
ンピュータ 21,23,25,27…出力バッファ回路 37…
入力バッファ回路 39…A/D変換器 41…波形整形回路 47…
インタフェース回路 CL,LL,LR,UL,UR…配線 LSW…確定
キー RSW…取消キー 71…キーボード NL…ナン
バロックキー 75…テンキーエリア 77…専用カーソルキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 義昭 愛知県名古屋市中区錦三丁目2番7号 株 式会社ハギワラシスコム内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータへカーソルの移動量及び移
    動方向を表す変位データを入力するための入力装置であ
    って、 平面状の導電層と抵抗層とを上下に所定間隔を空けて配
    置すると共に、前記導電層と抵抗層のうち少なくとも上
    層側に位置する層を可撓性シートの下面に形成し、前記
    可撓性シートの上面を押圧した際に前記導電層と前記抵
    抗層とが当該押圧位置で接触する感圧パッドと、 前記導電層と抵抗層との接触の有無を検出する接触検出
    手段と、 該接触検出手段により前記導電層と抵抗層との接触が検
    出されると、前記抵抗層の面における横方向と縦方向と
    に、交互に電圧を印加する電圧印加手段と、 該電圧印加手段による電圧の印加に同期して前記導電層
    の電圧を検出すると共に、前記横方向に電圧が印加され
    たときに検出した電圧値と前記縦方向に電圧が印加され
    たときに検出した電圧値とに基づき前記可撓性シート上
    の押圧位置を順次演算する位置演算手段と、 該位置演算手段の演算結果を記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶された複数の演算結果に基づき、前記
    押圧位置の所定の単位時間当りの移動量及び移動方向を
    表す変位データを生成するデータ生成手段と、 該データ生成手段により生成された変位データを前記コ
    ンピュータへ出力する出力手段と、 前記接触検出手段により前記導電層と抵抗層との接触が
    無くなったと検出されると、前記電圧印加手段の動作を
    停止させると共に、前記記憶手段の記憶内容を消去する
    初期化手段と、 を備えたことを特徴とするコンピュータの入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンピュータの入力装
    置において、 前記接触検出手段の検出結果に基づき前記導電層と抵抗
    層とが継続して接触している時間を計測する接触時間計
    測手段と、 該接触時間計測手段により計測された時間が所定時間以
    内であるか否かを判定し、当該時間が前記所定時間以内
    であった場合に、前記コンピュータへカーソル位置の確
    定を指示するための確定信号を出力する確定信号出力手
    段と、 を備えたことを特徴とするコンピュータの入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコンピュータの入力装
    置において、 前記確定信号出力手段が、 前記確定信号の出力を終了するまでに前記接触検出手段
    により前記導電層と抵抗層との接触が再度検出され、且
    つ前記接触時間計測手段により計測される時間が前記所
    定時間よりも大きくなると、前記接触検出手段により前
    記導電層と抵抗層との接触が無くなったと検出されまで
    前記確定信号を継続して出力すること、 を特徴とするコンピュータの入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のコンピュ
    ータの入力装置において、 前記確定信号出力手段が、 前記確定信号の出力を終了するまでに前記接触検出手段
    により前記導電層と抵抗層との接触が再度検出され、且
    つ前記接触時間計測手段により計測された時間が前記所
    定時間以内であった場合には、前記接触検出手段により
    前記導電層と抵抗層との接触が無くなったと検出される
    と同時に前記確定信号の出力を一旦停止し、予め定めら
    れた特定の時間が経過した後に前記確定信号を再度出力
    すること、 を特徴とするコンピュータの入力装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータへ押鍵操作に応じた情報を
    入力するためのキーボードであって、 請求項1ないし請求項4の何れかに記載のコンピュータ
    の入力装置を備え、 前記感圧パッドを当該キーボードの鍵盤面における所定
    位置に配設したこと、 を特徴とするキーボード。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のキーボードにおいて、 当該キーボードは、所定の切換キーの押鍵操作に応じ
    て、カーソルを移動させるためのカーソルキーとしての
    機能とカーソルの移動以外に関する所定情報を入力する
    ための機能とを切換可能な兼用キーを備えるものであ
    り、 前記感圧パッドを、カーソルを移動させるための専用カ
    ーソルキーに代えて、当該専用カーソルキーが配設され
    ていた位置に配設したこと、 を特徴とするキーボード。
JP2299495A 1994-08-25 1995-02-10 コンピュータの入力装置及びキーボード Pending JPH08115157A (ja)

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JP2299495A JPH08115157A (ja) 1994-08-25 1995-02-10 コンピュータの入力装置及びキーボード
US08/682,899 US5757363A (en) 1995-02-10 1996-06-28 Computer input device and keyboard

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JP20080494 1994-08-25
JP6-200804 1994-08-25
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US08/682,899 US5757363A (en) 1995-02-10 1996-06-28 Computer input device and keyboard

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Cited By (3)

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US6683628B1 (en) 1997-01-10 2004-01-27 Tokyo University Of Agriculture And Technology Human interactive type display system
JP2009266242A (ja) * 2009-06-15 2009-11-12 Nintendo Co Ltd オブジェクト移動制御プログラムおよび情報処理装置
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